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    ハッシュタグ「ダンロップ」記事一覧

    2024年11月9日、ダンロップスポーツマーケティングはスリクソン『ZXi』シリーズのドライバー4機種を発売する。オーソドックスな『ZXi』、小ぶりで操作性重視の『ZXi TR』、低スピン性能を強化した『ZXi LS』、そしてこれまでのシリーズになかった4機種目の『ZXi MAX』だ。今回は『ZXi』シリーズ4機種のドライバーをメディアでもおなじみのQPこと関雅史プロが徹底検証し、ダンロップの企画担当・水谷宇雄氏が解説。加えて、特に『ZXi MAX』は、「スリクソンは難しいクラブ」と固定概念があって使用経験のない一般アマチュアゴルファーにもテストしてもらった。その声も紹介する。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/jZxnFqH9rVA?si=dI3J6dDuQfNEzHsY" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 初速、方向性、飛距離のすべてにおいてバランスが絶妙の『ZXi』 <img class="alignnone size-full wp-image-83443" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/web2-zxi.jpg" alt="" width="788" height="525" /> <strong>『ZXi』(スタンダード)10.5度 試打インプレッション</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 『ZXi』は構えてみると安心感があるよね。「スリクソン」ってアスリートブランドでしょう。でも、『ZXi』はやさしい感じがするよ。それとヘッドはマットブラックを基調としてカッコイイよね。では、早速打ってみます! <strong>『ZXi』を打ってみると・・・。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> いやぁ~、打感がイイじゃない! <strong>GEW</strong> いい音してますね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> そうだね。つかまったイイ弾道だね。なんでだろう? 僕のヘッドスピード(45.5m/s)でも280ヤード飛ぶんだね。それと、フェースの弾き感すごくイイ。 <strong>GEW</strong> ダンロップの方が来てますから、聞いてみましょうよ。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> なんでこんなにボール初速出るんですか? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>水谷</strong></span> 今回の『ZXi』シリーズはフェースが進化していて、新開発のフェース構造『i‐FLEX』をシリーズで採用しています。フェースのトゥ側とヒール側の部分を厚く、中央部分をスリクソン史上最薄に設計して、フェースのたわみで生み出すエネルギーを無駄なくボールスピードに変えているんです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> なるほど。フェースの真ん中を薄く、周りを厚くして、反発を強くしているんですね。それで弾くんですね。もう1発打ってみていいですか? <strong>もう1発打つと・・・。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> やっぱり、ボールがつかまるし、高い弾道になりますね。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>水谷</strong></span> そうですね。『ZXi』のスタンダードモデルは、多くのゴルファーの使用を想定していて、つかまりやすい、弾道が高い、バランスの良いクラブに仕上がっています。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> イメージ的には「強靭な」というより、「オートマチックに良い弾道」を打たせてくれるドライバーです! <img class="size-full wp-image-83445" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/ZXidata.jpg" alt="" width="788" height="398" /> ZXi 試打データ <h2>ゴルファーの意図がボールに伝わる マッスルバックアイアンのような 『ZXi TR』</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-83446" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/webZXi_TR.jpg" alt="" width="787" height="525" /> <strong>『ZXi TR』9度 試打インプレッション</strong> <strong>GEW</strong> 次に『ZXi TR』です。「TR(ティーアール)」は「ツアー」の略だそうですが、この『ZXi TR』は、QPさんの好みの顔ですよね? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> そうなんだよ。僕ってブサイクだからさ( 笑) 無意識にキレイなモノを求めるのよ。だから『ZXi TR』はス・テ・キ。 <strong>GEW</strong> サイズも450ccとコンパクトで、操作性が高いモデルという位置づけです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> マットブラックなので、なおさら精悍な見え方がするよね。打っていい? <strong>我慢できず、早速試打・・・。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 打ってみると「バチン」とくるね。ヘッドの形状から、少しつかまえて打ちたくなる、ボールを包み込んで打ちたくなるんだけど、ちゃんとゴルファーの意図通りにヘッドが動くね。操作性がスゴイね。顔もイイしね。 <strong>GEW</strong> もう1発くらい打ちたい? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 打ちたいよ! <strong>と2発目・・・。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> いやぁ~、最高の弾道!。スピン量も2480rpmとちょうどイイ。最近、ヘッドの形状などでスピン量がアンバランスなクラブがあったりするんだけど、飛ばすには最適なスピン量があって、『ZXi TR』はスピン量がちょうどイイ。この『i‐FLEX』はスゴイ構造なんだね? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>水谷</strong></span> 『i‐FLEX』はボールスピードの最大化を図った構造で、『ZXi』シリーズの一番進化したポイントです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 進化がスゴイね。 <strong>GEW</strong> 買いたくなるでしょう? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 全国の奥様方には申し訳ないですが、内緒で買いたくなります(笑) <strong>GEW</strong> それだけ、飛距離性能も高いし、ゴルファーにしてみれば操作しやすいモデルですね。 <img class="size-full wp-image-83448" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/web-ZXi-TR-data.jpg" alt="" width="788" height="401" /> ZXi TR 試打データ <h2>「おぉぉー、飛んでる!」とQPさんが絶叫するほど低スピンで飛ぶ『ZXi LS』</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-83449" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/ZXi_LS.jpg" alt="" width="787" height="489" /> <strong>『ZXi LS』9度 試打インプレッション</strong> <strong>GEW</strong> 3タイプ目が『ZXi LS(エルエス)』です。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> いわゆる低スピン(ロースピン)を追求したモデルでしょう? <strong>GEW</strong> そうですね。松山英樹選手が、米ツアーのプレーオフ最終戦で使ったモデルですよ! <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 松山選手の飛距離スゴイよね。 <strong>GEW</strong> 松山選手に負けない飛距離でお願いします。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> そりゃ、負けるよ。打っていい? <strong>GEW</strong> どうぞどうぞ。 <strong>QPさん、打つ前に気付いたことが・・。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 顔は『ZXi』のスタンダードモデルと同じですね。スタンダードとはウエイトポジションが違うのかな? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>水谷</strong></span> 『ZXi』スタンダードモデルは、ソールのトゥ側とヒール側に1個ずつウエイトが装着されてますが、『ZXi LS』はフェース側とバック側に1個ずつ装着されて、低スピンを実現しています。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> さあ、果たして本当に低スピンの弾道になるのか? 打ってみましょう。 <strong>改めて、試打してみると。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> おぉぉー、飛んでる! 曲がらないし、スピン量も2040rpmで減ってるよ! スッゴイ。『LS』の名前通りなんだね。ボール初速も67.5m/sと出てますね。インパクトでのエネルギーがボールに伝わる感じが強い。なんてったって低スピン。これは構造的に何が寄与していますか? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>水谷</strong></span> まずはソールのウエイトの位置ですね。それとクラウンにも特徴があって、前作にも搭載した4機種共通の「スターフレームクラウン」構造で、耐久性も担保しながら、低重心化を実現しているんですが、やはり、ソールのウエイト位置ですね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> クラウン部の軽量化によって低重心化されて、スピン量が減る。そして、ウエイトの位置がミソなんだね。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>水谷</strong></span> その通りです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 分かりやすいね。買っちゃうな! <img class="size-full wp-image-83454" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/ZXi-LS-data-1.jpg" alt="" width="788" height="401" /> ZXi LS 試打データ <h2>スリクソンのイメージが変わる! あなたにも使ってもらいたい『ZXi MAX』</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-83452" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/web-ZXi_MAX.jpg" alt="" width="788" height="468" /> <strong>『ZXi MAX』10.5度 試打インプレッション</strong> <strong>GEW</strong> 最後が今までの「スリクソン」に無かった『ZXi MAX』です。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> そうだよね。これまで無かったよね。どういうクラブなのかな? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>水谷</strong></span> ソールのバック側に14gのウエイトがあって、重心が深く、慣性モーメント(MOI)が高くてやさしいモデルです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 実はMOIが高いクラブは苦手なのよ。でも、最近注目されているクラブだよね。それが「スリクソン」からも発売されるんだね。打ってみようか? <strong>と恐る恐る打ってみるQPさんだが・・。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> アレッ、アレッ、打てたよ。イイーじゃない! ボールがつかまるし。へぇ〜〜。実はね、打点が少しフェースのヒール寄りだったんだけど、弾道が左右にブレないよね。これって高MOIの効果ですか? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>水谷</strong></span> はい、そこが『ZXi MAX』の一番のセールスポイントなんです! <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 良い意味で、「スリクソン」ブランドのクラブを打っている印象がない。すごくオートマチックで、やさしいクラブ。でも、ツアーで蓄積されたテクノロジーが搭載されているから、打感がイイし、弾くし。面白いクラブですね。 <strong>GEW</strong> 『ZXi MAX』は、これまで「スリクソン」ブランドが難しいクラブと思っているゴルファーに向けたドライバーですよね? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>水谷</strong></span> 「スリクソン」は「プロ・上級者が使う」、「難しいクラブ」という印象が強くて、これまで「スリクソン」を打ったことのないゴルファーに使ってもらいたいんです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> じゃあ、誰か試してもらいましょうよ。 <strong>GEW</strong> 分かりました。インドアですから、誰か隣のブースで練習している人がいるかもしれませんので、ナンパしてきます。 <img class="size-full wp-image-83458" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/ZXi-MAX-data-1.jpg" alt="" width="788" height="398" /> ZXi MAX 試打データ <h2>『ZXi MAX』アマチュア試打 スリクソンなのにやさしい! こんなドロー系の弾道初めてかも!?</h2> <strong>林淳一さん 『ZXi MAX』10.5度 試打インプレッション</strong> <img class="size-full wp-image-83459" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/zxi-max-hayashi.jpg" alt="" width="787" height="525" /> 飛び入りで『ZXi MAX』を試した林淳一さん <strong>GEW</strong> ということで、『ZXi MAX』はプロのQPさんが打つより、アマチュアゴルファーが打つ方が参考になるので、ナンパしてきました。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> そうだよね。僕が打つより、これまで「スリクソン」を難しいクラブと思っているアマチュアゴルファーに打ってもらった方が説得力があるよね。で、誰ですか? <strong>GEW</strong> 隣のブースからナンパしてきた林淳一さんです。 <span style="font-weight: bold; color: #3eb370;"><strong>林</strong></span> よろしくお願いします。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> いきなりですが、「スリクソン」のイメージと通常のドライバー飛距離を教えてください。 <span style="font-weight: bold; color: #3eb370;"><strong>林</strong></span> 「スリクソン」って松山選手が使っていて、プロ・上級者のイメージが強く、ガチゴルファーが使うクラブ。ドライバーの飛距離は230ヤードがやっとです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> ところがなんですよ! なので、体験してみてください。 <span style="font-weight: bold; color: #3eb370;"><strong>林</strong></span> 緊張するなぁ~。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 林さん、構えた感じは? <span style="font-weight: bold; color: #3eb370;"><strong>林</strong></span> 想像していたより、僕でも打てそうなドライバーで、安心感があります・・・。 <strong>林さんは緊張気味に打ち始めたが・・・。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 出ましたね。248.6ヤード。曲がりませんね。ド真っすぐ。 <span style="font-weight: bold; color: #3eb370;"><strong>林</strong></span> そうなんです。いつもはスライス系なんですが、ドローになりましたね。初めてかも、この弾道。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> ボールがつかまるヘッドですから、このような弾道が出るとは思いますが、それ以上に飛んでますよね。 <span style="font-weight: bold; color: #3eb370;"><strong>林</strong></span> それと、打った時の感触がすごくイイ。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> ミスショットも含めて、何発か打ってもらいましたが、曲がらないですね。 <span style="font-weight: bold; color: #3eb370;"><strong>林</strong></span> 第一印象は「スリクソンなのにやさしい」。イメージが変わりましたね。 <strong>GEW</strong> その意味で『ZXi MAX』のキャッチコピーは「あなたにも使ってもらいたいスリクソン」だと思います。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> そうだね。だから『ZXi MAX』を加えて4種類で、幅広いゴルファーに楽しんでもらえそうですね。 <img class="size-full wp-image-83460" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/ZXi-MAX-hayashi-data.jpg" alt="" width="787" height="401" /> ZXi MAX アマチュア代表 林淳一さん試打データ <h2>QP関雅史の『ZXi』シリーズ総括</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-83461" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/soukatsu.jpg" alt="" width="788" height="471" /> <strong>GEW </strong>とにかく曲がらなかったですね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> もう買いますよ! <strong>GEW </strong>最初に試打した『ZXi』(スタンダード)は、どうでしたか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> オールラウンドで、アスリートに対して バランスの良いクラブに仕上がっている。ボールスピードも速い、飛ぶ、というのは前提ですが、高いレベルでのスタンダードだと思います。 <strong>GEW </strong>『 ZXi TR』はどうでしたか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> 低スピン、飛距離性能の高さはもちろんですが、操作性の高さが特徴。特にアドレスを変えなくても、ゴルファーの意思がボールに伝わる。マッスルバックのアイアンみたいだよね。 <strong>GEW 『</strong> ZXi LS』は? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> その名の通り低スピン。多くのゴルファーがスピンが多くて悩んでいると思いますのが、特にアスリートでスピンが多いゴルファー向けですね。 <strong>GEW </strong>最後に『ZXi MAX』です。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> これはやっぱり寛容性ですよね。ゴルフが簡単になりますよ。いままでの「スリクソン」のイメージが覆されるくらいのやさしさでした。 <strong>GEW </strong>それでいてカッコイイ! <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>QP</strong></span> それ大事よね。ベタベタに「やさしい」が表に出たデザインだと「ちょぉっと〜」というゴルファーでも、「プロも使うやさしいモデル」というカッコよさがあるよね。そして、それが打ててしまうというところがミソだね。 &nbsp;
    (公開)2024年10月10日
    ダンロップゴルフスクールは、開校から約40年の実績があり、現在全国73会場で約9000名が通う日本最大級のゴルフスクールだ。 4月1日、西武新宿線・JR山手線・東京メトロ東西線「高田馬場駅」下車すぐの好アクセスで知られる『ダンロップゴルフスクール BIG BOX高田馬場校』がリニューアルオープン。全9打席へディテクト社の弾道計測器『SB-POD』が設置され、スイング解析をはじめシミュレーションゴルフが楽しめるようになった。導入から早2ヶ月が経過し、その効果が既に現れ始めているという。BIG BOX高田馬場西武フィットネスクラブ 井川浩男支配人に話を聞いてみた。  まずは動画で <iframe width="788" height="443" src="https://www.youtube.com/embed/D8yTvxryNtk?si=yxmXxSrphR0KaouV" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> <h2>11打席から9打席へ変更 全打席へディテクト『SB-POD』を設置</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_0336cmyksml.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="aligncenter size-full wp-image-81887" /> <span style="font-weiht: bold; color: #1c4ca0;"><strong><span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"></strong>G<strong></span></strong></span> はじめにリニューアルオープンの経緯についてお聞かせください。 <span style="font-weiht: bold; color: #e74c3c;"><strong><span style="font-weiht: bold; color: #e74c3c;"></strong>井川<strong></span></strong></span> 分かりました。改装前は全11打席、スイング解析機1台で運営を行っていました。〝ボールを的に向かって打つ〟というマンネリ化を解消するため、リニューアル敢行に踏み切ったのです。従来11打席だった施設レイアウトから全9打席へ変更し、広々とした打席環境をつくりました。同時に全打席へオートティアップ機及びディテクト社の弾道測定器『SB-POD』を導入。これにより、ご自身のスイング動画やショットデータをチェックできるようになり、ゲーム性の高いモードなど豊富な練習メニューも揃っていますので、これまで以上に楽しみながら上達できるようになりました。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>G</strong></span> スクール生の反響は。 <span style="font-weiht: bold; color: #e74c3c;"><strong>井川</strong></span> はい。自分自身のスイング映像を確認しながら練習できる、と好評を得ています。また、これら解析機を通じ、経験豊かなダンロップのインストラクターが指導することによって、よりお客様が向上心を持ってスクールに通うことができていると感じています。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>G</strong></span> 導入後の見える効果についてはどうですか。 <span style="font-weiht: bold; color: #e74c3c;"><strong>井川</strong></span> 明らかにスイング診断画面を通じて、インスタラクターとスクール生のコミュニケーションが活発になり、特に会話が増えています。なかでも、高速度カメラは秒間1000コマで、ストロボは3万分の1で撮影を行い、インパクト時のヘッドの動きが鮮明に見えるので、レッスンに説得力を増しています。〝スイングが良くなって飛距離が自然に伸びた〟、〝自分の成長を実感する〟という声を多くいただくようになりました。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>G</strong></span> 会員数と男女比についてお聞かせください。 <span style="font-weiht: bold; color: #e74c3c;"><strong>井川</strong></span> 現在、約400名、男女比は半々くらいです。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_0320cmyksml.jpg" alt="" width="1000" height="1042" class="size-full wp-image-81885" /> BIGBOX高田馬場西武フィットネスクラブ井川浩男支配人 <h2>リニューアル後、20~30歳代の入会が増加</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/06/ditect_main_cmyk.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="aligncenter size-full wp-image-81888" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>G</strong></span> リニューアル後の具体的な来場者像は。 <span style="font-weiht: bold; color: #e74c3c;"><strong>井川</strong></span> 改装前の3月下旬あたりから実際に施設を見てみたいと老若男女問わず多くの方が来場。4月以降は特に20~30歳代を中心とした若年層の入会が増えています。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>G</strong></span> リニューアルオープンの告知方法は。 <span style="font-weiht: bold; color: #e74c3c;"><strong>井川</strong></span> 当スクールは西武グループですので、西武線高田馬場駅の近郊駅を中心に駅のホームドアやポスターに加え、人通りの多いビッグボックス壁面でも会員募集の告知を行ってい ます。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>G</strong></span> 3年後、5年後の目標についてお聞かせください。 <span style="font-weiht: bold; color: #e74c3c;"><strong>井川</strong></span> 現在、多くの大人の方がゴルフスクールへ通われていますが、当校ではジュニアスクールも展開しております。指導経験の豊富なダンロップのインストラクターがたくさんいますので、ジュニアからシニアまで生涯通ってもらえるゴルフスクールを目指していきたいですね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>G</strong></span> 会員システムはどのようになっていますか。 <span style="font-weiht: bold; color: #e74c3c;"><strong>井川</strong></span> 会員コースは平日会員、全日会員、プライベート会員、ジュニア会員があります。ライフスタイルに合わせて通いやすいコースをご選択ください。また、定期的にラウンドレッスンやコンペも開催しています。レンタルクラブ、シューズも用意してますので、会社帰りや買い物ついでに手ぶらで是非レッスンにお越しください。 <h2>■ダンロップゴルフスクールBIG BOX高田馬場校の概要</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_0354cmyksml.jpg" alt="" width="1000" height="1262" class="aligncenter size-full wp-image-81889" /> 所在地:〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-35-3 BIG BOX高田馬場 5階 電話番号 :03-5272-5205 受付時間:平日 10:00~22:00 土日 9:00~20:00 平日会員:1万3200円(月6回) 全日会員:1万5400円(同) ジュニア会員:1万1000円(同) パーソナルレッスン:5500円 体験レッスン:1650円(1回) プラスワン全日:2566円(打席利用料別) プラスワンJr:1833円(同) お問い合わせ ディテクト TEL.03-5457-1212  <a href="https://www.ditect.co.jp" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.ditect.co.jp</a>
    (公開)2024年06月27日
    ダンロップスポーツマーケティングは2月9日、NEW『ゼクシオ プレミアム』を発売する。ゼクシオのゴルフボール史上、最もソフトなフィーリングを実現するボールとのこと。 NEW『ゼクシオ プレミアム』は、新開発の「高反発 スーパーソフト ファストレイヤー 大径コア」と「高反発 ソフト アイオノマーカバー」により高初速化を実現。また、ソフト化したコアにより、低ヘッドスピードでも、ボールがしっかりつぶれ、高打ち出し低スピンとなり、さらに大きく、まっすぐな飛びを体感できる。従来モデルと比べ、約8%ソフト化を実現している。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/01/xxio2.jpg" alt="" width="1000" height="362" class="aligncenter size-full wp-image-80097" /> また、新アライメントマークの「ナビゲートライン」を採用。横と縦のラインはターゲットに対して合わせやすく、ティショットやパッティングをサポートしてくれる。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/01/xxio4.jpg" alt="" width="1000" height="160" class="aligncenter size-full wp-image-80096" /> カラーは従来モデルから好評のロイヤルゴールドに加え、新しくロイヤルボルドーを追加。ゴルフ場でエレガントな煌めきを放つNEW『ゼクシオ プレミアム』は、贈答用にも最適だ。 価格は、1ダース1万560円、1/2ダース5280円。
    (公開)2024年01月26日
    ダンロップスポーツマーケティングは、年末年始の挨拶や初打ちに縁起の良い『ゼクシオ リバウンド ドライブⅡ 2024年 干支ボール 辰』を数量限定で発売した。 この干支ボールにはゴールドの辰のイラストと年号をプリント。ボールナンバーは11/77/88/2024と縁起の良い数字を用意している。 ボールは「ゼクシオ リバウンド ドライブⅡ」を使用。アイオノマーカバーボールの「直進性」と「反発力」により大きな飛距離性能を生み出し、ウレタンカバーボールのような「やわらかさ」による優れたスピン性能を兼ね備えている。 翼を得て天空の王者へと昇華する龍のように空に舞い上がる大きな飛びを願い、2024年の躍進につなげてみてはいかがだろうか。 価格はオープン価格。 ダンロップスポーツマーケティング 0120―65―3045
    (公開)2023年11月09日
    住友ゴムグループのダンロップスポーツマーケティングは9月8日、『XXIO REBOUND DRIVE Ⅱ(ゼクシオ リバウンド ドライブⅡ)』を発売する。アイオノマーカバーボールの「直進性」と「反発力」により大きな飛距離性能を生み出し、ウレタンカバーボールのような「やわらかさ」による優れたスピン性能を兼ね備えたボールだ。価格はオープン。 『ゼクシオ リバウンド ドライブⅡ』は、従来品に比べソフト化したカバーを採用し、やわらかく心地よいフィーリングで優れたアプローチスピン性能を発揮。また、従来品より硬度をアップした高反発ミッドと外剛内柔度を高めたコアにより、高初速、高打ち出し低スピンで、大きな飛距離性能を実現。ソフトな打感は継承し、カバー・ミッド・コアの3層すべてが大きく進化した「リバウンドフレーム」構造でティーショットからパッティングまで最適な性能を発揮する。 【XXIO REBOUND DRIVE Ⅱの商品特徴】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/kouzou.jpg" alt="" width="1500" height="412" class="aligncenter size-full wp-image-78390" /> 剛性の高いエリアと低いエリアを交互に配置した XXIO専用「リバウンドフレーム」構造が各ショットで最適なパフォーマンスを生み出す。 ①スーパーソフトRBⅡカバー(軟) 従来品と比べ約6%ソフト化し、独自の配合テクノロジーでウレタンカバーのようにやわらかいアイオノマーカバーを新開発。ソフトで心地良いフィーリングが優れたアプローチスピン性能を発揮する。 ②高反発RBⅡミッド(剛) 従来品のミッドと比べ、約3%硬度をアップ。ウレタンカバーボールのミッドのようにしっかりとした高反発ミッドで反発性能がアップ。 ③スーパーソフトRBⅡファストレイヤーコア(軟) 従来品よりもやわらかく、且つ外剛内柔度を高め、大きくたわむことで高打ち出し、低スピンを実現する。 さらにサイドマークが進化し、アライメントマーク「ナビゲートライン2・1」を採用。ターゲットへ垂直にクラブフェースが合わせやすく、集中力を高めることができる。 カラーは、ホワイト、プレミアムホワイト、ライムイエロー、プレミアムピンクと、ホワイトにゼクシオの「X」マークをプリントしたXマークエディションの全5種類がラインアップ。 お問い合わせ先 ダンロップスポーツマーケティング 0120-65-3045
    (公開)2023年08月23日
    ダンロップスポーツマーケティングは4月15日、松山英樹をはじめとする契約プロとの意見交換を重ねて生まれた『スリクソン Z-FORGED2 アイアン』(6本セット=5~9、PW/#3、4単品:1本2万3100円)を発売する。 プロ・上級者の打点位置を厚肉化し、インパクト時にしっかりとしたフィーリングを実現。また、コンパクトで狙いやすい形状、キレのある打感とさらなる安定性を発揮する新「TOUR V.T.SOLE」を搭載することで自在な操作を可能にしているという。 プロや上級者の打点位置厚肉化は、「PUREFRAME(ピュアフレーム)」テクノロジーというもので、プロ、上級者の打点位置の裏側の上下方向を厚肉化することで、ソフトで吸い付くような打感とインパクト時におけるしっかりとしたフィーリングを実現している。 とはいえ、プロや上級者もアイアンにやさしさを求める時代。バッグフェースのトウ・ヒール部を凹型にすることで余剰重量を創出。バックフェース下部に最適重量を配分した深低重心設計。安定したスピン性能に繋がっている。一方で、上下慣性モーメントは高く、左右慣性モーメントはやや抑えた設定にしたことで、ライの影響による上下打点のバラつきに強くなっている。 そしてソール形状だ。スイング軌道に合わせバウンス角を最適設計。さまざまなショットで芝との接触を最小限に抑えることで、キレのある打感とさらなる安定性を発揮することを目的にデザインされたのが、新「TOUR V.T.SOLE」。これはリーディングエッジからトレーディングエッジにかけて3段に分かれたソール形状で、リーディングエッジ側は鋭角にヘッドを入れやすいフェース側のバウンス角をつくる。一方で中央のソールはヌケの良いバックフェース側のバウンス角をつくっている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/02/srixon2.jpg" alt="" width="600" height="564" class="aligncenter size-full wp-image-75898" /> さらに、トゥ・ヒールを丸くして段差をつくりインパクト時のヌケの良さの実現を可能にしている。 まだまだある。フェースの溝だ。#3~#7は広く浅い溝で安定したスピン、安定した飛距離性能を求めた。一方で#8~#9、PWは狭く深くした溝で、溝の本数も増加。悪条件でもスピンが安定し、ライの違いによるスピンのバラツキを軽減している。 問い合わせ先 ダンロップスポーツマーケティング 0120-65-3045
