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    ハッシュタグ「東日本大震災」記事一覧

    月刊ゴルフ用品界2017年6月号掲載 なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <hr /> 東日本大震災直前の平成23年(2011年)2月。福島、茨城、栃木、群馬の北関東エリア4県には401のゴルフ場があった。それからわずか6年で、実に46のゴルフ場が閉鎖に追い込まれた(数字は5月8日現在の暫定=日本ゴルフ場経営者協会調べ)。 ゴルフ場を苦しめている原因として、多くの経営者たちが指摘するのは福島第一原発の事故と風評被害。その現場における東京電力の対応こそ、被害者たちが燃え上がらせた怒りの炎に油を注いでいる。 セシウムは誰のものでもない!? 「無主物」。本誌の読者であればこの言葉を聞いただけで、ある裁判を思い出し不快な気分になった方も多いだろう。 言葉自体に罪はない。広辞苑で「無主物」を紐解くと、法律用語として「何人の所有にも属さない物」とある。それが独り歩きを始めたのは、東日本大震災が起きた2011年の暮れのことだ。詳細は御存知の方も多いと思うが、要約すればこうなる。 福島第一原発から西方45㎞にある「サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部岩代コース」は地震により大きなダメージを受けた。これを修復するため、冬季休業からのオープンが約4か月遅れた。ようやくオープンできるようになった頃、今度は原発から撒き散らされた放射性物質(セシウム)の汚染により急ブレーキがかけられた。 山根勉代表取締役が、当時を振り返ってこう語る。 「その時、セシウム134やら137が降った影響で、8000ベクレル(放射性セシウムは500ベクレルが基準値=参考・福島県庁HP)以上もあった。ゴルフ場の従業員の仕事は地べたを触る仕事です。それが出来ない(させられない)以上、辞めていただくしかなかった。営業できない状態なんで(東電に)補償を求めたんですが『震災後1日も営業出来ていないんだから、営業補償(の算出)ができない』と言い出したんです」。 営業ができなくても、借地代や税金は払わねばならない。当然、経営はピンチに陥った。やむを得ず8月、東電に除染と損害賠償を求める訴訟を起こした。そこで登場したのが東電のエリート弁護団。東電がウランを購入し、核分裂させて生成されたのがセシウムであるのに「無主物であったと考えるのが実態に即している」と言い出したのだ。 この非常識な主張こそ通らなかったものの、東京地裁はゴルフ場側が求めた除染実施の仮処分申請と休業補償の請求に難癖を付けて却下した。東電側に万々歳の結果となったのは明らかだ。 <h2>裁判官にも出世の論理?</h2> 一体なぜこんな判決が出たのか。前出の山根氏の弁。 「結局、もしウチが勝ったら続々と訴訟が起きることになる。それを東電も避けたかったから、4大法律事務所の大物弁護士を揃えて勝負してきた。後で聞きましたけど、東電は裁判費用だけで1億円をかけたと聞きました。結局金ですよ。高裁まで行きましたけど、裁判官からは『おたくはもう勝てないから、和解した方がいい』としきりに勧められました。裁判官も判決文を書きたくないんですよ。(判例として)残りますから。それでも(和解を拒否して)判決まで行きました。結果は地裁とあんまり変わりませんでしたけど」。 もしこの裁判で東電が敗訴すれば、同様の訴訟が各地で続々と起きる。これは山根氏も指摘しているが、そうなれば賠償額が膨れ上がる。東電だけで払うことは、不可能になる。結果どうなるか。国が肩代わりすることになる。それを阻止する流れに沿った判決を出したとみられても仕方がないだろう。 当然のことながら、この判決が福島を中心とするゴルフ場に与えた衝撃は大きかった。もし公判を維持できてもこんな判決が出たのではたまったものではない。非常識な主張と対応を繰り返す東電のみならず、裁判所までがまともではないことを証明しているのが「無主物」という言葉なのだ。 実際、東電がゴルフ場にしてきた仕打ちは想像を絶する。原発から30㎞以内で唯一営業を続ける「鹿島カントリー倶楽部」も除染工事と汚染残土の保管費用を求めて東電と係争中。福躍好勝支配人は裁判のため定期的に上京しているが、最も憤っているのは東電の心無い対応と、地域住民に対して貢献したゴルフ場の行動に対する無関心さだという。 