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    ハッシュタグ「ミズノ」記事一覧

    ミズノは9月15日、『ミズノプロシリーズ』に新モデルを追加。 マッスルバック形状の『ミズノプロ241』、競技ゴルファー向けの『ミズノプロ243』、中空形状の『ミズノプロ245』を発売した。 モデル名の最初の二けた「24」は2024年モデル。下一桁は1→3→5という流れで、数字が大きくなるにつれて易しいアイアンを表している。 今作の特徴は、ゴルファーが求める鍛造アイアンを追求した点だ。長年同社で採用されている「グレインフローフォージドHD製法」はフェースネック一体成型の鍛造製法で、鍛流線をヘッドからネックまで途切れさせないことで、打球音を長く響かせる効果がある。 また、音の響きや高さ、大きさ、音色を追求する同社独自の「ハーモニックインパクトテクノロジー」との相乗効果により、同社ならではの心地よい打感を生み出しているという。 『ミズノプロ241』は、米PGAツアーで評価が高かった前作『ミズノプロ221』をベースに開発された。 バックフェース面の打球部付近を厚肉化することで振動を抑え、ソリッドな打感を実現した。さらに番手ごとでブレード部の厚さを調節し、ロング・ミドルアイアンは高弾道、ショートアイアンは低打ち出し&高スピンでグリーンを狙うことができる。ショートアイアンはヘッド長を短く設計しており、操作性に優れた仕様となっている。 『ミズノプロ243』は上級者が求める飛距離性能と操作性を両立したキャビティバック。 素材に高強度「クロムモリブデン鋼」を使用し、前作『ミズノプロ223』よりもフェース面を0・3mm薄肉化したことで反発性能が向上している。また「マイクロスロット」と呼ばれる、高初速エリアの拡大と飛距離性能の向上を促す効果のあるフェース裏の溝の幅を番手ごとに変化させることで、それぞれの距離に応じた最適なパフォーマンスを発揮する仕様となっている。 『ミズノプロ245』は、前作『ミズノプロ225』同様に「クロムモリブデン銅」を採用した中空構造となっており、フェースのセンター下部を前作よりもさらに薄肉化し、鍛造アイアン史上最高反発を達成。また前作の約1・6倍に及ぶ、約47gのタングステンを低い位置に配置、深低重心に設計することで高い飛距離性能とやさしさを兼ね備えたモデルとなっている。 また、従来のブレードアイアンとは異なる重心位置によってロング・ミドルアイアンでも高弾道を、そしてショートアイアンは低い打ち出しで高スピンを実現。#4~#8はステンレスボディにクロモリのフェース素材、#9~PWは軟鉄鍛造と飛びと軟鉄の打感の良さを共存させたセット構成となっている。 価格は以下の通り。 ■『ミズノプロ241』(6本組):14万5200円~ ■『ミズノプロ243』(6本組):15万1800円~ ■『ミズノプロ245』(6本組):15万1800円~
    (公開)2023年09月19日
    ゲーム業界に敗北した? <strong>私事で恐縮ですが、息子がテレビゲームに熱中して困ってます。外で遊べと言うんですが、テコでも動かない。これって太袈裟に見れば、スポーツ産業の危機に映るんですが、如何ですか?</strong> 「なるほど。要は麻雀と同じでね、スポーツ産業で働く人たちはひとつの卓を囲む仲間ですよ。同じルールのもとで勝った負けたはありますが、それ以前にスポーツ業界そのものをもっと盛り上げなきゃいけません。という話でしょう。 子供らがテレビゲームに熱中する姿を見るにつけ、どうにかしなくちゃいかんなあ、と。これは心底そう思うし、我々スポーツ業界の仲間同士がね、もっと盛り上げなきゃいけませんな」 <strong>つまり、現状はゲーム業界に敗北ですか?</strong> 「いやいや、違いますッ。敗北なんかしてませんよ! ただね、一生懸命戦ってるんだけど、形勢不利ではありますなぁ(笑)。それでよくよく考えてみると、人間て本能的に面白い、楽しい所に集中するじゃないですか。まして子供は正直だから、大人みたいに理性で動くことをしませんよね。 そんな正直な子供達に『スポーツって楽しいなぁ』『面白いなあ』ってどのように思わしめるのか、ここでの勝負だと思っています」 <strong>なるほど。「面白い」とは別の観点になるかもしれませんが、「スポーツの意義」を一言でいえばどうなりますか?</strong> 「そうねぇ。昔は『競技』『教育』『訓練』の3つに集約されました。ところが1964年の東京オリンピック以後はスポーツが市民権を得ましてね、今では『楽しみ』『健康』『クリエーション』『コミュニケーション』の4つに集約できると思ってます。 それで国民にとって『スポーツは有益か?』と問われれば、もちろん有益だし、異論の余地はありません。ですから、いよいよ21世紀へ向かう社会の中で、我々スポーツ業界は、もっと存在感を示さなあかんと思ってます」 <strong>一方のゲームは悪ですか? 目が悪くなりそうだし。</strong> 「いや、そこは善悪というよりも、メリットとデメリットがあるじゃないですか。たとえば私、40年前にタイプライター勉強しましてね、ブラ~インドタッチなんかお手のもんですよ。こう、パチパチッとね(笑)。 だからウチの子にも『お前な、これからはブラインドタッチできなきゃ生きていけんぞ』と言いましたら、遊びながら操作を学べるソフトがあるじゃないですか、2週間でマスターしちゃいましたよ。 つまりゲームも使い様で、操作性やクイックレスポンスを学ぶにはとてもいいし、教材にもなる。そういったメリットがあるわけです。 しかしながら弊害もある。どっぷり浸かると体がなまる、友達との対決や友情の分かち合い、切瑳琢磨の機会も減ってしまう。バイオレンスも問題で、どんどん過激になっている。 仮想と現実の区別がないから刹那的、短絡的……。要するに、簡単にリセットできるから都合良く自分の殻に閉じこもってしまいがちなんですよ。スポーツってね、やっぱり爽やかですよ。体にいいし精神的にもスカッとする。そういったいい部分を啓蒙しながら、形勢逆転につなげなきゃいけません」 <h2>テレビ解説の言葉がわかりにくい</h2> <strong>形勢を逆転するには、リアルなスポーツの楽しさやメリットをもっと訴求する必要がありますね。まして余暇時間を消費するアクティビティは多様化している。この中でスポーツが選ばれるための具体策はどうですか?</strong> 「まあ、一口にスポーツと言ってもいろいろあります。見るスポーツ、するスポーツ、レジャースポーツと競技スポーツにその中間もあるんですが、見るスポーツがエキサイティングなら注目を浴びるし、みんな『やってみたい』と入ってくる。 そのためにはまず、放送技術の見直しが必要だと思いますよ。野球中継にしてもですね、専門家の解説はわかりにくいじゃないですか。視聴者がわかってることを前提に話すから駄目なんですよ。 野球を知らん視聴者にすれば、いろんな疑問がありますよ。外野フライの間になぜ3塁走者が動かないんだ? ピッチャーが振りかぶったのにランナーが次の塁へ歩いてる…? それはね、タッチアップ言うんですよ、あれはボーク言うんですよ、そんなふうに説明して、間口を広げる努力でしょ。より楽しく、よりわかりやすくが大切じゃないですか」 <strong>ゴルフにも不思議なシーンが沢山あります。短いパットを「お先に」するとき、他人のラインを踏まないように妙な格好でまたぎますが、ゴルフをしない人にはひたすら滑稽な姿でしかない。ゴルフ中継には専門用語も多いから、丁寧に言い直す言葉も必要です。「レイアップ」なんてわかりませんよ。</strong> 「と同時に、環境整備も怠っちゃいけませんね。ゴルフ業界には多くの団体があって、それを束ねるゴ連協(ゴルフ関連協議会)があるやないですか。その活動には批判もあるやに聞いてますが、ゴルフをみんなのスポーツにするためにゴルフ場利用税の撤廃運動やジュニア育成など、いろんな活動をやってます。 これを継続することで、みなさんの目をゴルフに向けさせること。要するに、関連団体が協力して、一人でも多くゴルフを楽しめるための環境整備が急務なんですよ」 <strong>そこで、ゴルフのことを深掘りして尋ねます。</strong> 「細かいこと聞かんで下さいよ。わたしゴルフ、むちゃくちゃヘタやから(笑)」 <strong>そんなこともないでしょうが(笑)。</strong> 「いや、ほんまにヘタなんですよ」 <strong>と言いますか、御社にとってゴルフとは何ぞや、また、ゴルフ事業という窓を通した世界観ですね、これをお尋ねしたいんです</strong>。 「なるほど。その話なら言いたいこといっぱいありますよ。まず、当社はスポーツの総合メーカーですから、スポーツ市場全体の動き、あるいは市場規模そのものの推移がウチの事業に正比例します。 その意味でゴルフ市場は、スポーツの中で最大のマーケットだし、必然的にウチにとっても売上の3分の1を占める重要な事業だから、そりゃもう真剣にやってます」 <strong>事業の3分の1は大きいですね。その上でゴルフ市場での戦い方ですが、わかりやすい対立軸として「国内メーカー対外資メーカー」という分け方があります。この点どうでしょう。</strong> 「今の世界はボーダレスでしょ。国内対外資という分け方は、ちょっと違うんじゃないですか?」 <h2>世界を巻き込む米国のパワー</h2> <strong>というか、市場がボーダレスになるほどその企業の立地する国情が密接に関わってきます。北米市場はとにかく大きい。その巨大な市場を背景に米国メーカーが日本を攻める際、生産コストの優位性も当然ある。そういった意味でボーダーの消滅は、逆に米国流を加速させる原動力になると思うんです。</strong> 「うん、それはそう。別の視点で考えると、今はアメリカのインターネットが卑近な例でしょうなぁ。 あちらではスポーツ市場の6%がEコマースになっていて、5年前、アメリカの小売商組合がEコマースには手を染めないって決議してるんですよ。内輪でワーワー騒いだこともありました。 だって、ホームページの画面上に各国の国旗が表示されて、それをクリックすれば商品説明や入手経路、支払方法が即座に受け手の国の言葉に変換される。みんなインターネット使ったらどうなります? 小売りさんはどうなりますか?」 <strong>非常に劣勢に立たされますね、当然ですが。</strong> 「今のところ、日本でどうなるか明確にはわからないし、ミズノの立場も明確ではないんですが、WTO(世界貿易機関)は『世界は自由で公正な競争によって発展しなければならない』と謳ってますので、一度加速したらぶわっと来るかもしれません。 アメリカのやり方っていうのはね、世界を巻き込んで凄いんですよ」 <h2>タイガーとの契約は考えなかった</h2> <strong>逸早く技術進歩を体現した者が、世界的なアドバンテージを握る。その意味で今は米国発のインターネット社会の到来ですが、この情景を強引にゴルフに当てハメると、タイガー・ウッズを連想してしまうんです。</strong> 「うん……、どういうこと?」 <strong>彼がデビューした年、ミズノのアイアンを使って活躍した、その影響で御社のクラブが猛烈に売れましたね。</strong> 「彼が使ったことも、ひとつの要因でした」 <strong>いずれにせよタイガー効果はあったわけで、その時御社は、社内でウッズと契約する議論をしたんですか?</strong> 「そういう話は全然ありませんでしたね。彼はアマ時代からの延長で使ってたわけだし、契約金も次元の違うものでした。我々の常識で考えるよりゼロがいくつも違いましたから」 <strong>仮にウッズが『Mマーク』のキャップを被っていたら、凄い効果があったと思うんです。そんな夢を見ませんか?