MINAMI GOLF が新ミニツアー立ち上げ の発表会開催
MINAMI GOLFは先頃、プロの 卵を応援することを目的としたミニツア ー『サステナブルゴルフツアー』を立ち 上げ、2023年 12 月6日にメディア向けの発表会を兼ねた貸切りコンペを平川カントリークラブ(千葉県)で開催した。
同社の加藤陽社長は10歳からゴルフを始め、ジュニア時代は黄金世代と鎬を削った。しかし実力差を痛感しプロの道を断念。日本大学ゴルフ部を卒業後に映像制作会社に就職し、ゴルフ番組制作に3年間携わった異色の経歴の持ち主だ。そして昨年7月に独立し起業。自らもゴルフタレントやゴルフイベントの司会者として活動している。
ミニツアーはプロ予備軍の実践の場だが、一般的には参加費から賞金を捻出しているため、参加者の経済的負担は少なくない。一方、同社が立ち上げた『サステナブルゴルフツアー』はメインスポンサーの冠をつけ、プロの卵がより多くの賞金を得られる大会を目指す。大会後はプロの卵に加えインフルエンサーを数名起用し、メインスポンサーの商品を1年間SNSで露出。特に女子プロの卵はフォロワーやファンが多いため、数百万リーチが期待できるという。
同ツアーのメインスポンサー料は1000万円に設定するが、一般的なレギュラーツアーや下部ツアーの2億~7億円に比べて安価で、スポンサーは自社を効率良くPRできるうえ、社会活動としても訴求できるメリットがある。企業とプロの卵双方にメリットをもたらす大会になりそうだ。
前述のコンペにはメディアや関係者など約140名が参加。コンペ後の発表会兼表彰式に登壇した加藤社長は、「このツアーを未来の松山英樹プロや渋野日向子プロを生み出せる大会にしたい。ミニツアーは未開拓の市場です。是非皆様に参入してほしいです」
と語り、参加者全員に直筆の手紙を用意する気遣いも。発表会に登壇したキャロウェイゴルフの倉島隆夫CFOは、
「加藤さんはとても気遣いのできる方です。当社もゴルフ業界で仕事をしていますが、『サステナブルゴルフツアー』はゴルフの活性化に繋がると思います。私達も微力ながら応援したい」と語った。
加藤社長は今春の第1回開催を目指し、目下スポンサー営業で全国を奔走している。同ツアーの今後の動向に注目だ。