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    ハッシュタグ「三菱ケミカル」記事一覧

    シャフトブランド「ディアマナ」が、立ち上げから20年を迎えた。第6世代の第2弾モデルとなる『ディアマナBB』は“青マナ系”の最新作。そこでクラブと弾道の関係を長年研究しその分野に精通する5UNDERS GOLFの山田直知プロが、計測データを元にシャフトの特性を解き明かす。 ドローもフェードもOK 万人向きのシャフト(試打スペック/53・S) <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/diamanaBB1.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-83417" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>山田</strong></span> 試打の率直な感想として、シャフトの動きにクセがありません。ナチュラルに振っても打点がブレなくて芯に当たるし、球が曲がらないんです。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/87c0d6f82c74c142a593521c6ce3da0c.jpg" alt="diamanaBB" width="1264" height="761" class="size-full wp-image-83416" /> 53S・弾道データ 次にフェードを打ちましたが、イメージ通りのキレイな球筋です。球を左に出して右へ戻すフェードは、つかまり過ぎが怖いボールでもあります。でも『ディアマナBB』は、左へのトルク(ねじれ)によるムダなフェースターンが入らず、球が左に行きません。ドローも、狙い通りに打てました。 大型ヘッドはコントロールしづらいとか、インサイドからフェースが開いて下りると返りにくいと言われがち。このシャフトを挿すと、そんなことはありません。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/9a5fb3f380032d7b772800af7c021764.png" alt="diamanaBB" width="1920" height="1080" class="size-full wp-image-83415" /> 53S・ドロー また今どきの大型ヘッドは後ろ側が深くて重いため、インパクトの直前くらいから後ろ側が下がってアッパーブローになりやすいもの。アッパーブローが強すぎると、ソールの後方が地面にぶつかりやすいし、フェースの下側に当たりやすくなります。しかし『ディアマナBB』を挿すと、クラブパスがインサイド(5度)から入っても、アッパーブローが4.8度と許容範囲(5度以内)に収まっています。これが〝当たりやすさ〟の秘密だと思います。 <h2>シンプルな重量違いで軽さのメリットもある(試打スペック/43・S)</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/71a7f2b339b61f1d5a0368a1d5903232.jpg" alt="diamanaBB" width="1264" height="761" class="size-full wp-image-83410" /> 43S・弾道データ <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>山田</strong></span> 私は普段7・Xのシャフトを使っていますが、個人的にはこの「43・S」がとても振りやすいです! 通常は40g台のシャフトは〝ブニャブニャ〟に感じますが、今作はそれがありません。 私がフィッティングをする際、よくお客さんから「このシャフトが振りやすいので、10g軽くしてほしい」と言われますが、「振り心地が全く違う」となることが多いし、私もそう感じます。だけど今作の「53・S」と「43・S」は重量差は感じますが、シャフトのしなりや動きが同じと言っていいくらい。グリップを握ったときの太さが同じなことも大きいですね。 重量が軽いということはクラブが早く下りてくるので、ハンドレートに当ててインパクトロフトが寝やすく、高い球が打ちやすいんです。逆に、重いクラブは少し遅れて下りる分、ハンドファーストにロフトが立って当たりやすいので、低い球が打ちやすい。今作は重量違いでも振り心地を揃えているので、打ちたい球筋の観点からのスペック選びもしやすいでしょう。 <h2>フレックスがRでもトウヒットに負けない(試打スペック/53・R)</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/e8210cd53b37decb0f288ecd7809deec.jpg" alt="diamanaBB" width="1264" height="761" class="size-full wp-image-83414" /> 53R・弾道データ <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>山田</strong></span> 「53・R」は〝しなり・戻り〟でアッパーブローがやや強くなりました。本来なら〝しなり・戻り〟が強くなるとトルク=ねじれが強くなり、フェースが左を向いて当たりやすくなります。ただ今作のRは、 〝しなり・戻り〟や走り感があるのに、ねじれが少なくて球が左に行かずストレートに近い弾道でした。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/bd85cc51002693a767e0b1f3e00c580a.jpg" alt="diamanaBB" width="897" height="401" class="size-full wp-image-83412" /> 53R・トウヒット <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/f0e34b7c45d31f12f7ebbd2597f9b118.png" alt="diamanaBB" width="954" height="384" class="size-full wp-image-83413" /> インパクト前後のフェース開閉度合いのデータ 次に打点をトウ側に2㎝くらいずらして打ってみました。通常は当たり負けてフェースがかなり右を向いてしまうもの。ただ、ハイスピードカメラの映像と、インパクト前後のフェース開閉度合のグラフを見ると、フェースの開きがかなり少なく、通常の半分くらいに抑えられている感じ。このことから今作はRでも先端のトルクが締まっていて、しなるのに当たり負けないことがハッキリと分かりました。 <h2>【動画試打】山田直知プロが『ディアマナBB』を科学的試打</h2> 最後に山田直知プロによる試打・解説を動画で観てもらいたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/KLIuehgr4so?si=_CdgrkI5u8ZWRrB3" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2024年10月11日
    三菱ケミカルの世界的なブランド「Diamana」が誕生して20年目を迎えた。そして第6世代の第1弾モデルとなる『Diamana WB』シリーズ(4万4000円)は、しっかりとした振り抜きと強弾道で飛ばせるというフレコミ。50g台と60g台をテストして、実際にどうだったのか? 【動画】『Diamana WB』を常住充隆が徹底試打! <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/D1HN4FRA_G0?si=ZTlXVuwbyFOkVKVE" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> <h2>50g台でもアバれずコントロールしやすい(試打スペック:53S)</h2> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span> 初めのひと振りで感じたのは、50g台の「53S」でもHSが50m/s前後の私がフツーに振っても、アバれたり振り遅れたりせずについてくる。そのぶん意図したスイングがしやすくて、操作性が高いシャフトです。 元調子でもシャフトの手元側が締まっていて、中間は適度にしなり、先のほうもしっかりしている印象。振りにいってもシャフトがネジれません。それによってヘッドが返りすぎず球が左に行かないので、引っかけのミスを嫌う人に合うでしょう。 切り返してから、シャフトがボールに向かって直線的にアタックするので、スピード感があります。インパクトで合わせに行くのではなく、振り抜いたほうが結果がいいし、言い方を変えれば一気に振り抜けるシャフト。と同時に、打ち出した方向へストレートな弾道が飛びやすくて、球の曲がり幅が抑えられます。スピンが少ない中~高弾道で、風の影響を受けにくく球が前に行くイメージですね。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/05/20240510dia1.jpg" alt="" width="1000" height="430" class="size-full wp-image-81365" /> 53S試打データ <h2>ぶ厚いインパクトでつかまったフェードに(試打スペック:63S)</h2> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span> 「63S」も基本的な動きや弾道は「53S」と大きく変わりませんが、重量が重くなってネジれにくくなっています。 「53S」と同じように、余計なことをしない動きを抑えたシャフトで、打点をトウ・ヒールに外しても球がヨジれなくて左右のミスを減らせるし、スイング軌道を変えてドロー・フェードを打ち分けることもできます。コントロールしやすくて実戦的なシャフトと言えるでしょう。 さらに先のほうがしっかりしていて、インパクトでボールをグッと押し込めます。そして球が強くて、落ち際で“うっすらフェード”のイメージ。アスリートも勝負どころで左のミスを気にせず、思い切って振りにいけます。今どきのやさしいシャフトがモノ足りなかったり、自分の技術で打ちたいという人も満足して使えるに違いありません。