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    ハッシュタグ「ラズルダズル」記事一覧

    ラズルダズルは、自分に合うライ角・ロフト角を調整できる『CSPシリーズ』にクランクネックタイプを追加した。 また、組み合わせが自由にコンボできるアイアン、マッスルバック『CSI-BB FORGED』とキャビティーバック『CSI-CB FORGED』を6月に同時発売する。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/05/CSI-CB-FORGED-1.jpg" alt="" width="788" height="755" class="aligncenter size-full wp-image-87863" /> 今回『CSPシリーズ』に追加されたクランクネックスリーブは、比重の軽いアルミニウムフェースを、比重の重いSUS303クランクネックスリーブとウィングソールではさみ、縦にも高慣性モーメントが得られ、重いヘッドとの相乗効果により、抜群のストロークの安定と順回転を実現する。 アジャスタブルネックシステムを使用すれば、 ライ角1.5度フラット、1.5度アップライト、ロフト+1.5度の調整が可能で、リング式の為、グリップの向きを変えずに調整できる。オプションパーツとの組み合わせでライ角65.5°~74.5°まで変更可能だ。 価格は標準セットが10万5600円、オプションパーツは1万7600円。 『CSIアイアン』はBBとCBのロフトやライ角などスペック全てが共通。さらにヘッドサイズ・トップブレードの厚さも同じに設計されているため、違和感なく好きな番手を組み合わせることが可能なアイアン。不純物の少ない高級軟鉄素材(S-15CK)の一体鍛造により、最高の打感と打音を両立している。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/05/raz2.jpg" alt="" width="788" height="401" class="aligncenter size-full wp-image-87864" /> リーディングエッジ側のクレセントカットとラズルの代名詞であるクローイングソールとの相乗効果によって、抜群の抜けの良さを演出している。 価格はヘッド単体2万9700円。 お問い合わせ AZAS GOLF 048ー797-8971
    (公開)2025年05月28日
    ラズルダズルを展開するアザスゴルフから、ウエッジ『CS-07W』シリーズで3タイプのヘッドが発売になった。オールマイティーに活躍する『CS-07W』は、あらゆるスイングやライのコンディションに対応できるバウンス設計が特徴的。ライの条件が悪ければ悪いほど威力を発揮する現場主義のウエッジという触れ込みで、 「幅広いゴルファーに対応できるウエッジです」 と同社の阿部歩氏が自信を覗かせる。 ロフト設定は46度から60度のラインアップ。バウンスも13度から最大15度と、市場で過去にトレンドとなったローバウンス設定をなくしている。 また、ロフト角40度台は、ピッチングウエッジとしての性格もあるため、重心を下げ、ネック長も短いデザイン。一方で、ハイロフトは重心を高めて縦のヘッドのブレを抑制。スピン量の向上にも寄与している。各モデルの特徴は次の通り。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/CS07W2.jpg" alt="" width="1000" height="952" class="aligncenter size-full wp-image-82186" /> ■『CS‐ 07W.v』 バックフェイス下部をそぎ落としたことにより、浅重心となり入射角を安定。ダウンブローで振りぬける。 ■『CS‐ 07W.v』 バウンスを最大限に活かすワイドソール設計。あらゆる過酷な条件にも対応する。 ■『CS‐ 07W.v』 あらゆるライで技術を最大限に引き出す、ソール前後のグラインドで接地面を狭くしたハイバウンス設計。 近年、ハイバウンスのウエッジが多く市場で見られるが、これは入射角とインパクトロフトの関係で、それを補うためにハイバウンスのウエッジが市場に多く投入されるようになっている。 『CS- 07』シリーズの素材はS20C、製法は鍛造+CNCミルド、仕上げはニッケルクロムサテン仕上げで、メイドインジャパンのヘッドとなる。 お問い合わせ アザスゴルフ 048-797-8971
    (公開)2024年07月23日
    AZAS GOLFが展開するブランド「RAZZLE DAZZLE(ラズルダズル)」がブランド設立7周年を迎えると共に新商品を発売する。 新商品はロフト&ライ角調整機能スリーブ(※特許出願中)搭載のセンターシャフトパターヘッド「CSP」と軟鉄鍛造アイアン「CSI―Z3 FORGED」の2モデル3商品。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/11/AZAS4.jpg" alt="" width="1000" height="757" class="aligncenter size-full wp-image-79502" /> 「CSP」はCNC加工を全面に施した軽量のアルミニウムのフェイス&ボディ部と、フルCNC加工を施した比重の重いステンレスウィングソール部の組み合わせによって、深重心と高慣性モーメントを実現したパターヘッド。センターシャフトは重心距離がゼロのため、重量を感じすぎずに威力を発揮する。また、特許出願中のオーバーホーゼル可変スリーブは自分に合うライ角とロフトをプラスマイナス1・5度調整することが可能。リング式のため、グリップの向きを変えずに調整することが出来る。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/11/AZAS2.jpg" alt="" width="1000" height="552" class="aligncenter size-full wp-image-79500" /> また、ブランド生誕7周年記念モデルとしてウィングソールにブラックIP仕上げを施した『CSP 7th ANNIVERSARY BLACK Limited Edition』も発売。こちらはシリアル番号入りの限定100個の販売となっている。 『CSI―Z3 FORGED』は軟鉄にアルミパッチを施した軟鉄一体鍛造スリット入りのアイアンヘッド。「ラズルダズル」史上最深の重心深度で、球の上りを助けるヘッドに仕上がっており、振動吸収のアルミパッチが打感を向上させる。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/11/AZAS3.jpg" alt="" width="1000" height="590" class="aligncenter size-full wp-image-79501" /> 価格は『CSP』が9万6800円、『CSP 7th ANNIVERSARY BLACK Limited Edition』が11万円、『CSI―Z3 FORGED』がヘッド単品1個3万1900円。 『CSP 7th ANNIVERSARY BLACK limited Edition』と『CSI―Z3 FORGED』は11月10日、『CSP』は11月21日に発売予定。
