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    ハッシュタグ「朝日ゴルフ」記事一覧

    朝日ゴルフは「PAYNTR GOLF(ペインターゴルフ)」から、PGA Tourで活躍中の元世界No.1プレイヤーJason Dayと共同開発した『Eighty Seven SC(エイティーセブンSC)』を発売した。 Jason Dayは今年から「PAYNTR GOLF」の株主の一人となり、「PAYNTR GOLF」の商品開発を行っている。 「PAYNTR GOLF」のシューズは、疲れにくく快適な履き心地を提供しながら、ゴルフスイングのバイオメカニクスに基づいて設計された、回転軸・水平方向・垂直方向の3つの動きをコントロールする先進的なトラクションテクノロジーを搭載。さらに、Jason Dayが好むスタイリッシュなデザインと融合することにより、卓越したパフォーマンスと洗練されたスタイルを両立させたシューズが完成した。 【Eighty Seven SC 製品特徴】 ■クラシックスタイルデザイン トゥ部分を成形加工することで、クラシックスタイルの象徴でもあるトゥ部分の形状をキープ。また、サイドのブレを支える成形フォームとかかとをサポートするTPUカップを搭載することで、その機能と共に、ヒールがトゥより高く見えるクラシックスタイルを同時に実現。 ■新素材Carbitex大型グラファイトパワープレート 従来のグラファイトプレートを大型化し、より高い反発性能を達成。大型化にすることで屈曲性が損なわれないように、単一方向に容易に屈曲し、反対方向には反発が高い新素材Carbitexを採用。快適性と高いパフォーマンスを実現する。 ■インナーブーティを搭載 アッパー部分に運動中の動きをサポートする1層のインナーブーティを搭載し、スイング中、歩行中にブレることなく密着させることによって、これまで以上のしっかり感と快適さを両立。 ■最新素材PMX NITRO+ 窒素ガスが小さなカプセルに注入されている最新の発泡素材をミッドソールだけでなくインソールにも採用。体重が大きくかかる部分、蹴り出しの圧力が強くかかった部分のカプセルが圧縮されて素材がその瞬間、その場所だけ硬化する性質を持っている。これにより、最適な場所で最適なサポートと最大限のエネルギーリターンが得られる。通常歩行時や屈曲性の求められる場面では、そのエアーカプセルにより柔軟に動きをサポートすることで快適な履き心地も得られる。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/11/Eighty-Seven-SC.jpg" alt="" width="1000" height="563" class="aligncenter size-full wp-image-83852" /> 【Eighty Seven SC 製品概要】 ・商品名: Eighty Seven SC(エイティーセブンSC) ・素材:人工皮革(アッパー)、 EVA+TPU(ソール) ・カラー:ホワイト ・サイズ:25cm~29cm ・原産国:ベトナム ・価格:オープン価格 お問い合わせ 朝日ゴルフ 078-793-8440
    (公開)2024年11月12日
    朝日ゴルフが展開する自社ブランド『TURF DESIGN(ターフデザイン)』発売に合わせて毎年開催し、話題となる「ディスプレイコンテスト」。今年も多くのショップが参加し、インスタグラムの『TURF DESIGN』公式アカウントにて売り場を掲載。販売開始から2ヶ月間、コーナーディスプレイ・開催期間中の販売実績・SNSなどの採点項目を踏まえ、6月末の終了後厳正な審査により、優秀店舗を表彰する。 そこで「TURF DESIGNディスプレイコンテスト」の企画担当者であるマーケティングセールス部江藤俊課長と原田貴史氏に開催に込めた想いと、運営の裏話を聞いてみた。 まだ光の当たっていないショップに光を当てたい <img class="size-full wp-image-82080" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/1_1.jpg" alt="" width="1000" height="1000" /> 1)ひかりゴルフパーク <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>G</strong></span> 年々盛り上がりを増し、注目度を集めている「TURF DESIGNディスプレイコンテスト」ですが、いつから開催しているコンテストなのですか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>原田</strong></span> 「TURF DESIGNディスプレイコンテスト」は全国の販売店の中から最も優れたショップを表彰するコンテストで、2021年にスタートしました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>G</strong></span> ブランドコンセプトは。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>原田</strong></span> 「TURF DESIGN」は、〝フィールドライフを楽しくする。あったらいいなをデザインする。〟をコンセプトにすべてのゴルファーの『こだわりのポイント』に手が届き『新しいゴルフライフ』を楽しんでほしい、そんな想いを込め、2016年に産声を上げました。当初6アイテムでしたが、現在は300超のSKUを誇ります。 <img class="size-full wp-image-82082" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/3_3.jpg" alt="" width="1000" height="1000" /> 2)GKファクトリー ゴルフキングプラス名古屋栄三越店 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>G</strong></span> ゴルフカートに自分専用で装着できるカートポケットはじめ、化粧ポーチをヒントにしたゴルパカやランドリーバッグなどSDGsにも注力している。 <span style="font-weight: bold; color: #005d4d;"><strong>江藤</strong></span> はい。でも、ショップからは「せっかくいい商品を作っているのに埋もれちゃってもったいない」という声をよく耳にしてました。そこで、ショップと我々製品提供側が実際に繋がれる場所づくりを積極的に行ってきました。「ディスプレイコンテスト」もそのひとつです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>G</strong></span> 感触はどうですか <img class="size-full wp-image-82081" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/2_2.jpg" alt="" width="1000" height="1000" /> 3)エヴォテック名谷 <span style="font-weight: bold; color: #005d4d;"><strong>江藤</strong></span> ショップも購入者も〝人〟なんですよね。もちろん製品を提供する我々も〝人〟で、現場に赴くと生の声をたくさん聞くことができる。それに、普段接点のない他店舗のコーナー展開をインスタグラムによって、自身の運営するショップを顧みる機会になったり、新たなビジネスチャンスが生まれたりするケースもあるんです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>G</strong></span> 参加店舗数によっては審査がかなり大変かと思われますが、どういった点を重視していますか? <img class="size-full wp-image-82083" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/4_4.jpg" alt="" width="1000" height="1000" /> 4)ゴルフギアサージ西神戸 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>原田</strong></span> 第3回は、『TURF DESIGNグラデーションシリーズ』発売に合わせた企画で82店舗の参加を目標に掲げてます。当コンテストでは、朝日ゴルフの全社員約130名による投票を行い、その結果を踏まえた最終審査を実施。それによってグランブリだったり、2位、3位、アイデア賞、社長賞の各賞が決まります。審査項目では、デザインや陳列改良、POP、売り上げなどの要素で選出。例えば『TURF DESIGN』はSDGsに配慮したパッケージなので、箱のまま陳列するだけでは、製品の魅力が伝わりづらいんですね。そこで、ある関東の店舗では、カラビナで氷嚢を吊るして、実際に手に取ってもらえるようにするなど、店舗によって様々なアイデアが生まれてます。 <span style="font-weight: bold; color: #005d4d;"><strong>江藤</strong></span> さらに我々運営スタッフの想いとしては、まだ光の当たっていないショップに光を当てたいという気持ちも大きいです。先述のとおり、日頃のショップ運営の努力と功績を讃えたい、より活躍の場を広げるきっかけになってほしいという想いも強くもっているので、受賞をきっかけにメディアの露出が増えたり、注目度が上がって来店数や売り上げ増加に繋げてほしいと思っています。 <img class="size-full wp-image-82084" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/5_5.jpg" alt="" width="1000" height="1000" /> 5)武雄嬉野CC <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>G</strong></span> 「ディスプレイコンテスト」を開催するにあたって、今まで一番大変だったことはなんですか? <span style="font-weight: bold; color: #005d4d;"><strong>江藤</strong></span> 開催開始が2022年とお話ししましたが、最初は何もかもが手探りで試行錯誤でした。『ショップの皆さんの日頃の功績を讃えたい、交流の機会を作りたい』という想いは一緒だったのですが、第一回、第二回ともにとてもアットホームな雰囲気での開催でした。