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    キャロウェイゴルフは2月、『PARADYM Ai SMOKE』シリーズのドライバーを4機種投入した。 今作の最大の特徴はフェースの進化にある。前作までのロボットによる試打データではなく、25万人にも及ぶ実際のゴルファーから100万個以上のスイングデータをAIにインプットし、リアルなスイングを元に「Aiスマートフェース」を生み出した。また4機種はそれぞれのターゲットを明確にした上でAIにリアルなデータをインプットして開発されている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/paradym-ai-smoke-max1.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-80453" /> そこでクラブと弾道の関係を長年研究しその分野に精通する5UNDERS GOLFの山田直知プロが弾道測定器「FOCUS」と「GC HAWK」を使って4モデルを試打。実際にフェース面が進化したのか徹底検証する。 今回は『PARADYM Ai SMOKE MAX FAST』ドライバー編をお送りする。試打はロフト10.5度、シャフトは純正のフレックスSを使用した。 【動画】『PARADYM Ai SMOKE MAX FAST』を実験的検証 実験的試打検証をまずは動画で観てもらいたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/rDga7NwQLJo?si=5N17NR8vVbijRBMZ" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <h2>『PARADYM Ai SMOKE MAX FAST』を試打</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/paradym-ai-smoke-max-FAST.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-80452" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>山田</strong></span> まず持った瞬間に明らかに他の2モデルより軽いです。シャフトも細いので簡単そうなイメージです。ただ構えると意外とこのモデルが一番スクエアに見えます。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/9803de2de4fafd080f9b3aa9da4bcbd3.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1276" height="820" class="size-full wp-image-80434" /> 『PARADYM Ai SMOKE MAX FAST』1球目 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/dcdc06e0807060d09c618698a422264f.png" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1559" height="960" class="alignnone size-full wp-image-80435" /> 1球目は同じスイングで打ってみましたが、データを見ると他の2モデルよりもヘッドスピードが1m/s上がっています。私の中では同じ感覚で振っていますのでやはり自然に速度が出たのだと思います。それと弾道は球が高い。打った瞬間打ち出しも高く出ている感覚がありました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/e471ebdf5f28f7d9928aa7dc3c2cf9d6.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1274" height="799" class="size-full wp-image-80436" /> 『PARADYM Ai SMOKE MAX FAST』2球目 ただシャフトも軽量なので私が普通に振るとタイミングが合わずにフェースが開いて当たる傾向にあるので、もう少しヘッドスピードの遅い方が対象になるかと思います。そこで今度はヘッドスピードを39m/sまで落として打ったところ明らかに球の曲がりがなくなりました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/85d5157c1d140e293196d56758faafab.png" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1560" height="962" class="alignnone size-full wp-image-80437" /> 私が教えていたある女子プロは、ヘッドスピード42m/sで飛距離が230ヤードくらいでしたので、それを考えるとこのヘッドスピードで224ヤードは効率良く飛んでいると言えます。そのプロに勧めたいくらい。 2球ともフェースの真ん中に当たっているのですが、正直言うと1球目はあまり芯を食った感じがせず、打感がイマイチな印象でした。ところがヘッドスピードを落とした2球目は打感が一気に良くなった。モデルによって撓み方を変えているのでしょうか。結果からも対象ゴルファーを明確にしたフェースになっているのかもしれません。いずれにしてもパワーのある女性ゴルファーやシニアには丁度良いモデルだと思いますし、意外とつかまり過ぎず癖のないモデルだと思います。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/866464b21462f6483d7d5373e089e2c6.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1282" height="822" class="size-full wp-image-80438" /> 『PARADYM Ai SMOKE MAX FAST』3球目 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/7f9188aed340f89bbc2fe40c1a61ef58.png" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1551" height="953" class="alignnone size-full wp-image-80439" /> 3球目は実験でアウトサイドインかつフェースオープンで、さらにヒールに当ててみました。クラブパスがアウトイン5度、フェースアングルが1.6度、ヒールヒットなので、本来であればこの角度差というのは結構曲がってターゲットより20ヤードくらい右に行ってしまう、かつヒールヒットによるギア効果で相当スライスしてスピン量も4000回転近くまでいくスイングデータなのですが、結果はスピン量も3286回転に落ち着き、着弾点も4.1ヤードしか右にズレていない。この結果からかなり右への曲がりに強いということが分かりました。これは面白いですね。
    (公開)2024年03月02日
    キャロウェイゴルフは2月、『PARADYM Ai SMOKE』シリーズのドライバーを4機種投入した。 今作の最大の特徴はフェースの進化にある。前作までのロボットによる試打データではなく、25万人にも及ぶ実際のゴルファーから100万個以上のスイングデータをAIにインプットし、リアルなスイングを元に「Aiスマートフェース」を生み出した。また4機種はそれぞれのターゲットを明確にした上でAIにリアルなデータをインプットして開発されている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/paradym-ai-smoke-max1.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-80453" /> そこでクラブと弾道の関係を長年研究しその分野に精通する5UNDERS GOLFの山田直知プロが弾道測定器「FOCUS」と「GC HAWK」を使って4モデルを試打。実際にフェース面が進化したのか徹底検証する。 今回は『PARADYM Ai SMOKE MAX D』ドライバー編をお送りする。試打はロフト10.5度、シャフトは純正のフレックスSを使用した。 【動画】『PARADYM Ai SMOKE MAX D』を実験的検証 実験的試打検証をまずは動画で観てもらいたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/ng99L2Q4mSg?si=oPqlcMzbnKZdyXjQ" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <h2>『PARADYM Ai SMOKE MAX D』を試打</h2> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>山田</strong></span> 『MAX D』の「D」はドローのDだと思うのですが、一般的につかまるドライバーはフェースが左を向いていたり、アップライトになっていたりすることが多いのですが、このモデルはそれがなく、ドローが出そうな雰囲気を感じません。それは言い換えると構えた時に左が恐いという印象を感じないということにもなります。真っ直ぐ飛ばしていけそうな感じをゴルファーに与えつつドローが打てるように工夫して重心構造を変化させているのかもしれません。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/9be316ae6253c2008d2f9ffe9573d84f.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1276" height="820" class="size-full wp-image-80430" /> 『PARADYM Ai SMOKE MAX D』1球目 普段通りのスイングで、『MAX』と同じくヘッドスピード46m/sで打ってみました。打点を見るとフェースのど真ん中に当たっており、フェースアングルも0.8度、クラブパスも1.1度しかインから入っていないので、ストレートに近い球が打てているはずなのですが、結果はかなりつかまった弾道になりました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/fceee98551651667b2d39d5f1c1ba927.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1563" height="1080" class="alignnone size-full wp-image-80431" /> 構えた時には感じませんでしたが、インパクト付近までクラブを下すとつかまりそうな感覚が手に伝わってきます。まさに狙い通りのクラブになっているので、スライスで悩んでいる方にはかなり合うのではないでしょうか。それともう少しヘッドスピードの遅い方が打てばバックスピンが減ることでボールへの揚力も減りカーブも軽減されるので、丁度良い弾道になりそうです。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/882cd900e5ad7cc821401906e9930bd3.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1274" height="805" class="size-full wp-image-80432" /> 『PARADYM Ai SMOKE MAX D』2球目 これだけつかまるクラブなので、2球目はフェードが打てるのか検証してみましたが、結果は興味深い内容になりました。今回クラブパスがアウトイン4.9度でしたが、この場合フェースアングルが半分の2.5度くらいで当たると、左に出て真ん中に戻ってくる計算が成り立ちます。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/c5d9adbe547ea1430f89e8bc4385ebec.png" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1549" height="956" class="alignnone size-full wp-image-80433" /> ところが今回は2度と少し閉じ気味でかつ、少しヒール側に当たったので、本来であればギア効果も影響して右に行くはずなのに結果は意外と右に飛んでいない。このことからもしっかりドロー構造になっていることが証明できたのと、やはり打点ズレが起きた時の散らばりをかなり軽減してくれることが分かりました。 フェードもしっかり打てるクラブですので、例えばフェードヒッターで球が右に行きすぎてしまっている人もつかまったフェードに変わってくれるでしょう。それとアイアンはストレートボールなのにドライバーだけスライスという方にも球筋を揃えられるので勧められます。
    (公開)2024年02月29日