    (公開)2023年11月20日
    カリスマフィッター鹿又芳典氏が代表を務めるゴルフマジックは11月12日(土)、「第14回ゴルフショップマジック大試打会」をジャパンゴルフ(千葉県千葉市若葉区加曽利町1482―1)で開催する。 例年30社以上のパーツメーカーを集め、パーツブランドの知名度、そして試打機会を広くゴルファーに提供することを目的としている。 今回の試打会には、A GRIND、GolfPride、JP GOLF、KBSシャフト、メタルファクトリー、ムジーク、オノフ、ラズルダズル、ロマロ、USTマミヤ、バティックゴルフ、アーティザンゴルフ、エポンゴルフ、カムイワークスジャパン、コンポジットテクノ、ジオテックゴルフコンポーネント、ジャスティック、シンカグラファイト、スリリング、ダンロップ、トゥルーテンパースポーツインクジャパン、日本シャフト、藤倉コンポジット、ブリヂストンゴルフ、プロギア、マスダゴルフ、三浦技研、三菱ケミカル、ヤマハ、ロッディオが試打ブースを構える。 そのほかには販促ブース等に5社が出展予定。概要は下記の通り。 【タイトル】 第14 回ゴルフショップマジック大試打会 【日時】 2022 年11 月12 日(土) 10:00~17:00 ※雨天決行 【場所】 <a href="https://www.jgs.co.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">ジャパンゴルフ</a> 千葉県千葉市若葉区加曽利町1482-1
    (公開)2022年10月24日
    「ゴルフクラブの定価はあってないようなもの」 そんな時代が長らく続いた。ニューモデルの値段が発売直後に4割引き。ゴルファーにとっては嬉しい半面、「定価ってなに?」との疑念を抱かせた。 激安のきっかけは2008年9月のリーマンショックと2011年3月の東日本大震災だ。ふたつの大きな出来事により新商品は市場にだぶつき、「処分セール」が常態化していった。 ところが今年、その流れが止まりつつある。専門量販店のゴルフ5を展開するアルペンによれば、 「以前の最大45%引きが、今年は20%引きに止まっています」 ゴルファーにとっては残念なことだが、業界にしてみれば「適正価格販売」の実現は積年の課題。それがようやく定着の兆しを見せたことに、市場関係者は安堵の表情を浮かべている。 今春、コロナ禍により中国の生産工場が操業停止、それで供給本数が減ったなどが一因とされるが、コトはそう単純ではなさそうだ。安売り競争鎮静化の背景を追ってみた。 輸入クラブが激減している <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/038-039_3.jpg" alt="" width="788" height="525" class="size-full wp-image-65175" /> 月刊ゴルフ用品界12月号 最新の輸出入統計(財務省)によると、今年9月までの輸入クラブは累計で231万778本となり、前年同期比21・1%減だった。 コロナ禍で中国の製造工場が止まった春先は、ほぼ日本に入ってこない状況が続き、この夏頃は人気商品の欠品が店頭で相次いだ。 当たり前だが、実売価格は需要と供給のバランスで決まる。物がなければ安売りをする必要がないわけで、激安ネット販敗の動きも鈍る。二木ゴルフの北條圭一取締役は、 「直近の平均値引率は店頭上代の1割引きから、さらに12%引きにとどまっています。当社の場合、クラブの販売構成比は全体の5割を占めますので、利益率の向上が期待できる」 コトブキゴルフ(都内御徒町)の安本昌煥社長も、 「現状、過去の激しい値引競争は止まっています。というか売れ筋は総じて欠品ですよ。今年は春先から品薄で、夏に物不足が本格化しましたが、その状況は今も続いてます」 また、アルペン商品本部の岡本眞一郎副本部長は、 「ニューモデルの割引率は確実に改善してますね。これまでは『ミズノプロ』の一部などを除き25~45%オフでしたが、最近は10~20%オフとかなり良くなっています」 同様のコメントはまだまだ続く。つるやゴルフ広報宣伝課の木下信一朗主任は、ゴルフの「3密回避」効果により、初心者セットの売れ行きが倍増していると前置きして、 「従来の平均割引率は35%前後でしたが、今年は25~30%引きに落ち着いており、5~10ポイント(p)の改善です」 この話はニューモデルを扱うショップばかりではない。中古チェーンのゴルフ・ドゥは新製品も扱っているが、この部門に限った当期の販売見込みを本数で76・4%、金額で70・0%と苦戦を予想しつつ、その反面、 「割引率については改善傾向が見られるんです。過去3年は28・8%でしたが、今年は1・8P改善して27・0%になりそうです」 このように、各所で安売りの緩和が具体的に聞かれるのだ。 目立つのはアルペンの改善率で、最大値引の45%が20%に落ち着くなど、15~25Pの好転を見せる。この点について岡本副本部長は、 「当社はフィッティングに関わる設備、社員教育、時間の掛け方を含めて注力してますが、市場自体もそれを求める動きが強まっています」 二木ゴルフでは以前、そもそも割引きが少ないミズノと、大手外資メーカーとの間には14%の粗利差があったというが、全体的に値引差が縮小して、安定した商いになっている。 <h2>リーマンと大震災</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/2009_0131.jpg" alt="" width="788" height="525" class="size-full wp-image-65176" /> 2009年PGAショー 振り返れば、輸入クラブのピークは1990年(1139万7114本)で、その前年と合わせ2年連続1000万本の大台を突破した。以後、バブル景気の破綻に伴い輸入本数は右肩下がりで、昨年は371万4210本まで縮小している。 この間、大きなエポックがふたつあった。2008年9月のリーマンショックと2011年3月の東日本大震災だ。本誌はリーマンショックの翌年1月、世界最大のゴルフ見本市である米PGAショーを取材しているが、当地の関係者は一様に、 「今年(2009年)はまったくビジネスにならない」 と諦め顔で、会場は閑古鳥が鳴いていた。 その反動で、多くの米国メーカーは新製品の捌け口を日本市場に求めて雪崩れ込む。グローブライドの大澤登課長(ゴルフ営業部)は、 「あれが非常に大きかった」 と述懐する。 「この市場は長らく大量生産・消費が常態化していました。発売間もなく5割引きなんてこともあり、ゴルファーの信頼を失ったのです。そこにリーマンショックが追い打ちをかけた。 膨大な在庫処分で価格が崩壊しましたが、これを機に当社は真剣に方策を考えましてね、5年ほど前『正価販売』に踏み切ったのです」 そのリーマンショックの2年半後に大震災が発生し、市場はさらに冷え込んでいく。ゴルフなんかしてる場合じゃない、という空気が蔓延し、大量に投入された春のニューモデルは停滞した。 大澤課長が指摘する旧来の市場構造は、ダブルパンチで完全に崩壊した。発売されたドライバーがいきなり「4~5割引き」で、新商品としての寿命も「3か月」という異常事態に発展。 