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    ハッシュタグ「東京五輪」記事一覧

    ゴルフ関連16団体が集まる「ゴルフ新年会」が1月22日、都内のホテルで開催された。今年の活動テーマは①20~30代のゴルフ参加率アップ、②選手強化、③女性ゴルファーの創造という従来の施策に加え、新たに④廃プラ削減を中心にした環境問題への取り組みも盛り込まれた。 地球温暖化による気候変動は各国での大火災や水害、台風の大型化を招くなど、自然を活用するゴルフ産業にも多大な被害を与えている。各種スポーツ団体の中で逸早くゴルフ界が取り組むことで、環境保全の狼煙をあげる狙い。 東京五輪の開催まで半年余り。6月までを目途に「ゴルフ界エコサミット」を開催し、その流れで五輪に突入することも検討されている。以下、会場で行った動画インタビューを掲載しよう。 <h2>ゴルフを通じて良き社会人に! JGAナショナルチームヘッドコーチ ガレス・ジョーンズ氏</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/Vz-8fveD_kY?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>環境問題無視は経営者失格 日本ゴルフ場経営者協会 手塚寛理事長</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/toTLJaLDXlo?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>水筒1万個を無料で配布 日本プロゴルフ協会 倉本昌弘会長</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/PYdDFZebmR8?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>表彰台は日本独占の気概で 日本ゴルフ協会 竹田恆正会長</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/zSTfWBOT1z8?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>SDGsの理解を深め着実に 日本ゴルフ用品協会 アレックスM・ボーズマン会長</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/Mck3Ce_tNjs" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2020年01月23日
    東京オリンピックまであと1年ちょっと。しかしどうでしょう? 他の競技が出場権をかけた熾烈な争いをする中で、「ゴルフ」はその戦いを遠巻きに眺め、盛り上がりに欠けた印象を強く受けます。 オリンピックは開催国の選手に有利な点が色々ありますが、最も有利なのは「地元開催枠」というものです。開催国の選手には出場機会が多く与えられ、場合によっては予選すら免除されることもあります。 とはいえ、他のスポーツの代表権争いは大きく報道され、特に最近は男子陸上の短距離がTVのスポーツニュースなどで報道されていますが、これに対してゴルフはなぜか冷めたまま。ゴルフは、スポーツとして魅力がないのでしょうか?  もし、ゴルフの日本代表選手が金メダルを取ったらどうなるでしょう。スーパースターの誕生はゴルフ界に大きなインパクトを与え、経済効果も期待できます。ゴルフが再び脚光を浴びて、ゴルフに興味を示す人が増え、減少傾向のプレイ人口が増える可能性もあるのです。こんなに喜ばしいことはありません。 それにも関わらず、ゴルフメディアがそのような視点でオリンピックの前景気を煽る報道姿勢は見られません。筆者は、ここに大きな問題意識を感じています。 <h2>ゴルフの代表はどう決まる?</h2> ゴルフ競技の選手選考基準は、傍目には複雑なシステムに映ります。まず、「オリンピックポイント」を採用しており、これは2018年7月1日〜2020年6月20日まで、計104週での成績がポイント計上されるのがベースになります。 その上で、上位60名がオリンピック出場の資格を持つという選考基準ができます。選考基準は下記のとおり。 ①男子は2020年6月23日時点、女子は2020年6月30日時点のオリンピックゴルフランキング上位15位までの選手で、各国最大4名まで。 ②16位以下については、1カ国2名(15位以内の有資格者も含む)を上限とする。 ③5大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)ごとに、一人も出場資格を有するアスリートがいない場合は、男女ともに最低1つの出場枠が保証される。 ④大会開催国から一人も出場資格を有するアスリートがいない場合は、男女とも1つの出場枠が保証される。 ※ただし、上記③、④の出場枠が適用されても、男女各出場人数の60名は変わらない。 現在、日本では男女8名ずつが候補(強化)選手に選ばれ、様々なサポートを受けていますが、この「16名」の名前をどれだけの人が知っているでしょうか? 具体的には、男子が松山英樹、小平智、今平周吾、稲盛佑貴、時松隆光、秋吉翔太、宮里優作、星野陸也。女子が畑岡奈紗、鈴木愛、比嘉真美子、成田美寿々、小祝さくら、上田桃子、菊地絵里香、松田鈴英。以上が現在の顔触れとなります。 筆者がメディアに求めることは、候補選手の現状を読者に伝え、オリンピックの前景気を盛り上げることにほかなりません。男女各8名の選手が現時点で何ポイントを獲得して、それはオリンピックポイントでは何位に位置するかなど、毎週トーナメントが終了した時点で発表すべきです。 そして、候補選手がそれに向けて努力している姿や想いを報道することです。次のトーナメントが始まる前に、現時点のポイントや優勝からトップテンに入るとどうなるか、どのトーナメントのポイントが高いのか、これに向けての調整法など、選考レースを毎週取り上げなければ誰も興味を示さないし、何も変わらないと思います。 本来ならば、対象ポイントの起点となる2018年7月1日から報道すべきでした。しかし、少なくとも筆者が知る限り、そのようなメディアは見当たりません。特に「ゴルフメディア」の責任は大きいと思います。 日本の選手は、オリンピックに出場することに対して興味がないと見ているのでしょうか? それとも、どのメディアも無関心なのは何かの意図があるのでしょうか? <h2>ゴルフメディアの怠慢を問う</h2> もし、メディアの怠慢が原因で報道しないのであれば、筆者はその姿勢を厳しく問いたいと思います。同時に、選手強化の中心的な存在である日本ゴルフ協会(JGA)や日本オリンピック委員会(JOC)が、候補選手の現状をその都度、発表すべきです。 選手強化に公的資金が使われていることを考えれば、選手の情報を逐一発信することは国民に対する義務だと思います。スポーツ選手の活躍は人々を元気にし、勇気や感動を与え、生きる活力を提供する。換言すれば「公的」な役割があり、スポーツが強い国は国力が豊かな証明にもなると思います。 むろん、その意識が高じると旧東欧諸国に代表されるドーピング問題の発生や、アスリートの不幸な末路にもつながりますが、このあたりはメディアが厳しく監視するという役割も一方にあるでしょう。 いずれにせよ、スポーツ記者はオリンピックに賭ける選手の日常を丁寧に取材・報道する。ゴルフ記者も個々の選手の努力や歩みをSTORYとして書き上げる。これによりスポーツ文化やゴルフ文化が醸成されると確信します。 努力の成果である成績を、単に数字に置き換えて並べるのではなく、記者の目で見た選手の戦い方や戦略、努力、気力などに焦点を当て、それを見抜き、凝縮された文章で記事にしていくこと。それが記者の仕事であり、記者自身の「戦い」でもあるはずです。 ゴルフメディアやスポーツ新聞の低迷は、そのような報道姿勢の欠如が原因ではないでしょうか。自国開催のオリンピックを機に、基本に立ち帰る必要があると筆者は考えます。
    (公開)2019年07月08日
    2月25日、2020東京オリンピック・パラリンピックゴルフ競技の会場となる霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)が報道陣に公開された。 競技対策本部強化委員会の倉本昌弘委員長、小林浩美副委員長、企画準備委員会の中嶋常幸委員が東コースの3ホール(10、11、18番)をプレー。 組織委員会の担当者やグリーンキーパーらが出席して記者会見も行った。開催まで1年半を切った五輪ゴルフ競技。その現場を照らすと、様々な問題点が浮かび上がってきた。 頼みの綱は007 2月下旬ながら、この日の霞ヶ関は小春日和。倉本、小林、中嶋のベテランプロにとっては、暑からず寒からずの絶好のコンディションとなった。 わずか3ホールながら、3人は約100人の報道陣を前に「模範プレー」を披露。細葉高麗芝(ヒメコーライ)のフェアウェーに007(ダブルオーセブン)のグリーンも素晴らしい仕上がり。 かつて赤星四郎が設計陣の一人として名を連ね、名匠チャールズ・ヒュー・アリソンが改修したコースを惜しむ声が一部にはあるが、この日はそれが完全に封じられた。トム&ローガン・ファジオ親子が共同改修した東コースの仕上がりの素晴らしさばかりが、コース関係者からは強調された。 