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    テーラーメイドゴルフは、2月2日に『Qi10 MAX(キュー アイ テン マックス)ドライバー』、『Qi10(キュー アイ テン)ドライバー』、『Qi10 LS(キュー アイ テン エルエス)ドライバー』と『Qi10 MAX WOMEN,S(キュー アイ テン マックス ウィメンズ)ドライバー』を発売した。 カーボンウッド第3世代となる「Qi10シリーズ」では、次世代のやさしさを探求しカーボンウッドだからこそ実現可能なヘッドの軽量化、最適な重量配分、重心位置の最適化により、ボール初速を維持しながらも高い慣性モーメントを実現。60層のカーボンツイストフェースを支えるフレームの改良とクラウンのカーボンエリアを大幅に拡大した「インフィニティカーボンクラウン」、「Qi10シリーズ」の中でヘッドサイズを最大化した新たな形状の採用により、テーラーメイド史上最も慣性モーメントが高くやさしさの新世界基準となる「10K」(慣性モーメント1万)を達成した『Qi10 MAXドライバー』が誕生した。 やさしさの新世界基準となる「10K」(上下左右方向の慣性モーメントの合計値1万)は、アマチュアゴルファーからトッププレーヤーに至るまで多くのプレーヤーが求める飛びと直進性、正確性の高さに貢献する。 《ドライバー共通搭載テクノロジー》 ■60層カーボンツイストフェース+新開発フレーム 第3世代となる軽量の60層カーボンツイストフェースを搭載。部分的にフェース面の肉厚を変えて、広い範囲で反発性能を高めると同時に新開発のフレームとの相乗効果で、フェース広範囲でのエネルギー伝達効率が向上しボール初速アッ プに貢献する。 ■インフィニティカーボンクラウン 高い慣性モーメントを実現するために、クラウンのカーボンエリアを大幅に拡大。クラウンの面積を97%カーボンで構築することで余剰重量を生み出し、新しいヘッド形状やヘッド内部に重量を再配分することで、高い慣性モーメントを実現。 ■新ヘッド形状 Qiシリーズの中でヘッドサイズを最大にしたことにより、見た目のやさしさと寛容性が向上。さらにそれぞれのヘッドに合わせた重量配分を行うことで、最適な重心位置を確保しながらヘッド全体の慣性モーメントを高める。 【Qi10 MAXドライバー】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/Qmax.jpg" alt="" width="900" height="900" class="aligncenter size-full wp-image-80397" /> 寛容性、直進性、ヘッドサイズ、その全てのMAXレベルを目指して開発された。「Qi10」シリーズの中では最もヘッドサイズが大きく、今までにない重量 配分でテーラーメイド史上最高の慣性モーメント(MOI)1万をカーボンウッドで実現。やさしく飛ばせるドライバーが完成した。 価格は9万5700円。 【Qi10ドライバー】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/Qi10.jpg" alt="" width="900" height="900" class="size-full wp-image-80398" /> Qi10ドライバー 「STEALTH2」ドライバーよりヘッド後方を伸ばしたことで、オーソドックスな形状ながらも安心感のあるヘッドサイズ。21gのバックウェイトをヘッド後方に配置することにより、高弾道と適正なスピン量を実現し、飛距離と直進性を両立した。 価格は9万5700~。 【Qi10 LSドライバー】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/Qi10LS.jpg" alt="" width="900" height="900" class="size-full wp-image-80399" /> Qi10 LSドライバー 個々のプレーヤーに応じた弾道調整機能を併せ持つロースピンに特化。新たな弾道調整機能「NEWエアロトラックスライディングウェイトシステム」を採用。「STEALTH 2 PLUS」ドライバーに比べ、ウェイトをより前方、低い位置に移動することが可能となり、ロースピンを実現。さらにヒール側のスライディングウェイト(18g)の一部をカーボンソールパネルで塞ぐことで、空気抵抗を抑制し、ヘッドスピード向上に貢献する。 価格は9万9000円~。セレクトフィットストア限定。 【Qi10 MAX WOMEN,Sドライバー】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/Maxw.jpg" alt="" width="788" height="788" class="size-full wp-image-80400" /> Qi10 MAXウィメンズドライバー 女性専用設計を採用し、メンズモデル同様に次世代のやさしさを探求。カーボンウッドだからこそ実現可能なヘッドの軽量化、最適な重量配分、重心位置の最適化により、ボール初速を維持しながらも高い慣性モーメントを実現する。カラーリングは、メンズ同様にブルーのカーボンフェースを採用。シャフトには三菱ケミカルと共同開発した「ELDIO(エルディオ)」、グリップには淡いブ ルーのゴルフプライド社製の「Tour Velvet」を採用し、統一感のあるデザインに仕上げている。 価格は9万5700円。 【お問い合わせ先】 テーラーメイドゴルフ 0570-019-079
    (公開)2024年02月20日
    テーラーメイドゴルフは 「Join the T」をブランドコンセプトに掲げ、性格の異なる2つのライン『TOUR TAYLORMADE』と『CLUB TAYLORMADE』を軸に展開する『TaylorMade APPAREL 2024 SPRING&amp;SUMMER』を1月より順次発売している。 ゴルファーの数だけゴルファーの姿がある。パフォーマンス重視のスポーツとして、カジュアルに楽しむレジャーとして、テーラーメイドが提案する2ラインコンセプトは以下の通り。 ■身に纏うギア『TOUR TAYLORMADE』 ギアのもつテクノロジーイメージと独自の高機能素材を使用し、スタイリッシュでありながら ハイパフォーマンスを実現した今シーズンのコンセプトは「テックモダン」。ツアーで戦う選手が、シーズンを通して快適にプレーできるような高機能素材「T-ICE」や、全天候型ウェアシステム「TMWS」を採用したアイテムを豊富に展開。 ■時代にフィットするウェア『CLUB TAYLORMADE』 黄金の州カリフォルニアの愛称“ゴールデンステート”に、日常から離れ、いつもと違った体験を楽しむ“リトリート”を組み合わせた今シーズンのコンセプト「ゴールデンステート リトリート」。太陽の光や、その光を受けて輝く海岸の雰囲気を色や柄で表現したアイテムを豊富に展開。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/24SS_ambassador_KV_16-9-1-4.jpg" alt="" width="1000" height="563" class="aligncenter size-full wp-image-80376" /> 独自配合のオリジナル素材を素材メーカーと協同で開発した「T-ICE」は生地素材の肌側全面に涼感素材をプリントすることで涼感の持続性を実現。さらに、クールタッチ素材・UV加工・通気性を高め、従来の接触冷感のような瞬間的に感じる涼感性ではなく、長時間のプレーでも快適さが持続するテーラーメイドのオリジナルテクノロジーを採用している。 【お問い合わせ先】 テーラーメイドゴルフ 0570―019―079 
    (公開)2024年02月19日
    テーラーメイド ゴルフは、9月8日(金)に『MILLED GRIND 4 WEDGE(ミルド グラインド 4 ウェッジ)』を発売する。 「MILLED GRIND WEDGE」シリーズ初搭載のレーザーエッチング処理技術を採用した「HYDRO SPIN FACE」はこれまでのレーザーエッチング処理と比べ、フェース面の溝をより深く刻み込むことに成功。溝が深くなったことで、フェースとボールの間の水分や芝を逃すことができ、スピン性能と消耗に対する耐用性向上に貢献する。 さらに、ノンメッキによる削り出したままのグルーブを搭載した「RAWフェーステクノロジー」との相乗効果でウェットコンディションにおいても優れた性能を発揮する。 また、トップラインとリーディングエッジにやや丸みをもたせたデザインへと変更。構えやすく、グリーン周りで目標に向かって寄せていけるイメージがしやすいフェース面に仕上げている。さらに太陽光の反射を抑え構えやすくなった「ツアーサテンクローム」と、色落ちなどが少ない強固な塗装技術「QPQ」を採用し、全体に引き締まった印象を与える「ツアーQPQ ブラック」の2機種をラインアップ。加えてプレースタイルによって3種類の異なるソール形状も用意されており、好みに合わせてセレクトが可能だ。 ■ツアーサテンクローム シャフト:N・S・Pro 950GH(S)、N・S・Pro MODUS3 TOUR105(S)、Dynamic Gold EX Tour Issue(S200) 価格:2万9700円 ■ツアーQPQ ブラック シャフト:MCI 90 for TaylorMade(S) 価格:3万800円 シャフト:N・S・Pro MODUS3 TOUR115(S) 価格:2万9700円 ※ツアーQPQ ブラックはセレクトストア限定 お問い合わせ テーラーメイドゴルフ 0570‐019‐079
    (公開)2023年09月03日
    テーラーメイド『ステルス2』ドライバーの発売から5カ月余りが経過。今さら聞けない『ステルス』『プラス』『HD』3タイプの選び方とは? 永井延宏プロが徹底解説する。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/DxK4snRUfuI" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2023年05月23日
    <p style="text-align: right;">テーラーメイド ゴルフは1月11日、都内会場(赤坂インターシティAIR)で、『STEALTH(ステルス)』の最新クラブ『STEALTH 2(ステルスツー)』シリーズの記者発表会を開催。 YouTubeの生配信も行い、発表会の冒頭、同社のマーク・シェルドン-アレン社長は、</p> 「2022年はテーラーメイドゴルフにとって信じられないような1年になりました。日本市場においてハードグッズシェア1位を獲得し、さらにブランドとして成長することができたからです。この成功は、カーボンウッドという技術を世の中に紹介することから始まりました。投入後、最初の週でドライバーシェア80%という前例のない記録を打ち立てることができ、さらに、アイアンやパターカテゴリーでも高評価を獲得。過去最高の実績を記録しています」 と、その好調ぶりを口にした。 <h2>まずは発表会の様子を動画で</h2> <iframe title="YouTube video player" src="https://www.youtube.com/embed/cxtyDSsPPj8" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>『ステルス2』の進化は寛容性</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-75327" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/01/2023_taylormade.jpg" alt="テーラーメイド高橋伸忠ディレクター" width="788" height="525" /> その『ステルスシリーズ』の勢いに乗って今回発表されたのが『ステルス2』で、ドライバー3タイプ(9万3500円~)、アイアン(5本、13万7500円~)、FW(5万8300円)、レスキュー(4万2900円)に加え、レディス用をフルラインアップで2月17日より一挙投入する。 これにより、『ステルス シリーズ』は『ステルス2』、『ステルス2プラス』、『ステルス2HD』そして、日本モデルの『ステルスグローレ』、『ステルスグローレプラス』の5つのモデルから構成されることになったわけだ。コンセプトは「飛距離性能と寛容性をさらなる次元へ導く」で、ヘッドのカーボン含有率を大幅に拡大、ドライバー3タイプの性格をより明確にしたモデルになっているという。 アジア地域のハードグッズプロダクトを担当する高橋伸忠ディレクターが、 「『ステルス』というドライバーを発表したのが今から1年前です。その時にカーボンウッドのカテゴリーへ挑戦します、というお話をさせていただいて、フェース面をカーボンにしました。結果、エネルギーの伝達効率が高まり、ボール初速を上げるいわゆるスピード、そして遠くへ飛ばす「FAR(ファー)」をキーワードに活動してきました」 と、前置きして次のように続ける。 「2023年はさらに寛容性をプラスし、スイートスポットを外してもヘッドができるだけぐらつかないように安定させる『FOR GIVENESS(フォーギブネス)』と、どこまでも遠くに飛ばそうという『FAR(ファー)』を掛け合わせた造語『FARGIVENESS(ファーギブネス)』を軸に提案していきます」 ドライバーは、 『ステルス2』、『ステルス2プラス』、『ステルス2HD』の3モデル展開となるが、前作からの最大の進化は、ヘッドのカーボン容量が他素材を超えた点が挙げられる。つまり、カーボン比率が増えたことにより余剰重量の配分を最適化、慣性モーメントが飛躍的に向上し、再現性の高いショットが可能になる仕組み。さらに定番のインバーテッド・コーンテクノロジーとツイストフェース、イナーシャジェネレータなど技のデパートで、打音に関しても、より金属音に近い音を実現したとか。 <img class="alignnone size-full wp-image-75299" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/01/stealth2-back.jpg" alt="ステルス2ドライバー バック" width="788" height="525" /> <h2>ステルス2を実際に打ってみると・・・</h2> そこで早速、ボリュームゾーンの『ステルス2』を打ってみた。前作よりも鮮やかなレッドとグレーのカーボンフェースが印象的で、ヘッド表面は艶消しからメタリックへ変更。そして、フェースは「ツイストフェース」独特のトウ上部を逃がしたシェイプなので、少しオープンに見えるくらいだ。 実際に打ってみると、インパクト音が明らかに1オクターブ高くなっている。フェースローテーションを使いやすく、一発目からストレートボールが出た。 特筆すべきは、打感のやわらかさとボールスピン量の少なさ。HS40㎧で2200rpm前後とかなり抑えられている印象。自分で操作するのでなく、クラブに振られるようにスイングすると、低スピンで力強い球が打ちやすいことを実感した。 <img class="alignnone size-full wp-image-75329" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/01/2023_taylormade1.jpg" alt="テーラーメイドブライアン氏&amp;高橋氏" width="788" height="525" /> <h2>フェース重量前作比-2gの重要性</h2> 新モデルの「寛容性を高める」という点は理解できたが、前作「ステルス」からの大きな進化とは? 「フェース面をカーボンにすることによって余剰重量を得ることができます。また、フェース面が軽くなったので、相対的にヘッド後方が重くなりました。だから、慣性モーメントって大きくなりますよね。でも、私たちの1丁目1番地はそこではありません。カーボンフェースにしてフェース重量を軽くすることによって、エネルギー伝達効率を高めることなんです。一番伝えたいのはフェース面をいかに軽くできるか、という考え方です」 止まっているボールへヘッドが当たった時に、約1tともいわれる衝撃が加わるが、これが金属フェース+金属ボディの場合、ヘッドのセンターでエネルギーを受け止めようとする。 