「うちでは飯館村のてんでんばらばらになった人たちを2回、無料でプレーに招待しています。でもそういうことに東電は無関心。ちょっと国にお願いすればバンバンお金が出てきて、それを配ればいいのか。その金は回り回って我々の税金です。何より心がない所が、東電の最悪なところです」(福躍支配人)。 <h2>賠償金を打ち切った驚きの理由とは…</h2> 怨嗟の声は北関東地域にも根強い。東北道・矢板ICからほど近い「ファイブエイトゴルフクラブ」(以下58GC)も、東電の心無い対応によってトドメを刺されたゴルフ場のひとつだ。 福島第一原発事故の風評被害により入場者が減り、周辺コースとの低価格競争が激しさを増した。経営環境が悪化する中、東電に賠償金を打ち切られ、窮地に追い込まれたのだ。 打ち切りの理由がまた驚きだ。地震の影響でコースに亀裂が走り、コースはしばらく営業を再開できなかった。その一方で、周辺地域が断水したため、井戸水を地域住民に提供。浴場も開放した。 少し状態が落ち着くと、沈んだ心を紛らわすため、ゴルフのプレーをしたいという要望も増え始める。ならばコースは無料で開放する。その代わりに、チャリティー募金をして災害支援に役立てよう、という発想が生まれた。 ゴルファーも賛同し、コースは連日満員。しかしプレーは無料でもゴルフ場利用税だけは払わねばならない。そのデータに東電は目を付けた。「入場者が増えている」と指摘し、これを理由に賠償金を打ち切ったのだ。 58GCの経営はこの時を境に大きく揺らぎ。18ホールのゴルフ場を閉鎖。ソーラー発電所へと転用されることが決まった。 同コースはゴルフ場としては存続できなかったものの、クラブハウスを自然菜園レストラン、ロハスキッチンとして再スタート。休日を利用して開催されるマルシエ(青空市場)も3回目で4000人の来場者が詰めかけるほど軌道に乗りつつあるが、ここまで来るには大変な苦労があったはずだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/170626_ogawa.jpg" alt="58 ロハスマルシェ" width="788" height="525" class="size-full wp-image-1035" /> 58ロハスマルシェの様子 こうした案件に対して、いったい東電本体はどう考えているのか。直接取材を申し込んだが「個別の訴訟内容や案件についてはお答えできないことになっています」(東京電力ホールディングス広報室・大倉典雄氏)の一点張りだった。 福島のゴルフ場には、東電を相手に粘り強く訴訟を維持し、今年の暮れにかけて大詰めを迎えるゴルフ場もいくつかある。係争中のゴルフ場で総支配人を務めるA氏は「あきらめませんよ。地裁でダメでも、最高裁までいくつもりで頑張ります」と意気盛んだった。大企業・東電と大弁護団を向こうに回して戦うゴルフ場。しかしその戦いはあまりにも厳しい――。 <h2>小川朗の目</h2> スポーツ紙で文化部長を務めた後、法務広報室で専門委員を務めていた時期が2年2か月ばかりある。東京地裁や契約先の法律事務所が仕事場だった。 当時勤めていた会社が契約していた弁護士事務所も、4大法律事務所の一角を担っていた。民事のスペシャリストからヤメ検という検察OBまで。どんな案件にも最強の布陣が組める。法廷での公判だけでなく、小部屋での公判前準備手続きなどでも、膨大な資料の中から有利な判例を集め、自分のペースに持ち込めた。巨大事務所の強みを、何度も実感させられた。 同時に今回の取材で生々しく思い出した裁判官の言葉がある。「和解で落としましょう」。文中でも出てきた「裁判官は判決を書きたくない」という言葉に、筆者も同感だ。 4大事務所のひとつをバックにしている東京電力の担当者の心境も透けて見える。負けっこないと思っているのだ。実際「無主物」などというとんでもない主張まで通そうとするほど。苦戦は承知しながら。なおも戦う原告たちにはぜひがんばってもらいたい。こんな判決ばかりでは、とてもじゃないがやりきれない。
    (公開)2017年06月26日
