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    ハッシュタグ「ハドラス」記事一覧

    アドウェルがガラスコーティング剤『ハドラス』をゴルフ業界に広げてから8年が経った。販売員がゴルフ用品に施工することで、モノではなく、「技術」を売るビジネスモデルを確立。用品市場で常態化していた「引き算(値引き)」の世界に、「足し算(利益)」を生み出した。 今や累計施工件数は150万件を超え、年間の累計施工額は10億円以上。ゴルフ用品を長く綺麗に使えるとあって、顧客満足度も高まり、まさに一挙両得の商材に成長した。 そこに注目したのが、韓国のゴルフショップ向けに卸売業を営むWAVE X社の金仁鎬社長だ。同社は4月より、韓国市場で『ハドラス』の施工サービスを展開する構えだ。そこで本誌では金社長とアドウェル富山 暁社長の対談を逸早く誌面化。両氏に海外での『ハドラス』戦略を聞いた。 <h2>アドウェルが海外進出</h2> <strong>ついにアドウェルが『ハドラス』を海外展開されるようですが、率直な感想を聞かせてください。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> 今回の件はアドウェルにとっても海外初進出の重要な事業となります。『ハドラス』を日本のゴルフ市場に提案してから8年が経ちましたが、ここまで来たのは現場の販売員の方が地道に施工してきてくれたからこそ。日本の販売店と一緒に培ったビジネスが海外で広がることに喜びを感じています。 <strong>今回、WAVE X社の金社長と協業し、韓国で『ハドラス』を展開していくとのことですが、まずはWAVE X社の事業内容について金社長にお聞きしたいと思います。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> 分かりました。当社は韓国でゴルフ用品の販売を行っており、韓国の大手企業ゴルフゾンが運営する「ゴルフゾンマーケット」120店舗のほか、「ゴルピン」「スタイルキャディ」と取引があります。他にもコーロンスポーツの「ザ・カート」にも販売しています。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/03/250317ado3.jpg" alt="" width="788" height="394" class="alignnone size-full wp-image-86787" /> <strong>ゴルフゾンは日本ではシミュレーターのイメージが強いですが、韓国ではショップ運営にも注力しているんですね。早速ですが、『ハドラス』を韓国のゴルフ市場に展開しようと思った経緯を教えてください。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> 実は今、韓国の中古ゴルフクラブ市場が急成長しており、それに伴いクラブを大切に使おうという意識が高まっています。その中で、ある時、来日した際にヴィクトリアゴルフに立ち寄ったのですが、そこで『ハドラス』の存在を知り、非常に可能性を感じました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> 韓国でもせっかく買ったクラブを大切にしたいという文化は日本と同じなんですね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> はい。それと韓国ではマジェスティや本間などの高級クラブが売れています。それだけに自分のクラブを大切にしたいというゴルファーが多い。そこで韓国ではクラブに保護フィルムを貼ることで傷がつきにくくするのですが、どうしても見栄えが良くありません。一方、『ハドラス』はガラスコーティングということで見た目も変わらず、傷をつきにくくする効果も高い。韓国でも展開すれば、クラブの付加価値も高まりゴルファーにも喜ばれるのではと思いました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> ガラスコーティングの「傷がつきにくい」というキーワードに注目してくれたことが嬉しいですね。というのも、実は『ハドラス』が流行ったことで、日本にも競合品が沢山出てきました。ただ、中にはガラスの成分が入っていないものをガラスコーティングと謳って、傷がつかないと説明している店もある。迷惑が及ぶのはゴルファーです。だからこそ、金さんが『ハドラス』を評価してくれたのはありがたいです。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/03/250317ado2.jpg" alt="" width="788" height="591" class="alignnone size-full wp-image-86786" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> 帰国してからウェブサイトなどで情報を集めたところ、『ハドラス』はメイドインジャパンのしっかりしたガラスコーティング剤で、住宅や自転車にも施工されていること、そしてゴルフ業界でも広がっていることを知りました。売場でも施工後のシューズが汚れや水を弾いている様子が紹介されていましたが、革に塗るコーティングは韓国では聞かないので驚きました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> 当時は日本でも、革に塗るコーティングは珍しかったんですよ。だからこそこれだけゴルフシューズの『ハドラス』施工が浸透したんだと思います。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> なるほど。実はその時に販売員の方が売場でゴルフシューズに『ハドラス』を施工しているのを見かけました。当時は何をしているのか分かりませんでしたが、帰国して調査したところ、販売員が施工するシステムだと知り、その時の姿とリンクしました。そこでアドウェルさんにコンタクトを取らせていただいたという経緯です。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> 金さんが『ハドラス』に気づいてくれたのは、まさにショップで『ハドラス』施工をしている姿を見てくれたからこそ。つまりB2Cじゃなくて、B2Bで展開しているビジネスだということを認識してくれたんじゃないでしょうか。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> そうですね。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> 私はゴルフメーカーで30年間、モノを売ってきた。