加えて、ECサイトがあぶれた商品をかき集めて、人気商品を破格値で狙い撃ちするなど、「定価」はいつしか「割引率」の根拠を示す記号となった。 その流れが一応、止まったことで、前記各社のコメントは一様に喜色を帯びるのである。 値引競争が鎮静化した一因について「供給本数の減少」を挙げるムキは多いが、それを端的に表すのが今年8月の輸入量(24万2040本)だ。前年同月比で53・4%減と「半減」まで落ち込んだ。 コロナ禍に揺れた春先ではなく、生産拠点の中国が再稼働に踏み切っていた時期だけに、半減のインパクトは大きかった。 が、この点について二木ゴルフの北條取締役は、 「8月の半減だけを見て、騒ぐ必要はないと思いますよ」 と前置きし、こう続ける。 「去年の9月は消費増税の駆け込み需要が期待されて、各メーカーともこれに合わせて商品を投入しています。その入荷が8月だから、むしろ去年8月の輸入量が突出している。今年とは単純に比較できません」 つまり「8月半減」を真に受けると、正確な動きを見誤るとの指摘である。 <h2>「限定商品」の抑制効果</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5439.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-65189" /> 「売価を決める最大の要因は需給バランスです。商品が足りなければ値引きは止まる。当たり前の話ですよ」 コトブキゴルフの安本社長はそう話して、だけど、と自らの言葉をこうつなぐ。 「その原因が大事です。コロナの『3密回避』で日本のゴルフ場は好調ですが、それは世界的に同じことで、アメリカのゴルフ場は40年ぶりの好況です。 プレー需要に引っ張られてクラブ需要も旺盛ですが、それで日本に回る分が足りなくなった。タイトリストの『TSi』などは、その典型だと思いますね」 同氏の指摘は、日本市場だけを注視すると、全体の動きを見誤るとの警句だろう。一言で供給量の減少といっても、背景には複数の事情が絡み合う。 市中在庫の減少以外にも、値引抑制の理由はありそうだ。アルペンの岡本副本部長は、 「まず、フィッティングに焦点を当てたセレクトストアの専用商品が増えています。当社の場合は、これに引っ張られる形で通常商品の値引きが減少したんですね。 さらに商品サイクルが1年から2年に長期化して、エクステンション(拡販)モデルも減りました」 このコメントには多少、注釈が必要だろう。 同氏が言う「セレクトストア専用商品」は、カスタム路線を重視する系列のプレステージ店専用モデルのこと。大量販売で市場シェアを高めたゴルフ5は近年、大量消費の限界を見て、一部でカスタム・フィッティング専門の「プレステージ」を立ち上げた。 ここに供給する代表例がミズノのウエッジ『ザ・クラフト』であり、ブリヂストンスポーツなど他社も追随した。その後、プレステージ店専用モデルはゴルフ5全店に波及したという経緯がある。 専用モデルは他店との値引競争が発生しない。これにフィッティング重視のトレンドが加わって、社内的に「適正価格」での販売が浸透していった。そんな流れがイメージできる。 <h2>地域専門店も売価安定</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/2020120402.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-65193" /> 大手チェーンが値引圧力を弱めた影響は大きい。その周辺に点在する小資本の専門店が落ち着いた商売をできるからだ。SKゴルフショップ(栃木県)の鈴木康友氏がこう話す。 「当店は地クラブ中心で、有名メーカーの扱いはタイトリスト、テーラーメイド、ダンロップですが、大手量販の値引きが弱まったことは好感できます。 顧客から量販店と同じ割引率を求められるのは本当にキツイ。今は2割ほどに落ち着きました。ただ、顧客に聞いたところ、周辺の量販店は2割引きにポイント15%還元が加わるという話なので、割引率が減ったのはポイントへの移行もあるんでしょう」 ポイント還元と割引率の関係については後述するが、つるやゴルフもポイントに注力しており、前出の木下主任は、 「割引率を抑える分、ポイント還元でリピートする仕組みに注力しています。当社オリジナルのポイントはありませんが、数年前から楽天ポイント、昨年からdポイントの還元を始めました。 楽天は10倍還元で、通常の1%還元を10%にできるから顧客メリットは大きいんです。その分、楽天への手数料は増えますが、ユーザー・ファーストを重視した結果です」 それはともかく、SKゴルフと同じく地クラブ中心に展開するオキコバランス(広島県)の沖健一郎代表も、大手量販の値引圧力が弱まったと見る。 「当店は地クラブ工房なので大手製品の具体的なデータはありませんが、肌感覚では実感できます。かつて3~4割引きだった大手メーカーの値段は、2割引き程度に落ち着いた印象ですね。 値段で呼んだ客は値段で逃げることに、ようやく気づいたのでしょう。ウチの工房はスタッフの技術力と発信力を重視しますが、先頃、プロを目指す女性を採用するなど、スタッフのファンづくりに励んでいます」 商品の値引率で客を呼ぶのではなく、販売員の魅力で顧客を増やすという考えだ。 顧客にカスタム・クラブを販売する地クラブ工房は、そもそも大手メーカーの値段競争に巻き込まれにくい。自然、値引き目当ての客が減り、販売員の技術と人柄が「経営資源」となる。 「機能商品」であるゴルフクラブの販売方法としては原点回帰といえ、逆に、このような販売スタイルが大手チェーンにも拡大中。 二木ゴルフは計測器『ディテクト』の導入を新たに決め、半年後を目途に全店配備を終える予定だが、同様の動きは他店にも散見される。 フィッティングの接客時間は30分から長くて1時間はかかる。 以前は専門店の無料フィッティングで最適なスペックを確認し、実際の購入は激安ネットというのが泣き所だったが、一部ではフィッティングの有料化が浸透、その店で買えば無料になるという特典と、品不足でネットの在庫量が減ったこともあり、成約率が高まっている。 <h2>メーカーの自社ウェブ強化</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/thumb_IMG_2267_1024.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-65191" /> 「メーカーがオンラインショップの限定品や、マークダウン品を自社ウェブで販売するなど、以前には見られない動きが目立ちますが、この点も値下圧力が弱まった一因だと思います」(ゴルフ・ドゥ千葉氏) この指摘も興味深い。 周知のようにマークダウンは、新旧商品の入れ替え時期に行われ、代表的なのが住友ゴム工業の『ゼクシオ』だ。 夏頃を境に旧商品の一掃が始まり、年末のニューモデル投入に備えるが、これは小売店にしてみれば臨時賞与の趣がある。瞬時にキャッシュを稼げるため、人気商品であればあるほどマークダウン品の「配給」が待ち遠しい。 が、一方では弊害もある。前作が人気モデルの場合、新商品需要の「先食い」現象が起きるからだ。そのため、メーカーはこれを自社ウェブに集約する動きを強めており、千葉氏はその点を指摘している。 このことは「処分セール」の話にとどまらない。前出の安本社長は、 「メーカーはいずれ、自社ECでの販売に本腰を入れるはず。