    この企画は、プロゴルファーが東日本大震災で被災した子供たちを応援するもので、参加費は無料。今年が初開催で、福島県在住の8~15歳までの小・中学生が対象。若手プロからゴルフのマナーなどを学び、ゴルフを通じて子供達に「笑顔」を取り戻してもらうことが目的だ。   本格的なコースでプロからレッスンを受けられるだけではなく、ゴルフの技術はもちろん、マナーやエチケットなど「青空座学」も取り入れた。バンカーの入り方や出方、目土の仕方、グリーン上の歩き方、ボールディポットの直し方など、プロが子供目線で教える姿が印象的――。   また、プロによるドライバーショットのデモンストレーションやプロとの1ホールマッチ、パター対決も実施。午後からは試合形式での9ホールストロークプレーを行うなど、ゲーム感覚を取り入れた内容で盛り上がった。参加した子供たちは、 「プロやコーチから色々なことを教わり、とても勉強になりました。今日学んだことをこれからのゴルフの練習に生かしていきたいです」、「皆とても和やかな雰囲気で、友達もできました。スコアも良かったので、次につなげたいです」、「プロゴルファーになりたいですッ!」など、笑顔で話した。 東日本大震災から2年が経った今でも、被災地には屋外で遊べない地区がある。遊び盛りの子供にとっては「心のケア」が何よりも大事で、「ゴルフの力」が復興に寄与できることを改めて確信。今後の波及効果が期待される。なお、動画でイベント内容を収録した。関係者や協力プロの思いが伝わってくる。   以下、イベント概要。   ●主催:(株)アペックス ●協力:福島県ゴルフ連盟、クレストヒルズゴルフ倶楽部 ●後援:福島県議会議員ゴルフクラブ(会長・青木稔福島県議会議員)●運営:キッズゴルフ(株)
    (公開)2013年03月29日
      新年会に先立ち、関連団体のトップが今年の活動計画を話し合った。最大の柱は、東日本大震災の支援活動(グリーン・ティー・チャリティー)を継続すること。これはゴルフ関連20団体が協力して被災地支援を行うもので、ゴルフ界の義援金総額は昨年末時点で19億円を突破、支援物資の寄贈も活発だった。   これ以外では、環境問題への積極的な取り組み、ゴルフ場利用税撤廃運動の継続、国家公務員倫理規程における「ゴルフ」の削除、ゴルフ活性化の取り組みが活動骨子となる。   恒例の特別講演会ではスポーツジャーナリストの二宮清純氏が「がんばれゴルフ、活性化への提言」と題し、約1時間話した。ゴルフ界は、主要顧客の団塊世代が2015年に70歳へ突入し、大量のゴルフリタイアが懸念される「2015年問題」を抱えているが、これについて二宮氏は「フランスでは高齢者をスポーツ指導者に養成し、成果をあげている。このような例を参考にして老人ビギナーにアプローチすれば、ゴルフをやらなかった高齢層の開拓につながるかもしれない。また、若者世代については、震災後に注目された『絆』がキーワードになると思います。ゴルフを介して家族や仲間がつながれば、今後の広がりも期待できます」――。   なお、動画では日本ゴルフ場事業協会の新理事長、<a href="https://www.gew.co.jp/gwm/kinds/tetsurou/post-43.php">安倍晋三氏</a>へのインタビューを掲載した。   これ以外に<a href="https://www.gew.co.jp/gwm/kinds/tetsurou/post-44.php">日本ゴルフ協会・安西孝之会長</a>、<a href="https://www.gew.co.jp/gwm/kinds/tetsurou/post-42.php">ゴルフ緑化促進会・大西久光理事長</a>、<a href="https://www.gew.co.jp/gwm/kinds/tetsurou/post-45.php">日本ゴルフ用品協会・馬場宏之会長</a>、<a href="https://www.gew.co.jp/gwm/kinds/tetsurou/post-47.php">日本女子プロゴルフ協会・小林浩美会長</a>、<a href="https://www.gew.co.jp/gwm/kinds/tetsurou/post-46.php">PGM・神田有宏会長</a>の動画インタビューも公開中。   日本ゴルフサミット会議加盟団体 日本ゴルフ協会、日本ゴルフトーナメント振興協会、全国ゴルフ会員権取引業団体連絡会、ゴルフ緑化促進会、日本プロゴルフ協会、全国ゴルフ場関連事業協会、日本ゴルフ場事業協会、日本ゴルフツアー機構、日本ゴルフコース設計者協会、日本パブリックゴルフ協会、日本女子プロゴルフ協会、日本ゴルフジャーナリスト協会、全日本ゴルフ練習場連盟、日本ゴルフ関連団体協議会、日本ゴルフ場支配人会連合会、日本ゴルフ用品協会、日本芝草研究開発機構