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/05/20240510dia2.jpg" alt="" width="1000" height="424" class="size-full wp-image-81366" /> 63S試打データ <h2>アスリートはもちろんアベレージにもオススメ</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9486_cmyk.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="aligncenter size-full wp-image-81368" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span> 「ディアマナ」というと、アマチュアにとっては難しい印象があるかもしれません。でも、この「WB」は中・上級者はもとより、アベレージにも持ってこいのシャフトです。理由はアベレージに最も多いスイングにマッチするから。例えば、左のカベを作ってインパクトで頭を残そうとするあまり振り遅れる人、ヘッドを動かす意識が強すぎて“タメ”ができない=アーリーリリースになる人です。 そういうスイングだと、ヘッドが落ちてトウダウンしながら当たりやすくなりますが、この「WB」はしっかりしているしネジれが少なくてトウダウンしづらい。そして、このシャフトのように手元がガチっとしていると、切り返したときに自ずと“タメ”ができ、シャフトのパワーを生かして効率的に飛ばせるでしょう。 『Diamana WB』は、どの重量帯でもフレックスが充実しているので、自分に適したスペックを見つけやすいでしょう。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9428_cmyk.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="alignnone size-full wp-image-81363" /> お問い合わせ: <a href="http://www.mitsubishichemicalgolf.jp" rel="noopener noreferrer" target="_blank">www.mitsubishichemicalgolf.jp</a>/販売代理店・エストリックス ☎03-3851-8101
    (公開)2024年05月18日
    三菱ケミカルは『TENSEI Pro Blue 1k』シリーズ(5万5000円)を発売中だ。 『TENSEI』シリーズと言えば、PGAのトッププロがこぞって使用するモデル。近年はクラブメーカーの純正シャフトにブランド名が採用されることも多く、ブランド価値が年々高まっている。 そんな中発売された今作をティーチングプロの常住充隆氏が50g台と70g台を試打。動画でインプレッション&詳細に特徴を解説する。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/t_swvqHB3JY?si=CTc015PAtiQwBLDl" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2023年11月27日
    三菱ケミカルは9月、『Diamana GT』シリーズ(4万4000円)を発売した。今作は『Diamana』シリーズ第5世代の3作目にあたるモデル。マトリクス樹脂の組成・構造を最適化する「Xlink Tech」(クロスリンクテック)を始め、第5世代に共通する材料使いや設計技術を踏襲し、よりしなやかな振り心地に進化させている。 そこでティーチングプロで整体師の資格を持つ常住充隆氏が同シャフトを試打。特徴を徹底解説する。 1972年生まれ。千葉県出身。184cm。プロゴルファー、整体師、スポーツトレーナーとしての顔を持つ。今まで、1万人以上のゴルファーを上達に導く。運動医学、生理学やトレーニング論をベースに個々の骨格と筋肉の性質を見抜き、独自のゴルフスイング理論を提唱。 【動画】『Diamana GT』を常住充隆が徹底解説 まずは常住プロによる『Diamana GT』の試打インプレッションを動画で観てもらいたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/GjHOvqzUNpw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>40Sを試打</h2> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> 『Diamana GT』シリーズは『ZF』を進化させた後継モデルとのことですが、まず見た目はシルバーのベースに「Diamana」のロゴがホログラムで施されており、とても高級感のあるシャフトという印象です。 まずは40g台として、GT40のフレックスSを試打してみました。第一印象として手元の剛性感があり、ダウンスイングで自然にタメができる感覚があります。さらに先端の剛性もあるので、ダウンスイングからインパクトにかけてのヘッドの暴れが抑えられています。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/10/ab2073cacb6c782f6f69ea567fd99cbf.jpg" alt="Diamana GT 三菱ケミカル 常住充隆" width="1878" height="807" class="alignnone size-full wp-image-73859" /> 一般的なゴルファー、とりわけダウンスイングで上下動が多いゴルファーというのは、手元が高い位置から降りてくるため、シャフトが縦にしなって、ヘッドがトゥダウンしてしまう傾向があります。しかし、このシャフトはそれが軽減されています。その証拠に、私は普段60g台後半のシャフトを使用しているため、通常の40g台だと大幅に左に飛んでしまうはずですが、『Diamana GT』はさほど左に飛ばず、弾道が安定しているのがデータからも分かります。 <h2>60Sを試打</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/10/Diamana-GT3.jpg" alt="Diamana GT 三菱ケミカル 常住充隆" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-73863" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> 続いてGT60のフレックスSを試打しました。あえて40Sと同じタイミングで打ってみたのですが、重量が違うにも関わらずほとんど振り感に大差がなく、同じリズムで振ることができました。『Diamana GT』の特徴として、違う重量帯・スペックでも一貫性のあるタイミングで振れるというコンセプトがありますが、それを実感できた形です。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/10/21c4449bba452647fabf7d603620f048.jpg" alt="Diamana GT 三菱ケミカル 常住充隆" width="1877" height="815" class="alignnone size-full wp-image-73860" /> スペック上は62.5gで、手元の剛性を高めているとのことですが、実際は数値よりも若干軽めに感じます。表記上は中元調子ですが、手に伝わってくる感覚は中調子のようです。おそらくダウンスイングで自然なタメができ、インパクトまで一気に加速して振り抜ける特徴がその理由だと思います。 <h2>『Diamana GT』の対象ゴルファーは?</h2> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> インパクトで頭を残すゴルファー、体重移動を大きく取ってトップの位置を高くするゴルファーは、トゥダウンが強くなる傾向にあります。ですので、トゥダウンを軽減し、インパクト付近でしっかりとヘッドを押してくれる『Diamana GT』はマッチすると思います。 また、ダウンスイングの切り返し時に腰の回転と関節やリストを思い切り使うゴルファーは左への引っかけが強くなりますが、『Diamana GT』は手元と先端の剛性で、左への引っかけを抑えてくれるでしょう。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/10/Diamana-GT4.jpg" alt="Diamana GT 三菱ケミカル 常住充隆" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-73865" /> 先述したように、重量が違っても同じタイミングで振れ、挙動も一貫性があるシャフトです。スペックも40のR2から80TXまであるので、フェアウェイウッドにも合わせることができそうです。『Diamana GT』がドライバーでマッチする方は、是非フェアウェイウッドまで一貫して揃えていただくことを推奨します。 それと意外と数値上の重さよりも軽くスムーズに振れる感覚があるので40のR2などは女性にも合うと思います。 ■お問い合わせ <a href="http://www.mitsubishichemicalgolf.jp">www.mitsubishichemicalgolf.jp</a>/販売代理店・エストリックス 03-3851-8101
    (公開)2022年10月12日
