ツアーサポートの舞台裏 LPGAの優勝シャフト

ツアーサポートの舞台裏 LPGAの優勝シャフト

三菱のシャフトは「小さな差を感じられます!」

今回はLPGA全37試合中28試合が終了時点で、少し状況の変化が起きているドライバーシャフトについての報告です。 現時点でのシャフトメーカー別の優勝回数では、 1位 三菱ケミカル 7勝 2位 グラファイトデザイン 6勝 3位 ヨネックス 5勝 4位 藤倉コンポジット 4勝 となっています。 今回は現在7勝と注目の三菱ケミカルのシャフトを使用して初優勝を遂げた桑木志帆選手と臼井麗香選手に話を伺いました。 [caption id="attachment_83652" align="aligncenter" width="1000"] 桑木志帆選手[/caption] まず、桑木志帆選手については、 「ニチレイレディスの練習日に『ディアマナBB53』(S)をテストして、その週から試合で使い始めました。飛距離が15ヤードほど伸びて、なおかつ、曲がりが少なく感じて投入しました。初日には6アンダーで首位タイと好感触でした」 桑木選手はこの2試合後に資生堂レディスで初優勝し、その後8月末のニトリレディスで2勝目を上げ、現在メルセデスランキングでも7位につけています。中村コーチによると、 「ドライバーの飛距離と方向性の確立は非常に大きかったです。ドライバーの安定が、セカンドショット、パッティングに繋がりました」 もう一人はアクサレディスで初優勝を遂げた臼井麗香選手です。臼井選手も優勝後に同じ三菱の『ディアマナBB53』(S)にシャフトを変更。 [caption id="attachment_83653" align="aligncenter" width="788"] 臼井麗香選手[/caption] 「シャフトが走ってヘッドスピードも上がり飛距離が出るようになりました。三菱のシャフトは選べるシャフトの種類が多く、少しの差を感じられるシャフトが選べるのが魅力です」 三菱ケミカルのツアーレップ三好氏によれば、現在LPGAでは7種のシャフトを選手が使用しており、 1Kテンセイ青:岡山絵里選手 1Kテンセイ赤:畑岡奈紗選手 1Kテンセイ白: 小祝さくら選手、菅沼菜々選手、蛭田みな美選手 ディアマナ GT:勝みなみ選手 ディアマナ WS:大里桃子選手 など、有名選手が使用、シャフトの選択肢が多いことを物語っています。
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年10月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら