2年に一度の欧米決戦の今年の舞台は米イリノイ州メダイナCC。同社は、現地時間9月28日(金)より「ライダーカップ2012」を全3日間国内独占生中継する。
また、9月はライダーカップ関連番組を合計162時間(再放送含む)放送する予定となっている。
さらに、放送当日にトークイベントを開催したり、FacebookやTwitterで応援コメントなどを紹介したりと日本のゴルフファンに向けて様々な企画が満載だという。
ライダーカップが創設されたのは1927年。当初は米国と英国の対抗戦として始まったが、1970年代に英国にアイルランドが加わり、その後、欧米決戦の形式となった。
賞金が一切なく、プライドをかけた戦いはまさに数々の死闘が繰り広げられてきたという。時には悔し涙を流すほど選手にとってはメジャー大会以上の思い入れをもっている大会なのだ。
これまでの通算成績は米国の25勝11敗4分けだが、直近5大会では欧州が4勝と圧倒的な力を見せつけている。
競技方式は、フォアサム、フォアボール、シングルスの3種類。勝ち1ポイント、引き分け0.5ポイントが与えられる。両チーム共12名のメンバーで構成され、ポイントランクで選ばれた選手の他にキャプテン推薦枠というものがある。今年は、欧州が2名、米国は4名となっている。
また、欧州のキャプテンはホセ・マリア・オラサバル、米国はデービス・ラブⅢが率いる。ここで気になるのは、なぜ米国のキャプテン推薦枠は4名なのか?
タケ小山プロの話によると、
「米国VS欧州という図式になってから、米国が勝てなくなったので、キャプテン推薦枠を4人にしようという事でフォーマットを変えてきました。ラブがニック・ワトニーやリッキー・ファウラーを推薦しなかった理由は、ジム・フューリックとスティーブ・ストリッカーが必要だったからです。この2人とタイガー・ウッズをどうしても組ませたかったというのが本音でしょう。タイガー・ウッズと組んだ時のこの2人の威力は凄いものがありますから」
ちなみに、米国の推薦枠で選ばれたのは、ジム・フューリック、スティーブ・ストリッカー、ダスティン・ジョンソン、ブラント・スネデカーの4名。
推薦枠で選ばれた4名は、経験や惜敗の悔しさを知っているという点が挙げられる。ラブは、そういった理由で推薦枠を選んだのだろう。
欧米のトッププロ達による決戦でどのようなシナジー効果が生まれるのか興味深い対決に注目したい。
【米国チーム】タイガー・ウッズ、ババ・ワトソン、ジェイソン・ダフナー、キーガン・ブラッドリー、ウェブ・シンプソン、ザック・ジョンソン、マット・クーチャー、フィル・ミケルソン、ジム・フューリック、スティーブ・ストリッカー、ブラント・スネデカー、ダスティン・ジョンソン
【欧州チーム】ローリー・マキロイ、ジャスティン・ローズ、グレアム・マクドウェル、ポール・ローリー、フランチェスコ・モリナリ、ルーク・ドナルド、リー・ウエストウッド、セルヒオ・ガルシア、ピーター・ハンソン、マーティン・カイマー、イアン・ポールター、ニコラス・コールサーツ
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