    三菱ケミカルは、フラッグシップブランド『Diamana』より、次世代の1機種となる『TB』シリーズを発売する。 『Diamana』は、最新クラブトレンドを踏まえ、高重量・大慣性モーメントヘッドを最適なインパクト条件に導き、「やさしさ=ミスヒットへの寛容性」をあわせ持つ次世代へと進化したという。 『TB』シリーズは、伝統・王道の『Diamana』のBLUE系E.I.(剛性分布)に磨きをかけ、スムーズなスイング軌道に導くTrue Smooth E.I.で、幅広いタイプのプレーヤーにマッチするとか。40g台や軽硬スペックの50TX等、多彩なスペック展開で多様なプレーヤー像をカバーしているという。主な特長は以下の通りだ。 <strong>■特徴1</strong> シャフト形状の“骨格”を決める「マンドレル(芯金)」を従来モデルの2倍以上、カーボンシートを様々な形状に切り出して最適な位置に配置する「パターン」を3倍以上用いてより緻密にスペックバリエーションを構築。 同一重量帯のフレックス間の重量・バット径差、また40-80g台スペックのバット径差を大幅に縮小し、重量帯違い、フレックス違いによる性能・フィーリングの違和感を最小化しているという。どのスペックを選んでも同一の使用感を得ることができ、より的確なフィッティングが可能に。 プレーヤーそれぞれの「最適」を選び取ることができる、新世代の精密設計だという。 <strong>■特徴2</strong> 原料からの開発・一貫生産を可能とする同社のアドバンテージを最大限生かし、マトリクス樹脂の組成・構造を最適化。 同社従来品種比で強度14%、弾性率15%、破断伸度8%向上させる新開発の「#371レジン」と「MR70」とのコンビネーションで繊維が持つポテンシャルを最大限引き出しているとか。 <strong>■特徴3</strong> 製造プロセスから見直し、従来難しかった弾性率と強度の両立を実現した三菱ケミカルが誇る高性能炭素繊維「MR70」を使用。同社従来品種比で弾性率を10%、強度を20%向上させているという。 <strong>■特徴4</strong> シビアな物性が要求される航空宇宙用途や、反発や感度に優れ、高性能の釣り竿等に使用される、強靭で高い補強効果を発揮するボロン繊維を採用。
    (公開)2020年08月11日
    三菱ケミカルからプレミアムシャフト『Diamana(ディアマナ)D-LIMITED』が3月6日に新登場した。2017~19年開催の海外男子メジャー12大会において6勝をあげるなど、世界の名だたるプレーヤーが使用するグローバルモデルだ。 今回はこの『ディアマナ D-LIMITED』をYouTubeで人気の坂本龍楠プロが試打。アシスタントはGEWの大矢晃弘が務めた。 1981年生まれ。神奈川県出身。オーストラリアへ留学してゴルフを学び、2011年「日本プロゴルフ協会」ティーチングプロ合格。自身が運営する新宿御苑ゴルフスタジオでは身体に負荷のかからないスイング理論が好評を博し、公式YouTubeのチャンネル登録数は9万5000人を超える。著書には「逆説のゴルフ」などがある。 叩けるシャフト『ディアマナ D-LIMITED』 手元の粘りで安定したスイングに導く <iframe src="https://www.youtube.com/embed/Qe9NIlzrpV0?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>坂本龍楠プロの試打インプレッション</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/diamana-d-limited3.jpg" alt="叩けるシャフト『ディアマナ D-LIMITED』 手元の粘りで安定したスイングに導く" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61418" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">坂本</span>:三菱ケミカルから発売される『Diamana D-LIMITED』ですが、海外男子メジャー優勝の常連とも言えるプロも使用しているということで性能の高いシャフトだと予想できます。 まずデザインですが、グレーがかったブラックを基調としており、高級感がありシンプルなデザインだと思います。構えてみると、ブラックを基調としている影響かもしれませんが、不思議とヘッドまでの距離が短く感じて安心感があります。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/data-diamana.jpg" alt="叩けるシャフト『ディアマナ D-LIMITED』 手元の粘りで安定したスイングに導く" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61470" /> 実際に打ちましたが、非常に振りやすいですね。シャフト全体的にはしっかりしている印象ですが、極端な重さを感じることなく、スムーズにスイングできます。 軽く打ったのですが、距離はトータル269ヤードと実際に距離も出ていますし、打ち出し角が14度、スピン量も2375回転、弾道も低いフェードで理想的な数値です。 <h2>『ディアマナ D-LIMITED』はこんなゴルファーにおススメ</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/diamana-d-limited5.jpg" alt="叩けるシャフト『ディアマナ D-LIMITED』 手元の粘りで安定したスイングに導く" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61416" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">大矢</span>:今回のシャフトですが打っていただいてどのような特長を感じましたでしょうか? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">坂本</span>:率直に言ってすごく振り抜きが良かったです。スペック上は手元調子だと思うですが、手元の粘り感が『Diamana D-LIMITED』の特長だと思うんですね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">大矢</span>:手元側に採用している「DIALEAD」という三菱ケミカルのピッチ系炭素繊維が、その効果を発揮していると思います。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/diamana-d-limited4.jpg" alt="叩けるシャフト『ディアマナ D-LIMITED』 手元の粘りで安定したスイングに導く" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61417" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">坂本</span>:手元調子のシャフトというのは上級者が使うというイメージで、初心者やあまり飛ばない方などは敬遠がちになってしまう傾向があります。 なぜかというと、昔から力のある方はスチールシャフトを使う。スチールシャフトと言えば手元調子というイメージがあり、球が上がらない方や、力のない方は先調子を使うというイメージが根付いてしまっているからなんですね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">大矢</span>:確かに先調子のシャフトは易しいイメージがあります。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">坂本</span>:ですが一方で先調子のシャフトは先端が動く分、自分でシャフトを撓らせようとし過ぎることで、手先の動きが強くなってしまうことがあります。そうなるとシャフトの効能ではなく、かえって自分で球を上げようという動きが入ってしまいます。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">大矢</span>:ついやってしまいますね。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/diamana-d-limited6.jpg" alt="叩けるシャフト『ディアマナ D-LIMITED』 手元の粘りで安定したスイングに導く" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61415" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">坂本</span>:その点『Diamana D-LIMITED』は手元が適度に動いてくれますので、体でタイミングをつかんでスイングできますし、前腕や手首の動きの少ない安定したスイングにも繋がると思います。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">大矢</span>:上級者以外も使えそうですね。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">坂本</span>:スペックも50G台からありますので、自分に合ったスペックを選べば使えると思います。 もちろん上級者や、スチールシャフトの振り感に慣れていてしっかり叩いていけるような方も違和感なく使えます。色々なゴルファーに試してほしいですね。 試打シャフト:『Diamana D-LIMITED』50(SR)
    (公開)2020年03月13日
    9月5日、三菱ケミカルから発売された<strong>『ディアマナZF』</strong>シリーズ。第4世代ディアマナの集大成であり、さらに高次元の「飛んで曲がらない」を追求したシャフトだ。 王道アスリートモデルとして、海外メジャーを初めとする最高峰の舞台で実績を積み重ねてきたディアマナの中で、『ディアマナZF』シリーズは、弾道のばらつきを抑制する強さに、インパクトに向けて力強く加速するしなやかさを加えることにより、すべてのスイングパワーをボールスピードに効率良く変換。スピン量を抑えた直進性の高い弾道で、さらに高次元の「飛んで曲がらない」を追求している。 さらに、シリーズ初となる40g台スペックをラインアップ。より幅広いゴルファー層に、最新のディアマナの飛びを提供する。今回はギアの賢者であるソクラテス永井延宏プロに、60g台のS、50g台のS、そして40g台のR2を試打してもらい、その実力を検証した。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 さらに高次元の飛んで曲がらないを追求した『ディアマナZF』 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/tq70H7wzSEo?