    キャロウェイゴルフは2月、『PARADYM Ai SMOKE』シリーズのドライバーを4機種投入した。 今作の最大の特徴はフェースの進化にある。前作までのロボットによる試打データではなく、25万人にも及ぶ実際のゴルファーから100万個以上のスイングデータをAIにインプットし、リアルなスイングを元に「Aiスマートフェース」を生み出した。また4機種はそれぞれのターゲットを明確にした上でAIにリアルなデータをインプットして開発されている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/paradym-ai-smoke-max1.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-80453" /> そこでクラブと弾道の関係を長年研究しその分野に精通する5UNDERS GOLFの山田直知プロが弾道測定器「FOCUS」と「GC HAWK」を使って4モデルを試打。実際にフェース面が進化したのか徹底検証する。 今回は『PARADYM Ai SMOKE MAX』ドライバー編をお送りする。試打はロフト10.5度、シャフトは純正のフレックスSを使用した。 【動画】『PARADYM Ai SMOKE MAX』を実験的検証 実験的試打検証をまずは動画で観てもらいたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/BnEtUHSbgx0?si=YEe4qWsXcLrYY5oK" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <h2>『PARADYM Ai SMOKE MAX』を試打</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/paradym-ai-smoke-max2.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-80454" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>山田</strong></span> まず『MAX』は一番スタンダードなモデルだと思いますが、構えてみると意外とフェースが逃げている印象で、個人的には構えやすいです。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/9616b6f793bdcf2c3286471a2e2c1e2b.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1280" height="761" class="size-full wp-image-80440" /> 『PARADYM Ai SMOKE MAX』1球目 1球目はデータからも分かるようにフェースの真ん中に当たりましたが、柔らかさというよりも弾き感を感じます。データもヘッドスピード46m/sに対して初速68m/sかなり出ています。トータル294ヤードという飛距離は、これまでの経験上、他社のクラブではヘッドスピード48m/sくらいで打たないと出ないデータです。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/c5ca7571f75ace1d36814e37e6ae412a.png" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1462" height="888" class="alignnone size-full wp-image-80441" /> データの中で意外だったのはアタック角がアッパーで7.2度という数字。私の理想ではダウン3度~アッパー5度くらいなのですが、それに比べるとアッパーが多く出ました。シャフトの影響もあるかもしれませんが、ヘッドが自然とアッパー方向に作用した結果と言えそうです。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/9a244966d26561bc791066a5fba0e3d7.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="2168" height="1080" class="alignnone size-full wp-image-80442" /> 人によっては若干ダフる可能性もありますが、逆にダウンブローが強いゴルファー、球が上がりにくいゴルファーはヘッドが自然とアッパーブローを作ってくれるので丁度良くなるのではないでしょうか。それとシャフトも50g台にしては意外としっかりしているので私くらいのヘッドスピードでもこのまま使えそうです。 芯に当たった時の弾道は分かりましたが、私が最も重視しているのは打点が芯から外れた時にどういうデータが出るクラブかという点です。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/8478fd5cda4d193f287ab08276546457.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1264" height="805" class="size-full wp-image-80443" /> 『PARADYM Ai SMOKE MAX』2球目 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/bf96fe5393d843c45cae2a1b90691d3f.png" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1551" height="1080" class="alignnone size-full wp-image-80444" /> そこで敢えてヒールの下側に外して打ってみました。データからも分かるように爪の幅1個分ヒール側にずらして1球目と同じスイング、同じヘッドスピード46m/sで当ててみましたが、初速が67m/sと1m/sとしか落ちていません。さすがに飛距離は落ちてしまいましたが、これだけ芯を外した割には飛んでいます。着弾点も右に26.6ヤードとラフに残っているくらいかと思うので許容範囲ではないでしょうか。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/70d00c91c62877408567b4e46dff0fb1.png" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="953" height="400" class="alignnone size-full wp-image-80445" /> それと通常ヒール側に当たるとフェースが一気に閉じてしまうのですが、「FOCUS」のデータを見るとその閉じ方が緩やかです。 この辺りは新しいフェース構造が作用しているのかもしれません。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/9b7481b67ddc0df75edbbae0409b66d3.jpg" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1277" height="820" class="size-full wp-image-80446" /> 『PARADYM Ai SMOKE MAX』3球目 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/9c28bc7be903df1ed7ba9cc77c2a3853.png" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="1487" height="1080" class="alignnone size-full wp-image-80447" /> 今度はトゥ側に爪の幅1個分ずらして当ててみました。同様にヘッドスピード46m/sで同じスイングで打ちましたが、やはり初速が67m/sと1球目とほぼ同じ結果になっています。正直一般的なクラブでこれだけ芯を外すとかなり打感が悪いですし、手の中でグリップが回転してしまうくらいの抵抗感があるのですが、それがこのドライバーは少ない。打感が良いクラブだと言えます。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/b9384e606babab5a7b9b550cb575c8e4.png" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="957" height="408" class="alignnone size-full wp-image-80448" /> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/538f001cbe93d58f1546fa69faef5909.png" alt="PARADYM Ai SMOKE キャロウェイ" width="850" height="429" class="alignnone size-full wp-image-80449" /> 「FOCUS」のデータを見てもこれだけトゥ側に外しているにもかかわらずインパクト後のフェースの開き具合が少ない。毎日ここでトゥに外した時のフェースの開き方を見ているのでその違いがよく分かります。なぜこのような結果になるのか不思議です。それとこれだけトゥ側に当たると普通はギア効果でかなり左に戻ってくるのですがそれも少なくほぼ真ん中に着弾しています。 我々の年代だとテクニックを使って打つことが多かったのですが、このドライバーはテクニックの量を減らして打つことができる。その意味でプレイヤーにとって楽なクラブという印象です。
    (公開)2024年02月27日
    テーラーメイドゴルフは、2月2日に『Qi10 MAX(キュー アイ テン マックス)ドライバー』、『Qi10(キュー アイ テン)ドライバー』、『Qi10 LS(キュー アイ テン エルエス)ドライバー』と『Qi10 MAX WOMEN,S(キュー アイ テン マックス ウィメンズ)ドライバー』を発売した。 カーボンウッド第3世代となる「Qi10シリーズ」では、次世代のやさしさを探求しカーボンウッドだからこそ実現可能なヘッドの軽量化、最適な重量配分、重心位置の最適化により、ボール初速を維持しながらも高い慣性モーメントを実現。60層のカーボンツイストフェースを支えるフレームの改良とクラウンのカーボンエリアを大幅に拡大した「インフィニティカーボンクラウン」、「Qi10シリーズ」の中でヘッドサイズを最大化した新たな形状の採用により、テーラーメイド史上最も慣性モーメントが高くやさしさの新世界基準となる「10K」(慣性モーメント1万)を達成した『Qi10 MAXドライバー』が誕生した。 やさしさの新世界基準となる「10K」(上下左右方向の慣性モーメントの合計値1万)は、アマチュアゴルファーからトッププレーヤーに至るまで多くのプレーヤーが求める飛びと直進性、正確性の高さに貢献する。 《ドライバー共通搭載テクノロジー》 ■60層カーボンツイストフェース+新開発フレーム 第3世代となる軽量の60層カーボンツイストフェースを搭載。部分的にフェース面の肉厚を変えて、広い範囲で反発性能を高めると同時に新開発のフレームとの相乗効果で、フェース広範囲でのエネルギー伝達効率が向上しボール初速アッ プに貢献する。 ■インフィニティカーボンクラウン 高い慣性モーメントを実現するために、クラウンのカーボンエリアを大幅に拡大。クラウンの面積を97%カーボンで構築することで余剰重量を生み出し、新しいヘッド形状やヘッド内部に重量を再配分することで、高い慣性モーメントを実現。 ■新ヘッド形状 Qiシリーズの中でヘッドサイズを最大にしたことにより、見た目のやさしさと寛容性が向上。さらにそれぞれのヘッドに合わせた重量配分を行うことで、最適な重心位置を確保しながらヘッド全体の慣性モーメントを高める。 【Qi10 MAXドライバー】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/Qmax.jpg" alt="" width="900" height="900" class="aligncenter size-full wp-image-80397" /> 寛容性、直進性、ヘッドサイズ、その全てのMAXレベルを目指して開発された。「Qi10」シリーズの中では最もヘッドサイズが大きく、今までにない重量 配分でテーラーメイド史上最高の慣性モーメント(MOI)1万をカーボンウッドで実現。やさしく飛ばせるドライバーが完成した。 価格は9万5700円。 【Qi10ドライバー】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/Qi10.jpg" alt="" width="900" height="900" class="size-full wp-image-80398" /> Qi10ドライバー 「STEALTH2」ドライバーよりヘッド後方を伸ばしたことで、オーソドックスな形状ながらも安心感のあるヘッドサイズ。21gのバックウェイトをヘッド後方に配置することにより、高弾道と適正なスピン量を実現し、飛距離と直進性を両立した。 価格は9万5700~。 【Qi10 LSドライバー】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/Qi10LS.jpg" alt="" width="900" height="900" class="size-full wp-image-80399" /> Qi10 LSドライバー 個々のプレーヤーに応じた弾道調整機能を併せ持つロースピンに特化。新たな弾道調整機能「NEWエアロトラックスライディングウェイトシステム」を採用。「STEALTH 2 PLUS」ドライバーに比べ、ウェイトをより前方、低い位置に移動することが可能となり、ロースピンを実現。さらにヒール側のスライディングウェイト(18g)の一部をカーボンソールパネルで塞ぐことで、空気抵抗を抑制し、ヘッドスピード向上に貢献する。 価格は9万9000円~。セレクトフィットストア限定。 【Qi10 MAX WOMEN,Sドライバー】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/Maxw.jpg" alt="" width="788" height="788" class="size-full wp-image-80400" /> Qi10 MAXウィメンズドライバー 女性専用設計を採用し、メンズモデル同様に次世代のやさしさを探求。カーボンウッドだからこそ実現可能なヘッドの軽量化、最適な重量配分、重心位置の最適化により、ボール初速を維持しながらも高い慣性モーメントを実現する。カラーリングは、メンズ同様にブルーのカーボンフェースを採用。シャフトには三菱ケミカルと共同開発した「ELDIO(エルディオ)」、グリップには淡いブ ルーのゴルフプライド社製の「Tour Velvet」を採用し、統一感のあるデザインに仕上げている。 価格は9万5700円。 【お問い合わせ先】 テーラーメイドゴルフ 0570-019-079
    (公開)2024年02月20日