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>原田</strong></span> 実施を重ねるごとに参加店が増えていきました。各売場をSNSで共有することで、スペースが必要な大陳でなくても陳列技術やオリジナリティーを発揮すれば結果を出せる売場がつくれる。「自分たちでもできる」と参加してくれたことが、最大の効果だと思ってます。 <img class="size-full wp-image-82085" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/6_6.jpg" alt="" width="1000" height="750" /> 6)大樹 ゴルフショップ72大府店 <h2>朝日ゴルフ 全社員が審査員</h2> <img class="size-full wp-image-82086" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/7_7.jpg" alt="" width="1000" height="750" /> 7)第一ゴルフ(株)伊丹店 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>G</strong></span> 社内スタッフ共有をかなり徹底して開催されてますよね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>原田</strong></span> そうなんです。ショップが目指すコンテストにするにはどうしたら良いかを社員全員で必死になって考えてます。計130名の審査員は普段は、サービス設計や運用を担当しているデザイナーやエンジニア、日々お問い合わせをお受けしているカスタマーサポートほか営業、総務、経理など職種はさまざまです。 <img class="size-full wp-image-82087" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/8_8.jpg" alt="" width="1000" height="1000" /> 8)祁答院GC <span style="font-weight: bold; color: #005d4d;"><strong>江藤</strong></span> さらに一部の若手バックスタッフと新入社員が4チームに分かれて、担当営業と一緒にPOPを作ったり、現場のディスプレイ作業も行っている。主催者として、「ディスプレイコンテスト」という限られた時間のなかで、ショップのみなさんと関係を深めるために、最大限できることをしたい、というのが社員みんなの想いです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>G</strong></span> 最後に今後の「TURF DESIGNディスプレイコンテスト」の展望を教えてください。 <img class="size-full wp-image-82088" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/9_9.jpg" alt="" width="1000" height="1000" /> 9)新君津ベルグリーンCC <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>原田</strong></span> 開催のたびに想い続けていることではありますが、ショップにとっても、目指すステージとして、もっともっとグレードアップしていきたい。コンテストを継続することはなによりも大切なことだと考えています。5年、10年と継続開催し、多くのショップに笑顔と感動を与えられるコンテストにしていきたい。そして、将来的には一般投票を審査に加えたい。ショップを評価するのはその先のゴルファーだと思うので、ゴルファーとより繋がれる仕組み作りを構築したいですね。 <img class="size-full wp-image-82089" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/10_10.jpg" alt="" width="1000" height="1000" /> 10)二木G.多摩センター店 お問い合わせ:朝日ゴルフ ☎078-793-8440 <a href="https://turf-design.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://turf-design.jp/</a>
    (公開)2024年07月12日
    今年7月、創業65周年を迎えた朝日ゴルフは「ゴルフ専門商社」として知られる。同業他社が次々と姿を消す中で、体質転換を図ってきた。昨年の売上は、5割程度を大手外資系メーカーの卸業で賄い、残りの半分を自社開発の商品で構成する。「15年前は9割を卸業で占めていました」(内本浩史社長)というから、明らかな変貌ぶりが伺える。 その自社商品を牽引するのが、累計販売数100万台弱のGPS距離計『イーグルビジョン』シリーズ。問屋無用の時代を粘り腰で生き抜く三代目社長の内本氏に、『イーグルビジョン』の楽しみ方と『ピンポジスポット』の取り組みを聞いてみよう。(聞き手:片山哲郎、構成:浅水敦) <strong>朝日ゴルフは今年で創業何年目に入りましたか?</strong> 「65年です。私は3代目で2009年に社長へ就任しました。もう14年になるんですよね。早いなぁ」 <strong>14年の間に様々な改革を遂行してきましたね。</strong> 「メーカーと小売りの中間に位置する「問屋」も例外ではなく、一時は『問屋無用論』がいわれたものです。流通網の発達によって、メーカーと売場が直でつながった。〝脱問屋〟を志向する上で必要だったのが『自社商品』の開発でした」 <strong>その代表作がGPS距離計の『イーグルビジョン』。初号機の発売時期は?</strong> 「1号機は『イーグルビュー』という製品名で2009年のデビューです。まだカテゴリー自体がないゲテモノ商品でしたが、僕の考える方向に合致した商品だと直感したんです。それで専門の技術者を招集し、チームを整え事業をスタートしたのが2008年。その翌年に『イーグルビュー』の発売と僕の社長就任が重なったので、この商品とは縁を感じますねぇ」 <strong>ゴルファーの様々な履歴をインプットできる利便性がウケ、今では自社商品売上の約5割を占めるヒット商品に成長している。参入時の状況は?</strong> 「コースマップ作成にあたり、ゼンリンへ出向くわけですが、今思えば同社会長に直接会えたのが大きかった。この方はカーナビを作った実績がありましてね。先方は朝日ゴルフなんて会社は知りませんから、面接されているようでした(笑)」 <strong>口説き文句は?</strong> 「単なるGPS距離計ではなく『新たなゴルフ文化』を創造したい、新しい価値を生み出したいと訴えたのを記憶してます」 <strong>ほとんど即決みたいな感じですか?</strong> 「はい。当時はセルフプレーが増えてきて、機能面でいうと残り距離を表示させる。単純にそれだけなんです。でも、突き詰めるとゴルフっていうのは、好きじゃないと長続きしないじゃないですか。やがて、人生の一部になってくる。距離が分かると今までとは違う楽しみ方が生まれ、もっとゴルフライフが豊かになると熱弁を奮いました」 <strong>キャディーに頼らず自分でジャッジする。人のせいにできません。</strong> 「そう。例えばピンまで残り153ヤード地点。ここから何番で打とうか等いろいろ考えるじゃないですか。風向きや強さをはじめ左足が上がってたり、前下がりだったり、瞬間的に〝グッ〟と集中して考えるのが面白い」 <strong>距離がわからないと考えようがない。疑心暗鬼に駆られますね。</strong> 「距離が分かると、そこを起点に考え始める。ゴルフの奥深さですよね。まぁいいか、じゃなくてはっきり153ヤードを認識することで集中力を増していく。そのトリガーを引いてくれるのが『イーグルビジョン』なんです」 <strong>なるほど。これまではキャディーがいちいちやってくれた作業を普通の人ができるようになったことが大きい。社内での反対論みたいなのはあったんですか?</strong> 「ありません。近い将来、世の中はそういう時代になると確信していました。社員は大変ですけど。でも新しいことにチャレンジする姿は楽しそうに見えたなぁ」 <strong>2019年1月、世界的なゴルフ人口の減少を重く見たR&amp;AとUSGAはゴルフ規則の改定に踏み切った。用品業界の視点で注目されたのが、新規則「4.3距離計測器の使用」です。</strong> 「これまで、プレー中の距離計測にGPSやレーザー距離計の使用を禁じていましたが、新規則では『ローカルルールで禁じない限り使用できる』ようになりました。背景には、プレー進行を速めることで『ゴルフは長時間』の悪評を払拭する狙いがあり、我々に千載一遇のチャンスがやってきた」 <strong>距離計の使用がルールの中で認められるようになった。まさに追い風ですが、距離計市場が膨らみ始めたのはいつぐらいですか?</strong> 「2019年のルール改定です。そこから爆発的に伸びていくんですけど、実は水面下でR&amp;Aと接触してきたんです。最高技術責任者のスティーブ・オットー博士(用具規則ディレクター)から、プレー中の距離計使用がPLAY FASTに繋がるのならそのエビデンスを提出しなさいと。ルール団体としてもゴルフは非常に長い時間がかかるスポーツというのは認識していて」 <strong>何年頃の話ですか?</strong> 「2013年だから、いまから10年前です」 <strong>どんなデータを提出した?</strong> 「20~30人だったかな。同じコースでイーグルビジョン有りと無しで社内コンペをやりましてね。実際のところスコアがどれだけ違ってくるだろうと。すると、使用後の平均スコアが上がったんですね。個別にグロスを見ていくじゃないですか。で、スコアが下がってるのは僅か2、3人だった。その中に僕が入ってたからよく覚えてるんです。まぁ前年から使ってましたから(笑)。つまり、1打に要する時間が短縮されるからPLAY FASTになる。これを数値化して提出しました。現在はもっと精度の高いデータを渡していますけどね」 <strong>オットー氏は距離計のマーケットサインを送ったと思うんですよ。個体数でいうとどれくらい伸びたのか?</strong> 「それはもうグーンッと伸びましたよ。18年が9万台で19年は12万台を出荷しました」 <strong>一気に3割増。マーケットシェアでいうと19年のシュアは何%?</strong> 「最大40%です」 <strong>すると、市場はトータル約50万台の計算になりますが、ここをベンチマークにまだまだいけそうですか?