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>ギアの賢者 ソクラテス永井の試打評価</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/diamana2.jpg" alt="第4世代の集大成、さらに高次元の 「飛んで曲がらない」を追求した 『ディアマナZF』 三菱ケミカル DIAMANA ZF" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59168" /> 「ディアマナ」といえば、ツアープロ、特に米PGAツアーでも使用率が高いブランドですが、今回の『ディアマZF』は40g台で「R2」をラインアップし、一方で同じ40g台で「X」もあります。最重量級では80g台で「TX」まで用意しています。幅広いゴルファーに対応する意図が表れていますね。 <strong>全体的な印象は?</strong> 三菱ケミカルらしい素材使いが特長で、『MR70』という素材を使っています。 シャフトの強靱さが大きな「ディアマナ」の特長だと思うのですが、その中にもスピード感、シャフトがゴルファーを助けてくれる挙動も感じ取れます。幅広いゴルファーが恩恵を受けることができるシャフトですね。 <h2>しなり戻りのスピード感に当たり負けない厚いインパクト</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/diamana5.jpg" alt="第4世代の集大成、さらに高次元の 「飛んで曲がらない」を追求した 『ディアマナZF』 三菱ケミカル DIAMANA ZF" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59172" /> 先ほどお話しした「ディアマナ」らしいシャフトの強靱さ、剛性感の強さはもちろんですが、ミッドの部分からぐい~っと撓り戻るスピード感が高い弾き感として表れています。 さらに先端部にボロン繊維を複合成型して先端剛性を高めていて、撓り戻りにスピード感がありながら、当たり負けせずエネルギーロスが少なく、厚いインパクトを実現できます。 ゴルファーにとっては、無理に押し込む必要がないため、やさしく飛ばせるシャフトですね。 <h2>ディアマナらしい強靱さにスピード感、弾きの強さ</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/diamana60s.jpg" alt="ディアマナZF 60s 永井プロトラックマン試打データ" width="788" height="471" class="size-full wp-image-59166" /> ディアマナZF 60S 永井プロトラックマン試打データ <strong>最初に60g台のSを打ってもらいました。</strong> スピン量2600位で、キャリーが230ヤード、トータル256ヤード。打ち出し角が約14度。ミート率は1・47でした。打ち出しの高さは十分、キャリーもしっかり出ているのにランも稼げています。 いい弾道です。様々なタイプのヘッドと合うバランスの良さを感じます。 <strong>フィーリングは?</strong> ディアマナらしい強靱さに加え、中間部からの撓り戻りのスピード感、ボールの弾きの強さは、驚くほどのポテンシャルを持っていると思います。 <h2>50g台でも低スピンと弾く強さは高いレベルを維持</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/diamana50s.jpg" alt="ディアマナZF 50S 永井プロトラックマン試打データ" width="788" height="471" class="size-full wp-image-59170" /> ディアマナZF 50S 永井プロトラックマン試打データ <strong>次に50g台のSフレックスです。</strong> 打ち出し角は15度程度で、60g台のフレックスSよりアップしました。重量が軽くなってシャフトの挙動が大きくなったのが理由だと思います。 ただ、挙動が大きくなるとインパクトロフトが多くなりがちですが、スピン量は少し減っている。ここが『ディアマナZF』の凄いところで、飛距離に繋がる低スピン性能は維持している。 先端の強さが、軽くなってシャフト全体が振りやすくなったことに対して負けていない。シャフト全体でボールを弾く強さは、高いレベルで維持していますね。 <h2>40g台のR2でも軽さでの当たり負けはない!</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/diamana40r.jpg" alt="ディアマナZF 40R2 永井プロトラックマン試打データ" width="788" height="471" class="size-full wp-image-59169" /> ディアマナZF 40R2 永井プロトラックマン試打データ <strong>最後に40g台のR2を打ってもらいました。</strong> 軽くなったとはいえ、素材使いによる強靱さがあり、トルクが多いとかシャフト全体でのもたつきは感じません。クラブメーカーの標準シャフトだと、インパクトでの当たり負け、エネルギーロスを感じることがあります。 ただ、『ディアマナZF』の40g台なら、軽くても当たり負けやエネルギーロスを感じません。その意味でデータでのミート率は1.46と高いレベルです。それが飛びに繋がっていると思われます。 <strong>スペックは全体で20種類。選ぶ基準は?</strong> 標準よりやや体力のある方で60g台のSを。クラブメーカーの標準シャフトをお使いの方で50g台の半フレックス下くらいを。40R2はシニアや女性が視野に入ってくると思います。
    (公開)2019年09月24日
    今回は、ドライバーヘッドとシャフトのマッチングの方向性を探るべく、三菱ケミカルの伊藤成就氏に話を聞きました。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/nagase2.jpg" alt="ツアーサポートの舞台裏「操作性、当たり負け抑制、 撓り戻りの速度増が鍵」" width="788" height="525" class="size-full wp-image-58987" /> 左:穴井詩、右:三菱ケミカル 伊藤成就氏 伊藤氏は、「あくまでヘッドのデザイン物理特性が主役で、その性能を最大限に引き出すシャフトを提供するのが開発の基本方針です。 これまで、アスリートがヘッドに求めていた『操作性(重心距離が短いコンパクトなディープフェースデザイン)』『美しいヘッド形状』『方向安定性』が、『ボールの直進性』『飛距離』『形状による総合性能』を求める方向に変化し、各社が上市するヘッドも慣性モーメント(MOI)が大きく、重量も従来より重めに設計したヘッドが多くなっています。 また、弾道測定器の普及でドライバーのボール打ち出し角度とスピン量の関係が考慮され、低スピン傾向のヘッド開発が進み、プレーヤーのスイングタイプによってはボールが滑る、またはドロップすることが見られます。 少なくなりすぎたスピン量を調整することも新しいシャフトの開発で重要視されます」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/nagase4.jpg" alt="" width="788" height="525" class="size-full wp-image-58985" /> 左:S・ランクン この伊藤氏の発言を踏まえると、シャフトに求められる性能は、 <ul> <li>MOIの大きなヘッドにより、シャフト先端にかかる負荷に耐える強さと、インパクト時の挙動安定のための先端補強で、従来より球を押し込めるインパクトに導くタイプ 例)ディアマナDF</p></li> <li><p>ヘッド重量を重めにして物理的に同じスピードでも飛距離を伸ばす方向には、シャフトのバランスポイントをバット側に設計して重たいヘッドを振りぬけるタイプ 例)テンセイ CK Pro オレンジ</p></li> <li><p>MOIの大きなヘッドをコントロールする先端部の補強技術と、しなり戻りの効果をプラスすることで当たり負けのしない、クラブに仕上げられるシャフト 例)ディアマナZF</p></li> </ul> <p>3つのコンセプトで共通することは、MOIの大きくなったヘッドを、如何にコントロールしてミート率を上げることができるか、いかにオフセンターヒットでも当たり負けしないか。また、これらを可能にしながらしなり戻りのスピードをあげられるかがポイントになっています。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/nagase1.jpg" alt="ツアーサポートの舞台裏「操作性、当たり負け抑制、 撓り戻りの速度増が鍵」" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-58986" /> 最近のJGTO、LPGAの優勝者で三菱ケミカルの「ディアマナDF」「テンセイ CK Pro オレンジ」「ディアマナZF」の使用者が目立ってきていますが、ヘッドに対応するようなシャフト開発が重要になってきているようです。 ただ、使用者はそれなりのヘッドスピードがあるプレーヤーに向きそうな「テンセイ CK Pro オレンジ」(穴井詩、原英莉花、成田美寿々)や、ボールを低く抑えられることで使用者が増えた「ディアマナDF」(池田勇太、藤田光里)についてはハードヒッターイメージが濃く、優しさも加えて多くのプレーヤーが恩恵を受けられそうな「ディアマナZF」(藤田寛之、小鯛竜也、S・ランクン、40R2から40X、50X、50TXなど)には、筆者も興味津々で、高MOIヘッドにマッチするシャフトの使い道は奥が深くなりそうと考えています(使用者情報は7月31日現在)。
    (公開)2019年09月05日