しかもIGF(国際ゴルフ連盟)の指示を受け、西コースの18番は大会用の練習場に改造された。東コースと同じヒメコーライの芝から打てる打席は横60ヤード、奥行き40ヤードもある。350ヤードのドライバーショットが練習可能だというからスゴイ。そのため従来の西18番は、現在パー3となっている。 すべては順調に進んでいるように見えるが、本番に向けて不安がないと言えば、それはウソになる。大会が行われるのは8月。間違いなく気温は40度超えとなるはずで、コース管理部のスタッフにとってこれが最大の敵となることは間違いない。 2017年7月23日付日本経済新聞サイエンス面に、埼玉県川越市が暑さ日本一の可能性があると報じられた。日本の最も暑い時期に、最も暑い場所で行われるのが五輪ゴルフだ。 品種改良が進み日本の猛暑にも耐えられる洋芝が育っているが、相手は生き物。自然との闘いに「絶対」はあり得ない。 コース管理部長で統括グリーンキーパーである東海林護氏の「期待半分、不安半分」の言葉がすべてを物語っている。残されている実践テストの場はひと夏のみ。厳しい戦いが待っている。 <h2>日本ジュニアがプレ五輪!?</h2> 運営サイドにとっては様々な実戦へのテスト、選手にしてみれば貴重な情報収集の場として、各競技に用意されるのが、俗にプレオリンピックと呼ばれるテストイベント。 自転車ロードレースのプレ五輪コースは一部短縮されたものになるが、それでも十分にタフなコースだという。リオでも同様のイベントが開催され、日本を含む15チームが参加。有名選手の多くが出場した。 屋外で行われる競技もマラソンは本番よりも約1か月遅れの9月15日、明治神宮外苑発着のマラソンGCで、トライアスロンは開催同時期の8月15~18日にお台場海浜公園での五輪予選大会がプレ五輪として行われる。 ところがゴルフは8月の14~16日とほぼ同じ時期ながら、日本ジュニア選手権がテストイベントとなるという。これには早くもブーイングが上がっている。実戦のテストにならないからだ。 芝に関してはテストイベントになるかもしれないが、もっと大事なものが試せない。対策を練らなければならないのは、酷暑の人体への影響だ。競技に携わる選手、キャディー、ギャラリー、ボランティアの健康いや命すら、確実に危険にさらされる。 特にギャラリー整理や駐車場の誘導など、過酷な条件で働くことが多くなりそうなのはボランティア。年齢層も幅広くなりそうで、よほどうまく暑さ対策をしないと、熱中症へまっしぐらだ。 しかし日本ジュニアがテストイベントとなると、はるかに規模が小さく、様々な問題をクリアするための参考になりようがない。 こうなってくると、酷暑の影響を表に出さないためにわざと大規模なイベントを回避したのではないか、と勘繰りたくもなって来る。この日、大会関係者はリオの時と違い、ほとんど欠場選手は出ない、とみていたが、本当にそうなのだろうか。 もしプレ五輪がここで行われ、その猛暑を体験したら、プレーを回避する選手が続出する可能性が高い。マスコミ関係者もその暑さを実感したら、こぞってその問題点を書き立てることだろう。 <h2>子供たちが危ない!</h2> <img class="size-full wp-image-56396" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/tokyo2020_golf1.jpg" alt="子供たちが危ない!" width="788" height="525" /> 写真と本文は関係ありません。 猛暑といえばもう一つ、大きな問題がある。このクレージーな炎天下でのプレーを何年もの間、子供たちに強いている現実だ。 すでにシニアになっている日本ジュニア出場経験者もいる。倉本委員長はその代表だ。しかし当時と一つだけ違うことがある。地球温暖化が進行した今とは暑さが著しく違うことだ。 女子プロの辻梨恵などを育てた三觜喜一プロは自らのブログに「誰か死なないと分からないのか?」と題して、ジュニアゴルフの大会運営について批判の声を上げている。 「実は昨年、私の教え子がラウンドの途中で熱中症になり救急車で運ばれるという事がありました。日本ジュニアはカートを導入しているとのことですが、多くの大会で当たり前のように担ぎのプレーが行われています。毎年真っ赤な顔をして、汗だくで上がって来る現実を、協会のトップの人たちは分かっていない」と怒りを隠せない様子だった。 2015年8月5日に、60人が参加した霞ヶ関でのあるコンペでは、3人が熱中症で倒れた。この確率を当てはめれば当初関係者が語っていた1日2万5000人のギャラリーが入った場合、単純計算で1250人が発症することになってしまう。 そんな状況下、データも満足に取れないプレイベントを開催する意味はあるのか?