</strong> 「2009年の発売時は、これからみんな距離計測器を持つようになるぞって」 <strong>進軍ラッパラッパ吹いて(笑)</strong> 「その頃の営業部隊の感覚は、本当にそうなるのか???だったと思いますよ。僕ですか。ないです、ないです。もう100%いけると思ってましたから」 <strong>GEWはゴルフ人口800万人規模を言い続けているんですけれど、それでいうと、およそどれくらいのゴルファーが持つイメージですか?</strong> 「ゴルフ好きな人や競技に出られる方は既に持っているでしょう。イーグルビジョンの累計販売数がまもなく100万台に到達しますが、レーザーやGPSをそれぞれ使っている人、レーザーとGPSも併用するなど三者三様ですからねぇ」 <strong>では、100万台に届くという中で、何割がリピーター?</strong> 「一人で3台持ってます、という人もいますし1台あたりのバッテリーの持ちもいいので、感覚だと60万人くらいですかね」 <strong>結構すごいことじゃないですか。</strong> 「いえいえ、全然足りませんよ。我々はハードよりもソフトウェアの方に資金を投入しています。一つはスマホのアプリケーション、それからゴルフ場のインフラの部分です」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/10/2309asahi_main2.jpg" alt="" width="1244" height="829" class="aligncenter size-full wp-image-79166" /> <strong>具体的には</strong> 「まず、GPSで一番重要になってくるのがコースデータの管理です。コースを改修したらデータも最新に更新しないといけないわけですよ。ゴルフ場データの修正は、ゼンリンがチェックすると同時に現地で測量する部隊も有してます。幸い物販でゴルフ場との接点を築いてきた経緯があるので、そういった情報も入りやすい環境にありますが、とにかくインフラ整備に注力しています。ここが他社メーカーとの一番の違いでしょう」 <strong>市場におけるレーザーとGPS距離計の割合は?</strong> 「直近だと5:5です」 <strong>レーザーの方がきっちり距離が取れて、GPSは衛星から来てるからブレるなんて声もありますが、その辺はどうなんですか?</strong> 「レーザーは既設仕様ですから雨天だと使えなかったり、2~3ヤードの誤差は生じますよ。GPSは衛星からの距離を常に計算してるので、その誤差分が2〜3ヤードと理解してください」 <strong>なるほどですね。それ以外では?</strong> 「レーザーは自分で測るから、能動的に確認する一方、GPS距離計は受動的に見るため自分で測った感覚がないですよね。だからブレやすいなんて声がでてくるんだと思いますよ」 <strong>従来、デジタル機器の販売に対して苦手意識を持っていた小売店も、積極的な勉強会開催やサポートセンターの設置により販売に勢いを増している。</strong> 「はい、製品本体にサポートセンターの番号が入っていて、一般のユーザーをはじめ小売店からの問い合わせにも対応しています」 <strong>使用方法もそうですが、これを使った楽しみ方を含めて啓蒙する必要がある。</strong> 「そう。だから勉強会が大事なんで、当社ではマーケティングセールスと呼んでいて『イーグルビジョン』の専従に営業部隊が紐づきます。特に大事なのがショップの『腹落ち』で、ストンと落ちると第1ハードルがクリアされる。まずは店員さんに理解してもらうことが凄く大事で、その流れで来店客に説明する循環ができると分母が広がる。 同時にゴルフ場でのレンタルですね。月例競技で使用が広がれば、シャワー効果が期待できるし、トーナメントのプロキャディと契約して販促してます」 <strong>需要創造はメーカーの役割で、問屋にはない機能ですが、御社がこれをやるのは初めて?</strong> 「だと思います。店舗ごとの勉強会やセルフ販売を促す店頭ツールにも注力して、店舗や顧客の問い合わせにはサポートセンターで6名が対応します」 <strong>そういった中で、ハードだけを売るのではなく、インフラもきっちり整備していくということなんですけど、ピンポジ君のスタートはいつでしたか?</strong> 「2015年です。ピンポジ君は他社にはない唯一無二の機能でしてね。もともとはピンシート発行機からスタートしました。ゴルフ場が手書きでやっていたピンシートを簡単に出力生成できる仕組みで、これをクラウドに上げて、イーグルビジョン本体へダウンロードするというのが当初の戦略にありました」 <strong>スマホ経由でデータ受信するピンポジ君に加え、最近は自動でイーグルビジジョンに送信される『ピンポジスポット』事業に注力。違いを簡潔にいうと?</strong> 「『ウォッチ5』などBluetooth搭載モデルとスマホのイーグルビジョン無料アプリ『EV PRO』を介することにより、当日のピン位置データがお客様のイーグルビジョン端末へ表示されるのが『ピンポジ君』です。新事業の『ピンポジスポット』では、ゴルフ場の一定のポイントを通過するだけで、スマホやアプリを介さずに自動的にピン位置がダウンロードできるサービスになります」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/10/2309asahi_pinpojikun.jpg" alt="" width="575" height="575" class="aligncenter size-full wp-image-79170" /> <strong>ピンポジくんの導入コース数とゴルフ場側の作業工程は?</strong> 「約600コースです。まずグリーンのデータを取るじゃないですか。一番微調整が必要なのがエッジポイントなんです。ここを最下点に回転させながらグリーンの位置をクッと戻す。次はアンジュレーションの確認をして、矢印を入力していきます。一連の作業をグリーンキーパーがやると、アンジュレーションではなくて、ボールの挙動を描くんです」 <strong>競技ゴルファーや初めてそのコースでプレーする人にとってはありがたい。そのうちピンポジスポットは、現在何コース導入済みですか?</strong> 「約100コースですが、僅か1年でそこまで漕ぎつけたので、いいペースだと思うんですけど」 <strong>ピンポジスポットをゴルフ場が導入する場合の費用は0円。オープン装置として広める戦略ですか?</strong> 「基本的にピンポジ君は0円です。でも通信と機材を導入するので、ここの部分の料金はいただいています。月に6000円ほどですが、設置コースではイーグルビジョン本体の売上向上が相乗効果として表れています。愛知県のとあるゴルフ場では年間300台販売の実績があります。ソフト&インフラの両面でシェア向上を狙っていきたい」 <strong>一連のピンポジ導入目標としては何コースを目指す?</strong> 「1年以内に1000コースを超えたいですね。その実現のために紹介キャンペーンを始めました。うちの取引先であるショップさんがコースを紹介して、ピンポジ君が導入されるともれなく神戸牛をプレゼント中です(笑)」 <strong>いいアイデアですね。それ以外では?</strong> 「ユーザーがピンポジ入れてって言ってくれるケースが増えています。ピンポジ君に慣れてるから、直接マスター室に進言してくれる。ゴルファーサイドから背中を押されるっていうのが理想ですね」 <strong>最後にお聞きします。内本社長にとってイーグルビジョンとは?</strong> 「ゴルフを始めた人が、最短でゴルフの奥深さを知ることができる。ここに尽きます。 <strong>従来は、新製品の充電時間がすごく伸びたとか、より多くの衛星から電波を受信できるようになったなど、ハードウェアや価格で選ぶ時代でした。</strong> これからは次世代ゴルファーの楽しむ姿を見据えなければいけません。ピンポジスポット事業はその可能性を飛躍的に高めます。来春投入のイーグルビジョンの新機種も楽しみにしてください。我々がさらにGPS距離計市場に風を吹かせます!」
    (公開)2023年10月17日
    全ての安定したショットは、安定した下半身から作られる。 バランスロッドに乗ってセットアップをすることで、下半身にブレがなくなり、常に安定したストロークができるようになるという。 アイディアが詰まったパター練習器をティーティングプロの常住充隆氏とゴルフタレントの高沢奈苗さんに使ってもらい、その効果を検証した。 <h2>まずは動画で</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/aAJCNhnT1lw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span> 『バランスロッド』に乗り、下半身の動きに注意することでストロークやパターヘッドの動きが安定するようになります。実際にチューブを踏んでストロークしてみましょう。土踏まず部分で踏んで構えてもらってもいいですか。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>高沢</strong></span> ちゃんと踏み込まないと、身体が前後左右に揺れますね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span> アドレスのポジションで膝を絞り込んだり、深く曲げて構えるとストロークは安定しません。股関節からやや軽く前傾するイメージで、上体がリラックスしていると重心が自然に下がってきます。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>高沢</strong></span> 足が脱力している状態で土踏まずの真下で体重がかかってくるような意識で踏むと、どっしりしたアドレスになる。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_0529cmyk.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-77871" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span> 特にロングパット時に膝や腰が入ってしまう方が多いので、バランスロッドに乗って練習するといいでしょう。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>高沢</strong></span> アプローチの練習でも使えそう。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span> アプローチでも大きく体重移動をしてしまう人は、重心位置を固定する練習にもなるわけです。 <h2>バランスロッドの使い方</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/07/products_004_howto-640x455cmyk.jpg" alt="" width="640" height="455" class="aligncenter size-full wp-image-77870" /> 1)バランスロッドの真ん中辺りを、両足の土踏まずが当たる様に乗ってください。 2)重心を前後に動かし、自身の重心が真ん中に来るポジションを探してください。(ツマ先とカカトが、それぞれ同じぐらい地面に接する状態。) 3)そのバランスを保ったポジションでストロークをします。重心が真ん中にある状態でストロークをすると、上半身にブレがなくなり安定したストロークができます。 4)重心が安定していれば、ストローク中に膝は動きません。