つまり製品の性能がこうで、卸価格がいくらで、バックマージンがこれくらいでというビジネスをずっとやってきたんです。でも『ハドラス』はモノではなくコトを売ること、販売員の施工技術で売上を立てるビジネスだということに金さんも注目してくれたんじゃないですかね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> そうですね。それと似ていますが、大手のアップルも今はモノではなくコトを売っている。そこにシフトする必要性を感じていました。 <h2>『ハドラス』が韓国ゴルフ用品市場の突破口になる?</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/03/250317ado4.jpg" alt="" width="788" height="526" class="aligncenter size-full wp-image-86788" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> 当社取引先である大手ゴルフ販売店様とのミーティングの際、議題に上がるのは、「自分たちの強みは何だろう?」ということなんです。 韓国ではゴルフショップの競合が非常に多く、同じ商品を販売している中で、競争に勝つためには仕入れ値より低い金額で販売し、本数を売って目標を達成し、割り戻しで補填するということが多いんです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> 日本より酷いですね‥‥。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> それを何とか打開したいという中で、『ハドラス』を提案しました。その結果、本部でも自分たちの強み、突破口になる商材だということで、絶対にやりたいと言ってもらえました。あと、韓国の大手百貨店のゴルフショップでは、プレミアム感を強化する取り組みをしています。こちらにも提案したところ非常に好反応でした。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> 日本と韓国は歴史的にも色々あったけど、実は文化や芸能といった経済的な交流は深いんですよね。実際に日本の女子プロもオフは韓国旅行に多く行っているわけで。だから私は、モノを大切にしたいという想いもしかり、日本と韓国に共通点を感じるんですよ。 <h2>韓国で人気のパークゴルフでも『ハドラス』を展開</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/03/250317ado5.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-86789" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> それともう一つ、今韓国ではパークゴルフが大人気なんです。韓国ではパークゴルフ場が約400コースあるのですが、開始5分で枠が全部埋まってしまい、予約が取れないくらいです。実はパークゴルフは北海道が発祥だと知っていましたか? <strong>それは知りませんでした。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> そうでしたか(笑)。韓国でパークゴルフをやっている人は全員知ってますよ。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> 日本に住んでるのに悲しいよね。でもこれが現実なんです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> 当社はパークゴルフにも『ハドラス』を展開したいと考えています。パークゴルフクラブの値段は様々ですが、高いモデルだと1本18万円くらいするものもあります。韓国ではほとんどのプレーヤーがマイクラブを持っており、一番人気があるのは高級クラブの本間です。つまりパークゴルフでも、それだけクラブに投資する人が多いということ。韓国のパークゴルフ市場でも『ハドラス』が注目されることを期待しています。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span>  ここが日本との違いですよね。パークゴルフのクラブヘッドは木材だから、『ハドラス』の「USED」タイプは木材への水の侵入も防ぐのでピッタリだと思います。実は私も以前、パークゴルフへの施工を考えていましたが、日本ではブームにならず断念した経緯があります。もし韓国で成功すれば、パークゴルフの文化も日本に逆輸入できるかもしれないですね。それに発祥地の北海道も含め地方創成や活性化に繋がればと考えています。 <strong>『ハドラス』を介して日本と韓国のゴルフ市場に相乗効果が生まれる?</strong> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> その可能性を感じますね。 <h2>ゴルフ業界の中から外の世界へ</h2> <strong>ここまで色々聞いてきましたが、最後にまとめをお願いします。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> 現在韓国での認証取得に向けて動いており、早ければ3月末か4月頭には展開できる予定です。『ハドラス』は販売員が行う施工ビジネスだということは理解していますので、販売店本部と連携してスタッフの教育を徹底し、準備を万全にした上で展開したいと思っています。 <strong>日本では年間10億円の売上ですが、初年度の目標は?</strong> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> ガラスコーティングはこれまで韓国になかったものなので、着実にやっていきたいと思っていますが、まずは初年度5000万円を目標にしています。パークゴルフ市場でも展開しますので、下半期はもっといくのではと考えています。それと韓国では自転車も人気で、富裕層は100万~150万円、高いものだと300万円のモデルを購入しています。ゴルフとパークゴルフで着実に浸透させた後、自転車にも『ハドラス』施工を展開したいと思っています。既に大手ゴルフ販売店の紹介で自転車販売会社とも繋がっています。 <strong>さらに可能性が広がりますね。富山社長はいかがでしょう?</strong> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> とにかく金社長はスピードが速いので感心しています。『ハドラス』の公開関連資料もあっという間に韓国語に翻訳して展開してるので。