コンセプトはこのほど、米リバイバルゴルフ社のグリップテープリムーバー『ストレート・ストリップ』の日本国内独占販売権を取得、販売を開始した。
クラブメンテナンスでグリップ交換時の古いテープ除去は、特に手間と時間を要する作業。粘着力の強いテープや、何層にも重ね貼りされた状態では、カッターや溶剤などを駆使して少しずつ削ぎ落とす必要があり、作業効率が悪く、シャフト表面を傷つけるリスクも常に伴う。特にカーボンシャフトでは、慎重な作業が求められるため、現場では面倒な作業のひとつだ。
こうした課題に対するソリューションとして登場したのが『ストレート・ストリップ』だ。同製品はスピード・グリップテープリムーバーとして開発されており、従来の煩雑なテープ除去工程を大幅に簡略化する点が最大の特長だ。工房のクラフトマンはもちろん、自らグリップ交換を行うゴルファーまで幅広い層をターゲットに設計されており、誰でも簡単に扱える操作性と高い安全性を両立している。スチールおよびカーボンの両シャフトに対応し、シャフトを傷つけることなくテープをきれいに剥離できる点は、従来工具との大きな違いと言えるだろう。

使用方法は極めて簡単だ。まず、グリップテープを適度に加熱し、粘着層を柔らかくする。目安としては、バーナーであれば約6~8秒、ヒートガンであれば約30~45秒程度の加熱が推奨されている。その後、本体をシャフトに装着し、4点のつまみ部分をしっかりと握り込むことでツールを閉じる。左右均等に力を加えながら手前に引くだけで、テープを一気に剥がすことができる仕組みだ。テープ全体を均一に加熱することがスムーズな剥離の要点で、加熱不足の場合は再度加熱することで対応可能となっている。
さらに、作業現場での実用性を高めるための配慮も随所に見られる。例えば、複数本のクラブを連続して処理する場合、本体に熱が蓄積し過ぎないよう、複数個を用意して交互に使用することが推奨されている。また、使用中にツールへ付着した粘着剤は、都度溶剤などで拭き取ることで滑りや操作性を維持できる。こうした細やかな注意点は、実際の作業環境を熟知した上で設計されていることを示しており、単なるアイデア商品ではない。
『ストレート・ストリップ』は現在特許出願中で、その構造的な独自性にも注目が集まる。均一な圧力でテープを把持し、シャフトに沿ってスムーズに引き剥がす機構は、従来の手作業では実現しにくかった効率性と仕上がりの安定をもたらす。これにより、作業時間の短縮だけでなく、作業者ごとの仕上がりのバラつきを抑える効果も期待できるだろう。
価格は4400円と、プロユースにも対応する性能を備えながら導入しやすい価格設定となっている。