ゼクシオゴルフグローブ 日本繊維機械学会賞の技術賞受賞
住友ゴム工業は、昨年11月に発売したゼクシオのゴルフグローブに搭載された技術が評価され、日本繊維機械学会が主催する「日本繊維機械学会賞」の技術賞を受賞した。
同学会賞は繊維並びに繊維機械に関する研究または技術開発の中で、創意があり、技術的に高い価値を有する業績を挙げた同学会の会員を対象としている。
今回の受賞は、ゴルフにおけるルールを満たしながらスイング中のグリップのずれを低減させる技術が評価された。
スイング中のグリップのずれは、手とグローブ(掌裏面)の間で起こっている点、グローブ(掌表面)とグリップの間に隙間がある点の2点に着目し技術開発を進め商品化。この観点から作られたグローブは、これまでの商品にはなく新規性、革新性があり、特許出願済である。
【受賞技術の詳細】
1)グリップのズレが大きな箇所(特に親指、掌部)に摩擦力の高い合成皮革をグローブ(掌裏面)に縫い付けることにより、グローブの掌裏側と掌側の摩擦力を向上させた。
2)グローブ(掌表部)とグリップが接していない部分については、グローブの肉厚を厚くすることにより、グローブ(掌表側)とグリップ間の隙間を埋め、グリップとの接触面積を増やし、グリップのズレを低減した。グローブの手のひらの内側を「3層構造」にした部分別肉厚設計により、従来品と比較して接地面積が28%向上。
受賞したグローブは、メンズがGGG-X020、レディスがGGG-X021W。