朝日ゴルフが展開する自社ブランド『TURF DESIGN(ターフデザイン)』発売に合わせて毎年開催し、話題となる「ディスプレイコンテスト」。今年も多くのショップが参加し、インスタグラムの『TURF DESIGN』公式アカウントにて売り場を掲載。販売開始から2ヶ月間、コーナーディスプレイ・開催期間中の販売実績・SNSなどの採点項目を踏まえ、6月末の終了後厳正な審査により、優秀店舗を表彰する。
そこで「TURF DESIGNディスプレイコンテスト」の企画担当者であるマーケティングセールス部江藤俊課長と原田貴史氏に開催に込めた想いと、運営の裏話を聞いてみた。
まだ光の当たっていないショップに光を当てたい
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1)ひかりゴルフパーク[/caption]
G 年々盛り上がりを増し、注目度を集めている「TURF DESIGNディスプレイコンテスト」ですが、いつから開催しているコンテストなのですか?
原田 「TURF DESIGNディスプレイコンテスト」は全国の販売店の中から最も優れたショップを表彰するコンテストで、2021年にスタートしました。
G ブランドコンセプトは。
原田 「TURF DESIGN」は、〝フィールドライフを楽しくする。あったらいいなをデザインする。〟をコンセプトにすべてのゴルファーの『こだわりのポイント』に手が届き『新しいゴルフライフ』を楽しんでほしい、そんな想いを込め、2016年に産声を上げました。当初6アイテムでしたが、現在は300超のSKUを誇ります。
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2)GKファクトリー ゴルフキングプラス名古屋栄三越店[/caption]
G ゴルフカートに自分専用で装着できるカートポケットはじめ、化粧ポーチをヒントにしたゴルパカやランドリーバッグなどSDGsにも注力している。
江藤 はい。でも、ショップからは「せっかくいい商品を作っているのに埋もれちゃってもったいない」という声をよく耳にしてました。そこで、ショップと我々製品提供側が実際に繋がれる場所づくりを積極的に行ってきました。「ディスプレイコンテスト」もそのひとつです。
G 感触はどうですか
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3)エヴォテック名谷[/caption]
江藤 ショップも購入者も〝人〟なんですよね。もちろん製品を提供する我々も〝人〟で、現場に赴くと生の声をたくさん聞くことができる。それに、普段接点のない他店舗のコーナー展開をインスタグラムによって、自身の運営するショップを顧みる機会になったり、新たなビジネスチャンスが生まれたりするケースもあるんです。
G 参加店舗数によっては審査がかなり大変かと思われますが、どういった点を重視していますか?
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4)ゴルフギアサージ西神戸[/caption]
原田 第3回は、『TURF DESIGNグラデーションシリーズ』発売に合わせた企画で82店舗の参加を目標に掲げてます。当コンテストでは、朝日ゴルフの全社員約130名による投票を行い、その結果を踏まえた最終審査を実施。それによってグランブリだったり、2位、3位、アイデア賞、社長賞の各賞が決まります。審査項目では、デザインや陳列改良、POP、売り上げなどの要素で選出。例えば『TURF DESIGN』はSDGsに配慮したパッケージなので、箱のまま陳列するだけでは、製品の魅力が伝わりづらいんですね。そこで、ある関東の店舗では、カラビナで氷嚢を吊るして、実際に手に取ってもらえるようにするなど、店舗によって様々なアイデアが生まれてます。
江藤 さらに我々運営スタッフの想いとしては、まだ光の当たっていないショップに光を当てたいという気持ちも大きいです。先述のとおり、日頃のショップ運営の努力と功績を讃えたい、より活躍の場を広げるきっかけになってほしいという想いも強くもっているので、受賞をきっかけにメディアの露出が増えたり、注目度が上がって来店数や売り上げ増加に繋げてほしいと思っています。
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5)武雄嬉野CC[/caption]
G 「ディスプレイコンテスト」を開催するにあたって、今まで一番大変だったことはなんですか?
江藤 開催開始が2022年とお話ししましたが、最初は何もかもが手探りで試行錯誤でした。『ショップの皆さんの日頃の功績を讃えたい、交流の機会を作りたい』という想いは一緒だったのですが、第一回、第二回ともにとてもアットホームな雰囲気での開催でした。
原田 実施を重ねるごとに参加店が増えていきました。各売場をSNSで共有することで、スペースが必要な大陳でなくても陳列技術やオリジナリティーを発揮すれば結果を出せる売場がつくれる。「自分たちでもできる」と参加してくれたことが、最大の効果だと思ってます。
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6)大樹 ゴルフショップ72大府店[/caption]
朝日ゴルフ 全社員が審査員
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7)第一ゴルフ(株)伊丹店[/caption]
G 社内スタッフ共有をかなり徹底して開催されてますよね。
原田 そうなんです。ショップが目指すコンテストにするにはどうしたら良いかを社員全員で必死になって考えてます。計130名の審査員は普段は、サービス設計や運用を担当しているデザイナーやエンジニア、日々お問い合わせをお受けしているカスタマーサポートほか営業、総務、経理など職種はさまざまです。
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8)祁答院GC[/caption]
江藤 さらに一部の若手バックスタッフと新入社員が4チームに分かれて、担当営業と一緒にPOPを作ったり、現場のディスプレイ作業も行っている。主催者として、「ディスプレイコンテスト」という限られた時間のなかで、ショップのみなさんと関係を深めるために、最大限できることをしたい、というのが社員みんなの想いです。
G 最後に今後の「TURF DESIGNディスプレイコンテスト」の展望を教えてください。
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9)新君津ベルグリーンCC[/caption]
原田 開催のたびに想い続けていることではありますが、ショップにとっても、目指すステージとして、もっともっとグレードアップしていきたい。コンテストを継続することはなによりも大切なことだと考えています。5年、10年と継続開催し、多くのショップに笑顔と感動を与えられるコンテストにしていきたい。そして、将来的には一般投票を審査に加えたい。ショップを評価するのはその先のゴルファーだと思うので、ゴルファーとより繋がれる仕組み作りを構築したいですね。
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10)二木G.多摩センター店[/caption]
お問い合わせ:朝日ゴルフ ☎078-793-8440
https://turf-design.jp/