</strong> 「まぁ寝る前にね、考えないと言ったらウソになります」 <strong>プロ契約は一種の丁半博打じゃないですか。その賭場に並んでいる顔ぶれは、日本選手の契約だとダンロップやブリヂストンが相手ですが、ウッズを巡っては、</strong> 「アメリカだから丁半博打やなくて、ルーレットでしょ!(笑)」 <strong>で、そのルーレットの周りには莫大な見せ金を積んだアクシネットやナイキ、キャロウェイが睨みをきかせている。その場にミズノがいてもよかったんじゃないか。アメリカ流のド派手なプロマーケティングの荒波を、日本代表として被ってみるつもりはなかったんですか?</strong> 「そりゃね、彼にミズノのキャップを被らせたいという気持ちは当然ありますよ。ないはずがない。だけど次元の違う金額を投資して、そのコストは消費者が負担することになるわけでしょ。経営の骨格は売上、粗利、経費、利益とシンプルです。彼との契約は経費のところに大きな負担を掛けてしまう。 それでも利益を出すためには、値段を上げるしかありません。ありませんが、それは我々の立場でやるべきじゃないッ!という判断でした。 まあ、ファッションの世界ならそれもいいだろうとは思うんですよ。だけどゴルフクラブは機能商品じゃないですか。一時的なブームに乗って売上が乱高下するんじゃなくって、純粋に機能開発の競争を頑張ってね、その結果シェアが左右されるのが望ましい。と思うんですね。 もちろんアメリカ的なプロモーションのパワーは無視できません。加えれば、メディアも話題性に注目するから、目につくところにスポットライトを当てて、そこだけ光り輝いてる。つまり、そこだけを見て論じるわけですが……。 う~ん……どうも歯切れ悪いなあ(苦笑)。 なんか遠吠えに聞こえるかもしれませんが、ゴルフクラブの評価の基準は、あくまで機能の優劣だと、そこでの勝負やと思うんですよ。機能の優劣でシェアが決まると思っていて、仮にゴルフクラブにファッションの要素があったとしても、ロコミこそがファッションじゃないですか? あの色いいね、このデザイン飛びそうじゃないかというように、消費者の感性に訴えかけていく。私はね、そういった面における伝播性が大事だと思っとるんです」 <h2>アメリカ的な動き方をしない</h2> <strong>タイガー・ウッズに巨額の投資をしたナイキと、ぴくりとも動かなかったミズノの在り方は、まさに両極に映ります。メーカーらしいメーカーと、メーカーらしくないメーカーという意味で。</strong> 「メーカーらしいメーカーとは?」 <strong>物の機能的進歩によって消費者に利益をもたらして、その機能を量産することでみんなに行きわたらせる、という姿勢でしょうか。フォードの初期モデル「T型」が典型的です。</strong> 「なるほどねぇ。まあ、人にはそれぞれ生き方があるように、企業にもいろんな主義があっていい。敢えて言えばそれぞれ勝手ですよ。 だけどもね、絶対に譲れない一線があって、会社っていうのは社会のお役に立つことを前提に成立してるじゃないですか、そこにおける根幹は永続性にほかなりません。 別にナイキさんを批判するわけじゃないですよ、主義主張は勝手ですから。 だけど横から見てますとね、あちらさんはストリートファッションの収益が非常に大きい。そして、それを原資に莫大な金額のプロモーション活動をなさるわけです。そういう展開は、どう言ったらいいのかなぁ……乱高下の要素を孕みますね。 対比するという意味では、ウチは明らかに競技志向です。ブームでうわっとやる手法は基本的に馴染みませんし、我々の目標をアチーブするためには開発力を積み上げる道しかない。 本音を言えば、悔しさもちょっぴりありますけど(笑)、適正利益を頂いて永続することが最優先。自分の持ち分でキラリと光る商品を出し続けること。それが何より大事やと考えてます」 <strong>なるほど、両社の違いがクリアになりました。その一方、アメリカにもメーカーらしいメーカーがあって、ゴルフの場合はキャロウェイです。とにかく開発に投資して、新しい機能を次から次に商品化する。メーカーらしいメーカーという意味で、ミズノとキャロウェイの違いは何ですか。</strong> 「そうですねえ、キャロウェイさんはアメリカらしい会社かなぁと思いますけどね……。つまり、みんながエキサイティングなんですよ。目の色変えてエッキサイティング~ッ!いっつも張り切ってる感じがしますよね(笑)。 まあ、倍々ゲームどころか3倍5倍で伸ばしてる状況を目の当たりすると、凄まじい勢いを感じます。 ただ、アメリカの企業って一般的に、人の移動が激しいんですよ。A社が伸びるとB社C社の有能な人間がそこに集まる。Aが縮むとBへ行く。そうこうしてるうちにD社が出てきてワイワイやる。そんなことの連続で、いつでも誰かがエッキサイティング~!という感じでね」 <strong>それがアメリカ市場なり、アメリカメーカーの特徴だと。</strong> 「そうですね(笑)」 <strong>すると御社は、次々現れるエキサイティングと張り合い続けなきゃいけない。やたら大変そうですけど。</strong> 「別にアメリカの会社に限った話しではなく、企業が攻め続けるのは当然ですが、仮に我々の世界シェアが15%なら一気に30、50は狙いませんよ」 <strong>ん、つまり?</strong> 「つまり日米の対抗軸という意味では、アメリカ的な動きをしないこと。日米のいいところを融合して、新しい機能を出し続けることが大事という話です。 まあ、短期的な勝負なら、メチャメチャ暴れ倒してね、次の年にガックリなんてありますけど(笑)、経営ですから、経営は永続性が大事やから」 <h2>中間層を薄くする</h2> <strong>もうひとつ、日米のゴルフメーカーの違いを考えると、米企業はほとんど独立した専業メーカーです。キャロウェイとピン以外は大資本の傘下ですが、それでも専業のゴルフカンパニーです。そこで御社も、ミズノゴルフカンパニーの設立はどうでしょう。</strong> 「いやいや、それはありませんよ(苦笑)。組織の強化という意味では、もっと別の方法がありましてね、ゴルフ事業を別会社に分離するというような話ではなく、組織全体としてどうなのかって話です。 私、1993年11月1日にリエンジニアリングに関するセミナーを受講しましてね、ジェイムズ・チャンピー、マイケル・ハマー、マイケル・ポーターといった著名人がいろいろしゃべったわけですよ。で、まったくわからんかったですよ、当時は。 だけど今、100%理解しております。組織のフラット化で壁をなくす、中間管理職を薄くする。そのためには1人の管理職がより多くの部下を監視する必要がありますけど、これはパソコンなり情報ツールのネットワークで解決できます。 1人の管理職がこれまで8人の部下を見てきたとします。今、グループウエアを活用すれば30人見ることができる。つまり有能な管理職3人で100人近い人間を見られるんです。 アメリカの90年代は、リエンジニアリングがキーワードでした。実力主義で中抜きして収益を上げるやり方で、それが長期的成長を支える原動力になっている。 仮にレイオフされても景気がいいから職はある。一流企業の部長が翌日からハンバーガーを売ったとしても、失業率は高くならない。当然所得格差はつきますよ。でもね、新しい秩序が生まれつつあって、それは企業にとってチャンスでもあるわけです」 <strong>今の話に関連するのかどうか、御社は早期退職支援制度で全社員の約10%に相当する330人の削減を目途にしました。1月末で締めて370人と聞きましたが。</strong> 「そこまでは行きませんが、予定人数はやや上回りました。不況だから業績も悪い、切羽詰まった部分も否定しませんが、新しいことへの挑戦は積極果敢にやらなきゃいけません」 <strong>最後の質問です。</strong> 「何でしょう」 <strong>社長はゴルフ事業部の記者発表に出席しませんね。なぜ出ないんですか?</strong> 「いやあぁ……(苦笑)、特別な意味はありませんが、ゴルフだけじゃないんですよ。 私、野球やその他個別事業の記者発表には出ませんけど、その代わり全社的な方針発表とかね、そういったことには出ています。 それとゴルフに限って言えば、うちには堂湯さん(元副社長)がいてくれたでしょ。ゴルフは堂湯さんに任せておけば大丈夫という信頼がありましたし、個別事業はそこの長が責任を持つという考えなんですね。 じゃあ私の役割は何かと言えば、弱い所を強くする、問題解決に責任や指針を示すことに集約されます」 <strong>とはいえ、年初にゴルフ事業で思い切った手を打ちました。御社のクラブ史上で初めて『ミズノ』ブランドを登場させて、『ミズノプロ』や『グランドモナーク』を全てここに集約する。『家名』の元に個別ブランドを集約させるのは、社長判断として強力に指示されたと聞いてます。</strong> 「当然です」 <strong>ということは、社長がこれまで以上にゴルフ事業に対して、具体的かつ強力な指示を出すわけですか。</strong> 「しっかりとやらせて頂きます(笑)」 <h2>ナンバーワン・ユニークカンパニー</h2> <strong>満を持しての『ミズノ』投入は、社長の意気込みの表われですね。</strong> 「というか、実はSKU(在庫管理単位)からのアプローチなんですよ。一言でいえば管理面からの手法でしてね、たとえばここに卓球のシューズがあります。メーカーの営業マンが『20足あるけど1足買って下さいな』という提案じゃ話になりません。 そうではなく、3足あります、Aの機能は横の動きに強い、Bの機能はこう、Cはまた違った機能がある。さあ、あなたのニーズはどれですか、と。 つまり、それぞれ明確な機能を主張しながら、強いものに集約していくという整理統合なんですよ。厳しい不況で生き残るには、経営からのアプローチで在庫や粗利、回転率、総資本利益、こういった観点で緻密に進めなければなりません。 『ミズノ』ブランドの投入にはそんな背景がありましてね、夢のない話ですみません(笑)。 ただ、強く思いますのは、しっかりした経営計画を立てる、そして目標に向かって力強く歩む姿勢をアピールしたいということです。それが我々を支援してくださるお得意様への責任ですし、ミズノファンへの答えでもありますから」 <strong>目標というのはシェアですか。</strong> 「違いますッ! シェアは目標ではありません。我々の真の目標は、世界に冠たるナンバーワン・ユニークカンパニーになることです」 <hr /> この記事は弊誌月刊GEW 2000年3月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊GEWについてはこちら</a>
    (公開)2023年02月13日
