• TOP
  • GEWとは
  • ライター一覧
  • GEW 購読申し込み
  • GEW 見本誌申し込み
  • 広告掲載について
  • 運営会社
  • 事業内容
  • 企業理念・ミッション
  • CEOメッセージ
  • 会社沿革
  • プライバシーポリシー
  • サイトポリシー
  • お問い合わせ
  • 新ルールに泣く人、笑う人

    塩田正
    昭和7年、千葉県生まれ。昭和31年東京教育大学(現筑波大学)体育学部卒業。体育心理学専攻。同年(株)ベースボールマガジン社入社。ゴルフマガジン誌編集長を経て独立。会社役員、短大講師を兼ねながらゴルフライターとし...
    SNSでシェアする
    新しくゴルフの規則が変わって、早くも5ヶ月が過ぎようとしている。例年と違って、かなり大幅な改正なので、塩ジイがルール改正後に体験したこと、話に聞いたことなどから、ちょっとばかり気になった点をご紹介しよう。

    ピンを抜く人、立てる人

    「どう、今度のルール改正で、少しはプレーが早くなった?」 4月に入ったばかりの頃、古いキャディに聞いてみた。 「そうですね、これまでのラウンドで早かった人は、今度の改正でさらに早く、逆に遅かった人は、新ルールになっても時間短縮にはなっていませんね」 「なぜ?」 「ショートパットでピンを抜く人と、立てておいたほうがいいという人に分かれるからです」 という答えが返ってきた。 「例えば、これまでもOKパットでプレーをしていた人は、1ラウンド、ほとんどピンを抜かずに済ましています。こうした組は20~30分早くなっているのではないでしょうか。反対に短いパットでもOKなしでやってきた人たちは、ピンを抜きたい人、立てておきたい人いろいろです。抜いたり立てたりの時間が余計にかかってしまいます」 立てたピンに向けて打ってOKが出れば、ピンを抜く必要はないわけで、これを4人に当てはめれば、大幅な時間短縮は決して夢ではなくなる。 プライベートな競技などでは、マッチプレーでコンシードされるような短い距離は「OK」として、次のホールへ歩を進めるような「競技の条件」を加えたらどうか、と、つい思ってしまう。

    基本はやはり遠球先打

    進行を早める策として「ストロークプレーでは、安全が確保できるのであれば、球の位置に関係なく、準備ができたプレーヤーからプレーすることが奨励されます」(新しいゴルフ規則について=JGA GOLF Journal Vol.103)という一項は、新ルールが採用された1月1日から、ラウンド中にいつその状況がやってくるか、待ち望むような気持ちがあった。 というのも、我々の仲間うちでは、前々から「あいつ林の中で苦労しているから、進行上先に打って行こう」などと話し合って、ルール先取りでやってきていたからである。 つまり、新しくこの奨励策が出る前から、少しでもラウンドの時間を節約しようとして、すでに我々の間では実行済だったのである。それが晴れて日の目を見る日がやってきたのだ。 もちろんいつもの仲間同士でやるときは、安全のために、仲間の一人とか、あるいはキャディに「先に打つよ」と声をかけて打っていくのが自然に身についていた。 そんな4月のある日、仲間の一人が欠けて3人のところへ「K・Iと申します。どうぞよろしく」と初顔の人が入ってきた。 ところが順調に遠球先打のリズムでプレーを進めて行く我々の仲間とは関係なく、Iさんはボールのところへ行くと、辺りを見回すでもなく、真っ先に自分のボールを打ち始めたのである。 仲間の一人が「新ルールといってもあれは少しやりすぎではないのか」と言い出した。キャディも「ほかの人と打つのが一緒になって、ボールの行方を追うのも大変ですし、ちょっと危険なところもありますね」と言って眉をしかめた。 そのうち彼はパットでも自分の順番が来る前にそれをやり始めた。 一番長い距離を残した人が構えに入ろうとすると、Iさんは勝手に「お先に行きますよ」といって、さっさとボールを打ってしまう。 「集中して」いざ構えようとした遠球先打の人は、ここで仕切り直しだ。結果はその遠いパットをあっさりと3パットで天を仰ぐ。 いつもは楽しいゴルフが、この日はIさんに引っかき回された感じだった。みんなだんまりで、終始、 Iさんのショットが終わるのを待つ1日で、変則の遠球先打のゴルフが終わったのである。 前出の「新しいゴルフ規則について」では、規則が大きく変わった一方で「プレーヤーの責任を明確にし、プレーヤーの正直さ、誠実さを信じることを明記している」とも述べている。他の同伴競技者への影響という点から見れば、Iさんの行為はルール改正の真意とは大きくかけ離れている。 「遠球先打」を基本に、時に応じて「準備OKで先打」を採用するのが、新しいルールの精神ではないだろうか。

    2度打ちでも罰なし

    今年になって、まだ2度打ちを1回もやっていないことに、つい最近気がついた。 80歳の頃からショートアプローチやグリーンサイドのバンカーで、2度打ちが目立つようになった。大抵はダフった後、飛んでいくボールをヘッドが追いかけて、もう1度コツンとボールに触れてしまうのだ。ミスショットの中でも最低の後味の悪さである。 原因は手首を使ってボールをすくい上げるインパクトにある、というところまで突き止めた。だが実戦ではなかなか治りきるまでには至らなかった。短いショートアプローチの前に立つと〈2度打ちをするのではないか〉という不安な気持ちになり、手がすくんでいたためのようだ。 それが新ルール施行の今年から、2度打ちのことなど忘れてしまったかのように、スムーズなストロークができるようになった なぜ、5年かけても治らなかった2度打ちが跡形もなく消えたのか。その答えは「例えば、偶然に2度打ちをしても罰はありません。そのストロークを1回と数えるだけです」(前出・新しいゴルフ規則について)という新ルールのおかげと思っている。肩の力が抜けたに違いない。
    この記事は弊誌月刊ゴルフ用品界(GEW)2019年6月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ用品界についてはこちら
    この著者の記事
    ゴルフスウィングの基本とは何かを考えよう
    2021年07月31日
    この著者の記事
    第41回 飛距離を嘆く前に、まずアドレスのチェックを
    2021年07月17日
    この著者の記事
    第40回 70歳からは若々しいスウィング作りを目指す
    2021年07月03日
    この著者の記事
    第39回 セントアンドリュースで耳にした気になる言葉
    2021年06月19日
    この著者の記事
    70歳からは若々しいスウィング作りを目指す
    2021年06月12日
    → もっと見る
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    新ルールに泣く人、笑う人
    2019年06月17日
    塩田正
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    thumb
    苦闘7年、イップスとの闘い
    2019年02月20日
    塩田正
    thumb