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> それは御社がすぐに対応してくれたからですよ。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> 実はもう一つ発表があるのですが、アドウェルは日本の釣り業界にも進出します。既に国内大手2大釣りメーカーのうちの1社と契約が済んでおり、今後釣具店での『ハドラス』施工が始まります。 <strong>飛ぶ鳥を落とす勢いですね。</strong> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> 『ハドラス』も日本のゴルフ業界で8年目になり、正直言うと販売現場にも多少のマンネリ感が出てきています。だけど、何度も言いますが、こうやって話している今も、日本のゴルフ業界で毎日『ハドラス』施工を頑張ってくれている販売店がある。そのことに感謝したいですし、日本のゴルフショップが培ったビジネスが、こうやって海外に広がっていくことの凄さ、『ハドラス』はそういう商材なんだということを販売店の方にも再認識してもらえたら嬉しいと思っています。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>金</strong></span> 我々の取り組みが日本のゴルフショップの刺激になってくれたら良いですね。改めて当社をパートナーに選んでくれてありがとうございます。韓国を皮切りに他の国にも展開できるように我々も頑張りたいと思います。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>富山</strong></span> ありがとうございます。当社にとっても海外進出は初めてのこと。是非広げてほしいと思います。 <h2>まだまだある! ゴルフ業界以外での『ハドラス』</h2> <strong>アドウェル 富山裕貴部長</strong> 韓国の高校野球はエリートしかできないスポーツです。そのため韓国では「芝野球」が流行っており、野球のスパイクが売れている。現在、『ハドラス』を芝野球市場にも展開することを考えています。当社は現在、日本の野球界をはじめ、サッカー、ラケットスポーツにも『ハドラス』を展開しています。 ■問い合わせ 会社名:アドウェル お問い合わせ:TEL03-6403-9881 <a href="https://adweal.com" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://adweal.com</a>
    (公開)2025年04月02日
    ガラスコーティング剤『ハドラス』がゴルフ業界に登場してから丸7年が経った。今や販売店の年間施工件数は50万件、10億円の市場を生み出す商材に成長している。 『ハドラス』は無機質100%のガラスコーティング剤で、施工後はナノレベルのガラス被膜が形成される。ゴルフクラブはもちろん、シャフトやシューズなどあらゆるゴルフ用品に施工することができるのが特徴だ。鉛筆硬度は最大の9H相当なので傷や錆にも強く、特に撥水性能に優れているためラウンド後の手入れも簡単だ。 今やガラスコーティングはスマートフォンから車まで生活のあらゆるところに浸透しているが、『ハドラス』はゴルフ用品の特性を研究し、そこに特化している点で他と一線を画す。高級品であるゴルフクラブは誰しも綺麗に使いたいもの。『ハドラス』はまさに一つの物を長く大切に使う日本人の文化に合致した商材だと言える。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/30244c1c5ce443e2b8667cbaee95647a.jpg" alt="" width="1890" height="1593" class="size-full wp-image-80914" /> 二木ゴルフ田園調布店 飯田涼 店長 実際に販売店の施工件数も快進撃を続けている。二木ゴルフ田園調布店の飯田涼店長によると、 「施工件数は月平均で300件。ゴルフクラブの施工率は6割で、シューズは8割です。特にシューズはリピーターが多く、口コミを聞いた方の来店も全体の2~3割で、『ハドラス』が浸透してきたことを実感しています。当店では抗菌用の『ハドラス』も取り扱っていますが、コロナで衛生への意識が高まったこともあり、最近ではゴルフをやらない女性がスマートフォンへの施工で来店されます」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/0b8d16e67a89f8240b93a3b4f564ec8d.jpg" alt="" width="1890" height="2520" class="size-full wp-image-80906" /> つるやゴルフ板橋四葉店 西浦廣大 店長 と語る。またつるやゴルフ板橋四葉店の西浦廣大店長は、 「この春、外資メーカー4社から新作が発売されましたが、施工率は9割です。当店ではGPSウォッチにもお勧めしていますし、特に『コアフォース』への施工率はほぼ100%です」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/959d73fe4438b0e59b2a0ad1da13839f.jpg" alt="" width="1890" height="1418" class="size-full wp-image-80908" /> ヒマラヤ本店 宮﨑誠 氏 と、施工率の高さを強調する。さらにヒマラヤ本店の宮﨑誠氏も、 「当店は『ハドラス』を開始してまだ半年ですが、月間の施工件数は平均50~60件、その内シューズは半数を占めます。ECCOなど天然皮革のシューズにも施工できますし、適度な艶感が出ることでシューズの高級感も増します」 施工件数が150万件を突破 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/a450552b7bce7ecd2f9980ebea015d57.jpg" alt="" width="1890" height="1418" class="size-full wp-image-80905" /> ヴィクトリアゴルフ港南台店 明渡正雄 氏 そして各店が一様に口を揃えるのが商材への信頼感とゴルファーの喜びを実感できるという点だ。ヴィクトリアゴルフ港南台店の明渡正雄氏は、 「『ハドラス』は建築資材への活用や大手自動車メーカーの採用など信頼できる。お客様にも傷や汚れのつきにくさを実感していただいています。