    ミズノは3月11日、グローバルモデルを意識した「ST」シリーズより『ST-Z 220 ドライバー』と『ST-X 220 ドライバー』を発売した。 日本では3代目の世界戦略モデルとなる『ST-Z 220』『ST-X 220』シリーズは、コンセプトである「高初速・低スピン性能」に加え、新たに「安定性」を追求したという。 フェース素材は、一般的なチタンよりも強度が高く、インパクトで高反発性能を発揮しやすく、たわみ量が多い「フォージドβ(ベータ)チタン合金」を前作から踏襲して採用。 フェースデザインも、中心部に厚みを持たせて周辺部を薄くし、反発性能を高める設計を受け継いでいる。 安定性を向上させるための前作からの変化は、ソール面に配置されたカーボンの総面積を約40%拡大させたことだ。軽量化により生まれた余剰重量をヘッド後方のバックウェイト(13g)に配分することで、慣性モーメントとスイートスポットの拡大を実現。 また、重心距離(重心とシャフト軸線との距離)を短めに設計し、ヘッドを返しやすい構造に仕上げられているという。 『ST-Z 220ドライバー』 ヘッド後方のウェイトをセンターに配置し、より重心深度を深く、慣性モーメントを拡大することにより、インパクト時のブレを抑え、高い直進性・安定性を追求。 高い直進性を備える低スピン設計で左方向へのミスを避けやすいモデル 『ST-X 220ドライバー」 ヘッド後方のウェイトをヒール側に寄せ、重心距離を短めに設定することにより、よりつかまりやすいドローバイアス設計で右方向へのミスを避けやすいモデル となっている。 また、同社独自の打球音から数十ヘルツ単位でチューニングする設計の「ハーモニックインパクトテクノロジー」を『ST-Z 220 ドライバー』と『ST-X 220 ドライバー』にも採用、快音設計で心地よい弾き感が特徴。 価格は以下の通り。 ■『ST-Z 220ドライバー』 TOUR AD GM D  カーボンシャフト 7万2600円 Diamana MM D  カーボンシャフト 7万2600円Air Speeder FM D  カーボンシャフト 22 MFUSION Dカーボンシャフト 7万2600円 20 PLATINUM MFUSION D カーボンシャフト 7万5900円 ■『ST-X 220ドライバー』 TOUR AD GM D  カーボンシャフト 7万2600円 Diamana MM D  カーボンシャフト 7万2600円Air Speeder FM D  カーボンシャフト 22 MFUSION Dカーボンシャフト 7万2600円 20 PLATINUM MFUSION D カーボンシャフト 7万5900円 ヘッド体積は460cc、長さは45.5インチ。 また「ST-X 220」のみフェアウェイウッドとユーティリティも展開する。
    (公開)2022年04月18日
    ミズノはこのたび、下記の通りの人事異動を発表した。 ◆部長級以上/2022年1月17日付 ・営業統括本部 東北支社支社長 羽場 洲志
    (公開)2022年01月18日
    ミズノは2022年1月1日付より、下記の通りの人事異動の実施を発表した。 ・グローバルアパレルプロダクト本部 本部長           宇野 秀和 ・グローバルアパレルプロダクト本部 スポーツアパレル企画・ソーシング・デザイン部部長       田中 鉄也 ・経理財務部部長      漆谷  謙 ・グローバルデジタル統括部部長兼グローバルデジタル統括DTC推進準備室 室長           板橋 健児 ・ダイアモンドスポーツ事業部 事業部長             斎藤 真一 ・ダイアモンドスポーツ事業部 事業企画販促部部長        長岡 一郎 ・ダイアモンドスポーツ事業部 事業管理室室長          谷口 陽一 ・コンペティションスポーツ事業部 マーケティング部部長    太田 友宏 ・コンペティションスポーツ事業部 ラケットマーケティング室室長 森本 智忠 ・営業統括本部 関東支社支社長 高木  洋 ・営業統括本部 中国支社支社長 岩本祥一郎 ・スポーツ営業本部 副本部長 大森 邦弘 ・スポーツ営業本部 東日本営業部部長 笹野 哲宏 ・スポーツ営業本部 西日本営業部部長 横山 幸司 ・スポーツ営業本部 コンペティションスポーツ営業販促室室長   大西 善之 ・ライフスタイル営業本部本部長兼ライフスタイル営業本部 西日本営業部部長 吉崎 克哉 ・法務室室長        河内 洋樹 ・ミズノテニクス(株)中国事務所所長 浅野 健一 ・セノー(株)社長兼セノー(株)管理本部本部長兼 (株)セノテック社長兼セノーメンテナンスサービス(株)社長            山本 泰広 ・韓国ミズノ社長兼韓国ミズノゴルフ事業本部・スーツ事業本部事部長(海外) 小西 宏昌 ・ミズノベトナム GENERAL DIRECTOR  白根 晃彦
    (公開)2021年12月13日
    ミズノは、グローバル戦略モデル「JPX 921 アイアン」シリーズを、10月9日に全国のミズノゴルフ取扱店で発売する。  「JPX アイアン」シリーズは、国内のみならず海外のツアープロが愛用しているモデルで、2019年には、国内外のプロツアーで数多くの優勝をサポートしてきた経緯がある。 「JPX 921 アイアン」は、ミズノ鍛造アイアン史上最高反発を実現した「JPX 921 FORGED」、「JPX アイアン」シリーズ最高の飛距離性能とボールの捕えやすさを追求した「JPX921 HOT METAL」、PGAツアープロからのフィードバックをベースに設計された「JPX921 TOUR」の3機種をラインナップ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/10/mizuno2.jpg" alt="" width="311" height="282" class="aligncenter size-full wp-image-64172" /> 各モデルの製品特長は次の通り。 ■ 「JPX 921 FORGED」 フェース部に高強度素材『クロムモリブデン鋼(SCM420)』を採用し、さらに薄肉化することで、スイートスポットにおける反発性能が従来モデル(JPX919 FORGED)と比べ向上。 さらに、キャビティ部をソール側から掘削する『マイクロスロット構造』によりフェース部の薄肉エリアを拡げることで、高初速エリアを従来モデル(JPX 919 FORGED)と比べ45%拡大している。 価格:13万2000円~ ■ 「JPX 921 HOT METAL」 フェース部に高強度素材『クロムモリブデン鋼4120M』、ボディ部に溶接部のない『シームレスカップフェース構造』、ソール部周辺に『部分肉厚ソール』を採用。その結果、高初速エリアを従来モデル(JPX 919 HOT METAL)と比べ7%拡大。 価格:9万9000円~ ■「JPX 921 TOUR」 PGAツアープロからのフィードバックをベースに、従来モデル(JPX 919 TOUR)と比べヘッド部の重心距離を短くし、スイートスポットの位置を低く設計することで、ボールの捕えやすさと上がりやすさを追求。 さらに、ショートアイアン(8I-PW)のソール部の幅を狭くすることで、ツアープレーヤーが求めるインパクト後のヘッドの抜けの良さにもこだわった。 価格:12万5400円~ 
    (公開)2020年10月06日
    ミズノは、男性⽤幅広ゴルフシューズ「WIDE STYLE 003 BOA(ワイドスタイル ゼロゼロサン ボア)」、「WIDE STYLE SPIKELESS(ワイド スタイル スパイクレス)」、「WIDE STYLE SPIKELESS BOA(ワイドスタイル スパイクレス ボア」の3モデルの発売を開始した。 「WIDE STYLE」シリーズは⾜の甲が⾼く、⾜幅が広いゴルファー向けのシューズだ。 <h2>「WIDE STYLE」シリーズの特⻑</h2> <strong>4+1E専⽤ソール</strong> ソール部の横幅を広げることにより、ゆったりとした履き⼼地を実現(Fサイズ相当)。また、踵部のホールド性を⾼めたFサイズ相当のラスト(⾜型)を採⽤することで、⾼いフィット感を追求している。 <h2>「WIDE STYLE 003 BOA」の特⻑</h2> ・柔らかく履きやすいアッパー素材『クラリーノソフリナSRR』とシューズの着脱がしやすい『BOARフィットシステム』を採⽤。 ・『4+1E専⽤ソール』を採⽤しながらも、ソール部を同社従来品※1よりも薄底にし、同社従来品と⽐較して約10g軽量化。 <h2>「WIDE STYLE SPIKELESS」の特⻑</h2> ・アウトソール部外側の意匠をT字型にすることによりグリップ性と歩きやすさを追求する『NEWスパイクレスソール』を採⽤。 ・ハトメ部分には、より着脱がしやすくなった『外⽻根デザイン』を採⽤。 <h2>「WIDE STYLE SPIKELESS BOA」の特⻑</h2> ・アウトソール部外側の意匠をT字型にすることによりグリップ性と歩きやすさを追求する『NEWスパイクレスソール』を採⽤。 ・アッパー部に格⼦状の防⽔メッシュを使⽤することで防⽔効果とデザイン性を追求(防⽔1年保証)。 また、⼥性⽤で4Eサイズの「WIDE STYLE 002 BOA Ladies(ワイドスタイル ゼロゼロ⼆ ボアレディース)」、「WIDE STYLE SPIKELESS Ladies(ワイドスタイル スパイクレス レディース)」の2モデルも同時発売。
    (公開)2020年08月29日
    ミズノといえば「養老工場」と「カスタム」がウリの上級者志向、そんなイメージが強い。2017年に『ミズノプロ』を再デビューし、ロゴの一新だけではなく、カスタム専用モデルを掲げて流通の絞り込みも行った。現状、ゴルフ5などを中心に約350店舗、手堅い舵取りで利益体質への転換を図ってきた。 ところが、今春新たな一歩を踏み出す。米国の開発チームが手掛けた世界展開のドライバー『ST200』と『ST200X』(6万5000円~)を3月20日、国内市場に投じた。欧米をはじめ東南アジア、豪州等で一斉発売するなど一気呵成の様相だ。 ちなみに『ST』はスピードテクノロジーの略称で、2018年に発売した『ST180』から数えて3代目となる。この決断についてグローバルプロダクト部の大野貴夫氏がこう話す。 「国内発売に踏み切るのは、ブルックス・ケプカ選手の活躍がありました。契約外でメジャー4勝のインパクトは予想以上に大きく、同プロが使用する『JPX919』アイアンを限定でテスト販売したところ、すぐに完売したのです。 そうした機運もあって、USPGAツアー発をキーワードにウッドにも派生させようと。それが今回の『ST』ドライバー。『吊るし商材』として販売するので『ミズノプロ』との差別化も図れるでしょう」 主な製品特徴は、かつて一世を風靡した『300S』に採用したβチタンをフェース使用、反発係数も規制値ギリギリに設定し、カーボンクラウンによる低スピンと高慣性モーメントも実現した。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/e4a0d5d038c9c27ee659f61499bb3f3a.jpg" alt="" width="788" height="562" class="aligncenter size-full wp-image-62486" /> <h2><strong>飛び系のケプカ・アイアン</strong><strong>『JPX200</strong><strong>X</strong><strong>』も投入</strong></h2> &nbsp; お家芸のアイアンもぬかりなく、飛び系の『ケプカ・アイアン』を投入する。『JPX200X』(4本組、8万8000円~)がそれで、先出の大野貴夫氏が名指しで言う。 「ライバルは『インプレスUD+2』と『ゼクシオクロス』です。7番でロフト26度、37・25インチは他社よりも0・75インチ短く、反発性能を高めるためフェースにクロモリブデン鋼を採用、打音&打感も追及しました。飛び系ですがシャープな形状にこだわっています」 果たし状を『ゼクシオ』と『インプレス』に叩きつけた。 このタイミングで3月11日、ミズノUSA社長の佐野治氏がゴルフ事業部長へ就任し若返りを図ってもいる。アメリカの風をそのままゴルフ事業に吹き込み勢いをつける。 これにより前任の服部健策氏は直営のゴルフスタジオ事業へ帰任するが、背景にはソフト&ハードの充実を図る狙いもありそうだ。同施設は主要都市を中心に7店舗(東京1、大坂3、名古屋2、福岡1店舗)を展開しており、 「ジム感覚の練習やレッスン、クラブフィッティングもできる施設です。都市部では働き方改革の影響で昼間のサラリーマン需要がある一方、郊外の箕面店(大阪)は高級住宅街とあり好調です。