一方、カーボンフェースの比重は金属よりも軽く、ボディ後方が自然に重くなるため、インパクトの瞬間、フェースが一瞬当たり負けする。だが、ボディはヘッド全体の約90%以上を占めるため、慣性の法則により最高速のまま突き抜けようとするが、 「ひとくちでいうと、インパクトで遅れたフェースをボディ後方からグンっと押し出すイメージですね。ですので、フェース面をいかに軽くできるかというのが、カーボンウッドの考え方の重要なファクターになります」 2022年のステルスドライバーのフェース重量は26g。『ステルス2』では24gを達成しており、 「同じフェース面積を金属で作ると46gにもなるんです。つまり、カーボンフェースは、40%以上削減できた計算です。2023年モデルでは24gを達成し、前作比で僅か2gというかもしれませんが、作り手側からすると、ものすごく絞りまくった試合前のボクサーなんですよ。これはすごく大きなことで、フェース面を軽くすればするほど、先述したエネルギー伝達効率が飛躍的に高まります」 換言すれば、「軽さ」を「スピード」に変えようということだが、 「ただ軽いだけではないんですね。60層のカーボンフェースを前作にも使いましたが『ステルス2』では、ベースとなるカーボンシートとクロスシートの枚数に変化をつけることにより、さらにスイートエリアの初速を高めることに成功しました。カーボンシートの上に樹脂を載せていますので、CT値はあまり高くなりませんが、エネルギー伝達達効率を高めることにより、ボール初速をアップさせることができるのです」 <img class="alignnone size-full wp-image-75300" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/01/stealth2-date.jpg" alt="過去最大のカーボン容量" width="788" height="525" /> <h2>3モデルの性能差をより明確化</h2> 新製品ではカーボン素材の使用容量、ボリュームはどのように変わっているのか。『ステルス2』シリーズでは、「遂にカーボン含有率が金属を上回った」と高橋氏は豪語する。 「フェース面だけではなく、後部のリングもアルミからカーボンへ変更した結果、カーボン素材が金属素材を上回るヘッド構造になりました。さらに設計自由度が増したので、3モデルの性能の違いをはっきり出したいと。プラス→ステルス2→HDの順でミスヒットに対する寛容性も大きくなって、ボール打ち出し角&スピン量が増えるよう設計を行いました」 ドライバーは、ボールに関してもそうだが、「低スピンの方が飛ぶ」というのが定説だ。でも低スピンすぎると、ヘッドスピードがあまり速くない人やボールが上がりづらい人にとってはデメリットになる場合がある。 「ですので、HDについては、ボールがとにかく上がってくれる、やさしいモデルになっています。あとは球のつかまりですね。スライスで悩んでいる人も多いと思いますが、HDはハイドローということで、前作よりもさらに球がつかまる設計になっています」 また、初代ステルスは、ソール部へ10gのウエイトを装着していたが、新モデルでは15gへ変更。さらに操作性を上げようという作り方になっている。ステルス2プラス→ステルス2→ステルス2HDの順でウエイトがどんどんヒール寄りの配置になってくる。特にHDは、シャフトの軸線上、延長線上にかなり近いところにくるから、ヘッドターンを促しているのが分かる。 <img class="alignnone size-full wp-image-75302" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/01/stealth2-club.jpg" alt="ずらりと並ぶステルス2" width="788" height="525" /> さらにライ角にもメスを入れている。前作はすべて56度で、同じライ角を採用していたが、2023年モデルは『ステルス2プラス』がマイナス2度(54度)、『ステルス2HD』は2度アップライト(58度)の設定とした。さらにHDのシャフト長は4分の1短い45・5インチ仕様になっている。 「実は、シャフトの長さは3モデルすべて同じなんですよ。でも『HD』だけ装着すると4分の1短くなるんです。その理由は、ヘッドのネック長を短く設定しているためで、『ステルス2』や『プラス』からシャフトを抜いて『HD』に挿しても自動的に短くなる、というわけです。『HD』に関しては、とにかくやさしいドライバーにしたい、ミート率も上げたい、ということで、他の2モデルよりもネック長さを抑えたヘッド設計としました」 このコメントからも分かる通り、前作のステルスを打って合わなかったゴルファーは、『ステルス2』、『ステルス2プラス』、『ステルス2HD』を一度試すべきかもしれない。 ちなみに、シャフトはテーラーメイドと三菱ケミカルが共同開発した『TENSEI RED TM50』(硬度R、SR、S)を『ステルス2』と『ステルス2HD』へ装着。軽量化と高いパフォーマンスで幅広いゴルファーに対して飛距離性能を提供するという。また、セレクトストア限定の『ステルス2プラス』には『DiamanaTM50』(R、SR、S)が装着される。 ヘッド体積は3モデルとも460㎝3。ロフト角はモデル別に8、9、10.5、12度を用意。 以上が主な製品特長だが、同社が語るようにカーボンヘッド『ステルスシリーズ』の性能を余すところなく搭載しているのが分かる。 価格はステルス2が9万3500円(前作比6600円アップ)、ステルス2プラス9万6800円、ステルス2HDは9万3500円。 テーラーメイドゴルフでは今後、試打会場へ『ステルス2』、『ステルス2プラス』、『ステルス2HD』の3つのモデルを持ち込み、「それぞれの違いをゴルファーに体感してほしい」と話している。 &nbsp;
    (公開)2023年01月12日
    新製品発表会の動画はコチラ↓ 『SIM グローレ』から『ステルスグローレ』への進化とは。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/PfU6xBH77rM" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> テーラーメイド ゴルフは9月6日、都内会場(大手町プレイスカンファレンスセンター)にメディア120名を集め、日本のゴルファーのためのプブランドを標榜する『GLOIRE(グローレ)』の最新クラブ『STEALTH GLOIRE(ステルス グローレ)』シリーズの記者発表会を開催。 YouTubeの生配信も行い、発表会の冒頭、同社のマーク・シェルドン-アレン社長は、「今年のはじめに投入したカーボンウッドの『ステルス ドライバー』は、日本をはじめ世界中で話題となり、テーラーメイド史上これまでにない成功をおさめました。販売面においても『ステルス ドライバー』は国内でNO.1セリングモデルになっている」とその好調ぶりを口にした。 <h2>前作『SIMグローレ』はシェア13%を獲得</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/09/20220907_tm2.jpg" alt="ステルスグローレドライバー" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-73598" /> その『ステルスシリーズ』の勢いに乗って今回発表されたのが『ステルス グローレ』で、ドライバー2タイプ(9万7900円~)、アイアン(5本、14万250円~)、FW(6万500円)、レスキュー(4万円)に加えレディス用をフルラインアップで10月7日より一挙投入する。 これにより『ステルス シリーズ』は『ステルス』、『ステルス プラス』、『ステルスHD』そして日本モデルの『ステルスグローレ』、『ステルスグローレプラス』の5つのモデルから構成されることになったわけだ。コンセプトは、「誕生から10年目のさらなる進化」で球のつかまりを重視、HS40m/s前後のゴルファーへ訴求するモデルに位置付けている。 アジア地域のハードグッズプロダクトを担当する高橋伸忠ディレクターは、「10年前にプレミアムブランドとして投入した初代『グローレ』は、6%のシェアを獲得。その後のモデルでも着実にシェアを伸ばし、前作の『SIM グローレ』では同13%と最も成功しました」 と前置きして、次のように話す。 「新製品は、今年1月に発表した『ステルス』のテクノロジーを搭載し、60層のカーボンツイストフェースを採用することで、大幅な初速アップを実現しました。カスタムにも注力し、グローレ初のカチャカチャ搭載モデルも投入します」 ドライバーは 『ステルスグローレ』、『ステルスグローレプラス』の2モデル展開となるが、前作からの進化は、カーボンフェース搭載によるヘッド重量の軽量化が挙げられる。これにより、前作「SIM グローレ ドライバー」よりもフェース面をひと回り大きくすることが可能となり、安心感とやさしさを増している。フェース拡大による空気抵抗の増加については、カーボンソールと融合した「イナーシャ ジェネレーター」により解消。また打音に関しても、ソールのトウ側に配置した「アコースティック アジャスター」により、日本人が心地良いとされる中音域を実現したとか。   <h2>ステルスグローレを実際に打ってみると・・・</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/09/20220907_tm3.jpg" alt="試打風景" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-73599" /> そこで実際に打ってみた。黒とグレーのカーボンフェースが印象的で、指に乗せてみると確かにヘッドが大きく傾く。球のつかまりは良さそうだ。そして、フェースは「ツイストフェース」独特のトウ上部を逃がしたシェイプなので、少しオープンに見えるくらいだ。打ってみるとフェースローテーションを使いやすく、一発目からドローボールが出た。 特筆すべきは、ボールスピン量の少なさ。2100rpm前後とかなり抑えられている印象。自分で操作するのでなく、クラブに振られるようにスイングすると、低スピンで力強いドローが打ちやすいことを実感した。 <h2>『ステルス』との違いは?</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/09/20220907_tm4.jpg" alt="飛距離比較発表" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-73600" /> 『ステルス』との違いは? ゴルフギアに詳しいフリーライターの田嶋基晴氏に聞いてみると、 「“HS40㎧がドンズバ”っていってましたけど、硬度SRで総重量が275gは相当軽い部類に入ります。実は今年1月に投入された『ステルス』は、ヘッド重量が重すぎてアマチュアにはかなり手強いんですよ。日本の一般的なゴルファーは『ステルス グローレ』の重量感と球のつかまり具合が丁度いいと思います。価格は『ステルス』で約1万4000円アップ、カチャカチャ搭載の『ステルス プラス』でカスタムシャフトを選択すると12万円を超えますが、この性能なら納得でしょう」 このコメントからも分かる通り、『ステルス』、『ステルス プラス』、『ステルスHD』が合わなかったゴルファーは『ステルス グローレ』を一度試すべきかもしれない。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/09/20220907_tm5.jpg" alt="ステルスグローレ展示" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-73601" /> ちなみに、シャフトはテーラーメイドと藤倉コンポジットが共同開発した『スピーダーNX TM』(硬度R、SR、S)を装着。軽量化と高いパフォーマンスで幅広いゴルファーに対して飛距離性能を提供するという。ヘッド体積は2モデルとも460㎝3。ロフト角は9.5、10.5、11.5度を用意。 以上が主な製品特長だが、同社が語るように『ステルスシリーズ』の性能を余すところなく搭載。それに加えて、日本モデルとしてのこだわりも随所に取り入れているのが分かる。 『ステルスグローレ』は、プレミアムブランドを標榜し価格もドライバー1本9万7900円(前作比1万3900円アップ)と現行の『ステルスシリーズ』よりも高いが、試打した印象も含めてジャパンプレミアムを感じさせるモデルに仕上がっている。 テーラーメイドゴルフでは今後、試打会に『ステルス』、『ステルスHD』、そして『ステルスグローレ』の3つのモデルを持ち込み、「それぞれの違いをゴルファーに体感してほしい」と話している。
    (公開)2022年09月07日
    テーラーメイドゴルフは、ソフトなフィーリングと反発性能の向上を計ったマントル、新ディンプルデザインパターンを採用した新しい『TOUR RESPONSE』(ツアーレスポンス)を2022年3月18日に発売した。 また、『TOUR RESPONSE』にテーラーメイド独自のビジュアルテクノロジーをプラスした『TOUR RESPONSE STRIPE』(ツアーレスポンス ストライプ)を2022年4月22日に発売。 さらに、コア、カバー、ボール全体でさらなる柔らかさを追求し、エクステンディッドフライトディンプルパターンによるキャリー性能で飛距離を犠牲にすることなくローコンプレッションを実現させた『SOFT RESPONSE』(ソフトレスポンス)も6月に発売予定だ。 テーラーメイドは2020年、憧れのツアー選手が使用するボール性能をベースに、多くのアマチュアゴルファーのヘッドスピードに対応させた3ピースウレタンカバーボール『TOUR RESPONSE』と、2ピースボール『SOFT RESPONSE』を発売した。 『TOUR RESPONSE』はソフトコアコンプレッションと100%キャストウレタンカバーを採用することにより、ソフトな打感でも高反発を可能にしたツアーレベルの総合性能を確立。 『SOFT RESPONSE』は、新開発のU型ディンプルパターンによるキャリー性能で、軽く振ってもしっかり飛ばせる飛距離性能の実現に成功した。 そして2022年2代目となる『TOUR RESPONSE』は、世界トップクラスの選手たちが使用するツアーボール『TP5』『TP5x』でも使用したツアーフライトディンプルを採用。空気抵抗を抑えるためにディンプルを浅くしたことで、最高到達点までのボールの減速が緩やかになった。 また、ディンプルの壁を鋭角にすることにより揚力を増加させ、より遠くへのキャリーを実現する。 マントルに加え、高弾性素材『HFM(HIGHFLEX MODULUS)』をソフトツアーキャストウレタンで包む独自の構造により、軽く振ってもしっかり飛ばせる飛距離性能とグリーン周りのスピン性能の向上を図った。 そして、今回新たに発売する『TOUR RESPONSE STRIPE』は、『TOUR RESPONSE』にグリーン上で視覚的にゴルファーをサポートするビジュアルテクノロジー『360度クリアパスアライメントTM』を採用することによって、数あるゴルフボールの中でも構えやすいボールとなった。 また、インパクト直後からイエローラインと黒いライン2本が浮かび上がる仕様により、ボールの回転もしっかりと確認することができ、ストロークの精度向上にも繋がる。 『TOUR RESPONSE』は、トッププロも使用する『TP5』『TP5x』のディンプルテクノロジーと、100%キャストウレタンのカバーを組み合わせる事により、ツアーレベルの性能を気軽に体感できるボールとなった。 また、『SOFT RESPONSE』はエクステンディッドフライトディンプルパターンを採用する一方、カバー素材にソフトアイオノマーを採用し3層構造にすることでコア、カバー、ボール全体でさらなる柔らかさを追求しながら、3層構造ならではのトータルなハイパフォーマンスを発揮する、テーラーメイドの現行ボールで最もソフトな3ピースボールだ。 「一般的にボールは柔らかくするほど飛距離が出にくくなります。しかし、『SOFT RESPONSE』はスピードマントル層を加えた3層構造により、信じられないほどの柔らかさでもボールスピードを維持し、飛距離を生み出します」 (マイケル・フォックス プロダクトクリエーション・ゴルフボール担当ディレクター) <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2022/03/taylor3.jpg" alt="" width="788" height="506" class="aligncenter size-full wp-image-71318" /> 『TOUR RESPONSE』にビジュアルテクノロジーをプラスした『TOUR RESPONSE STRIPE』は、パッティング時、目標へ正確にリプレースするためのガイドラインを搭載。 インパクト直後からイエローラインと黒いライン2本が浮かび上がる仕様により、ボールの回転もしっかりと確認することができ、ストロークの精度向上にも繋がる。なお、価格は3機種ともにオープン価格。 問合せ: テーラーメイドゴルフ 0570-019-079