今では持ち込みで『ハドラス』だけやりに来てくれる方も多く、施工件数は1日平均10件です」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/f42a00dbe2aa1a7722bad914d79f2a09.jpg" alt="" width="1890" height="1855" class="size-full wp-image-80915" /> 有賀園ゴルフ新橋TOKYO店 時田直樹 店長 また有賀園ゴルフ新橋TOKYO店の時田直樹店長も、 「施工を開始したのは昨年の11月からですが、お客様から『やってよかった。ありがとう』と言っていただけるのでスタッフもやりがいを感じています。施工時間もドライバー1本で10分、フルセットでも30分程度しかかからないので、当日仕上げが可能な旨を伝えるとお客様から驚かれますね。当店は1日平均12~13件施工しており、シューズやクラブの施工率は3割です」 と語る。他にも、 「先日他のガラスコーティング剤を塗ったことで、クラブが曇ってしまった方が来店しました。類似品の中には粗悪品も混ざっています。その点『ハドラス』はどんな商材にも施工できるので安心です。お客様のためにも販売店で施工してほしい」(つるやゴルフ板橋四葉店・西浦廣大店長) <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/23b5061ada4acd8802f836205d75bc67-scaled.jpg" alt="" width="1308" height="2560" class="alignnone size-full wp-image-80912" /> 「『ハドラス』を始めるに当たって私自身も市場の様々なガラスコーティング剤を調べましたが、『ハドラス』の粒子の細かさは他には真似できないのではないでしょうか。ドライバーを施工した方が追加でフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンとリピートして下さることも多い」(ヒマラヤ本店・宮﨑誠氏) 以上の声からも顧客満足度の高さが施工件数とリピート率に繋がっていることが分かる。 ここに一つのデータがある。日本ビジネスリサーチが、2024年2月9日から10日までの間に、「ゴルフ用品コーティングに興味がある、もしくはゴルフ用品コーティング経験のあるゴルフ経験者331名に行った『ハドラス』に関する調査(調査方法:サービス情報を閲覧した上でのWEB上印象調査)」を実施した。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/c8f206a5a9612dafb4808dcf9b71cb03.jpg" alt="" width="2000" height="320" class="alignnone size-full wp-image-80904" /> それによると、支持率97%、品質推奨度96%、信頼度94%、施工技術推奨度96%、ゴルフ初心者にもおすすめ95%と、5つの設問全てにおいて高い評価結果となった。『ハドラス』に対するゴルファーからの信頼度が見て取れる。 それらが積み重なり『ハドラス』のゴルフ用品への累計施工件数は150万件を突破した。 <h2>販売店の「引き算」を「足し算」へ</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/0e1a9de3b47181fdb7f8b61f5ef0da02-scaled.jpg" alt="" width="1663" height="2560" class="alignnone size-full wp-image-80913" /> ではなぜ『ハドラス』がここまでゴルファーに浸透したのだろうか。それは「販売員=人」の力があったからに他ならない。 ゴルフ用品の販売現場は長年価格競争にさらされてきた。さらに近年はECが台頭したことで、過剰な値引き競争に拍車がかかり販売現場は疲弊している。同製品をゴルフ業界に投入したアドウェルの富山暁社長は長年クラブメーカーで勤務した経歴を持ち、用品業界に蔓延る値引き競争の現実を目の当たりにしてきた。 そこで同氏が考えたのは、『ハドラス』を単純に販売するのではなく、販売員が施工することで、「技術」としてゴルファーに提案することだった。そしてその考えが奏功する。 老舗ゴルフ専門店の二木ゴルフが逸早く『ハドラス』施工を開始し礎を築く。続いて専門店や量販店が次々と導入したことで取り扱い店舗数は1000店以上を数え、一気にゴルファーの間に広がっていった。 やがて『ハドラス』は店舗に利益という好循環をもたらす。二木ゴルフ田園調布店の飯田涼店長はこう語る。 「これまでも単価を上げようとしてきましたが、ドライバー1本にティーをつけるだけでも大変でした。ところが『ハドラス』を取り扱うようになってから単価アップが見込めるようになったのです」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/21bc57ee8459e083d6a99e8e584c8561.jpg" alt="" width="1391" height="1902" class="alignnone size-full wp-image-80910" /> つるやゴルフ板橋四葉店の西浦廣大店長も口を揃える。 「当社も利益率20%以上を目標にしていますが、クラブの利益率は10数%と低い。その意味でも『ハドラス』は店舗の売り上げに貢献してくれています」 と語る。さらにヒマラヤ本店の宮﨑誠氏も、 「物価高騰でゴルフクラブも値上げ傾向の中、買い替え頻度が下がっています。いかに付加価値をつけるかが重要ですが、『ハドラス』は5000円のシューズに2750円の施工料をプラスできます。例え安いシューズでも大切にしたい気持ちをお客様は持っています。販売側が勝手に決め打ちしないことを心がけています」 同店では中古クラブへの施工も積極的に勧めているというが、『ハドラス』を施工することで中古市場にも好循環が生まれている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/de260a45d45713686f373d9db7782e61.jpg" alt="" width="896" height="2458" class="alignnone size-full wp-image-80909" /> 「当店は中古の販売もしていますが、『ハドラス』をしたクラブかどうかは状態を見れば一目瞭然です。昨今はテーラーメイドやキャロウェイなどカーボン主流のドライバーが多いですが、ダフってソールが擦れるとやがて艶を出す加工が取れてカーボンがむき出しになってしまう。それを防ぐ意味でも『ハドラス』は必須だと思います。 施工済みの中古は状態も良いので必然的に買い取り額も上がりお客様にも喜ばれます。