    (公開)2019年04月23日
    東京五輪のゴルフ競技会場となる霞ヶ関CCのレストランで、ある「案内」が目に留まった。 <blockquote> 当倶楽部では、地球環境保全のため、ドリンクに提供しているプラスチック製ストローの使用を廃止いたしました。ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。なお、フロート、モカフローズン、ミルクシェーキには紙ストローを提供させて頂きます。 食堂委員会</blockquote> スターバックスコーヒーとマクドナルドは昨年、プラスチック製ストローの廃止を発表。近い将来、世界中の店舗で全廃を目指すという。霞ヶ関CCの小川晴也食堂委員長は、「レストランのスタッフから提案され、昨年9月に実施したのです」―。 五輪を迎えるスタッフの意識はこんなところにも表れている。 霞ヶ関CCは1929(昭和4)年に東コースを開場、1932(同7)年に西コースが完成して日本初の36ホールズとなった。 2016年、トム・ファジオと息子のローガン・ファジオによる改修で、東コースは1グリーン化、総距離も延長された。今年2月、東京2020組織委員会(スポーツ局)とJGAオリンピックゴルフ競技対策本部、これに霞ヶ関CCの担当者を交えて準備状況の説明が行われた。 霞ヶ関CCからは大野了一キャプテンと東海林護グリーンキーパーが出席、活発な質疑応答が行われた。東海林氏の回答主旨は次の通り。 <ul> <li>真夏の開催でコースコンディションが気になるが、国際ゴルフ連盟(IGF)から五輪期間中のメンテナンス人員は111名との要望があり、専門スタッフの確保が急務。</li> <li>ギャラリーの安全確保と競技性の高いコース提供を目標に掲げ、日本の高いコース管理技術を発揮したい。</li> <li>コースが世界中に放映されることから綺麗なビジュアルも追求したい。</li> </ul> また、大野キャプテンは、 <ul> <li>IGFの要望で新しい練習場を造ることになり、西コースの18番ホール(425ヤード・パー4)グリーン手前からティに向かって打つ仮設レンジ(350ヤード)を昨年完成。</li> <li>横60ヤード、縦40ヤードの芝打席で東コースと同じ品種のヒメコーライを植え、散水・排水設備も整えたことが紹介された。現在、西コース18番は118ヤードのパー3として営業されているが、会員の理解を得ることで練習環境の充実を図った。</li> </ul> 会見には同競技対策本部アドバイザリーボードメンバーの樋口久子氏も出席。ゴルフ競技の復活を国際オリンピック委員会(本部スイス・ローザンヌ)に働き掛けた話を披露した。 2009年6月15日のプレゼンテーションが決め手となったが、2016年のリオ大会では、特に男子のトップ選手が軒並み欠場、不評を買ったことは記憶に新しい。東京大会での成功がゴルフ継続の生命線でもあり、「わたしは地元・川越市の出身。皆さんのお力を借りながら是非とも成功させたい」 と意気込みを語った。 冒頭の「紙ストロー」は、この話と無縁ではない。諸事、国際基準の意識を高めることが大会の成功につながっていく。 <hr> この記事は弊誌月刊ゴルフ用品界(GEW)2019年4月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://www.gew.co.jp/magazine">月刊ゴルフ用品界についてはこちら</a>
    (公開)2019年04月17日
    ZOZO CHAMPIONSHIPの開催が好意的に報じられている中、意外に注目されていないのが日本選手には50%の賞金が加算されること。 高額大会だけに、優勝でもしようものなら、この大会で獲得した賞金だけで賞金王となる可能性もある。 一方、6月のリランキング後に、衝撃的な女子プロのトーナメントが誕生することが明らかになった。出場資格は33歳以上100歳までの女子プロゴルファー。若手中心のLPGAツアーの問題点を世に問う大会になりそうだ。 <h2>賞金王はホームラン王</h2> 賞金王。米ツアーでは「リーディング・マネー・ウイナー」と呼ばれる。スーパースターであるパーマーの名を冠し「アーノルド・パーマー・アワード」と呼ばれる重みのあるタイトルだ。 試合ごとに賞金額にはバラツキがあるため、むしろバードン・トロフィー(米男子)やベア・トロフィー(米女子)のような、平均ストローク第1位の方が、実力評価のものさしとしては正しい、という主張が一部にある。 だがゴルファーには「ハスラー」と呼ばれる賞金稼ぎの一面もある。賞金王がもてはやされる背景には、とんでもない額が1打にかかり、その重圧をはねのける強さも要求されるからだろう。 JGTO(日本ゴルフツアー機構)の青木功会長は、日本の賞金王に過去5回輝いているが、絶頂期の頃、よくこんな解説をしていた。「もちろん賞金にはバラツキはあるが、高いレベルで安定した平均ストロークをマークしていれば、相応に賞金額も増えて来るもんだよ」。 当時青木は日・米・欧・豪と飛び回りながら好成績をマークし続けるという、ある種超人のような生活をしていた。日本では尾崎将司、中嶋常幸を加えたAONが活躍しており、賞金王争いはシーズンを通しての関心事となっていた。 野球でいえば賞金王はホームラン王、平均ストローク第1位は首位打者ということになりそうだが、ゴルフの場合平均ストローク第1位の評価が、野球の世界ほどには高くない。 