今後は百貨店やモールなど、需要が見込める場所に出店し、物販とソフトの両面で成長戦略を描いていきたい」(服部氏) ケプカ景気に沸く一方、新事業部長の就任と米国流の商品展開で新境地を開き、併せてソフトビジネスにも注力する。近年、比較的おとなしい展開を見せていたミズノだが、国産ブランド復権を目指しアクセルを踏む。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/dce13c671119f70cca-1.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62485" /> <h2>ST200、ST200X、JPX200Xの製品特長</h2> ミズノがこのほど投入したグローバル戦略モデル『ST200X』『ST200』ドライバーと『JPX200X』アイアンは、飛びの3要素(ボール初速、スピン量、打ち出し角度)を徹底追求している。 まずはドライバーから説明しよう。かつて一世を風靡した『300S』に採用したβチタンをフェース使用、反発係数も規制値ギリギリに設定し、カーボンクラウンによる低スピンと高慣性モーメントも実現した。 アマチュア向けの『ST200X』には軽量でオフセンターヒットに強いオリジナルシャフト「MFUSION D」を標準装着。また、『ST200X』からFWとUTも同時発売。以下製品特長を列記する。 <strong>■「ST200」「ST200X」ドライバーの特長</strong> ・打球部に反発性の高い素材の「βチタン合金(2041Ti)」を採用することにより、高い反発性能を発揮。 ・クラウン部(ヘッド上部)をカーボンにすることにより高弾道・低スピンの弾道を生み出す。 ・ヘッドのヒール部(ヘッド下部)にウエイトビスを入れることにより、ヘッドが返しやすくなり、安定した方向性を発揮。 ・軽さと暴れにくさを追求したカーボンシャフト「MFUSION(エムフュージョン)」を採用し、安定感のあるスイングを可能にする(ST200X)。 一方、アイアンの『JPX200X』(4本組、8万8000円~)は、日本のトレンドに合わせた軽量・長尺・ストロングロフトの飛び系アイアンだ。 <strong>■「JPX200X」アイアンの特長</strong> ・ヘッドのロフト角度を7番アイアンで26度とストロングロフトに設計 ・フェース素材にクロムモリブデン鋼を採用し、さらにフェース部裏側の打球部周辺部を薄肉化することにより高い反発性能を実現。 ・構えた時にヘッドの後ろ側が見えないすっきりとした形状。
    (公開)2020年05月23日
    ミズノは、飛びの3要素(ボール初速、スピン量、打ち出し角度)を徹底追求したグローバル戦略モデルの『ST200X』、『ST200』ドライバーと『JPX200X』アイアンを3⽉20⽇発売する。 <h2>『ST200X』『ST200』</h2> まずはドライバーから説明しよう。『ST』はスピードテクノロジーの略称で、2018年に発売した『ST180』から数えて3代目となる。 かつて一世を風靡した『300S』に採用したβチタンをフェース使用、反発係数も規制値ギリギリに設定し、カーボンクラウンによる低スピンと高慣性モーメントも実現したとか。 アマチュア向けの『ST200X』には軽量でオフセンターヒットに強いオリジナルシャフト「MFUSION D」を標準装着する。また『ST200X』からフェアウェイウッドとユーティリティも同時発売。以下製品特長を列記する。 <strong>『ST200X』『ST200』特長</strong> <ul> <li>打球部に反発性の高い素材の「βチタン合金(2041Ti)」を採用することにより、高い反発性能を発揮。</li> <li>クラウン部(ヘッド上部)をカーボンにすることにより高弾道・低スピンの弾道を生み出す。</li> <li>ヘッドのヒール部(ヘッド下部)にウエイトビスを入れることにより、ヘッドが返しやすくなり、安定した方向性を発揮。</li> <li>軽さと暴れにくさを追求したカーボンシャフト「MFUSION(エムフュージョン)」を採用し、安定感のあるスイングを可能にする(ST200X)。</li> </ul> <h2>『ST200X』</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/mizuno-jpx.jpg" alt="ミズノ 世界戦略モデル『ST200X』『ST200』ドライバー、『JPX200X』アイアン" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61314" /> また『ST200X』からフェアウェイウッドとユーティリティも同時に発売。 お家芸のアイアンもぬかりなく、飛び系の『ケプカ・アイアン』を投入する。『JPX200X』(4本組、8万8000円~)がそれで、日本のトレンドに合わせた軽量・長尺・ストロングロフトの飛び系アイアンだ。グローバルプロダクト部の大野貴夫氏が次のように話す。 「7番でロフト26度、37.25インチは他社よりも0.75インチ短く、反発性能を高めるためフェースにクロモリブデン鋼を採用、打音&打感も追及しました。飛び系ですがシャープな形状にこだわっています」 <strong>『ST200X』特長</strong> <ul> <li>ヘッドのロフト角度を7番アイアンで26度とストロングロフトに設計</li> <li>フェース素材にクロムモリブデン鋼を採用し、さらにフェース部裏側の打球部周辺部を薄肉化することにより高い反発性能を実現。</li> <li>構えた時にヘッドの後ろ側が見えないすっきりとした形状。</li> </ul> 問い合わせ先:ミズノお客様相談センター TEL 0120-320-799
    (公開)2020年03月09日
    ミズノは昨年のプロテストに合格し、2020年シーズンからJLPGAツアーに本格参戦する西郷真央と複数年契約を締結。都内で発表会を開催した。 西郷は、ミズノゴルフアカデミー出身で、2019年「日本女子アマチュアゴルフ選手権」で優勝。同年のプロテストに一発合格し、最年少の現役高校生プロゴルファーが誕生したのは記憶に新しいところ。また、2020年シーズンのツアー出場資格を決定するクオリファイングトーナメントでも10位に入り、2020年JLPGAツアー前半戦の出場権を確実なものとしている。 西郷が使用するのは3月20日発売の『ST200X』ドライバーを筆頭にウエッジまでオールミズノ。同社のロゴ入りキャップ、キャディバッグも使用するという。ミズノとの契約経緯については、 「ゴルフを始めたのは5歳の時で、父親に練習場へ連れて行ってもらったのがきっかけです。その父が愛用していたのが『ミズノプロ』で、私が初めて手にしたクラブもミズノでした。幼少の頃から、キャディバッグのロゴがカッコイイと思っていて、今回契約してもらえて本当にありがたいと思っています」 と説明。 続けて、ミズノのクラブへの印象について問われると、 「顔の形が好きで、打感もいい。私に合うクラブも選んでくれますし…」 と前置きして、 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/mizuno2.jpg" alt="西郷真央プロ" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-61058" /> 「『ST200X』ドライバーは、ヘッドが大きくて安心感がありますし、手に伝わってくる打感がやわらかいですね。『ミズノプロ719』アイアンは、昨年から使っていますが、自信を持ってピンを狙っていけます」――。 <h2>ミズノゴルフアカデミー出身の西郷</h2> 先述でも少し触れたが、西郷は小学校6年生から中学3年までミズノゴルフアカデミーに在籍していた。ミズノでは、「出テコイ!!NEXT HERO」への育成アカデミーとしてジュニアプログラムに沿った従来のゴルフスクールでの指導から、より実施レベルや目的に応じた技術面・メンタル・フィジカル面でのスキルアップ向上に努めている。面接や検定を行った上で入学するジュニア研修生(中級者程度以上)制度があり、立派な大人になるためのアカデミーを目指したものだ。同社の加藤昌治専務は、 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/mizuno3.jpg" alt="ミズノ加藤昌治専務" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-61059" /> 「まだ18歳――。これから心技体を鍛えながらチャレンジしてほしい。ミズノはマニアックなクラブで知られていますが(笑)、西郷プロの若々しさと可憐さで、シニアや女性ゴルファーへ新風を吹き込みたい」 と期待を寄せる。 <h2>西郷真央の契約発表会をショート動画で</h2> 西郷真央との用具契約発表会のもようをショート動画で紹介。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/XCzK39J-HUQ?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2020年02月17日
    ミズノはこのたび、下記の通り組織の一部変更と人事異動を発表した。 《組織の一部変更》 1.研究開発部を部門名改称し「グローバル研究開発部」にする。 2.コーポレートコミュニケーション部を部門名改称し「ブランドマーケティング部」にする。 3.メーカーとしてダイレクト販売の拡大強化をスピードアップするために、国内営業にDTC推進準備室を新設する。 《人事異動(部長級以上/2020年3月11日付)》 ・執行役員兼ゴルフ事業部 事業部長兼ミズノUSA PRESIDENT兼カナダミズノCHAIRMAN      佐野  治 ・ライフ&ヘルス事業部 事業部長兼ライフ&ヘルス事業部 事業企画部 部長兼ライフ&ヘルス事業部 事業管理部 部長  村上 喜弘 ・ブランドマーケティング部 部長 金子 直子 ・DTC推進準備室 室長 石井  洋
    (公開)2020年02月13日
    ミズノこのたび、下記の通り組織の新設と人事異動を発表した。 (部長級以上/2020年1月1日付) ・研究開発部 部長 能勢 孝行 ・グローバルイクイップメントプロダクト部 部長<br /> 寺下 正記 ・グローバルアパレルプロダクト本部 本部長 兼グローバルアパレルプロダクト本部スポーツアパレル企画・ソーシング部 部長 宇野 秀和 ・グローバルアパレルプロダクト本部アパレル生産・開発部 部長 高尾 彰人 ・グローバルアパレルプロダクト本部ライフ&ヘルスアパレル企画・ソーシング部 部長 中田 道生 ・グローバルフットウエアプロダクト本部ソーシング・生産品質管理部 部長 兼香港ミズノPRESIDENT<br /> 村山 壮 ・情報システム部 部長 高野 剛志 ・スポーツ営業本部 副本部長兼スポーツ営業本部西日本営業部 部長 兼スポーツ営業本部外商部 部長<br /> 大森 邦弘 ・EMEAミズノ GENARAL MANAGER<br /> 岡本 充博 ・オーストラリアミズノ MANAGING DIRECTOR 斎藤 靖彦 ・ベトナムミズノ GENERAL DIRECTOR<br /> 川﨑 貞治
    (公開)2019年12月02日