中古の質も上がるから次のお客様も綺麗なクラブを買えるメリットがあります。過去に発売した『ハドラススマッシュ』のようにもっとメーカーと『ハドラス』にタッグを組んでほしいです」(つるやゴルフ板橋四葉店・西浦廣大店長) リアル店舗がECと差別化するには付加価値が必須で、そのためには「販売員=人」の力が不可欠だ。『ハドラス』はまさしくそこに合致した商材で、販売員の施工技術に価値をつけたことで新しい市場を生み出した。万が一、その他のメンテナンス用品と同じように『ハドラス』のコーティング剤そのものを販売するだけだったらここまで浸透していなかったかもしれない。『ハドラス』は「引き算」だった販売現場に「足し算」をもたらした。 <h2>店にチームワークを作り出す『ハドラス』の効果</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/458bb0da1751aefa217a4cfec3b977cb.jpg" alt="" width="1014" height="1578" class="alignnone size-full wp-image-80911" /> さらに『ハドラス』は利益だけでなくスタッフ間にも変化をもたらす。有賀園ゴルフ新橋TOKYO店の時田直樹店長によると、 「当店は1日6~7名のスタッフが勤務しますが、『ハドラス』を始めたことでチームワークが高まったと思います。というのも『ハドラス』の施工時間を確保するために自然とスタッフ同士で連携するようになりました。また獲得の成功事例を共有し合うことで若いスタッフとの会話や、社員同士の会話も増えたんですね。店にとっても良い効果をもたらしたと思います」 これには二木ゴルフ田園調布店の飯田涼店長も同調する。 「『ハドラス』によってスタッフ同士が良い意味で切磋琢磨できています。施工を代わりにやるなど店全体で助け合う意識が浸透しています」 『ハドラス』は販売員の意識改革にも繋がっているようだ。 <h2>『ハドラス』でSDGsを</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/SDGS-3.jpg" alt="ハドラスforグリーン" width="1947" height="1427" class="alignnone size-full wp-image-80917" /> 『ハドラス』は一つの物を長く使うという意味でSDGsを実現する商材だと言えるが、供給元のアドウェルは『ハドラス』を活用した環境保全プログラム『ハドラス for グリーン』を開始した。 同プログラムは『ハドラス』施工1件につき、販売店が20㎡分のCO2クレジットを(一社)フォレストック協会から購入。同社はそれを認定保有する森林の保全活動に当てるというもの。 つまりゴルファーの『ハドラス』施工1件1件が環境保全に貢献していることになり、ゴルファーと販売店の共同による参加型プログラムの役割も担っている。この活動に二木ゴルフが逸早く賛同。同社は直近の2023年3月~11月までのハドラス施工で100.23ha(東京ドーム約21.4個分)の森林保全に貢献している。 とは言えプログラムへの賛同は施工の利益を削ることにもなるが、同社の二木一成社長はこう語る。 「小売りはSDGsをやりにくい。せいぜい簡易包装にしたり、再生資源を使った袋にすることくらいしかできません。そんな中で『ハドラス for グリーン』は、施工を1件するごとに森が守られて木が増えていく。地球環境全体という広い視点で見た時に、ゴルフ業界がこのプロジェクトによって社会貢献できるのは純粋に喜びだと思います」 企業にとってSDGsへの対応は喫緊の課題だ。昨今は企業への志望動機にSDGsの有無を挙げる学生が増えているという。『ハドラス for グリーン』によってゴルフが憧れの業界になれれば業界活性化にも繋がりそうだ。 最後に販売店の声を紹介しよう。 「『ハドラス』が浸透したことで下取り額が上がり、結果的にゴルファーは新しいクラブを買いやすくなりました。業界全体が良い形で循環しているのを感じます。販売店全体で『ハドラス』を推奨すればもっとゴルファーにも知ってもらえると思います」(ヴィクトリアゴルフ港南台店・明渡正雄氏) 「『ハドラス』の取り扱いを始めたことで接客の幅も広がりました。新しい取り組みなのでスタッフ全員楽しんでいます。店員が楽しくないとお客様も喜ばせられませんから」(有賀園ゴルフ新橋TOKYO店・時田直樹店長) 『ハドラス』はゴルフ業界に様々な好循環を生み出した。この市場が今後どのように成長していくのか注目だ。
    (公開)2024年04月06日
    アドウェルがガラスコーティング剤『ハドラス』をゴルフ業界に展開してから5月で5年目となった。 今や取扱店舗数は全国1000店舗以上。年間施工件数は50万件以上を数える。さらに昨年9月、製造元の株式会社ハドラスがゴルフクラブにガラスコーティングを施す特許を取得した。 そこで同社の富山暁社長に『ハドラス』の「今」と「これから」を聞いた。 年間10億円の市場を新たに作った『ハドラス』 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/05/47f68ed5addf795485312ba2bb8045dc.jpg" alt="ハドラス" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-67209" /> <strong>まずは会社設立5期目ということでおめでとうございます。</strong> 「ありがとうございます。『ハドラス』をゴルフ業界に提案して5年目ということにもなりますが、最初の2年間はとにかく全国を走り回っていました。最初はなかなか販売店にも理解してもらえなかったし、私自身も店頭に立って接客しましたが、お客さんから『そんなの信用できないよ』って言われたり(笑)」 <strong>大変でしたね。軌道に乗り出したのは3年目からですか?</strong> 「はい。逸早く二木ゴルフさんが取り組んでくれた。その後徐々に取扱店が増えて今では1000店舗以上になります」 <strong>年間の施工件数は?</strong> 「販売店さんから共有してもらっている施工件数から見積もって、年間50万件以上です」 <strong>50万件! それはすごいですね。</strong> 「施工平均単価が2000円だとしますと、50万件×2000円で、年間10億円以上の売り上げになります。私もメーカーの営業を30年やってきましたが、ゴルフ用品市場は値引きの世界なんです。ところが『ハドラス』によって、逆にお客様からお金をいただく付加ビジネスが成立し、何もなかったところに年間10億円の市場ができた。昨今、SDGsが叫ばれていますが、新しい市場を作り、継続しているという意味で『ハドラス』はそれに通じる部分があると思うんです」 <strong>確かにそうですね。