グローブライドは3月25日、『ONOFF AKA』(オノフAKA)シリーズを発売する。中上級者向けの『ONOFF KURO』(オノフKURO)に対し、『オノフAKA』は多くのアベレージゴルファーから支持されているモデルだ。
そこで、レッスンを通してリアルなアマチュアゴルファーを熟知し、ギアにも精通する永井延宏プロと坂本龍楠プロの二人に『オノフAKA』がゴルファーにどう寄与するのか徹底対談&試打してもらった。
今回はパート2の「試打編」を掲載する。
【動画】『オノフAKA』を永井プロと坂本プロが試打&解説
早速『オノフAKA』のドライバーとアイアンを永井プロと坂本プロが試打。パート1の「対談編」で2人が語っていた見た目の印象通りの弾道が出るのか?アベレージゴルファーにどう寄与するかも解説してもらった。
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<h2>『オノフAKA』のドライバーを試打</h2>
<strong>■坂本プロドライバー試打データ1球目</strong>
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<strong>■坂本プロドライバー試打データ2球目</strong>
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<strong>■試打スペック:ドライバー 10.5度(シャフト:『スムースキック』SR)</strong>
<strong>坂本</strong> ワッグルしてみましたがシャフトはSRでも硬すぎず適度にしなってくれる印象です。
何も考えずナチュラルに1球打ってみましたが自然に球が左に行きます。続いて2球目は真っすぐな弾道を意識してカット軌道で打ってみましたが、それでもストレートに近い弾道になりました。
このことからも非常につかまりやすい性能が出ており、大半のアベレージゴルファーが悩むスライスを軽減できると思います。それと「トリプルパワートレンチ」の機能でしょうか?個人的には前作よりもフェースのたわみが感じられて打感が気持ち良かったです。
シャフトもある程度手元がしなってくれて自然に重さでグリップが動いてくれる。特にR2くらいだとリラックスして振れると思います。
<strong>■永井プロドライバー試打データ</strong>
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<strong>■試打スペック:ドライバー 10.5度(シャフト:『スムースキック』SR)</strong>
<strong>永井</strong> 私の場合はつかまりを抑えるために、ロフトを1度立て、フェースが1度右に開いたポジションで試打してみました。それでも自然なドローボールが出てくれますので、やはりつかまりやすいクラブだということが分かります。
打感も軟らかい感覚があります。その証拠に我々のようなヘッドスピードで打つとミート率の数値が若干低く出る。逆に言うとアベレージ層のヘッドスピードには最適だと言えます。そういう意味でもソフトコアのディスタンスボールを使ったら良い結果になりそうです。
それとグリップエンドにもウエイト調整機能(「クロスバランステクノロジー)がついていて、振り心地を変えることができるのとカウンターバランスの効果があります。この点の構造も非常に面白いですね。
<h2>『オノフAKA』のアイアンを試打</h2>
<strong>■坂本プロアイアン試打データ1球目</strong>
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<strong>■坂本プロアイアン試打データ2球目</strong>
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<strong>■試打スペック:7番アイアン(シャフト:『スムースキック』SR)</strong>
<strong>坂本</strong> 試打した第一印象はかなりつかまりが良く、球が高く上がるということ。シャフトも手元側が緩いので切り返しがしやすいです。
データを見ると1球目はフェースが4.7度クローズで入ったので、それを踏まえて2球目は左に行かないように打ちました。データ上1.4度クローズとほぼ真っすぐでしたが、それでも自然なドローボールが出ました。データからもドライバー同様アイアンもつかまるクラブだと言えそうです。
『オノフAKA』のアイアンはシリーズで一貫してオフセットがついていますが、アベレージゴルファーにとっては形状的にもオフセットが方が良いと私は思います。ストレートだとどうしてもボールを拾いにいきたくなってしまいますが、オフセットなら重心がシャフトの延長線からずれているということを視覚的に分からせてくれるから、ボールを潰していくイメージが持ちやすい。『オノフAKA』のアイアンは構えた時に無意識で右側の重さを感じやすい効果ももたらしていると言えます。
<strong>■永井プロアイアン試打データ</strong>
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<strong>■試打スペック:7番アイアン(シャフト:『KBSツアーライト100』S)</strong>
<strong>永井</strong> 構えてみるとヒールの面積を広く取ってシャフトから遠い所にフェースセンターがあるように見せているので安心感があります。外観から左右方向のMOIの高さが見て取れます。それでいてシャープさも残しているので女子プロなども使えそうなイメージが湧いてきます。
試打しましたがキャリーも164ヤードと飛距離も十分出るクラブですね。私が打ったのはスチールでしたが動き過ぎずイメージ通りのクラブパスになったと思います。
<h2>総括</h2>
<img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/onoff-aka-2022-8.jpg" alt="onoff aka 2022" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-70878" />
<strong>永井</strong> 『オノフAKA』の特徴はセットとしての統一感あることです。意外と他メーカーではドライバーとフェアウェイウッドの間が変わるとか、ユーティリティだけフィーリングが違うとか、段差があることが多い。生徒さんでもユーティリティは飾りで入れているだけとか6番アイアンから上は打てませんという方が意外と多いのも事実です。
以前ある雑誌でゴルファーのレベル別にセッティングを作る企画があって、私はアベレージゴルファー向けには『オノフ』のセットをお薦めしました。事情通のゴルファーは自分で色々クラブを選びたがるけどアベレージの方はなかなか難しいし、レベル的にも色々なメーカーのクラブが入っていない方が良いと思います。
その点、『オノフAKA』は買う時の分かりやすさやバッグをパッと開けた時の統一感など、安心してお薦めできると思います。
<strong>坂本</strong> 『オノフAKA』は形状、デザイン、色が揃っているから、最初はコストがかかるとしてもセットで揃えておけば後で買い直す必要がなく長く使えそうです。
同じ先調子でもメーカーが変われば全然振り心地が違うから、アベレージの方だと余計にスイングが分からなくなってしまう。その点、同じモデルで揃えた方がシャフトのキックポイントも統一されていて分かりやすい。アベレージの方はセットで揃えてみてほしいですね。
【お問い合わせ】
グローブライド
0120‐506‐204
<a href="https://onoff.globeride.co.jp">https://onoff.globeride.co.jp</a>
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞
1981年生まれ。神奈川県出身。オーストラリアへ留学してゴルフを学び、2011年「日本プロゴルフ協会」ティーチングプロ合格。自身が運営する新宿御苑ゴルフスタジオでは身体に負荷のかからないスイング理論が好評を博し、公式YouTubeのチャンネル登録数は13万人を超える。著書には「逆説のゴルフ」などがある。