すでにそのような動きは散見され、我々小売りは対抗策を講じる必要があります」 と語気を強める。 その動きは表層的に、SNSを活用した消費者の囲い込みが目立つのだが、キャロウェイはすでに自社中古品の下取りを自社ウェブに組み込んでおり、テーラーメイドはカスタム・フィッティングへの注力で特約店に専用商品を供給するほか、自社ECの強化を志向する。 こういった意識はプロギアも同様で、他の国内メーカーも様子を伺いながら追随の時機を探っている。メーカーと小売店はビジネスパートナーである半面、水面下では激しい駆け引きが行われるのだ。 軍配はどちらに挙がるのだろう? 両者の力関係について二木ゴルフの北條取締役は、 「どう考えても小売りのほうが強いと思いますよ。我々は、メーカーにとって客ですから」 と自信を見せる。一義的には「買手」と「売手」の関係を指しての言葉だが、フィッティング販売が介在する現代では、小売店の販売技術がモノを言う。その強みを言外に込めてのコメントだろう。 <h2>NBの地クラブ参入</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/2020120401-1.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-65194" /> 近年、地クラブが再注目されているが、それは一連の話と無縁ではない。 今年20年目に突入したグローブライドの『オノフ』は先述の「正価販売」に踏み切ったが、これは同時に供給店舗の減少を覚悟する必要があった。 多くの地クラブメーカーは供給先の工房200店舗を上限とするケースが多いが、『オノフ』はナショナルブランド(NB)でありながら、これより一回り多い流通規模に落ち着いている。 つまり、量を求めない地クラブの世界観にNBが近づく傾向で、NBの「地クラブ化」といえるかもしれない。 典型的な例にキャスコとトキタ・acのアクションがある。いずれも今秋、地クラブ市場への参入を表明した。 前者はキャスコの社名を表に出さず『バティックゴルフ』を、後者はSPA(製造直販)で大量廉価販売のアメリカン俱楽部を縮小して、ヘッド単価6万8000円の『巧匠』(こうしょう)を投入するもの。 供給先の工房は上限200店舗を計画し、「量より利益」への転換を図っているが、外資大手のテーラーメイドも同様の動きを強めており、マーク・シェルドン‐アレン社長はこう宣言している。 「これから当社はカスタマイズに注力し、この分野で世界一を目指します」 同社はかつて、シェア至上主義ともいえる物量戦で市場占有率を高めたが、過剰在庫に苦しみ一転、一人ひとりのゴルファーに手間を惜しまず向き合う方針に舵を切った。 素材開発やAI解析など、様々な技術進化がありながら、ゴルファーに向き合う姿勢は原点回帰。同一仕様の大量販売は、一定の役割を終えたといえる。 地クラブの『Aデザインゴルフ』で販売代理店を務めるテイクスインクの田辺寿明セールスマネージャーは、 「当初は200店舗の工房と取引していましたが、その後、取引先は自然に絞られました」 として、地クラブ市場の現状を次のように話す。 「それでも売上は横這いなんですよ。一時のブームで取引メーカーを広げた工房が、値段競争を嫌気して数を減らした結果です。工房側がメーカー数を絞り込んだことで、安売りは減ったと思います」 実は「地クラブメーカー」の定義は曖昧で、本来は地ビールなど「地産地消」をイメージした呼称だが、地クラブ市場拡大の機運も手伝って、カスタム・ブランドの色合いを帯びる。 基本的にはヘッド単品を工房に卸し、年商は「片手の億」で大きい方。小資本であり、財政基盤は脆弱だ。 以上の要素を前提とすれば、兵庫県の三浦技研は地クラブの範疇に収まらない。というイメージで、国内には50社ほどの地クラブメーカーが群雄割拠すると見られている。 <h2>地クラブの値上がりと危惧</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/2020120403.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-65195" /> その地クラブ市場で、ウッドクラブが値上がりしているという。『ラズルダズル』を展開するアザスゴルフの阿部歩エグゼクティブプロデューサーによれば、値上がりは生産拠点の事情が大きいという。 「当社はウッドを展開してませんが、調べたところ、いくつかの要因がわかりました。まずは中国の人件費高騰で、製造原価が10年前の1・5倍になったこと。もうひとつはロットの事情です。 10年前の最少ロットは300個以上、それが今は100個、場合によっては50個でも受ける工場があるそうです」 俄かには信じられない数量であり、製造原価で多くを占める金型の管理も気になるが、最少ロット50個は、地クラブの群雄を支える背景となる。同氏はさらにこう続ける。 「ロットが少なければ製造原価は上がりますが、連動して卸価格と店頭価格も上昇する。仕入原価が上がれば工房の利益は減りますから、安売りの工房が減ってきた。地クラブの値上がりには、そんな背景もあるんです」 高価格で値崩れしない、技術と信頼を備える工房にはコアゴルファーが集積する。そんな印象から地クラブ市場へ参入するNBが増えているが、別の側面を見る必要があるのかもしれない。 ただし、地クラブの将来を不安視する声もある。本来は個性的な商品開発で少数のターゲットを狙う地クラブが、一連のブームで量を狙い始め、結果、無個性化しつつあるとの指摘だ。クラブコーディネーターの鹿又芳典氏は、 「たとえば飛び系アイアンです。本来は地クラブメーカーが率先すべき分野ですが、大手メーカーが先鞭をつけてスタンダードになった。キワモノがキワモノでなくなったのです。 地クラブメーカーはこのことを真剣に考える必要がありますよ。10人に1人で十分という覚悟がないと、キャスコなど開発力のあるメーカーが参入する中で、負けてしまう可能性がある」 NBの「地クラブ化」、地クラブの「NB化」という両極からの歩み寄りが、次のステージで始まりつつあるようだ。 以上、コロナに端を発した売価適正の動きを駆け足で見てきた。取材する前は、コロナ禍→供給量の減少→安売りの鎮静化という三段論法を予想したが、コトはそれほど単純ではなさそうだ。 販売技術を高める小売店と、ユーザーへの直接的な影響力を強めたいメーカーとの水面下の鍔迫り合いも見えてきた。 その渦中で、俄かに存在感を高める「地クラブ流」の在り方も、少量・高付加価値の雛型として注目を浴びている。 二木ゴルフの北條取締役は、今後の専門店の姿をこう話す。 「今、改めて思うのは、これまで無駄な値引きをしてたんじゃないかということです。初心者モデルなどは1割ちょっとの値引きで買ってくれますから。 小売店の進化形を想像すると、試打在庫+フィッティングの方向が考えられます。当社は現状、地クラブをほとんど扱っていませんが、今後は二木の『地クラブ専門店』もまったくNOではありません」 大量に仕入れて大量に売る。そんな時代は終焉を迎えたということだろう。
    (公開)2020年12月04日