</strong> 「とは言え、累計施工件数が15万件に迫る二木ゴルフさんでさえ、新品クラブへの施工率が50%未満。それに、まだまだ取り組みができていなかったり、スタッフに『ハドラス』の付加価値が浸透していない取扱店もあります。逆に言えば20億、30億と、まだまだ伸びしろのある市場だということです」 <strong>まだ成長しそうですね。</strong> 「それと『ハドラス』施工はリペアだと思われがちですが、本質は少し違っていて、例えばグリップ交換はお客さんからお願いされるものですが、『ハドラス』は販売店側から声かけをしないと成立しない。つまり声かけの中身、質が重要で、販売の基本はそこだと思うんです。能動的に動くことで店の空気も自然と変わるから、チームワークも生まれるし、店全体に活気も出る」 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/N3u1jUJDpqQ" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <strong>お客さんとしてはそういう店で買いたくなりますね。</strong> 「はい。長年ゴルフメーカーの営業部門一筋でやって参りましたので店に入った瞬間にその店の空気は何となく分かります。そういう意味でも『ハドラス』はお客さんにも店にも良い循環をもたらすと思います」 <h2>ゴルフ用品を研究しつくしたガラスコーティング剤</h2> <strong>そんな『ハドラス』ですが、競合も出てきたのでは?</strong> 「それは競争社会では当然のことなので否定しません。ただ私が心配しているのは、有機物を含むような車用のガラスコーティング剤をそのままゴルフ用品に使っている事例も存在しているということです」 <strong>それは問題なのでしょうか?</strong> 「一口に『ハドラス』と言っても、実は20種類以上あるんです。その中からウッド系ヘッド用、シャフト用、アイアン・パターヘッドの錆止め用、ゴルフシューズなどの革製品用、抗菌・抗ウイルスの『ドクターハドラス』と、それぞれに最適な4種類を選定して、施工方法も研究に研究を重ねて今の形にしているわけです。そこまでしても、年間50万件の施工件数があると、数件はムラや変色の事例が出てくる。大半は施工順序の間違いなどが原因ですが、それをまた取扱店、製造元、当社で共有して正しい施工方法の再周知や、場合によっては勉強会もしています。『ハドラス』でさえそこまでやっているわけですから、ゴルフ用品を研究しているとは思えない車用のガラスコーティング剤をそのまま塗ったら何が起きるか分からないわけです」 <strong>確かに問題ですね。特許侵害で訴えるなどの対策は?</strong> 「そういうことよりも、ゴルファーに迷惑をかけたくないということの方が大きいです。それに万が一、そういうガラスコーティング剤が原因で何か起きてしまい、『ガラスコーティングそのものがダメ』と思われたら、販売店と一緒に築き上げてきた市場が崩れてしまう。ここまでやってきた以上、私もこの市場に責任を持たなくてはいけない。安いからいいやということではなく、ゴルファーのために本当に安心できるガラスコーティング剤を勧めていく必要があると思っています」 <strong>最近は他社のガラスコーティング剤が直接ユーザーに販売されている場合もありますね。</strong> 「実は『ハドラス』も『自分で塗るから直接売ってほしい』という問い合わせがゴルファーから入ります」 <strong>『ハドラス』もそうすれば利益が出るのではないですか?</strong> 「それは絶対にやってはいけません。『ハドラス』の市場は販売店と一緒に作り上げてきたものだし、施工は技術を要するもの。私も来年還暦ですが、これからは儲けようではなく、業界に貢献できないかということの方が重要です」 <h2>新たな取り組みへ</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/05/a245a75371ccb665118128d9e23aaae1-1-scaled.jpg" alt="ハドラス" width="2060" height="2560" class="alignnone size-full wp-image-67212" /> <strong>これからの『ハドラス』の展開方法を聞かせてください。</strong> 「実は今、マンガを使って『ハドラス』を周知しようと考えています」 <strong>え? マンガですか?</strong> 「私も昭和の人間なのでマンガを下に見ていました。でも、『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』など、マンガが世界発信のツールということは明らか。しかしこれが読み物だとそこまではいっていないと思います」 <strong>確かにマンガだと自然に頭に入りますね! 面白い!</strong> 「そうなんです。『ハドラス』に限らず、ゴルフ関連の色々なものにマンガを効果的に使えば、分かりやすく伝わるはず。例えば工房の敷居の高さや入りにくさの軽減にも応用できるかもしれません。 メーカー勤務時代から感じていたことですが、カタログ一つにしても機能をカッコよく並べますが、本当にゴルファーがそれを見て分かっているのだろうかと。つまりゴルフ業界はカッコよくモノを作ろう、売ろうとしすぎだと思うんです。今、若いゴルファーが増えてきて、さらに日本人がマスターズを制覇して業界に追い風が吹いている。今だからこそ分かりやすくゴルフを伝えるべきです」 <strong>具体的な活用方法は?</strong> 「これを店頭のリーフレットなどに使うわけです。もっと簡単に『ハドラス』を理解してもらえる。文字だけの説明書が多い中、パッとリーフレットを開いたらマンガが出てきたら面白いじゃないですか!」 <strong>何だか楽しそうですね!</strong> 「『ハドラス』はお客さんの大切なモノを長く綺麗に守るもの。若いゴルファーが増えている今だからこそ、社会性を持った訴え方をすべきだと思うんです。『ハドラス』の市場をさらに成長させて業界がもっと潤えばと考えています」 <strong>ありがとうございました。</strong> ■お問い合わせ アドウェル 03-6403-9881 http://adweal.com/
    (公開)2021年05月27日
