ラムキンコーポレーション(以下、ラムキン)は12月16日より、朝日ゴルフ用品と日本国内における販売総代理店契約を締結した。
ラムキンは1925年にエルバー・ラムキン氏によって米国のシカゴで創設され、世界で初めて皮革製のゴルフグリップを開発したのは周知のとおり。その発明が、その後のゴルフ産業に多大な功績を残したのはいうまでもない。以後、90年間に亘り、ゴルフグリップの世界をリードしてきた。だだ、ここ数年、世界第二位の国内市場でラムキンのシェアは増えておらず、日本で存在感を発揮できていなかった。
そんな中での販売提携は、ラムキンの並々ならぬ決意が感じられる。なぜなら、以前からラムキン製品の販売代理店を務めていたのはプロアバンセだったが、今回は契約をうち切ってまで朝日ゴルフ用品との販売提携を結んでいるからだ。米ラムキン社のボブ・ラムキンCEOは、販売提携について次のようにコメントを残している。
「朝日ゴルフ用品との新たな提携関係について大変嬉しく思い、また期待しております。ラムキンブランドの価値を互いに共有し、日本市場におけるゴルファーにラムキン・グリップの素晴らしさを伝えていく、良きパートナーとなるでしょう」
これを受けて朝日ゴルフ用品の内本浩史社長は、
「性能に裏付けされた優れたブランドであるラムキン社とパートナーシップ関係を結ぶことを大変喜ばしく思っています。伝統と技術で確立された優れた製品を日本のゴルファーにお届けできることを大変楽しみにしております」――。
ところで、日本市場に本腰を入れることで、ブランディングの青写真も明瞭になったとか。12月1日発行の本誌の取材に対し、ボブ・ラムキンCEOは、①広報宣伝、②ツアーサービスに関わる支援を行っていくことを話していた。つまり、国内ツアーにも本腰を入れるわけだ。
世界のグリップ市場で、供給量1位はゴルフプライド、2位はラムキンといわれている。果たして、眠れる獅子は目覚めることができるのだろうか?
お問い合わせ先:
・販売代理店 プロアバンセ TEL:03~5791~1405(2015年12月15日迄)
・販売代理店 朝日ゴルフ用品 TEL:078~793~8400(2015年12月16日から)