    ラズルダズルを展開するアザスゴルフは今冬、ウエッジ『CS-05W』シリーズで2タイプのヘッドを発売する。 オールマイティーに活躍する『CS-05W』は、あらゆるスイングやライのコンディションに対応できるバウンス設計が特徴。ライの条件が悪ければ悪いほど威力を発揮する現場主義のウエッジだという。  幅広いゴルファーに対応できるウエッジで、ロフト設定も46度から62度のラインアップ。バウンスも12度から最大15度と、市場で過去にトレンドとなったローバウンス設定をなくしている。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/11/20201112_105934.jpg" alt="" width="788" height="383" class="size-full wp-image-65106" /> ラズルダズル CS-05W また、ロフト角40度台は、ピッチングウエッジとしての性格もあるため、重心を下げ、ネック長も短いデザイン。一方で、ハイロフトは重心を高めて縦のヘッドのブレを抑制。スピン量の向上にも寄与している。 もうひとつのラインアップが『CS‐ 05W.v』だ。バウンス角20度で多彩な技へ導くコンセプトとなっている。その20度のバウンスを機能させながら、有効ソール幅を抑えることによりバウンスを適度に感じないソール設計。リーディングエッジにクレセントカットを加えてインパクトを安定させている。 昨今、ハイバウンスのウエッジが多く市場で見られるが、これは入射角とインパクトロフトの関係で、それを補うためにハイバウンスのウエッジが市場に多く投入されるようになっている。 『CS- 05』シリーズの素材はS20C、製法は鍛造+CNCミルド、仕上げはニッケルクロムメッキ、サテン仕上げで、メイドインジャパンのヘッドとなる。 発売日:今冬 価格:2万8000円 お問い合わせ:アザスゴルフ TEL 048-797-8971
    (公開)2020年12月02日
    少子高齢化が進む近年、ゴルフ用品の市場規模は縮小傾向にある。ところが、その中で伸びているジャンルもある。オーダーメイド市場だ。最近ではオーダーで注文できるシューズも少なくなく、ゴルフシューズをいわゆる”吊るし”ではなく、自分流にカスタムしてあつらえるのが身近になりつつある。 こうした中、注目すべきオーダーメイドシューズのブランドがある。09年にサービスを始めた「アザス オーダーシューズ」だ。ドライバットをはじめANEWキャディバッグ、ラズルダズル等のブランドを擁するアザスゴルフが手掛けるブランドで、オーダーメイドゴルフシューズを1足4万円弱~という手頃な価格で、注文から40日程度でつくることができる。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/IMG_3064.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62573" /> 現在では、年間3000足強を受注するまでに成長し、百貨店やゴルフ専門店をはじめ本間ゴルフとのコラボレーションもスタート。約80店舗展開で日夜スタッフがフィッティングへ東奔西走している。同社村田雅久社長に話を聞いてみよう。 「購入者の6割が男性ですが、特に外反母趾に悩む女性は複数購入するなどリピート率が高いのが特徴ですね。シーズンごとに限定革を30色用意して、飽きさせない工夫も凝らしています。ただ、このビジネスは工場のキャパが生命線。月産300足が限界で、これを超えると縫製が雑になり歩留まりが極端に悪くなります。なので、コツコツと着実に進めます」 また、カラーや素材は、多彩なサンプルの中から選ぶことができため、頭を悩ませるユーザーも少なくないとか。そこで、同社ではインスタグラムへ1000点以上のサンプル画像を掲載し、スマホでカラバリをイメージしてもらっているという。 デザインの基本はサドル型やウイングチップ型、スニーカータイプ、チャッカブーツなど、7種類から選択ができる。ダイヤル式もプラス3000円でオーダー可能で、スパイクレスも選べるようになった。なかでも昨年ラインアップに加わったスニーカータイプのスパイクレス(2万9800円)のオーダーが好調だという。 <img class="alignnone size-full wp-image-638" src="https://vgf.gew.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2937.jpg" alt="" width="788" height="525" /> また、同社のシューズは機能が満載だ。①防水素材を使用したブーツ工法仕上げのインナーにより水の浸入を防ぐ、②顧客の足型に合わせたオーダー熟成型インソールで確実にホールドし、グリップ力を高める、③熱成型インソールは、消臭抗菌効果に優れるなどの機能がある。 一連の受注システムで陰になりがちだが、「アザス オーダーメイド シューズ」の大きなアドバンテージは、やはりその履き着心地にあるようだ。1日のラウンドで10万歩以上歩くことを踏まえると、ここが最大のポイントに違いない。それを担うのが、先述の熱成型インソール『adjust Fit』(価格:8000円)。単体での販売も行っており、 「当社が販売するインソールは専用の器具を使用し、自分の足型合わせて成型します。個々の足型と同じ足型と同じ形にすることで、確実に足をホールドし、グリップ力を高め、足裏の疲れを軽減します」 カラーリングだけでなく、既製品では味わえない絶妙なフィット感が得られるのが同社の強みといえそうだ。
    (公開)2020年05月27日
    <p style="text-align: left;">RAZZLE DAZZLE(ラズルダズル)の新製品『CS-03W』ウエッジを、同社阿部歩プロダクトマネージャー立ち合いのもと、豊富な試打経験を持つギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが様々な角度から検証する。</p> 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 ラズルダズル『CS-03W』ウエッジ ハイバウンス仕様で美しさとやさしさを融合 <img class="aligncenter size-full wp-image-57788" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/razzle-dazzle2.jpg" alt="RAZZLE DAZZLE(ラズルダズル)CS-03Wウエッジ 試打検証" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:今回試打する『CS-03W』は、流れるようなバックフェースデザインが目を引きます。ロフト別に重心位置を変えているようですが。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">阿部</span>:はい。46°〜58°の2度ピッチ刻みで全7タイプを用意し、昨今のストロングロフトアイアンにも対応。46°と48°はアイアンからの流れをスムーズにする低重心、50°52°54°は適正な飛距離を打ち分けられる中重心、56°と58°は高次元なスピンコントロールを可能にする高重心となっています。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:ネック長もロフト角によって違いますね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">阿部</span>:バックフェースのデザインと相まって、重心設計と上下の慣性モーメントをそれぞれに求められる役割を発揮させるためです。 <h2>ハイバウンスでもきれいにヘッドが抜ける</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-57797" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/razzle-dazzle8.jpg" alt="RAZZLE DAZZLE(ラズルダズル)CS-03Wウエッジ 試打検証" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:早速、熊谷ゴルフクラブ(埼玉県)の1Hを使用して『CS-03W』を検証していきます。第一印象は、ターゲットに対して構えやすく、ほぼストレートのネックからリーディングエッジへ繋がるフェースラインで、とても安心感があります。まずは、残り100ヤード付近から48°を使用して打ってみましょう。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">阿部</span>:大きくないですか? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:今日はアゲンストですから、丁度良いでしょう。 <img class="aligncenter size-full wp-image-57791" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/razzle-dazzle5.jpg" alt="RAZZLE DAZZLE(ラズルダズル)CS-03Wウエッジ 試打検証" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:シュパッ! という心地よい音できれいにターフが飛んで、ややグリーン奥にオン。向風でも強弾道。バウンスが効いてインパクトロフトがとても安定していると感じました。また、70ヤード付近から54°を使用しましたが、同様の感触でピンを果敢に攻められます。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">阿部</span>:ソールの抜けはどうです? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:とても良いですね。ハイバウンスですが、ソールは丸みを帯びたラウンド形状で、さらにトゥ寄りに段差を設けているからきれいにヘッドが抜けます。打点もいいところで当たっていますし、弾道も強くスピン性能も高い。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">阿部</span>:飛距離はどうですか。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:私が普段使っている48°よりも飛ぶ印象。ストロングロフトアイアンを使っていて、一般のウエッジを組み合わせると飛距離が極端に落ちてしまう方にもミートしやすい。次はグリーン周りで試してみましょう。 <h2>バウンスを積極的に使ってスピンをかけて止める</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-57789" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/razzle-dazzle3.jpg" alt="RAZZLE DAZZLE(ラズルダズル)CS-03Wウエッジ 試打検証" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:最近、USPGAツアーを見ていて思うのが、アプローチショットの変遷ですね。一昔前は、フェースを開いて大きくバックスイングするロブショットを多用していましたが、現在はフェースをあまり開かずに、小さなテイクバックからバウンスを使いながら押し込む打ち方が主流です。それでは、グリーン周りのラフから56°で打ってみます。 <img class="aligncenter size-full wp-image-57794" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/razzle-dazzle7.jpg" alt="RAZZLE DAZZLE(ラズルダズル)CS-03Wウエッジ 試打検証" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">阿部</span>:設計通りの球が出ました(笑)。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:私の生徒さんにも多いのですが、アマチュアの方はどちらかというと、リーディングエッジからきれいに入れようとしてミスするケースが少なくありません。千円札一枚分手前からダフるつもりで打つとソールが滑り、つまり、バウンスがあるから大きなミスになりにくくなるということを理解してほしい。バウンスは車でいうバンパーの役割を果たしています。 そういう意味で『CS-03W』シリーズはバウンスが多くかつ抜けの良いソール形状なので、ボールにしっかりコンタクトしてくれる。ラフからでも容易にスピンをかけて止めることができます。 <h2>バンカーショットはどうなのか?</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-57790" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/razzle-dazzle4.jpg" alt="RAZZLE DAZZLE(ラズルダズル)CS-03Wウエッジ 試打検証" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:58°を使用してバンカーショットを試してみました。ソールの低い所とエッジの高さの差がはっきりしていて、ドンッというインパクトが印象的。とにかく音がいいですね。 これは抜けが良い証でかつ、ハイバウンスのため、フェースを開かなくても、上げて下すだけでエクスプロージョンが簡単に打てました。また、開いて打つとさらにバウンスが効いて、スピン性能がアップ。より爽快な打音で五感を満たしてくれます。つまり、距離感が合いやすくなるということです。 『CS-03W』は全般的に、バンカーやラフなど条件が厳しいほど威力を発揮する次世代の現場主義ウエッジといえそう。なお、『CS-03W』は、スペック・仕上げを選べるカスタムにも対応。皆さんも是非一度試してみてください。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/l9I_E5xnNG0?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>RAZZLE DAZZLE『CS-03W』ウエッジ製品概要</h2> 『CS-03W』ウエッジは、ハイバウンス仕様で「美しさ」と「やさしさ」を融合。同社製品ではFP値の大きい部類に属し、46°〜58°の2度ピッチ刻みで全7タイプのロフトから選択できる。 「Type-P」(46°、48°)、「Type-A」(50°、52°、54°)、「Type-S」(56°、58°)の3つのカテゴリーに分類し、バックフェース厚をミーリング加工により、それぞれ偏肉設計にしているのが大きな特徴だ。 「Type-P」はヒール側を肉厚にして低重心化、重心距離も短めにしてアイアンに近づけている。「Type-A」については、平均的な肉厚に設定。「Type-S」はフェース上部へ厚みを持たせた高重心設計にして、スピン性能を高めている。 また、ネック長も分けており、それぞれのヘッドの役割を明確にしたデザインを施している。ソールは、ラズルダズルのお家芸で、地面と接地面積を極限まで減らした『クローイングソール』を採用。接地面を減らし、フェースを開くほど、さらなる抜けの良さを体感できるというウエッジだ。