    (公開)2022年03月30日
    新製品発表会の動画はコチラ↓ コロナ禍での現状、発表会を開催した意義と『SIMグローレ』の性能をインタビュー。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/fj8_2X-pGi8" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> テーラーメイド ゴルフは9月1日、都内会場(大手町三井ホール)にメディア120名を集め、日本のゴルファーのためのプレミアムブランドを標榜する『GLOIRE(グローレ)』の最新クラブ『SIM GLOIRE(シム グローレ)』シリーズの記者発表会を開催。記者、関係者は入場前の検温&アルコール消毒、健康チェックシートの署名、1時間に5回の室内換気を行うなど、万全のコロナ対策で臨んだ。 YouTubeの生配信も行い、発表会の冒頭、同社のマーク・シェルドン-アレン社長は、「今年2月に投入した『SIMドライバー』は世界で11勝、なかでもPGAツアー再開以降は13戦中7勝と驚異的な強さを見せています。販売面においても『SIMドライバー』は国内でNO.1セリングモデルになっている」とその好調ぶりを口にした。 <h2>前作『Mグローレ』は11週連続で売上NO・1を獲得</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/5c552a6737e563841e3441707ae6aaa1.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-63656" /> その『SIMシリーズ』の勢いに乗って今回発表されたのが『SIMグローレ』で、ドライバー(8万4000円)、アイアン(5本、12万円~)、FW(4万9000円)、レスキュー(3万9000円)を10月9日より一挙投入する。 これにより『SIMシリーズ』は『SIM』、『SIM MAX』、そして日本モデルの『SIMグローレ』の3つのモデルから構成されることになったわけだ。コンセプトは、「誰が打っても上がる、つかまる」「どこに当たっても曲がらず、飛ぶ」で、HS40㎧前後の若年層も含めた幅広い層に訴求するモデルに位置付けている。 アジア地域のハードグッズプロダクトを担当する高橋伸忠ディレクターは、「2018年秋に発売した『Mグローレ』ドライバーは、11週連続で販売実績1位を獲得。約3ヶ月にわたり首位を奪取しました」と前置きして、次のように話す。 「前作は球のつかまりやすさで、スライサーから支持を得たモデルですが、新製品ではさらに大きい重心角(30度)に設定、かつ『SIM』のテクノロジーを融合させました」 『SIMグローレドライバー』は、ダウンスイング時の空力性能に優れる「ドローバイアス イナーシャジェネレーター」を搭載。さらに、高い反発性能が特長の新素材「ZATEC チタンフェース」と「貫通型スピードポケット」により、前モデル比1・5倍のスイートエリアを確保しているとか。定番のツイストフェースも健在で、『SIMグローレ』では新素材の採用に踏み切っているが、 「6-4チタンよりも20%強い新素材で、これにより前作比10%薄く加工することができました。また、『SIM』ドライバーでは、高反発フェースをルールギリギリに設定するため、フェース下部2ヵ所からジェルを注入しますが、『SIMグローレ』ではトゥ側から注入。これを塞ぐネジをフェースから排除することにより、オフセンターヒットにも強くなっています」(高橋氏)   <h2>SIMグローレを実際に打ってみると・・・</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/2efef6e0d0fdd820ee096cd073729aca.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-63647" /> そこで実際に打ってみた。まず、指に乗せてみると確かにヘッドが大きく傾く。ヒール側へ23・5gのウエイトを装着しているから球のつかまりは良さそうだ。そして、フェースはかなりスクエア。「ツイストフェース」独特のトウ上部を逃がしたシェイプなので、少しオープンに見えるくらいだ。打ってみるとフェースローテーションを使いやすく、一発目からドローボールが出た。 特筆すべきは、ボールスピン量の少なさ。2200rpm前後とかなり抑えられている印象。シャフトの戻りも速くボールもつかまりやすい。自分で操作するのでなく、クラブに振られるようにスイングすると、低スピンで力強いドローが打ちやすいことを実感した。 <h2>前作との違いは?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/cdb00346d6dd2ae514015eecc57848b9.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-63649" /> 前作『Mグローレ』との違いは? ゴルフギアに詳しいフリーライターの児山和弘氏に聞いてみると、 「テーラーの高橋さんは、“HS40㎧がドンズバ”っていってましたけど、硬度SRで総重量が275g(前作比で3g軽量化)は相当軽い部類に入ります。シャフトも『エアスピーダー』を標準装着していますから、HS37~8㎧の人がはまるんじゃないかな。アマチュアの人にとって『SIM』と『SIM MAX』はかなり手強いですよ。日本のゴルファーは『SIMグローレ』の球のつかまり具合が丁度いいと思います。 実は前作の『M グローレ』はよく出来ていて、フェアウェイウッド(#3)は男子のツアープロが使っていたりする。プロにとってFWは球がつかまりすぎても、吹き上がってもNG。つかまるヘッドってやさしいですよね? 一見アマ向けのようで、プロが好む強い弾道になるのが前作のFWなんです。池田勇太プロが絶賛してましたよ。プロが使えるバランスの良さがあるのだと思います。そういう意味で、『SIMグローレ』のFWにも期待したい」 このコメントからも分かる通り、差別化されるポイントは、軽量化とボールのつかまりやすさに集約されそうだ。『SIM』、『SIM MAX』が合わなかったゴルファーは『SIMグローレ』を一度試すべきかもしれない。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/8869985d71894f055892b7a85a071126.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-63650" /> ちなみに、シャフトはテーラーメイドと藤倉コンポジットが共同開発した『Air Speeder TM』を装着。軽量化と高いパフォーマンスで幅広いゴルファーに対して飛距離性能を提供するという。 以上が主な製品特長だが、同社が語るように『SIMシリーズ』の性能を余すところなく搭載。それに加えて、日本モデルとしてのこだわりも随所に取り入れているのが分かる。『SIMグローレ』は、プレミアムブランドを標榜し価格もドライバー1本8万4000円(前作比2000円アップ)と現行の『SIMシリーズ』よりも高いが、試打した印象も含めてジャパンプレミアムを感じさせるモデルに仕上がっている。 テーラーメイドゴルフでは今後、試打会に『SIM』、『SIM MAX』、そして『SIMグローレ』の3つのモデルを持ち込み、「それぞれの違いをゴルファーに体感してほしい」と話している。
    (公開)2020年09月01日
    テーラーメイドの新ドライバー<strong>『SIM』、『SIM MAX』</strong>が2月7日、いよいよ市場投入。 前々作の『M3/M4』では、オフセンターヒット時の曲がり幅を抑えるため、フェースをねじる「ツイストフェース」を採用。そして『M5/M6』では、「ツイストフェース」に加え、ヘッドの反発力をSLEルール規定値ギリギリに設定した「スピードインジェクション」の搭載が話題になった。 今回の『SIM』シリーズは、これらのテクノロジーをベースにどのような進化を遂げたのか。ギアに精通するソクラテス永井延宏プロが前作『M5/M6』と実際に打ち比べて検証していく。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 テーラーメイド『SIM』『SIM MAX』を試打検証!M5、M6との違いは? <iframe src="https://www.youtube.com/embed/2dQwsJ5MiJk?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>永井プロによる『SIM』『SIM MAX』解説</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/taylor-made-sim.jpg" alt="テーラーメイド『SIM』『SIM MAX』" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60900" /> まず、両モデルに共通するのが非対称のソール形状。前モデルの『M6』に似ていますが、よく見るとロゴの入った「イナーシャジェネレーター」が斜めに配置され、後方に向かって長くなっている。 ソールを並べると『SIM』の非対称が一目瞭然で、空力効率に着目。ハーフウェイダウン時のヘッド入射角に合わせて傾かせているのが分かります。 また、重心設計においても、超低重心・深重心を高めている。さらにクラウンのデザインを薄いグレーへ変更。シャローに見えるので、球が上がりやすそうです。早速、『SIM』から打ってみましょう。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/taylor-made-sim4.jpg" alt="テーラーメイド『SIM』試打データ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60904" /> インパクト時のフィーリングは、『M5』よりも明らかに厚く芯を感じます。 トラックマンの計測結果は、へッドスピード40.5m/sでボール初速61.2m/s、スピン量2410rpm、打出角17.4度、キャリー224.4Y、トータル飛距離248.4Y。インパクト効率(1.51)も良く、前作よりもさらに低スピン弾道が打ちやすくて高さも出る。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/taylor-made-sim2.jpg" alt="テーラーメイド『SIM』" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60902" /> スライディングウエイトを搭載しているので、操作性もいいですね。 特筆すべきは、スイング中のヘッドの位置を把握しやすい点。スイングプレーンを感じやすく、まるでレールに導かれているよう。「イナーシャ ジェネレーター」の効果を感じ、HS38m/sのイメージで振っても自然に40m/sを超えてしまいます。 <h2>『SIM』と『SIM MAX』の違いは?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/taylor-made-sim3.jpg" alt="『SIM』と『SIM MAX』の違いは?" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60903" /> 『SIM MAX』ドライバーのフェース面積は、『SIM』よりも8%大きくなっていますので、やさしいモデルといえそう。 ウエイト調整機能は付いていませんが、その余剰重量をヘッド後方へ集中させて前作の『M6』に比べより深重心設計になっています。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/taylor-made-sim6.jpg" alt="『SIM MAX』構えた印象" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60907" /> 構えた印象は、フェースに対し全体のボディ形状がトゥ側へ膨らんでいるため、ダウンスイングは左のリードで一気に引っ張り込みたくなりますね。 実際に打ってみると、打感は『SIM』よりもやわらかく感じました。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/taylor-made-sim5.jpg" alt="テーラーメイド『SIM MAX』試打データ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60905" /> HS41.6m/sでボール初速62.6m/s、打出角16.3度、キャリー233.4Y、トータル飛距離260Y。直進性の高いストレート弾道で、前作よりも低スピン&高慣性モーメントを実証。 高弾道・低スピン弾道で『SIM MAX』の方が球をつかまえやすく、スピン量もやや多めの印象。私のスイングは、フェースをシャットに上げて下ろしてきますが、『SIM』同様「イナーシャ ジェネレーター」効果による空気抵抗の抑制を感じました。 また、ソール後方に配置されたウエイト(18g)により、一層の低重心・深重心設計になっています。 『SIM MAX』と『M6』の横顔を比べると、『SIM MAX』のヘッド形状は明らかに空気抵抗を重視した流線型で、ソール後方が上がっている。 つまり、より重心を低く深くして慣性モーメントを大きくする意図が反映されている。 スイングスピードを減速して振ってみても、基本的なクラブ挙動は変わりません。つまり、ヘッドスピードのあまり速くない方でも、シャフトを合わせれば使いこなせるということ。扱いやすさという部分で『SIM MAX』は高水準にまとまっているクラブといえます。クラブがスイングをリードしてくれるのが最大の魅力。私なら『SIM MAX』を選択します」 <h2>永井プロの総括</h2> 一般的に重心位置が高くなると、慣性モーメントなどが犠牲になるトレードオフの関係が発生します。 これを解決するために『SIM』、『SIM MAX』では、「イナーシャ ジェネレーター」を後方の低い位置に配し、さらに最後方へウエイトを配置(SIM=10g、SIM MAX=18g)。 その結果、低重心かつ高慣性モーメントを実現。前作よりも高打出し・低スピンで曲がりにくい仕組みになっています。 さらに直線位置からスイング軌道に合わせて斜めに搭載して、ハーフウェイダウン時の空気がスムーズに流れるという図式。HSのアップが体感できるドライバーですので、是非、皆さんも打ってみてください。
    (公開)2020年02月06日