    (公開)2023年02月22日
    覚悟はしてます <strong>いよいよ、ですね。</strong> いよいよ...です(笑)。年初から分社に向けていろんな作業をやってきましたが、ようやく体制が整いました。まあ、特別な気負いはありませんが、独立会社として「結果責任」が厳しく問われるので、身の引き締まる思いですね。 <strong>今回の分社化はスポーツ事業に限ったことではなく、住友ゴムの全体構想によるものですね。</strong> おっしゃるとおりです。 <strong>それで8社誕生した。化成品の「SRIハイブリッド」(資本金25億円)、タイヤ販社の「ダンロップタイヤ」(同1億円)、ユニークなのは研究開発本部が独立した「SRI研究開発」(同1000万円)もあって、実に細かく分解しました。</strong> <strong>資本金65億円の「SRIスポーツ」は筆頭子会社の位置付けです。</strong> ええ。 <strong>中身はのちほど伺うとして、まずは大きな流れを教えてください。なぜ再編だったのか?</strong> これは時代の流れもありますが、住友ゴムグループとしてどのような組織が望ましいのかを様々な角度から検証したんです。オーツタイヤとの合併があったし、ブランド管理会社の役割だった「日本ダンロップ」の解散もありました。 それぞれの事業が売上や利益を効率良く伸ばすためには、個別の市場に迅速かつ的確に対応する必要があったわけです。 別の言い方をすればですね、これまでは住友ゴムという「全体最適」の中で物事を見てきましたが、今後は個々の最適値を探らなければ時代の変化に対応できない。そういった構想が原点です。 <strong>スポーツは子会社の中で最大規模。それだけに責任も重大ですね。</strong> まあ、規模の大小は別にしても、権限と責任は比例しますでしょ。覚悟はしてます(笑)。 <strong>肝心な話、分社でスポーツ事業の何が変わるんですか。</strong> 一言でいえば、販売、開発、生産が同一会社になったことですよ。親会社の住友ゴムはタイヤの製造販売以外にも、グループの本社機能を持っていて、それは間接部門を束ねる役割でもあるわけです。 人事、総務、経理、システム、知財などを本社が統括して、これを除く実ビジネスの部分を専門会社に委ねていくという感じですね。 従来は企画開発と工場が違う組織だったので、いろんな不都合がありましたが、それを改善して利益責任を確立する、さらに個別事業で利益追求をするためにベクトルを合わせるということです。 <h2>工場の属性はどこ?</h2> <strong>SRIスポーツはどういった組織になりました?</strong> 7つの部に分かれます。具体的にはゴルフ営業部、テニス営業部、海外営業部に、スポーツ企画部、業務部と、各営業部に横串を通す技術部、それから工場との橋渡しをする生産技術部。さらには市島工場です。取締役はわたしを含めて6名になります。 <strong>マーケティング部がありませんが、これを担うのは企画部ですか。</strong> 戦略は全社で練りますが、色合いとしてはそうですね。企画部は宣伝とプロ関連の仕事が中心です。 <strong>広報も企画部ですか?</strong> いや、広報は本社でカバーしていきます。間接部門は本社機能というのが基本的な考えですから。 <strong>う~ん……。</strong> なにか? <strong>少し微妙な感じがするんです。広報機能は単なるアナウンスではなく、企画なり販促の支援活動の意味合いが強い。つまり専門性が求められる。</strong> <strong>これをですね、タイヤ中心の本社広報でカバーできるのか……?</strong> たしかに広報活動は大事ですが、組織のどこに帰属するのかというよりは、中身の問題だと思うんですよ。 広報活動は営業と違って数字に表われるものではありませんが、レシーバーは明確じゃないですか。記者一人ひとりの顔を思い浮かべ、どうやって話題を提供するか。開発の裏話やストーリーを発信する役割でしょ。 意思疎通をしっかりやれば本社業務でも大丈夫、だと思いますね。 同じことは人事もなんですよ。SRIスポーツは人事機能を持ちませんので、学校の先生から入社の問い合わせを受けても、それは住友ゴムが窓口ですと。 もちろん本社に要望は出しますよ。こういったキャリアの人間をこれだけください、と。でもこれらは全て間接部門の範疇なんです。したがって広報や人事をSRIスポーツで持つことは考えていません。逆に伺いたいんですが、どう思われます? <strong>先日、他社の広報担当とゴルフをしたんですよ。帰りに業務用のハイエースで送ってもらいましたが、これがまあボロボロで、もの凄い音なんです。</strong> <strong>それで車中大声で話す。大声で、新商品の苦労話とかを話す。そういった話が記事になるかは別として、記者の頭や心に擦り込まれますね。専門職としての広報マンはそういった仕事だと思いますが、本社の業務でやれるのか……。</strong> なるほどねぇ。そのあたりは心にとめておきますが、要はやる気だと思ってます。 <h2>工場獲得で対話が生まれアイデアが生まれる</h2> <strong>組織づくりをする上で、工場の帰属も議論になったんじゃないですか。ひとつの工場でゴルフボールと産業品を作るケースがある。これをどこに帰属させるのか。</strong> <strong>市島工場(兵庫県)はゴルフ専用ですが、インドネシア工場は一部ボール、加古川工場(兵庫県)は一部テニスボールを作っている。どうやって分類するんですか?</strong> あのね、そんなに難しい問題じゃないと思いますよ。その工場の実態を見れば明らかじゃないですか。 たとえばインドネシア工場はスミトモ・ラバー・インドネシアの中でタイヤとボールを作っていますが、だから住友ゴムエ業に帰属する。同様に、加古川工場はSRIハイブリッドに入ります。 <strong>加古川やインドネシアで作った製品をSRIスポーツが購入するわけですか。</strong> そうなります。 <strong>すると、冒頭おっしゃった製販一体が未完成になりませんか。</strong> なぜです。そうはなりませんよ。 我々は今回の再編で市島工場を得たわけだし、工場長がインドネシアと密接に連絡を取り合えばいいことじゃないですか。わたしの命令系統で一本化されて、緊密な対応を図れるんです。 これまではそうじゃなかったんですよ。設備投資をしたくてもボールビジネスの採算だけでは決断できず、住友ゴムの全体最適から断念したこともありました。 でもね、新組織は違います。あくまでSRIスポーツの判断で、我々が必要だと思ったら投資できますから、これは非常に大きいんです。 <h2>ボールパッケージの齟齬</h2> <strong>新組織への再編成は、売上や利益の伸長を狙ったものでしょうが、なぜそうなるのか、具体的なイメージを教えてください。</strong> まず、企画開発を含めた製販統合が実現すると、社内に共通の考えが生まれやすくなります。工場も営業も同じ会社の社員だから、従来は工場の生産性だけでものを見ていた人達も、営業や企画との対話によって新しい発想ができるようになりますよね。 <strong>たとえば……?</strong> 一例を申し上げるとボールのパッケージです。あるいはボールのスタンプでもいい。 営業は最初にボンッと売りたいから派手なパッケージを要求する。工場は、「こんな金掛けてしょうもない」って内心面白くないわけです(笑)。だけど両者が対話すれば安い方法で効果的な作り方ができるじゃないですか。 ゴルフクラブはキャロウェイさんが抜けて、『ゼクシオ』を立ち上げたことで強固な一体感が生まれましたが、ボールはそこまで至らなかった。要するに、クラブとボールには温度差があったわけですよ。 <strong>なるほど。御社は長らくキャロウェイを輸入販売していましたが、キャロウェイが日本で独り立ちしてライバルになった。</strong> <strong>その危機感がクラブ事業の一体感を生んだわけでしょうが、ゴルフクラブを100とすればボールとの温度差はどれくらいですか。</strong> う〜ん、それは難しい質問やけど……70ぐらいじゃないですかねえ。あくまで感覚的にですが、3割の対話不足があったように思います。 <h2>販社の資本を考える</h2> <strong>SRIスポーツの社員は250名ですが、これは工場も含みますか?</strong> ええ。市島工場の約100名が入ります。 <strong>となると各地の販売会社は別ですね。販社はSRIスポーツの全額出資子会社ですか。</strong> いえ、全額出資は東京と大阪に本社機能を持つダンロップスポーツと、二木さんやヴィクトリアさんなど広域販売店をカバーするダンロップスポーツNSの2社です。 それ以外に6つの地域販社がありましてね、ダンロップスポーツ北海道や中部などは、ほとんどの場合地元資本との折半出資になっています。 <strong>販社スタッフは何人ですか?</strong> 総勢500名を超えるんですよ。なのでSRIスポーツと販社を合わせて総勢800人規模の組織になります。 <strong>全額出資の直系販社と折半出資の地域販社は、売上比率でどれくらいですか?</strong> 6対4で前者が多いですね。なんか、質問が細かくなってきましたねえ(苦笑) <strong>なんせ、大きな組織改革なので、組織図を具体的にイメージしたいわけです。で、すべての販社が純血資本ではないということが、今後ハンディになりませんか?</strong> なるほどね。そのあたりの話ですか(笑)。仮にすべてが全額出資の販社じゃないとしても、それがハンディになることは全くありません。 おっしやりたいことはわかりますよ。意思統一でどうなのか、管理面でどうかといったことでしょうが、全く心配はございません。この業界、ピークに比べれば6〜7割の規模感になっているじゃないですか。 ゆえに命令系統をしっかりして、一枚岩でやらなきゃ展望が開けない。そういった危機感は各社共通の意識だから、資本の性格がどうであろうと求めるゴールはひとつです。 <h2>グループの総合力でゴルフライフを提案する</h2> <strong>以上、新会社のフレームを伺いました。ここでようやく馬場イズムというか、この組織を使って何をやるのかのビジョンを教えてください。</strong> わかりました。冒頭で、今回の分社は住友ゴムグループの資源を有効活用することが狙いだと申し上げましたが、それはスポーツ事業も同じなんですよ。 我々には様々なシーズがあるのに、きちんと使いこなしてないという反省がありましたから、グループの機能を有機的に絡ませて、その結果ゴルフライフを提案し、ゴルフ人口を拡大したいと考えています。 <strong>たとえば御社の系列にDSE(ダンロップスポーツエンタープライズ)がありますね。ここはSRIスポーツの100%子会社で、トーナメント運営やスクールを展開しています。</strong> <strong>ただ、外野席からの印象を申し上げれば、両者ともよそよそしい雰囲気がありますね。</strong> まあ、そういった印象はともかくとして(苦笑)、連携が希薄だったのは事実だと思います。 我々メーカーは物を作る、それを販社のダンスポが販売する。DSEはソフト、つまり日本で最初のトーナメント運営会社として様々なプロモートをするわけです。同じく子会社のハイマックスは契約を含むプロ関連の仕事ですね。 <strong>実に沢山の機能をもっています。</strong> それが、うまく連携してなかったわけですよ。 考えてみてください。我々がアプローチする先は、全部ゴルファーじゃないですか。ゴルファーが道具を買って練習する、トーナメントを観戦するし、ゴルフ場でプレーを楽しむ。 要はね、そういったイメージを持つことが大事なんですよ。統一したイメージを設定して、グループの総合力を高めることがまずは先決。それを実現してこそ、グループ経営と言えるんじゃないですか。 そのディレクションを、一本の命令系統でやっていく。それが大きな骨組になってきます。 <h2>指揮者として描くイメージ</h2> <strong>そのコンダクター、指揮者の役割が馬場さんですが、どんなイメージでオーケストラを動かします?</strong> うん。たとえば練習場ですが、これまで我々にとって練習場はレンジボール(練習用のワンピースボール)を収める対象でしかなかったわけです。 でも、練習場の現場にはDSEのインストラクターがいるわけだから、彼らが自分の生徒さんを近隣のショップに送客できるじゃないですか。逆にショップさんの顧客をスクールに送ることもできますよね。 その橋渡しを販社のダンスポがやればいいし、ハイマックスが練習場なりお店に契約プロを派遣すれば、集客にものすごく役立ちますね。 こういったことをウチだけじゃなく、各メーカーがやっていけば自然とマーケットは広がりますよ。そうでしょ。それで市場のインフラが整えば、あとはそれぞれの商品力で勝負すればいいんです。 <strong>豚は太らせてから食え。マスマーケティングの鉄則ですね。</strong> つまり、我々のグループシーズを使ってゴルフライフを提案することは、市場の競争原理に着火することもあるんです。これが先ほど申し上げたことの真意ですよ。 <strong>馬場さんは巨視観ですね。自分のところだけ考えるメーカーが多い中で、リーディングカンパニーの使命感を帯びている。</strong> そんな偉そうなもんやないけれど(笑) <strong>かつてDSEは、プロトーナメントを興業として育てた実績がありますが、新しい分野への挑戦は採算度外視の面もあったわけですよね。ひとつ気になるのは、住友ゴムから独り立ちすると「親の金庫」をアテにできなくなる。だからアクションが小さくなるというか、リーディングカンパニーとしてダイナミックにやれない心配があるんじゃないか。</strong> そんなことありませんよッ。たとえばダンロップフェニックスにしてもですよ、以前はスポーツ事業部で完全にカバーしていました。逆にタイヤ事業はフェニックスを営業接待や販促で利用するけど、そのために特別のバジェットを組んでもらったことはありません。 親をアテにできないから動きが小さくなる? そんなことないし、心外ですよ。 そんな親の金庫なんて話じゃなくて、むしろスポーツ事業で稼いだお金は我々スポーツできっちり使えるじゃないですか。そうでしょ。主体性を持って積極的にやれるわけだから、可能性はどんどん広がります。 <strong>なるほど。</strong> 市場の経緯を振り返りますと、構造は確実に変わってます。30年前にスターが出た。ジャンボさんや青木さんが登場して、メーカーが様々な仕掛けをした。 でも今は、状況が明らかに違います。ヒーロー待望や一極集中は若干の効果があったとしても、市場全体を底上げするにはどうでしょう。メーカーも進歩しているわけだから、いろんなやり方があるはずです。 <strong>スポーツの売上に占める『ゼクシオ』の比率はどうですか。</strong> 600億円超のうち5割程度を占めますね。 <strong>ほぼ一本足打法に近いですが、怖くないですか。</strong> まぁ、いろいろ考えてますので、お楽しみに(笑) <hr>
    (公開)2023年01月25日
    住友ゴム工業の 100%出資子会社でゴルフ・テニス用品の販売を統括するダンロップスポーツマーケティング(DSM)。その社長に3月、木越浩文氏が就任した。 収束の気配が見えないコロナ禍に加え、米国三大メーカーの猛攻が止まらないなど、厳しい局面での舵取りを迫られる。 課題はゴルフボールのトップシェア奪還と、年末に発売予定の『ゼクシオ』の立て直し。団塊の世代に支えられた巨艦ブランドの再興策は、ゴルフ以外の業界にも参考になるはずだ。 まずは動画、その後本文をお読みください。(聞き手・GEW片山哲郎) <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/bhmReEM_fu0" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>          外ブラに負けて悔しいです <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/04/IMG_4439.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-66627" /> <strong>ジャパンゴルフフェアが終わりましたが、会場の様子を見るとメーカーの力関係がわかりますね。今回は外資メーカー優勢、国内メーカー劣勢の構図が顕著に表われた。どうですか?</strong> 「まあ、そうですね(苦笑)。キャロウェイとピンが豪華なブースで、国内大手の出展はウチとミズノさんぐらいでしたから。外資メーカーへの対抗意識はありますが、マーケットでの勢いの差は否めません。 実際に売り負けてるし、そこは認めざるを得ないと思っています。実際、悔しい思いをしてますから」 <strong>そのフェア会場で「社長の名刺」を配っていました。</strong> 「はい。就任は3月10日で、フェアの2日前だったんですよ。ウチは住友ゴムの100%子会社ですが、その株主総会で決定して、フェア会場で皆さんにご挨拶した。タイミング的にもよかったですね(笑)」 <strong>前職は専務だから、順序として木越さんの社長就任は既定路線だった?</strong> 「う~ん、2年前に専務になって『いつか(社長を)やるのかなあ』という気はしてましたが、なぜ自分が、というのは正直わかりませんね。 ゴルフ事業に長く携わってきたし、販売現場に近いところでやってきたので、そこを評価されたのでしょうか。 わたしのターニングポイントはふたつあって、ひとつは入社5年目に(販社の)ダンロップスポーツ九州に出向したことです。 それ以前の入社後4年間は、修業というか、ブランド推進部に配属されて『ローラン・ギャロス』や『ラコステ』『レノマ』といったライセンス商品の仕事をしてたんです」 <strong>当時はバブルの余韻が色濃く残っていて、シマダ・ジュンコとかDCブランドをゴルフウエアに取り入れてました。全部で十数ブランドあったでしょう。</strong> 「そこまではありませんが、『ジュンコ・シマダ』や『ミッソーニ』もやっていて、ダンロップ系のブランドを含めると10個近くはありましたよね。 で、その後クラブ開発を経験してから、九州の販社という流れです」 <h2>『コスモグレード』の失敗</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/04/98xx_NEW-BREED.jpg" alt="" width="788" height="525" class="size-full wp-image-66619" /> NEW BREED <strong>九州の販社は何歳の頃ですか?</strong> 「25年前だから30歳のときです。九州は97年までいて、そこからブランドの仕事を始めるんですね。 当時は『ニューブリード』が苦戦中で、それを立て直す仕事でした。まあ、それも失敗するんですけど(笑)。それから『コスモグレード』に関わって、」 <strong>『コスモグレード』は青木功を起用した高級モデルで、実に短命でした。</strong> 「短命でしたねえ。当時は一生懸命やりましたが、やることなすこと失敗で(苦笑)。 ただ、『コスモグレード』が失敗して、それが反面教師で『ゼクシオ』につながった面もあるんですよ。 