    (公開)2023年07月26日
    音で正しいストレートストロークが確認できる『エッジパッティングレール70』。 様々なアイディアが詰まったパター練習器をティーティングプロの常住充隆氏とゴルフタレントの高沢奈苗さんに使ってもらい、その効果を検証した。 <h2>まずは動画で</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/oKEtJklnjd0" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span> パターの持つライ角(一般的に70度)に合わせた動きでパターヘッドを動かすことができれば、最も真っすぐにストロークできているといえます。この『パッティングレール』を使えば、音で正しいストレートストロークが確認できます。ヘッドがレールから外れて、音が聞こえなくなるとストロークがずれていることを示します。まずは打ってみましょう。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>高沢</strong></span> ヘッドがレールからずっと離れないようにストロークしていくということですね。確かにアウトに上がると、レールからヘッドが離れてスクウェアな軌道ではなくなります。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span> まっすぐというよりは、多少イントゥイン軌道になるのが正しいストローク。この動きをしてから、実際にストロークすると軌道が安定してカップインの確率が上がり、インサイド→ストレート→インサイドが自然に身につきます。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>高沢</strong></span> 本体は硬化プラスチック素材により軽量化。持ち運びにも優れるから、ゴルフ場の練習グリーンでも活躍しそう。 <h2>エッジパッティングレール70 2021の使い方</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/07/Edgeputtingrail70-2021_08-640x376-2.jpg" alt="" width="640" height="376" class="aligncenter size-full wp-image-77970" /> 1)パッティングレールの角のラインをカップの左ふちに合わせてセットします。 2)パターのヒール部をレールに当ててこするようにストロークします。 3)正確なストロークができていれば“音”で伝えてくれます。“音”が聞こえなくなると、ストレートなストロークではないということになります。 4)音”が鳴り続けるように反復練習を行ってください。多くのパターがライ角に設定する70°に合わせて設計されています。 エッジパッティングレール70 2021 価格:オープン お問い合わせ:朝日ゴルフ ☎078-793-8440 <a href="https://www.eyelinegolf.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.eyelinegolf.jp/</a>
    (公開)2023年07月21日
    1枚でアドレス、軌道、インパクト、距離感の4ステップ練習ができる『グルーブパッティングミラー』。 様々なアイディアが詰まったパター練習器をティーティングプロの常住充隆氏とゴルフタレントの高沢奈苗さんに使ってもらい、その効果を検証した。 <h2>まずは動画で</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/IVPW3YdWikg" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span>『グルーブパッティングミラー』が、多くのツアープロからのフィードバッグを受けて生まれ変わりました。この1枚で『SETUP(アドレス)』『PATH(軌道)』『IMPACT(インパクト)』『SPEED(距離感)』4ステップの練習ができる、究極のパッティングミラーのサイズアップバージョンです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>高沢</strong></span> サイズアップにより、肩のラインもしっかり確認できますね。ホールの数も増えて、様々なサイズのパターヘッドにも対応できそう。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span>また、イントゥイン軌道でインパクト後、フェースをしっかりと閉じてストロークできているか確認できる「リリースゲート」を搭載。テークバックからフォロースルーまでストローク全体の軌道を確認できるようになりました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>高沢</strong></span>肩の線がターゲットに対して曲がっていると、肩に付いている腕はその曲がった方向に動いてしまいます。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>常住</strong></span>トッププロのパッティングがスムースに見えるのは、その肩線が真っすぐになっているからなのです。 <h2>グルーブパッティングミラーの使い方</h2> ①『目、肩のラインをチェック』 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/07/siyou1.jpg" alt="" width="788" height="167" class="aligncenter size-full wp-image-77790" /> ②『ヘッド軌道をチェック』 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/07/siyou2.jpg" alt="" width="788" height="166" class="aligncenter size-full wp-image-77792" /> ③『スクエアインパクトをチェック』 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/07/siyou3.jpg" alt="" width="788" height="169" class="aligncenter size-full wp-image-77793" /> ④『距離感をチェック』 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/07/siyou4.jpg" alt="" width="788" height="168" class="aligncenter size-full wp-image-77794" />
    (公開)2023年07月12日
    コロナ禍のゴルフ用品市場において、距離計測器の伸びが顕著だ。肌感覚でも新規参入のブランドが増えて、店頭やネットショップで多く目にするようになった。 その中にあって、GPS距離計測器のリーディングカンパニー、朝日ゴルフのゴルファーへのアプローチが面白く、異彩を放っている。 自社ブランドの「イーグルビジョン」は、ボイス型から、ディスプレイ型、ウォッチ型と充実したラインアップを展開。 競合メーカーの大半がウォッチ型に移行している中で、強いこだわりがありそうだ。さらに、レーザー距離計をあえて作っていないことにも独特の哲学を感じる。 <h2 id="pageIndex0">まずは動画で</h2> <iframe title="YouTube video player" src="https://www.youtube.com/embed/XsKA5aOYO9w" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> 以前テストした「イーグルビジョンNEXT2」はディスプレイ型を生かし、大画面いっぱいにコースレイアウトがカラーで鮮明に映し出され、とても分かりやすくて便利だった。 しかしながら、パンツの左ポケットにはレーザー距離計を入れている筆者としては、これ以上は無理という判断で、必然的にGPS距離計測器はウォッチ型を選択してきた。 そして、もう一つ。「イーグルビジョン」と言えば、「ピンポジ君」である。 毎日変わるピンポジションをスタート前に、手持ちのGPS距離計測器にインプットしていく仕組みである。 朝日ゴルフ独自の機能であり、日本のメーカーならではの発想、さらにゴルフ専業で長年ゴルファーとともに歩んできた会社だからこその取り組みだと以前から感心していた。 とはいえ、残念ながら「ピンポジ君」対応のゴルフコースはまだ十分ではない。 せっかくの面白いアイデアも生かし切れていないなぁ、他社との圧倒的な差別化になるのにもったいないなぁと思っていた。 <h2 id="pageIndex1">スマホアプリの活用</h2> 今回、ディスプレイ型の「EZPlus4」とウォッチ型の「Watch6」の発売に先駆けて、スマホアプリの「EV‐PRO」をリニューアルした。 最大の特徴は、あると便利な「ピンポジ君」のピン位置指定を手入力により以前よりも簡単にできるようになったことだ。 前述の新製品2機種は、BlueTooth対応となっている。 まず、「EV‐PRO」アプリをスマホにインストールし、初回の登録手続きを完了したら、手持ちの「イーグルビジョン」とペアリング。 アプリには、スコア履歴やライブコンペ等、便利な機能が付いている。 その中から「ピンポジ設定」をタップ。ゴルフ場を指定し、乗用カートに積んである当日のピンポジションシートを確認しながら、1番ホールから順に、スマホ画面のグリーン上の同じ位置をタップする。 