    (公開)2012年01月13日
    「ベクトラン」は主にロープなどの産業資材や、航空機・宇宙用途、工業用途などさまざまな分野で使用される高い振動減衰性能を有した特殊繊維。つまり、シャフトの余分な挙動を極限まで抑え、「モトーレスピーダーVT」、「スピーダー661」等で定評のある高弾性三軸織物(高い復元力)との相乗効果により、操作性と飛びを可能にする仕組み。同社スポーツ用品営業部甲斐哲平氏によると、 「ひとくちでいうと、先端から中間部までの剛性を高めることで、叩ける強さと弾道の安定性を可能にしています。つまり、先端側と手元側の剛性差を少なくすることにより、挙動を抑えて追従性、操作性が高まるということです。また、手元側の剛性を抑えていますので、適度なしなり感が得られます」 重量帯は40g、50g、60g、70g、80gの5種類をライアップし、40g、80gは2月20日発売の予定。 お問い合わせは藤倉ゴム工業スポーツ用品営業部へ、TEL03-3527-8433。
    (公開)2012年01月03日
    鹿島カントリー倶楽部は、福島県南相馬市鹿島区の太平洋沿いに位置し、大津波がコース近くまで押し寄せるなど、大きな被害を受けたほか、福島第一原子力発電所より半径30キロ圏内のため、緊急時避難準備区域に指定されている。 このような状況下、鹿島カントリー倶楽部には長引く余震や避難生活などのストレスを抱えたゴルファーから「ゴルフをしたい」との要望が多く寄せられ、5月の連休から非公式でオープンした経緯がある。現在、ストレス解消の場として開放を行っており、 「車ごとゴルフクラブを流された方も多いと聞いています。当社は被災された方々に向けて支援できることを考え、また、より多くの人々にゴルフの楽しさを提供するという企業理念のもと、決断しました」(本間ゴルフコーポレート室山本裕士氏)―。 人の心を豊かにしてくれる、かけがえのないスポーツ―。それがゴルフである。
    (公開)2011年07月19日
      今回の訪問は、ジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC/会長:宮本勝昌プロ)による被災地および被災者支援の一環として、(社)日本ゴルフツアー機構(JGTO)、東北福祉大学、各メーカーのプロサービス及びゴルフトーナメント関係者の協力のもとに実現されたもので、上記5選手をはじめ、JGTPCメンバーの有志10人が参加したもの。   訪問先となった女川町総合体育館では、まず昼食の炊き出しが行われ、けんちん汁やカキ氷などが、選手達の手によって被災者に振舞われた。   また、午後からは、選手たちと被災者との「ハイタッチ会」、さらに地元の小学生男女約80人を対象にした「スナッグゴルフ体験」を開催し、互いに交流を深めた。   「スナッグゴルフ体験」では、10チームに分かれた子供たちが、選手によるレッスンやゲームを楽しみ、選手がデモンストレーションショットを披露すると、会場は子供たちの大きな歓声と笑い声に包まれた。   参加した中島プロのコメント   「子供たちの笑顔を見られたのが、いちばんうれしかった。これからもゴルフを通じてみなさんをずっと応援していきたい。何か力になりたいという気持ちをさらに強くしました」   参加した星野プロのコメント   「私自身が宮城県出身ということで今回参加させてもらいました。ここに来る途中、言葉で言い表せないような被災地の景色を見ましたが、ここでは子供たちや大人のみなさんが元気に僕達を迎えてくれました。子供達といっしょに遊んで、僕達の方が元気をもらった気がします。このような機会があればまた参加したいと思いますし、自分自身もゴルフを頑張って、みなさんを元気付けたいと思います」   参加した宮瀬プロのコメント   「被災地のみなさんは、いろいろな思いを持って生活されていると思います。我々プロゴルファーは、長いスパンで少しでもみなさんの力になれるように頑張っていきたいと思います」--。   (写真は、炊き出しを被災者に振舞う石川遼選手)
    (公開)2011年07月13日

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