『ゼクシオ』の仕事はデビュー前年の99年に企画に加わって、2000年に立ち上げました。当時はブランド担当で、企画・マーケティングの仕事です。 それから2001年に販売企画部へ移りますが、当時は住友ゴムの中に販売企画部があって、全国10社ほどの販社と一緒に活動していたんです」 <strong>当時は「販社統合」の前ですね。BSも同じですが、あの頃は販社が全国に点在していて、地元の名士が地場資本で経営していた。</strong> <strong>とにかく販社の社長は強烈な個性の持ち主が多くて、いろんな武勇伝を聞いてます。メーカーにとって当時の販社は「お客さん」でもあるわけだから、大変だったでしょう。</strong> 「まあ、そういった方々と商談をして、ビジネスをまとめる仕事ですね。たとえば中部の場合、販社の営業マンと一緒にアルペンさんに行って、商品説明をする。という仕事をずう~っと長くやりました」 <strong>その後、住友ゴムが販社を統合した。各社の権利を買い上げて一本化して、100%子会社にするわけですが、これがダンロップスポーツマーケティング(DSM)の原型になる。現在の業務内容は?</strong> 「販売企画と商品販売。それと店頭での販売促進です。 ただし我々は小売店と密接なので、住友ゴムがキャッチできないユーザーの声を拾って、企画開発につなげるというエッセンスも含まれるんです。 従業員は約340名で、ゴルフとテニス、関連部門を統括しています」 <strong>先日、親会社の住友ゴムが連結決算を発表して、スポーツ事業売上は17%減(約702億円)と散々だった。ここまで悪いのは珍しいですね。</strong> 「まあ、そうですねえ。去年は3~5月が一番ひどくて、コロナでビジネスがストップしましたから」 <strong>6月以降の商況はどうです?</strong> 「その時期になると、注文もそれなりに入って、7月ぐらいからリベンジ消費に入ります。 それで下期は昨対クリアの流れですが、まあ、頑張って取り戻しにかかったものの、ピンがとにかく強かったでしょ。 当社としては、市場の復活ほどには取り返せなくて、特に『ゼクシオ』のユーザーは高齢者率が高いじゃないですか。コロナ禍で一番戻りが遅い年代だから、それも影響したと思っています。 その中で一矢報いたのが『スリクソンZX』なんですよ。松山プロの使用が影響して、対予算比で約120%と健闘しています」 <h2>性能は絶対に負けてない!</h2> <strong>さて、近年の外ブラ攻勢ですが、過去20年、威勢を誇った『ゼクシオ』もタジタジの状況です。要因をどう考えますか?</strong> 「そうですねえ。ひとつは情報が完全にグローバル化したこと。米ツアーの露出量が飛躍的に高まったことが大きいです。 あとはマーケティングの力ですね。商品を魅力的に見せるプレゼン能力の高さにおいて、ウチは完全に負けてますよ。このふたつが大きいでしょう」 <strong>作り方はどうですか?</strong> 「商品の性能は絶対に負けてません!」 <strong>というか、作り方の問題です。外ブラは慣性モーメントを大きくして、形状や構造、理論その他が先進的に映ります。</strong> <strong>その一方、日本メーカーは総じて反発性能の追求と、パーシモン(柿材)時代の洋梨シェイプから脱却できない印象がある。</strong> <strong>特に反発性能は、御社のインピーダンスマッチングが開祖ですね。あの特許は実に早くて強烈だった。</strong> 「あれはパーシモン時代のフェースインサートとボールの反発について、双方最適な周波数領域があるという特許です」 <strong>パーシモンの時代にボールとヘッドの反発に最適値があることを発見して、特許化した。</strong> <strong>その先見性は見事だったし、チタンの時代が来てあの特許がますます生きてくる。USGAが反発性能を規制したのは、御社の特許潰しが狙いでしょう。</strong> 「そこは、わかりませんね」 <strong>わかりませんが、アメリカの大手メーカーがUSGAに働き掛けて、高反発を禁止にした。返す刀で(可変式の)カチャカチャをルール適合にして、一気に形勢逆転した。それでよろしいですか?</strong> 「よろしいですかと言われても、そこはわからない部分なので(苦笑)」 <strong>米メーカーにすれば、最適反発で飛ぶクラブを作ると御社の特許につかまってしまう。これは由々しき問題でしょう。</strong> 「まあ、いずれにせよ、反発係数を下げろとなったときはかなり大変でしたよね。規制は2008年からですが、その前に発売した『ゼクシオ』は(高反発と適合値内の)ダブルスタンダードでやりましたし。 でも、繰り返しになりますが、今度の『ZX』が外ブラより飛ばないなんてことは決してないです。 たしかに一時、外ブラが飛んでたこともありました。向こうは規制ギリギリでやる、ウチはある程度余裕を見て開発する。その差があったわけですが、今は同等以上でやれてますよ」 <h2>『ゼクシオ』で可変式をやる?</h2> <strong>『ゼクシオ』はカチャカチャをやりませんね。やればいいのに。</strong> 「これまでの話をすればですよ、カチャカチャで購入者が迷うのを避けたかった面があるんです。 『ゼクシオ』の購入者はシニア世代が多いので、物を複雑にするよりも『あなたにはこれが最適です』と。 つまり、そのまま使える、わかりやすさが大事だと考えて、カチャカチャをやらなかったわけですよ」 <strong>十数年前、御社の幹部が「ゼクシオで不具合が出たら命取りになる」と言ってました。複雑なカチャカチャでリコールが出たら、業界最大のブランドだけにその影響はハンパじゃない。</strong> 「まあ、当時はそういう考えがあったかもしれませんが、今はまったく違います。 実際、『スリクソン』でもカチャカチャをやってますし、そこが問題でやらなかったわけではありません」 <strong>通常の『ゼクシオ』はノーマルで、それより若い世代向けの『ゼクシオX』でカチャカチャをやるとか。次のモデルでどうですか?</strong> 「・・・・・あくまでも私見ですが、可能性はあるでしょうね、今の話の流れからすると。 やってやれないことはないし、要はどこまで取りに行くかでしょう。そこが大きな判断基準です」 <strong>団塊の世代は2025年、後期高齢者に全部入る。「ゼクシオ世代」のゴルフリタイアは目前だから、その下の世代を『X』で取りに行く。という流れで、可変機能を否定する理由はありませんよね。</strong> 「ですからここまでの売り方は『ゼクシオは極力わかりやすく』が確実にあって、今後どうなるかは今後の課題です」 <strong>『ゼクシオX』のカチャカチャは否定しない。</strong> 「わたしは否定しません。ほかの社員がどう思ってるかは知りませんし、本社の神戸がどう考えてるのかわかりませんが。 神戸には寝る間も惜しんでクラブ開発を考えるメンバーが山のようにいますので、彼らは彼らの論理をもっている。 そこと販売現場に近い我々の意見を戦わせるのがウチの流儀で、先ほどの話、高反発とのダブルスタンダードを決めたときも毎晩深夜まで激論しましたから」 <strong>次の『ゼクシオ』もギリギリまで議論するわけですね。</strong> 「当然そうです」 <h2>米国3社は手ごわいです</h2> <strong>『ゼクシオ』の話はひとまず横に置くとして、外ブラ優勢の要因に「専業メーカー」の強みはありませんか。</strong> <strong>日本の大手メーカーは御社を含めて大企業の事業部か子会社です。向こうはゴルフでしか生きられない。そのあたりの厳しさが違う。</strong> 「・・・・・・・・・・・うん、あるでしょうね」 <strong>寄らば大樹で甘えてる?</strong> 「甘えてるんじゃない。ゴルフに特化して思い切った判断ができないんです。その悔しさはありますよ、けっこう」 <strong>具体的には?</strong> 「・・・具体的には言えませんけどね。ただ、どこまで投資できるのか、できないのか。思い切った投資判断において、専業メーカーとは違うんでしょう」 <strong>キャロウェイはトップゴルフを買収した。これにはトップトレーサーも付いてきます。</strong> 「凄いですよね」 <strong>好業績のテーラーメイドは売りに出された。売価は2000億円超。どこが買うにせよ、企業価値を高めるために再投資するはずです。</strong> <strong>特にファンド系が買ったら、徹底的に再強化するでしょう。</strong> 「でしょうね」 <strong>ピンは非上場会社で資金も潤沢だから、外野のステイクホルダー、つまり株主の雑音に左右されない。我が道をゆく強さがある。</strong> 「ですよね」 <strong>手ごわいですか、そのあたり。</strong> 「手ごわいです。それぞれ、間違いなく手ごわいです」 <h2>トップシェア奪還の狙い</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/xxio_11-x2.jpg" alt="アスリートが『ゼクシオ エックス』に興味を示し始めた" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60456" /> <strong>手ごわい外ブラにどうやって対抗するんですか?</strong> 「まずはシェアを高めることです」 <strong>んー、シェア主義ですか? シェア主義には、物量で支配して他社をブロックする、そんな前時代的なイメージがあるんですが。</strong> 「いえ、わたしが言ってるのは単にシェアの話ではなく、社員のプライド、モチベーションの話なんですよ。 実は専門会社を使った社内の意識調査をしましてね、ウチの強みは業界内での知名度や、高いシェアに対するプライドが結束のエネルギーになっている。 この部分が突出して高いんですよ。なので、まずはこの部分を再強化したいんだ、と。 一方の弱みは会社が『重い』こと、つまり動きが遅い、スピーディな判断が必要という課題が上がっています」 <strong>なるほど、企業は生モノだから、社員の熱量が不可欠になる。社員を鼓舞するにはシェアがわかりやすい。</strong> 「そうなんです」 <strong>営業部隊は日々、最前線で戦ってるから、後方支援が遅いと苛立つでしょうね。</strong> 「そこで、自由闊達な議論ができる社風が必要になります。たとえばオフサイトミーティングですが、会社全体を30ほどのチームに分けて、年齢層を幅広く、部署も横断的にして、ウチの役員がそれぞれ入る。 言いたいことを言って課題を取り出し、アクションプランにつなげるという流れです。 その一環として役職名で呼ぶことをやめたんですよ。『木越社長』より『木越さん』のほうが人間関係が近くなるじゃないですか(笑)」 <strong>トップの思想も大事でしょうね。ゴルフみたいに競合が激しく、ちょっとしたことで勢力図が変わる市場では企業の思想性が力になりますから。</strong> 「ホントですよね、まったく同感です」 <strong>ぼくは今年「利他と寛容」を自分の標語にしたんですがね。</strong> 「いいですねえ。わたしは今年の元旦に『言行一致』『高い志』『仁の心』を掲げました」 <strong>その言葉でV字回復を目指す。</strong> 「はい、V字回復を目指します」 <strong>V字回復の要点は何ですか?</strong> 「まずはボールのトップシェア復活ですよ。去年はトップから落ちたから首位奪還が至上命題で、これにより社員のプライドを回復させて、熱量を高めること。 もうひとつは『ゼクシオ』で、このふたつが最大のテーマになります。 ボールのシェアはシャワー効果が大事なので、『スリクソン』のブランドをより高い位置に上げながら『Zスター』を何がなんでも成功させること。 松山プロの活躍がひとつの要件ですが、話題性の面で仕込んだのが『ダイヤモンド』なんですよ。 『スリクソン』は『XV』と『Zスター』があって、その中間的な位置に限定販売の『ダイヤモンド』を投入しました。 これは海外のトップ選手が満足する、ロングアイアンでも止められる性能に特化したもので、国内でも話題作りをやりました」 <strong>いくらですか?</strong> 「ダース6300円です」 <strong>全体的なボールのマッピングは?</strong> 「ウチはきれいに4分類していて、頂点はトップ選手用のフラッグシップ(スリクソン)。 次に『ゼクシオ』に代表されるディスタンス系。この下に中価格帯と低価格帯という布陣です」 <strong>トップシェア奪還は、数量と金額どちらですか。</strong> 「両方取るのがベストですが、どちらかを優先となれば金額で取りたいですね」 <strong>トップシェアの目安は?</strong> 「3割です。小売市場では25~26%でトップになれますが、出荷ベースも見れば3割かなと」 <h2>『ゼクシオX』の2025作戦</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/04/IMG_5406.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-66624" /> <strong>さて、もうひとつの課題になる『ゼクシオ』ですが、こちらの戦略はどうですか?</strong> 「はい。現行モデルは今年2年目になりますが、『ゼクシオ』の良さは価格を含めて安心できるブランドです。 年内は次作の準備に入るので、そこを含めた骨太の戦略を打ち立てること。かつシェアも少し高めたい、と」 <strong>先ほどカチャカチャの件で尋ねましたが、別の角度から深掘りします。現行の11代目は『X』とダブルでやりましたが、あれは失敗?</strong> 「いや、失敗ではないですよッ(苦笑)。『ゼクシオ』は以前も2タイプありましたが、今回はより明確に分けたことで数%出荷量が増えました。 そもそも急に『X』にシフトできるとは考えてなくて、使用者の年齢構成を考えながら見てるんですね。 既に5年先、10年先の見通しを立てていて、ある時期に(Xと通常モデルが)入れ替わるだろうと。そこに向けての初年度が今のモデルなので、計画としては想定とニアリーな数字です」 <strong>「ある時期」は、団塊の世代が後期高齢者に突入する2025年ですか?</strong> 「そのあたりが入れ替わるタイミングだと見ています」 <strong>そこで大事なのが演出力です。先ほど「外ブラの演出力は凄い」と話されましたが、たとえば『ゼクシオX』を松山が使ったら凄いインパクトがありましたよね。</strong> 「そうでしょうが、その可能性はほとんどないですよね(苦笑)」 <strong>要するに、思いっきりやれるのか、という話です。</strong> <strong>今の『X』は『ゼクシオ』としては新しい演出、つまり新しいゴルフライフ、新しいゴルフファッションを演出したけど、あくまで「ゼクシオとしては」という注釈がつく。</strong> <strong>まあ、肝心なタイミングでコロナが来てしまった不運はありますが、『X』の演出にそれほど強いインパクトは感じなかったんですね。</strong> 「まあ、ご批判は真摯に受け止めます(苦笑)」 <strong>2025年対策としての『X』をどう伝えたいわけですか?</strong> 「あのぉ、いま言われた新しいスタイルがゴルファーに伝わっているなと感じる反面、それだけじゃドライブが掛からないというのも正直なところなんですね、この1年半やった結果。 なので、もっと外ブラにガチンコでぶつけなきゃと思っているわけですよ」 <strong>オッ。『X』がキャロウェイやテーラーの対抗商品になるイメージですか。</strong> 「そうならなければと思っていて、微修正を掛ける予定です」 <strong>大修整じゃなくて、微修正。</strong> 「大修整すると『スリクソン』と被るじゃないですか。 なので中修正か小修整か微修正かわかりませんが、少なくともわたしは修正の必要を感じているので、社内で練り込んでいる最中なんです」 <strong>なるほど、もっとディテールをください。</strong> 「いやあ、いま話したのが限界です。本当にギリギリなんですよ(苦笑)。 それと通常の『ゼクシオ』も、安心と信頼を担保しながら新しい要素を入れる必要があって、11代目はそれをやり切れなかったかな、という反省はありますね」 <h2>リーディング企業の矜持がある</h2> <strong>今から20年ほど前、初期の『ゼクシオ』は構えが大きかった。</strong> <strong>「21世紀は美しく飛ばそう」とか「空へ」とか。大きく構えたキャッチコピーで、インパクト音とビジュアルを融合させながら壮大な世界観を演出した。</strong> 「ありがとうございます(笑)」 <strong>最近は、インパクトが薄い?</strong> 「・・・耳が痛いですねえ(苦笑)」 <strong>『ゼクシオ』はクルマの「いつかはクラウン」と同じ路線で、20年前に大企業の部長職だったビジネスマンと一緒に成長してきました。その成功で胡坐をかいた?</strong> 「とんでもないッ。そんな余裕なんかないですよ。先ほどの話、外ブラにはかなり攻め込まれていますから」 <strong>御社は業界のリーディングカンパニーだし、外ブラと四つ相撲をとれる唯一の国内メーカーだけに、頑張ってもらいたいですよね。</strong> 「ありがとうございます。やはり、リーディングカンパニーは特別な存在だと思うんですね。 市場では競争に勝つことが大事ですが、それだけじゃなく、市場全体を大きくして、マーケット自体が豊かになることも大事です。 ゴルフに関わるいろんな企業があるじゃないですか。そういったところにも貢献したいし、貢献できる企業になりたいんですよ」 <strong>そこがリーディングカンパニーの矜持ですね。トーナメントに投資するし、ゴルファー育成のスクールも大規模にやる。</strong> <strong>比べて外資メーカーは市場育成への投資が少ないですね。利益のかなりを本国に持ち帰るから。</strong> 「そう、刈り取るだけです。だからウチは違うんだということが、我々のプライドの源泉なんですよ。 このプライドは過去もそうだし、これからも持ち続けたい。そのためには、とにかく元気が大事です。 社長就任の挨拶でも言いましたが、元気で明るい会社にしたいんです。右肩下がりの業界になって、社員の元気がなくなってますが、今回、思わぬコロナで市場復活したことを見ると、何かのきっかけで好転するわけじゃないですか。 もちろん感染症は不幸な出来事だし、一刻も早い撲滅が望まれますが、何かで成長感を実感できることが非常に大事で、その上でシェアですね。 シェアはお客様からの信頼の総和なので、まずはここを高めること。高めて社員の士気を上げることです」 <strong>「住友」との連携も、今後を考える上で重要でしょう。</strong> 「はい。ウチには住友の看板もありますからね、開発へのサポートだけじゃなく、タイヤからの紹介販売や著名人との関りなど、シャワー効果が期待できるんですよ。 それで思うのは、安倍前総理がトランプさんとのゴルフで『白いヘッド』を使ってましたが、やっぱり国産ブランドを使ってもらいたいですよね」 <strong>そこは御社のロビー活動でしょう。使わせなきゃ。</strong> 「ああ、それはそうです。まったくそうです(笑)」
    (公開)2021年04月10日