    三菱ケミカルは2月上旬、『TENSEI CK Pro Orange』シリーズを発売した。トッププレーヤーが求める飛距離性能と、タイトなフェアウェイをヒットし続ける正確性を実現している。 世界のツアーシーンを席巻し、2017-2018シーズンの海外メジャー競技で最も多くのプレーヤーが手にした『TENSEI』。ツアープレーヤーの中でも一気に使用者が増加した。 その『TENSEI』が遂に日本上陸を果たしたのだ。 『TENSEI CK Pro Orange』シリーズは、タングステンプリプレグシートをバット側に配置する最適重量配分設計により、フィニッシュまでストレスのない振りぬきを実現。 また、炭素繊維と高強度で衝撃安定性に優れるケブラー繊維のハイブリッドクロスが、これまでにない新たなフィーリングをもたらしている。 このハイブリッドクロスには、同社の高性能中弾性炭素繊維である「MR70」が採用されている。 これは原料繊維・プレカーサーの製造プロセスから見直し、従来では難しかった弾性率と強度の高次元での両立を果たした画期的なカーボンファイバー。その「MR70」もこれまでにないフィーリングを生み出している要素のひとつといえるだろう。 実は、それだけではない。注目されているのは、タングステンプリプレグシートとケブラー繊維だが、この『TENSEI CK Pro Orange』には、通常のシャフトに使われる倍の数の素材が使用されている。 その数11種類で、「高機能で取り扱いが難しい素材が多く、当社の技術力でなければ、できなかったシャフトだと自負しています」(同社) そのため、デザインもこれまでの同社シャフトと異なり、ミッド部のロゴから上部のバッド部分までのスペースは、敢えて華美なデザインを施さず、高機能素材の素材感を前面に押し出している。 それらの多くの素材を採用できるのも、カーボンシートではなく、カーボン繊維から独自に製造している同社の最大の強みといえるだろう。 当初、米市場、特に世界最高峰と謳われる米PGAツアーのトップアスリートをはじめ世界のツアープレーヤーや、ハードヒッター向けに開発された『TENSEI CK Pro Orange』だが、これまでにない振り抜き感、フィーリング、飛距離性能を多くのゴルファーに提供するため、米市場で発売時にラインアップされていなかった50g台の重量帯を日本市場上陸を機にラインアップ。 世界の飛びを幅広いプレーヤーに提供するという。 「当社の売れ筋は市場の潮流と同じで60g台のSフレックスが中心ですが、50g台のSフレックスの販売シェアは確実に増加しています。 米PGAツアーですら、60g台の使用率が上昇していますので、アマチュアゴルファーなら、尚更なんです」 そのような背景も、『TENSEI CK Pro Orange』に50g台の重量帯が追加された理由でもある。 そもそも「TENSEI」は、材料開発からの一貫生産を可能とする三菱ケミカルのアドバンテージを生かし、選択肢の制限を設けずに多様な材料を用いてプレーヤーが求める性能を実現するネオ・アスリートブランド。 これまでにない性能を実現するために「数多の材料が、高性能シャフトとして転生する」こと、また天性、転成、点睛にも通じる、「テンセイ」をブランド名としているという。
    (公開)2019年04月27日
    (公開)2019年04月25日
    世界のツアーシーンを席巻し、2017−2018シーズンの海外メジャーで最も多くのプレーヤーが手にした『TENSEI(テンセイ)』が日本に上陸。 永井プロに『TENSEI CK Pro Orange』の特長や、試打した印象などを解説してもらった。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 『TENSEI』シャフトの特長 <img class="aligncenter size-full wp-image-55519" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/tensei3.jpg" alt="三菱ケミカル TENSEI(テンセイ)" width="788" height="525" /> その特長は、バッド部に使用したカーボン繊維と高強度で衝撃安定性に優れるケブラー繊維のハイブリッドクロスで、カーボン繊維だけでは、感じることができない、これまでにないフィーリングを実現しています。 また、高比重のタングステンプリプレグを手元に配置する最適重量配分により、ストレスなくフィニッシュまで一気に振り抜けるというのが特長。 重量帯も50~80g台と幅広く、フレックスも充実しています。 もうひとつの特長は、やはり高品質の素材を上手に活用して作り込む三菱ケミカルの技術力です。そのあたりは、試打をしてみて紐解くことができました。 <h2>振り抜けるから、飛ぶ!『TENSEI』</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-55509" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/tensei2.jpg" alt="三菱ケミカル TENSEI(テンセイ) 永井プロ試打インプレッション" width="788" height="525" /> 試打した印象をひと言で言えば、締まったシャフト。その意味で重量帯、フレックスなど,無理をしないフィッティングが勧められそうです。 スイング中のシャフトのフィーリングですが、比較的シャフトの動きは少ないタイプだと思います。ダウンスイングからインパクトへのタイミングで、シャフトの無駄なキックバック量が少ない。 米ツアーのプレーヤーに多いですが、ダウンスイングでシャフトに大きな負荷を加えて、且つ、その時間を長くキープすることで、インパクト時に爆発的にエネルギーを解放する。 そのようなプレーヤーがイメージできます。 <img class="size-full wp-image-55510" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/tensei50s.jpg" alt="三菱ケミカル TENSEI(テンセイ) とら" width="788" height="525" /> 50Sトラックマン試打データ つまり、この大きなキックバックのないシャフト挙動は、振り抜けることにつながり、キャッチコピーが「振り抜けるから、飛ぶ」というのも、その通りだと思います。 ところが、それだけだと硬いシャフトに思われがちですが、そこを払拭しているのがケブラー繊維です。このケブラー繊維のマイルド感が、ゴルファーにとって単なる硬いシャフトに感じさせない役割をはたしているといえます。 また、タングステンによるカウンターバランスも特徴的です。ヘッドの相性が良いのは、やはり大型ヘッドで、そのブレを解消してくれるシャフトですね。 <img class="size-full wp-image-55511" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/tensei60s.jpg" alt="三菱ケミカル TENSEI(テンセイ)" width="788" height="525" /> 60Sトラックマン試打データ 一般的な傾向とは逆になるかもしれませんが、私の場合は50Sで打ち出し低めの中弾道、60Sの方が比較的弾道高さもキャリーも出ています。 60Sのほうがシャフトの自重でしなり量が多くなったのだと思います。60Sが適正スペックであると言えるでしょう。 『TENSEI CK Pro Orange』は、シャフト自体の挙動が大きいお助けシャフトではなく、ゴルファー自身のスイングによって飛距離性能を発揮するシャフトです。 シャフトが動きすぎたり、暴れたりすることはないので、多くのアマチュアゴルファーの場合はやさしめのスペックを選択するのがいいでしょう。 <h2>永井延宏のスイング論からワンポイント</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-55521" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/tensei4.jpg" alt="三菱ケミカル TENSEI(テンセイ)" width="788" height="525" /> 日本のゴルファーは、60g台のSフレックスを使用しているゴルファーが多いですね。ショップでの売れ 筋を見ても60gのSフレックスが売 れています。しかし、PGAのトッププロでさえ60g台を使用する選手が多くなってきています。 このTENSEIもそうですが、50g台のシャフトでも十分なしっかり感を出すことができるようになってきており、充分にスイングの安定性・再現性を引き出すことが可能です。 やさしめのスペックを選ぶことで、ゴルファーはそのままのスイングでもしなり感を感じることができます。無理をせず、重量帯・フレックスを落すことで、大きくゴルファーの体感が変わると思います。 <h2>『TENSEI』スペック</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-55523" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/tensei6.jpg" alt="三菱ケミカル TENSEI(テンセイ) スペック" width="760" height="366" /> 価格:5万円 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/jfeTed1ioxE?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>
    (公開)2019年03月29日
    今回は三菱ケミカルの『ディアマナDF』を試打してみました。フレックスのラインアップは50g台から80g台ですが、50g台と60g台で4フレックスを用意しており、50g台と60g台がメインとなることが分かりますね。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 叩けるのにやさしい安定性と飛距離に変える『ディアマナDF』 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/diamana.jpg" alt="ディアマナDF" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48813" /> 第一印象は昨今の大型ヘッドとの相性が良いように思われます。米PGAツアーのトッププロに代表されるような460㎤の大型ヘッドをパワーを最大限に出力して振り切るスイングにマッチするように、スムーズなシャフト挙動ながら無駄な動きが一切無いという印象です。 スイングのどの局面でもダイレクトにヘッドの挙動を感じることができるので、ヘッドの操作性が高い。先端剛性がしっかりしていて、フェースにボールが長い時間乗って押していけるイメージがあり、それによってインパクトでのエネルギー効率を高めているシャフトといえそうです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/diamana1.jpg" alt="ディアマナDF" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48815" /> その中で50gのRフレックスは大変興味深いライアンアップです。無駄な動きを極力抑えた中で、50gのRフレックスは少ししなりや動きを感じます。基本的には叩きに行けるしっかりとしたシャフトなのですが、スペックさえ選べば非力なプレーヤーも飛ばしにつなげることができます。レッスンの時に「シャフトはヘッドにエネルギーを伝えるパイプ」と説明する事がありますが、そのようなイメージが湧くシャフトですね。 動きすぎるシャフトを使っていてゴルフを難しくしていると思われるゴルファーなどに最適だと思います。  50gのSフレックスは硬さが増す分、シャープな振り心地で、Xフレックスになると米PGAツアーで言われる「カルカタ」の世界を感じることができます。今風の「とにかく振り切る」スイングには50g台のSやXフレックスがマッチすると思いました。 60gのSフレックスでは、重量感を感じることができ、ゴルファーにリズムを取りやすくする情報を提供してくれます。ゆったりとしたスイングリズムのプレーヤーにマッチするでしょう。 <h2>ディアマナDFの特長、対象ゴルファーは?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/ito.jpg" alt="伊藤 成就 三菱ケミカル株式会社 高機能成形材料部門 炭素繊維複合材料本部 コンポジット製品事業部 営業グループ 担当課長" width="788" height="525" class="size-full wp-image-48806" /> 伊藤 成就 三菱ケミカル株式会社 高機能成形材料部門 炭素繊維複合材料本部<br /> コンポジット製品事業部 営業グループ担当課長 <strong>永井</strong>「まずは素材や構造について教えてください」 <strong>伊藤</strong>「はい。まず『ディアマナDF』の開発テーマですが、飛距離と方向性の両立を掲げました。それに加え、「本当にやさしいシャフトとは何か?」を裏テーマとしてプロジェクトがスタートしました。 構造的には中間部から先端部の剛性が高いシャフトは、難しい印象をもたれがちですが、インパクトが安定するんですね。技術レベルが高くないゴルファーが、かえって打点が安定する。 その先端部分には高強度炭素繊維MR70とボロン繊維を複合成形することで強化しています」 <strong>永井</strong>「ボロン繊維が先端に複合成型されることで、全体的には穏やかな挙動になっているのですね?」 <strong>伊藤</strong>「そうですね。シャフトが動き過ぎないのだけれども、硬すぎない。そのフィーリングを材料使いで実現しています」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/nagai.jpg" alt="永井延宏 " width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48808" /> <strong>永井</strong>「アマチュアにとっては「しなりが大きいシャフトがやさしい」と言われますが、逆のコンセプトですね」 <strong>伊藤</strong>「そうですね。「弾く」「走る」シャフトがやさしいというコンセプトもありますが、『ディアマナDF』の場合は、「スイングプレーンに乗せやすく、ヘッドの挙動が安定する」ことが多くのアマチュアゴルファーにメリットになるという考え方です。「ナイスショットしやすいシャフト」を目指したわけです」 <strong>永井</strong>「その高い安定性のおかげで、ゴルファーがやる気にさせられる、潜在能力を引き出させる印象です」 <strong>伊藤</strong>「スイング自体も向上すると思います」 <strong>永井</strong>「そうですね。50gのSフレックスやXフレックスは、ヘッドスピードの速いゴルファーにも対応していく商品構成ですね」 <strong>伊藤</strong>「その通りです。剛性の強いシャフトですので、弾道を抑えたい、左に行かせたくないプレーヤーが叩きに行けるシャフトでもあります」 <strong>永井</strong>「大型ヘッド、可変ヘッドとの相性が良いと理解しても大丈夫ですか?」 <strong>伊藤</strong>「現在のヘッド重量のトレンドは重めで重心距離も長めなので、シャフト先端にかかる負荷が大きくなっています。それに対して先端が強化された『ディアマナDF』は、そのようなヘッドに組み合わせても挙動が安定します」 <strong>永井</strong>「従来のシャフトの概念を変えるようなシャフトで、ゴルファーとヘッドが直接結びついて、インパクトを感じやすいですよね」 <strong>伊藤</strong>「スイング中のヘッドの位置が感じやすいと思います」 <strong>永井</strong>「シャフトはパイプ状ですが、ゴルファーのパワーが一気にパイプの中を流れるようなイメージ」 <strong>伊藤</strong>「そうですね。インパクト効率は非常に高いと思います」 <strong>永井</strong>「試打で感じたことを伊藤さんにご説明頂きましたが、対象となるゴルファーを教えて下さい」 <strong>伊藤</strong>「幅広いゴルファーに対応できると思います。操作性を求める上級者や左を嫌うゴルファーはもちろん、適正な重量・フレックスを選べば非力なプレーヤーや初/中級者も安定性と飛距離を追求できると思います」 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/rPWi7lfkqEw?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>ディアマナDFのお問い合わせ</h2> <strong>三菱ケミカル コンポジット製品事業部 営業G</strong> TEL:03-6748-7606 <a href="http://www.mitsubishichemicalgolg.jp/" rel="noopener" target="_blank">http://www.mitsubishichemicalgolg.jp/</a>
    (公開)2018年10月09日
    三菱ケミカルのディアマナシリーズといえば、ツアープロを始めハードヒッター御用達のブランドとして、多くのトップアスリートに愛用されてきた。しかし、今回の『ディアマナDF』は一味違う。幅広いゴルファーへ提案する『ディアマナDF』とは? <h2>白系とは一味違うディアマナDF</h2> 三菱ケミカルは8月31日、新たなディアマナシリーズに加わる『ディアマナDF』を発売する。 これまでのディアマナシリーズは、「赤」「青」「白」と③つのシャフト挙動が進化して、アスリートモデルシャフトとして確固たるポジションを築いてきた。しかし、2018年の『ディアマナDF』は例年であれば「白」の発売年になると予想されたが、これまでの「ディアマナ」シリーズとは一線を画している。 そのキーワードは3つで、「安定感というやさしさ」「暴れないから振り抜ける」「操作性」というものだ。 <h2>ミート率向上で一発の飛びより、トータル飛距離</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/diamana5.jpg" alt="飛距離200ヤードでも使えるアスリートだけのためじゃない「ディアマナDF」" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-45589" /> 特に「安定感というやさしさ」では、インパクト付近でのヘッドの挙動が安定し、打点がバラつきがちなアマチュアゴルファーをサポートするという。「飛んで曲がらない」を上級者やハードヒッターだけではなく、幅広いゴルファーにも提供するというのだ。 そのバラつきの軽減には、ボロン、MR70を用いた最新設計で先端部を強化。一般的な中調子系アスリートシャフトと比較して、約20%のバラつきを軽減。インパクト時のヘッド挙動を安定させて、再現性の高いインパクトに導く。そして「トータルドライビング」の向上を実現するシャフトだ。 <h2>ドライバー飛距離200ヤードでも「ディアマナユーザー」になれる</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/diamana3.jpg" alt="飛距離200ヤードでも使えるアスリートだけのためじゃない「ディアマナDF」" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-45578" /> 今回の『ディアマナDF』は幅広いユーザーへの提案商品としては、これまでのシリーズとは一味違う。筆者も試打をしてみたが、ディアマナらしくない易しさが最大の特長。また、白系のディアマナに感じられた手元の緩さによるタメなども最適化されており、ヘッドスピードが遅いゴルファーに対する振り遅れも感じられない。といって、アスリートゴルファーが嫌がるしなり戻りの多さによる引っ掛けもない。同社によると、 「これまでの『ディアマナ』とは全然違うという声は多聞きます。非常にやさしいシャフトで、これまでの『ディアマナ』ユーザーから広がりを持てます。一番軽く柔らかいスペックは50g台のR(54g)なので、ドライバーの飛距離が200ヤード前後のアベレージゴルファーでも、使い熟せると思います。もう、『ディアマナ』はアスリートだけのシャフトではないです。是非、アマチュアゴルファーに試して貰いたいですね」 すでにツアー会場ではテストするツアープロも多く、一部ではヘッドスピードの増加も見られているという。飛距離が伸びて、アマチュアも使える『ディアマナDF』。新たなディアマナファンを創りそうだ。 三菱ケミカル・コンポジット製品事業部営業G 03-6784-7606
    (公開)2018年07月06日