するとピンのイラストが立つ。これを18ホール続けてスタートを迎える。 実際に筆者が試してみたら、3分もかからなかった。 <h2 id="pageIndex2">ピンポジ君で変わる</h2> <img class="inside-body-image" src="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_7454.jpg" alt="" /> GPS距離計測器は、グリーンエッジまでの距離と奥行きがひと目でわかるメリットがある。 それにレーザー距離計をピンフラッグに当てて実測を測れば、完璧な事前情報をインプットして、自信を持ってショットに向かえる。 それが、「ピンポジ君」によって正確な当日のピンポジションを教えてくれるのであれば、あえてレーザー距離計で測ることが要らなくなる。 確かに、筆者が距離計測器の二刀流を推奨し、GPSタイプとレーザータイプのそれぞれの良いところを生かした使い方をしていた背景には、どこかでGPS距離計測器のデータは精緻ではなく、おおよその情報だと思っていた節があるからだ。 「ピンポジ君」のデータ入力によって、画面にはフロント、バック以外に、ピンまでの正確な距離が表示されるようになった。 この表示を信じて、一切レーザー距離計を使わずにラウンドしてみた。 結果は全く問題がなかった。むしろボール付近に立って、レーザーを当てる必要がなくなったことで、よりスピーディーにプレイすることが出来たと思う。 「うっ、これは…」。 思わず「ヤバい」と発してしまった。 筆者の推奨する「距離計測器の二刀流」が必要なくなるではないか! せっかく大谷選手がメジャーで二刀流の活躍が目立ち始めた頃、「使えるワード」と思ってインスパイアし、筆者の「キラーワード」として使ってきたのに…それぐらい衝撃を受けたのだ。 わずかな時間で、簡単に当日のピンポジションがインプットできる機能。このことが、ゴルファーの必需品となった距離計測器の在り方さえも根本的に変えてしまうのではないか、と思ってしまった。 二刀流終了。 現実のものとして受け入れなくてはいけない日が近づいてきたような気がした。 <h2 id="pageIndex3">変化する距離計測器</h2> <img class="inside-body-image" src="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_7401.jpg" alt="" /> さらにもう一つの変化が、筆者自身にもあった。 今回のイーグルビジョンの新製品2機種は、ともにモノクロ画面なのである。 鮮明なカラーのビジュアルの機種が情報も多くて便利だと思っていた。メーカーのたゆまぬ努力によって進化を続け、コースレイアウトがビジュアルでわかる美しいカラー画面がベストな商品だろうと。 しかし、実際のラウンドでは知りたい数字が大きく表示されているモノクロ画面のほうが、スムーズにプレイできるし、十分なのではないかと考え始めるようになっていた。 乗用カートのナビがアップグレードして、充実してきたのも一つの要因かもしれない。 そこに今回の「ピンポジ君」のスマホ連動の簡単操作である。これなら日本中どこのコースに行っても対応できる。 二刀流を止めるかもしれないくらいのインパクトで正直なところ戸惑っている。 ピンまでの正確な距離が表示されて、レーザー距離計が要らないなら、小さくなったモノクロのハンディ型「EZPlus4」をポケットに忍ばせればいいのではないか。 それか同じモノクロ画面でも「Watch6」なら、もっとすっきりして良いのではないか。新たな悩みが出てきてしまった。 もちろん付帯する機能も充実している。気になるドライバーの飛距離も計測できるし、立ち位置に合わせてグリーンの向きが変わる「ベタピンナビ」も使い勝手がいい。 実戦向きの機能が装備されているのだ。 機能面の進化、充実を図りながらも、情報満載のカラー画面からシンプルなモノクロ画面に戻る動き、逆戻りしているようだが、環境の変化に合わせた最新の最適解のような気がする。なんとも不思議でならない。 <iframe title="YouTube video player" src="https://www.youtube.com/embed/6PPq7ykXyGM" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2 id="pageIndex4">ゴルフ専業らしさ</h2> 「ピンポジ君」対応コースが全国を網羅するようになったら、本当に便利になると思う。 朝日ゴルフの社員の皆さんに営業活動を頑張っていただくしかないが、全国のゴルファーのためにも早期の拡大を期待したい。さらに画期的な動きもあるという。 「ピンポジ君スポット」を通過すると、情報が自動的にインストールできる、夢のような仕組みも進めているそうだ。 ゴルファー目線で、よりゴルフが楽しくなるアイデアを次々に打ち出す朝日ゴルフの今後の動きに期待したい。それまでは、わずか3分程度でピン位置をインプットできる手入力の習慣をつけたいと思う。 筆者が感じた「イーグルビジョン」の魅力と優れている点を3つ挙げてみる。 ・「ピンポジ君」の便利さ ・ゴルファー目線の機能 ・スマートなプレイを実現 ゴルフを楽しむ大切なゴルフ用品として、自分のスタイルにあったものを全てのゴルファーに愛用して欲しいと願う。
    (公開)2023年04月24日
    VESSELが2022年で創立から10周年を迎えた。これを記念して、世界数量限定のプレミアムバッグを投入する。朝日ゴルフ海外事業部の山口亮次長が、 「ブランド設立当初からコンセプトは変わりません。プレイヤーが最高のパフォーマンスを発揮できるように最高の製品を作り上げることです」 と、前置きしてこう続ける。 「10年の間に、VESSELは多くのチャレンジを続けてきており、トッププレイヤーからのフィードバッグを製品群に反映させてきました。その結果、多くのゴルファーに愛され、想像以上の成長を遂げています」 <h2>まずは動画で</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/JirPK_ZaGCc" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> その10周年記念モデルとして、VESSELプレミアムとクラフトマンシップを具現化したのが、以下のモデルである。 〇PrimeX TOUR Staff(プライムエックス・ツアー・スタッフ) 今回の限定モデルのためだけにデザインアップされた、最上級スタッフバッグ。ツアーレベルの大型10インチ口径を持つ。 〇LUX 7 JP(ラックス・セブン・ジェイピー) 日本限定デザインのカートバッグで、特殊な分割の口径は、クラブのマネージメントがしやすい仕様。日本のカートにジャストフィットしたサイズで、ストレスがない。 〇PLAYER 3・0 Stand(プレイヤー3・0スタンド) 日本、国外問わず、人気ナンバー1のスタンドバッグ。大きめの口枠、特許取得したスタンドシステム、アクセスしやすいマグネットポケットなど、ツアーでも使用されている最上級スタンドバッグ。 〇アイコンヘッドカバー VESSELのアイコンをセンターに配置したシンプルなプレミアムヘッドカバー ※専用化粧箱入り 〈コレクション〉 カーボンファイバーのリーディングカンパニーであるCarbitexとパートナーシップを組み、耐久性と柔軟性を併せ持ちかつ超高強度でもあるカーボン素材「OmniFlex」を採用。これまでのVESSELの中で、最もプレミアムでタフなバッグに仕上がっている。 ※Omni Flexは柔軟性がありながら、引張強度に非常に強いカーボンファイバー素材。耐久性に優れ、ゴルフバッグにはVESSELが初めて採用(同社調べ)。 お問い合わせ 朝日ゴルフ 078-793-8440 <a href="http://www.vessel-golf.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">www.vessel-golf.jp/</a>
    (公開)2023年04月13日
    朝日ゴルフは今シーズンより、ゴルフ普及活動・競技サポートを目的として、プロゴルファーの青木瀬令奈と使用契約を締結。 今後は『ゴルトレ』に関する使用方法に対して監修や、宣伝・広報活動などに強力を仰ぐとのこと。 また、青木瀬令奈のコーチ兼キャディとして活躍している大西翔太も同ブランドのアンバサダーを務めるという。
    (公開)2023年03月30日
    朝日ゴルフの新製品展示会が先ごろ開催され、METAL FACTORY(メタルファクトリー)担当の粟田祐二さんが『A10‐STR‐(エーテンスター)』への思いを語った。 「メタルファクトリーはブランド立ち上げから10周年を迎えました。その記念モデルとして『A10‐STR‐』ドライバーを投入します。フェースの反発係数はルール上限ギリギリを踏襲しさらに新モデルでは、ソール部トゥ側へカーボン(1・4g)、ヒールへステンレス(14g)を配置。大きな比重差をつけることにより、スイング時のヘッドターンをはじめ、球のつかまりや初速がアップする自信作です」――。 渾身の新ドライバーについて粟田氏が動画で語る。 <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/KSaOhSmmHaU" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2023年01月04日
    (公開)2022年05月22日