    <iframe src="https://www.youtube.com/embed/h86pnfDGrJs" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> 日本プロドラコン協会(JPDA)は9月5日、宮城県の大崎ゴルフ倶楽部で、アマチュア参加型ゴルフイベント「飛びゴル38in 宮城」を開催。同大会ではダンロップの『スリクソンX2』が公式試合球として採用され、ダンロップのPRに一役買っている。両社のタッグ誕生の理由とは? <img class="alignnone size-full wp-image-64112" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_2.jpg" alt="スリクソンX2" width="788" height="525" /> <h2>ダンロップスポーツマーケティング 猿田久和部長がタッグ誕生を語る</h2> &nbsp; 「実は前作の『スリクソンX』の発売当時にもドラコンプロを活用したプロモーション案が浮上していました。しかし当時はドラコンとの接点がなく断念せざるをえませんでした。 それから2年後――。今作の発売を前に当社のスタッフが偶然ドラコンプロと知り合い、しかもそのプロが前作の『スリクソンX』を使用してJPDAドラコン大会で優勝したということを知ったのです。早速『スリクソンX2』をテストしてもらったところ高い評価をいただき、JPDAに正式にテストしてもらえることに。多くのプロからも高評価を得て、JPDAの公式球に採用してもらえることになりました。 当社からは年間を通じ、JPDA公式戦の試合球をサポートさせていただきますが、プロからは性能評価以外にも、『公式球によって大会における平等性が保たれる』『競技自体のレベルアップに繋がる』という声など、多数いただいています。 当社としても、〝飛び〟の代名詞ともいえるドラコン大会に公式球として採用されるというニュースが、『スリクソンX2』は、『飛ぶボール』なんだということを、ダイレクトにゴルファーに伝えることができます。 また、プロを通じて、アマチュアゴルファーにボール性能を理解いただき、これまでの『飛ぶボール=硬くて止まらない』というイメージが変わったという多くの声を頂戴しています。当社にとっては願ってもないコラボと思っています」 <img class="alignnone size-full wp-image-64113" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_3.jpg" alt="" width="788" height="525" /> また、日本プロドラコン協会(JPDA)松谷伸次代表は、 「ドラコンは意外とボールにかかる経費が高く、各プロが自前で用意しないといけないため、経済力などによって、どうしてもボールにかけられる予算に差が出てしまいます。ボールの貧富の差はパフォーマンスにも影響するので、以前より統一球を考えなければいけないと思っていました。 そんな時、当団体のプロがダンロップさんと知り合いだった縁で、『スリクソンX2』を公式球として提供していただけることになりました。すると6月に静岡で開催した大会では、参加プロ39名中31名が公式記録として自己ベストを更新。さらに女子プロの日本記録が出ました。 これだけ記録ずくめなのは、確実にボールの性能によるものだと確信しています。これまで大手のゴルフメーカーにはドラコンを応援しようという空気はありませんでした。ただ、世界のダンロップに認めてもらえたことで、ドラコンの社会的信用が上がったと思っています。 ただ、これでゴールだと思ってはいけません。今度は私たちが『スリクソンX2』を継続して応援していく必要があります。今回のイベントの様子もダンロップさんのウェブサイトに掲載されるわけですから、地味なセットにしてダンロップさんに恥ずかしい思いをさせたくありませんので、会場のセットには今まで以上に費用を投じました。 国内メーカーが海外メーカーに押されている今、国産ブランドをもっと盛り上げたい。JPDAとしてできることを地道にやりながら、少しでも『スリクソンX2』の足し算になりたいですね」 <h2>ダンロップ社員4名派遣の意気込み</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-64114" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_4.jpg" alt="" width="788" height="525" /> イベント当日は、ダンロップスポーツマーケティングから、ゴルフ販売促進部の猿田久和部長、ゴルフ販促宣伝部の平尾竜司部長、ゴルフ販売企画部一課の益田和敬課長、ゴルフ販売企画部一課の松川由花さんの4名が運営スタッフとして参加。 プロアマでは、『スリクソンX2』を使用したチャレンジホールを設置。参加者に丁寧にボール性能を説明するなど、会場を走り回っていた。 「社員4名も参加するのは多いのではという声も社内にはありましたが、思い切って4名でサポートさせていただくことにしました。このイベントと『スリクソンX2』への想いは本気ですので」(平尾部長)――。 <h2>プロドラコンツアー公式球の爆飛び 『スリクソンX2』を徹底検証</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-64115" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_5.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 特別ゲストの真矢さん (LUNA SEA)と石黒彩さん(元モーニング娘。)にもインタビュー 真矢さん:『スリクソンX2』に変えました! 僕は元々SRIXON 信者で、あらゆるDUNLOP 製のボールを打たせてもらっています。『スリクソンX2』はアイアンやウエッジでフェースにくっついてくれて、ウッドも飛んでくれる、出したい球が出しやすいボールです。 石黒彩さん:距離が出る方は使うと良いんじゃないかと思いました。一度使うと皆さん使いたくなると思います。 <img class="alignnone size-full wp-image-64117" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_6.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 稲熊玲奈プロ (右) 丹羽香菜子プロ (左) 稲熊プロ:吸いつく感じがあって飛ぶ!って感じですかね、私のイメージは。打感もすごく良かったのでこれからエース球として使おうと思います。 丹羽プロ:ドライバーはソフトな打感だけど、当たりはしっかり感じるのでいいな、と思いました。パッティング時もやわらかい印象で、イメージが出しやすいですね。 <img class="alignnone size-full wp-image-64118" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_7.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 松本正志さん (61歳):アマチュアの部で279Y を記録しました! 普段『Z STAR』を使用していますが、『スリクソンX2』は飛び過ぎることへの慣れっていうんですか、そこの部分をコントロールできれば、スピン性能も良いですし、すごく使いやすいボールだと思います。 <img class="alignnone size-full wp-image-64119" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_8.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 股野仁一さん (33歳):ドラコン大会アマチュアの部で、299.9Y を『スリクソンX2』で記録しました。JDPA の公式球なんですね。いままでのMY ボールよりも確実に飛ぶ印象で、フィーリングも柔らかい感じがしました。 <img class="alignnone size-full wp-image-64120" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_9.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 長谷川剣登プロ:メチャクチャ飛びます。ボールスピン量が多くないと思うので直進性があって、飛距離がすごい出ると思います。 <img class="alignnone size-full wp-image-64121" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_10.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 松本宗矢プロ:ショートホールで、バックスピンがかかって戻ってきたよね。スピンもしっかり入っているので、良いボールだなと思いました。 <img class="alignnone size-full wp-image-64122" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_11.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 小塚友子さん:残り110Y はいつも9 番アイアンを使うんですけど、ピッチング使ってオーバーしました(笑)スゴく飛びます。 <img class="alignnone size-full wp-image-64147" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_15.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 豊里友也さん(44歳):当たり、打感、飛びとすべて良く、『スリクソンX2』ボールは7 月の発売以来、ずっと使わせてもらっています。 <img class="alignnone size-full wp-image-64124" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_13.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 竹口雅之さん(56歳):今までよりソフトな感じがするんですよね。ソフトな感じがするのにグっと行くので、このボールいいなって。アイアンの番手でいうと確実に1番手以上飛びますね。 <img class="alignnone size-full wp-image-64125" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/200930_srixon_14.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 高城圭一さん (51歳):硬くもなく、柔らかすぎることもなく、初速が出てすごく良かったです。飛んで、曲がらないからパーオン率が上がるので、スコアアップが楽しみですね。 ダンロップスポーツマーケティング/TEL 0120‐65‐3045
    (公開)2020年10月02日
    6月中旬、新宿住友ビルの地下1階に「ダンロップクラブハウス新宿店」がオープンした。売場面積は105坪で、ゴルフに関わる「モノ・コト・学び」が体験できる。都営大江戸線の「都庁前駅」から直結で、大型駐車場も完備。 「この新宿店は、従来の赤坂店と高輪店を閉鎖して統合した最新の直営店です」(内田基博店長) というだけに、様々な工夫が凝らされている。まず「モノ」についてだが、クラブは全モデルの全スペックを取り揃えるだけではなく、同店でしか買えない限定品もある。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/IMG_5096.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62956" /> 『ゼクシオ』の削り出しパター(オープン価格)もそのひとつで、東大阪の小田パターとタイアップしたモデル。売価は9万5000円ほどになりそうで、今回はピンタイプだけだが、今後マレットも発売予定。将来的にはボールやアイアンにも「限定品」を広げていきそうだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/8b824b58cfd8911692b142738b27aae8.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62954" /> <h2>それぞれ使用目的が異なる試打室を3室完備</h2> もうひとつのウリは充実したフィッティング。試打室を3室備え、そのひとつが同社独自の「インターナショナルフレックスコード」を活用した打席となる。これは、ダウンスイングにおける手首のコッキングの角度やフェースローテーションの使い方によって、適正シャフトを示すシステム。 まず、シャフト全体を4か所に分割し、各部の硬さを1~9の数値で表示。双方の数字を組み合わせた4桁の番号が個々のゴルファーの「最適番号」となるわけだ。 同時に『スカイトラック』の弾道数値を見ながらクラブドクターが最適なスペックを推奨してくれる。当面は無料で約1時間、みっちりフィッティングサービスが受けられる。 9月を目処に「個人レッスン」も開講予定だ。弾道測定器『プリズム』と『ダンロップゴルフスイングヴィジョン』を併用し、弾道分析とスイング分析を行う内容。 このほかに、SGゴルフジャパンの『SDR』というシミュレーターを導入したゴルフの体験打席もある。住友ビルだけでも1000人以上の会社員が働くため、ゴルフの疑似体験を促していく。こちらも当面は無料サービス。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/e87eb8cb74ff801006b345706adb753f-1.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62951" /> <h2>松山英樹のクラブを調整したクラフトマンが工房に常駐</h2> 以上に加え、松山英樹のクラブ調整を行ってきたクラフトマンが常駐する工房も完備。ボールのオウンネームサービスやアシックスのシューズフィッティング、ウエア販売など、ワンストップで「モノ・コト・学び」が体験できるコンセプト。 新宿の超高層ビル街で、最新のゴルフワールドを味わってみるのも面白そう。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/AnOmDDJYbuQ?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> 東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビルB1 TEL.03-6258-1802 営業時間 定休日:無休(年末年始を除く) 営業時間:11:00~20:00
    (公開)2020年07月03日
    住友ゴム工業は7日、都内のホテルで2019年12月7日に発売する11代目『ゼクシオ』の記者発表を行った。報道陣は160名と過去最多、2000年2月の初代デビューから20年の節目となるだけに、派手な「成人式」を演出した。 発表会は13時から15時までの2時間。契約プロの中嶋常幸、大堀裕次郎、新垣比菜、そして元メジャーリーガーの上原浩治氏によるトークショーも行ったが、伝えたかったことは「リブランディング」。つまり、世界観の一新だった。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/xxio11.jpg" alt="ゼクシオ「成人式」を迎えて世界観を一新" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59370" /> 19年連続国内ゴルフクラブ売上1位、累計2100万本を販売するなど不動の人気を誇っているが、一方では「おじさんのクラブ」という定評もある。 デビュー時の主要顧客が後期高齢者に突入する中、ブランドイメージを一新する必要に迫られた。そこで20年目の再出発に踏み切ったもの。スポーツ事業本部の川松英明本部長がリブランドの狙いをこう語る。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/xxio10.jpg" alt="ゼクシオ「成人式」を迎えて世界観を一新" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59369" /> 「世情は大きく変わっています。マスから『個』が主人公になった。SNSの普及で情報共有の社会になった。そして、モノ消費から『コト消費』になってきたこと。ゴルフ界に目を転じれば、接待ゴルフや社内コンペなどのビジネス需要が縮小し、プライベート需要が拡大傾向にあります。 価値観の多様化が進む中、ゴルフの楽しみ方も多様化している。これらを総合的に考えて、大幅なリブランドに踏み切りました」 <h2>「X」と「イレブン」の両輪で回す</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/xxio9.jpg" alt="ゼクシオ「成人式」を迎えて世界観を一新" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59368" /> ポイントは2点。ひとつは商品展開で、従来の『ゼクシオ』を継承する『イレブン』と、体力があるゴルファー向けの『X』に大別したことだ。これにより『ミヤザキモデル』は廃盤(シャフトのミヤザキは継続)となり、『X』の販売構成比を2割にしたい考え。 もうひとつは、ゴルフの多様な楽しみ方をスマホアプリの提供や「音楽配信」などによって立体的に感じさせる「体験価値」の提案だ。アプリはスコア管理、ショット解析、ナビ機能等があり、世界最大の音楽配信会社スポティファイと提携して「ゼクシオ・チョイスの楽曲」を提供するなど、順次コンテンツを盛り込む構え。「脱おじさん」に本腰を入れる。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/xxio12.jpg" alt="ゼクシオ「成人式」を迎えて世界観を一新" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59371" /> 『イレブン』は60歳以上のゴルファーが中心で、仲間意識が強く協調性を重視する層。『X』は40~50歳代が中心で、ゴルフ場への往復を含めてトータルで楽しむ層が対象だ。 注目すべきは『X』の存在である。これは『ゼクシオ』の若返りを担うもので、一見、従来の『ミヤザキモデル』と同系統と思われがちだが、実は違うという。前作までの『ミヤザキ』は『ゼクシオ』と同じヘッドを採用していたが、『X』は専用設計になる。『イレブン』はフルチタンヘッド、『X』はカーボン複合タイプで、インパクト音も低めに設定した。 このブランドがロングセラーとなった一因に爽快な「ゼクシオ・サウンド」があり、耳が遠くなりがちな高齢層には高音、聴力が瑞々しい世代には若干低音など、細部へのこだわりを重視している。 <h2>派手な外資系はウサギ、我々はカメです</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/xxio14.jpg" alt="ゼクシオ「成人式」を迎えて世界観を一新" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59373" /> 外資系大手が派手な「機能革新」を喧伝する中、国内メーカーはその面で劣勢の印象もある。この点について川松本部長は、 「我々はカメです。一見、地味に映るかもしれませんが、『ゼクシオ』は着実な進化を遂げており、そのあたりを注目してもらいたい」 と語気を強める。8代目の『ゼクシオ エイト』からスイング解析をベースにした開発に本腰を入れ、10代目の『テン』で開花させたが、今回もその流れを踏襲している。大西章夫副本部長によれば、 「ゴルファーのパワーを最大限に引き出す“飛ばし方”を実現するために、近年はスイングを真剣に研究していますが、今回特に注目したのは『トップ・オブ・スイング』です。