    「昨年、この場で我々は前作を超える製品しか発表しないと明言しました。2018年にツイストフェース、2019年はスピードインジェクションを搭載。2020モデルはこれらに加え、『ヘッド形状』に着目しました。普通に振ってヘッドスピードが0.5~1m/sアップします」 テーラーメイド ゴルフは1月9日、都内会場で2月7日から発売する『SIM(シム)/SIM MAX(シムマックス)』シリーズの記者発表を行った。 昨年投入した『M5』、『M6』ドライバーは、世界のツアーで21勝を獲得。販売本数もアジア市場で10%強の販売増を記録するなど、まさに快進撃の一年だった。新製品の『SIM』シリーズは、これらの後継モデルという位置づけになるが、 「『Mシリーズ』は卒業です」 と前置きして、グローバル開発責任者のブライアン・バゼル氏が続ける。 「『M3/M4』では、方向性に大きな影響を与えるオフセンターヒット時の曲がり幅を抑えるため、フェースをねじる「ツイストフェース」テクノロジーを採用しました。 そして、『M5/M6』では、「ツイストフェース」に加え、ヘッドの反発力をSLEルール規定値ギリギリにしボール初速を上げるため、「スピードインジェクション」を搭載した経緯があります。 『SIM』シリーズでは、この2つのテクノロジーを継承しつつ、新たに『ジオメトリー シェイプ』を開発。カーボンテクノロジーを駆使したスピードバイクからヒントを得ています」 その開発プロセスについて先出のブライアン・バゼル氏が次のように説明する。 『M5』『M6』からの進化は空力効率 <img class="alignnone size-full wp-image-60534" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/200109_taylormade5-1.jpg" alt="ブライアン・バゼル氏" width="788" height="525" /> 「当社契約のダスティン・ジョンソンを例に説明しましょう。彼のスイングスピードはインパクト直前まで40㎧→インパクト時には一瞬で55㎧まで跳ね上がるのです。我々はこの点に着目。『SIM』ドライバーでは、ハーフウェイダウンからインパクトまでの空力特性・ヘッドスピードをアップさせる『イナーシャ ジェネレーター』設計を施しました。これにより、HSが0・5~1㎧アップします」 ただ、ヘッド形状は空気抵抗を重視した流線型を重視すると、クラウン及びソール部を上げなければならない。つまり、重心位置が高くなり、慣性モーメントなどが犠牲になるトレードオフの関係が発生する。そこで、「イナーシャ ジェネレーター」を後方の低い位置に配し、さらに最後方へウエイトを配置(SIM=10g、SIM MAX=18g)。その結果、低重心かつ高慣性モーメントを実現。前作よりも高打出し・低スピンで曲がりにくい仕組みとなっている。 <img class="alignnone size-full wp-image-60537" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/DSC_2465-scaled.jpg" alt="" width="2560" height="1920" /> 開発には紆余曲折を経ており、 「一層の低・深重心化を実現したわけですが、風洞実験を重ねた結果、この『イナーシャ ジェネレーター』が空気抵抗を発生していることが判明したのです。そこで、直線位置からスイング軌道に合わせて斜めに搭載したところ、ハーフウェイダウン時に空気がスムーズに流れることが分かった。シャフト長は前作同様(45・75インチ)で、何度もいいますが、ヘッドスピードが0・5~1㎧アップします」 と強調する。 <h2>どのようなゴルファーに合うのか?</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-60527" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/200109_taylormade4.jpg" alt="SIM 広告" width="788" height="525" /> ドライバーは両モデルともヘッド体積は460㎝3を採用。投影面積は『SIM』がやや小さく、重心距離を変えられるスライディングウエイトを完備し、ヘッド後方のウエイトは10gとなる。一方の『SIM MAX』は18gで、より慣性モーメントを高めたモデルとなっている。 弾道を調整したいゴルファーは『SIM』、シンプルに真っすぐ飛ばしたいしたい方は『SIM MAX』を選択するといいだろう。近々、GEWでは試打検証を行うので、追ってレポートする。 <h2>カスタムシャフトは全3種類を用意。</h2> 標準装着シャフトは、56g(トルク4・0)の「TENSEI SILVER TM50」(『SIM』へ装着、硬度Sで総重量307g)、51gの「TENSEI BLUE TM50」(『SIM MAX』、総重量298g)を三菱ケミカルと共同開発。オリジナルデザインに仕上げるなど、細部にわたってこだわりを見せる。 『SIM』、『SIM MAX』のカスタムシャフトは下記のとおり。 ・グラファイトデザイン「Tour AD XC-6」 ・藤倉コンポジット「スピーダー661 EVO Ⅵ」 ・三菱ケミカル「Diamana ZF 60 」 なお、ドライバーの価格は『SIM』が7万8000円(カスタムシャフト9万5000円)、『SIM MAX』が7万3000円(カスタムシャフト9万円)で、『SIM』が『M5』同様、『SIM MAX』が『M6』比1000円アップとなっている。 ■価格 『SIM』ドライバー=7万8000円~、『SIM MAX』ドライバー=7万3000円~、『SIM』FW=5万円~、『SIM MAX』FW=4万円~、『SIM MAX』ハイブリッド=3万1000円~、『SIM MAX』アイアン(6I~PW)=スチール9万円、カーボン10万5000円、『SIM MAX OS』アイアン(6I~PW)=同 <h2>『SIM』のテクノロジーは分かりやすい、ゴルファーに響く</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-60528" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/200109_taylormade5.jpg" alt="SIM 展示" width="788" height="525" /> ロマン派ゴルフギアライターで、大手専門量販『ヴィクトリアゴルフ』のサイトへ執筆する篠原嗣典氏に今回の新製品について聞いてみると、 「これまでの『Mシリーズ』は、テクノロジーは確かにすごいんだけと、実は販売側にとっては説明しづらい商材だったんです。ツイストフェースの見た目は、よく見ないとツイストしているようには見えないですし、反発係数もギリギリといわれても、飛んで曲がらないかは試打するまで半信半疑・・・。ところが、打ってもらうと数値で結果が出るドライバーなので、試打後の購入率が非常に高かった。その意味で、今回の『SIM』は、“空気抵抗が減る”という形状がシンプルで非常に分かりやすく、本当にヘッドスピードが上がるのか? 打つ前から、ワクワクさせてくれる。来週、ゴルフ場で検証するのが楽しみです」 <h2>『SIM』、『SIM MAX』ドライバーは2月7日発売</h2> 新製品発表会の模様を1分動画で収録。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/XSy-N1ONOg8?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> 問い合わせは、テーラーメイド ゴルフ カスターマーサービスコール 0120-558-562
    (公開)2020年01月09日
    今月の小誌「定店観測」ドライバー部門において、販売数量2位へ急浮上した『M5/M6』は、昨年爆発的なヒットモデルになった『M3/M4』の後継機種。 『M3/M4』は周知の通り、方向性に大きな影響を与えるオフセンターヒット時の曲がり幅を抑えるため、フェースをねじる「ツイストフェース」テクノロジーを採用したモデルだ。 『M5/M6』も「ツイストフェース」を継承するものの、ヘッドの反発力をSLEルール規定値ギリギリにしてボール初速を上げるため、新技術「スピードインジェクション(後述)」を開発。 規定値ギリギリのドライバーといえば、PRGRの『RSシリーズ』が思い浮かぶが、テーラーメイドによれば、製造するすべてのドライバーヘッドの反発係数をルール上最大限に設定したという。 その開発プロセスについて、米本社の開発責任者ブライアン・バゼル氏が次のように説明する。 「最高のフェースを作ったとしてもその後、ゴルフクラブとして完成させるためには溶接し研磨、塗装等の工程を経るため、どうしても公差が生まれてしまいます。 つまり、みなさんが今お持ちのドライバーはもしかしたら、初速が遅めのモノ、ラッキーな方は速めのモノかもしれないということです」 また、同社の検証結果によると、市場にあるドライバーの70%がルール適合の上限値にある程度余裕を持たせているとか。 M5、M6ドライバーは すべて当たりくじ!? ゴルフクラブは工業製品である。ルール適合内で反発係数をギリギリに設定すると、公差を超え歩留まりが悪くなるのは想像に難くない。 そこで、各メーカーは数値に余裕を持たせるということなのだが、『M5/M6ドライバー』ではその〝公差〟の概念を払拭している。「一旦すべてのヘッドを高反発にしてから、ルール限界値へ設定する」という大胆な手法で製造に取り組んでいる。 詳しく説明してもらおう。 <h2>新技術の「スピード インジェクション」とは</h2> 「生産されるすべてのヘッドを一旦、ルール上限を超えたところで作ります。そして『スピードチューン』を施して、ルール上限の内側ギリギリに揃えます。 具体的には、フェースのトゥ&ヒール側の赤いチューニングポートからレジンを注入し調整。すべてのヘッドを詳細に計測しクラウドへ送信、独自のアルゴリズムにより計算された分量を2つのポートからそれぞれ注入します。 先述の通り、ヘッドの製造工程にはどうしてもバラツキが生じてしまう。例えば、トゥ側に0.4g、ヒール側へ0.8gのレジンを注入する場合もあればその逆もありうるわけです。 つまり、ヘッドの個体差によって異なる量のレジンの注入が必要になってきます」 <h2>最終工程もクラウドの アルゴリズムで計算</h2> 出来上がったヘッドがSLEルールの上限を超えていないか? 超えてしまうと 〝違反クラブ〟とみなされてしまう。大丈夫なのか? 「それは絶対避けなければなりません。レジン注入後にもう一度クラウドへ送り、独自のアルゴリズムの計算式により精度の高いものにしています」 2019年モデルの『M5/M6』ドライバーは、ボール初速をより高めるため、さらにフェースを薄くしているとも付け加えた。M3比で20%薄肉化、ハンマーヘッド構造との相乗効果により、66%スイートエリアが拡大したと豪語する。 先に発表されたキャロウェイの新ドライバー『エピックフラッシュ』は、ボール初速を上げるために逆にフェースを厚くしているが、各々の特徴が出ていて非常に興味深いところでもある。 <h2>M5、M6ドライバーは 全3種類</h2> 新製品は『M5 ドライバー』(460㎤)、「M5 ツアー ドライバー(3月中旬発売)』(435㎤)と『M6 ドライバー』は460㎤のみで計3タイプを用意。 標準装着シャフトについても、56gのKUROKAGE(M5、M5 TOURへ装着、硬度Sで総重量308g、54gの「FUBUKI」(M6同、総重量299g)を改良したオリジナルデザインに仕上げるなど、細部にわたってこだわりを見せる。 カスタムシャフトは下記を用意。グラファイトデザイン「Tour AD VR-6」、藤倉ゴム「スピーダー661EVO V」、三菱ケミカル「Diamana DF 60 」。価格は『M5』、『M5 TOUR』が7万8000円(カスタムシャフト9万5000円)、『M6』が7万2000円(カスタムシャフト8万9000円)で、前作比で『M5』が6000円、『M6』が7000円アップとなっている。
    (公開)2019年04月30日
    テーラーメイドの新ドライバー『M5/M6』がいよいよ市場投入。前作は曲がり幅を抑えるツイストフェースの搭載が話題になりましたが、どのような進化を遂げたのか。 今回は前作『M3/M4』と最新作『M5/M6』を実際に打ち比べて検証していきます。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 『M5』と『M6』に搭載された新機能とは <img class="aligncenter size-full wp-image-54505" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/img_m5-m6_face.jpg" alt="テーラーメイド M5 M6、新機能スピードインジェクション搭載" width="788" height="525"> まず、印象的なのがフェース面2ヶ所に設けられた赤いポート『スピードインジェクション』の搭載です。 2019年モデルの『Mシリーズ』は、最初に高反発ヘッドを作ってから、フェース面の2つのポートへレジン素材を注入することで反発係数をルール最大限に調整する新手法を採用。 フェース部には前作同様、ツイストフェースを採用していますが、ボール初速をより高めるため、さらにフェースを『M3』比で20%薄肉化。 ハンマーヘッド構造との相乗効果により、約66%スイートエリアが拡大したとか。 <strong>まずは、『M5』ドライバーから試打してみました。</strong> <h2>ヘッドスピード速め、中・上級者が対象の『M5』</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-55169" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/taylor-made_m5-m61.jpg" alt="テーラーメイド M5 M6 試打インプレッション" width="788" height="525"> 構えた印象は非常にニュートラル。方向も取りやすく、構えやすいですね。手に伝わるフィーリングは前作のM3よりやわらかく、ヘッドの挙動を感じやすい。 また、前作は、ヘッドの重心がしっかりしていて全体の大きさを感じさせないサイズでしたが、新作のM5では、ヘッド全体のボリュームが増して、重心とのバランスが取れています。 マッピングでいうと、M3とM4の中間に位置するのがM5。前作のM3は歯を食いしばって思いっきり振っても左に行かないイメージでしたが、M5では力みなくスムーズに振りぬけます。 <img class="aligncenter size-full wp-image-54502" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/img_m5.jpg" alt="テーラーメイド M5ドライバー" width="788" height="525"> オフセンターヒットで打ってみると前作同様、トウ側上部で打ってもフックが出づらく、ヒール側下部でもスライスにはなりづらいですね。 ボール初速も、芯を外した時でもM3よりボール初速が出ています。 カチャカチャで微調整もできるので、実際にコースで打った時の方向性や、レスポンスの良さが期待できるでしょう。M5はヘッドスピードが速めの人が自分好みに調整し、シャフトやロフトがミートした時に最大性能が得られるクラブです。 <h2>『M5』と『M3』をトラックマンで比較検証</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-55160" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/taylormade_trackman_data1.jpg" alt="テーラーメイドM5 M3打ち比べ トラックマン比較データ" width="788" height="525"> トラックマンの計測結果を見ると、ヘッドスピード45m/sでボール初速65m/s、キャリー232ヤード、トータル飛距離250ヤード。 前作M3との比較では、キャリー6ヤード、トータル飛距離で5ヤード上回り、前作よりも性能を上回ることを実証。 さらに低スピン弾道が打ちやすくなり、キャリーだけでなくランでも距離を稼げるのがM5といえそうだ。 <h2>球のつかまりが前作より向上、幅広い層が使える『M6』</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-54547" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/taylormade_m6.jpg" alt="永井プロテーラーメイドM6ドライバー試打" width="788" height="525"> 続いて『M6』を試打してみます。 