    米国でブレイクした『クロカゲ』。日本に逆輸入というイメージですが、今回発売されたのが『XD』。見た目も精悍なシャフトをティーチングプロの永井延宏氏に試打検証してもらいました。   1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞   構えてみた印象 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/kurokage_2.jpg" alt="三菱ケミカル KUROKAGE(クロカゲ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44154" /> 『クロカゲXD』はチタンニッケル繊維を先端に二層(=デュアルコア)構造で配置しています。それによって先端を強化して、低スピンを実現しています。 50g台から80g台の重量帯があり、今回の試打は、50g台のRフレックスと60g台のSフレックス。50g台はシニアやアマチュアゴルファーでも十分に使用できるスペックで、確かにワッグルしてみると、しっかり感はキープしながらもしなやかさがあり、適度な動きがあるシャフトであることを予感させます。   <h2>実際に試打してみると</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/kurokage_3.jpg" alt="三菱ケミカル KUROKAGE(クロカゲ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44155" /> 50g(R)を打ってみました。まず感じたのは、軽めのシャフトにありがちなシャフトがつぶれて中間部で折れ曲がってしまうような“中折れ感”がなく、シャフト全体がしなり、50g台の軽さによるスピード感、振りやすさがあって非常に心地良いフィーリングです。   <h2>縦と横のしなり量が安定 高いミート率</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/kurokage_1.jpg" alt="三菱ケミカル KUROKAGE(クロカゲ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44159" /> まず50g(R)と60g(S)では、しなり戻りのタイミングがほとんど変わらない。つまり、スペックが上下してもストレスのない振りやすさに繋がります。フレックス選定や重量選定が最適であれば、難しいシャフトではありません。これが『クロカゲXD』の基本の特長だと考えてください。 そしてしなりですが、50g(R)は縦しなりと横しなり、共に大きな数値ですが、しなり戻り量やトルク値は比較的大きくないです。シャフトのツブレが少ないということです。 一方で、60g(S)になると縦横のしなり量はフレックスが硬くなった分だけ少なくなりますが、ただし縦横のしなり量の割合は50g(R)とほとんど変わりません。全体のシャフト挙動もスムーズで、縦と横のしなり量が安定しているので、結果としてミート率が高いシャフトに仕上がっています。そして、60g(S)はフレックスが硬い分、低スピンとなり安定したミート率だけではなく、飛距離にも繋がっています。 <strong>50g(R)はアベレージ〜シニアでも使える。60g(S)は低スピンで飛ぶシャフトで共に高いミート率。</strong>     <h2>ギアーズ映像で分かるクロカゲXDの特長とは?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/kurokage_gears-data.jpg" alt="三菱ケミカル KUROKAGE(クロカゲ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44156" /> シャフトのしなり戻りがマイナスからプラスに変わりインパクトゾーンに入るタイミングで、縦横のしなり量が滑らかに増加していきます。シャフトが滑らかな挙動、加速していることの証拠です。 そしてインパクトを向かえた時の縦横のしなり量比が0.85という数字で、ギアーズでは理想値に近い数字です。その結果、ミート率が高い。しなり量の縦横比が最適なバランス値なので、インパクト時にトゥダウンでシャフトはアーチを描きますが、手元からの直線上にフェースセンターが位置してインパクトポイントになるというわけです。 これは50gでも60gでも同じです。『クロカゲXD』はツアーユースのイメージが強いですが、50gは決して難しいシャフトではありませんので、自信を持ってお勧めできる。 <a href="https://www.gew.co.jp/web_catalog/2018mitsubishi" rel="noopener" target="_blank">三菱ケミカル2018年製品カタログはこちら</a>   <iframe src="https://www.youtube.com/embed/h68SNrqDGmA?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>   <h2>クロカゲXDのお問い合わせ</h2> <strong>三菱ケミカル コンポジット製品事業部 営業G</strong> TEL:03-6748-7606 <a href="http://www.mitsubishichemicalgolg.jp/" rel="noopener" target="_blank">http://www.mitsubishichemicalgolg.jp/</a>
    (公開)2018年06月11日
    1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 ディアマナRFの見た目は <strong>「赤マナ」系の最新世代という位置づけです。</strong> コスメは赤を基調としたグラデーションで高級感がありますし、ワッグルしてみたフィーリングとしては、中間部分がしっかりしている感覚があります。 ディアマナシリーズの中では最も飛距離を意識した「赤系」ですから、シャフト先端部とのコントラストで動きを出しているイメージです。そのあたりの剛性分布や高品質な素材使いをキーにシャフト性能を検証してみたいと思います。 60Sはシャフトが潰れない、トルクが少ないなどが第一印象です。シャフトが潰れないというのは高弾性繊維の素材使いによるもので、大きめなシャフトのしなりがありながら芯のある、どちらかというとしっかり感を感じるシャフトだと思います。 <h2>飛びにこだわるアスリートへ 「次世代の赤」誕生</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/09/diamana-1.jpg" alt="ディアマナRF" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-42114" /> 試打をしてみると、やはり中間剛性の高さがフィーリングとして伝わってきますね。その中間剛性の高さが特に、460㎤の大型ヘッド、特に重心距離の長い米国ブランドのヘッドとの相性の良さを感じます。 その中間剛性に対して手元側のキックポイントをハッキリ感じることができます。一方、先端部分の必要以上に大きな挙動は感じませんが、先端にボロンという弾きのいい材料を使用していることによるものでしょう。 手元のスピードを落とさず振り抜く場合、この必要以上に大きな動きをしない先端部分は、エネルギー伝達力を発揮してライナー性の前へ行く弾道になります。 逆に、手元を止めてヘッドが追い越していくのを待つようなスイングタイプだと手元側のキックポイントに対して先端のレスポンスが高まり、高打ち出し角のつかまった弾道になります。ゴルファーのスイングに合わせて、シャフトが弾道を“良い塩梅”に整えてくれる、非常に使い勝手の良いシャフトだと思います。 <h2>どのようなゴルファーにオススメ?</h2> 50g台でもRからXまでラインアップされてますから、これまでディアマナというブランドに対してハードルが高いと思われていたゴルファーでも力負けすることなく、良い結果を生み出すと思います。 全体的にはシャフトの潰れやトルクなど、変形量の少ないシャフトですから、赤系でありながら暴れ感がなく、ハードヒッターよりのプレーヤーも使えます。特に重心距離の長いヘッドを使っているアスリートゴルファーには大きな武器となりそうです。 <h2>商品データ</h2> ディアマナ最新モデル、『RF』。シリーズ中最もシャフトの走りと弾きを重視する「最新の赤」だ。シャフト中間部分の剛性を高め、先端部との大きな剛性差を付けることで、インパクト時のスピード感あるシャフト挙動を実現。打ち出しの高さをアスリートゴルファーが求める程よい捉まり感を実現している。 構造的にはバット部に超高弾性の「ダイヤリード」を使用して使い手の意図に敏感に反応する操作性を確保。先端部には高強度炭素繊維「MR-70」とボロン繊維を複合成型することで強化し、スイングパワーを余すことなくボールに伝え、先調子系ながら当たり負けないシャフトに仕上がっている。 価格:4万円 <h3>RF50</h3> <table> <thead> <tr> <th></th> <th>重量(g)</th> <th>全長(mm)</th> <th>Tip径(mm)</th> <th>Butt径(mm)</th> <th>トルク(°)</th> <th>K/P</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>R</td> <td>55.5</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.5</td> <td>4.4</td> <td>中</td> </tr> <tr> <td>SR</td> <td>57.5</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.55</td> <td>4.4</td> <td>中</td> </tr> <tr> <td>S</td> <td>58.5</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.6</td> <td>4.3</td> <td>中</td> </tr> <tr> <td>X</td> <td>61.5</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.65</td> <td>4.3</td> <td>中</td> </tr> </tbody> </table> <h3>RF60</h3> <table> <thead> <tr> <th></th> <th>重量(g)</th> <th>全長(mm)</th> <th>Tip径(mm)</th> <th>Butt径(mm)</th> <th>トルク(°)</th> <th>K/P</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>SR</td> <td>63</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