    ミズノは2月22日、カスタム専用クラブ『Mizuno Pro MODEL-E/S』を全国のミズノゴルフカスタムフィッティングショップ約350店舗で発売した。 今回の『Mizuno Pro MODEL-E』は飛距離と、投影面積の大きなヘッドでありながら返しやすさを追求したドライバーだ。 Mizuno Pro概要 高反発素材「βチタン合金」をフェースに、そしてボールを飛ばすためのヘッド設計を採用して同社史上最高反発を実現した。また、重心距離を短くしたヘッド設計を採用することで、スイング時のスムーズなヘッドターンを可能したドライバーだ。 一方の『Mizuno Pro MODEL-S』は、弾道コントロールを求める上級者モデルで『Mizuno Pro MODEL-E』と比べてヘッドサイズが小さめで丸みのあるフェースを採用している。 今回の『Mizuno Pro MODEL-E/S』の開発は、「『飛び』を高く評価された『MPドライバー』の飛距離性能はミズノの限界か?」という自問自答からスタートした。 その限界を超えるために採用したのが、先の「βチタン合金」と同社独自のヘッド構造だ。それでは共通となる構造、テクノロジーを紹介する。 <h2>日本のゴルファー向けのやさしさ Square Strike Design(スクエアストライクデザイン)</h2> 一般的に投影面積の大きなドライバーの場合、重心距離が長いため、インパクト時にヘッドが返りにくく、プッシュアウトやスライスの原因になっている。 そのため、『Mizuno Pro MODEL-E』は日本のゴルファーを意識したドライバーで、その「やさしさ」をヘッドの「返しやすさ」と定義。 安心感のある大きな投影面積ながらも、重心距離を短めに設定することにより、スムーズなヘッドターンを可能にしており、スクエアなインパクトで安定した方向性を発揮している。 それが「スクエアストライクデザイン」で、日本のゴルファーを意識したミズノらしいドライバーといえるだろう。 <h2>ミズノ史上最高反発を達成 「βチタン」「鍛造コアテックフェースデザイン」</h2> これまで同社最高の飛びと評された『MPドライバー』を超えるために採用されたのが、「βチタン合金」。 「βチタン合金」はドライバーの高反発規制以前に多用されていた素材。規制後は反発係数が適合内に収まりづらいことから、多くのメーカーが採用を見送ってきた。 今回、ミズノが採用したのは過去の飛距離実績を超えるためだ。その高反発素材をルール適合内に収めた構造が「鍛造コアテックフェースデザイン」。 過去、「βチタン合金」を採用したのは『Mizuno Pro 300S』など。当時は、ルール制限前で均一な肉厚だった。しかし、今回はミズノ独自の鍛造コアテックフェースデザインを採用。 ルール内での反発性能を限界まで高めるために、フェース部の強度を保ちながら、フェース中心部に厚みを持たせ質量を付加。フェース周囲部を薄くすることにより、フェースのたわみを増幅させている。 <h2>たわみ量を増幅させる ウエーブテクノロジーソール</h2> ヘッド全体を撓ませることにも余念がない。それがソールに配された波型構造の「ウエーブテクノロジーソール」。そのソール部は従来品の波型形状デザインからさらに2mm深くしてフェースのたわみ量を約5%向上。 進化したウエーブテクノロジーソールでボール初速を高め飛距離増大に寄与している。 <h2>ターゲットに合わせた シャローバックとハイバック</h2> それに加えて『Mizuno Pro MODEL-E』は、ボールが上がりやすいイメージを与えてくれるシャローバック形状を採用。 さらに、フェース部をヒール側に寄せてクラウン部のヒール側にややボリュームを持たせることで、ボールのつかまりやすいイメージを与えている。 一方で『Mizuno Pro MODEL-S』は、同社が<strong>こだわり</strong>を貫いたシグネチャーモデルとして、こだわりの<strong>叩ける</strong>ハイバック形状を採用。 地面と平行にヘッドを押し出せるイメージを形状に落とし込んでいる。また、丸みのあるフェース、弾道を操作しやすいイメージの形状も『Mizuno Pro MODEL-S』の特長といえるだろう。
    (公開)2019年04月26日
    ミズノはこのたび、下記の通りの組織変更と、部長級以上の人事異動を発表した。 ◆組織の一部変更(2019年4月1日付) 1.グローバルアパレルプロダクト本部をスポーツアパレル企画生産部、ライフ&amp;ヘルスアパレル企画生産部、アパレル開発部の3部編成に変更する。 2.ライフスタイルスポーツ事業部を再編し、ライフ&amp;ヘルス事業部及びワークビジネス事業部を新設する。 3.国内営業全体を管轄する営業統括本部を設置し、支社、営業企画部、営業推進部、カスタマーセンターを配置する。 4.国内営業をスポーツ営業本部とライフスタイル営業本部の2本部制にする。 ◆人事異動(部長級以上/2019年4月1日付) ・グローバルアパレルプロダクト本部 スポーツアパレル企画生産部 部長 高尾 彰人 ・グローバルアパレルプロダクト本部 アパレル開発部 部長兼ライフ&amp;ヘルスアパレル企画生産部 部長 中田 道生 ・ダイアモンドスポーツ事業部 事業部長兼事業管理部 部長 斎藤 真一 ・ダイアモンドスポーツ事業部 事業企画販促部 部長 長瀬 良幸 ・コンペティションスポーツ事業部 事業部長兼事業管理部 部長 藤江 弘一 ・コンペティションスポーツ事業部 第1事業企画販促部 部長 藁澤 智之 ・コンペティションスポーツ事業部 第2事業企画販促部 部長 鳴尾幸治郎 ・ライフ&amp;ヘルス事業部 事業部長兼事業管理部 部長 村上 喜弘 ・ライフ&amp;ヘルス事業部 事業企画部 部長 薬師寺洋彰 ・ワークビジネス事業部 事業部長 兼事業管理部 部長 石田 雅司 ・ワークビジネス事業部 事業企画部 部長 中島 雅利 ・営業統括本部 副本部長兼営業企画部 部長兼カスタマーセンター 部長 原  琢平 ・営業統括本部 営業推進部 部長 大幸 博司 ・営業統括本部 北海道支社 支社長 吉田  真 ・営業統括本部 東北支社 支社長 赤間 靖浩 ・営業統括本部 関東支社 支社長 高橋  誠 ・営業統括本部 首都圏支社 支社長 藤原 一俊 ・営業統括本部 中部支社 支社長 池田 宜隆 ・営業統括本部 関西支社 支社長 濱田 天聖 ・営業統括本部 中国支社 支社長 高木  洋 ・営業統括本部 四国支社 支社長 佐々木義典 ・営業統括本部 九州支社 支社長 森本  剛 ・スポーツ営業本部 本部長兼外商部 部長 中島 隆雄 ・スポーツ営業本部 副本部長兼西日本営業部 部長 大森 邦弘 ・スポーツ営業本部 東日本営業部 部長 横山 幸司 ・スポーツ営業本部 中日本営業部 部長 辻村 信勇 ・ライフスタイル営業本部 本部長 吉崎 克哉 ・ライフスタイル営業本部 東日本営業部 部長 後藤 俊博 ・ライフスタイル営業本部 西日本営業部 部長 井上 直城 ・ライフスタイル営業本部 法人営業部 部長 岡本  健
    (公開)2019年03月11日
    2月22日にミズノから発売されるドライバー『ミズノプロ モデルE』と『ミズノプロ モデルS』。同シリーズのFW、UTも各1機種ずつ発売される。 このシリーズは、一昨年9月に発売した『ミズノプロ』のアイアンに連なるアイテムで、ミズノゴルフカスタムフィッティングショップでのカスタムフィッティング専用モデル。 ミズノ製鍛造アイアンをはじめとするミズノファンが待ちわびたドライバーからUTまでが発売され、それによってドライバーからウエッジまで、フルラインアップが完成したことになる。 『ミズノプロ モデルE』『モデルS』はどんなクラブ? <img class="alignnone size-full wp-image-53300" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/pro2.jpg" alt="ミズノプロ" width="788" height="525"> 『ミズノプロ モデルE』はシャローフェースの450cm3。飛距離性能と操作性を追求したモデル。『ミズノプロ モデルS』は弾道コントロールを求める上級者モデル。形状もディープフェースの435cm3。キーワードは「禁断」「日本のゴルファー向け」というもので、ミズノ史上最高反発と謳っている。 一体、どのようなクラブなのか? ミズノゴルフ事業部の竹生一貴氏に詳しく説明してもらった。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/rEo9OcsWoZE" allowfullscreen="allowfullscreen" width="788" height="433" frameborder="0"></iframe> <h2>GEW吉村が『ミズノプロ モデルE』ドライバーを打ってみた!</h2> 実際試打してみると、構えた時に安心できるボリューム感と打った時の強烈な弾き感の強さが印象的。また、無理なフェースローテンションを行わなくても、ヘッドが自然にターンしてボールが捉まる印象。HS42m/sで250ヤードは、飛ぶドライバーだ。竹生氏に解説してもらった。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/GaxGHz9mI7w" allowfullscreen="allowfullscreen" width="788" height="433" frameborder="0"></iframe> <h2>コンパクトな『ミズノプロ モデルS』はミズノの得意な分野</h2> 次にヘッドサイズ435cm3の『ミズノプロ モデルS』を試打。個人的には小ぶりなヘッドが好みだが、流石に上級者向けというだけあって、『モデルE』のようなオートマチックな印象はない。とはいえ、少し頑張れば十分アベレージゴルファーでも使用できるモデル。ちなみにHS41.8m/sでも245ヤード。ヘッドの特性も含め、竹生氏に解説してもらった。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/qtg1CpGjOIo" allowfullscreen="allowfullscreen" width="788" height="433" frameborder="0"></iframe> <h2>『ミズノプロ モデルE』と『モデルS』は、やさしくて飛ぶ</h2> 両モデルとも、やさしく、そして飛距離性能が高いという印象。ターゲット層も幅広いゴルファーに対応するモデルで、ミズノファンでなくても一度試して貰いたい。 <h3>Mizuno Pro MODEL-Eドライバー</h3> <img class="size-full wp-image-53326" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/MODEL-E2.jpg" alt="ミズノプロ" width="788" height="525"> ミズノプロ モデルE <ul> <li>発売日:2019年2月22 日</li> <li>価格:1本6万円+税から</li> <li>素材:本体/α-βチタン合金(Ti811) 精密鋳造</li> <li>フェース部/β系チタン合金(2041Ti) 鍛造</li> <li>ウェイト部/ステンレチール(SUS304)、アルミニウム合金 (AL6061)</li> <li>仕上げ:ブラックIP・ミラー&ショット</li> <li>原産国 :日本</li> </ul> <h3>Mizuno Pro MODEL-Sドライバー</h3> <img class="size-full wp-image-53308" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/mziunopro-s.jpg" alt="ミズノプロ" width="788" height="525"> ミズノプロ モデルS <ul> <li>発売日:2019年2月22 日</li> <li>価格:1本6万円+税から</li> <li>素材:本体/α-βチタン合金(Ti811) 精密鋳造</li> <li>フェース部/β系チタン合金(2041Ti) 鍛造</li> <li>ウェイト部/ステンレチール(SUS304)、アルミニウム合金 (AL6061)</li> <li>仕上げ:ブラックIP・ミラー&ショット</li> <li>原産国 :日本</li> </ul>
