ピンゴルフジャパンは3月4日、前作『G30』シリーズに搭載された初速アップ機能を、さらに進化させた『Gシリーズ』をフルラインアップで投入する。<a href="http://www.gew.co.jp/news/movie/16011420828.php" target="blank">(※記者発表会の模様はコチラ)</a>
まずは、『Gドライバー』を紹介しよう。同モデルはクラウン部分に設計された「タービュレーター」に加え、ヘッド後方部に新搭載された「ボーテック」を装備。この2つのシナジー効果により、前作と比べインパクト時の空気抵抗が約37%軽減されたという(同社調べ)。空気抵抗が軽減されれば、もちろんヘッドスピード向上につながる。ヘッドスピードがあがれば、その分、ボール初速もアップし、飛距離も伸びるというワケ。しかし、同社のこだわりはそれにとどまらない。
クラウン部にはさらなる深低重心をもたらす新機能「ドラゴンフライ・クラウン・テクノロジー」を採用。同設計は、トンボ(ドラゴンフライ)の羽の構造に着目し、その薄さについて研究。その結果、約0・43ミリという極薄クラウンの開発に成功したという。クラウン部分において約8g軽量化、約19%薄い設計となることで、重心位置も約5%深く、約4%低い超深低重心を実現。ヘッドのMOIも上下で約6%高まり、ミスヒット時においても安定性が向上。まさに、空気抵抗を制した超高速ドライバーの誕生といえるだろう。
また、同ドライバーは出し惜しみすることなく、高弾道で飛ばす『スタンダード』(9度、10・5度)、直進性で飛ばす『SFテック』(10度、12度)、低スピンで飛ばす『LSテック』(9度、10・5度)という一挙3モデルのヘッドで展開。本体価格はオリジナルカーボン装着モデルで6万5000円となっている。
『Gフェアウェイウッド』は、リーディングエッジを極限まで地面と近く設計し、インパクト時の打点が約12%高くなった新形状を採用。あらゆるライからでもボールの拾いやすさと上がりやすさが向上。FWが苦手というアマチュアゴルファーはぜひ試してほしい逸品だ。こちらもドライバー同様3モデルのヘッドを用意している。安定感抜群の『スタンダード』は、#3(14・5度)、#5(17・5度)、#7(20・5度)の3タイプ。つかまり抜群&ドローで攻めたい『SFテック』は、#3(16度)、#5(19度)の2タイプ。そして、新カテゴリーのFW『Gストレッチ3 フェアウェイウッド』は、ロフト13度、ヘッド体積184cm3とFWでは大型の部類で、ティーショット、フェアウェイでも最大飛距離を求めるゴルファーにオススメのモデル。ドライバーが苦手なゴルファーからも人気を集める商材になりそう。本体価格はオリジナルカーボン装着モデルが4万3000円となっている。
また、『Gハイブリッド』にはクラウン部分にタービュレーターを採用。アライメント効果の高いコントラスト・グルーブ設計を採用している点も見逃せない。こちらは、#2(17度)、#3(19度)、#4(22度)、#5(26度)、#6(30度)の5タイプを用意。本体価格はオリジナルカーボン装着モデルが3万7000円、オリジナル軽量スチール装着モデルが3万3000円となっている。
そして、ドライバー並みに大きな進化を遂げたのが『Gアイアン』。同アイアンは、最大初速を高める革新的なコア・アイ・テクノロジーを搭載。フェース全体が大きくたわむことで、前作比約4倍ものたわみを実現。初速アップ効果に一役買っている。もちろん、ただ飛ぶだけではアイアンとしての役割を果たせない。進化した極薄フェース設計の採用で、高さでターゲットをピンポイントに狙って止めるアイアンに仕上がっているという。番手のラインアップは、4I~9I、PW、UW、SW、LWの10タイプ。本体価格はオリジナルカーボン装着で1本1万9000円、オリジナルスチール装着で1万6000円となっている。
さらに今回、ハイブリッドの弾道、初速、飛距離とアイアンの距離感、スピン量、操作性を融合した新カテゴリーの『Gクロスオーバー』も一挙投入。狭いホールのティーショットはもちろんのこと、ロングホールや長めのミドルホールでのセカンドショットで大活躍しそうなモデル。バリエーションは#3(18度)、#4(21度)、#5(24度)の3タイプ。本体価格はオリジナルカーボン装着で3万7000円、オリジナル軽量スチールで3万3000円となっている。
ここまで駆け足で、ピンの新製品を紹介したが、同社の強みはなんといってもカスタムフィッティング。シャフト選びはもちろんのこと、ライ角調整やアイアンも1本から購入できるから、苦手な距離の番手補強や、自身のプレースタイルに合わせたクラブ選びができることも、ゴルファーにとって最上の喜びといえるだろう。
問い合わせはピンンゴルフジャパンへ、03‐5916‐1812。