ピンゴルフジャパンは3月、Gシリーズで積み重ねたテクノロジーの集合体と銘打った『SIGMA G(シグマG)』シリーズのパターを一挙16モデル投入する。同シリーズは、約0・76mmの極薄アルミニウムの削り出し「TR溝」に、約3・68mmの「ペバックス(エラストマー)」を複合で搭載した新しいコンセプトのモデル。
シューズのインソールなどにも使われている新素材の「ペバックス」は、インパクト時に発生するボールとの衝突を和らげる効果に加え、余分な振動を抑え、反発力も向上。その結果、ソフトな打感でも初速が落ちることなく転がり、心地よいフィーリングとしっかりしたインパクト音を実現。
一方、「TR溝」は周知の通り、中央部の溝を深く、周辺部を浅く、打点によって溝の深さを調整することで、ボール初速が約50%安定する同社独自のテクノロジー。その結果、転がる距離・方向性が大きく安定し、カップに近づくという。
「打ち損じてもしっかり転がる『ペバックス』の反発性能、安定した転がりを実現する『TR溝』の効果、その結論として、『1パットでいける』というコンセプトを打ち出します。お気づきかと思いますが、モデル名のGは、これまで『Gシリーズ』で培ってきた寛容性、フィーリング、パフォーマンスなど、テクノロジーの集大成という意味を込めてネーミングに採用しています。自信作です。ぜひ一度、お試しください」(同社プロダクト担当の安齋伸広マネージャー)
ラインアップは、プラチナム、ブラックニッケルという2種類の仕上げを用意し、計16モデルで展開。プラチナム仕上げは代表作『ANSER(アンサー)』をはじめ、『B60』、『KINLOCH(キンロック)』など、計9機種。一方、ブラックニッケル仕上げは、定番のミッドマレット『PIPER3(パイパー3)』をはじめ、『D66』、『KETSCH B(ケッチB)』、『ANSER』など、計7機種で展開する。
本体価格は2万5500円から3万1500円で、モデルにより異なるので、確認してほしい。昨年度のLGPAツアー年間平均パット数&バーディー数1位を獲得した契約選手の鈴木愛プロに、
「打感もやわらかいし、打たなくても転がってくれます。なんか、ボールが押されている感じがして、すごくフィーリングもいいです。私も使ってみたい」
といわしめた同モデルのパフォーマンス。パット巧者が薦める一本を、一度試してみてはいかが? 強気なキャッチコピーも店頭で話題になりそうだ。
問い合わせはピンゴルフジャパンへ、048‐437‐6500。