    ヤマハは、理想の飛距離、弾道、打感、それぞれを高い水準で実現するゴルフクラブ『RMX VD(リミックス ブイディー)』ドライバーの発売を10月6日から開始した。 高初速+コントロール性能のツアーアスリートモデル『RMX VD/R』、高初速+最適な操作性のNEOアスリートモデル『RMX VD/M』、高初速+直進安定性のオールアスリートモデル『RMX VD/X』の3モデルをラインアップ。 HS40m/sのアマチュアゴルファー・浅水敦が試打を敢行。ヤマハゴルフの佐藤貴博さんが解説。 <h2>まずは動画で</h2> <iframe title="YouTube video player" src="https://www.youtube.com/embed/EECyNGqCt9M?si=m4X2oCZpaEUmbO5A" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> 【RMX VD ドライバーの特徴】 1)新開発の「BullʻS―eye Face」は、フェースセンターの少し上で最も初速が出るように肉厚を設計。これにより、飛びの三要素すべてを最適化することに成功し、ゴルファーの最大飛距離が引き出せる。 2)新スリーブはロフト可変幅をプラスマイナス2度に拡大。ゴルファーが自分に合ったロフトを選択することで打出し角を最適化し、最大飛距離を実現する。また、新構造により約2gの軽量化を実現。生み出された余剰重量を使って最適な重心配分が可能となった。低重心化を追求し、最高初速が引き出せる。 3)『RMX VD/R』は、フェースと並行なトゥ・ヒール方向にスライドウェイトを搭載し、ボールのつかまり具合の調整が可能。『RMX VD/M』は、フェース・バック方向にスライドウェイトを搭載し、重心深度を変更することで、弾道の高さをコントロール。『RMX VD/X』は、センターポジション以外に3つのウェイトポジションを搭載し、直進安定性の高いドライバーでありながら、ゴルファーにあわせてさらにつかまり具合を調整できる。 4)シャフト先端のスピード感と、高弾道・飛距離性能を重視して三菱ケミカルとヤマハが『RMX VD』専用に共同開発した「TENSEI TR」を採用。そのほかにもカスタムシャフトとして3種類のシャフトをラインアップ。 価格は9万2400円~。
    (公開)2023年11月06日
    ルーツゴルフといえば、飛距離の追求とギアへの満足感にこだわりを見せるブランド。そのルーツゴルフから発売されたのが『THE ROOTS ZIP』シリーズ。もちろん、ルーツゴルフの代名詞である超合金アーメット鋼をフェースに使用したシリーズで、ボール初速のアップを実現した。今回は、そのドライバーとアイアンを、ティーチングプロで整体師の常住充隆氏が試打。その特徴を徹底解説する。   まずは動画で <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/NCGAjKo1m08" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>常住充隆プロの試打インプレッション</h2> 『THE ROOTS ZIPDRIVER』ファーストインプレッション <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> まず構えた印象ですが、小ぶりとまでは言えないですが、スッキリした顔つきで構えやすいですね。視界に入ってくるのはカーボンクラウン。スーパーアーメット鋼のフェースとの相乗効果で、飛距離を追求しているそうです。ターゲットはHS35~43m/sということで、まずはHS40m/sで打ってみたいと思います。 <h2>『THE ROOTS ZIPDRIVER』HS40m/sでの試打テスト</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/11/2211select_rootsgolf33-1.jpg" alt="" width="788" height="63" class="size-full wp-image-74273" /> ドライバーHS40m/sでの試打データ <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> 最初に感じるのは、スーパーアーメットは予想に反して軟らかい打感ということですね。カーボンクラウンの撓みを凄く感じられましたね。HSに対して効率の良いボール初速を実現しており、スピンも2500rpmと低スピンで、意外と噴けない弾道でした。一言で言えば、低スピンで飛ばせるドライバーですね。 <h2>『THE ROOTS ZIPDRIVER』少し速めのHSでの試打テスト</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/11/2211select_rootsgolf_55.jpg" alt="" width="788" height="63" class="size-full wp-image-74274" /> ドライバーHS48.7m/sでの試打データ <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> 今度は少し強めに打ってみました。HSは47.8m/sで、ボールスピードは69.8m/s。トータル飛距離は275.4ヤードで、スピン量が3160rpmと私はスピンが多い方ですが、HS40m/sと同じで噴けない弾道でした。とにかくインパクト後の初速が速い。そして、打ち出し角が高い印象です。いわゆる棒球と言われる飛ぶ弾道を実現していますね。  もうひとつ打音ですね。チタンフェースとも遜色のない爽快感のある音で、ゴルファーには受け入れやすいですね。 <h2>『THE ROOTS ZIPIRON』ファーストインプレッション</h2> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> 構えた印象は、ストロングロフトのアイアンですが、ヘッドが大きすぎず、違和感がありません。そして、バックフェースの深いキャビティと、薄肉フェースでかなりの反発性能が見て取れます。 <h2>『THE ROOTSZIP IRON』8番アイアン(ロフト角29度)</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/11/2211select_rootsgolf8.jpg" alt="" width="788" height="57" class="size-full wp-image-74275" /> 8番アイアン試打データ <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> まずは8番アイアンを打ってみました。打感は想像以上にマイルド感があって、フェースにボールがのる感触もありますね。それと驚くのが飛距離(183.0ヤード)で、もはや8番アイアンではない。そして更に驚くのが、最高到達点30.5ヤード、着地角46.4度という数値。飛び系アイアンですが、超高弾道で上から着弾しています。名実共に飛んで止まると言えますね。飛距離が圧倒的でありながら、高さでボールを止めるという言葉がピッタリですね。 <h2>『THE ROOTS ZIPIRON』9番アイアン(ロフト角33度)</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/11/2211select_rootsgolf_9.jpg" alt="" width="788" height="52" class="aligncenter size-full wp-image-74276" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> 今度は9番アイアンを強めに打ってみました。飛距離だけ見ても166.8ヤード。8番アイアンと同じですが、最高到達点が32.5ヤードと半端ない。着地角も49.3度と上からグリーンに落ちています。ストロングロフトでも高さでボールを止めることができます。  加えて、強くスイングしていないにも関わらず、このシャフトとの相性が良く、HSが上がります。飛距離、高弾道、スピン、どれをとってもコースマネジメントに大きく寄与しますね。 <h2>総評</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0084.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-74263" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> ドライバーもアイアンもとにかく飛ぶ。飛距離が欲しいゴルファーには夢のようなギア。それに加えて、ヘッド単体の販売もありシャフトをカスタマイズできますから、更なる飛距離が実現できそうです。そしてFW、UTもありますので、シリーズでの使用で、夢の飛距離を手に入れて欲しいですね。 お問い合わせ:ルーツゴルフ 075-583-3330
    (公開)2022年11月11日
    ジェージーイーから発売された新ドライバー『JBEAM G-801』と『JBEAM ZⅡ』、新シャフトの『ZYサムライ』を永井プロにテストしてもらった。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 JBEAM G-801の見た目の印象 <img class="aligncenter size-full wp-image-51480" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/jbeam3.jpg" alt="JBEAM G-801" width="788" height="525" /> 従来『JBEAM』のヘッドはコンパクトで「綺麗な丸顔」という印象がありましたが、『G−801』は「綺麗な丸顔」を踏襲しながらもサイズを大きめにしました。ただ、サイズは大きくなっているものの重心距離は35㎜とそれほど長くはないので、つかまりの良さを出したい意図を感じます。 また、シャローバックにしてボールの上げやすさも図るなど、やさしく飛ばせる工夫も凝らしています。 <h2>JBEAM G-801を試打「ボールへの当たりが強い」</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-51481" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/jbeam4.jpg" alt="JBEAM G-801" width="788" height="525" /> 『G-801』を打った印象は、予想通りつかまる。ほとんどドロー系の弾道が出ました。そして特徴的なのが、ソールに配された3点ウェイトの効果なのか、ボールへの当たりがかなり強く、ボール初速も68.2とかなり速いですね。 <img class="aligncenter size-full wp-image-51486" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/jbeam9.jpg" alt="JBEAM G-801" width="788" height="525" /> それがキャリーにもつながり、260ヤード(総飛距離280ヤード)を記録。私としては出ている方です。そして、打ち出し角が12.5度、バックスピンが2400rpmを切っているので十分に低スピン高打ち出しといえるでしょう。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/9oImeRfoEeA?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>JBEAM ZⅡの見た目の印象</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-51482" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/jbeam5.jpg" alt="JBEAM ZⅡ" width="788" height="525" /> 『ZⅡ』は『G-801』よりもディープフェースでフェースのトウ側も少し逃がしているので、左へのミスを防止したい意図が感じられます。ただ、『JBEAM』らしくインセットホーゼルにして重心距離(34mm)を短くしている。つかまりはいいけど左には行かないという安心感のある形状ですね。 <h2>JBEAM ZⅡを試打「飛びのポテンシャルを引き出す」</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-51483" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/jbeam6.jpg" alt="JBEAM ZⅡ" width="788" height="525" /> 『ZⅡ』を打った印象は、やはりターゲットラインよりも左には飛ばず、少し右に出ていく感じです。ただ、トウを逃がしつつもしっかりとフェースにバルジを付けているので、右に出て左に戻ってくる弾道が特徴的です。 データを見ると、ボール初速は68.4。『G-801』よりも少し速い。その分キャリーも261.7ヤード(総飛距離283ヤード)と出ています。また、打ち出し角は13.2度、バックスピンは2400rpmを少し超えていますが、それでも低スピンの領域。『ZⅡ』も低スピン高打ち出しの弾道が出やすいといえるでしょう。 <img class="aligncenter size-full wp-image-51484" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/jbeam7.jpg" alt="JBEAM ZⅡ" width="788" height="525" /> そして、『G-801』よりも叩けるし、厚みのある打球感も得られる。自分の飛ばしのポテンシャルをさらに引き上げてくれそうなモデルです。 <h2>ドラコンプロ山崎泰宏氏のエッセンスが入った『ZYサムライ』シャフト</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-51485" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/jbeam8.jpg" alt="JBEAM ZY SAMURAIシャフト" width="788" height="525" /> 今回、双方のドライバーヘッドに装着されていたのが、『ZYサムライ』という『JBEAM』の新シャフト。これはドラコンプロ山崎泰宏氏監修のモデルです。『G-801』にはSRが装着されていましたが、SRにしてはしっかりしていて、動きの少ないタイプ。 つかまりのいいやさしめのヘッドに挙動の少ないシャフトが装着されているので、バランスの良さを感じます。今回は46インチ仕様でしたが、長めでもヘッドが捉まえてくれる安心感があります。 一方、『ZⅡ』にはSが装着されていましたが、フィーリング的にはSの方が手元のしなりを感じました。手元のしなりを使って飛ばしていく。エキスパートの意見が機能性にフィードバックされているのでしょうが、フィーリングとして強く感じるのが中間剛性の強さ。 インパクトに対してヘッドとともにシャフトも向かっていくベクトルの強さがあるので、その分エネルギーの伝達効率が高くなる。叩いた分だけ飛ぶヘッドとシャフトの組み合わせといえるでしょう。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/OpT53AASu88?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>商品のお問い合わせ</h2> <strong>株式会社ジェージーイ</strong> TEL:03-3860-7050 <a href="http://www.jbeam.co,jp" target="_blank" rel="noopener">http://www.jbeam.co,jp</a>