    (公開)2019年06月28日
    アザスゴルフはキャディバッグブランド『ANEW GOLF(アニューゴルフ)』の2019年モデルを今ゴルフフェアでお披露目した。 サーフィン、スノーボードから得た感性をゴルフと融合させたブランドで、他人と被らないデザインがウリ。 スタッズを随所にあしらった意匠が特徴で、スタンドバッグを中心に投入する。 「我々が欲しいと思うモノを作る」(村田雅久社長)を基本コンセプトに百貨店、セレクト等に限定して販売する方針だ。今後、同ブランドのウエア展開も視野に入れる。 <h2>30万本突破の練習器具 『ドライバット』で業界参入</h2> 練習器具『ドライバット』で業界参入したアザスゴルフは、2009年に創業した新興メーカー。累計販売本数は30万本を突破し、現在も供給が追い付かないロングセラーなのだとか。 その余勢を駆って2011年にはオーダーメイドのゴルフシューズを手掛け、さらにハンドメイドヘッドカバー『Selmo(セルモ)』の国内代理店も務める。 昨年4月にはカスタムパーツブランド(ウエッジ、アイアン)の『ラズルダズル』が加わり一気呵成の様相を見せている。 同社では、「5本の矢成長戦略」と銘打ち、ニッチ市場領域での収益拡大を目標に掲げている。 これらを実現するため、自社製品と他ブランドを展開しながら、「ニッチ市場を複数のアイテムで攻める」(村田雅久社長)ことで、シェア拡大を狙っている。 <h2>二本目の矢「オーダーゴルフシューズ」の快進撃</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-56770" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/05/azas-golf.jpg" alt="二本目の矢「オーダーゴルフシューズ」の快進撃" width="788" height="525"> 取扱いブランドを増やすことで業績成長を狙うアザスゴルフだが、足元の業績も右肩上がりを続けている。その原動力になっているのが、「2本目の矢」に位置付けるオーダーゴルフシューズ。 1足4万円超だが、年間3000足強を受注するまでに成長。現在25店舗展開で、スタッフがフィッティングに東奔西走しており、「購入者の6割が男性ですが、特に外反母趾に悩む女性は複数購入するなどリピート率が高いのが特徴。 シーズンごとに限定革を30色用意、飽きさせない工夫も凝らしています。ただ、このビジネスは工場のキャパが生命線。月産300足が限界で、これを超えると縫製が雑になり歩留まりが極端に悪くなります。なので、コツコツと着実に進めます」(村田社長) また、カラーや素材は、多彩なサンプルの中から選ぶことができるため、頭を悩ませるユーザーも少なくないとか。 そこで、同社ではインスタグラムへ1000点以上のサンプル画像を掲載し、スマホでカラバリをイメージしてもらっているという。 デザインの基本はサドル型やウイングチップ型、チャッカブーツなど、7種類から選択ができる。ダイヤル式もプラス3000円でオーダー可能で、また、スパイクレスも選べるようになっている。 同社のシューズは機能が満載だ。①防水素材を使用したブーツ工法仕上げのインナーにより水の浸入を防ぐ、②顧客の足型に合わせたオーダー熱成型インソールで確実にホールドし、グリップ力を高める、③熱成型インソールは、消臭抗菌効果に優れるなどの機能がある。 2019年はスニーカー タイプのスパイクレス(2万9800円)を追加。4月1日よりオーダー受付を開始する。バットとシューズ事業を柱に、新たな成長分野をどれだけ生み出せるか。これからアザスゴルフの本当の実力が試される。 <h2>ハンドメイドヘッドカバー 『Selmo』</h2> 『Selmo』(ドライバー、FW、UT、1万2800円~)は1週間に100個しか作れない完全ハンドメイドのヘッドカバー。カラー&デザインとも豊富にラインアップする。 ワイルドでありながらも繊細な特徴的なスタッズがヘッドカバーへ大胆に施されており、デザイン性だけでなくレザーは屋外の厳しいコンディションにも耐える実用性も兼ね備えている。 <h2>インフィニティバランス</h2> 『インフィニティバランス』は、世界の貴重な天然な資源を粒子化し、それに独自の特殊加工を施しているのが特徴。身に付けるだけで身体のバランスを整え、スポーツ時には最高のパフォーマンスを発揮する効果があるという。 <h2>『ラズルダズル』 アイアンとウエッジを発表</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-56769" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/05/razzle-dazzle.jpg" alt="『ラズルダズル』 アイアンとウエッジを発表" width="788" height="525"> 新製品の『CS-03W』ウエッジは、ハイバウンス仕様となっており、「美しさ」と「やさしさ」を融合。同社の製品では、FP値の大きい部類に属し、46°〜58°の2度ピッチ刻みで全7タイプのヘッドから選択できる。 PW(46°、48°)、AW (50°、52°、54°)、SW(56°、58°)の3つのカテゴリーに分類し、バックフェース厚をそれぞれ偏肉設計にしているのが特徴的。 PWはヒール側を肉厚にして低重心化、重心距離も短めにしてアイアンに近づけている。AWについては、平均的な肉厚に設定。SWはフェース上部へ厚みを持たせた高重心設計にして、スピン性能を高めている。 また、ネック長も分けており、それぞれのヘッドの役割を明確にしたデザインを施しているのが分かる。 ソールは、ラズルダズルのお家芸で、地面との接地面積を極限まで減らした「クローイングソール」を採用。接地面を減らし、フェイスを開くほど、さらなる抜けの良さを体感できる。 『CS-03W』ウエッジは、バンカーやラフなど条件が厳しいほど威力を発揮する次世代の現場主義ウエッジといえそうだ。なお、 『CSー03W』はスペック・仕上げを選べるカスタムにも対応する。 そして、ラズルダズル3作目のアイアンがアンダーカットキャビティの『CSI-S FORGED』。軟鉄鍛造の一体製法を採用した完全国産品で深重心作用による高弾道・直進性能がアップ。 ほど良いバウンス角はウエッジ同様、「クローイングソール」との相乗効果でミスに強く、ヌケの良さを兼ね備えたアイアンだ。 好評発売中のマッスル『CSI-M FORGED』とキャビティ『CSI-C FORGED』へ新たに『CSI-S FORGED」が加わったことで計3タイプが揃い、すべてのゴルファーのニーズに応えられるようになった。 同社は今後、フィッティングへ注力する方針を明らかにしており、同社阿部歩氏が次のように話す。 「実際の芝の上から打ってもらい、バウンスの重要性を伝えていきたいですね。オンリーワンのモノを提供することでラズルダズルの認知を高めたい」 徹底的に現場主義を貫くラズルダズルのものづくりを垣間見た。