新開発の『ウェイト・プラス・テクノロジー』(WPT)により、コックがたまり、深く安定した理想のトップを実現、より速く正確なインパクトを可能にします」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/xxio6.jpg" alt="ゼクシオ「成人式」を迎えて世界観を一新" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59365" /> 前作では、身体への負荷(力)を軽減するシャフト構造を研究し、クラブの遠心力によって身体に掛かる力を抑制することを目指した。さらに今回は「理想のトップ」を実現するための構造を加えている。それがWPTで、 「ゴルフクラブの手元に重量を集中させると、テークバックでヘッドを支える力が軽減できます。それで理想のトップ位置を確保しやすくなる。そのため、シャフト重量を軽量化して、さらにグリップエンドに『シリコンラバーブッシュ』を埋め込んだ。つまり、テコの原理を応用して、深く安定したトップが決まりやすくなるのです」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/xxio2.jpg" alt="ゼクシオ「成人式」を迎えて世界観を一新" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59361" /> 『イレブン』のドライバーには10g、『X』には6gのウェイトが装着される。シャフト手元側の軽量化を図ることで「重いヘッド+軽量シャフト+重いグリップエンド」という設計を施した結果、前作よりもコックが2度たまるという。 前作比で、トップでのヘッド位置、グリップ位置のバラつきが約40%軽減された。それがスイングとクラブの慣性モーメントを小さくし、素早く正確なインパクトを実現する効果を生み、平均飛距離も4ヤード伸びたという。 「たしかに大手外資系メーカーは派手な演出で注目を集めています。強いキャッチフレーズでアピールしやすいかもしれません。対して当社のニューモデルですが、これを表現する言葉は『ヘルシーなクラブ』と言えるでしょう。身体の調子を整える『機能性食品』が注目されていますが、今回のゼクシオはそんな感じかもしれませんね」(川松本部長) <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/xxio3.jpg" alt="ゼクシオ「成人式」を迎えて世界観を一新" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59362" /> 地味だが、濃い実質を備えている。このあたりを強く打ち出すことで、「AIドライバー」らに対抗する算段だ。また、各社ともヘッドの「内部機構」を複雑化して、いわゆるカチャカチャ系(可変機能)が主流になっているが、 「ゼクシオはシンプルな構造です。それは、複雑化することで不具合が生じる可能性を嫌ったからではなく、最適な重心やインパクト音を求める上でマイナスになると考えたから。今回の『イレブン』は、ソールとクラウンを薄肉・軽量化して、そこで生まれたフリーウェイトを後方に配置。慣性モーメントが増加したことでスイートエリアは前作比で72%向上しています」 『ゼクシオ』は過去、自動車の『クラウン』を目指してきた。それは、信頼されるハイエンドブランドへの挑戦だったが、性能を着実に進化させつつ、新たな世界観の確立に挑む。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/fodj6aWDHDA?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>
    (公開)2019年10月08日
    2019年10月7日(月)13時からダンロップの住友ゴム工業が行う予定の「ゼクシオ新製品記者発表会」の模様を、こちらのページとYouTubeでライブ配信を行います。 新時代を切り拓くゼクシオの新商品の全貌を、是非生中継でお楽しみください! <iframe width="788" height="434" src="https://www.youtube.com/embed/u-ysyvx2ffk" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <a href="https://www.youtube.com/channel/UCPDhcv2PVLKudhdFdCBLt2g" rel="noopener noreferrer" target="_blank">GEW公式YouTubeチャンネル</a>
    (公開)2019年10月03日
    昨今、各メーカーから様々なソールのバンス角を持つウエッジが発売されている。小さい角度のローバンス、大きいハイバンスなどが一般的だ。各メーカーはバンスの大きさによって、ソールと地面の接触面積や当たり方が変わり、それがアプローチショットに大きな影響を与えると訴求している。 無論、バンス角の大小はウエッジを選ぶ際の一つの目安になるが、より個人の技量やゴルフ場における様々なライに対応するには、バンス角だけではなく、ソール形状にも注意を払うべきだと考えるのがクリーブランドゴルフだ。そして、その証として、同社の最新モデル『RTX4』には4種類のソール形状を設けている。 それが『FULL』『MID』『LOW』『XLOW』だ。それぞれのモデルはバンス角の大小だけではなく、ソールのグラインド(削り)の仕方に工夫を凝らし、どんなライにも対応するソール形状を取り揃えたという。 そこで今回、ゴルフ場に潜む様々なライに対して、それぞれのソール形状がどれくらい効果を発揮するのか。ウエッジ選びに悩むアマチュア代表としてGEW取材班の片山三将がテスト、永井延宏プロに解説をお願いした。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/20190920Mitsumasa.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59224" /> <h2>ソール形状が異なる4種類のウエッジを用意</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/cleveland2.jpg" alt="クリーブランド RTXウエッジ" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59252" /> 検証の舞台は、埼玉県の熊谷ゴルフクラブ1番ホールのグリーン周り。そして、テストクラブがクリーブランドゴルフ『RTX4』の58度のタイプ。 ソール幅が大きく全体的にソールに丸みがつくようにグラインドしたオーソドックなハイバンスの『FULL』(バンス角:9度)、ソールセンターが頂点になるように山をつけV字形状にグラインドした『MID』(同:9度)、リーディングエッジの後ろ側をトウヒール方向にC字型にグラインドした『LOW』(同:6度)、そして同じくリーディングエッジの後ろ側をトウヒール方向へ直線的にグラインドした『XLOW』(同:3度)を用意した。 ソール形状が違う4種類をGEW片山が「花道」「ガードバンカー」「奥のラフ」「ベアグランド」と異なる状況からテスト。どういった状況でどのソール形状が効果を発揮したのか。永井プロの解説とともに動画でお届けする。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/20190920nagai.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59225" /> なお、動画では永井プロによるスイングタイプ別のソールの選び方、そしてUSPGAツアープロの最新ウエッジテクニックも紹介。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/HA3TlAi0Rfw?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>スイングタイプでソールデザインを選ぶ重要性</h2> 動画で検証した通り、状況やスイングタイプによって最適なソール形状は変わってくる。一般的にハイバンスのモデルはやさしいという固定概念があるが、スイングタイプや状況によってローバンスの方がやさしくなるケースもあるわけだ。 また、バンスの大小だけではなく、ソールのグラインドの仕方によってソールの抜け方などヘッドの挙動も変わってくる。その挙動とスイングを合わせることでウエッジのベストパフォーマンスが引き出せることが分かった。 ウエッジはスコアアップにとって重要で、どのモデルを選択するか悩んでいるゴルファーも多いと思うが、もっとソール形状に気を払った方がいい。それにはソール形状によって機能性が大きく変わることを実感しなくてはいけない。 その選択肢として最適なのが『RTX4』ということが、今回のテストで明確になった。 &lt;『RTX4』の製品概要> ■ヘッド素材:軟鉄 ■ヘッド製法:ロストワックス精密鋳造+フェースミーリング形状ラインレーザー加工 ■ロフト角:48/50/52/54(MID)、56(LOW,MID,FULL)、58(XLOW,LOW,MID,FULL)、60(MID) ■価格:各1本1万5000円(税別)~ お問い合わせ:ダンロップスポーツマーケティング 0120-65-3045
    (公開)2019年09月27日
    あの『ゼクシオ』から飛び系アイアンが登場した。ゴルファーなら周知のとおり、このブランドは特にシニア層に強く、毎年売れ筋トップを快走する。今回、敢えて飛び系市場に挑戦して、ユーザーの選択肢を広げる構え。 発売元は住友ゴム工業の子会社、ダンロップスポーツマーケティングで、3月9日に投入。「飛び」と「直進性」がクロスするという意味で『ゼクシオ クロス』と命名した。「単なる飛び系ではありません」と、ゴルフ販売企画部二課の鎌田将太氏が強調する。 競合他社品を徹底的に研究し、それを越えるモデルに仕上げたという。『ゼクシオ』を冠にしているだけに、中途半端なモデルは作れない。そんな想いが、鎌田氏の言葉から伝わってくる。開発背景、そして『ゼクシオ』が提唱する「飛び系アイアン」の在り方とは何か。『ゼクシオ クロス』の全貌に迫ってみたい。 7番アイアン 「ロフト角27度未満」の台頭 <img class="aligncenter size-full wp-image-55135" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/xxio_cross1.jpg" alt="XXIO CROSS(ゼクシオクロス)" width="788" height="525"> 『ゼクシオ』初の飛び系アイアンと位置づけらる『ゼクシオクロス』だが、そもそもなぜ飛距離を打ち出すモデルを発売したのか。それについて鎌田氏は、「『ゼクシオ クロス』は今までのアイアンとは全くコンセプトが違うものです」 と前置きして、背景を次のように語る。 「当社がYPS(矢野経済研究所)の7番アイアンのロフト別販売構成比のデータを追っていく中で、ここ数年数字が大きく変化していることに気付きました。具体的には、7番のロフトを『27度未満」、『27~30度未満』、『30~32度未満』、そして『32度以上』の4つカテゴリーに分けています。 一番構成比が多いのが『27~30度未満』。ここに『ゼクシオ』も入っているのですが、注目したのは『27度未満』。 <img class="size-full wp-image-55102" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/9ec1148fa6eb5198a403841c6c2e6dfc.jpg" alt="ダンロップスポーツマーケティングゴルフ販売企画部二課の鎌田将太氏" width="788" height="525"> ダンロップスポーツマーケティングゴルフ販売企画部二課の鎌田将太氏 アイアンのストロングロフト化が顕著になったことで28~29度のロフトは増えているのですが、このカテゴリーが膨らんでも『27度未満』の構成比が10~15%程度と一定の割合を維持しているのです。 当初『27度未満』のカテゴリーについては、『ゼクシオ テン』でカバーできると考えていたのですが、競合他社の飛び系アイアンが台頭したことで、同じ番手の飛距離だけを見れば『ゼクシオ テン』はやや劣ってしまいます。 この市場をほったらかしにもできません。また、ゴルファーのアイアンに対する志向も安定性や距離感といった従来のニーズから、飛ばしへのプライオリティが高い人が増えています。 そこで、ここで戦える商品を『ゼクシオ』でしっかりと出していくことが重要と考え、発売したのが『ゼクシオ クロス』です」 同社の企業哲学は、「現地現物主義」である。市場性に重きを置き、ニーズに対応する。それは2000年に発売された『ゼクシオ』誕生の背景ともなる考え方。今回の『ゼクシオ クロス』は、この哲学から導き出されたといえるかもしれない。 <h2>飛び系アイアンのターゲットはシニアだけではない</h2> アイアンにも飛びを求めるゴルファーが増えてきたが、では、具体的に対象者は誰なのだろうか。 「飛び系という言葉の響きからユーザー層は飛距離が落ちてきたシニアと考えがちですが、一概にそうとは言えません。例えば、競合他社の飛び系アイアンの場合、ユーザーは年配者ばかりではなく、40代から50代前半の人が使うなどターゲットの幅は広いとみています。アイアンは形ではなく飛びと考えている人が飛び系に喰いついていると考えています」 アイアンは顔が命と言われて久しい。確かに、プロや上級者、キャリアの長いゴルファーほど顔にこだわる。 しかし、「顔の良さ」とは個人の主観的な要素も入るので、一括りにするのは難しい。一方、「飛び」は明確だ。誰もが数値として体感できる。 要するに、商品としての分かりやすさが受けているのではないか。「確かにそうですね。当社でも2年前に飛びに特化した『スリクソンX』ボールを出しましたが、商品特徴が分かりやすいということで好評です」 商品特徴の分かりやすさに年齢や性別は関係ない。そして、口コミにも乗りやすい。飛び系アイアンが広がる背景は、意外とシンプルかもしれない。 <h2>課題は「バラつき」!既存の飛び系アイアンを徹底調査</h2> そこで気になるのが、『ゼクシオ クロス』の商品特徴だ。飛び系アイアンとしては後発だけに、競合他社品を凌駕する理論武装が必要になる。 「その通りで、そこについては当社も飛び系アイアンのユーザーのニーズ、困りごとを徹底的にヒアリングしました。 その結果出てきたのは、無論飛ぶからということですが、それだけではありません。彼らが欲していたのが、アイアンに必要な弾道の高さ、そしてボールのバラつきを抑えたいという回答でした。 既存の飛び系アイアンに対する課題もこの部分に集約されていると考えました」 冒頭でも触れたように、飛び系アイアンは飛ばすためにロフトを立てているが、ロフトを立てれば必然的にボールが上がらない、つかまらないというデメリットも生じる。 その結果、ターゲットに対してボールが飛ばなくなる。それを克服するために各社はヘッド構造やシャフト特性に知恵を絞っているわけだが、ダンロップは改善の余地があると判断、そこを『ゼクシオクロス』で突き詰めたと語る。 <h2>全社一丸で追及した飛距離性能</h2> <img class="size-full wp-image-55136" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/xxio_cross2.jpg" alt="ゼクシオ テンのフェース厚" width="788" height="525"> ゼクシオ テンのフェース厚 まず、『ゼクシオ クロス』の飛距離性能だが、一つはロフトを立てたこと。7番アイアンで25度に設定しているが、これは競合他社品と比べてもストロングロフトだ。開発のベンチマークになった『UD+2』よりも1度立てている。そして、『ゼクシオ』の強みであるチタンフェースを飛び系バージョンに改良している点も見逃せない。 「『ゼクシオ』アイアンで支持されている打球音、弾き感はチタンフェースならではなので、これは外せませんでした。 ただ、今回の『ゼクシオ クロス』は『ゼクシオ テン』よりもさらに0.25mm(フェース厚:2mm)薄くし反発力を高めています。薄くできたのはフェースの高さを『ゼクシオ テン』よりも低くしたことで耐久性が確保できたからですが、より踏み込んだのはアマチュアの打点。 『ゼクシオ』ユーザーを対象にした調査でトウ下部にボールが当たるケースが多いことが分かったので、ここで打った際も反発力が高まるようにトウ側とフェース下部にスリット(溝)を設けました。これはスリクソン『Z585』で採用したテクノロジーでもあります」 <figure class="wp-block-image"> <img class="size-full wp-image-55137" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/xxio_cross3.jpg" alt="ゼクシオ クロスのフェース厚" width="788" height="525"> ゼクシオ クロスのフェース厚 <figcaption></figcaption> </figure> 同社には打点がバラつく位置の反発の高さを表す指標として「平均反発係数」というものがあるが、『ゼクシオ クロス』はこの値が『ゼクシオシリーズ』の中で一番高いという。 飛ぶだけではなく、やさしさも兼ね備えたというわけだ。さらに、飛距離性能を向上させているのは、ヘッドだけではない。『ゼクシオ クロス』はシャフトとグリップにも工夫を凝らした。 「飛距離とボールの上がりやすさはリンクしますが、今回はシャフトでボールを上げやすくしています。 『ゼクシオ』のシャフトの特徴は軽量手元重心になりますが、『ゼクシオ クロス』のシャフトは先端を少し走るようにしてボールを上げやすくしました。また、グリップも右手部分に0.8mm間隔で溝を施したマイクロパターンと呼ばれるデザインを搭載。右手の摩擦係数を上げて力まず振ることでヘッドスピードがアップする設計を施しています」 競合他社品に負けない飛距離性能をクラブトータルで実現したと同社では自信を見せる。 <h2>トウに28.8gのタングステンを装着 上下左右のMOIをアップ</h2> <img class="size-full wp-image-55138" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/xxio_cross4.jpg" alt="ゼクシオ クロスのヘッド構造図" width="788" height="525"> ゼクシオ クロスのヘッド構造図 そして、『ゼクシオ クロス』は飛距離だけではない。今作は「ぶっ飛び×一直線」を謳うだけに直進性にも重きが置かれているが、それを実現させたのが、ソールトゥ側に装着されたスーパーウェイトと呼ばれるタングステンニッケル。重さが28.8g(#7)とかなり重い。 「左右の慣性モーメント(MOI)を大きくするためのものです。一般的にアイアンヘッドはネック側に重量がいきやすいので、『ゼクシオ クロス』には5、6、7、8番のトウ部分にウェイトを装着、ネックとトウのウェイトのバランスを整えて左右のMOIを大きくしたわけです。 トウ側に重量を入れるとトウダウンが起きて少しボールがつかまり難くなるので、そこはシャフトの先端を走らせたり、ヘッド形状などに工夫を凝らしてつかまるようにしています。 また、左右だけではなく、上下のMOIも高くしました。『ゼクシオ クロス』を構えるとヘッド後部が少し出っ張っていて少しユーティリティぽいと言われるのですが、この形状は重心深度を深くするためです。 実際、『ゼクシオ クロス』の重心深度は『ゼクシオ テン』よりも2.6㎜ほど深いのですが、そうすることでフェースと重心の乖離半径が大きくなり上下のMOIが高くなります。 その結果、上下のヘッドのブレが少なくなりボールの縦方向のバラつきを抑えられます。言い換えれば、ボールの上下の高さが安定するので距離感が合いやすいというメリットが出てくるわけです。 もう一点、特筆したいのがワイドソールです。