    混沌とした時代だからこそ、強いメッセージが人を動かす。令和元年の最後を締めくくるトップインタビュー。ビジネスチャンスが伺える言葉の数々をお届けしよう。 今回ご登場いただくのは、株式会社アドウェル 代表取締役 富山 暁氏 ゴルフクラブの雑な扱い方を変えたかった <strong>御社が展開する傷・汚れ防止のガラスコーティング剤『ハドラス』の取扱店舗数が伸びていると聞きます。</strong> 「11月現在で全国600店舗が扱う一方、各方面から問い合わせが増え続けている状況です」   <strong>『ハドラス』は、今までマーケットになかったゴルフ用品のクリーニングサービスという位置づけ。富山さんは業界歴35年、そのキャリアを通じてずっとクラブを売ってきました。その人がなぜコーティングなのか?ちょっと不思議です。</strong> 「理由は色々ありますが、まず念頭にあったのがゴルフクラブを雑に扱うという慣習を変えたかったんです。これは私の経験ですが、クラブメーカーの営業マンのデスク周りって、シャフト折れの修理品が多いんです。 お店から『3カ月でシャフトが折れた。お客さんに代品出してるから返品処理してほしい』って話がけっこうあるんですね。シャフトメーカーに原因を求めると、ほぼ性能では折れてないんです。クラブヘッド等の当たり傷やスイング中に自分の肩に当てるなど、シャフトの横方向からの衝撃で折れることが多いんです」   <strong>悩ましい問題ですね。</strong> 「まだありますよ。クラブメーカーの試打会ってかなり大きめのキャディバッグを用意するのですが、一つのバッグにクラブをガーッと50本くらい入れる。だから中はガチャガチャなんですよ。 もう、練習場で試打会やると、ほぼクラブヘッドやシャフトに傷が付いてしまう。ゴルフ用品メーカーの人間がクラブをこんな雑に扱っていていいのか。メーカーの人間がそうだから、お店の売り方も粗くなるのではないかと」   <strong>かなり憤っていますね。</strong> 「ええ、そういった経験があったので、このガラスコーティングに出会った時、ヘッドの傷もシャフト折れもこれを塗れば防げる。そうすれば、クラブを常に綺麗な状態に保てると感じたわけです。 道具を綺麗に大事に扱うことが市場の健全化につながるし、これだけ全国で施工件数が増えているのは、お客様がそこに共感・共鳴されたからだと強く確信しました」 <h2>引き算から足し算のビジネスへ</h2> <strong>クラブを綺麗にすれば愛着が湧きますし、クラブへの価値を感じるようにもなると思いますが、市場の健全な発展という部分についてもう少し詳しく教えてください。</strong> 「まず、ビジネス的な側面でいえば、売り方が変わると思います。30年以上ゴルフ業界を見て来ましたが、ずっと『引き算のビジネス』なんです。値引き、ポイントカード、商品券…。 引いて引いて値段を安くすることがお客様へのサービスになっています。その一方でお店は『何か付加価値商品はないですか?』って聞くんですが、最終的な売る手段が引き算になってしまう。 ところが、『クラブの傷・汚れ防止にハドラスコーティングしませんか?』と声掛けすることで『足し算のビジネス』になるんです。単価は一本4000円程度ですが、クラブの販売時に「ひと声・ひと手間」かけることによって、それが積み重なると非常に大きな足し算になるんです。 それはただ単にお店の売上や粗利だけではなく、お客様にとっても『いつまでも綺麗な状態で使えるから嬉しい』と顧客満足度も上がる。一番大切なお客様にとっても『足し算』になるわけですね。ここが『ハドラス効果』になるわけでメーカー、ショップ、ユーザーの全てがウィンウィンになります。」   <strong>なるほど。お店の意識が変わると。そういう意味では、すでに実績も出ていますか。</strong> 「はい、まず全社を挙げて取り組んで頂いたのが二木ゴルフさんでした。本格的には今年3月から取り組んで頂いておりますが、『ハドラスコーティング』のポスターやポップを自社で作られているだけでなく、各店目標や個人目標まで決めて実施されています。もう、感謝しかありません」   <strong>月にどれくらいの施工件数ですか。</strong> 「具体的には言えませんが、月に5000件以上です。毎月コンスタントに全国45店舗で実施されています。そして、今はクラブ・スマホ・GPS機器への塗布だけではなくシューズへの『ハドラスコーティング』にも取り組んで頂いております」   <strong>お店が自主的にやっているわけですね。</strong> 「お店自身でアイデアを出し合って様々なビジネスモデルを考えられています。コレにもアレにも使えないかって発想を張り巡らすわけです。無論、我々も考えます。弊社も液体よりも簡単に塗れるシートタイプを推奨するなど店舗の利便性を考えた取り組みもしていますが、とにかくお店が主体的・能動的に『ひと声・ひと手間』かけておられるのが今までの売り方とは違うところではないでしょうか」   <strong>二木ゴルフさん以外とも取引が始まったと聞きましたが。</strong> 「ゼビオさんはゴルフだけではなくスポーツ用品全般に拡大されてますし、ゴルフ5さんが全店でお取扱い頂いたことも弊社にとって非常に大きいですね。 事前にエリアマネージャー会議に参加させて頂き、『ハドラス』を扱う意義にご賛同頂きました。実績も出ており、店舗によっては弊社もびっくりするような施工件数を記録されています。集客力があるお店は、やはり『ハドラス』が促進されますね」 <h2>東京五輪は絶好のビジネスチャンス</h2> <strong>引き算から足し算の現状がよく分かりました。最後に業界の皆さんに伝えたいことはありますか。</strong> 「先日、日本で開催されたラグビーW杯には170万の外国人が観戦に訪れましたが、彼らはラグビーを楽しんだだけではなく日本の文化や作法にも感銘を受けたといいます。 そして、来年は東京五輪。ラグビーの6倍の1000万人以上の外国人が来日することも想定されているので、ラグビーW杯以上に日本を知ってもらえるチャンスです。もっと言えば、五輪はスポーツイベントですからスポーツメーカーやスポーツショップにとっては会社の理念や企業価値をアピールする絶好の機会でもあるわけです。 その際、冒頭に申し上げたようにメーカーのゴルフクラブの作り方や取扱い方を見直し、販売店さんも今までの売り方に『ひと手間』加えてみる。日本の伝統・文化である『モノを大切にする精神』をアピールし、せっかく買って頂く商品に対して、販売店は『大事に使ってください』と一声掛けて『ハドラス』を塗る。 メーカーも傷や汚れ防止の加工を施して製品を発売する。実際、最初から『ハドラスコーティング』をしているシャフトメーカー様もすでに存在してます。 いずれにしろ、日本の本来の良いモノを大切にする慣習を発信する上で『ハドラス』は最適なツールであると自負しておりますので、是非、販売店様やメーカーの皆様に活用して頂きたいですね」 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/AZ4zdCcBJ2w?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> ■富山暁 1962年4月6日生まれ。福岡大学法学部法律学科卒業、体育会ゴルフ部所属。1986年、信夫杯争奪全日本学生ゴルフ対抗戦出場。1987年、株式会社プロギア入社。2003年、株式会社プロギア取締役大阪支店長に就任。2005年、キャロウェイゴルフ株式会社入社、ナショナルセールスマネージャー。2012年、株式会社カタナゴルフ入社、営業統括部長。2017年、株式会社アドウェル設立。現在へ至る。