    (公開)2018年12月04日
    「2会場の平均値ですが、ボール初速が1.15m/s、飛距離が9.2ヤード伸びるという好結果が出ました」 こう語るのは、アクシネットジャパン・タイトリスト事業部の池田智満シニアマネージャーだ。 同社は9月28日、タイトリスト『TS2・TS3』ドライバーを発売する。それに先駆け、7月12日~8月31日まで、全国8会場で試打会を実施、352名の一般ゴルファーを集めた。 そこで自身のドライバーと『TS』を打ち比べてもらった結果、参加者の平均飛距離が飛躍的に伸びたという。 参加者が会場に持ち込んだドライバーはけっして古いモデルではなく、タイトリストの前作や他社最新モデルが多かったという。その条件下で9ヤード強の飛距離アップは、同社にとって大きな自信になった。 『 TS 』が表す新機軸 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/titleist-ts2.jpg" alt="タイトリスト TS2ドライバー" width="788" height="525" class="size-full wp-image-48707" /> タイトリスト TS2ドライバー タイトリストは従来、ドライバーの開発記号となる「9」の数字を頭に、「15」や「17」など発売年度の数字を付けて商品名としてきた。 しかし、今回は思い切って『TS(タイトリスト・スピード)』へ変更、ボール初速の速さを含め、スピード感を打ち出す新機軸で臨む。その性能を事前試打会で一般ゴルファーが体感したことで、発売前に好感触を得た。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/titleist-ts3.jpg" alt="タイトリスト TS3ドライバー" width="788" height="525" class="size-full wp-image-48708" /> タイトリスト TS3ドライバー 実際、筆者も同ドライバーをテストしたが、想像していたよりもやさしかった。軽く振って260ヤード越えは納得感がある。 特に、ちょっとヘッドがゲンコツ型の『TS2』は国産の軽量モデルみたいに軽くスーっと振れるのに、インパクトがビシッとソリッドでその打ち応えも楽しめる。ただ単にやさしくしないところにもタイトリストらしさを感じた。 <h2>『 TSシリーズ 』試打レビュー</h2> <iframe src="https://www.youtube.com/embed/RS1uw6zqdUA?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>#TSProject</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/titleist-tsproject.jpg" alt="タイトリスト #TSProject" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48719" /> また、注目されたのが発売前に実施された「TSプロジェクト」という販売促進活動だ。6月の全米オープンを皮切りにツアープロの使用感などがフェイスブックやインスタグラムといったSNSで投稿された。 以降、米国ではティーチングプロ→アマチュア、日本では国内ツアー→メディア・インフルエンサーという流れで試打を促し、SNSで自由に使用感が発信された。 「ツアー期間中ではありましたが、今までにないスピードでツアープロが新作へ変えてくれました。当社のドライバーをもう一段上のレベルに引き上げることを念頭に作りましたが、それがツアーで実証されました。ただ、今回はツアーだけではなく、一般アマチュアにも発売前に体感してほしいという思いがありました」と、同プロジェクトを実施した背景を語る。 <h2>設計ではなく総合力で勝負</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/titleist-ts-series-fairway.jpg" alt="タイトリスト TSシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48712" /> 近年、キャロウェイの「ジェイルブレイク」やテーラーメイドの「ツイストフェース」など斬新な設計で注目を集め、成功したケースも目立つ。 『TSドライバー』も、スイング中の空気抵抗を20%軽減するという「ストリームラインド シェイプ」や極薄軽量チタンクラウンと超精密高初速フェースによる最適な重心設計など、新たなテクノロジーを盛り込む。 しかし、「当社は以前から、一つのテクノロジーを切り取って訴求していません。総合的な機能が大事だと主張しており、それは『TSドライバー』も同じです。そこでクラブの体感を促す試打会も積極的に実施していますし、店頭スタッフにも“とにかく打ってみてください”と促しました。その結果、飛距離性能に満足してくれた取引店は多かったですね」 販売店からも好感触を得たというが、ゴルファーにクラブを体感してもらうには試打会がカギを握る。 <h2>『 TS2 』と『 TS3 』どちらを選べばいいか</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/titleist-ts-series-model.jpg" alt="タイトリスト TS2 TS3 違い" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48711" /> 『TS2』ドライバーと『TS3』ドライバーの選び方だが、『TS2』は飛びとやさしさを求める広範囲のゴルファー、『TS3』は重心調整機能を活かすなど弾道をカスタマイズしたいゴルファーへ向けた製品になっている。 <h2>年間試打会は1200回を数える</h2> 「今までも7つの専門部隊を持つなど試打会には力を入れています。年間実績では1200回、2万3000人ほどですが、『TSドライバー』についても同規模で実施する予定です」 試打会の充実で『TSドライバー』への理解を促したいと語る一方、今回は前作よりも若干の値下げ(7万2000円+税~)も実施、より幅広いゴルファーへの普及を狙う。 <h2>エイジシューター 塩田正の試打レビュー</h2> 最後にエイジシュート22回、ゴルフ歴60年の塩田正さん(85歳)の試打レビューを。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/lt15oYFN8Y8?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <strong>タイトリスト『TS2・TS3』ドライバー</strong>は9月28日発売だ。
    (公開)2018年09月19日
    今年1月にダンロップスポーツを統合した住友ゴム工業は先頃、9月22日から発売するNEW『スリクソン Zシリーズ』を発表。その詳細は当サイトで7月17日に配信したが、同社スポーツ事業の総責任者、川松英明本部長の動画インタビューを掲載する。まずは当日の様子を短い動画で。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/X4d3qrAdQ1k?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> スパコン「京」も開発を支援 同社は今回、「ゼロ スリクソン」というキャッチコピーを掲げ、対象ユーザーの設定や開発コンセプトを根底から見直したという。特にドライバーにおいて顕著な動きで、 「『スリクソン』のドライバーはプロゴルファーや上級者御用達モデルの印象が強く、多くのアベレージゴルファーが、『使ってみたいけど難しそう』と躊躇してきた印象があります。そこで今回の『Z85シリーズ』は『ゼロ スリクソン』というコンセプトを掲げ、ゼロからドライバー作りを見直して、アベレージゴルファーでもやさしく飛ばせるモデルに仕上げたのです」(川松本部長) 『ゼクシオ テン』のドライバーに採用した「カップフェース構造」が特徴的で、これは「SUPER-TIX51AF」というチタン材を使ったもの。これにより、反発係数0.80以上の高反発エリアが前作比176%になったとか。 統合により、住友ゴムが蓄えてきた素材・シミュレーション技術だけではなく、研究者の人事交流も活発化する。タイヤの研究本部はスーパーコンピュータ「京」(ケイ)も導入、開発速度の迅速化等につなげており、スポーツ事業の商品開発にも反映される。 まずはこの点について川松本部長に聞いてみた。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/8hsSnYK16VQ?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <h2>『スリクソン』と『ゼクシオ』の棲み分け術</h2> 十代目を迎えた『ゼクシオ』は、レディスモデルの好調を含めて盤石の様子。一方の『スリクソン』は、特にドライバーでの苦戦が続いている。 奇数年が『ゼクシオ』、偶数年は『スリクソン』といったように、各々2年間の商品サイクルを維持しながら隔年発売を継続中。 ただし、対象顧客の若返りを図る『ゼクシオ』は『ミヤザキモデル』の投入など、「歯応えのあるゼクシオ」を展開中。アベレージ層までカバーしたいのが今回の『ゼロ スリクソン』だから、両者の歩み寄りが気になるところ。 『ゼクシオ』と『スリクソン』をどのように切り分けるのか。次の動画ではマーケティング戦略の肝について川松本部長が熱弁を奮う。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/OqTYsASp8kI?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <h2>『ゼクシオ』と『スリクソン』を自動車に喩えるなら…</h2> ITの加速度的な進化もあって、メーカーの商品開発は日進月歩。その反面、ゴルフクラブに関しては総じて性能が高まった結果、従来のプロ・上級者向け、アベレージ向けなどの棲み分けが難しくなった。性能アップが汎用性のレベルを高めた結果でもある。 そこで次のメーカーの課題は、ゴルファーのマインドを切り分けて、情緒的に訴求することだという。その手法について川松本部長の見解を聞いた。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/E4ZO05xpCpY?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2018年07月20日
    今まで『スリクソン』のドライバーは、難しくて自分には合わない。そう感じていたゴルファーは、その考えを見直すべきかもしれない。 住友ゴムグループのダンロップスポーツマーケティングは先頃、都内展示会場で9月22日から発売するNEW『スリクソン Zシリーズ』を発表した。 <h2>ゼロ スリクソン</h2> キャッチコピーは<strong>「ゼロ スリクソン」</strong>。従来のスリクソンドライバー設計の理念を一新し、ゼロから見直し大きく生まれ変わった。 ラインアップは、ドライバー2機種、フェアウェイウッド1機種、ハイブリッド2機種、アイアン2機種だが、来場者の注目を集めたのが、『Z585』(6万3000円)と『Z785』(6万8000円)のドライバー。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon2.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47308" /> 『スリクソン』のドライバーは従来、プロゴルファーや上級者御用達モデルという印象が強く、多くのアベレージゴルファーが、「使ってみたいけど難しい」と感じていた。 しかし、今回の『Z85シリーズ』はやさしく飛ばせるドライバーの代表格ともいえる『ゼクシオ』ドライバーの「フェースカップ構造」を採用、反発係数0.80以上の高反発エリアを前作比176%拡大するなど、誰もがやさしく飛ばせるドライバーに仕上げたという。   <h2>NEWスリクソン Zシリーズを試打!</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon5.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47309" /> まず、見た目の印象は、『スリクソン』らしい精悍な黒に赤の挿し色を入れたヘッドで強さを想起させる。本物志向でスポーティなカッコよさを演出するのは、従来通りの印象だ。 そして、『Z585』を構えてみた。メーカーカタログには、構えた瞬間からつかまりの良さを想起させるドローバイアス形状が特徴とある。確かにアップライトでヒール後方がバックフェース側に広がっているので、つかまりがよさそうだ。ただ、フェースはスクエアで違和感なくアドレスできるし、テイクバックの始動もしやすい。この辺りに本物志向の『スリクソン』らしさが表れている。   <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon4.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47303" /> 続いて実打したが、驚くのが振り抜けのよさ。