ワイドソールというと重心を低くするというイメージがあるかもしれませんが、低くなるだけではなく重心角を大きくしてつかまりを良くする効果もあります。 このヘッド構造には色んなメリットがあるわけですが、後ろが出っ張っているとアイアンらしくないという人がいるかもしれません。 しかし、フェースは構えてもらえば分かりますが、グースが強すぎず構えやすい形状にしています。 飛び系アイアンの中には、グースネックを強くしてつかまりをカバーしているモデルもありますが、グースネックが強すぎると構えた時のボールの位置が分からなくなるという声もあります。よって、バックフェースを出っ張らせて重心角を大きくして、適度にグースをつけることで構えやすくボールがつかまるようにしたわけです」 <figure class="wp-block-image"> <img class="size-full wp-image-55139" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/xxio_cross5.jpg" alt="グースがきつ過ぎず構えやすいゼクシオ クロス" width="788" height="525"> グースがきつ過ぎず構えやすいゼクシオ クロス <figcaption></figcaption> </figure> この鎌田氏のコメントでも分かる通り、かなり突き詰めて上下左右のMOIを拡大している。ただ、数値にこだわり過ぎると形状に違和感が出てしまうケースもある。 ゴルファーが構えた時にそこをどう感じるか。印象という点においても、『ゼクシオ クロス』はこだわったといえるだろう。 実際、ここまで突き詰めてボールのバラつきがどこまで抑えられるのか。同社はヒューマンテストを行った。 『ゼクシオ クロス』と競合他社の7番アイアンで目標地点(150~165ヤード)から半径10ヤード以内に収まるショットデータを取ったというが、その結果は競合他社品が47%だったのに対して『ゼクシオ クロス』は79%と圧倒的にバラつきが少なかったことが証明されたという。 そこまでの性能なら試してみたい。そこで筆者もゴルフ場で『ゼクシオ クロス』の7番アイアンを試したみた。 筆者のヘッドスピード(HS)はドライバーで43m/sほど。平均的なアマチュアのHSよりも少し速いくらいだ。7番アイアンだと普段は150ヤード前後を狙うのだが、今回は思い切って長いミドルホールのセカンドショット地点、190ヤードからグリーンを狙ってみた。 いつもならユーティリティで狙う距離だが、高い弾道を描いたボールはグリーンをとらえた。何発か打った後にグリーンの落下地点に行くと、グリーンを外したショットでもエッジから10ヤード付近にボールが落ちている。飛距離もそうだが、ボールのバラつきが少ないことを強く実感した。 <figure class="wp-block-image"> <img class="size-full wp-image-55140" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/xxio_cross6.jpg" alt="ゼクシオ クロスを使用したコースマネージメントのイメージ" width="788" height="525"> ゼクシオ クロスを使用したコースマネージメントのイメージ <figcaption></figcaption> </figure> <h2>コースマネージメントに効いてくる</h2> 筆者が体験したように、『ゼクシオ クロス』はただ単に飛ぶだけではなく、コースマネージメントをやさしくしスコアがよくなる可能性を秘めている。 まず、400ヤードを超える長いミドルホールの2打目。グリーン手前にハザードがあるようなケースでは、ゴルファー心理として「フェアウェイウッドで無理して狙う距離、しかしハザードが気になる、攻めたいけれど無難に刻もうか…」考え込んでしまうことがある。 また、長いロングホールの2打目で「左右へのミスショットは怖いけれど、3打目の距離を縮めておきたい」、長いショートホールのティーショットで「ピン手前にハザードがあり、距離が足らないとハザードに捕まる。でも、奥は怖い」といったケースはよくある。 フェアウェイウッドやユーティリティで攻めたいけど曲がるリスクがある。かと言って、短い番手で刻めば、バーディはおろかパーを取るのも厳しいかもしれない。 そこで飛んでバラつかない『ゼクシオ クロス』のような飛び系アイアンがあれば、リスクを回避しながら攻めのゴルフができるというわけだ。 その辺りはダンロップも『ゼクシオ クロス』を訴求するポイントに据えているという。 「ただ単に飛ぶというだけではなく、『あなたのコースマネージメントが変わる』という点を訴求していきます。 テーマとしては、飛んで曲がらないというよりも、飛ぶことでコースマネージメントの考え方が変わる。 このようにプレーに対するメリットを訴求した方が、クラブに対して情報感度が比較的高くない人でも『ゼクシオ クロス』に興味を持ってもらえるでしょうし、その流れでメチャクチャ飛ぶアイアンなのかと認識してもらう方が自然とも考えています」 飛び系アイアンのようにトレンド性が強く、市場が広がる過程では多種多様な層がターゲットになっていく。 その中には『ゼクシオ』を使ったことのないゴルファーも多いかもしれない。『ゼクシオ クロス』は『ゼクシオ』の飛び系アイアンということで話題にもなっているが、『ゼクシオ クロス』を入口に『ゼクシオ』へ興味を持つゴルファーが出てくるかもしれない。 いずれにしろ、『ゼクシオ クロス』は飛び系アイアンの位置づけだが、ただ単に飛ぶだけではなくアイアンとしての完成度を高いレベルに持ち上げている。飛び系アイアンという垣根を飛び越えて、新たなアイアンのカテゴリーを生み出すかもしれない。そんなポテンシャルを持ったニューモデルの誕生といえるだろう。 <h3>『ゼクシオ クロス』の価格</h3> 7本セット(#7~9、PW、AW、DW、SW)、4本セット(#7~9、PW)、単品(#5、6、AW、DW※、SW)での発売となり、メーカー希望小売価格はカーボン装着が1本2万4000円+税、スチール装着が1本1万9000円+税。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/pX41BwlDrzg?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe>
    (公開)2019年03月22日
    住友ゴムグループのダンロップスポーツマーケティングは、2月8日に発売するNEW『スリクソン Z-STARシリーズ』を店頭で2スリーブ(1スリーブは3個入り)購入すると、ガイドラインが引けるテンプレート付きスリクソン・オリジナルボールマーカーペン(数量限定・非売品)がもらえるデビューキャンペーンを発売日から実施する。 同ボールは、高分子材料「SeRM®」(セルム)を世界で初めてゴルフボールに使用することで、飛距離性能とスピン性能を高次元で両立、全方面においてさらなる進化を遂げたゴルフボールという位置づけだ。 参考:<a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_51518">もちっと止まる「もち肌ボール」 畑岡奈紗も納得のNEW『スリクソン Z-STAR』</a> すでに稲森佑貴選手、香妻琴乃選手がこのボールでツアー優勝を果たすなど、その性能が実証されている。なお、キャンペーンの概要は以下の通り。 <h2>NEW「スリクソン Z-STAR」デビューキャンペーン</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-53464" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/02/srixon.jpg" alt="NEW「スリクソン Z-STAR」デビューキャンペーン" width="593" height="525" /> <strong>■実施期間</strong> 2019年2月8日(金)~景品がなくなり次第終了。 <strong>■キャンペーン内容</strong> キャンペーン期間中に対象のNEW『スリクソン Z-STARシリーズ』を2スリーブ(1スリーブは3個入り)購入すると、ガイドラインが引けるテンプレート付きスリクソン・オリジナルボールマーカーペン(数量限定・非売品)を1個プレゼント。 カラーは黒、赤、青、緑の全4色となっている(カラーは選べない)。 <strong>■対象商品</strong> NEW「スリクソン Z-STAR」、NEW「スリクソン Z-STAR XV」(対象カラー:ホワイト、プレミアムホワイト、ロイヤルグリーン、プレミアムパッションイエロー、プレミアムパッションオレンジ)
    (公開)2019年02月06日
    明けましておめでとうございます。 新年にあたり、皆様にご挨拶を申し上げます。 昨年の世界経済は、米中の貿易戦争による影響があったものの、全体としては総じて堅調に推移しました。 国内経済は天候不順や自然災害の発生という一時的な引き下げ要因はあったものの、企業の設備投資の増加や失業率の低下、名目賃金の上昇などにより個人消費は堅調に推移し、実質GDP成長率もプラス成長を続けました。 一方で我々のスポーツビジネスを取り巻く環境は、主要商材であるゴルフ、テニスギアの世界市場規模が微減の中、他社との競争激化など厳しい一年でした。 このような環境下、国内では、ゴルフクラブ「ゼクシオテン」、「NEW スリクソンZ85シリーズ」、テニスでは「REVO CVシリーズ」などの新製品が堅調に推移しました。 海外においても北米を中心にゴルフボールビジネスが拡大し、ウェルネス事業においても新店舗の開業による拠点、会員数が増加しました。 またテニスにおけるダンロップブランドの価値向上のための取組として日本企業としては初となるテニスのグランドスラムのオフィシャルサプライヤーとして全豪オープンテニスの公式使用球を獲得するなど、住友ゴム工業スポーツ事業本部として新たな体制を順調にスタートできた1年でありました。 2019年はより一層のIT化の加速など世界の仕組みの変貌が予測され、競争がさらに厳しくなる中、以下の方針を掲げて『お客様のスポーツライフをもっと豊かに』することに貢献し成長して行く所存ですのでよろしくお願いいたします。 <strong>① 『お客様のスポーツライフをもっと豊かに。』 自分の仕事に誇りを持ち、充実した日々を送ろう ・自分の仕事が、お客様の笑顔に繋がることを想像し、お客様視点で考え、全社の横のつながりをより効率的に活用することで、お客様の期待を上回る"わくわく”する商品・サービスを作り上げよう ・働き方改革を徹底的に進め、公私ともに充実した日々を送ろう</strong> <strong>② 真のグローバルプレイヤーを目指し、組織も個人も市場の変化に勝る速さで変化&成長しよう ・「成功の反対は何もしないこと」-常に自ら変化、挑戦していこう ・挑戦することで感性を磨き、経験を増すことで成功につなげよう ・各個人の成長の総和=会社(事業本部)の成長</strong>
    (公開)2019年01月01日
    10月下旬、マレーシアで公式ハンディキャップ別の世界大会「ワールド・アマチュア・ゴルファーズ選手権(WAGC)」が開催された。 WAGCは1995年にスウェーデンで産声を上げたもので、ハンディキャップを5段階(0~5.4、5.5~10.4、10.5~15.4、15.5~20.4、20.5~25.4)に分けて競う。現在、世界40カ国が加盟し、今年は国内予選を勝ち抜いた25カ国と招待6カ国の計31ヵ国から選手が派遣された。 日本では今年初めて国内予選を開催。出場資格は満18歳以上の社会人アマであること、倶楽部もしくはJGA及びUSGAのハンディキャップ取得者で、上限は25.4以内とハードルは低い。誰もが「日本代表」に挑戦できる。 7月に全国9会場で予選を行い約232名が参加。8月28日にキングフィールズゴルフクラブ(千葉)で最終予選が開催され、5段階各1名、計5名の代表が決定。 マレーシアのジョホーバルで6日間(練習ラウンド2日間、試合4日間)にわたり行われた世界大会で、日本は団体18位、個人はハンディ0~5.4の部で袖山哲朗氏が3位と健闘した。 日本大会の主催及び選手派遣を手掛けたのがツーリッチという会社。イベントやプロモーションが主業務で、社長の豊島豊氏は今年の日本ミッドアマチュアゴルフ選手権の優勝者でもある。 「昨年マレーシアで開催された世界大会を視察して、日本大会の権利を取得。規模感とアンダーハンディの競技形式が魅力と考えたのです。WAGCは今年24回目を迎え、世界大会への参加者は予選通過者125名、招待145名の計270名と世界的に見ても規模は大きい。 また、日本ではスクラッチ競技が主流ですが、海外ではシニアやレディスも楽しめるアンダーハンディ競技が盛んなので、この大会を通じて普及したいですね」 告知期間は数カ月と短く、西日本豪雨で中国地区予選が中止になったが、予選参加者は230名超を集めた。ハンディを使って「日本代表」になれるなどの訴求点がウケた形。 「夢のある大会をもっと普及したいのですが、世界大会への派遣費用をうちが負担するなど赤字です。大会の意義を感じてスポンサーに名乗りを挙げてくれる企業も出てきたので、その輪をもっと広げていきたいですね」 今年は世界大会出場選手をダンロップスポーツマーケティング、FDR、カシオがサポート、日本予選ではレノア・ジャパンが用品提供等で協賛した。
    (公開)2018年12月19日
    住友ゴム工業は先頃、2019年2月8日に発売するNEW『スリクソン Z-STARシリーズ』を発表した。 同製品は、前作同様『Z-STAR』と『同XV』の2機種。価格はオープンプライスで実勢売価はダース6300円(税別)前後と現行品とほぼ同等だが、前作と大きく違うのが世界で初めて高分子材料SeRM(セルム)を使用したことだ。 東大が発明した超分子ネットワークを採用 「セルム」とは、超分子ネットワークを応用した「SLIDE-RING MATERIAL」の略称。東京大学が発明したもので、今回ボール表面のコーティング材料に配合されているという。 従来、ゴルフボールは「構造」「ディンプル」「素材」についてその性能が語られることが多かったが、今回は「コーティング」に開発の着眼点を置いている。それが意味するものとは?同社スポーツ事業の総責任者、川松英明本部長がその真意を動画で語る。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/pQeGzc08i7I?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>競合を勝ち抜くキーワードは薄皮?</h2> ゴルフは屋外スポーツだけに天候に市場が左右される。特に、今年は猛暑、台風、地震などが相次いだことで、消耗品のボール市場もその影響を受けた。それに加えて、新規参入メーカーも増えている。正に、群雄割拠で既存の大手メーカーも安泰ではない。 その厳しい市場を生き抜く術は・・・。川松本部長は同社技術力に並々ならぬ自信を見せるが、そのキーワードとなるのが「薄皮」?同氏がボールの最新テクノロジーを熱く語る。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/k0l81Dugv-c?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>
    (公開)2018年12月04日
    「実は、昨日新しいボールをテストしたのですが、両方(『スリクソン Z-STAR』と『同XV』)とも飛距離とスピンを両立していて捨てがたいですね。 ドライバーの飛距離は250ヤードほどで今使っているボール(現行のZ-STAR)よりも5ヤードくらい出ています。オフの間にしっかりテストして、また強い畑岡奈紗をお見せしたいと思います」 住友ゴム工業は11月27日、都内展示会場に記者90名を集め、2019年2月8日から発売するNEW『スリクソン Z-STAR』シリーズの発表会を開催した。 冒頭のコメントは、契約プロとして同会場に駆け付けた畑岡奈紗の新製品に対する印象。今季米女子ツアーで2勝するなど、名実ともに日本の女子プロゴルファーで一番強い選手の太鼓判を得ただけに、その性能に注目が集まりそうだ。 <h2>『スリクソン Z-STAR』使用プロが大活躍で初優勝者8名が登壇</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-51522" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/181128_dunlop1.jpg" alt="181128_dunlop1" width="788" height="525" /> 会場に駆け付けたのは、畑岡だけではない。今季『スリクソン Z-STAR』で初優勝を遂げた選手が男女4名ずつ出席。秋吉翔太、稲森佑貴、出水田大二郎、星野陸也、香妻琴乃、新垣比菜、勝みなみがそれぞれ新しいボールの印象を口にした。 その中でも注目されるのが、実際に新製品で優勝を果たした稲森と香妻だろう。 <img class="alignnone size-full wp-image-51525" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/181128_dunlop2-1.jpg" alt="181128_dunlop2" width="788" height="525" /> NEW『スリクソン Z-STAR』で日本オープンを制した稲森は、「自分は飛距離が出る方ではないので、セカンドショットで長い番手を多く使います。その際、ピンをデッドに狙うにはスピンが必要なのでボールは飛距離よりもスピンを重視します。 今回の新製品はスピン量がレベルアップしていて自分のプレーに対してすごく手応えを感じましたし、飛距離も落ちない。だからそのまま替えられました。 あと、バンカーやアプローチショットで低いボールでスピンが入りやすい。スコアメイクもしやすくなりました」という。自分のプレースタイルに合うだけではなく、ボールがそのレベルを引き上げたくれたとも語っている。 <img class="alignnone size-full wp-image-51526" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/181128_dunlop3.jpg" alt="181128_dunlop3" width="788" height="525" /> 一方、同じくNEW『スリクソン Z-STAR』で マンシングウェアレディース東海クラシックに優勝した香妻は、「ドライバーのフィーリングがいいですね。 強いフェードボールでコントロールができるようになりましたし、飛距離も伸びています。また、パットのフィーリングも良くなった」とボールが優勝の原動力になったという。 両プロ以外は現行品を使用中だが、ニューモデルをテストした秋吉は、「今季は2勝したので今使っているボールでいきたいですね。 ただ、新しいボールのフィーリングはいいので、オフシーズンに打ち込んで来季に臨みたいと思います」と手応えを感じているようだ。 <h2>東京大学が発明した高分子材料「セルム」を世界で初採用</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-51527" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/181128_dunlop4.jpg" alt="181128_dunlop4" width="788" height="525" /> 2月上旬に発売されるNEW『スリクソン Z-STAR』シリーズは、前作同様に『Z-STAR』と『同XV』の2機種。 価格はオープンプライスで実勢売価はダース6300円(税別)前後と現行品とほぼ同等になる。 しかし、前作と大きく違うのが世界で初めて高分子材料SeRM(セルム)を使用し、飛距離性能とスピン性能を高次元で両立したことだ。セルムとは、超分子ネットワークを応用した「SLIDE-RING MATERIAL」の略称。 