『アプローチR10』手頃な価格で持ち運びができる弾道測定機
吉村真
1974年生まれ、長崎県出身。 パーツブランド、ゴルフ場経営、中古ゴルフチェーン、ゴルフ雑誌を渡り歩き、現在は「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」で地クラブの担当として取材、執筆。 国内を始め、中国、台湾、米...
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GPS技術の先駆者であるガーミンが発売する弾道測定器『アプローチR10』。同社は弾道測定器を身近に、そしてゴルファーのプレーの見える化を目指して開発したのが『アプローチR10』だ。
一般のゴルファーや個人のコーチ、ゴルフ店の測定機器として幅広く提案していく。すでに発売から販売が好調。それもそのはずで、弾道計測器としてはドップラー方式を採用しながら破格の7万4800円という価格。
それでいて計測できる項目は、ボールの弾道やクラブの挙動など20にも及ぶ多くの項目を簡単な操作で、瞬時に教えてくれる優れものだからだ。その性能を説明する。
低価格で20項目も計測可能シンプル操作でコンパクト設計
『アプローチR10』の最大の特徴は、低価格でありながら20もの計測項目だろう。 「トータル飛距離」「キャリー飛距離」「トータル偏差角」「トータル偏差距離」「キャリー偏差角」「キャリー偏差距離」「クラブヘッドスピード」「ボールスピード」「打ち出し角」「打ち出し方向」「クラブフェース」「クラブパス」「バックスピン」「サイドスピン」「スピン軸の傾き」「スピン量」「フェーストゥパス」「アタックアングル」「スマッシュファクター」「最高到達点」と、多彩な計測が可能だ。 それに加えて、シンプルな設置、操作と手の平サイズで持ち運びに便利だという利点も特筆に値する。 『アプローチR10』は同社の「ガーミンゴルフアプリ」に測定項目が表示されるが、本体の電源をオンにしてアプリと同期すれば、すぐに誰でも使用できる簡単操作がウリでもある。 そのサイズも本体は幅88.5mm×高さ70.25,mm×厚さ25mm、重さ148gとコンパクトで軽量で、バッテリー最大駆動時間も10時間と野外での使用にも適しており、多様に活用できるし、自動撮影機能も搭載しているので、スイングチェックも可能だ。月額制サブスクで約4万2000コースのシミュレーション
そして、月額1180円(税込)のサブスクリプションで約4万2000コースのゴルフシミュレーションが楽しめるのが『アプローチR10』。GPS距離計で培ったゴルフ場のコースデータ、グラフィックを活用したバーチャルゴルフラウンドが楽しめる。 このバーチャルゴルフラウンドでは、自身を含め最大4人で競い合うことも可能だ。 その意味で『アプローチR10』は弾道測定器として、またシミュレーションゴルフ機器として、個人ユースはもちろん、7万4800円という低価格も含め、様々な活用がされるポータブル弾道測定器・ゴルフシミュレーターといえるだろう。精度
『アプローチR10』に採用されているレーダーは、ドップラー方式。弾道測定器では精度が高いといわれる機器に搭載されている方式だ。その意味で『アプローチR10』の精度は非常に高レベルだといえる。 それがコンパクトな本体に搭載され、20項目を計測。複雑な操作もなく、本体価格7万4800円というコストパフォーマンスから見ても高精度な弾道測定器といえるだろう。機能性
ドップラー方式を採用して、ボールデータ、クラブデータ、スイングデータなど20項目を計測。それに加えてサブスクリプションではあるが、世界約4万2000コースのゴルフシミュレーションが楽しめる。 弾道測定器としてもゴルフシミュレーターとしても多機能で、それが持ち運びできるという面では高機能といえる。専用マウントを活用すれば、計測しながら自動でスマホのカメラでスイング撮影も可能なので、多様な練習を可能としている点でも評価される。 ◆価格 価格7万4800円という本格的な弾道測定器としては驚愕の価格設定。液晶機能を本体に搭載せずに「ガーミンゴルフアプリ」と連動することで、価格を抑えて持ち運べるコンパクトさを実現。これまでの高額という弾道測定器のイメージを一新するの『アプローチR10』のポジションで、個人使用はもちろん、投資を抑えた施設運営にも寄与できる可能性が高いといえる。 ◆お問い合わせ ガーミン TEL 0570-049530 https://www.garmin.co.jp/minisite/approach/approach-r10/昨日多く読まれた記事TOP25
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