テイクバック、ダウンスイング、インパクト、フォロースルーのあらゆるスイングの過程において、「少しフェースが被る」、「シャフトの戻りが速い」などちょっとしたクラブ挙動に対する違和感がない。 クラブの動きに淀みがないのでトップから一気にクラブが加速して、フィニッシュまで振り抜ける。フィニッシュも決まるのでカッコよく振れるだけではなく、ヘッドスピード(HS)も確実に上がるから飛距離アップも期待できるというわけだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon9.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47318" /> この振り抜きの良さは、シャフト性能にありそうだが、今回標準装着されたのは、同社オリジナルの『Miyazaki Mahana』(ミヤザキ・マハナ)。このシャフトは、高強度東レ「NANOALLOY」をストレート層に採用して軽量化を実現(Rで51g~Sで54g)。その一方、シャフト中央部を柔らかくすることでしなりを大きくし、HSへ転嫁させているという。 一般的にシャフトのしなりが大きくなると挙動を強く感じてしまうが、このシャフトは手元重心設計なので手元が安定し、クラブが暴れない。加速感と安定感を融合したといえ、それが雑味のない振り抜きの良さにつながっているのだろう。つかまり系シャフだとスイングがつまって引っ掛かりやすい、そんなゴルファーは一度使ってみてはどうだろう。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon7.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47312" />   <h2>一瞬でボールを捉える感覚がクセになる?</h2> そして、インパクト感だが、やはりHSが加速するのでボールに当たった時の抵抗感は少ない。ヘッドの低重心化と慣性モーメントの拡大を図るためにカーボンクラウンを採用しているが、カーボン特有の低くこもりがちな打球音ではない。独自のサウンドリブ構造の採用により、高めの短い残響音が特徴で、パシュッと一瞬でボールを捉えるフィーリングが得られる。この感覚は、ちょっとクセになりそうだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon10.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47320" /> 一方、『Z785』は『Z585』同様のヘッド体積、素材を採用するが、ニュートラルなヘッド形状でシャフトの脱着が可能なことから、シャフトの選択も含め、クラブを自分で少し操作したいゴルファー向けといえるだろう。 実打した振り抜き感やインパクト感も『Z585』同様だが、ボールのつかまりや上がりが若干抑えられるので、HSが少し速めのゴルファーに推奨できそうだ。 あと、特徴的なのが、バックスピン量だ。昨今はボールもクラブも低スピン化が進んでいるが、HSが速くない人が打つとドロップ気味になりキャリーが稼げないというデメリットもある。それを解消するために、『Z85シリーズ』は少しスピンが入りやすくなっている。ボールがオジギしていると感じる人も一度試す価値がありそうだ。   <h2>純正シャフトでHS33~48m/sまでカバーする幅広さ</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon6.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47311" /> 『Z85シリーズ』はプロ・上級者からアベレージまで幅広い層が使えるドライバーだが、気になるのがシャフトバリエーション。自分に合うスペックが見つかるかどうかが大切だが、HSスピードのカバー領域は、『Z585』、『Z785』ともにシャフトフレックスによって、33~48m/sまでと幅広くカバー。 『Z785』には『Miyazaki Mahana』同様に標準装着される『Miyazaki miZU 6』は42~55m/sまでカバーするという。また、プラス1万円で『Diamana DF』、『KURO KAGE XD』、『Speeder Evolution V』、『TOUR AD VR』、『The ATTAS』のカスタムラインも用意。HSだけを見れば、標準装着シャフトでほとんどの領域をカバーできるバリエーションともいえるだろう。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/bW5jaFKtCx0?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe>   <h2>NEWスリクソン Zシリーズは9月22日発売!</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon1.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47301" /> 以上、9月22日から発売される『Z585』、『Z785』ドライバーの使用感を述べてみたが、メーカーが説明する通り、幅広いゴルファーがやさしく飛ばせるドライバーに仕上がったという印象だ。 従来の『スリクソン』は、練習場でしっかり打ち込んでからコースに出ないとちょっと不安な印象もあったが、『Z85シリーズ』はぶっつけ本番でコースに持っていけるほどのやさしさを備えている。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/srixon8.jpg" alt="NEW SRIXON(スリクソン)Zシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47313" />
    (公開)2018年07月17日
    キャロウェイゴルフが2月に発売する『ROGUE(ローグ)』について、庄司明久副社長が質問に答えた。 「『ローグ』は『エピック』の技術を継承していますが、後継モデルではありません」 2本の柱「ジェイルブレイク」を継承しながらも、幅広いゴルファーに対応できるよう様々な工夫を凝らしたという。 ドライバーヘッドで『スター』『スタンダード』『サブゼロ』の3機種に加え、フェアウェイウッドからアイアン、レディスも投入する総合展開。ドライバー以外にも進化した「ジェイルブレイク」を搭載したことが特筆される。 アイアンをテストした石川遼が、 <strong>「(7番で)25ヤードも余計に飛ぶ。ブレンダン・ジョーンズになった気分!」</strong> と驚けば、上田桃子も、 <strong>「なんか、進化してる。替えます、これに替えます!」</strong> と即決するなど、契約プロの評価は高かった。 『ローグ』のキャッチフレーズは「『エピック』を超えろ」――。しかし、新作が旧作を潰してしまうのは悩ましい話。このあたり、庄司副社長はどのように考えているのだろう。同氏に話を聞いてみた。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/8Kp5vw-_lj4?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2018年01月11日
    先頃、最年少で選手会長に選ばれた石川遼がしみじみと話した。 「『エピック』の発売から1年後、これを超えなきゃ意味がないというキャッチフレーズで発表された『ローグ』ですが、(商品開発は)本当に厳しい世界だと思います。試打の数字面だけではなく、選手にいいフィーリングを与えてくれる。素晴らしい製品になってますね」 開発の苦労に思いを馳せて、大人のコメントを披露した。 <img class="aligncenter size-full wp-image-37694" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue11.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> キャロウェイゴルフは1月9日、新製品発表会を都内の展示会場で開催した。登壇者は石川遼、上田桃子、深堀圭一郎の3選手で、冒頭のコメントはその時のもの。昨年末から噂にはなっていたが、この日、ついにヴェールを脱いだ。 新製品は2月23日から順次発売される『ROGUE(ローグ)』シリーズで、『ローグ』には反逆者、荒くれ者などの意味があるという。転じて「ワルかっこいい」とのニュアンスを込めて、市場に一石を投じる構え。ドライバーは『GBB EPIC(エピック)』の発売から1年後、アイアンは7ヶ月後という短サイクルだ。 米本社のチップ・ブリューワーCEOは、ビデオレターでこう話した。 「当社には長期債務がありません。利益を積極的に再投資できる体質であり、今回の新製品にも様々な機能を盛り込みました」 <img class="aligncenter size-full wp-image-37689" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue9.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> 『ローグ』の特徴はフェース面裏側に装着された「2本の柱」、ジェイルブレイクの継承と進化で、やさしくボールを拾えてハイドローで飛ばせるところにあるという。 ドライバーは日本仕様の『スター』と限定モデルの『スタンダード』及び『サブゼロ』の3機種、その他フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン(2機種)、レディスモデルの総合展開となる。 ローグはエピックと別物 <img class="aligncenter size-full wp-image-37683" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue3.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> 『ローグ』のキャッチフレーズは「『エピック』を超えろ」というものだけに、その後継機種と見られていたが、実際には別系統のモデルだという。同社がこれまで行ってきた商品サイクルを踏襲すれば、今年は『XR』の発売年になるはずだが、これを見送って『ローグ』の投入に踏み切った。 『エピック』は『GBB』(グレートビッグバーサ)の系統だが、『ローグ』はその系統に属さない単独ブランドの位置づけとなる。つまり、今後『XR』は隔年発売のサイクルから外れ、限定モデルとしてスポット的に発売されることも考えられる。『エピック』と『ローグ』を二枚看板とし、『XR』は市況に合わせて臨機応変に登場するピンチヒッター。そんな役割を担う可能性もある。庄司明久副社長の説明を聞こう。 「『XR』の位置づけはコメントを控えますが、『ローグ』は『エピック』の後継モデルではなく、独立した新製品であることを強調したいですね。ジェイルブレイクを継承していること、あるいは『エピックを超えろ』と訴求していることから、『エピック』の後継機種と思われるかもしれませんが、まったく違います。 『エピック』は中上級者向けに一番飛ぶクラブを目指して発売し、想像以上に売れましたが、スペック的にカバーできないアベレージ層もいたわけです。そこで、さらに幅広いゴルファーに対応すべく『ローグ』の立ち上げとなったのです」 同氏が殊更に「別系統」を強調するにはワケがある。それは、二枚看板の隔年発売を鮮明に打ち出したいからだ。 かつて、多くのメーカーが複数のブランドを展開していたが、現在は「2ブランド政策」に切り替えている。代表的なのが『ゼクシオ』と『スリクソン』を交互に発売する住友ゴム工業(ダンロップスポーツ)で、『ツアーワールド』と『ビジール』の本間ゴルフも同様だ。 ひとつの機種を毎年モデルチェンジすると「新味」が出ない。そこで、商品サイクルを2年間に設定するわけだが、2年目は売上が大幅に落ちる。これをカバーするために別のブランドを立ち上げて、双方の隔年発売で収益の安定化を図る試み。その先鞭をつけたのが高価格帯のアベレージモデル『ゼクシオ』と、松山英樹を起用するアスリートモデルの『スリクソン』で、2年目の落ち込みを克服。以後、業界では「2ブランド政策」が定着している。 今回の『ローグ』も同様で、『エピック』との隔年発売で経営の安定化を図る狙いがある。庄司副社長が「まったく別」と強調するのはそのためだ。 同社にとって最大の懸念は、『ローグ』が『エピック』の後継モデルと思われることだろう。そのような印象を与えると、両者が自社競合を起こしかねず、「2ブランド政策」が揺らぐ可能性もあるからだ。 「両モデルはまったく違います。たしかに『ローグ』はジェイルブレイクを踏襲していますが、開発面でも様々な進化を実現しており、幅広い層に対応できる商品に仕上がりました」(庄司副社長) &nbsp; <img class="aligncenter size-full wp-image-37690" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue10.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> <h2>ローグの印象</h2> 実際にはどうなのか。ティーチングプロでフィッターの関雅史氏に試打の印象を聞いてみた。 「『ローグ』は『エピック』のマイナーチェンジか?  いえ、まったく別のクラブといえますね。特に『ローグ』のドライバーは低スピンの高弾道で、球が前に伸びていく力強さがあります。 特に違うのは打音ですよ。『ローグ』は『エピック』よりも低いしっかりした音になっており、想像ですが、カーボンクラウンの接着法やソールデザインの工夫によって『エピック』とは異なる音を実現したのではないか。ですから、『エピック』とはまったくの別モデルとして成立すると思いますね」 <h2>記者も試打でハイドローを実感</h2> そこで筆者も『ローグ』のドライバー、FW、UT、アイアンの順に試打してみた。まず、ドライバーだが、『GBB EPIC』と比べると、キャロウェイの説明にあった通り、クラウンがトウ&amp;ヒール方向に長く、後方にも広がったワイドボディ感がある。それと『GBB EPIC』よりも明らかにシャローフェースになっているので、構えた時にフェースが見えてボールが上がりそうな印象もある。 実際に打ってみると、ボールのつかまりがいい。特に、ヒール側に約2gのソールウェイトを装着したドローバイアス設計の『ローグ スター』だと、ダウンスイングでフェースローテーションが強いから、自分でボールをつかまえにいかなくても自然とボールがつかまる。一般的に慣性モーメントが大きいヘッドだとフェースが一度開くと戻すのが難しく、そのまま右にすっぽ抜けることが多いが、『ローグ スター』はフェースが戻ってくるのでプッシュアウトが出にくい。最適重量配分設計がこの辺りに出ているのか。いずれにしろ、フェースの開き癖があるスライサーは一度試すべきかもしれない。 あと、今回はFWとUTにも「2本の柱」を搭載したが、とにかく弾きがいい。特に、UTは想像以上のハイドロ―が出た。一般的にUTは、ボールがつかまり過ぎるとド引っ掛けで大きなミスにつながりやすいクラブだが、『ローグ』のUTはフェースが被り過ぎないので打ち出しが高く、ラインも左へずれ難い。スライサーにもいいと思うが、フェースが被って左へ低く巻き込んでしまうようなミスが出やすい人にもいいかもしれない。 そして、最後にアイアンだが、とにかく見た目からして「飛び系」だ。7番でロフト27度のストロングロフト。さすがに、やさしさと安心感を求めるゴルファー向けなのでマッスルやセミキャビティを好むユーザーは対象外になるだろうが、とにかく飛ぶ。7番で190ヤードが出た。ただ、一般的にフェース薄めでちょっと硬さが手に残る「飛び系」に比べると、フィーリングがソフト。フェースの裏にウレタンを入れていることが手応えのある打感につながっているとのこと。腕前に関係なく、「アイアンは打感が一番」とフィーリングを追求するゴルファーには、一度打ってほしいモデルだ。 <h2>キャロウェイ開発担当者に聞く</h2> では、具体的にどのような工夫が凝らされているのか。このあたりの詳細を同社開発担当の寺門広樹シニアマネージャーに聞いてみた。以下、一問一答で要約しよう。 <strong>『ローグ』で採用した「ジェイルブレイク」は『エピック』の進化版ということだが、その内容を具体的に。</strong> 「大きな特徴は『2本の柱』の形状です。『ローグ』の柱は中央部を削った砂時計型で、これにより柱部分の重さを25%軽減できました。軽量化を目指したのは、『ローグ』は『エピック』よりもやさしいデザインを目指したためで、シャローフェースで投影面積を大きく見せることが必要だった。これによってアドレス時に安心感が得られるでしょう。 それと、『エピック』はクラウンとソールがカーボンですが、『ローグ』はカーボンクラウンにチタンソールの組み合わせです。チタンのほうがカーボンよりも重いので、その分、他の部分での軽量化が必要でした」 <strong>進化したジェイルブレイクは何g軽量化しているのか。</strong> 「1本の柱について0.75g軽くしたので、2本で1.5gです。これに加えて、フェースの中央部と周辺部の厚みを変えることで、フェース部分での軽量化も図っています。 その結果、余剰重量をヘッド全体に再配分できたので、『エピック』よりもトウ・ヒール方向、そして後方部のワイドボディ化(体積は460㎝³=エピックと同じ)も遂げています。見た目にもやさしく、ボールがつかまって上がりやすいデザインを実現しました」 <img class="aligncenter size-full wp-image-37687" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue7.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> <h2>石川遼「ローグはエピック以上の衝撃」</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-37684" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue4.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ) 石川遼コメント" width="788" height="525" /> 投影面積の拡大、そしてフェースアングルをややフックにするなどでボールが楽につかまるのが『ローグ』の持ち味だという。ドライバーをテストした石川遼は、 「『エピック』のボール初速が75.7m/sだったのに対して、『ローグ』は76.0m/s。ボール初速は若干のアップでしたが、フィーリングがソフトということも含めて、数字以上の完成度の高さを感じます。 見た目、打ったフィーリングともに高いドローが打てる工夫もしているので、スライスで悩む人やボールが上がらない人には是非おススメしたいですね」 <h2>ローグのドライバーヘッドは3機種</h2> 『ローグ』のドライバーヘッドは、ボールがつかまる順に3タイプある。『スター』(ヒールウェイト2g装着)、『スタンダード』(後方ウェイト5g装着)、そして『サブゼロ』(前方2g、後方10gウェイト装着)がそれ。 装着シャフトも40g台の『FUBUKI』、50g台の『スピーダー エボリューション』、60g台の『ディアマナ』を改良したオリジナルデザインに仕上げるなど、『エピック』のスペックでは難しかったゴルファーがやさしく飛ばせる選択肢も増やしている。 なお、ドライバーの価格は『FUBUKI』装着モデルが7万5000円、『スピーダー エボリューション』装着が9万2000円など、『エピック』と同価格を継承。 さらに、『ローグ』のFW、UTにはドライバー同様、ジェイルブレイクを搭載するなど、昨年ヒットの原動力となったボール初速のアップによる飛距離追求モデルとして推奨する。 <img class="aligncenter size-full wp-image-37686" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue6.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> <img class="size-full wp-image-37688" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue8.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> フェアウェイウッドとユーティリティにもジェイルブレイクテクノロジーが搭載される 果たして、『エピック』以上のヒットを飛ばせるか。前出の庄司副社長は、 「『エピック』は欧米、韓国でトップ、日本でも金額ベースでトップになり、ドライバーのシェア2割を超えましたが、それで満足していません。残り7割の市場がありますから、謙虚かつ貪欲に攻めていきたいと思います」 ライバル商品は特に見当たらないという庄司副社長。アベレージからプロ・上級者まで、『ローグ』と『エピック』の二枚看板で市場を席巻する目論みだ。 <h2>発売は2月23日</h2> なお、発売日は『ローグ スタードライバー』と『ローグ セブゼロドライバー』が2月23日、『ローグ ドライバー』は4月発売予定となっている。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/H31JnLyK8pw?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_40848">写真で振り返る新製品発表会 キャロウェイ「ローグ」</a>
    (公開)2018年01月09日
    1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 今回は、ジェージーイーから新発売された『JBEAM BULLET CUP FACE』ドライバーと『JBEAM GALPHA PRATINA』ドライバーをテストしてみました。   高い操作性と遠心力で振り切れる『BULLET CUP FACE』 まず、『BULLET CUP FACE』ドライバーですが、ジェージーイー独特のアップライト設計でヘッドの操作性がよく、ボールがつかまりやすいという特徴が出ています。そして、カップフェースの弾き感が強く、低スピンで鋭いライナー性の弾道が出やすい。最高到達点からさらにボールが先へ突っ込んでいきますね。 注目されるのが、振り抜き感。このモデルは、今までのモデルよりも若干トウ寄りに重心を設定しているとのことですが、その影響もあってかヘッドにすごく遠心力がかかりスイングスピードが上がって一気に振り抜けます。これが飛びを加速させる要因ですが、その一方、剛性の強いカップフェースを使っているので、フェース全面の弾きの良さもよく出ていますね。 今回は、『JBEAM ZY-SPEED RED』シャフトを装着していますが、このシャフトはダウンの切り返しからインパクトにかけて加速してくれるタイプ。ヘッドの加速性と相まって、一気にフィニッシュまで振り切れる醍醐味が味わえます。 <iframe width="788" height="434" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/Ay0b4IAAQWo?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>強い高弾道が打てる『GALPHA PRATINA』 </h2> 次に、『GALPHA PRATINA』ですが、このモデルは同社ロングセラーモデル『BM435』をやさしくしたタイプで、高弾道の打ちやすさが特徴とのこと。 実際に打ってみると、すごくボールが上がりやすくキャリーが出るのですが、それに加えて弾道に強さがある。ボールがフェースに喰い付いて弾き飛ばすので、球足に速さがあります。既存の『GALPHA』がIP加工なのに対して、『PRATINA』は加工を施していないとのことなので、その分ボールがフェースに付くのかもしれませんね。 一般的にやさしいタイプはボールがゆっくり飛んでいく棒球になるのですが、このモデルは打ち出しが高いのに、ボールの勢いに強さがある。最高到達点からさらに伸びていく。やさしさと力強さを兼ね備えたモデル。ヘッドスピードが足りずに『BM435』だとボールが少しオジギをしてしまうような人が使うと、ボールの伸びをしっかりと感じられるでしょう。 今回は、『JBEAM ZY-SPEED YELLLOW』シャフトを装着していますが、このシャフトは滑らかなしなりが特徴。それも高弾道で球足の強いボールが打てる一因にもなっていますね。 <iframe width="788" height="434" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/R_rEQwU5t2s?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>商品データ</h2> <h3>JBEAM BULLET CUP FACE DRIVER HEAD</h3> 飛びに重視した新たなドライバーヘッド。重心深度可変ウェイトにより、ヘッドが軽く感じ振り抜きやすく、ヘッドスピードがアップする。サイドスピンも軽減できるストレートドロー設計。 <ul> <li>価格:6万5000円+税</li> <li>製法:カップフェース方式</li> <li>材質:特殊複合チタン</li> <li>体積:450cc</li> <li>ロフト角:9.0~11度</li> <li>ライ角:59.5~60度</li> <li>フェイスアングル:+0.5~-1.5度</li> <li>重心距離:37.0mm</li> <li>重心深度:34.0mm</li> <li>重心高:36.0mm</li> <li>ヘッド重量:195~197g</li> <li>外径:13.0mm</li> <li>内径:8.5mm</li> <li>SLEルール適合</li> </ul> <h3>JBEAM GALPHA PRATINA DRIVER HEAD</h3> フェイス面レーザー加工により、ロースピンを実現。驚異の飛距離とやさしさを手に入れた新作ドライバー。その実力は想像以上。 <ul> <li>販売価格:6万3000円+税</li> <li>製法2PCS方式</li> <li>材質:特殊複合チタン</li> <li>体積:445cc</li> <li>ロフト角:9.5~12度</li> <li>ライ角 59.5~60度</li> <li>フェイスアングル:+0.5~-2.0度</li> <li>重心距離:33.5mm</li> <li>重心深度:35.0mm</li> <li>重心高:32.5mm</li> <li>ヘッド重量:196~197g</li> <li>外径:13.0mm</li> <li>内径:8.5mm</li> <li>SLEルール適合</li> </ul> <h2>商品のお問い合わせ ジェージーイー</h2> TEL:0120-367-050 <a href="http://www.jbeam.co.jp" rel="noopener" target="_blank">http://www.jbeam.co.jp</a>
    (公開)2017年11月13日
    1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 高初速性能に驚愕!所有感のあるカラーリングにも注目 ヘッドパーツブランド「METALFACTORY(メタルファクトリー)」から『A9』ドライバーが新たにラインアップ。先ず目を引くのが、鏡面研磨加工にイオンプレーティングを施した独特のカラーリング(スカイブルー、コスモブラックの2種類を用意)。 ヘッド体積は450㎤ですが、その大きさを感じさせない引き締まった印象を感じます。丸型形状で、ややFPがあり、表示よりもロフト角は大きく感じるので安心感がありますね。つまり、<strong>“ボールの上がりやすさ”</strong>、<strong>“方向性の良さ”</strong>を視覚的に訴えかけてくる。実際にティーアップして構えてみても同様です。 その特性は、カップフェース構造を採用し、フェースに対してインセットホーゼルになっているヘッドですね。明らかに<strong>“重心距離を抑える”</strong>効果を狙っているのが分かります。 <h2>試打した印象</h2> ルール適合モデルですが、<strong>とにかく初速が速い</strong>ですね。カップフェース構造による効果だと思いますが、インパクト時のヘッドのたわみ感が良く出ています。ヘッド全体がまるでトランポリンのように弾んで、ボールを押し出してくれる。打点を変えて打ってみましたが、オフセンターヒットにも強いですね。 今回試打したヘッドはロフト角10.5度でしたが、ボールは高く上がり過ぎることなく、ライナー性の強い弾道が得られました。何度もいうようですが、非常に飛距離性能の高いヘッドです。 そして、パーツブランドらしく、ヘッド重量の調整機能(標準で5g、オプションで3g、7gを用意)により微妙な味付けができるのも◎。 <iframe width="788" height="434" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/t45ACiE9g7I?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>対象者は?</h2> 『A9』ドライバーを総括すると、次の5点に集約されるでしょう。 ①高初速ヘッド ②450㎤なのにヘッドは引き締まって見える ③重心距離は短めで球がつかまりやすい ④ロフト角を大きく感じる形状だが中弾道 ⑤所有感のある独自のカラーリング 対象者は、中上級者をはじめ、向上心を持ったゴルファーが使うと、よりパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。どちらかというと技術を持ったゴルファーが使うとより飛距離を伸ばせるヘッドですね。 とにかく飛距離性能に驚愕した、というのが私の正直な感想です。 <h2>商品データ</h2> 朝日ゴルフ用品は、ゴルファーのこだわりを追求し続けるパーツブランド「METALFACTORY(メタルファクトリー)」から、アスリート向けモデル『A9ドライバー』(ルール適合)を投入。 新製品は、新型カップフェースの採用により、シリーズ最大域の高反発エリア及びスイートエリアの確保を実現。適合モデルで最高クラスの反発性能がより進化を遂げた。 また、『A9』ドライバーでは、重心設計を最適化することにより、ヘッド挙動・スピン量・つかまり等のヘッド特性を、中上級者アスリート向けにチューニングを施している。 ヘッドコスメは金属素材の魅力を最大限に活かすために、鏡面研磨加工にIP(イオンプレーティング)処理を施し、メッキや塗装では表現できない深みのある色彩を贅沢に表現した。同シリーズのフェアウェイウッド、ユーティリティも好評発売中。 <h2>A9ドライバーの仕様</h2> ヘッドパーツ販売モデル <ul> <li>素材:フェース/983βチタン、本体/325チタン</li> <li>製法:本体/精密4ピース鍛造、フェース/鍛造カップフェース</li> <li>仕上:鏡面研磨加工、IPフィニッシュ</li> <li>カラー:スカイブルー、コスモブラック</li> <li>調整用ウエイト:標準/5g *オプション/3g、7g</li> <li>価格:オープン、専用ヘッドカバー、マイクロファイバー付</li> </ul> <h2>商品のお問い合わせ 朝日ゴルフ用品</h2> TEL:078-793-8440 <a href="http://www.metal-factory.jp/" rel="noopener" target="_blank">http://www.metal-factory.jp/</a>
    (公開)2017年11月12日
    1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞   カーボンクラウンの低スピンとカーボンシャフト、縦研磨で曲がらない『EZONE GT』ドライバー ヨネックスから12月に発売予定の『EZONE(イーゾーン) GT』ドライバー。クラウンにオープンウィーブカーボン材を採用し低重心化を促進したのが最大の特徴ですね。それに加え、「Namd(エヌアムド)」を採用したカーボンシャフト、縦研磨のフェースが特徴だということです。 まず、見た目ですがグリップ下の赤とシルバーのデザインから、ヘッドの方に降りていくとシャフトはマットブラック。そこにカーボンクラウンの格子模様が目に入り、そしてフェースに施された縦研磨のミーリングが見えて、クラブとして一体感があってカッコイイですね。 そしてヘッドは450㎤ですが、ヘッド体積も大きすぎず小さすぎず安心感があり、表示ロフトよりもロフトがあるように見えますのでボールが捉まって高い弾道をイメージさせてくれます。 それでは『イーゾーン GT』のテクノロジーを検証してみましょう。   <h2>試打した印象</h2> <img src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/11/yonex_ezone1.jpg" alt="これぞヨネックス! “カーボンテクノロジー”の粋を集めた新ドライバーを徹底検証" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-32616" /> やはり一番感じるのは、カーボンクラウンによる<strong>低重心感</strong>、そして<strong>低スピン感</strong>ですね。ロフト角は表示より大きく見えますが、吹き上がらずに低スピンでキャリーと共にランも出ています。言い換えれば中弾道、または、低スピンの直進性が強い弾道が打てるドライバーです。  フェースの縦研磨に関して言えば、真芯を少しズラして打っても大きく曲がることなくフェアウェイにボールが残っています。<strong>曲がらない弾道</strong>というのが印象的ですね。 そして、シャフトのしなり戻りが強く素直な挙動でレスポンスが優れています。「Namd(エヌアムド)」によるものと思いますが、シャフトのツブレによるモタつきがなく、結果的にヘッドが暴れずインパクト時に当たり負けしません。 スイングトップから大きなしなりがあるシャフトなのでタイミングが取りやすく、それでいてしなり戻りが速いのでインパクトで間に合う。シャフト単体でもバランスの良い40g台のシャフトで、純正シャフトでも十分高い性能を発揮していると思います。さすがヨネックスですね。 そして再度ヘッドを分析してみると、重心距離が短くヘッドの操作性も非常に高い。 総合的に見ても、ヘッドの低重心・低スピン感、フェースの縦研磨による曲がり幅の少なさ、そしてシャフトのしなり戻りと安定した挙動というように、完成度が高いクラブに仕上がっていると思いますよ。 <iframe width="788" height="434" src="https://www.youtube.com/embed/J8TE0rE6Bz0?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>   <h2>対象ゴルファーは</h2> 『イーゾーン GT』ドライバーは、完成度が高く、良い意味で曲がらないドライバー。それでいて操作性も高く、純正シャフトも非常に性能が高い。そのような意味では、ゴルファーの技術を引き出すという意味で、マニュアル的なクラブなので、上級者にも十分満足できるクラブだと思います。 一方で、良い意味で曲がらない。その直進性はオートマチックで、その観点から対象者を導き出せば、必ずしも上級者に限らないと思います。 つまり、上級者だけではなく幅広いゴルファーに満足行く、そして曲がらず直進性の高い弾道を提供するクラブというのが、私の正直な感想ですね。   <h2>商品情報</h2> ヨネックスから12月に発売予定の『イーゾーン GT』ドライバーは、ヨネックスが最も得意とするカーボン技術を駆使し、クラウンに「オープンウィーブカーボン材」を使用した低重心・低スピンのドライバーだ。 具体的には、カーボンクラウンに新素材「オープンウィーブカーボン材」を採用し軽量化しながら、内面をハニカム構造にすることで高強度化して、低重心による高弾道・低スピンを実現。 カーボンシャフトは同社のカーボンテクノロジーの粋を集めており、炭素繊維に直接カーボンナノチューブを採用した新素材「Namd(エヌアムド)」を使用。大きくしなりながら、しなり戻りが速く、高初速を生んでいる。そしてフェースに施された縦研磨。方向性を高める研究から生まれた新発想の直進スピンフェースを採用。スピン軸が安定し直進性が向上している。 シリーズのFW、UT、アイアンには同社独自のカーボンシャフト、フェースの溝の技術が搭載されており、ドライバーと同時に発売される。 <ul> <li>ヘッド素材・製法:ボディ/8AL-1Mo-1チタン精密鋳造、フェース/6AL-4Vチタン圧延材、クラウン/オープンウィーブカーボン、スリーブ/A7075アルミ合金、ウエイトビス/タングステン合金+アルミ合金</li> <li>シャフト/REXIS for EZONE GT シャフト:カーボン(Namd複合)</li> <li>グリップ/オリジナルラバーグリップ</li> <li>価格/6万3000円(税別)</li> </ul>   <h2>EZONE GTのお問い合わせ:ヨネックス</h2> TEL:03-3833-3526 <a href="http://www.yonex.co.jp" rel="noopener" target="_blank">http://www.yonex.co.jp</a>
    (公開)2017年11月09日
    エスティバンゴルフはこのほど、クラウン形状が凹凸デザインのドライバーヘッド『ES460D』(8万5000円)を発売した。ドラコンプロである松谷伸次氏がデザインしたヘッドで、クラウンの剛性を高めることでインパクト時にクラウンの無駄な撓みを抑制。ボールへのエネルギーが余すことなく伝えられることによって、理想の飛距離を追求できるヘッドに仕上がっていると自信を漲らせている。 クラウンの凹凸形状は見た目のインパクトを表現するため、やんちゃなイメージがあるというトライバル(部族)模様を採用した。その溝の深さは2mm程度で、それによってクラウンの強度が増加するという構造だ。 また、ヘッド単体販売の商品には珍しい、ロフト角・ライ角の調整機能が付随したホーゼルを採用。1つのヘッドでロフト角8.5度から10.5度まで調整できるとともに、フェース角はマイナス1.5度~プラス2.5度まで、ライ角は60度~62度と、調整の幅が広く、多くのゴルファーにフィッティングできるように考えられている。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/08/170822Y2.jpg" alt="エスティバンゴルフ ソール" width="700" height="525" class="size-full wp-image-33986" /> エスティバンゴルフ ソール さらに、フェースは特殊なミーリング加工を施すことで、サイドスピンを軽減。加えてミーリングの効果を最大限に発揮させるために、フェース内側は偏肉加工を施して、安定したボール初速を追求している。 一見、奇抜なデザインが注目されるが、素材にも拘っていて、フェースには「Ti938」、ボディには「Ti811」と、それぞれ高コストのチタン材を惜しみなく採用。素材、デザインに拘ったエスティバンゴルフ。ドライバーは飛距離とインパクトというゴルファーには、一度試してみる価値はありそうだ。 問い合わせはエスティバンゴルフ、092-474-5607。
    (公開)2017年08月22日
    手間をかけずに飛距離を伸ばしたいゴルファーには『inpres』 <strong>とにかく一度試してほしい"ぶっ飛び"クラブ</strong> <img src="http://www.gew.co.jp/images/premium-mall/images/170414_yamaha_inpres.png" alt="YAMAHA inpres" width="720" height="480" /> <h3><strong>「ヤマハ=ぶっ飛び」イメージの定着</strong></h3> 『+2番手のクラブください』、最近、そんな指名買いが増えていますし、ファンのみならず、『+2番手売れていますよ!』という愛称で呼ぶぐらいスタッフ間での人気も高い。前モデルはアイアンだけの展開だったから、特に今回、ウッド系を待ち望むファンが多く、フルセットで購入していくユーザーが多いですよ。 そう相好を崩しながら語るのは、二木ゴルフ商品部の北條圭一部長。 ヤマハは昨秋、「手にするだけで+2番手の飛び!」と謳った『inpres UD+2』をフルラインアップで投入。同時に、ヤマハが抱える『RMX』、『inpres』というゴルフの2大ブランドを同シリーズから鮮明に分け、後述する『RMX』は探求主義のゴルファーへ、『inpres』は合理主義のゴルファーへ提案するモデルで展開している。 いまさら、このぶっ飛びクラブ達についての製品説明をするつもりはないが、販売員の皆さまに再度、ブランドバリューを明確にする意味を込めて同記事を読んでほしい。 ヤマハは2月下旬、新たに5名のプロとゴルフ用具使用契約を締結。大山志保、有村智恵、ユン・チェヨン、今平周吾、弓削淳詩という錚々たる顔ぶれだが、その中で『inpres』のブランドアンバサダーを担うのは有村智恵、ただひとり。コメントにある通り、「飛距離の復活」、「自分のゴルフを大改革」というキーワードがどうやら、『inpres』を売るための鍵になりそう。 新生『inpres』は、合理的に飛距離を伸ばしたいスマートゴルファーに向けて、明らかな飛びを約束してくれるモデル。換言すれば、とにかく楽に、いまよりも1ヤードでも遠くに、手間をかけず飛距離を伸ばしたいというゴルファーに向けた「飛んで曲がらないクラブ」の誕生といっても過言ではない。 また、ドライバーのスペックをみてもロフトは9.5度から、シャフトフレックスはSから揃えており、他メーカーのように、「楽で飛ぶクラブ=シニア向け」というイメージは『inpres』には皆無。ヘッドシェイプ、フォルム、デザインの細部に至るまで、初心者から上級者、老若男女問わず手に取りやすい仕様になっている。 「なんか飛ぶクラブない?」 そう言って来店したユーザーにまず試してほしいのが、『inpres UD+2』だ。 プロ人生で初めてブランドを変えるという大改革を決意したのは、『インプレス』なら私を変えてくれると直感したから。ピーク時以上の飛距離を取り戻し、まずはツアー通算14勝目を目指します。熊本のみんなに私の復活劇をみてほしい。 <h2>自分のゴルフに対して、常に進化を求めるゴルファーには『RMX』</h2> <strong>すべての理想を自分で最適化する"本質を極めた"クラブ</strong> <img src="http://www.gew.co.jp/images/premium-mall/images/170414_yamaha_rmx2.png" alt="YAMAHA RMX" width="720" height="480" /> <h3><strong>自作自演で最大飛距離を手に入れる楽しみ方を提案</strong></h3> ゴルフの醍醐味といえば、やはり「ドライバーの飛距離」だろう。楽にそれを手に入れることは、もちろん嬉しいが、自分でヘッドとシャフトの組み合わせを熟考し、ウェイト位置やロフト・ライ角を調整して実際のコースで試す。その結果、未体験の飛距離に出会えたら・・・・。そんなワクワクを提案しているのが『RMX』だ。 今回、新たに契約した大山志保のコメントにもある通り、「常に進化を求める」、「飛距離の探求」が、『RMX』の真骨頂ともいうべきブラントバリュー。『RMX』は、自らのゴルフに対し、常に進化を求める探求主義のゴルファーに向けて、飛距離の壁をぶち破ってくれるモデルにほかならないからだ。 ヘッドタイプは「116」、「216」の2種類。シャフトに関しては、カスタムオーダーで各シャフトメーカーの様々なモデルに対応。あらゆるゴルファーのそれぞれの戦い方に、必ずハマる一本を提供してくれるのが、『RMX』だ。個々のエンドユーザーに対する最大飛距離の提案には、販売員の知識、フィッティング力も試されるから、まさに腕の見せ所だろう。 とにかく『RMXドライバー』の飛距離性能に驚きました。「自分の最大飛距離を求める」という『RMX』のコンセプトが、常に進化したいと思ってプレーする私の向上心に火をつけました。今年は『RMX』を武器にヤマハレディースで優勝したい。
    (公開)2017年04月16日
    扶桑電機S&amp;L部は2月25日、昨年ロフト別に最適な重心設計を施して各々の形状が異なるドライバーヘッド 『D460』(ヘッド単価6万円)シリーズを発売したが、そのロフト角9・5度の『D460L』の2代目となる『D460L Ver2』を発売した。 既存モデルの『D460』シリーズは、ロフト角によってモデルが異なり、『D460L』が9・5度、『D460M』が10・5度、『D460H』が12度と、ロフトが寝るたびに フェース高が若干低くなり、クラウンの投影面積も広くなっていくというドライバーヘッドだ。 『D460L Ver2』はその2代目シリーズだが、フェース素材を「DAT55G」に変更し、フェース厚を極限まで薄く加工。より高い反発性能を実現している。さらに、表面にブラックIP加工を施し、精悍なフォルムをより一層引き立ている。ベースとなる『D460L』は、ヘッドスピード45m/s以上のハードヒッター向け。1・25度オープンフェースで左を嫌いパワーのあるゴルファーをターゲットに据えている。重心深度も浅く34・5mmに設計。叩きにいける洋なし型というポジションだ。そのスペックも一部変更。フェース角はー1・0度とオープン度合いも弱まり、よりパワーヒッターにマッチする設計が施されている。 もちろん、ヘッド後方にウエイトスクリューが配置されており、ヘッド重量と重心位置をカスタム可能。ウエイトスクリューは6gが標準装備だが、オプションで 1g、2g、4g、8g、10g、12gが用意されており、様々なゴルファー、そして装着するシャフトによってマッチングが可能だ。また、既存モデルにラインアップされていた『D460M』『D460L』の『Ver2』も順次発売される予定で、工房での選択肢も幅が広がる。 扶桑電機S&amp;L部へ、03―6712-4118。
    (公開)2017年03月16日
    構造進化で思い通りの新 『M1』 、パワフルな 『M2』 ドライバ ー <ul> <li><strong>弾道調整機能を拡大で操作性向上、前作よりやさしくなった『M1』</strong></li> <li><strong>寛容性が高まった『M2』、何も考えずオートマチックに飛ばしたいゴルファーへ</strong></li> </ul> <h2>永井プロの試打インプレッション</h2> "飛ぶ"と評判のMファミリーですが、2017年モデルとして新『M1』と『M2』が登場。両モデルとも前作よりカーボンパーツ(ヘッド)の使用範囲を広げているのが印象的です。 『M1』は調整可動域にさらなる幅を持たせ、より思い通りの弾道を実現。一方の『M2』は独自の幾何学&amp;音響技術による「ジオコースティック・デザイン」を採用することで、飛距離と寛容性にこだわりつつ打感・打音にもこだわったモデルに仕上がっているようです。 <h2>M1ドライバー</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/taylormade_m1.jpg" alt="テーラーメイドM1ドライバー" width="788" height="525" class="size-full wp-image-33202" /> 試打クラブ:ロフト10.5度、シャフト:TM1-117硬度S 新『M1』はヘッド体積440cm3、460cm3の2タイプをラインアップ。構造は先代のカーボン7層から6層へ変更され、クラウンはホワイト部分の面積が減少。構えやすさにも繋げており、カーボン部分を増やすことで設計自由度を向上させている。 実際に打ってみると非常にニュートラルなドライバーですね。良いクラブの条件というのは、見た目からくるイメージと重心性能&amp;挙動のマッチングに集約されますが、新『M1』はそのバランスが絶妙。重心特性がニュートラルのため、ロフトがスピン量を適正にキープしてくれる。低スピンで高初速、弾きのあるヘッドです。 インパクト時のエネルギー感も健在で、芯で打ち抜く心地良さがあり、前作よりもボールがフェースに乗りますね。前作よりもやさしさが増し、ドロー、フェードといったコントロールのイメージも沸きやすいと感じました。 縦横に配置された「Tトラック・システム」により重心距離&amp;重心深度を調整できるのは先代同様ですが、『M1 460』はウエイトが2g増え12gへ変更。トラック長も伸び、調整可能域が広がった。微妙なフィーリング調整が可能な点も◎。 標準装着シャフトの「TM1-117」は、ヘッドを感じやすいトルク設定で先端部はしっかりめ。中元部分でしなりを出す挙動になっており、切り返しのタイミングが取りやすく、かつ、しなり戻りのスピード感があります。 <ul> <li>ヘッド体積:440cm3、460cm3</li> <li>シャフト:「TM1-117」「ツアーAD TP-6」「スピーダー661エボリューションⅢ」「ディアマナBF60」「ATTASパンチ6」</li> <li>価格:「TM1-117」装着モデル1本7万2000円、「ツアーAD TP-6」「スピーダー661エボリューションⅢ」「ディアマナBF60」「ATTASパンチ6」装着モデル各1本8万9000円</li> </ul> <h2>M2ドライバー</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/taylormade_m2.jpg" alt="テーラーメイドM2ドライバー" width="788" height="525" class="size-full wp-image-33203" /> 試打クラブ:ロフト10.5度、シャフト:TM1-217硬度S 新『M2』のヘッド体積は460cm3と前作同様ですが、ヘッド全体のボリュームを明らかに感じます。大型ヘッド=深重心ヘッドといえ、フェース面とソールのスピードポケットが拡大。  ソール部には明らかな大きな改良点が見られ、トゥ側のソールとクラウンのつなぎ目を凹ませて、460?のヘッド体積を維持しつつ、フェースや投影面積の拡大を図っている。一層軽量化&amp;低重心化が進んでいる印象です。 打ってみると、スイートエリアが広がって、フェースの反発力もアップしていると率直に感じました。オフセンターヒットにも寛容で、フェース下部でインパクトしたときでも、ボール初速の減少をあまり感じず、芯で打った時と遜色のないボールスピードを発揮。新設計のスピードポケットがより効果を高めています。打音も爽快感がありますね。2017年モデルの『M2』ドライバーはさらに寛容性が向上したといえるでしょう。 標準装着シャフトの「TM1-217」は、新『M1』よりもやや軽量タイプ。ヘッドの負荷に負けない工夫が施され、ヘッドを支えやすくしているのも◎。モノづくりも良くできています。 <ul> <li>ヘッド体積:460cm3</li> <li>シャフト:「TM1-217」「FUBUKI V60」</li> <li>価格:「TM1-217」装着モデル1本6 万3000円、「FUBUKI V60」装着モデル8万円</li> </ul> <h2>『M1』『M2』の対象者は?</h2> 両モデルとも、テクノロジー、フィーリングの部分は進化していると感じました。 対象者はズバリ、『M1』は意図的に球を操りたい、操作性重視のゴルファー。一方、新『M2』のターゲットは、何も考えずオートマチックに飛ばしたいゴルファーです。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/AYhy3aqI72U?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <h2>M1 / M2 ドライバーのお問い合わせ:テーラーメイドゴルフ</h2> <ul> <li>TEL:70120-558-562</li> <li>URL:<a href="http://taylormadegolf.jp/">http://taylormadegolf.jp/</a></li> </ul>
    (公開)2017年03月14日
    <h2>キャロウェイらしいテクノ ロジーをベースに、巧みに作り分けた2機種のドライバ ー</h2> <ul> <li>キャロウェイらしいハイテクを駆使</li> <li>USPGAツアープロが好む打球音と弾道の『サブゼロ』</li> <li>最高到達点までのスピード感が違う『スター』</li> </ul> <h2>永井プロの試打インプレッション</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/epic1.jpg" alt="キャロウェイ GBB EPIC(エピック)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-34324" /> キャロウェイゴルフから『GBB EPIC』ドライバーシリーズが投入されました。"禁断のドライバー"という触れ込みでキャロウェイらしいテクノロジーが搭載された話題のクラブです。今回はグローバルモデルの『Sub Zero(サブゼロ)』とアジアモデルの『STAR(スター)』をそれぞれテストしてみました。 まず、新たなテクノロジーとしてはフェース(裏側)の近いところに装着された二本の柱、「JAILBREAK」です。この柱をソールからクラウンまで結合させた構造ですが、これがインパクトの際に起こるヘッドの撓みによるエネルギーロスを抑え、フェースの反発を最大化させるということです。 確かに打ってみると、フェースの弾きの良さ、そしてボールがフェースに喰い付く心地よさがあり、今まで感じたことがないフィーリングですね。この基本設計をベースに、それぞれのモデルを作り分けしているということなので、早速試してみましょう。   <h2><strong>打球音と弾道のイメージがUSPGAプロ好みの『サブゼロ』</strong></h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/epic3.jpg" alt="キャロウェイ GBB EPIC(エピック)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-34326" /> まず、『サブゼロ』ですが、こちらの方が構えた感じは少しフラット、アゴ(フェースプログレッション)も少し出ているのでいかにもアメリカらしいクラブ。若干ハンドダウンで手元をしっかりと抑えて構えられるようなイメージがあり、USPGAツアープロも好みそう。 また、ヘッドの投影面積は大きいのですが、ウェイトをフェース側とバックフェース側にそれぞれ配置することで深過ぎず浅過ぎない適正な重心位置を設定していることもエネルギー効率アップに一役買っています。そして、重心距離を少し長めに取っているのでフェースが返り過ぎない。捉りすぎを抑えているのも印象的です。 弾道はかなり低スピンで強いライナーが出やすい。ある程度ヘッドスピードのある人、左への引っ掛けを嫌うアスリート向きといえるでしょう。ただ、ネックに調整機能が付いているので、フェース角などを自分好みに変えて適正な球筋を見つけることもできます。特徴的なのは音ですね。少し低めに抑えているので、ライナー性の弾道にとてもマッチしている。USPGAツアープロが好みそうなサウンドです。   <h2><strong>ボールのスピード感を楽しめる『スター』</strong></h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/epic2.jpg" alt="キャロウェイ GBB EPIC(エピック)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-34325" /> 一方の『スター』ですが、分かりやすくいえば日本的だと思います。ネック周りがスッキリしているし、実際のサイズ(460?)よりも小振りでシャープに見える。ややアップライトですし、重心距離も『サブゼロ』よりも短く感じるので、楽にボールが捉ります。 弾道で印象的なのが、打ってから最高到達点(180ヤード前後)までのボールのスピードがとても速いということ。そして方向性もいいですね。ヘッドのエネルギー効率がいいというのはベクトルを正しく作っていることにもつながるので、最高到達点に向けて真っすぐ速く飛んでいく。最高到達点を過ぎてもグングン前に行く弾道の強さもあります。風に強くランもよく出る。とにかく、やさしく飛ばせるという印象ですから、かなり幅広いゴルファーが使えるでしょう。キャロウェイファンも含めて、全てのゴルファーにマッチするドライバーだと思いますよ。 以上、両モデルを打ち比べてみましたが、『サブゼロ』は道具として無骨な感じがあるのでヘッドスピードの速い人や技術力のあるゴルファーが道具として魅力を感じるパフォーマンスがあると思います。一方、『スター』はクラブ自体がすごく仕事をしてくれるので自分が努力しなくてもクラブがボールを飛ばしてくれる。オートマチックに高いパフォーマンスを得られるドライバーです。 なお、シャフトは両モデルともに純正品は『スピーダーEVOLUTION fore GBB EPIC』を装着していますが、手元から先端までムチのようにしなり戻る攻撃的なタイプです。弾きのいいヘッドにしなり戻りの強いシャフトを装着しているので、正に飛びのベストパフォーマンスを上手く融合したといえるでしょう。 <h2>エピックのお問い合わせ キャロウェイゴルフ</h2> <ul> <li>TEL:0120-300-147</li> <li>URL:<a href="http://www.callawaygolf.jp/">http://www.callawaygolf.jp/</a></li> </ul> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/CaRQA3pg_08?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2017年03月12日