    朝日ゴルフはゴルフ用品を扱う専門商社。ナショナルブランドをはじめ自社ブランドの流通に加え、昨今はヘルス事業やメディア事業へ領域を広げている。また、同社では、女性営業職の活躍を拡げることで、男女ともに輝きながら働ける社会想像を目指すカンパニーでもある。 今回はカートナビ営業で東奔西走するコース戦略課の栗山萌さん、河村真潮さんに女性営業ならではの武器、さらには女性営業がどうすれば活躍できるのかについて聞いた。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> まずは、資生堂企業対抗ダブルス優勝おめでとうございます。なんと初出場で初優勝。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> 実は決勝大会の前日、逆転で二位に甘んじるという夢をみたんです! <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> ネットで夢占いを検索したらなんと、 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> 反対のことが起きる正夢‥‥。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> ズバリ的中! すごいエピソードですね。チーム名は? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> 「ましおとめぐみ」です。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 河村さんが先輩? <img class="aligncenter size-full wp-image-66119" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/2102asahi_kawamura.jpg" alt="" width="780" height="837" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> 同期で入社2年目ですが、私は新卒で入りました。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> 私は中途入社。前職は銀行の窓口業務や保険の営業をしていたんです。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> お二人はカートナビの営業をされているそうですが、なぜ朝日ゴルフを選んだ? やはりゴルフ好き? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> ゴルフ関係で営業の仕事を探してて。入社前も一人予約で知らない叔父様方と一緒に回っていました(笑)。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 昨年は何ラウンド? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> 57回です。仲間がどんどん増えるのはうれしいことですが、財布の中身が大変なことに(笑)。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 会社でプレー代を負担してくれる制度がありましたよね? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> はい。関東3000円、関西2000円(月1回のラウンドのみ)を福利厚生制度が負担してくれますが、全然足りません~。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span>さん、もっと声高に‼ <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 河村さんの入社経緯は? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> 高校・大学とゴルフ部でやってきて、プロを目指すのかそれとも就職するのか本当に悩んで‥‥。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> プロの道はお金もかかるし、 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> すごい厳しい世界ですし、就職してお金を貯めようと決めました。大学時代のコーチに朝日ゴルフの知り合いの方がいまして。ゴルフコースの調査という話で入社したら名刺に営業という肩書がついててびっくり(笑)。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> ゴルフは何歳から? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> 始めたのは10歳。高校・大学では月12回ラウンドをこなしていましたが、今は週一するかしないか。栗山さんはもちろん、他部署の女性社員の方ともラウンドします。 <h2>営業は二人一組カートナビ営業一日の流れ</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-66120" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/2102asahi_kuriyama.jpg" alt="" width="788" height="525" /> <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 普段はどういった業務をこなしている? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> カートナビの営業で、全国のゴルフ場を東奔西走しています。週の半分は外には出ているかな。コロナ禍で今は月に1回出張があるかないかですけど、3日間遠征することもあります。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 一日のタイムスケジュールは? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> 朝9時に業務開始して、メールのチェック。営業アポ電ののちランチ。そこからゴルフ場へ訪問しますが、お客様がラウンドしている14時~15時に伺うことが多いですね。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 営業は一人? どういう部署と折衝する? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> 基本的にカートナビの営業は男性と女性の二人一組。一緒に車に乗って向かうという形ですね。話をさせていただくのは、支配人やキャディマスターが多いかな。後はそのゴルフ場のオーナーだったり。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> それ以外の業務は? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> GPSナビ「イーグルビジョン」向けのゴルフ場のデータ修正ですね。現地調査によりコースをはじめ、グリーン周りを歩いてデータを採取。それから、イベントスタッフとしても、 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> 当社主催の企業対抗競技にスタッフで参加したり、イーグルビジョンのレンタルイベントへ応援に駆け付けます。 <h2>コロナ禍でも新規契約奪取女性営業の強みとは</h2> <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> ズバリ、女性営業の強みってなんですか。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> ゴルフ場の出入り業者は、男性ばっかりなんです。だから女性だと顔を覚えてもらいやすい、というのはありますね。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> 先日、男性上司と商談へいった際、「女性を連れて行った方が会話が和むし商談が決まりやすい」と。支配人も年配の方が多いので、私の話にも耳を傾けてくれますね。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 契約に至った成功体験は? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> コロナの影響により昨年の4、5月ぐらいまで、ほとんどのゴルフ場から来なくていいといわれました(泣)。 私たちも在宅勤務になり、上長から「テレアポ」の指令が下ったのです。担当の地区を割り当てられ、そこが私の地元である京都府。アポが取れて一人で商談に行ってこのほど契約に漕ぎつけました! 3月導入になりますが、一人でアプローチからクロージングして決まったのが初めてだったので、すごく嬉しかった。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 何台決まったんですか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> 一般的には、18ホールのゴルフ場ですとカートは最低50台となります。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界 </span>成約に至った背景は? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> 実はそのゴルフ場は何回もラウンドしたことがあったので、ホールをイメージしながらプレゼンを行うことができたんです。ピンポイントでこのホールが詰まりやすいから、カートナビを導入すれば進行がスムーズになる、みたいな。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> もっと会社の経費でゴルフしないと。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> フフっ。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 河村さんの成功体験は? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> まだ一人で成約した事例はありませんが、男性上司と商談にいって、私が中心に出させてもらい成約することができました。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 勝因は? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> 熱量です! 導入後のサポート体制の強みを伝えられたのかなと。あと、定期的にフォローするということが、女性の強みかもしれません。理由は単純で、お客様の立場だったら、特別に用がなくてもたまには連絡がほしいと思うから。イベントやキャンペーンなど用があるときだけしか連絡してこない営業は、自分だっていやだと思いますね。 <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 世間話とかよくするほう? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> ゴルフはするの?って良く聞かれますけど、ゴルフ部出身っていうと100%どこの大学? という具合になるので助かります。支配人は私のお父さんくらいの年代ですので、我が娘のようにかわいがってくれて。業者コンペにも必ず呼ばれるんですヨ~。 <h2>女性営業の武器は「笑顔」毎朝口角を上げる</h2> <span style="font-weight: bold; color: #2f4f4f;">ゴルフ用品界</span> 現場で気を付けていることは? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">栗山</span> とにかく外へ行ったら、元気に笑顔で挨拶する。笑顔を作る練習はかかせません。鏡に自分の顔を映して笑った時に顔がひきつっていないか、口角がちゃんと上がっているか、目が笑っていないか、いろいろチェックしてから営業に出ます。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">河村</span> 自分の声が嫌い。入社したての頃は声が低くて電話口で元気がないように思われる、と注意されていました。 声の出し方ひとつで、お客様からの印象はガラッと良い方向に変わります。自分で話している声の大きさやトーンを自ら把握するのは意外と難しいので、営業トークをスマホで録音します。客観的に聞くことで、改善するべき点が見つかりやすい。 商談の時でも電話の時でも〝この人なら大丈夫だ〟と信頼を得るために、〝聞き取りやすい声=通る声〟を意識しています。 <img class="aligncenter size-full wp-image-66121" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/2102asahi_building.jpg" alt="" width="788" height="525" /> 「女性活用」が叫ばれる一方、まだまだ男性中心の現場で、「長時間労働」や「根性」がモノを言う‥‥という色が根強い営業分野。 男性営業は目標に対してやり遂げるのが上手い反面、支配人やゴルフ場オーナーに応援してもらう、という巻き込み型は女性の方が向いているのかもしれない。
    (公開)2021年02月24日
    (公開)2020年05月19日
    混沌とした時代だからこそ、強いメッセージが人を動かす。 月刊ゴルフ用品界創刊500号を機に、各社トップにインタビュー。ビジネスヒント満載の言葉の数々をお届けします。 今回ご登場いただくのは、朝日ゴルフ株式会社 代表取締役社長 内本浩史氏。 距離計市場は我々が風を吹かせます! 「創刊500号、おめでとうございます。うちの『バズゴルフ』も間もなく100号です(笑)」   <strong>御社は昨年、創業60周年を迎えて社名の「朝日ゴルフ用品」から「用品」の2文字を外しました。三代目社長の内本さんも覚悟を擁したと思いますが。</strong> 「はい。初期の成長はマグレガー、ウイルソン、スポルディングの国内代理店として、各ブランドのPBで地歩を築きました。マグレガーの『MGX』が代表的ですが、今やすべて消えました。転機は神戸(須磨区)に物流センター(延床3030坪)を立ち上げて物流業へ脱皮したこと。1998年です。これで会社が凄く変わりましたが、社名から『用品』の2文字を外したのは、さらなる挑戦を意図してのことです」   <strong>当時は総合スーパーがゴルフ用品に意欲的だった。</strong> 「それで年商100億を目指そうと物流センターを立ち上げましたが、その頃から目に見えて市況が悪化したのです。赤字にならず踏ん張りましたが、売上の最盛期は1995年の75憶で、底は東日本大震災の2011年で34憶、半減以下です。その3年前のリーマンショックも谷でしたが、世の中があれだけ疲弊すると仕方ない面もありますよね。内部留保を崩さず、リストラもやらず、従業員100名規模で頑張りました」   <strong>問屋業は外部要因の影響を受けやすい。自社商品の割合を高めたいでしょう?</strong> 「その努力は必要で、10年前は卸業が8割でしたが、今は自社商品と半々程度になっています。卸業は外資系大手の商品が中心ですが、国内メーカーとも取引を開始していて、自社商品は距離計測器の健闘が大きいです」   <strong>自社商品の展開は?</strong> 「自社商品で肝になるのがGPS距離計の『イーグルビジョン』で、クラブの『メタルファクトリー』も成功させた。あとは海外ブランドの『クロノス』やキャディバッグ『ベゼル』もあります。ほかに練習器具やヘルスケア商品と幅広いですね」   <strong>特に距離計はルール改定で追い風が吹いている。</strong> 「はい。1号機は『イーグルビュー』で2009年のデビューです。まだ世に無い商品でしたが、僕の考える方向に合致した商品だと直感したんです。それで専門の技術者を招集し、チームを整え事業をスタートしたのが2008年。その翌年に『イーグルビュー』の発売と僕の社長就任が重なったので、この商品とは縁を感じますねぇ」 <h2>距離計出荷量1.7倍</h2> <strong>距離計の市場規模は拡大中。昨年、GPS距離計の国内市場規模は50億円で、2016年比4割強の増加というデータもありますが。</strong> 「そうですねぇ。当社の場合、液晶画面表示のスタンダードタイプをはじめ、腕時計や音声式など計6種類の『イーグルビジョン』がありますが、1~7月期の出荷数量は前年同期比1.7倍と好調です。なかでも主力のウォッチタイプは2倍の伸長で、今年5月に発売した『ACE』は欠品が続いてます」   <strong>それは凄い。で、距離計はゴルフの何を変えるのか?</strong> 「ゴルフの面白さが変わります! 変えられる要素がいっぱい詰まっているプロダクトですよ。距離が分かるから上達するというだけでなく、ITを利用して派生的な価値を生み出せる。例えばウチの社内コンペでドラコンをしますが、従来は飛ばし屋が一人取るだけです。ところが組ごとの合計距離を競うチームドラコンにすれば、全員が盛り上がるじゃないですか」   <strong>会話も盛り上がる。</strong> 「ですから僕が言いたいのは、GPS距離計はゴルフの新しい楽しみ方を生み出せるんだと。売場の会話で『残り距離が正確に出てもそのとおりに打つ技術がない』という声も聞かれますが、そういった限定的なモノじゃないんですね」   <strong>下手だからいらないじゃなくて、これを使った楽しみ方を含めて啓蒙する必要がある。</strong> 「そう。だから勉強会が大事なんで、当社ではマーケティングセールスと呼んでいて『イーグルビジョン』の専従に営業部隊が紐づきます。特に大事なのがショップの『腹落ち』で、ストンと落ちると第1ハードルがクリアされる。まずは店員さんに理解してもらうことが凄く大事で、その流れで来店客に説明する循環ができると分母が広がる。 同時にゴルフ場でのレンタルですね。月例競技の上位者で使用が広がれば、シャワー効果が期待できるし、トーナメントのプロキャディと契約して、販促を開始しています」   <strong>需要創造はメーカーの役割で、問屋にはない機能ですが、御社がこれをやるのは初めて?</strong> 「だと思います。店舗ごとの勉強会やセルフ販売を促す店頭ツールにも注力して、顧客の問い合わせにはサポートセンターで8名が対応します。距離計市場は我々が風を吹かせます!」   <strong>内本社長は飛ばし屋ですが、飛距離は落ちませんか?</strong> 「今年で55歳なので、年齢的にそろそろかな(苦笑)。でも、飛距離が落ちてもゴルフの〝楽しさ〟を追及していけばいいんですよ。国内クラブ市場の閉塞感は、飛距離を重視しすぎるところにもあるんじゃないでしょうか。まあ、ルールが変われば市場も変わる。JGGAが独自の用具ルールを策定すれば突破口も開けるはず。アレックス新会長ならやってくれるかな」 <h2>朝日ゴルフのこれまで</h2> <ul> <li>昭和33年 本社所在地を大阪市東区住吉町十九番地とし資本金30万円で、代表取締役に内本栄子が就任し創業。その後、本社所在地を大阪市北区に移転</p></li> <li><p>昭和47年 米国からの輸入拡大。本格的卸業務開始</p></li> <li><p>昭和49年 内本栄子社長辞任に伴い、代表取締役社長に内本芳明就任。東京営業所を東京都台東区東上野に開設</p></li> <li><p>昭和52年 マグレガーMGX販売開始</p></li> <li><p>昭和61年 福岡営業所を福岡市中央区に開設。本社ビルを増築</p></li> <li><p>昭和62年 東京支店を東京都大田区へ移転。西宮市鳴尾浜に西宮商品センターを開設</p></li> <li><p>昭和63年 名古屋営業所を名古屋市北区に開設。広島営業所を広島市南区に開設。福岡営業所を福岡市南区に移転</p></li> <li><p>平成3年 大阪中小企業投資育成株式会社の出資に伴い増資し、資本金を1億円とする</p></li> <li><p>平成4年 物流拠点を統合するため、尼崎商品センターを尼崎市南武庫之荘に開設</p></li> <li><p>平成6年 台湾駐在事務所を高雄市小港区に開設。名古屋営業所を名古屋市東区に移転。横浜営業所を横浜市中区に開設</p></li> <li><p>平成9年 オリジナルブランド「MDT」の発売開始</p></li> <li><p>平成10年 神戸ロジスティクスセンターを神戸市須磨区に新築(建物面積10000㎡)し、物流拠点を統合する</p></li> <li><p>平成11年 テーラーメイドゴルフと代理店契約締結</p></li> <li><p>平成12年 基幹システム「STEPS」の導入</p></li> <li><p>平成13年 横浜営業所を東京支店に統合する</p></li> <li><p>平成14年 本社を神戸へ移転すると共に広島営業所を本社に統合する。HEADブランド(ゴルフ用品)の日本総代理店契約締結。福岡営業所を福岡市博多区に移転</p></li> <li><p>平成16年 キャロウェイゴルフと世界初の代理店契約締結。ナイキジャパンと代理店契約締結。新物流システムの導入</p></li> <li><p>平成21年 代表取締役会長に内本芳明就任、代表取締役社長に内本浩史就任。高性能GPS搭載距離測定器「EAGLE VIEW」発売</p></li> <li><p>平成22年 数々の新機能を搭載したGPSゴルフナビ&レコーダー「EAGLE VISION」発売</p></li> <li><p>平成23年 六甲道にインドアレッスン場「natura green golf club」がオープン。グループ会社 株式会社BUZZ LIFE設立</p></li> <li><p>平成24年 METALFACTORY発売</p></li> <li><p>平成25年 ごるトレが大ヒット。ピンポジ君始動</p></li> <li><p>平成28年 ゴルフ場向けカートナビ「EAGLEVISION CARTNAVI」のサービス開始</p></li> <li><p>平成29年 natura green golf clubが「BUZZ GOLF THE LESSON STUDIO」としてリニューアルオープン。商品開発・研究拠点として「神戸ゴルフ総合研究所」を神戸旧居留地に開設</p></li> <li><p>平成30年 朝日ゴルフ株式会社に社名変更。創業60周年</p></li> </ul> <iframe src="https://www.youtube.com/embed/9dSMsN49wP4?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <p><strong>朝日ゴルフ株式会社</strong> TEL:078-793-8400 <a href="https://www.asahigolf.co.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.asahigolf.co.jp/</a>