いずれにせよ、プロゴルフの世界では長い間賞金王という地位がそれなりの威厳を持ってきた。1987年にアメリカ女子ツアーの賞金女王となった岡本綾子に対する評価が高いのもその証明だろう。 しかしその評価が、今年の日本男子ツアーでは何の意味も持たなくなるかもしれない。今年の10月24日から4日間、千葉・習志野カントリークラブで開催される米国のPGAツアーの大会である「ZOZO CHAMPIONSHIP」の賞金が桁外れであるからだ。 <h2>ZOZOの1勝だけで賞金王?</h2> 主催者発表によると、賞金総額は975万ドル(約11億円)。 優勝賞金は18%で、2位から10.8、6.8、4.8、4%と配分されていく。優勝すれば19万8000ドル(約2億2374万円)が転がり込む。2位でも10万5300ドルだから、1億530万円が用意されている。 昨年、日本の賞金王に輝いた今平周吾の獲得賞金は1億3911万円あまり。2位のショーン・ノリス(南ア)で1億394万円となっている。 ZOZOの大会には10人のJGTO枠が与えられており、賞金額の50%が国内のランキングに加算されることが決まっている。優勝すれば、これ1発で1億1187万円が加算される。 <img class="aligncenter size-full wp-image-54625" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/onishi-hisamitsu.jpg" alt="大西久光" width="788" height="525"> 昨年までJGTOの副会長を務めていた大西久光氏が、問題点を指摘する。「意外に関係者間で問題になっていないのが、この大会(ZOZO CHAMPIONSHIP)に優勝しただけで、賞金王になってしまうことが数字上ではありうることです。 そうなると他のトーナメントスポンサーにとっては、高額賞金を負担している意味そのものが、非常に軽いものになってしまう」 昨年の国内最高額はISPSハンダマッチプレー選手権で2億3000万円、優勝賞金は半分の5200万円。しかもこの大会は今年行われないことが決まってしまった。ナショナルオープン、日本オープンを始めとする2億円大会の存在もかすむ。 これは明らかにマイナス要素だろう。そもそも10人しか出られない試合を加算すべきなのかどうか。という議論も当然ある。 <h2>女子プロ界に画期的な新設大会</h2> JGTOの不手際から、今季予定していた3試合をキャンセルしたISPS会長半田晴久氏が、仰天プランを実行に移す。7月上旬、賞金総額3000万円の女子プロゴルフトーナメントを開催する。 「6月のリランキングの後に、開催する予定です。30歳以上で試合に出られないプロがたくさんいますので、そうした選手たちのために。賞金額は、ステップアップツアーの最高額に合わせました」(半田氏)。 出場資格者は33歳以上100歳までと幅広い。女子には下部ツアーとして「ステップアップツアー」があり、45歳以上の選手には「レジェンズツアー」があるが、この2つだけでレギュラーに出られない選手に出場の場を提供できているとは言い難い。 本来は日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が考えるべきことだが、選手たちと協会上層部の距離が離れていることは多くの関係者が認めるところ。一昨年から放映権の問題で協会とテレビ局との対立が露見しているが「説明がない」と多くの選手が不満をもらしている。 LPGAが、試合への出場機会が少ない選手たちの受け皿すら用意できない現実を見るに見かねて、半田氏が乗り出した格好だ。 2020年東京五輪の前年。日本プロゴルフ界の問題点が一気に吹きだし、大改革へと向かう動きが加速している。 <hr> この記事は弊誌月刊ゴルフ用品界(GEW)2019年3月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://www.gew.co.jp/magazine">月刊ゴルフ用品界についてはこちら</a>
    (公開)2019年03月06日
    ゴルフ関連16団体が加盟する日本ゴルフサミット会議は1月16日、都内のホテルで関係者約750名を集め、恒例の「ゴルフ新年会」を開催した。議長は日本ゴルフ協会の竹田恆正会長が務める。 東京五輪を来年に控えるサミット会議は、今年の活動目標を選手強化や市場活性化策への本腰を掲げ、特に「レディス需要の掘り起こし」に注力することが確認された。 とはいえ「掛け声倒れ」を懸念するムキも多い。卑近な例がゴルフ場利用税撤廃運動の不発である。利用税の撤廃は、サミット会議積年の課題だが、「全廃論」にこだわるあまり捗々しい成果をあげていない。同様に、ゴルフ場来場者の1割程度を占めるレディス需要の開拓についても、具体的施策は今後の課題。 今年1月、ゴルフ規則の大改定でプレー人口の減少に歯止めを掛ける動きが広がっているが、国内主要団体のトップはどのような課題意識を持っているのか? 竹田議長、超党派ゴルフ議員連盟の衛藤征士郎会長ら5名のインタビューを掲載しよう。 <h2>消費増税分を代替財源に今度こそ全廃を! 