まず、構えた印象ですが、フェースに対してボディ形状がトゥ側へ膨らんでいるので、USPGAツアーのプロのようにハンドダウンで構えるゴルファーに相性が良さそうだと感じました。 M6はウエイト調整機能が付いていませんが、その余剰重量をヘッド後方へ集中させ、前作のM4よりも深重心設計になっています。 <img class="aligncenter size-full wp-image-54503" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/img_m6.jpg" alt="テーラーメイド M6ドライバー" width="788" height="525"> 実際にロフト9度のモデルを打ちましたが、高弾道・低スピン弾道が得られ、球のつかまりも前作より向上していると感じました。M4で球をつかまえきれなかった人には朗報といえ、M6は幅広い層のゴルファーが性能を享受できるクラブへ進化しています。 スイングスピードを減速して振ってみても、基本的なクラブ挙動は変わりませんでした。つまり、ヘッドスピードのあまり速くない方でもシャフトを合わせてあげれば、使いこなせるということ。 扱いやすさという部分でM6は高水準にまとまっているクラブといえます。 <h2>『M6』と『M4』をトラックマンで比較検証</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-55161" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/taylormade_trackman_data2.jpg" alt="テーラーメイドM6 M4打ち比べ トラックマン比較データ" width="788" height="525"> ヘッドスピード45m/sでボール初速64m/s、キャリー233ヤード、トータル飛距離260ヤード。前作M4との比較では、キャリー-3ヤード、トータル飛距離で3ヤード上回った。 ソール部分にもカーボン素材を採用して、前作よりも球がつかまる設計で、低スピン弾道に一層磨きがかかったM6。これまでMシリーズを使えなかったスライサーは一度試してみる価値大。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/-8Fp9Ph40fU?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>
    (公開)2019年03月26日
    新商品の発売ラッシュが一段落した。年明け早々にキャロウェイとテーラーメイドが大掛かりな記者発表で注目を集めたが、3月に入るとデビューイベントの喧騒は落ち着いてくる。 そこで、テーラーメイドでブランドマーケティングを担当する池田省吾シニアマネージャーに記者発表の舞台裏を振り返ってもらう。同社は派手な演出を得意としており、それだけにデビューイベントに関わる苦労も多いはず。 メーカーは、何をどのように伝えようとしたのか? 案の定、悪戦苦闘のエピソードが満載だ。 (聞き手・浅水敦) M5/M6製品発表会の詳細は下記より <a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_52697">テーラーメイド『M5 / M6』を発表 M3 / M4からの進化は「スピード」</a> 3D映像で立体的に表現 <img class="aligncenter size-full wp-image-54767" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/m5-m6_press4.jpg" alt="テーラーメイド M5/M6記者発表会" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">浅水</span>:今回、御社の記者発表と同時に小売店が試打インプレッション動画を公開した。通常はメディアへの発表が優先されますが、ショップと同時発表の形ですね。SNSの普及でショップ自体が発信力を持ち始めた。そこへの期待感は大きい? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">池田</span>:「ゴルファーには試打動画が響く」ので、ショップのクラフトマンやスタッフが打った感想を発信してもらおうと。背景には、インフルエンサーが出過ぎたこともありますね。SNSで同じような投稿をしているので、信憑性が薄くなった印象もあって。それで、発表会の当日に各店がインプレッション動画を公開したという経緯です。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">浅水</span>:視聴者の目が肥えてきた。で、そもそも記者発表の目的は何ですか。最近は発表会をやらないメーカーも増えましたが。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">池田</span>:発表会の目的は、一般消費者に新商品のローンチを伝えることに尽きますね。まずはメディアに理解してもらい、記事にしてもらうこと。公式な発表会は必要だと思っていて、年1~2回のペースで行っています。 演出方法にはこだわってます。他社を意識することはまったくなくて、その時々の商品に相応しいやり方をします。昨年は「ツイストフェース」だったから、フェース形状がわかるオブジェを作った。今年は「スピードインジェクション」で、ヘッド内部にレジンを注入するのが特徴だから、3Dでの表現にこだわりました。 <img class="aligncenter size-full wp-image-54764" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/m5-m6_press1.jpg" alt="テーラーメイド M5/M6記者発表会" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">浅水</span>:会場を暗闇にして、大きなヘッドが空間に浮かぶという演出ですね。かなりコストが掛かったでしょう。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">池田</span>:実はそうでもないんですよ(笑)。予算には限りがあるので、演出で使用した外壁は展示会のものを流用したり、コストにはメリハリをつけています。 ただ、3Dにはこだわって、きゃりーぱみゅぱみゅの演出をしている会社の協力を得ています。この会社は、米NBCネットワークの公開オーディション番組「アメリカンゴッドタレント」で優勝した日本人ダンサー・蛯名健一さんの演出もやってます。 ヘッドが宙に浮かぶシーンは特殊なスクリーンを用いた3Dホログラム。壇上のスクリーンが二重になっていて、前側のスクリーンを透明にする。それで浮かんで立体的に見えるようになるわけです。ここは一番伝えたい部分だし、商品説明に入る直前にメディアの注目を集めようと(笑)。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">浅水</span>:音響効果も凄かったですね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">池田</span>:ありがとうございます。あれは4.1chで収録した音声素材を360度、5ヶ所に配置したスピーカーを特殊な方法でリレーさせたものです。出力したサラウンドシステムを導入し、音を立体的に伝える工夫を凝らしました。 <h2>同時通訳には限界がある</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-54765" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/m5-m6_press2.jpg" alt="テーラーメイド M5/M6記者発表会" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">浅水</span>:来場者は何人集まったわけですか。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">池田</span>:事前の想定は200人でしたが、結果的には230名で座席が一杯になりました。ここにはメディア以外にも小売店関係者や当社の製品を販売するティーチングプロも含まれます。彼らとの契約更新は毎年12月ですが、インフルエンサーとして情報拡散してくれるので、しっかり理解してもらう必要があります。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">浅水</span>:米本社で製品開発の責任者を務めるブライアン・バゼル副社長が登壇しましたが、今年は同時通訳を使わなかった。技術面の通訳は難しいですか。 <img class="size-full wp-image-54766" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/m5-m6_press3.jpg" alt="テーラーメイド M5/M6記者発表会" width="788" height="525" /> 写真左:ブライアン・バゼル副社長、写真右:マーク・シェルドン・アレン社長 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">池田</span>:去年の発表会終了後、御誌の片山さんから「通訳が何を言ってるかわからない」と言われましてね(苦笑)。ただ、それ以前から我々も限界を感じていたんですよ。一流の国際会議で通訳するような方でも、ゴルフのテクノロジーを理解して伝えるのは難しい、そんな結論に達しました。 それと、一連の流れで苦労したのはタイムスケジュールで、これにはかなり苦労しましたね。タイムキーパーをつけて、各自の持ち時間を守ってもらうために「残り時間あと○○秒」って表示したり(笑)。 それでも時間が押しちゃって、質疑応答を迎える前に10分押しになりそうなところを、急がせて5分以内に収めたんです。本番はリハーサル通りにはいきません。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">浅水</span>:御社の記者発表はイベント性も重視する。今回のトークショーでは元バドミントン五輪選手の池田信太郎氏とレーシングドライバーの中嶋一貴氏を招きましたが、人選の意図は? <img class="aligncenter size-full wp-image-53627" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/02/m5-m6.jpg" alt="テーラーメイド M5/M6記者発表会 レーサー中嶋一貴×バドミントン元代表池田信太郎がテーラーメイド「M5/M6」を語る" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">池田</span>:舞台裏を明かすと、契約プロがシンガポールとハワイでツアーが始まって誰もいない(笑)。それで芸能人の案も出ましたが、製品特徴は「スピード」なので、これを表現できるアスリートにしようとなったわけです。 そこでカーレーサーの中嶋さん、バドミントンの池田さんにお願いした。二人ともギアを使ってスピードに関わる競技をやっているので、その点が決め手になりました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">浅水</span>:ほかにも候補者はいたでしょう。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">池田</span>:はい。具体名は伏せますが、水泳、バスケ、サッカー、野球界から候補者の名前が出ています。でも、調べたらいずれもメーカー色がついていて(苦笑)。 <h2>ギリギリはPRGRのフレーズ</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-44799" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/prgr-wall.jpg" alt="PRGR RS" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">浅水</span>:それにしても、事前の準備は大変でしょう。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">池田</span>:そうですね。事前に綿密にやりますが、それでも発表会の冒頭部分、バゼル副社長のマイクが数秒間ハウリングしたり(苦笑)。事前に何度もテストしましたが、まあ、ハプニングは仕方ありません。 実は、前夜9時まで会場に別のイベントが入っていたので、それを終えてから設営準備に入りました。みんな寝ていませんし、わたしは午前零時に帰宅して、翌朝7時に会場入り。 記者発表は午後2時からですが、機材の技術面や立ち回りをチェックして、10時に登壇者が会場入り。それからリハーサルという段取りです。もう、スケジュールはパンパンでした。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">浅水</span>:ところで、『M5/M6』の特徴は、一度高反発規制を超えたヘッドをギリギリで戻すところにもありますが、「ギリギリ」という表現を一切使っていませんね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">池田</span>:PRGRさんのギリギリがインパクトありすぎるので、使っていません。「高反発フェースを適合内に最大限戻す」という文言についても、本社からリーガルチェックの回答がなかなか戻ってこなかったり、このあたりは悩ましかった。 まあ、当社のヘッドはギリギリで作るんじゃなくて、超えてから作ってますからね、ギリギリを超えるツアースパイシーなクラブです。当社のフレーズとしては「チューニング」を積極的に使いたいですね。
    (公開)2019年03月11日
    ツイストフェースがSLEルール規定値ギリギリに進化したテーラーメイドの『M5/M6』ドライバーが2月15日、いよいよ発売される。 参考:<a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_52697">テーラーメイド『M5 / M6』を発表 M3 / M4からの進化は「スピード」</a> タイガー・ウッズやダスティン・ジョンソンなどに提供されるツアーユースのヘッドをすべてのアマチュアゴルファーが手にいれることができる話題のドライバーだ。 今回は1月の記者発表後半で催されたバドミントン元五輪選手・池田信太郎×レーシングドライバー・中嶋一貴によるトークショーを動画でお伝えする。 <strong>トークテーマは「スピード」――。</strong> なぜ両氏だったのか? その意図について、同社マーケティング部池田省吾シニアマネージャーが次のように話す。 「契約プロはシンガポールとハワイでツアーが始まっていて国内に誰もいない(笑)。そこで『M5/M6』の製品特徴である“スピード”と接点のあるアスリートを呼びたい、という結論に達したのです。 そこで、カーレーサーの中嶋一貴さん、バドミントンから池田信太郎さんにお願いしたという経緯です。二人ともギアを使ってスピードに関わる競技に出ている、出ていたという部分が決め手になりましたね」――。 バドミントンで初速493km/hを打ち出し、ギネス記録を持つ池田信太郎。昨年、スピードと耐久性が求められるルマンで総合優勝した中嶋一貴。二人は友人同士でゴルフも一緒にいく間柄だとか。ゴルフとスピードの親和性とは? <iframe src="https://www.youtube.com/embed/tcYlImekpB8?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>
    (公開)2019年02月13日
    「実は、当社契約のタイガー・ウッズ、ダスティン・ジョンソンだけではなく、日本法人のマーク・シェルドン・アレン社長にもツアー向けのヘッドを提供しています。つまり、ヘッドの反発係数を1個1個計測して、ルールギリギリのモノを渡しているのです。彼らと同じヘッドを量産できないだろうか? それが『M5/M6』の出発点でした」 テーラーメイドゴルフは1月11日、都内会場で2月15日から発売する『M5/M6』ドライバーの記者発表を行った。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/loRwqa3fJFI?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe> 年明けからティザー広告で、フェース部に装着したスクリューにより新製品の登場感を煽っていたが、今回ツイストフェースがSLEルール規定値ギリギリに進化。 タイガー・ウッズやダスティン・ジョンソンなどツアーユースのヘッドをすべてのアマチュアゴルファーが手にいれることができるようになる。冒頭のコメントは、やや興奮気味に話す同社開発責任者ブライアン・バゼル氏のコメントだ。 M3、M4からの進化は「方向性からスピードへ」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/1901104.jpg" alt="テーラーメイド『M5/M6』"> 『M5/M6』は、昨年爆発的なヒットモデルになった『M3/M4』の後継機種。『M3/M4』は周知の通り、方向性に大きな影響を与えるオフセンターヒット時の曲がり幅を抑えるため、フェースをねじる「ツイストフェース」テクノロジーを採用したモデルだ。 『M5/M6』も「ツイストフェース」を継承するものの、ヘッドの反発力をSLEルール規定値ギリギリにしボール初速を上げるため、新技術「スピードインジェクション(後述)」を開発したという。 規定値ギリギリのドライバーといえば、<a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_44776">PRGRの『RSシリーズ』</a>が思い浮かぶが、テーラーメイドによれば製造するすべてのドライバーヘッドの反発係数をルール上最大限に設定したという。 その開発プロセスについて米本社の開発責任者ブライアン・バゼル氏が次のように説明する。 <h2>M5、M6ドライバーはすべて当たりくじ!?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/1901103.jpg" alt="テーラーメイド『M5/M6』"> 「最高のフェースを作ったとしてもその後、ゴルフクラブとして完成させるためには溶接し研磨、塗装等の工程を経るため、どうしても公差が生まれてしまいます。 つまり、みなさんが今お持ちのドライバーはもしかしたら、初速が遅めのモノ、ラッキーな方は速めのモノかもしれないということです。 また、当社の検証結果では、市場にあるドライバーの70%がルール適合の上限値にある程度余裕を持たせていることが分かりました」 <img class="aligncenter size-full wp-image-52777" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/m5-m6.jpg" alt="テーラーメイド M5 M6" width="788" height="525"> ゴルフクラブは工業製品である。ルール適合内で反発係数をギリギリに設定すると、公差を超え歩留まりが悪くなるのは想像に難くない。そこで、各メーカーは数値に余裕を持たせる、ということなのだが、『M5/M6ドライバー』ではその“公差”の概念を払拭している。 「一旦すべてのヘッドを高反発にしてから、ルール限界値へ設定する」--。 という大胆な手法で製造に取り組んでいる。詳しく説明してもらおう。 <h2>新技術スピードインジェクションとは</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/19011012.jpg" alt="テーラーメイド『M5/M6』"> 「生産されるすべてのヘッドを一旦、ルール上限を超えたところで作ります。そして『スピードチューン』を施して、ルール上限の内側ギリギリに揃えます。 具体的には、フェースのトゥ&ヒール側の赤いチューニングポートからレジンを注入し調整。すべてのヘッドを詳細に計測しクラウドへ送信、独自のアルゴリズムにより計算された分量を2つのポートからそれぞれ注入します。 先述の通り、ヘッドの製造工程にはどうしてもバラツキが生じてしまいます。例えば、トゥ側に0.4g、ヒール側へ0.8gのレジンを注入する場合もあればその逆もありうるわけです。つまり、ヘッドの個体差によって異なる量のレジンの注入が必要になってきます」 <h2>最終工程もクラウドのアルゴリズムで計算</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52782" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/m6.jpg" alt="テーラーメイド M6" width="788" height="525"> 「出来上がったヘッドがSLEルールの上限を超えていないか? 超えてしまうと“違反クラブ”とみなされてしまうので、それは絶対避けなければなりません。レジン注入後にもう一度クラウドへ送り、独自のアルゴリズムの計算式により精度の高いものにしています」 2019年モデルの『M5/M6』ドライバーは、ボール初速をより高めるため、さらにフェースを薄くしているという。従来のM3よりも20%薄肉化。ハンマーヘッド構造との相乗効果により、66%スイートエリアが拡大したと豪語する。 先日発表された<a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_52633">キャロウェイの新ドライバー『エピックフラッシュ』</a>は、ボール初速を上げるために、逆にフェースを厚くしているあたり、各社の特徴が出ていて非常に興味深いところだ。 <h2>M5、M6のドライバーヘッドは全3種類</h2> 新製品のドライバーヘッドは『M5 ドライバー』(460㎝3)、「M5 ツアー ドライバー(3月中旬発売)』(435㎝3)と『M6 ドライバー』は460㎝3のみで計3タイプを用意。 <img class="aligncenter size-full wp-image-52987" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/kurokage.jpg" alt="テーラーメイド M5 M6 標準シャフト KUROKAGE" width="788" height="525"> 標準装着シャフトについても、56gのKUROKAGE(M5、M5TOURへ装着、硬度Sで総重量308g)、54gの「FUBUKI」(M6同、総重量299g)を改良したオリジナルデザインに仕上げるなど、細部にわたってこだわりを見せる。 <h2>カスタムシャフトは3種類を用意</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52988" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/shaft.jpg" alt="テーラーメイド M5 M6 カスタムシャフト" width="788" height="525"> 『M5/M6』のカスタムシャフトは下記のとおり。 <ul> <li>グラファイトデザイン「Tour AD VR-6」</li> <li>藤倉ゴム「スピーダー661 EVO Ⅴ」</li> <li>三菱ケミカル「Diamana DF 60 」。</li> </ul> なお、ドライバーの価格は『M5』、『M5 TOUR』が7万8000円(カスタムシャフト9万5000円)、『M6』が7万2000円(カスタムシャフト8万9000円)で、『M5』が6000円、『M6』が7000円アップとなっている。 <h2>カスタムモデルは‶地クラブ″に匹敵する価格帯</h2> 懸念されるのが、年々上昇するドライバーの定価設定。2019年モデルは初代『Ⅿ1』比で6000円、『M2』比9000円アップしており、ゴルフギアライターの児山和弘氏が次のように話す。 「標準シャフト装着モデルもそうですが、今回『M5』のカスタムシャフト仕様は、9万5000円と地クラブの価格帯に突入しました。製品に対する自信の表れなのでしょうが、正直なところ驚いています」 その性能やいかに? GEW編集部では『Ⅿ5/M6』ドライバーの試打レポートを近々掲載予定。 <h2>M5、M6ドライバーは2月15日発売!</h2> 問い合わせは、テーラーメイド ゴルフ カスターマーサービスコール 0120-558-562
    (公開)2019年01月15日
    テーラーメイド ゴルフは10月27日、2年振りとなる新グローレを発売した。『Mグローレ』がそれで、特筆されるのがブランドのポジショニングだ。 『グローレ』は従来、日本人向けモデルとしてグローバルモデルとは一線を画して展開されていたが、今作から『Mシリーズ』の傘下に入った。 『M3』、『M4』、そして日本モデルの『Mグローレ』の三位一体で構成されることになったわけだ。また、今まで『グローレ』はシニアを製品対象者に据えていたが、新製品よりその棲み分けを外し、幅広い層へ訴求していくという。 既に3週連続で首位奪取と好発進の『Mグローレ』。ヴィクトリアゴルフ五反田店の石川尚氏に話を聞いてみた。 <img class="size-full wp-image-52275" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/m-gloire4.jpg" alt="ヴィクトリアゴルフ五反田店 石川尚氏" width="788" height="525" /> ヴィクトリアゴルフ五反田店 石川尚氏 <hr /> 『Mグローレ』がデビューした。 ドライバーは、弾道の曲がり幅を軽減する「フォージド ツイストフェース」、打球の初速アップ、スイートエリア拡大を図る「ハンマーヘッド」構造など、『M3』、『M4』のデザインを継承するが、差別化されるポイントは、軽量化とボールのつかまりやすさに集約される。まずは『Mグローレ』の印象について石川氏に聞いてみた。 <strong>石川氏</strong>「今まで『グローレ』のヘッドはフルチタンでしたが、『Mグローレ』ではクラウンとソール部にグラファイトコンポジットを採用。テクノロジーもそうですが、デザインがカッコイイですよね。 シニア向けクラブから見事に脱却、Mシリーズ傘下後は、40歳代も手にするようになりました。標準装着シャフトのデザインも若々しいですね」 と前置きして、<strong>球のつかまり</strong>について詳しく説明する。 <strong>石川氏</strong>「調整機能のカチャカチャを廃止し、クラウンとソールにはグラファイト・コンポジットを採用。 これにより生まれた余剰重量をヒールと後方へウエイトを配置することで、ドローバイアスと低重心設計にしています。 『Mグローレ』を実際に手に取って打った方からは、<strong>確かに球が良くつかまる</strong>という声で一致しています。先行予約段階の時点でも反応は良かったのでいける!という感触はありました」 このコメントを裏付けるように『Mグローレ』ドライバーは発売後6週連続で首位奪取と好調なスタートを切っている(GfK調べ)。 『M4』で球がつかまえきれない人が『Mグローレ』を選択その図式とは? <img class="aligncenter size-full wp-image-52269" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/m-gloire2.jpg" alt="Mグローレ" width="800" height="533" /> 『グローレ』はこれまで「プレミアムアスリート」という言葉で、アスリートマインドを持つシニア層をメインターゲットとしていた。しかしドライバーにやさしさを求めるのはシニア層だけではない。 そこで幅広い層が受け入れやすいよう、グローレの「安心感」にMシリーズの<strong>若々しさ</strong>が注入され、デザイン面も一新された。 その結果、テーラーメイドが誇るグローバルの「テクノロジー」と『グローレ』のブランド力の相乗効果が働き、早くも店頭でその効果が表れ始めているのだ。 <strong>石川氏</strong>「今年上半期に投入された『M3』、『M4』は当店の販売売上に大きく貢献しましたが、顧客の中には『M4』を指名買いで来店したものの、試打で球がつかまえきれずに購入を断念したり、他社製品を推奨しても売り逃してしまうケースが多々ありました。『Mグローレ』投入後は、その導線がスムーズになり、着実に実売へ繋がっています」 具体的には、 ①『Mグローレ』→『M4』→『M3』 ②『M3』→『M4』→『Mグローレ』 のいずれかの順で試打してもらうと、ヴィクトリアゴルフ五反田店では圧倒的に『Mグローレ』がハマるとか。詳しく聞いてみよう。 <strong>石川氏</strong>「30~40歳代のゴルファーはUSPGAツアーで実績のある『M3』、『M4』を使いたがる傾向が見られます。世界ランク上位選手と契約を結ぶテーラーメイドの強みといえ、こちらもファーストコンタクタクトがしやすいので正直助かっています。 でも、数値として結果が出るのは明らかに『Mグローレ』なんですよ。同じヘッドスピードでも球がつかまるので、確実に初速が1~2m/sアップする。<strong>初速が上がる</strong>と<strong>飛距離が伸びる</strong>ということを丁寧に説明してあげると、価格は多少上がりますが納得してもらえますね。<strong>お金で飛距離は買えます!</strong>私の必殺トークです」 <h2>『Mグローレ』はスライサーの人が打つと効果覿面!</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52270" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/m-gloire3.jpg" alt="『Mグローレ』はスライサーの人が打つと効果覿面!" width="800" height="533" /> 最近は他社製品との打ち比べのシーンにおいても『Mグローレ』が活躍中。石川氏はスライサーの最終兵器として推奨するという。 <strong>石川氏</strong>「『ゼクシオ』と比較検討される方も多く特に若年層の方は、『Mグローレ』なら後ろ指をさされないで使えそうだから買う、という方も増えてますよ。 そのことは、フェース角にも起因していると思われます。『Mグローレ』は目標に対し真っ直ぐ構えやすいのでスクエアかややオープンに感じるかもしれませんが、実はフェースセンターで測ると1度のクローズです。 また、ゴルファー心理としてオープンに見えると逆にフェースを閉じるスイングになりやすいという傾向もあります。様々な意味でドローボールが打ちやすいデザインにしているわけですよ。 さらに『Mグローレ』専用に開発された鍛造製法の『フォージド ツイストフェース』は打球音が爽快。ここが購入の決め手になった方も大勢います。 打感の良さにこだわる人、そして右に吹け上がって飛距離と方向性が定まらないゴルファーは『Mグローレ』を一度試してほしいですね。 『Mグローレ』の総重量の目安は273g(R)で280gを切っており、『M3』→307g(SR)、『M4』→295g(S)の3モデルをそれぞれ打ってもらい、それぞれの違いを体感、選択してもらうと良いと思います」 以上、ヴィクトリアゴルフ五反田店の石川氏に『Mグローレ ドライバー』の市場性を語ってもらった。テーラーメイドの新たな胎動を予感させる動きといえそうだ。 <strong>取材協力:ヴィクトリアゴルフ五反田店</strong> 〒141-0031 東京都品川区西五反田1-1-8 TEL:03-5435-8790
    (公開)2018年12月28日