    (公開)2019年01月28日
    「おぉぉぉー、高い弾道が。絶対飛んでる」--。 そう太鼓判を押したのが、ミズノ契約プロの原英莉花。同社が2月に発売する『ミズノプロ モデルE』『ミズノプロ モデルS』をはじめて試打した第一声がそれだ。 同社は昨年発売した「ミズノプロ」シリーズのアイアン等に加え、ドライバー2機種、FW1機種、UT1機種を発売するが、プロが認める飛距離性能には「禁断」の秘密があるという。 <h2>禁断の素材「βチタン」</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-52002" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/mizunopro-modelse2jpg.jpg" alt="ミズノプロ モデルES" width="788" height="525"> 発売日は2月22日。今回の『ミズノプロ モデルE』と『ミズノプロ モデルS』には、過去フェース素材に高反発ドライバーに使用されたβ系チタン「2041Ti」という素材がが採用されている。 β系チタンはドライバーの高反発規制が施行される2008年より前にドライバーに多く採用された素材で、高反発規制後はクラブメーカーが敬遠してきた素材のようだ。 まさしく「禁断」の素材というわけで、今回の「2041Ti」をフェースに使うと撓み力がアップするためフェース裏側の構造でルール内の数値に抑えて、ソールに設計された溝のフェースに一番近い部分を2㍉深くすることで、必要以上のフェースの撓みを抑えてボディがフェースを撓ませる構造にデザインしている。 その結果、契約プロの武藤俊憲は『モデルE』でキャリーが+3.9ヤード、小鯛竜也は+8.6ヤード、原英莉花は+9.8ヤードと軒並みキャリーを伸ばしている。 <h2>こだわった日本人向け設計の『ミズノプロ モデルE』</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-52007" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/mizunoproe.jpg" alt="モデルE" width="788" height="525"> 体積450cm3の『ミズノプロ モデルE』は、構えた時に見えるクラウンの大きさである投影面積を安心感のあるサイズに維持しながら、重心距離を短めに設定することにより、スムーズなヘッドターンを可能に。スクエアなインパクトで安定した方向性を発揮するドライバー。 一般的に投影面積の大きなドライバーの場合、重心距離が長いため、インパクト時にヘッドが返りにくく、プッシュアウトやスライスの原因になっていた。それを日本人向けの無理なくスクエアなインパクトを迎えられるように設計している。 重心距離は36㍉と、ほかのメーカーと比べても小さい数値でヘッドが返りやすいのが特長なのだ。 <h2>シグネチャーモデルの『ミズノプロ モデルS』</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-52030" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/mziunopro-s.jpg" alt="ミズノプロ モデルS" width="788" height="525"> もうひとつ発売されるのが『ミズノプロ モデルS』。体積430cm3と小ぶりで、こだわりの叩けるハイバック形状。それに加え、操作しやすい丸みのあるフェース、弾道をコントロールしやすいイメージをデザインしている。 この『ミズノプロ モデルS』の「S」はシグネチャーモデルの「S」。シグネチャーモデルとは1999年発売でミズノの歴史の中で伝説となっている『ミズノプロ 300S』だ。 その『ミズノプロ 300S』を超えるのが、今回の『ミズノプロ モデルS』。先の「禁断」の素材であるβチタンをフェースに採用したのも、この『ミズノプロ 300S』を超えるためでもある。 <h2>LPGA新人戦で優勝した原英莉花は、新ドライバーで平均飛距離1位を目指す</h2> <img class="alignnone size-full wp-image-52048" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/mizunokeiyrakupuro.jpg" alt="ミズノ契約プロ" width="788" height="525"> 既に実際の試合で使用した原英莉花は、 「ミスヒットしても、ギャラリーからはナイスショット!と声がかかります。ミスショットにも強いです」--。 手嶋多一プロは、 「やばい、飛んでる!」 小鯛竜也プロは、 「飛ぶ!」 と、契約プロのそれぞれが好感触。 手嶋プロは、 「球が出るスピード、初速にはビックリしました。来期はこれで、レギュラーツアーとシニアツアーを戦います」--。 尚、下の動画は記者発表の模様を収録した。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/o0sp0Rh7NiA?rel=0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" width="788" height="433" frameborder="0"></iframe>
    (公開)2018年12月21日
    <h2>7万7000件のデータから生まれた『319』と『719』</h2> ミズノは9月7日、『ミズノプロ319』と『ミズノプロ719』を発売する。「ミズノプロ」といえば昨年9月に誕生したカスタム専用のシリーズで、全国約350店舗のミズノゴルフカスタムフィッティングショップにて、フィッティングを介して販売されるシリーズだ。 昨年9月に新たなフィッティングツール「シャフトオプティマイザー3D」を同店舗に導入して、3球の試打だけでドライバーからウエッジまで最適なクラブを導き出してくれる「ミズノ パフォーマンス フィッティング システム(MPFS)」を活用。短時間で正確なフィッティングを提供している。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/3D.jpg" alt="ミズノプロに『319』と『719』が追加! 全6タイプからの選び方" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-47685" /> そのMPFSはシャフトオプティマイザー3D」と専用アプリがインストールされたタブレットがBluetoothで接続されており、3球の試打でゴルファー個々の「スイングDNA」9項目が瞬時にデータ化されてタブレット上に表示。 そのデータは、昨年9月の発売直前の8月から収集され、今年5月末までに7万7000件のフィッティングデータを得ている。そのデータから既存の『118』『518』『918』『Ti18』でカバーできない傾向のゴルファーに向けて開発されたのが『319』と『719』ということになる。 <h2>『118』『519』『918』『Ti18』と『319』『719』は何が違うのか?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/118518918.jpg" alt="ミズノプロに『319』と『719』が追加! 全6タイプからの選び方" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-47687" /> 「ミズノプロ」は端的にいえば、「MP」シリーズのアイアンと考えれば分かりやすい。「ザ・マッスルバック」の『118』、バックフェースにチタンを圧入した『MP59』の後継モデル『519』、大型ヘッドで軟鉄鍛造ボックスキャビティの『918』、そしてチタンフェースの『Ti18』が、これまでのラインアップだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/IMG_1373.jpg" alt="ミズノプロに『319』と『719』が追加! 全6タイプからの選び方" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-47689" /> それに加えて、『319』は打感を進化させたハーフキャビティアイアンというポジション。重心距離を少し長めに設計してかつ『118』と同じストレートネックながら、『118』と比較して捉まりやすさを抑えたモデルといえるだろう。一方の『719』はミズノ軟鉄鍛造史上最高反発のアイアンと謳っている。 バックフェースの中央からキャビティ部を削るのではなく、ソール側から堀削することで打球部裏側を薄肉化。5番アイアンの反発性能は『918』の0.802に対して、『719』は0.816までアップ。また、『518』『918』よりも重心距離が長い設計で、『319』同様に捉まりすぎを抑えている。 そこで、まずはゴルフ事業部の竹生一貴氏に『319』と『719』を解説いただいた。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/YQEtF733Ut8?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <h2>試打データで見る『118』と『518』の間にある『319』とは?</h2> ということで、今回もGEW吉村が「ミズノプロ」5機種をGEW吉村が打ち比べ。まずは『118』と『319』と『519』は試打データから何が分かるのか? <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/RTF9OWD4eGw?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <h2>試打データでみる『518』と『918』の間にある『719』とは?</h2> GEW吉村にとって『918』は打ちづらい。それも試打データに表れていた。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/y4ibSGQU02g?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <h2>フィッティングすれば分かる「ミズノプロ」シリーズの選び方</h2> とはいえ、選び方が分からないというゴルファーは多い。分からないなら、やはりフィッティングだ。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/NJIgWSmWIIQ?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> 尚、最後の動画は7月17日に開催されたメディア試打会の様子を掲載。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/DOXstvpfN6Q?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2018年08月02日