東京大学で発明されたもので、今回ボール表面のコーティング材料に配合されている。 住友ゴム工業によれば、一般的なボールに使われる通常の分子のネットワーク構造は、大きな力が加わるとひも状の高分子が破断するという。 一方、「セルム」の分子のネットワーク構造は、大きな力が加わっても架橋点が動くため、張力を均一に保つことができるとのこと。その結果、形状復元性、対傷特性、耐衝撃性、振動吸収性に優れているという。 <img class="alignnone size-full wp-image-51528" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/181128_dunlop5.jpg" alt="181128_dunlop5" width="788" height="525" /> それにより、従来のコーティングよりも70%ソフト化されているので、フェースへの食いつきがよく、ショートゲームのスピン量がアップするだけではなく、フィーリングがさらにソフトになったという。 実際、ボール表面を触っただけでも粘り感が前作とは違う。喩えるなら「もち肌」のようなしっとり感といったところ。また、ショートアプローチを前作と比べてみたが、フェースの食いつき感も強く、稲森プロが語るように低めでキュキュッと止まるスピンコントロールも効いている。 しかし、今回のボールはスピン量アップやソフトフィーリングだけではない。NEW『スリクソン Z-STAR』はミッド層の硬度を高め高反発化し、さらに外剛内柔度を高めることで高打ち出し・低スピンを実現。 一方、NEW『スリクソン Z-STAR XV』もアウターコアを大きくした新2層コアにより高反発化。従来の飛距離性能を維持しながらフェースに食いつくソフトな打感とスピン性能を両立させたという。 <img class="alignnone size-full wp-image-51533" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/181128_dunlop8.jpg" alt="181128_dunlop8" width="788" height="525" /> <h2>2017年モデルと2019年モデルの違いは何か</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-51529" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/181128_dunlop6.jpg" alt="181128_dunlop6" width="788" height="525" /> ゴルファー、特にスリクソンを好むアスリートゴルファーが気になるのが、前作との具体的な違いになるが、同社では次のように解説している。 2017年スリクソン Z-STAR vs 2019年スリクソンZ-STAR 「従来品よりもミッド層を5%硬くして高反発化。ボールスピードが速くなりドライバーの飛距離性能が向上しています。また、ボールコンプレッションは2ポイント硬くなっています。 飛距離性能を向上させようとすると、ショートゲームでのスピン性能に悪影響が出たり、フィーリングが硬くなるというリスクがありますが、2019年モデルはSpinSkin with SeRMを搭載することで、それらを犠牲にすることなく飛距離性能を向上させています」 飛距離性能は従来品に比べてアップしているものの、「セルム」を使用したことでソフトな打感とスピン性能を両立しているという。 現行の『スリクソン Z-STAR』のソフトなフィーリングやスピンを好むユーザーは、それに加えて飛距離アップも期待できそうだ。 2017年スリクソン Z-STAR XV vs 2019年スリクソン Z-STAR XV 「カバーのソフト化およびSpinSkin with SeRMの搭載でショートゲームでのスピン性能を高めました。スピン性能を高めようとすると飛距離性能に悪影響が出ますが、2層コアの外側のアウターコアを大きくして反発を高めたことで飛距離性能を犠牲にすることなくショートゲームのスピン性能を向上させています。ボールコンプレッションは3ポイント柔らかくなっています」 従来品の飛距離性能を犠牲にすることなく、「セルム」を使用したことでショートゲームでのスピン性能を高めながらフィーリングもソフトになったという。従来の飛距離に満足して『スリクソン Z-STAR XV』を使用するユーザーは、飛距離に加えてショートゲームでのスピン性能やソフトフィーリングも手に入れられるというわけだ。 <img class="alignnone size-full wp-image-51530" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/181128_dunlop7.jpg" alt="181128_dunlop7" width="788" height="525" /> 以上、NEW『スリクソン Z-STAR』シリーズの使用プロのコメントと製品特徴を説明した。今作は前作以上にプロのリクエストに応えたボールに仕上がっているというだけに、住友ゴム工業では「プロの満足を超えるニューボール」とその性能の高さに自信を見せる。 スリクソンユーザーや同ボールへの関心が高いゴルファーにとっては、2月の発売が待ち遠しいが、同社は2019年1月1日からNEW『スリクソン Z-STAR』シリーズ先行オウンネームキャンペーンを実施。キャンペーン期間中、同製品取扱店でオウンネーム入りのボールを注文した人には、発売日前に商品を渡せるとのこと。発売日を待ちきれないゴルファーは年明けお店に足を運んでみてはいかがだろう。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/0DKxSDV2C5w?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>
    (公開)2018年11月28日
    『スリクソン Zシリーズ』は従来、アスリート向けモデルという印象が強かったため、アベレージゴルファーが手を出すには、ちょっとハードルが高いと思われていた。 しかし、9月に発売されたNEW『スリクソン Zシリーズ』はやさしいクラブの代表格『ゼクシオ』にも使用されているテクノロジーを搭載するなど、アベレージゴルファーでもやさしく打てるモデルに仕上げている。 そこで今回、シリーズの中でもやさしく飛ばせるとの評価が高い『Z585』モデルが、本当にアベレージゴルファーでも使えるのか、新宿御苑ゴルフスタジオの坂本龍楠(さかもと・りゅうなん)プロにテストしてもらった。 同プロは自身が運営する<a href="https://www.youtube.com/channel/UCV_wlFOVQBD7OF0lhpmdUXA" rel="noopener noreferrer" target="_blank">YouTube</a>のチャネル登録者数が8万8000人超という人気プロ。その分かりやすいレッスン内容でアベレージゴルファーのファンも多く、彼らのスイングの悩みも熟知する。果たして、エキスパートは『Z585』をどう評価するのか。その検証結果に注目してほしい。 スリクソンは難しいのでは? <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon8.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47313" /> NEW『スリクソン Zシリーズ』は、国内男女ツアーでも使用者が多く、アベレージゴルファーにとっては憧れのモデルです。 持っていれば、ゴルフ仲間に一目置かれることは間違いありませんが、アスリートモデルの印象が強いせいか、アベレージゴルファーにとっては『難しくて使えない』印象があるモデルでもあります。 ただ、今作はやさしいクラブの代表格『ゼクシオ』のテクノロジーを搭載、シャフトも軽量化を図るなど、上級者以外でもやさしく飛ばせるクラブに仕上げているとの触れ込み。 実際、国内男子ツアーでフェアウェイキープ率1位の稲森佑貴プロがやさしさを求めて長年愛用した『ゼクシオ』から『Z585』にスイッチしたとも聞きました。 本当にアベレージゴルファーにとって『Z585』はやさしいのか。そこで今回、『Z585ドライバー』を中心に新しいZシリーズを検証してみました。 <h2>カット打ちのミスが未然に防げるヘッドデザイン</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon10.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47320" /> アベレージゴルファーは、どうしてもヘッドが大きいとフェースが開いて戻らないという意識をもってしまいます。だから、ヘッドが大きくなればなるほどフェースが開いてしまうことを嫌がり、アドレスでフェースを被せて構えてしまう。 その結果、クラブの軌道がアウトサイドインのカットになってしまい、ボールに対して当てに行くようなスイングのミスにもつながってしまうわけです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/driver-hook.jpg" alt="" width="787" height="443" class="size-full wp-image-51290" /> アベレージゴルファーはフェースを被せてつかまえようとするからカット打ちのミスになりやすい しかし、『Z585』は大型ヘッドではあるものの、自然とボールがつかまえられるようにアップライトにデザインされているので、自然にスクエアに構えられ、正しいアドレスが取りやすい印象です。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/driver-regular.jpg" alt="" width="788" height="443" class="size-full wp-image-51292" /> 『Z 585』ドライバーは構えた時に自然にボールが上がるイメージが湧くので、フェースを被せるミスが軽減されそう そして、アベレージゴルファーのドライバーショットで一番多いミスがすくい打ち。どうしてもボールがティーアップされているので下からすくって打ちたくなるのですが、それが大きなミスにつながります。 ただ、『Z585』はシャローバックでクラウンの高さが低く見えるので、構えた時にボールを高く打ち上げてくれるイメージが出やすい。自分で上げようとする意識が軽減されるので、すくい打ちが減りそうですね。 従来の『スリクソン』のクラブは、硬くて重いハードな印象がありましたが、実際に握ってみるとヘッドの重さが効いていてシャフトのしなりも感じやすいですね。硬くて重いシャフトだと、どうしても自分の打つタイミングを探るためにワッグルが多くなってしまいがちですし、テイクバックの動き出しもスムーズにいきません。 だから、バックスイングを速く上げ過ぎたり、自分でシャフトを撓らせようとする動作が入るので、それが打ち急ぎのミスにつながってしまうのです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/srixon-shaft.jpg" alt="" width="788" height="443" class="size-full wp-image-51293" /> ドライバーに装着されたMiyazaki Mahanaシャフトは適度なしなりを使ってやさしく振り抜ける だけど、『Z585』は適度にしなるので1~2回ワッグルしただけでスッと打つ態勢が整うからテイクバックの動き出しもスムーズになります。あと、トップからダウンスイングにかけてもシャフトのしなりを利用できるので打ち急ぎも軽減されそうです。 <h2>軽トラックよりもダンプカーの方がブレない</h2> また、『Z585』はスリクソン史上最大の慣性モーメント(MOI)ということです。MOIは周知の通り、ヘッドの動き難さの指標ですが、軽トラックとダンプカーで喩えるなら、ダンプカーは何かにぶつかってもブレないですよね。 『Z585』は正にダンプカーで、当たり負けや当たり外れが少ない。よって、多少芯を外しても直進性や方向性の良さが確保されます。アベレージゴルファーでもボールをしっかりと押し込める強さがありますね」 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/2jJnOyVjzYk?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>スリクソン Zシリーズは、すくい打ちが減る</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/srixon1.jpg" alt="スリクソン Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51402" /> ドライバー同様、アベレージゴルファーのフェアウェイッド(FW)とハイブリッド(HB)で多いミスが、すくい打ちです。FWやHBは、そもそもボールを上げやすくするためにヘッドに奥行きを持たせてインパクトでロフトが上を向くように設計されています。 そういった特性のあるクラブにも関わらず、アベレージゴルファーは自分でボールを上げようとして下からすくって打ってしまう。クラブの特性と打ち方によって、地面にソールが突っかかってしまうミスがすごく多いんです。 しかし、『Z F85』と『Z H85』はフェースを少し高く設計しているのでボールをしっかりと前に飛ばしてくれるイメージが湧きやすい。これだと無理にすくい打たなくてはいけないという意識にならず、上からボールをしっかりとらえるスイングのイメージが湧きやすくなります。 実際に強い弾道も出やすいので、アベレージゴルファーがこの点を理解すれば、ロングショットの力強い武器になりそうです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/srixon-hb.jpg" alt="" width="788" height="443" class="size-full wp-image-51294" /> フェースを少し高く設計しているのでボールを前に強く飛ばせそうな『Z H85』 しかし、そうは言ってもアベレージゴルファーの中には、どうしてもFWやHBが苦手という人がいます。そんな人にはユーティリティの『Z U85』をおススメします。 このモデルは、アイアンよりはヘッドが大きく肉厚でボールも上がりやすいという特徴があります。また、アイアンと振り心地や打球感が近い。FW・HBからの流れではなく、アイアンの方が打ちやすいと感じる人は、アイアンからの流れでボールが上がりやすく距離も出やすいユーティリティを使った方がミスは減るでしょう。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/Rd-iHeCFVDM?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>自分でつかまえに行くミスが減りそう</h2> アベレージゴルファーのアイアンショットで多いミスが、フェース面を大きく動かしてしまうことです。アイアンはウッドに比べて短いので、自分でクラブをコントロールしてボールをつかまえようとしてしまうんです。 その意識がなくても無意識にボールをつかまえたいという気持ちが強くなり、フェース面を大きく開閉してしまう。それがインパクトのブレにつながりミスを起こす原因にもなっています。 でも、『Z585』アイアンはドライバー同様、アップライトに見える形状なので自然とボールがつかまりそうなイメージが湧く。フェース面を大きく開閉して自分でつかまえにいかなくてもクラブがボールをつかまえる安心感があるので無理なスイングをする必要はありません。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/srixon-iron.jpg" alt="" width="788" height="525" class="size-full wp-image-51295" /> アップライトに見えて自然にボールがつかまりそうな『Z 585』アイアン あと、打ってみて感じたのがソールの抜けのよさですが、これは山型に削ってある形状が効いている感じですね。鋭角に上から入った時でも少し手前にダフって入っても、この山型のバンスが地面に当たって抜けがよくなる。 アベレージゴルファーのスイング軌道は不安定でインパクトの入り方もマチマチ。ソールの抜けがいいことでミスを軽減してくれるやさしいアイアンといえるでしょう。 <h2>スリクソン Zシリーズはスイングとスコアの向上につながるクラブ</h2> アベレージゴルファーには難しいと思われた『スリクソン Zシリーズ』ですが、今回のテストでミスの多いアベレージゴルファーこそ使うべき要素が満載ということを感じました。 練習しながらスイングを作る過程でも、このようにやさしく振りやすいクラブを使っていた方が、アベレージゴルファーにはスイングとスコアの向上につながると感じます。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/k3u1H6TzT9Y?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>今回の試打クラブはこちら</h2> <h3>スリクソン Z585ドライバー</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/z585djpg.jpg" alt="スリクソン z585ドライバー" width="788" height="525" class="size-full wp-image-51337" /> ロフト:10.5度、シャフト:Miyazaki Mahana、フレックス:SR <h3>スリクソン Z F85 フェアウェイウッド</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/f85.jpg" alt="スリクソン Z F85 #4(シャフト:Miyazzaki Mahana S)" width="788" height="525" class="size-full wp-image-51338" /> #4、シャフト:Miyazzaki Mahana、フレックス:S <h3>スリクソン Z H85 ハイブリッド</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/H85.jpg" alt="スリクソン Z H85(#4、シャフト:Miyazzaki Mahana S)" width="788" height="525" class="size-full wp-image-51339" /> #4、シャフト:Miyazzaki Mahana、フレックス:S <h3>スリクソン Z U85 アイアン</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/u85.jpg" alt="スリクソン Z U85(#5、シャフト:N.S.PRO 950GH D.S.T. S)" width="788" height="525" class="size-full wp-image-51340" /> #5、シャフト:N.S.PRO 950GH D.S.T.、フレックス:S <h3>スリクソン Z585 アイアン</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/z585i.jpg" alt="スリクソン Z585 アイアン(#5~9、PW、シャフト:N.S.PRO 950GH D.S.T. S)" width="788" height="525" class="size-full wp-image-51341" /> #5~9、PW、シャフト:N.S.PRO 950GH D.S.T.、フレックス:S)
    (公開)2018年11月19日