    (公開)2019年11月04日
    朝日ゴルフは先頃、都内会場にて「2019 Show-Case」を開催した。米国発信のキャディバッグ『VESSEL(ベゼル)』をはじめ、『TURF DESIGN(ターフデザイン)』、『METALFACTORY(メタルファクトリー)』等の新製品を一挙披露。今回、『ベゼル』及び「『ターフデザイン』について各担当者へインタビューを敢行した。 タイガー・ウッズが愛用する「MONSTER」ロゴ入りのキャディバッグはベゼル製で、PGA、LPGAツアーでの使用率が高いことで知られる。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/191009_asahi2.jpg" alt="マグネットポケット" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59404" /> その象徴のひとつがマグネットポケットで、使い勝手の良い開口部をフロントへ装着。そのデザインは、バッグ全体にシンプルなデザインでありながらも、効果的な切り返しデザインと高品質素材を採用することで、ラグジュアリーな雰囲気を作り出している。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/191009_asahi5.jpg" alt="VESSELバッグ" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59406" /> 今回、レディス用に加え、会社通勤にも使えそうな「バックパック」が新たにラインアップ。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/tJUrxVG9Dhw?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> 今年で4年目となる『ターフデザイン』からは、軽量キャディバックやデザイン性と機能面を両立した製品群となっている。 2019秋モデルは、光沢のあるポリエステルをベースに高級感のあるシボ加工をしたPUパーツを随所に採用、シンプルながらも渋さとカッコよさを追求したデザインのバッグシリーズとなっている。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/191009_asahi4.jpg" alt="ターフデザイン" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59407" /> ラインアップは、キャディバッグ、ミニスタンドバッグ、トートバッグ、ミニトートバッグ、ミニポーチ、ボールクリーナー&パターキャッチャー、マルチバッグ、カートポケット、シューズバッグの9アイテムで、ブラック/ブルー、ネイビー/オレンジの2色展開となる。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/hYD1tAonEmc?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> 朝日ゴルフ余頃歩さんによると、 「光が当たった時、光沢感のあるポリエステルはゴルフ場の青空の下でより美しく輝くのが特長です」 また、同色でプリントしたビッグロゴもきらりと輝き存在感を出してくれます。さらに、パーツで使用しているPUのロゴワッペンやファスナーの取っ手部分は高級感があるので、アクセントとなります」 「今モデルは、街でアパレルを選ぶように自分に似合うゴルフバッグも選んでもらいたい、そんな思いを込めて作りました」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/10/191009_asahi3.jpg" alt="キャディバッグ" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59408" /> 本体は、ポリエステル素材なので汚れ落としも簡単だとか。特にキャディバッグについては、PUを使用しながらTURFデザインの中で最軽量(2.5kg)を実現している。 「ゴルフシーンではもちろん、普段使いできるアイテムも揃い、今までになかったデザインを提案するなど、『TURF DESIGN』だからできる色使いやファッション性の高いバックシリーズとなっています。 『TURF DESIGN』はこれからも『新しいゴルフライフ』を楽しんでいただきたい。そんな思いを込めた商品を提供していきます」――。
    (公開)2019年10月11日
    2012年9月に産声を上げた朝日ゴルフのヘッドパーツブランド「METALFACTORY(メタルファクトリー)」から<strong>『A9 SKY』ドライバー</strong>が新たにラインアップされた。 他に類を見ないコスメで、反発係数をSLEルール上限ギリギリとし、飛距離も徹底的に追求した工房専用モデルという位置づけになる。ギアに精通し、試打経験が豊富なギアの賢者・ソクラテス永井プロがトラックマンを用いて『A9 SKY』ドライバーを検証する。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 初速がとにかく速い!メタルファクトリー『A9 SKY』 ルール上限ギリギリドライバー <iframe src="https://www.youtube.com/embed/z1j7UjfN02I?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>永井プロの解説『A9 SKY』はどんなドライバーか</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/a9_3.jpg" alt="初速がとにかく速い!ルール上限ギリギリ メタルファクトリー『A9 SKY』 朝日ゴルフ METALFACTORY『A9 SKY』" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59105" /> 先ず目を引くのが、鏡面研磨加工にイオンプレーティングを施した独特のカラーリング(スカイブルー、コスモブラックの2種類を用意)。金属素材の魅力を最大限に活かして、メッキや塗装では表現できない深みのある色彩を贅沢に表現しているのが特徴的です。 ヘッド体積は455㎤、フェース面はスクエアに見えます。形状的にはややシャローで投影面積が大き目な綺麗な丸型ヘッド。太鼓型の反発性能に優れる形状といえ、さらにクラウンも薄肉化。 「ボールの上がりやすさ」、「方向性の良さ」を視覚的に訴えかけ、そのことは、実際にティーアップして構えてみても同様です。 ソール部に目を向けてみますと、フェース寄りに配置された「スリット」が反発力を高めて、いかにも高初速を生み出しそう。『A9 SKY』ドライバーは、「独自のカラーリング」と「拘りのデザイン」を融合させたヘッドといえると思います。 <h2>トラックマンを使って『A9 SKY』ドライバーを検証</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/metal-factory.jpg" alt="トラックマンを使って『A9 SKY』ドライバーを検証" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59185" /> トラックマンの測定値をみていきましょう。非常に良い結果が出ていますね。ミート率は1.49、ボールスピン量2570回転、打出角13.7度。最適弾道でキャリー232.3Y、ランを含めた総飛距離は257Yを記録。 自分の中では飛んでいるほうで、「キャリーがしっかり出る」点が評価されます。 『A9 SKY』は、前作『A9』よりも投影面積を拡大、さらに慣性モーメントを高めて深重心化を図っていますが、それが数値として表れています。スピン量、キャリーの安定に加え、ボール初速63.1というインパクト効率の高さは、現代的なヘッドの作りこみが反映された証。 「ポテンシャルの高いヘッド」というのが、データを見ても明らかです。 <h2>フィッティング時のヘッドの選び方</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/a9_1.jpg" alt="初速がとにかく速い!ルール上限ギリギリ メタルファクトリー『A9 SKY』 朝日ゴルフ METALFACTORY『A9 SKY』" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-59103" /> このタイプの形状は「やさしさ」がでてくるので、極端に好き嫌いは出にくいでしょう。オーソドックスでクセがありませんから、あらゆるタイプのゴルファーに合わせやすいヘッドといえます。 ただ、実際の見た目のイメージよりも球のつかまり方や上がり方というのは、平均的なところに落とし込んでいます。 ロフト角は9.5、10.5度の2タイプをラインアップ。今回、私が試打したのは10.5度ですが、重心角(25度)、重心距離(40.5mm)、ライ角(59.5度)などのヘッドスペックを見ると、ニュートラルなんですね。 あまり、個性がないような印象ですが、HS42.3で初速63.1を叩き出すヘッドは稀有。『A9 SKY』はパーツブランドですので、シャフトの組み合わせと長さのバリエーションにより、さらに飛距離を伸ばすことができると思います。 フィッティングの際は長さ、重さに加え、シャフトをアレンジすることによって、クラブを変化させるといいでしょう。つまり、フィッターの腕が試されるということで、「味」をどんどん出していける。そういう意味で『A9 SKY』はオンリーワンを作ってあげやすいヘッドといえます。 個人的にはブルーのカラーが気に入りました。ヘッド性能は「優等生」なのに、ちょっと突っ張ったところが男心を燻りますね。そして、他と被らないクリアメタルの輝きは「所有感」があり、唯一無二の存在といえます。 やはり、メタルファクトリーの魅力というのはひとつひとつのモノ作り、丁寧さに集約されると思います。出来上がったヘッドの全数検査やCT値をルールギリギリの250μsに設定するこだわり…。手のかけ方は、パーツメーカーでもトップクラスですよ。
    (公開)2019年10月04日