「正しい体の使い方とスイングを身につけて、ゴルフを1年でも2年でも長く楽しんでいただきたい」
そう話すのは、『ボディメトリクスゴルフ』のインストラクターを務める全明伸プロコーチ。
まず、ボディメトリクスとは、専用のマシンを用いて行うストレッチ運動のこと。マシンが正しい軌道を描きながらストレッチをサポートする。軽い負荷を与え、適切なスピードでの切り返し動作を導くことで、リズミカルな筋の収縮、弛緩運動ができ、普段使うことが少ない筋肉を伸ばして柔軟性をアップする。こわばった筋肉の血流が改善し、むくみ、肩こり、腰痛なども緩和するとか。
また、骨盤や背骨を支えるインナーマッスルも鍛えられるため、身体のゆがみ解消や基礎代謝がアップ。太る体質が改善されて、ダイエット効果があることも立証されたという。
これをゴルフと融合させたのが「ボディメトリクスゴルフ」である。ケガの予防はもちろん、理想のスイングが自然と身につき、ヘッドスピードの増加、飛距離の向上につながると全コーチは話している。
「通常のレッスンはスイングを中心に指導しますが、無理な姿勢でスイングを続けると腰や肩への負担は大きい。長くゴルフを楽しんでいただくためにも、正しいスイングを身につける必要があります。ボディメトリクスの動きとゴルフスイングは関連性が高く、ぼくが考案したやり方でスイング矯正とボディメトリクス効果を同時に得ることができるのです」
腕や肩を鍛えるマシンでは、アドレス時の正しい前傾姿勢やつま先への体重のかけ方を修得。下半身用のマシンを両膝で抱え込みながら素振りをすれば、スイング時の体重、重心移動が体感できるという。ストレッチ後、すぐに効果が現れる即効性も魅力で、ヘッドスピードアップや飛距離アップもデータから明らかになったという。
ボディメトリクスを販売するファーストゲートも施設への協力を惜しまない。取締役の佐藤彰洋氏は、
「今後も全コーチと一緒にボディメトリクスゴルフの浸透を図るとともに、ストレッチのバリエーションを増やすための研究もしていきます。現段階では指導者不足が否めません。全コーチのようにボディメトリクスの動きを理解して、はじめてゴルフに応用できるため、今後は指導者セミナーを開催して人材不足を解消したい」
マシンは日本製で、現在は国内3施設に導入されている。また、試験的に上武大学や市立船橋高校も導入している。価格は200万円以上と高額だが、「健康ゴルフ」がブームの昨今、軌道に乗ればフィットネスクラブへの販売を含め、広がる可能性はありそうだ。
なお、全コーチのレッスンは、5回のレッスンを1クールで行う。グループかプライベートを選択でき、価格は、キャンペーン期間につき、グループレッスンが2万3600円(5枚綴りチケット)、プライベートレッスンが3万6750円(5枚綴りチケット)となる。
レッスンスケジュールやキャンペーン期間、その他のレッスン等については<a>フェイバーゲート</a>へ、03-5546-1700。