    (公開)2019年05月31日
    より一層の成長の布石となるか? アザスゴルフはこのほど、キャディバッグブランド『A NEW(アニュー)』の発売を開始した。サーフィン、スノーボードから得た感性をゴルフと組み合わせたブランドで、他人と被らないデザインがウリ。 画像のようにリベットを随所にあしらった意匠が特徴で、スタンドバッグ(5万9000円)を中心に初回2000本を投入する。「我々が欲しいと思うモノを作る」(村田雅久社長)を基本コンセプトに百貨店、セレクト等に限定して販売する方針だ。 <img class="alignnone size-full wp-image-48336" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/0ea154f06b167cf4bb6a96a2f0755a85.jpg" alt="" width="760" height="609" /> <h2>30万本突破の練習器具『ドライバット』で業界参入</h2> 練習器具『ドライバット』で業界参入したアザスゴルフは、2009年に創業した新興メーカー。累計販売本数は30万本を突破し、現在も供給が追い付かないロングセラーなのだとか。その余勢を駆って2011年にはオーダーメイドのゴルフシューズを手掛け、さらにハンドメイドヘッドカバー『INGGI(インギ)』、『SELMO(セルモ)』の国内代理店も務める。今年1月には『ラズルダズル』が加わり一気呵成の様相を見せている。 同社では、新たにキャディバッグが加わることで「5本の矢成長戦略」と銘打ち、ニッチ市場領域での収益拡大を目標に掲げている。これらを実現するため、M&amp;Aも積極的に行う姿勢を見せており、実際今年1月にはカスタムパーツを手掛ける『ラズルダズル』と握手。自社製品と他ブランドを展開しながら、 「ニッチ市場を複数のアイテムで攻める」(村田雅久社長) ことで、シェア拡大を狙っている。 <img class="alignnone size-full wp-image-48338" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/180830_azas_shoes.jpg" alt="" width="760" height="570" /> <h2>二本目の矢「オーダーゴルフシューズ」の快進撃</h2> 取扱いブランドを増やすことで業績成長を狙うアザスゴルフだが、足元の業績も右肩上がりを続けている。その原動力になっているのが、「2本目の矢」に位置付けるオーダーゴルフシューズ。1足6万円超の高額品だが、実は年間3000足強を受注するまでに成長。現在25店舗展開で、スタッフがフィッティングに東奔西走しており、 「購入者の6割が男性ですが、特に外反母趾に悩む女性は複数購入するなどリピート率が高いのが特徴。シーズンごとに限定革を30色用意、飽きさせない工夫も凝らしています。ただ、このビジネスは工場のキャパが生命線。月産300足が限界で、これを超えると縫製が雑になり歩留まりが極端に悪くなります。なので、コツコツと着実に進めます」(村田社長) また、カラーや素材は、多彩なサンプルの中から選ぶことができため、頭を悩ませるユーザーも少なくないとか。そこで、同社ではインスタグラムへ1000点以上のサンプル画像を掲載し、スマホでカラバリをイメージしてもらっているという。 バットとシューズ事業を柱に、新たな成長分野をどれだけ生み出せるか。これからアザスゴルフの本当の実力が試される。
    (公開)2018年09月03日
    RAZZLE DAZZLEブランドを展開するJ.GREEDは10月1日、同社初となるアイアンヘッド『CSI-M FORGED』を数量限定で先行発売する。セット内容は、アイアンヘッド#5~#9と既存のウエッジ『CS―01W』のロフト角46度を加えた変則セットだ。 その『CSI-M FORGED』の特徴は、中空構造にある。ヘッド内部を特殊技術で空洞化し、約40gの軽量化に成功。余剰重量をヘッドの大型化に活用して、マッスルバックながら、大型で高い飛距離性能を有するアイアンヘッドに仕上がったという。また、ソールは同社独自のクローイングソールでハイバウンスが特徴。#5アイアンが6度で、それ以降1度ずつバウンス角増えていくデザインを施している。 ところで、変則セットを先行販売するには理由があるという。 「ウエッジから始まったメーカーですから、その使用者にまず使ってもらいたいと考えおり、既存ウエッジのロフト角からの流れで、ウエッジ『CS―01W』の46度をセットしたワケです」 単品販売で#3、#4アイアンのヘッドも用意。単品は1ヘッド2万5000円。『CS―01W』の46度は2万8000円となっており、セット価格は15万3000円となっている。 問い合わせはJ.GREEDへ、03―6280―3407。
    (公開)2016年09月27日
    沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部で開催された国内女子開幕戦「ダイキンオーキッドレディースゴルフトーナメント」で、3日目に出場選手中唯一60台で回り優勝戦線に加わったのが藤田さいき。今シーズンからクラブはフリー契約で、実戦に投入したのが地クラブのウエッジでJ・GREED『ラズルダズルCS―01W』だった。 『ラズルダズル』は工房向けのパーツブランドで、昨年8月に元地クラブメーカーのスタッフだった阿部歩氏が立ち上げたブランド。幅広ソールにハイバウンス、そしてソールのトゥが大胆に削ぎ落とされている「CLAWING(かぎ爪)SOLE」が特長だ。 今回、藤田さいきが使用したのにはワケがあった。「昨年まではローバウンスのウエッジを使用していましたが、少しでも手前からボールにアタックすると距離や方向性にミスするなど、緊張した場面だとプレッシャーも感じてアプローチが苦手でした。それが『CS―01W』だとグリーン周りで助けになってくれます」――。 使用ウエッジは3本で、ロフト50度を1度立てて49度に調整。さらに、52度、58度を使用しており、市販されているウエッジと同じモデルだということだ。 近年、地クラブがプロのトーナメントで使用されるシーンが多く見られるようになった。一昨年からは男子ツアーで「Aデザインゴルフ」のクラブが活躍し、昨年の日米の女子オープンを制したチョン・インジは、「イーデルゴルフ」のウエッジを使用。そして、今回の藤田さいきだ。今後、クラブのフリー契約が増加すれば、地クラブがツアーでさらに活躍する可能性も否定できない。 ラズルダズルの商品問い合わせは、03―6280―3407。
    (公開)2016年03月08日

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