クロノスゴルフの『Touch(タッチ)』『Release(リリース)』『Renaissance(ルネサンス)』『Anchor(アンカー)』の4モデルを遠藤仁史氏が徹底検証。
その実力は?
米国生パッティング解析器「TOMI」のセールスレップ。インターネットおよびゴルフの知識を融合し、ゴルフメーカー、ショップ、工房等のコンサルティングを行う。WEBサイト「アンサーフリーク」はクラブマニアの間でヒートアップ。TOSHIの愛称で親しまれている。HDCP+0.1
Touch(タッチ)
<img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/touch.jpg" alt="クロノスパター タッチ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44216" />
他社にはない、ユニークな厚めのトップラインで超ソフトな打感を追求したクロノスのファーストモデル。一般的なアンサー型に比べトップブレードの厚みを増している。またバックフェースは深くえぐられたキャビティ構造のため、打感が手に良く伝わり、さらにフェースのミーリングの深さも感じることができました。
一般的なアンサー型は、もう少しオフセットがありますが、『TOUCH』は、シャフトセンターラインを、1/2オフセットへ設定。L字で構えた時のようなストロークが可能で、オフセットの大きいパターよりもインパクトのタイミングが早くなりやすい傾向がある。つまり自分で操作しやすい(球をつかまえやすい)パターという位置付けになります。
とにかく打感の良いパターが欲しいという方にお薦め。重心角は70度と大きめの設定ですから、打ち方としては、フェースローテーションを使う方に合うでしょう。
価格:52,000円
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<h2>Release(リリース)</h2>
<img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/release.jpg" alt="クロノスパター リリース" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44223" />
フェースバランスに近い、ロングネックのブレードタイプ。ロングネックは、フェースバランスが多い中、『Release』は若干のトゥハング設計になっているのが特筆すべき点。打感の良さは『Touch』譲りですが、オフセットがほぼシャフト1本分ありますので、やさしさではこちらの方が勝る印象です。
ボールの転がりは、強い転がりというよりも、フェースにボールを乗せて順回転で転がせそうな雰囲気がありますね。実際にストロークしてみても、ヘッドが開閉しようとしないので、真っ直ぐに動くイメージです。ですので、フェースローテーションをあまり使わないゴルファーにミート。また、ローテーションを使わないで打つにはヘッド重量が必要になってきますが、『Release』は370gの設定により、ヘッドの重みを感じながらストロークできる。
価格:60,000円
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<h2>Renaissance(ルネサンス)</h2>
<img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/renaissance.jpg" alt="クロノスパター ルネサンス" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44224" />
アドレスからの見た目で、重さの違和感を感じさせないデザイン。ブレードタイプでありながら、オートマチックなストロークで安定するモデルです。
特徴は次の3点に集約されるでしょう。
* ネック形状が一般的なアンサー型よりも若干短い(※ネックの重量を落とすことで、重心の位置を下げる狙いがあったと思われる)
* ヒール側に穴を開けて重量調整。ヘッドの中心に重心がくるパターに仕上がっている。
* トゥ側が上がった特殊な形状で、さらにトップラインがラウンド
また、『Touch』とは違って、キャビティ部が深く掘られていますが、上から見ると分厚いのも印象的。同素材を用いてますが、重心の低さとソール部の厚みが全く違うのが分かります。さらにソール部の厚みがフェースの半分強あるので、オフセンターヒットにも強い。下目で打つと順回転のいい転がりが得られ、多少芯を外しても同じような結果が得られました。
『Touch』、『Release』と比べると、スイートエリアが広くやさしい設計といえます。
価格:62,000円
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<h2>Anchor(アンカー)</h2>
<img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/anchor.jpg" alt="クロノスパター アンカー" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44215" />
ひとくちで言うと現代版キャッシュインタイプ。キャッシュインは青木功プロが愛用していたことで有名ですが、シャフトがヒール寄りにくるため、トゥ側を浮かせて打つ必要があります。でも『Anchor(アンカー)』は完全にセンターへ向かっているので、センターシャフトのキャッシュインと言えるでしょう。
シャフト延長線上のブレードセンターでヒットするようなドット目印がミーリングされていて、フェース両面で打てるのが特徴です。
そして、このパターの一番の特徴は、フェースバランスもトゥハングもない全方位バランスの設計。ローテーションをしたいのか、したくないのか、どんな打ち方をしても対応してくれるのです。
実際にタップ式や、フェースローテーションをしないで打ってみましたが、確かにどちらでも打てる。打感も良く、ハンドファーストにしてから上から潰したり、アッパー軌道でロフトを出して打ってみても、球の転がりは良い。ヘッド重量のあるキャッシュインをお探しの方に朗報。
価格:37,000円
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