リョーマゴルフは6月29日、待望のニュードライバー『RYOMA MAXIMA(リョーマ マキシマ)』を発売する。同社は、「前作との性能差を誰もが実感できるものしか製品化しない」ことをポリシーに掲げているだけに、新ドライバーの実力が気になるところ。それでは、以下より、2009年の『D‐1』、2013年の『D‐1 マキシマ』に次ぐ第3作、3年ぶりの新製品を紹介する。
『RYOMA MAXIMA』最大の特徴は、他にはない低重心率と高反発並みの高初速を実現したこと。基本設計をイチから見直し、独自の特許技術「DSIテクノロジー」をさらに進化させ、その結果、同社が実施したマシンテストでは飛ぶと評判の前作を全ショットで10ヤードも上回る驚異的な飛距離性能を実現したという(同社調べ)。具体的には、ヘッド重量の最後の1gまで飛ばしの機能に利用する新手法として、従来にない鍛造方法を考案。チタン合金では不可能とされた130度もの曲げ角で作成した「アンダープレスクラウン」により、溶接位置を大幅に下げることに成功したという。
さらに、最も重い比重17の粉末タングステンを用いた「アンチロールパワーブースター」との相乗効果で、スコアライン間隔1本分に相当する5mmもの低重心化を実現。ディープフェースヘッドでありながら、低重心率50%を達成したという。同社によれば、
「他社一般ドライバーとの比較では、バックスピン量は900rpm減、さらに、『マルチビームカップフェースⅡ』とボディ細部にわたるスプリング機能の強化により、平均初速は1・7m/s向上(他社比)。その飛距離差は、目測で十分に分かるほどです」
同社は先述したポリシーの下、「高機能クラブ」という新たなカテゴリーを創出すべく、価格以上の性能をユーザーが感じられるものづくりにこだわってきた経緯がある。それだけに、3年ぶりの新ドライバーは、ファンのみならず、販売店からも大きな期待が寄せられていることは間違いないだろう。
ラインアップは、フラッグシップモデルの「TYPE‐D」(オープン価格、※店頭予想売価9万円前後/ロフト:9.5度、10.5度、11.5度、12.5度)、長尺モデルの「TYPE‐G」(オープン価格、※同10万5000円前後/ロフト:9.5度、10.5度、11.5度)、アスリートモデルの「TYPE‐V」(オープン価格、※同9万5000円前後/ロフト:9.5度、10.5度)の3タイプを用意(すべてSLEルール適合品)。
昨今では、飛距離とスコアアップを求めるコアユーザーはもとより、競技志向のトップアマからも支持されている同社のクラブ、試さない手はないだろう。
問い合わせはリョーマゴルフへ、03‐6300‐5150。