ルワンダ初の女子ゴルフのオリンピック選手を育成するプロジェクトが始動

ルワンダ初の女子ゴルフのオリンピック選手を育成するプロジェクトが始動
SEIKA CORPORATIONとルワンダ共和国ゴルフ連合(本部 キガリ市 ビル・カヨンガ会長)は、キガリ・ゴルフクラブにおいて、同国初の女子ゴルフのオリンピック選手を育成するための「ルワンダ・ゴルフ・シーローズ・プロジェクト」を協働で開発・実施するための包括的パートナーシップ基本合意書を締結した。 これまで資金不足やコーチ不足、社会的偏見により、無駄にされてきた多くの女子ジュニアやユースの才能や情熱に光をあてる国家的試みとなる。また、上記合意書は、同国スポーツ省(本省 キガリ市 オーロレ・ミモザ・ムンヤンガジュ スポーツ大臣)により正式承認され、同プロジェクトの活動に対する同省による支持と協力が表明された。同時に同省から、駐ルワンダ日本大使と駐日ルワンダ大使に対しても、同プロジェクトへの公式な協力要請がなされ、今後は、同国ゴルフ連合、スポーツ省、及び、オリンピック委員会との継続的協議と準備を経て、2024年1月には現地キガリ市内でキックオフ記者会見に臨む予定となっている。 【包括的パートナーシップ基本合意に至った社会的背景とプロジェクトの大義】 ルワンダを始めとするアフリカ諸国の多くの少女達は、スポーツに対する溢れる才能や情熱を持っているにも関わらず、資金不足を筆頭に、レベルの高いコーチ不足、及び、女性は家を守るべきであり外に出てスポーツに打ち込むべきでないという根強い伝統的・社会的偏見から、長きに渡りスポーツを断念することを強いられてきた(スポーツ参加比率・女性 28%、男性72%/2015National Statistical Report on Sports Development)。 そこで「ルワンダ・ゴルフ・シーローズ・プロジェクト」では、ルワンダ共和国スポーツ省、同国ゴルフ連合、及び同国オリンピック委員会と協働で、更にはスポンサーやドナーからの継続的な資金投資や援助で、スポーツへの溢れる情熱と才能(身体的・精神的)を併せ持つ若い女性アスリートたちをルワンダから発掘し、 彼女たちに世界最高峰のゴルフトレーニングメソッド(韓国式スイングメソッドと感情・思考・フォーカスのマネジメントに優れた日本式禅マインドフルネス・トレーニングを融合させた合宿式ゴルフアカデミー)を継続的に無償で提供する。 ポテンシャルを最大限に引き出すことで、ルワンダとアフリカの誇りと喜びと希望となる、初のルワンダ生まれの女子ゴルフの「シ―ロー」(女性のヒーローの意味)を誕生させ、2028年ロサンゼルス・オリンピックへの出場を目指していく。 日韓の平和スポーツイニシアティブにより、ルワンダとアフリカの女子ゴルフの発展に寄与するだけでなく、アフリカのスポーツ界に依然として残る女性に対する偏見や男女間の不平等、国家間・国家内に存在する格差を是正したシンボリックな存在となり、世界での活躍を通じて、この地球上に真にジェンダー平等な社会を実現させることこそが大義である。 【包括的パートナーシップ基本合意書におけるビジョン】 ・2028年ロサンゼルス・オリンピックにルワンダ初の女子ゴルフのオリンピック選手を育成する ・ルワンダ初の日米欧のLPGAツアー選手を育成する ・ルワンダ初の女子ゴルフ世界ランキングTOP20の選手を育成する ・上記の様な選手を自ら育成できるルワンダ人コーチたちを育成する