    「TMaG」と略称されたテーラーメイド・アディダスゴルフが分離・独立して1年が経過。テーラーメイドは、米投資会社のKPSキャピタルパートナーズ傘下の独立事業体となって事業の再編成を行った。 今上半期は『M3』『M4』が市場を牽引、10月26日に発売した『Mグローレ』もロケットスタートを切っている。過去、大量の在庫に苦しんだ同社はなぜ、復活できたのか。営業トップの中本光彦副社長に新たなビジネス手法を語ってもらおう。 <hr /> <img class="wp-image-51971 size-full" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/taylor-made_nakamoto2.jpg" alt="テーラーメイド ゴルフ 取締役営業担当副社長 中本光彦氏" width="788" height="525" /> テーラーメイド ゴルフ 取締役営業担当副社長 中本光彦氏 当社は12月決算ですが、ビジネス的にはいい結果として終わることができそうです。 2013年以降は、ダブつき気味だった市場在庫の問題も解決しました。昨年の『M1』『M2』に続き、2018年は『M3』と『M4』を投入しましたが、2月の発売以降、販売が好調に推移。なかでも『M4』は21週連続で売上首位を奪取することができました。 <strong>グローバルモデルは、年に1回新製品を出すのが販売スタイル。</strong> 2月の投入時から8月までの7ヶ月間は、キチっとフォローをして売上を作る。そして9月以降は、在庫を見ながら調整、12月に入るとその製品の使命を完結させます。 かつてはクローズアウトを「主食」にしていた時期もありましたが、現在は新モデルを単年で勝負するビジネスへ変貌しています。 <strong>流通の反応は?</strong> 型落ちの特価品は売りが立つので、ショップも一時的には数字が稼げます。でもそれは一過性に過ぎず、結果的に旧モデルが新製品の足を引っ張ってしまう。目先の利益に走るとゴルファーの信頼も失います。 現在の当社のビジネスモデルは小売側にとって在庫高が常に健全で、経営的にもテーラーメイドは優良なブランドになっていると自負しています。 <strong>小売店とはどのような話し合いをしているのか?</strong> ここ数年、優良取引店とは新製品の投入時期をはじめ、仕入れのタイミング、数量、そしてお客様の手に渡るセルアウトまで共有しています。 <strong>上半期の営業で重点を置いたことは?</strong> 欠品を無くしお客様に迷惑をかけないことです。特に前半戦は効率的な在庫確保に務め、春先は試打会など各小売店とのイベントに力を注ぎました。 『Mシリーズ』上半期4割増の快挙、『グローレ』が『M』の傘下へ <img class="aligncenter size-full wp-image-47700" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/gloire.jpg" alt="Mグローレ" width="788" height="525" /> <strong>その結果、上半期の伸び率はどのように推移した?</strong> 1-6月は目標予算に対し前年比40%増で推移。下半期は先述の通り12月末で2018年モデルが終わるというスタイルですので、第4四半期の予算は高く設定していません。通期では20%増で着地するのではないか。 <strong>下期は2年振りに『グローレ』が投入された。</strong> 『Mグローレ』は日本主導のプレミアムモデルで、対抗商品は『ゼクシオ』です。 前作の『F2』は冒険しないモデルでしたが、他社もカーボンコンポジットなど新しいテクノロジーを導入してきており、『グローレ』もさらなる進化を遂げないといけない。 <strong>そこで今回『Mシリーズ』の傘下に入った。</strong> はい。米と日本の開発チームの合作により『Mグローレ』が誕生しました。 <strong>本社との障壁はあった?</strong> 米国からは当初別のネーミングでも良いのでは、という意見がありました。 『グローレ』を立ち上げて6年が経過しますが、このタイミングで新規ブランドを立ち上げて消費者を迷わせるより残した方がベストではないか? 日本のマーク社長がそのように本社へ訴えた結果、グローレ史上最高のスタートダッシュ(6週連続販売首位、GfK調査)を切ることができました。 さらにレディス用が追加発売になったので、あと2~3週はいけそうかな。あとはアイアンがついてきてくれれば・・・。 <h2>高付加価値商材でマニアの需要を取り込め!</h2> <strong>パターはどうだった?</strong> 『スパイダー』を軸に展開。小売店は昨今、パターコーナーの増床、再構築に力を注いでいます。 今年はタイガー、マキロイのほか契約外で松山英樹プロがメジャーで使用するなど、いい話題がたくさんあった。パターも久々に動きましたね。 <strong>売筋の価格帯は?</strong> 4万円台のパターが販売数量を伸ばしています。そういった付加価値のあるモノを適正価格で売るのも重要で、限定品はモデルによっては即完売の状況です。 パターのハイエンド商品は少ないので、カスタマイズすれば伸ばせそう。 <strong>既にアイアンはその方向へ舵を切りましたね?</strong> 尖がったお客様に対しては、『Pシリーズ』というアイアンを別カテゴリーで展開し、カスタムで受注しています。特に『P790』は予想以上の反響で、今秋新たに『P760』を上市しました。 <strong>テーラーメイドでは今までにない動きです。</strong> ユーザーの新規獲得も大事ですが、リピーター、マニアの心を掴み購買へ繋げるには? 吊り下げにはない付加価値商材は一層ニーズが高まるでしょう。単価も上がり、ブランドイメージ向上にも繋がる。 <strong>ボールの販売状況について。</strong> 『TP5』シリーズは、当社契約のトップ選手の使用により認知度も上がり、着実に販売数量を伸ばしています。現状の国内シェア3.5%から10%へ早い段階で持っていきたい。 <strong>分社時に立ち上げた新テーラーメイドアパレルについて。</strong> 当社はアディダスゴルフ、アシュワースブランドを扱っていました。その強みを活かし、テーラーメイドのファン、本物のゴルファーへ提供すべく、ハイクオリティのものを少しずつ展開しています。 <img class="aligncenter size-full wp-image-52349" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/taylor.jpg" alt="テーラーメイドアパレル" width="788" height="525" /> <strong>反響はどうですか?</strong> 1年前から展開していますが、非常に厳しいマーケットだと認識しています。なので、従来のように展示会で受注して売れなかったから引き上げる、というやり方ではなく、ショップインショップでの販売をご理解頂いた一部の小売店と直営店を活用しながら地歩を固めていきたい。現在の30店舗から来年は60店舗展開の予定です。 <strong>ところで、お若く見えますが今何歳ですか?</strong> 今59歳で来年還暦です。新卒でサロモン・スポーツへ入社して、早37年が経過しました。営業畑一筋でスキー19年、ゴルフは来年で19年目です。 <strong>外資一筋37年とは驚きです。</strong> “日本一のナンバー2”になろうというのを常に心掛けてきました。 マーク社長は本社を向いている、私はドメスティックを見る。極めて基本的なことですが、報告・連絡・相談を頻繁に行い、良好な人間関係を作っていけば、トップが変わっても、ビジネス英語が出来なくてもOK(笑)。 大事なのはハートですよ。再編後の新組織も機能し売上もついてきている。マーク社長はどのように思っているか分かりませんけど(笑)。 <strong>トップになりたいですよね?</strong> そう思ったことは一度もありません。ぼくは英語できないし、ガハハハハッ(笑)。心底営業職が好きなんだと思いますよ。デスクにいるよりもお客様と一緒に何かしている方が向いていると思います。 <strong>タバコ止めました?</strong> 一日1箱吸ってましたけど、2年前にスッパリと。分社時にフロアの喫煙所が廃止になり、喫煙は時間のロスが多いし、健康上も良くないとマーク社長から・・・。 <strong>お酒はやりますか?</strong> バーボンの炭酸割が好き。 <strong>営業でお酒は必要ですか?</strong> 9割必要ありません(笑)。銀座で接待して、なんていわれたら丁重にお断りします。でもゴルフはウエルカムです。半日一緒にゴルフをしてビジネスに繋げる。これが我が社の社風ですから。
    (公開)2018年12月24日
    1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 『Mグローレ』は脱シニアで幅広いゴルファーに! <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/m-gloire2.jpg" alt="テーラーメイド Mグローレ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50562" /> 『グローレ F2 ドライバー』の後継は、グラファイトコンポジットクラウンを採用した『M グローレ ドライバー』(8万2000円)というモデル。 従来、日本人向けモデルとしてグローバルモデルとは一線を画して展開されていましたが、今作より『Mシリーズ』の傘下に入りました。 また、今まで『グローレ』はシニアゴルファーが製品対象者でしたが、今作から年齢を問わず幅広い層のゴルファーに向けて展開するとか。どのように仕上がっているのか興味津々です。 <h2>構えた第一印象は?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/m-gloire3.jpg" alt="テーラーメイド Mグローレ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50563" /> まず、構えて感じるのは、グローレらしい高級感。光沢のあるホワイトに加え、カーボンクラウンのシルバーとホワイトの格子が上品なツートンカラーになりました。金の挿し色とのマッチングもいい。 アドレスして構えるとフェースはかなりスクエア。『Mグローレ』専用に開発された鍛造製法の「フォージド ツイストフェース」を装着していますが、独特のトゥ上部を逃がしたシェイプなので、とても構えやすいですね。 <h2>軽量化×つかまりやすい『Mグローレ』は高弾道ドローで飛ばす!</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/m-gloire1.jpg" alt="テーラーメイド Mグローレ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50561" /> フェースローテーションを使いやすく、一発目からドローボールが出ました。インパクト時のフィーリングが手に伝わり、フェースには弾き感がありつつ、ボールがフェースにくっついている感触もあります。打感はやわらかいけど飛ばせる印象です。 3球ともボールスピン量が2300回転前後の安定した低スピンで良く飛んでいます。また、テーラーメイドと藤倉ゴムが共同開発した『スピーダーエボリューシュン TM』シャフトは、軽量でしなり戻りも速く、ボールもつかまりやすい。低スピンかつ力強いドローが打ちやすいと実感しました。 <h2>『Mグローレ』はどんなゴルファーに向いているか</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/m-gloire5.jpg" alt="テーラーメイド Mグローレ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50565" /> メーカーの狙い通り、幅広いゴルファーが使えると思います。ヘッドスピード43未満のアベレージゴルファーに推奨したい。 打感の良さにこだわる人、そして右に吹け上がって飛距離と方向性が定まらないゴルファーは『Mグローレ』を一度試してほしいですね。日本人ゴルファーにデザイン、設計されたクラブを求める人にもおすすめです。 <h2>『Mグローレ』まとめ</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/m-gloire4.jpg" alt="テーラーメイド Mグローレ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50564" /> 『Mグローレ』ドライバーは、弾道の曲がり幅を軽減するという「フォージド ツイストフェース」、打球の初速アップ、スイートエリア拡大を図ったという「ハンマーヘッド」構造など、現行の『Mシリーズ』のデザインを継承しますが、差別化されるポイントは、軽量化とボールのつかまりやすさに集約されるでしょう。 今まで『グローレ』のヘッドはフルチタンでしたが、『Mグローレ』はクラウンとソール部にグラファイトコンポジットを採用。調整機能のカチャカチャを廃止し、これにより生まれた余剰重量をヒールと後方へウエイトを配置することで、ドローバイアスと低重心設計を可能にしていることが伺えます。 全体的に球をつかまえやすい構造ですから、どちらかというとスライサー向きといえます。 『Mグローレ』の総重量の目安は273g(R)で280gを切っており、『M3』→307g(SR)、『M4』→295g(S)の3モデルをそれぞれ打ってみて、それぞれの違いを体感、選択すると良いでしょう。 試打クラブ:ロフト角:10・5度、硬さ:SR <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/losRUkGr8wM?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <h2>商品のお問い合わせ</h2> <strong>テーラーメイド ゴルフ</strong> TEL:0120-558-562 <a href="http://www.taylormadegolf.jp/" rel="noopener" target="_blank">http://www.taylormadegolf.jp/</a>
    (公開)2018年10月25日