衛藤征士郎氏 超党派ゴルフ議員連盟会長(6分1秒)</h2> 平成元年に消費税が導入され、それまでゴルフ場、パチンコ、ボウリング場等に課せられていた「娯楽施設利用税」が廃止されたが、ゴルフについては「担税力がある富裕層のスポーツ」として「ゴルフ場利用税」に衣替え。以来、70歳以上の高齢者や18歳未満、身障者等の部分撤廃はあったものの、それ以外は継続中だ。 利用税額のピークは平成4年度の約1034億円だが、前年度は447億円に激減など、市場の苦戦を物語っている。 業界団体が撤廃を働き掛ける先が超党派ゴルフ議員連盟(名誉会長麻生太郎氏)だ。衛藤会長は、「今秋、消費税率が2%上がる。これを代替財源として、何としても全廃を達成したい」と強調するが、過去の経緯から「期待薄」と見るムキも多い。増税と来年の五輪開催という追い風があるだけに、「絶対やります!」と眦を決する。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/kxVX-KvLhfE?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe> <h2>選手の活躍をもっと知ってもらいたい! 竹田恆正氏 日本ゴルフ協会会長(5分19秒)</h2> 日本ゴルフ協会は、アマチュア競技団体の総本山という位置づけでもある。2015年からガレス・ジョーンズ氏をヘッドコーチに迎え、近代的な強化策を行ってきた。 その成果が昨年、開花した。「アジア競技大会」の男子団体で金メダル、「アジア・パシフィックアマチュア選手権」で金谷拓実(東北福祉大2年)が優勝など、東京五輪の開催に向けて好感触。 ところが、「大半のメディアは活躍を取り上げてくれません」と竹田会長は落胆する。ゴルフ雑誌では報道されたが、テレビ・新聞等ではほとんど触れられず、「どうしたらいいのか」と、PR戦術の練り直しも求められる。 それもあって、竹田会長は動画取材の冒頭、「活躍した選手の名前を読み上げたい」と希望。しばしお付き合い願いたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/bP6CUo0e1oQ?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe> <h2>今年から女性会員を募ります 倉本昌弘氏 日本プロゴルフ協会会長(2分42秒)</h2> 国内最大のゴルフ指導者団体である日本プロゴルフ協会は今年、大胆な決議を行った。男の世界に「女性会員」を募り、業界の悲願であるレディス需要の開拓に本腰を入れる。「女性目線」の吸い上げに寄与することも一因だ。 一方で、日本女子プロゴルフ協会も女性指導者の育成に注力しているが、両者が競合することはないのだろうか。そのあたりも含めて聞いた。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/P_WelFsnPpU?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe> <h2>レディス市場の開拓はできることから着実に 手塚寛氏 日本ゴルフ場経営者協会理事長(2分28秒)</h2> 日本ゴルフ場経営者協会は、国内唯一のゴルフ場経営者団体。他のゴルフ場団体とは一線を画し、プレー人口の拡大策や課題を経営者目線で話し合う。 手塚理事長は今年1月、ゴルフ場、用品、練習場など関連5団体が活性化を討議するゴルフ市場活性化委員会(GMAC)の委員長に就任。そのような立場でレディス市場対策を語る。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/l4w6qPYX-Ks?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe> <h2>今年のJGFはレディス企画を充実 馬場宏之氏 日本ゴルフ用品協会会長(2分32秒)</h2> 毎年3月にジャパンゴルフフェアを開催するのが日本ゴルフ用品協会。会場を東京から横浜に移転して今年3回目を迎える。今回は女性ゴルファー対策にも注力、会期中に行うセミナーも「レディス需要対策」を主題に掲げる。 「活性化のカギはレディス対策。業界全体で問題意識が絞り込まれるのはいいことです」と馬場会長。その具体策を語る。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/r3tZN3HhIBQ?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe>
    (公開)2019年01月18日
    ちょっと季節外れかもしれないが、夏のゴルフに欠かせないのが熱中症対策だ。救急車搬送、最悪の場合は死亡という事例もあるだけに、プレーヤーだけではなく施設を提供するゴルフ場にとっても万全の対策を取りたいところ。ゴルフ業界では東京五輪の会場を巡り、猛暑の埼玉(霞ヶ関CC)での開催を不安視する声も聞かれる。選手や観衆が熱中症で倒れることだけは避けたいところだ。 そんなゴルフの猛暑対策に一石を投じそうなアイテムが登場した。それがビルマテルという会社が作った世界初の高通気性キャップシステムと謳う帽子『エアピーク』だ。 <h2>アマゾンが「革新性あり」とお墨付き</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/airpeak4.jpg" alt="Airpeak(エアピーク)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-37962" /> 昨年4月にランニング用の『スピード』(3700円)、8月にゴルフ・野球用の『アスリート』(5600円)をECではアマゾン、リアル店舗では三越伊勢丹新宿店、ゼビオ・ヴィクトリア(関東圏、取り扱いはランニング用の『Airpeak Speed(スピード)』のみ)で発売したが、11月までに約1万個の販売実績を挙げたという。 「リアル店舗は帽子の需要期となるゴールデンウィーク(GW)に発売が間に合わず、少し物足りない数字でしたが、三越・伊勢丹やゼビオグループでの評価が高く、来年はGWから発売できそうです。また、アマゾンは革新性があり高評価レビューの商品を特別サイト『アマゾンローンチパッド』で紹介していますが、その中に『エアピーク』も掲載されています」(ビルマテルの白井庄史会長) 一部では注目商品になっているとのことだが、なぜ評価が高いのか、具体的な開発背景と機能性に触れてみよう。 ビルマテルは、東京茅場町に本社を置き、主業務は屋上緑化と知財コンサルティング。一見、帽子とは縁がなさそうだが、炎天下での屋上作業は過酷を極め、熱中症対策を考えた結果、通気性のいいヘルメットを考案した。特許を取得してライセンス供与で販売したところ注文が相次ぎ、発売後15年間で累積200万個弱を販売したという。これを応用したのが今回の『エアピーク』だ。 <h2>イメージしたのは自動車のフロントグリル</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/airpeak3.jpg" alt="Airpeak(エアピーク)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-37961" /> 「ヘルメットの通気性の良さを帽子に転用できないかと考えたのがきっかけでした。今の完成形は、ツバ上部に通気口、側面に隙間を設けることで外部の空気を取り込み、帽内の換気機能を高める構造ですが、最初にイメージしたのが、車のフロントグリル。これは風を取り込んでボンネットの中のエンジンやラジエターを冷やす役割ですが、この形を帽子に取り入れられないかと…。そこでサンプルを作って東京都産業技術研究所に持ち込んで試作品をいくつも作ってもらいました。 そして、構造面と機能面である程度見えた段階で帽子屋に持ち込んだのですが、今までにない形なのでみんな上手くいかない。最初の1、2回は付き合ってくれるのですが、上手くいかないので『ダメだ』となる。こちらが『サンプル代はしっかり払うから』と言っても、『そういう問題ではない』と…。そこで国内では難しいと判断、方々探した結果、今作ってもらっている台湾メーカーの協力を得て、何とか形になりました」(石川薫社長) 帽子に初めて「煙筒理論」を持ち込み、2014年に日本、台湾、米国で特許も取得したという『エアピーク』。構想から完成まで7年の歳月が掛かったというが、まず初めに日の目を見たのがランニング用で作った『スピード』だったという。 「昨年5月に開催された世界トライアスロンの公式キャップに認定されました。会場となった横浜市に熱中症対策として2000個購入してもらい、ランナーの間でも話題になったのです」(石川氏) 帽子内の温度がパフォーマンスに大きな影響を与えるランニングで評価を得たことは大きかったが、同社はこれを検証するために昨夏、京都女子大学で実験を行った。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/airpeak2.jpg" alt="Airpeak(エアピーク)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-37960" /> <h2>一般的な帽子よりも帽子内の温度が6度も低い</h2> 気温32.7度の中、一般的な帽子と『エアピーク』、そして無帽の3パターンに分類して、被験者を40分間歩行させた。その後、頭頂部の温度と湿度を計った結果、無帽が40度、一般的な帽子が36度で、『エアピーク』は歩行前の温度と変わらない30度だったという。また、湿度も一般的な帽子の80%に対して60%と低かったというのだ。 「実験を担当した先生から『熱中症の予防効果が期待できる』とお墨付きをもらいました」(白井会長) ビルマテルは、こういった効果を告知しながら今年3月からゴルフ用の『アスリート』を本格的に販売していく。 「3月にはジャパンゴルフフェアにも出展しますし、同月に三越伊勢丹でオーダー会も実施します。ゴルフ業界にとって熱中症対策は大きな課題だと思いますので、是非この点を理解して頂きながら、商品価値を高めていきたいですね」(石川社長) ゴルフ業界では今まで、帽子が大きな注目を集めたことはなかったが、熱中症対策に効果ありとなれば、ちょっと話が違いそう。猛暑の東京五輪の暑さ対策も含め、今後話題になりそうなニューアイテムが登場した。
    (公開)2018年01月19日