    (公開)2019年12月16日
    あなたは、ゴルフ用品を大切にしていますか? こうゴルファーに問い掛けるのが、アドウェルという企業だ。同社は今年1月、ゴルフクラブやゴルフシューズなどの傷防止、ヘッドスピードアップの効果が期待できるというゴルフ用品専用ガラスコーティング剤『ハドラス』を発売、各方面で話題になった。 そして、先頃発売したのが、ゴルフ用品専用の洗浄水『ハドラスウォーター』で、ゴルフ用品のお手入れ促進を図っていく。 手肌にやさしいのに油性マジックも落ちる洗浄力 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/hw1.jpg" alt="ハドラスウォーター" width="174" height="326" class="aligncenter size-full wp-image-45062" /> 『ハドラスウォーター』の成分は、水99.9%、食品添加物0.1%で安心安全の洗浄水とか。 「ほぼ水なので手肌にやさしく、環境にも無害です。その上、とにかく汚れが落ちやすいんですね。油性マジックでもインクが浮かび上がって取れるほどの洗浄力で、ゴルフ業界の様々な分野で活用できると判断しました」 とは、同社の富山暁社長だ。 そこで実際の活用方法だが、同氏によれば、ゴルフ業界向けとして以下のようなケースを想定しているという。 ゴルフ用品専門店の場合は、グリップやシューズのクリーニング、ゴルフ練習場ではボールの洗浄、そしてゴルフ場はキャディが携帯するゴルフクラブ洗浄の溶液やカートのクリーニングにも使えるとか。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/hw2.jpg" alt="ハドラスウォーター" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-45063" /> 「ゴルフ専門店にはシューズの鋲替え需要がありますが、その際に店員が困るのが汚れです。鋲を換え、汚れもしっかり落としてあげたいけどきれいに落とせない。そんな時に『ハドラスウォーター』を使えばアッパーからソールの汚れまできれいに落とせます」 ゴルファーが喜ぶことはもちろん、売場にとっても鋲替えの工賃にクリーニング代も付加できる。新たな収入源が期待できるというわけだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/hw3.jpg" alt="ハドラスウォーター" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-45064" /> <h2>グリップ交換の必要がない?</h2> さらに、『ハドラスウォーター』はグリップの状態回復にも有効とのこと。 「グリップは長く使っていると硬くなってきますが、これはただ単に劣化しているのが原因ではありません。汚れが付着したことも一因。そこで『ハドラスウォーター』で汚れを拭き取れば、しっかり握れる状態に戻るので、グリップ交換の必要はありません」 無論、グリップの状態にもよるだろうが、少し硬く感じる、ちょっと滑るといった程度なら汚れの付着が原因かもしれない。その場合、洗浄してみるのも一つの手だろう。 物販だけではなく、販売後のケアの推奨で、お客の来店頻度を増やす。「あそこに行けば何でも対応してくれる」と評判になれば、安定顧客の確保にもつながりそう。 果たして、ゴルフ業界にクリーニングサービスは定着するか。今後の動向に注目が集まりそうだ。 なお、同製品の価格など詳細の問い合わせは、アドウェル(TEL:03-6880-9043)まで。
    (公開)2018年06月20日
    ガラスコーティングはクルマやスマホ液晶の傷・汚れ防止などで実績があるが、今回、アドウェルからゴルフクラブやゴルフシューズなどゴルフ用品専用のガラスコーティング剤『HARDOLASS(ハドラス)』が発売された。 同製品は、30種類のガラスコーティング剤から3種類を選びゴルフ用品専用剤として商品化されたもの。商品構成は、『ハドラスW』(ウッド、ユーティリティ、シャフトの傷防止)、『ハドラスUSED』(主に中古アイアン・ウエッジの錆止め、クリーンアップ)、『ハドラスSH』(シューズ等の革製品の汚れ防止)にそれぞれ下地処理剤がセットになっている。 <h2>塗るだけでヘッドスピードがアップ?</h2> 発売元のアドウェル富山暁社長によれば、 「クラブやシューズに液体を3回塗りすると18層ものガラス被膜が形成され、長期間傷防止などのメリットがあります」 ということだが、実は塗布したゴルファーからヘッドスピードが上がる効果があるのではないか、という声が届き始めたとか。 「知人の女子プロやトップアマに試してもらったのですが、ドライバーのクラウン、ソール、シャフトに塗ったところ、素振りでその違いを感じるほどヘッドスピードが上がりました。飛距離が伸びる可能性は十分にあると思います」 塗るだけでヘッドスピードが上がって飛距離が伸びる?思わぬ副産物を得られたことで、『ハドラス』の商品価値が高まると同社では期待を寄せる。 <h2>ショップの利益商材としても期待</h2> 『ハドラス』は、傷・汚れ防止、そしてヘッドスピードのアップも期待されるものだが、もう一方の側面が利益商材としての期待値の高さだ。値引き販売やポイント還元が常態化して、売場の利益確保が難しい昨今、粗利が期待できる商材としても注目されている。 実は、このビジネスを先行したショップがある。ゴルフパートナー岐阜のFC2店舗で2日間実演販売した結果、ドライバー10本、アイアン14本、スマホ1台で計5万円を売り上げたとか。導入初期のテストマーケティング的な要素、価格自体は店舗が決めるのでシミュレーションの数字とは若干異なるが、実績を挙げる店舗が増えているという。 ゴルフ用品のメンテナンス、機能性向上、そして商品を扱うショップの利益が三位一体になった印象の強い『ハドラス』。業界では今年注目のニュードライバーなどが話題になっているが、隠れた商材として注目を集めるかもしれない。 なお、同製品に興味がある方は、アドウェル(TEL.03-6880-9043)まで。
    (公開)2018年01月29日

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