「飛び系なのに、ズルい。」
ピンゴルフジャパンが3月19日に発売する新アイアンのキャッチコピーだという。同社は1月21日、都内にて新製品のアイアン<strong>『G710』</strong>、パター<strong>『HEPPLER』(ヘプラー)</strong>の発表会を行った。
発表会には同社契約の渋野日向子、鈴木愛が登場し、新製品の性能をアピール。報道陣などを含め、会場には200人以上が集まり、無数のフラッシュがたかれた。
<h2>『G710』は「アーコスキャディ」標準搭載</h2>
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『G710』は『G700』の後継機種で、飛び系アイアンの位置付けだ。
キャッチコピーの「ズルイ」とは、飛び系でありながら、寛容性を兼ね備えている点だという。
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具体的には、トゥ側についているウェイトの重量を上げ、ヘッドの重量配分を見直すことで、MOIを前作比約5%アップさせることに成功。
実際のプレーヤーテストにおいても、約15%ミスヒットに強くなっていることが実証されたとか。
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また内部も工夫しており、中空構造にすることで発生する振動箇所をモーダル解析し、その部分に特殊加工を施すことで心地良い打感と打音を実現したという。
また引き締まった黒色のヘッドは、視覚的に小さく見えるだけでなく、疎水性の高いパールクローム仕上げの上に耐摩耗性が高いブラックPVDをコーティングすることで、耐色性・耐久性にも拘ったとか。
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さらに特筆すべきはグリップエンドに「アーコスキャディ」スマートセンサーを標準搭載している点だ。これにより、ラウンド中のショットが記録され、後からスマートフォンの専用アプリでショットの分析などを楽しめる。
<h2>『へプラー』は「弾く」打感でやさしく打ち出せる</h2>
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一方、新パターの『ヘプラー』は、同社の社員の名前が由来となっているという。
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今作は「弾く」がコンセプトになっているため、敢えてTR溝を外し初速のあるしっかりとした打ち出しに拘ったとか。
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ヘッドタイプは10種類をラインアップするが、特にミッドマレットから大型マレットモデルには、軽量のアルミ二ウムと高比重のステンレススチールを組み合わせて重心位置を最適化。同社の過去モデルの中で最大の高MOIになっているとか。
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また、アライメント効果を重視し様々な長さのサイトラインを揃えているほか、メインモデルとなる「TOMCAT14」(トムキャット14)は滑走路の進入灯からヒントを得た、間隔の異なる14個のサイトドットを入れることで、ドットの残像が残る視覚的効果を狙ったとか。
<h2>渋野日向子・鈴木愛の新製品試打インプレッション</h2>
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発表会の最後には、渋野日向子と鈴木愛による新製品の試打デモンストレーションが行われた。
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『G710』について鈴木愛は、
「見た目のカッコよさだけでなく、中身も良いクラブだと思います。ミスヒットにも強く安定して飛距離が出ます。打感も柔らかくボールにしっかり食いついてくれる感じがしますので、右に行きにくいと思います」
渋野日向子は、昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、金谷拓実が前作の『G700』で2オンのイーグルを奪ったシーンから
「勝負所で飛んでくれるアイアンなんだなというイメージがあります。試合中はアドレナリンが出るので、自分が使うには飛び過ぎてしまうと思いますが、構えても難しい感じはしないので、アマチュアは使えると思います」
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『ヘプラー』については、それぞれが10種類の中から好みのモデルを選ぶ一幕も。「PIPER C」(パイパーC)を選んだ鈴木愛は、
「本当はピンタイプが好きなんですが、打った瞬間は『パイパーC』がすごく良かったです。硬めに作ってあるのでしっかり弾きますし、パターをしっかり打っていきたい私には合っていると思いました。それと、晴れている時などは、シャフトのシルバーに太陽が反射してまぶしいことがあるのですが、今回はシャフトが黒になっているのでアドレスしていて気持ち良いです」
一方、「トムキャット14」を選んだ渋野日向子は、
「今までのピンのパターになかった形状ですし、サイトドットが気になると思い選びました。私は強気のパットなのでこれを使うと転がり過ぎてしまうと思いますが(笑)、逆に言うと弱めのタッチでもしっかり転がってくれるので、パットがショートしてしまうアマチュアゴルファーには良いと思います」
<h2>渋野日向子・鈴木愛の試打シーンを動画で</h2>
発表会での両プロによる試打シーンの模様を動画で公開。
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<h2>『G710』『ヘプラー』発売日・価格など</h2>
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■『G710』
発売日:
3月19日
価格:
2万6000円(カーボン)
2万3000円(スチール)
■『ヘプラー』
発売日:
今春
価格:
3万3000円~4万円