    2000年からフィッティングサービスをスタートしているミズノ。No.1フィッティングメーカーを目指している同社は昨年9月、「ミズノプロ」シリーズのアイアンを発売。 それに伴い、新たに「ミズノ パフォーマンスフィッティング(MPF)システム」が構築され、新開発のフィッティングツール「シャフトオプティマイザー3D」を導入して、短時間で正確なフィッティングを提供している。 3球打てば分かるミズノのフィッティングで弾道は変わるのか? 試してみた。 <h2>シャフトオプティマイザー3Dとは?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/2IMG_1282.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42941" /> まず、フィッティングで使用される「シャフトオプティマイザー3D」を説明しよう。 ヘッドのついたクラブにセイコーエプソン社のスイングセンサー「Mトレーサー」が搭載されたミズノ専用のフィッティングツールで、ヘッドピート、スイングテンポ、トゥダウン量、前ぞり角、しなり係数、インパクトライ角、シャフトリーン角、アタック角、フェーストゥパス角の9項目が一振りで計測される。 その計測結果がアプリと即時に連動されて、ミズノが提唱するゴルファー個々が持つというスイングDNAが導き出される。まずはシャフトの適正が分かってくるというわけだ。 <h2>アイアンでボールが左に引っ掛かる</h2> 今回フィッティングを担当してくれたのが、上原剛クラブチーフフィッター。まずは「シャフトオプティマイザー3D」で3球の試打を行う。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/6IMG_1123.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42947" /> 悩みはアイアンでの左の引っかかり。フィッティングすることで、左の引っかかりは修正できるのか? そして、その結果は? 「まず、7番の平均のヘッドスピードが34.2m/sで、平均より少し速いと思われます。それで、それぞれ9項目が数値で表示されます」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/3IMG_3988.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42943" /> 「『シャフトオプティマイザー3D」で分かる事のひとつ目がスイングテンポですね。スイング中のトップでのシャフトのたわみ量を表しています。数位置的には4で、たわみ量は少し少ない。ややゆっくり目のスイングテンポということが分かります。次に、スイングテンポに良いとか悪いというのはなく、スイングテンポがゆっくりのゴルファーは、比較的柔らかく軽量のシャフトが打ちやすい傾向にあります」 「2つ目はトゥダウン方向のインパクト時のしなり量です。数値は3で、平均よりも少し少なめです。手元側があまり硬いシャフトではない方が、合う可能性を示していますね」 ここでひとつ分かることは、筆者の場合、先調子より手元調子がよりスイングにマッチしていることが分かる。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/4IMG_3989.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42945" /> 「3つ目は前ぞり角です。インパクト時のシャフトの飛球線方向への反る角度です。ボールの打ち出し方向に影響がある数値です。数値は6(平均値は3)で、球が上がりやすい傾向にありますので、ボールを拾い上げるような先調子のシャフトは必要ないですね」 「4つ目はスイング中のシャフトのしなり度合いで、平均値の4でした。これが少ない方はタメを作るゴルファーで、数値が大きいとリリースが速いゴルファーということが分かります」 <h2>その結果、推奨されるシャフトは?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/5IMG_1168.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42946" /> 試打結果はアプリに即時に反映されて、推奨シャフトは⑪ダイナミックゴールド105R300、②モーダス3TOUR105R、③ダイナミックゴールド105S200、④KBS C-TAPER Rとなった。 また、先の4項目以外の5項目から、推奨ヘッドは①ヘッドサイズは少し大きめ、②ネックタイプはストレート、③形状はディープキャビティ、④ライアックは1~2度アップライトということに。②→④→①→③の順番で、ヘッドは『ヘッドは『ミズノプロ518』を選択して再度3球ずつ試打。 <h2>一目瞭然のミート率</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/dd47913d6ca3fc8c92ff106ce9f5bbd2.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42949" /> ショットマーカーをアイアンのフェースに貼って、各シャフトで3球ずつ試打。その結果は一目瞭然で、シャフトは③のダイナミックゴールド105S200に決定! <h2>時間短縮のミズノパフォーマンスフィッティングシステム</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/8IMG_1215.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42950" /> このミズノパフォーマンスフィッティングシステム(MPF)の凄いところは、3球試打でドライバーからウエッジまでの最適仕様が分かることだ。ドライバーフィッティングやウエッジフィッティングでも3球の試打で推奨スペックが導き出される。 今回フィッティングを担当してくれた上原氏によれば、 「ミズノがこれまでフィッティングを行った3万人のビッグデータの解析で、クラブ長が1インチ長くなれば、ヘッドスピードが1m/s増加することが実証されています。仮にドライバーの推奨クラブ長が42.25インチだとして、アイアンのHSが34.2m/sで長さ36.25インチと決まれば、ドライバーとアイアンの長さの差は9インチ。1インチ1m/sなので、ドライバーの推定HSは43.2m.sと想定できます」 現在、このMPFは約350店舗のミズノカスタムフィッティングショップでサービスが提供されており、この度4月に発売される「ミズノプロ Ti18」も、その推奨データに加味されることになる。 <iframe width="788" height="525" src="https://www.youtube.com/embed/W4VgfV8D7qY?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> 動画は今回のフィッティングの様子を収録した。 問い合わせはミズノへ、0120-320-799。
    (公開)2018年03月20日
    ミズノが3月16日に発売する新ブランド『GX』。ドライバー、FW、UT、アイアンそれぞれ1機種ずつがラインアップする。 このシリーズは、昨年9月に発売した『ミズノプロ』によるミズノ製品販売網再編で今後発売予定のない『JPX』のシリーズにとって変わるシリーズになる。 さらに、フィッティングを通じて販売する『ミズノプロ』に対して、一方でフィッティングは敷居が高くて簡単にクラブを購入したいというゴルファー層をターゲットに据えたのが『GX』となるという。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/mizunophoto2.jpg" alt="ミズノ GXシリーズ" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-39715" /> <h2>MPシリーズとの違い</h2> 『MP』シリーズのドライバーと違うところはロフト角調整機能「クイックスイッチ」が搭載されていないこと。 そして、ソールの2ヵ所にウエイトを配置して低スピン化とヘッドの慣性モーメント化を高めているところだろう。その結果として、『MPタイプ2』と比べて、反発係数が0.8以上の高初速エリアが17%拡大しているという。 もうひとつの特長がシャフトだろう。同社のカーボン事業では現在、トヨタの電気自動車「MIRAI」用高圧水素タンクやカシオ計算機の「G-SHOCK」時計バンドなどのカーボン部材に採用されている。 そのカーボン事業は、2014年7月には国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として採用され、その成果として「カーボンナンボチューブと炭素繊維の複合化を実現」している。 この技術を使って、軽量でありながら暴れない「MFUSION(エムフュージョン)」シャフトの開発に成功。今回の『GX』シリーズに搭載されている。 <h2>『GX』はどんなクラブなのか?</h2> 簡単にいえば<strong>フィッティングをしない</strong>、<strong>『MPタイプ』よりやさしく飛ぶ</strong>、そして<strong>軽量でも暴れないシャフト</strong>が装着されたミズノの飛ぶクラブ。そんな特長の『GX」だが、開発に携わったゴルフ事業部の竹生一貴氏に『GX』の特長を詳しく聞いてみた。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/U2M8U-oQWAs?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <h2>GEW吉村がGXドライバーを打ってみた!</h2> ところで、今回開催されたメディア試打会で、GEW吉村も『GX』のドライバーを試打してみた。 試打したスペックの順番は、ロフト角10.5度のフレックスR → ロフト角10.5度のフレックスSR → ロフト角9.5度のSフレックス。竹生氏の解説を聞いてみよう。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/Om-0w0AE83M?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <h2>シャフトの重量ピッチは5g!?</h2> 実際、ヘッドスピード40m/sで246ヤードは飛んでいるといえるだろう。ただ、フレックスSRで頼りなさを少なからず感じて、フレックスSを試打するのだが、筆者にはフレックスSは厳しかった。弾道計測器でもフレックスSの場合、著しくヘッドスピードが減速する。その理由は? <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/3Q7mpE3tPtA?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <h2>選びやすい重量設定</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/mizunophoto4.jpg" alt="ミズノの新ブランド『GX』って何? ヘッドスピード40m/sでも246ヤード!" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-39718" /> 通常、ドライバーのシャフトフレックス違いによるクラブ間の重量差は、2~3gといわれる。 それが『GX』の場合、シャフト重量によるクラブ総重量はRフレックス279g(シャフト重量39g)、SRフレックス284g(同44g)、Sフレックス289g(同49g)と、重量ピッチが5g。 打ってみると、その差が大きく分かり易い。つまり、選びやすいラインアップになっていることも、フィッティングを介さずに買うことができるクラブとしての『GX』の大きな特長といえるだろう。 <h2>飛ぶヘッド、4つの構造</h2> その『GX』ドライバーだが、ヘッドには4つ特徴的構造が搭載されている。GEW吉村がHS40m/sで246ヤードも飛んだ理由が、どうやらヘッドの構造にもあるようだ。その構造を紹介しよう。 <strong>ソールに装着された2つのウエイト</strong> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/GX1011.jpg" alt="ミズノGXドライバーを試打。ヘッドスピード40m/sでも246ヤード飛んだ!" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-44572" /> このソールに装着されたウエイトは、ひとつのウエイト(6g)がフェースの近くに装着されており、ボールの吹け上がりを抑える要素がある。もうひとつのウエイト(6g)は、ソール後方に装着されていて、弾道を安定させる効果があるとか。その2つのウエイトで、重心が低くなり、スイートエリアが広くなるというわけだ。 ドライバーは重心の位置より高い部分でボールをインパクトすることで、無駄なスピン量を抑えると言われているから、ボールの余分な吹け上がりが抑えられるということになる。また、フェースより遠くのソールの後方に重量物を装着することで、ヘッドのスイートエリアは拡大すると言われていることから、ミスヒット時にも弾道の曲がりが少なく、結果として飛距離の増大に貢献するということになる。 <strong>強度としなやかさを両立したフェース素材</strong> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/GX1021.jpg" alt="ミズノGXドライバーを試打。ヘッドスピード40m/sでも246ヤード飛んだ!" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-44575" /> フェース素材にも飛ぶ理由があるようだ。素材は航空宇宙素材「ストロングフォージド・エリートチタン」(SP700)を採用している。この素材は、強靱さとしなやかさをあわせ持った特性で、一般的なチタン合金(6Al-4V)よりも10%強度が高いため、フェース周辺部に強度を持たせながら、薄肉設計が可能になっているという。 フェースを薄肉化すればボールの弾きなどは格段に向上するが、構造上、ボディとフェースの結合部分が弱くなることがあるという。それが「ストロングフォージド・エリートチタン」を採用する事で、その強度も保たれ、薄肉化設計が可能になって、トランポリン効果で飛距離アップが目指せる。 <strong>フェースをたわませる部分肉厚フェース</strong> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/GX1032.jpg" alt="ミズノGXドライバーを試打。ヘッドスピード40m/sでも246ヤード飛んだ!" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-44579" /> その「ストロングフォージド・エリートチタン」で作られたフェースの裏側は、部分的にフェースの厚さを変える設計を施している。フェースの中心部に厚みを持たせて質量を付加しながら、周辺部はフェース厚を薄く設計。これによってフェース部の強度を保ちながら、フェースのたわみ量を増加させている。 フェースのたわみ量が増加するというのは、先のトランポリン効果ともつながる部分で、適正で且つ、大きなたわみであれば、インパクト時にボールを跳ね返す、いわゆる反発性能が高くなるというわけだ。それによって飛距離アップにつながると考えると理解しやすいだろう。 <strong>ソールにデザインされた溝「ウエーブテクノロジー」</strong> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/GX1041.jpg" alt="ミズノGXドライバーを試打。ヘッドスピード40m/sでも246ヤード飛んだ!" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-44580" /> そして最後の構造がソールにデザインされている溝のようなデザイン「ウエーブテクノジー」だろう。ソールのフェース寄りに設計されている溝構造だが、これがボールがフェースにあった瞬間にヘッドの下部が押されて戻る、いわゆるたわみを生んでいる。そのたわみは、ヘッドに溝がなくても多少、起きうる現象だが、『GX』ドライバーには、そのたわみを増加させるために、溝を刻んでいる。特にこの溝はフェースセンターのたわみ量を増やすためにデザインされたもので、溝の無いドライバーと比較すると、フェースのたわみ量は約10%増加しているという。 これら4つの構造もGEW吉村がHS40m/sで246ヤード飛んだ理由だと思わざるを得ない。
    (公開)2018年02月05日
    往年のミズノファンには嬉しい古豪ブランドの復活だ。ミズノは9月15日、『Mizuno Pro』のアイアン3機種、ウエッジ1機種、アイアン型UT1機種を販売する。このブランドは『MP』に名称を変えて、同社のプロモデルとして主力商品の位置づけにあったが、『MP』は今後、新商品を投入せず「退陣」という流れになり、代わって『Mizuno Pro』復活となった次第。 かつて、中嶋常幸が使用した『tn87』は上級者垂涎のヒット商品となるなど、「アイアンのミズノ」を盤石にした。 新商品は、同社の公認フィッティング資格をもつ約350店舗での限定発売となり、無暗に販路を広げることなく、最適スペックを提供することを心掛ける。 アイアンはマッスルバックの『Mizuno Pro 118』(1本1万9000円~)、ハーフキャビティの『Mizuno Pro 518』(同1万900円~)、ボックスキャビティアイアン『Mizuno Pro 918』の3種類。 これらに共通するのは、鍛造の新製法である「グレインフローフォージドHD」を採用していることだ。これまでの鍛流線の切れない鍛造製法に加え、バリの出方をコントロールしてフェースセンター下部に鍛造繊維を集中させる製法に進化。これによりインパクト時の音圧が高く、打球音の響き時間がより長くなっている。さらに銅下メッキを採用して、柔らかい打感を実現したという。 『Mizuno Pro 118』は、コンパクトサイズのマッスルバックアイアン。近年、アイアンが大型化している潮流の中で、操作性を重視しショートアイアンもスッキリとしたサイズ感。近年、トーナメントコースのラフが長くなっているため、ラフの抵抗を軽減させることも小型化の理由だという。 「懐かしい。コンパクトで操作しやすそうな印象があります」(手嶋多一プロ) さらに、「MP-64」で搭載され「MP」アイアンの定番となったルークソールで、厳しいトーナメントコースでも威力を発揮するとか。 ハーフキャビティの『Mizuno Pro 518』は、前出の『118』を倣ってフェース長が短くコンパクトながら、キャビティ部のヘッド中央に比重の小さなチタンを全番手に内蔵。トウ側には比重の大きなタングステンを配置(4番~7番)することにより、トウ・ヒール慣性モーメントを大きくすることでスイートエリアを拡大。やや打点がバラついても飛距離の減少を抑え、安定した方向性を発揮するアイアンだ。このモデルにも銅下メッキが施され、柔らかい打感を実現しているという。 さらに、ボックスキャビティの『Mizuno Pro 918』だ。素材には軟鉄のS25Cにボロンを0・003%添加する事で、粘り強い特性を持たせた新軟鉄鍛造素材「軟鉄ボロン鋼」を採用。軟鉄鍛造ならではのソリッドな打感を追求しながらも、アイアンでは鍛造時にフェースを急冷することで、フェース部の強度が30 %アップ。 フェースとソール部の薄肉化を可能にし、反発性能が向上。いわゆる軟鉄鍛造の飛び系アイアンといったところだろう。 さらに、ボディにも強度の高い軟鉄ボロン鋼を採用することで可能なったフェースとソール部を薄肉化するT-SLOT加工で反発性能を向上。 そして薄肉化により余剰重量が約24g 生まれ、その余剰重量をヘッドの四隅に再配分することで、慣性モーメントを拡大。ワイドスイートエリア設計が可能となっている。 番手のラインアップは『118』が3番~9番、PWで、『518』『918』は4番~9番、PWとなっている。 その後ろを担うのがウエッジ『Mizuno Pro S18』(1万9000円~)だ。 既存モデル『T7』同様、打ちたい距離をロフトで選べるシリーズで、ロフト、バンス別で25SKUをラインアップ。さらに、アイアン『Mizuno Pro 918』で採用された軟鉄ボロン鋼により、スコアラインの耐久性を向上に成功。高スピンを持続させることを可能にしたという。 また、バック側のセンターからトップエッジにかけ厚肉化した逆テーパーブレード設計により、『T7』ウエッジに比べスイートエリア値を約20%拡大。ミスヒットに強く、やさしいアプローチを実現しているという。 最後に紹介するのがアイアン型UT『Mizuno Pro FLI -HI』(2万3000円~)だ。アイアンの流れでスムーズに構えられるアイアン型ユーティリティという位置づけ。 やさしく飛ばすことを目的に、中空構造と複合設計を採用。フェース部は反発性能に優れた高強度マレージングステンレススチールを使い、トウ側には比重の大きなタングステンを内蔵し、トウ・ヒール慣性モーメントを拡大。やや打点がバラついても飛距離の減少を抑え、安定した方向性を発揮するという。 また、フェース形状はアイアンからのつながりが良く、薄くなったトップエッジの影響で、よりアイアンに近い感覚で構えられるようデザインされている。 また、先のタングステンウエイトで重心は既存モデルと比較して3mm低重心化。中空構造による深い重心との相乗効果で、ボールの上がりやすさが向上したと自信を漲らせている。 ロフト調角可能なアイアン型UTで、3番が18~20度、4番が21~23度に対応する。 同社はこの『Mizuno Pro』シリーズの発売を期に、新たなフィッティングアイテム『シャフトオプティマイザー3D』を先の約350店舗に導入。連動する専用アプリを活用して7番アイアンを3球打つだけで、パター以外13本の推奨クラブをゴルファーに提案するシステムも導入。フィッティング時間の短時間化に寄与することを目的としている。 <dl> <dt>ミズノプロWebカタログ</dt> <dd><a href="https://www.gew.co.jp/web_catalog/2017mizuno/" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img class="catalog-thumbnail" src="https://www.gew.co.jp/web-catalog/wp-content/uploads/sites/9/2017/08/x1.jpg">2017年ミズノプロ製品カタログ</a></dd> </dl>
    (公開)2017年08月30日