.7</td> <td>3.5</td> <td>中</td> </tr> <tr> <td>S</td> <td>65</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.75</td> <td>3.5</td> <td>中</td> </tr> <tr> <td>X</td> <td>68</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.85</td> <td>3.4</td> <td>中</td> </tr> </tbody> </table> <h3>RF70</h3> <table> <thead> <tr> <th></th> <th>重量(g)</th> <th>全長(mm)</th> <th>Tip径(mm)</th> <th>Butt径(mm)</th> <th>トルク(°)</th> <th>K/P</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>S</td> <td>73</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.65</td> <td>2.9</td> <td>中</td> </tr> <tr> <td>X</td> <td>76</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.75</td> <td>2.9</td> <td>中</td> </tr> <tr> <td>TX</td> <td>79</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.8</td> <td>2.9</td> <td>中</td> </tr> </tbody> </table> <h3>RF70</h3> <table> <thead> <tr> <th></th> <th>重量(g)</th> <th>全長(mm)</th> <th>Tip径(mm)</th> <th>Butt径(mm)</th> <th>トルク(°)</th> <th>K/P</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>S</td> <td>83</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.65</td> <td>2.7</td> <td>中</td> </tr> <tr> <td>X</td> <td>86</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.75</td> <td>2.7</td> <td>中</td> </tr> <tr> <td>TX</td> <td>89</td> <td>1168</td> <td>8.55</td> <td>15.85</td> <td>2.7</td> <td>中</td> </tr> </tbody> </table> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/ktL-_vMspz4?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>ディアマナRFのお問い合わせ</h2> 三菱ケミカル・コンポジット製品事業部営業G TEL:03-6747-7606 <a href="http://www.mitsubishichemicalgolf.com/" target="_blank">http://www.mitsubishichemicalgolf.com/</a>
    (公開)2017年09月13日
    永井延宏プロが三菱ケミカル Diamana(ディアマナ) X'17 / FUBUKI(フブキ) V を徹底検証! その評価は? 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 <iframe src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/Ut9nRpEH4DM?rel=0&amp;controls=0&amp;showinfo=0" width="788" height="443" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> チェックポイント <ul> <li>三菱らしい素材と構造の高品質シャフト</li> <li>アスリートの潜在能力を引き出す『ディアマナX'17』</li> <li>ボール初速を高める『フブキV』</li> </ul> <h2>ディアマナ史上最小トルクの『Diamana X,‌17』</h2> <strong>試打クラブ M2(17Y)× Diamana X‌'17(5S/6S)</strong> まずは50g台の『ディアマナ X‌'17』ですが、50g台と思えないようなしっかり感がありました。 データでは特に手元側のトルク(Shaft/Twist)が非常に絞られています。その低トルク感が横しなり(Shaft Path/Deflection)の抑えられた数値に表れています。 フェースが左を向く印象がなく、ボールが左に行かない印象が強いですね。縦しなり(Shaft Path/Droop)は少なく、低トルクの影響で動きの少ないシャフトの印象です。 さらに手元の低トルク感と高弾性繊維の効果で、体のエネルギーを余すことなく使えるので、グリップスピード(Shaft/Grip Speed)が上がり、ドライバーではハンドファーストの状態でインパクトを向かえます。 体が積極的に左への体重移動、ターンができるように働きかけるシャフトといえるでしょう。つまり、アスリートゴルファーの潜在能力を十二分に引き出してくれるシャフトといえるでしょう。 <h3>商品データ『Diamana X‌'17』</h3> 「ディアマナ」史上、最も低トルクの設計が特長の『ディアマナX‌'17』。同社材料技術の粋を集め、超高弾性ピッチ系90トンダイアリードカーボンファイバーをフープ層に配し、78トンダイアリードファイバーをバイアス層に使用してバット部を強化。 ストレート層には強度と弾性率を高次元で両立するPAN系MR70を採用。ピッチ系とPAN系双方を持つ同社ならではの素材使いが特長。 性能的にはオフセンターヒットに強く、サイドスピンを抑えてハードヒッターのスイングパワーをロスなくボールに伝えるプレミアム・アスリートモデル。 価格:8万円 <h2>飛距離性能に特化した『FUBUKI V』</h2> 試打クラブ M2(17Y)× FUBUKI V(5S/6S) 『ディアマナX‌'17』と比較しても手元のトルク(Shaft/Twist)が大きく、しなり量も縦(Shaft Path/Droop)横(Shaft Path/Deflection)ともに大きな数値です。 そのバランス(Shaft Path/Ratio)も良く、手元側の粘りとシャフトがしなり戻る挙動で、ボールの捉まり、絶妙なタイミングを感じやすいシャフトです。 そして特徴的なのは先端構造で、インパクトで当たり負けずエネルギーロスを抑制しているために、インパクト効率も高いですね。 総括すれば、シャフトの性能でボール初速を高めて多くのゴルファーに飛距離に貢献できるシャフトで、それでいて操作性も高く、弾道を打ち分けながら戦略性の高いコースを攻めるゴルファーにはベストマッチでしょう。 <h3>商品データ『FUBUKI V』</h3> 技術結集型ブランド「フブキ」の新シリーズが飛距離特化型の『フブキ V』。同シリーズ初の40g台シャフトも追加し、広範囲に訴求していく。 その特徴は従来の剛性分布による設計だけではなく「重量分布と剛性分布のコンビネーション」に注目し、インパクト時のシャフトの挙動を最適化した「インパクト・スタビライジング・テクノロジー」。 インパクトによる飛球線と逆方向にヘッドを押し戻す力に逆らい、シャフトの逆方向しなりを最小化する重量配置・剛性分布を採用。先端から20㎝付近にタングステンウェートが配置されているという。これにより、スイングパワーを余すことなくボールスピードに変換し、大きな飛距離を実現するシャフト。 価格:4万円 <h2>ギアーズ計測データ</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-424" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/05/1705_mitsubishi_data.jpg" alt="" width="788" height="274"> <h2>商品のお問い合わせ:三菱ケミカル コンポジット製品事業部 営業G</h2> TEL:03-6748-7606 URL:<a href="http://www.mitsubishichemicalgolf.com/">http://www.mitsubishichemicalgolf.com/</a> <h2>今回測定に使用したギアーズの紹介動画</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/SPvjzyVVZ70?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe>
    (公開)2017年05月23日
    三菱レイヨンはこのたび、持ち株会社である《三菱ケミカルホールディングス》のもと、その連結子会社である三菱化学株式会社、三菱樹脂株式会社と共に、2017年4月1日をもって統合することを発表した。 これにより、三菱レイヨンの商号を統合新社である《三菱ケミカル株式会社》へと変更。ゴルフシャフト事業については、新社にて引き続き製造販売を行っていく。 《変更内容》<br /> ・変更前(現社名)<br /> 三菱レイヨン株式会社<br /> (英文社名:Mitsubishi Rayon Co.,Ltd.)<br /> (略式社名:Mitsubishi Rayon) ・変更後(新社名)<br /> 三菱ケミカル株式会社<br /> (英文社名:Mitsubishi Chemical Corporation)<br /> (略式社名:Mitsubishi Chemical)
    (公開)2017年03月06日

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