    米PGA、LPGAのティーチングプロなどにとって、その理論修得と認定取得が付加価値になっている資格。そのため、米国を始め、欧州、アジアなどでセミナーが実施され、多くの認定インストラクターを輩出している。今回は、基礎となる[レベル1]で70名、[レベル2・ジュニアコーチ]で47名が受講している。 今回、日本で初となる[レベル2・ジュニアコーチ]のセミナー開催は、[レベル1]の認定者のみが受講可能となっている。さらに、[レベル2]には、メディカル、フィットネスなど6カテゴリーから構成されるが、その中で[ジュニアコーチ]セミナーの開催は、2020年の東京五輪を見据えてのことだという。 「日本のジュニアゴルファーは、早熟で10代で世界を制するゴルファーも多い。しかし、技術中心とした指導が多く、フィジカルのトレーニング方法を知らないジュニアゴルファーが多い。それが青年期における圧倒的なレベルの差として、メジャートーナメントなどで差がでてくる。そこで、6年後の東京五輪を見据えた時、まずは[ジュニアコーチ]のセミナーを開催しようということになったのです」(アクシネット) 現在TPI資格取得者は欧米を中心に拡大しているが、沸騰しているのがアジア諸国。年間38週にわたり、世界59カ国のいずれかでセミナーが開催されており、毎年[レベル1]資格認定者は約1500人程度増加している。米国では、PGAやLPGAと協力体制を築いており、稼げる資格としての認知度も高い。日本でも協会などとの連携も視野に入れながら、インストラクションの包括的なレベル向上を目指していく構えだ。
    (公開)2014年04月21日
    日本ゴルフ協会 竹田恆正副会長(オリンピック・ゴルフ競技対策本部長) 「このたび、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会において、2020年オリンピックの開催都市が東京に正式決定されたことを、東京招致実現に向けて御尽力された東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会、日本オリンピック委員会(JOC)の関係者の皆様とともに、心から喜びを分かち合いたいと思います。 1964(昭和39)年のオリンピックの東京開催は戦後復興の証として、日本国民に勇気と希望を与え大きな繁栄の礎となりました。 2011年東日本大震災が発生し、多くの方々が今もって深い悲しみを抱く中、2020年にスポーツ最大の祭典であるオリンピックが東京で開催されることが決まりましたことは、アスリートのみならず、被災者や復興活動に日々従事されておられる方々の大きな目標となり、希望と活力を与えてくれるでしょう。そして、世界各国のトップアスリートが競うスポーツ特有の感動シーンが、日本国民に大きな喜びと絆を享受してくれると確信しております。 ゴルフ競技は、2016年リオ・デ・ジャネイロで約1世紀ぶのに実施競技に復活しましたが、日本ゴルフ界では現在、一致団結してリオ大会での活躍に向け日本代表選手に対してJOCと共に競技者強化事業に取り組んでおります。 2020年東京オリンピックでは、霞ヶ関カンツリー倶楽部でゴルフ競技が開催されますが、是非自国開催の地の利を生かして日本のトップアスリートが、メダル獲得を目標に掲げ大きな夢の実現に向け活躍し、世界に発信して頂きたいと思います。 日本国民の皆様、ゴルフファンの皆様の御期待に沿えるよう、日本ゴルフ界を挙げて2020年東京オリンピックの成功に向け努力を続けてまいりますので、お力添えの程をよろしくお願い申し上げます」 日本ゴルフ用品協会 馬場宏之会長 「2020年オリンピックの東京開催が決定したことを大変うれしく思います。開催決定に向けてご尽力された関係者の皆様に心より感謝をいたします。 オリンピックの東京開催は、現在活躍中のみなさんはもとより、オリンピックを目指す若いアスリートのみなさん、これからゴルフを始める子供たちにとって大きな夢と目標になります。 日本ゴルフ用品協会としても他の団体の皆様と協力し、2020年の東京オリンピックを成功に導きたいと考えております」 ミズノ 水野明人社長 「皆様の熱意が実を結び、日本に新たな夢が誕生したことを心より嬉しく思います。心技体を磨きぬいた世界トッププレーヤーのプレーを肌で感じることは、私たちにとってまたとない機会です。 49年前の東京五輪開催時の感動と興奮をまた日本で味わえることを今から心待ちにしています。開催に向けてこれからがいよいよ本番です。頑張っていきましょう」 ダンロップスポーツ 野尻恭社長 「東京開催の決定は大変うれしいニュースであり、東京招致に御尽力された関係者の皆様に心より敬意を表します。 開催がスポーツ業界に及ぼす影響が大きいことはもちろんですが、いろんな分野での波及効果が日本を元気にしてくれることと思います。素晴らしい大会になるように、当社も全力で取り組んでいきたいと思います」 東京五輪の決定は、日本のゴルフ界が盛り上がる千載一遇のチャンスでもある。競技会場となる霞ヶ関CCは、1957年に「カナダカップ」(現ワールドカップ)を開催し、中村寅吉が個人優勝、ペアを組んだ小野光一(個人5位)との団体優勝を遂げたことで、日本に第一次ゴルフブームが訪れた。この地で五輪競技が行われることも感慨深い。 なお、IOCは公益団体や報道機関、オリンピックの正式スポンサーを除く一般企業がプレスリリース等で「オリンピック」「五輪」の文言を使用することを禁じているので、注意が必要だ。
    (公開)2013年09月09日

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