    テーラーメイドゴルフは7月30日、都内展示会場にメディア120名を集め、日本のゴルファーのためのプレミアムブランドを標榜する『GLOIRE(グローレ)』の最新クラブ『M GLOIRE(Mグローレ)』(男女用のドライバー、アイアン)の記者発表会を開催した。 発表会の冒頭、同社のマーク・シェルドン-アレン社長は、「2018年のテーラーメイドは、今までにない成長を遂げています。その要因は『Mシリーズ』ドライバーの牽引です。特に『M4』は発売から22週間にわたり売上1位。これはテーラーメイド史上最高記録です」とその好調ぶりを口にした。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/gloire4.jpg" alt="Mグローレ発表会 テーラーメイド アレン社長" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47708" /> Mシリーズの傘下に入った「Mグローレ」 その『Mシリーズ』の勢いに乗って今回発表されたのが『Mグローレ』だが、特筆されるのがブランドのポジショニングだ。『グローレ』は従来、日本人向けモデルとしてグローバルモデルとは一線を画して展開されていたが、今作からは『Mシリーズ』の傘下に入った。 よって、『Mシリーズ』は、『M3』、『M4』、そして日本モデルの『Mグローレ』の3つのモデルから構成されることになったわけだ。また、今まで『グローレ』はシニアゴルファーを製品対象者に据えていたが、今作からは若年層も含めた幅広い層に訴求するモデルに位置づけていくという。 この決断について、アジア地域のハードグッズプロダクトを担当する高橋伸忠ディレクターは、「市場性と製品開発に対する考え方を見直しました」と前置き、次のように話す。 「今までは年齢軸でモデルを棲み分けていましたが、高齢でも力がある人はいますし若くても力が無い人もいます。よって、年齢で棲み分けることは実態に則さないと判断しました。また、シニア向けに限定すると開発領域が制限されます。『Mシリーズ』に組み込んだ方が、グローバルのテクノロジーを活用しながら商品力を追求できると判断しました」 <h2>Mグローレを実際に打ってみた</h2> そこで実際に打ってみた。まず、構えて感じるのは、『グローレ』らしい高級感。 カーボンクラウンのグレーと白の格子が上品で、金の挿し色とのマッチングもいい。そして、フェースはかなりスクエア。「ツイストフェース」独特のトウ上部を逃がしたシェイプなので、少しオープンに見えるくらいだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/gloire3.jpg" alt="Mグローレ アドレス" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47702" /> 「そう見えるかもしれませんが、フェースセンターで測るとプラス1度のクローズです。また、ゴルファー心理としてオープンに見えると逆にフェースを閉じるスイングになりやすいという傾向もあります。色んな意味でドローボールが打ちやすいデザインにしているわけです」(先述の高橋氏) なるほど。確かに打ってみるとフェースローテーションを使いやすく、一発目からドローボールが出た。 特筆できるのがスピンの少なさ。筆者は通常スピン量が3500~4000rpmと多いのだが、2500rpm前後とかなり抑えられている。シャフトの戻りも速くボールもつかまりやすい。低スピンで力強いドローが打ちやすいことを実感した。 その点については、発表会に参加した永峰咲希プロも「右にいき難いし、右に逃がしても距離が落ちません。曲がりもフェアウェイの幅に収まりますね。あと、ポイントは打球音です。私はクラブの評価に当たっては弾道よりも打球音を大切にしますが、すごくいい音がします」と気に入った様子。 このコメントからも分かる通り、打感の良さにこだわる人、そして右に吹け上がって飛距離と方向性が定まらないゴルファーは、『Mグローレ』を一度試すべきかもしれない。 <h2>ALL IN M(全てのテクノロジーを搭載)</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/gloire5.jpg" alt="Mグローレ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47710" /> 『Mグローレ』ドライバーは、弾道の曲がり幅を軽減するという「ツイストフェース」、打球の初速アップ、スイートエリア拡大を図ったという「ハンマーヘッド」など、現行の『Mシリーズ』のデザインを継承するが、差別化されるポイントは、軽量化とボールのつかまりやすさに集約されそうだ。 今まで『グローレ』のヘッドはフルチタンだったが、『Mグローレ』はクラウンとソール部にグラファイトコンポジット(カーボン)を採用した。それにより生まれた余剰重量をヒールと後方にウェイトを配置することで、ドローバイアスと低重心設計を実現、つかまる高弾道を打ちやすくしたという。また、「ツイストフェース」を鍛造で作り上げ、打感の良さも追及したとのこと。 ちなみに、シャフトはテーラーメイドと藤倉ゴム工業が共同開発した『Speeder EVOLUTION TM』を装着。軽量化と高いパフォーマンスで幅広いゴルファーに対して飛距離性能を提供するという。 以上が主な製品特徴だが、同社が語るように『Mシリーズ』の性能を余すところなく搭載。それに加えて、日本モデルとしてのこだわりも随所に取り入れた。同社では、「ALL IN M」(全てのテクノロジーを『Mグローレ』に注ぎ込んだ)と表現、完成度の高さを謳っている。 <h2>藤倉ゴムとの共同開発Mグローレ専用シャフト</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/m-gloire1.jpg" alt="Mグローレ専用シャフト" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51624" /> シャフトは藤倉ゴムと共同開発したMグローレ専用シャフト『スピーダーエボリューション TM」を装着。 弾性と強度があるマトリックス樹脂「ナノアロイ」を使用した高弾性・高強度炭素繊維「トレカ」T1100Gのカーボンシートをシャフト先端部に採用することにより、軽量化と高い飛距離性能の両立に成功したシャフトだという。 <h2>M3、M4とMグローレどれを選べばいいのか</h2> テーラーメイドゴルフでは、以下のようなイメージを持っているという。 <h3>M3ドライバーの推奨ゴルファー</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/taylormade2.jpg" alt="テーラーメイド M3" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-39127" /> クラブに対してこだわりのあるゴルファー。重心位置の可変機能を使ってその位置をチューニングするなどこだわりを強く持つ人が対象。クラブ総重量の目安は307g(シャフトフレックスSR)。 <h3>M4ドライバーの推奨ゴルファー</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/taylormade3.jpg" alt="テーラーメイド M4" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-39128" /> 広範囲なゴルファー(ロフト角やフェース角の調整にこだわる人)。クラブ総重量の目安は295g(同S)。 <h3>Mグローレドライバーの推奨ゴルファー</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/gloire1.jpg" alt="Mグローレ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47702" /> 日本人ゴルファー用にデザインされたクラブを求める人。クラブ総重量の目安は273g(同R)。 大まかには以上の通りで、同社ではゴルフの腕前に関係なくクラブへのこだわりで選んでほしいという。 そこで本題の『Mグローレ』だ。同モデルはプレミアムブランドを標榜し価格もドライバー1本8万2000円と現行の『Mシリーズ』よりも高い。それだけに製品内容の充実が問われるが、その辺りを見ていこう。 以上、『Mシリーズ』として再出発を図る『Mグローレ』を紹介した。試打した印象も含めてジャパンプレミアムを感じさせるモデルに仕上がっている。テーラーメイドゴルフでは今後の試打会に『M3』、『M4』、そして『Mグローレ』の3つのモデルを持ち込み、それぞれの違いをゴルファーに体感してほしいという。 <a href="https://www.gew.co.jp/attention/impression/g_50553">永井プロによる『Mグローレ』試打レビューはこちら</a>
    (公開)2018年07月31日
    2月16日に発売が開始されたテーラーメイドMシリーズの新製品、M3とM4。 ダスティン・ジョンソンがM4で433ヤードをワンオンし、ホールインワンまでわずか15センチにつけるなど、発売前から話題となっていたドライバー。その特徴は<strong>「まっすぐ飛んで曲がらない」</strong> 果たして本当にまっすぐ飛んで曲がらないのか?M3とM4の違いは?永井延宏プロに検証してもらった。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 M3、M4の特徴を解説 <img class="aligncenter size-full wp-image-42667" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/m3_m4.jpg" alt="テーラーメイド M3 M4" width="788" height="525" /> テーラーメイドの新しいMシリーズ「M3」(460、440)と「M4」(460)を試打してみます。 今回はツイストフェースとハンマーヘッドの採用により、<strong>飛んで、曲がらない</strong>がキーワードになっています。ヘッドのフェース側は、ホワイトからシルバーへ変更され、よりシャープな印象です。 <img class="aligncenter size-full wp-image-42664" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/m3.jpg" alt="テーラーメイドM3" width="788" height="525" /> 次にM3、M4の違いと特徴を永井プロに解説してもらった。 <h2>M3の特徴</h2> 最大の特徴はヘッド重心が移動できる「Yトラックシステム」の搭載が挙げられます。ソール部に装着された2つのウエイトが従来は縦(重心深度)と横(重心距離)へ動かせましたが、新製品はY字方向へ調整幅を広げ、スピン量もコントロールできます。 <img class="aligncenter size-full wp-image-39127" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/taylormade2.jpg" alt="テーラーメイド M3" width="788" height="525" /> また、前作はウエイト移動のレールがあったため、スピードポケットを設けていませんでしたが、M3ではこれを後方へ下げることで、新たにハンマーヘッドを搭載。 これによりフェースを肉薄にでき、スイートエリアが格段に広がっています。 <h2>M3は左に飛びにくい</h2> 実際に構えてみると非常にスクエア感があって目標にストレートに合わせやすいですね。一方で、グラファイト部分との色のコントラストが小さくなったせいか、シャープすぎずに安心感があります。 <img class="aligncenter size-full wp-image-42685" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/m3_2.jpg" alt="テーラーメイド M3" width="788" height="525" /> 標準シャフトはKUROKAGE TM5を装着。ワッグルするとしっかりしていて、重量感が手に伝わってきます。 M3はYトラックの調整により重心距離もヘッドサイズの割にはそんなに長く感じないので操作性も良い。 芯で打つインパクトの厚さと、左に飛びにくいというのがM3の一番の魅力で、調整機能を使いながら、自分でアジャストしていけるのも◎。 <h2>M4の特徴</h2> 一方のM4は、ジオコースティックデザインの採用によりフェース面積を拡大。 <img class="aligncenter size-full wp-image-39128" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/taylormade3.jpg" alt="テーラーメイド M4" width="788" height="525" /> オートマティックに、よりやさしく飛ばせる仕様です。M3同様、スピードポケットを進化させたハンマーヘッドを装着しているので、フェースの弾き感はM2よりもアップしていると感じました。 M3と比べて、構えた時の投影面積が大きく安心感があるのも特徴です。 標準装着シャフトはFUBUKI TM5。ワッグルすると明らかにM3よりも軽く、ワンフレックス柔らかい印象です。 <h2>フッカー向けにはM4</h2> 打ってみると爽快な打球音。前作のM2よりもヘッドが回転しづらくなっているように感じましたので、M4はどちらかというとフッカー向けといえるかもしれません。 スイング的には、体のエネルギーでしっかり振り抜く現代のスイングタイプにミート。その意味で、オフセンターヒットに強いツイストフェース、ハンマーヘッドとの相性は抜群です。 まさにダスティン・ジョンソンがこのタイプ。M4を選択した理由も納得できます。 <h2>飛んで曲がらないを検証</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-42681" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/m3_1.jpg" alt="テーラーメイド M3 M4" width="788" height="525" /> 続いて、弾道計測器「ミーボ」を使ってツイストフェースを検証していきます。 じっくり見てみると、トゥ側を右側に向かせてロフトを増やした一方、ヒール側は左を向かせて、ややロフトを減らしているのが分かります。 <strong>センター</strong> <img class="size-full wp-image-42677" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/center.jpg" alt="センターの結果" width="788" height="525" /> センターの結果 <strong>ハイ&トゥ</strong> <img class="size-full wp-image-42673" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/high-toe.jpg" alt="ハイ&amp;トゥの結果" width="788" height="525" /> ハイ&amp;トゥの結果 ハイ&トゥでは、センターヒット時よりもやや打ち出しが低くなるものの、軽いドローで想定の落下地点よりも曲がり幅が確かに少ない! 飛距離もセンターヒット時とほぼ変わりませんでした。 <strong>ロゥ&ヒール</strong> <img class="size-full wp-image-42676" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/low-heel-1.jpg" alt="ロゥ&ヒールの結果" width="788" height="525" /> ロゥ&ヒールの結果 バックスピン量が約700回転増えましたが、球が吹き上がりません!9Yほど飛距離が落ちましたが、ほぼ真っ直ぐな弾道でフェアウェイへ着地。思わず「エッ?」っていっちゃうくらい、手に伝わる感触と結果のギャップに驚愕しました。 <h2>動画で解説</h2> <iframe src="https://www.youtube.com/embed/X8IPoGI2DCI?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>まとめ</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-39081" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/taylormade5.jpg" alt="テーラーメイド M3 M4" width="788" height="525" /> ツイストフェースとハンマーヘッドの組み合わせは、<strong>飛んで曲がらない、方向性がいい</strong>というのを実感しましたが、換言すれば、曲がらないから叩ける、振っていけるということ。「M3」「M4」のポテンシャルは前評判通り非常に高いことが分かりました。 以上、永井プロに試打検証してもらった。今シーズン、テーラーメイド契約プロがM3、M4でどれだけ飛ばすのかにも注目だ。 商品のお問い合わせは下記まで。 <dl> <dt><strong>テーラーメイドゴルフ</strong></dt> <dd>TEL0120-558-562</dd> <dd><a href="http://www.taylormadegolf.jp" target="_blank" rel="noopener">http://www.taylormadegolf.jp</a></dd> </dl>
    (公開)2018年03月12日