月刊ゴルフ用品界2017年8月号
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84 JGGAとしては、下記に定める測定方法をもって得られた数値を「ロフト角」と定義することを推奨する。ロフト角測定基準①ロフト角の測定は、ライ角測定状態でのグラウンド(測定基準)面とフェース中心を基準とする測定方法をとるものとする。②ここで言う「フェース中心」は、R&Aペンデュラム測定基準に定義されたフェース中心位置と同じとする(図1)。ただし、アイアン等のフェースが平面なヘッドにおいては、最長スコアラインのトウヒールの中心(平面のため、上下の中心は特に定義しない)を基準とする(図2)。ユーティリティ(ハイブリッド)等でフェースが平面のものについては、アイアン系の測定方法を適用されることを推奨する。③ライ角測定状態において、グラウンド(測定基準)垂直面と上記フェース中心に接する平面とがなす角度をロフト角とする(図3)。《この測定方法を推奨する理由》 測定基準をライ角測定時と同じヘッド姿勢にて測定することで簡便かつ正確に測定が可能であり、ヘッドが持つ角度特性としガイドラインの補足説明にも記載の通り、JGGAとしてはこれまでウッドもアイアンもリアルロフトを推奨してきました。ただリアルロフトと言えども実際の打球時のロフト角度を表すものではないため、ライ角測定の状態のまま簡便かつ正確にヘッド特性値を比較できる方法と言うことでこの測定法にしています。また、実際にクラブを使用するお客様がロフト角を実感されるのは、アドレス時の視覚からくる部分が大きいという点でも違和感が少ない手法と考えています。なお、本ガイドライン作成過程においては、国内メーカー・海外メーカーを問わずアンケート調査の実施、意見交換会の案内などを行い、状況の把握を行ないました。その上で、ゴルファーが違和感なく比較検討が容易な方法として測定方法を定めました。オリジナルロフトに絞り込んだ経緯フェース向きをFA=0度とした状態におけるリアルロフトではなく、ソールを座らせた状態のオリジナルロフトを採用していることは、日本メーカーが主導的な役割を果たしているJGGAにおいては、致し方ない点かもしれませんが、海外メーカーでは、特にドライバーヘッドにおいて、ソール接地を前提とした設計をしていない場合も多いため、FAやロフトの計測値が大きくぶれてしまう可能性をはらんでいます。これは、海外メーカーがガイドラインに準拠したスペック記載を行うにあたり、大きな障壁となるものと思われますが、この観点(=海外メーカーの同調可能性)からは、どのような議論がなされたのか。ロフト基準がいずれにせよ、海外メーカーは準拠した表記をしない、と言う予想の下に、プロダクト・ロフトに舵を切ったのか。ゴルフクラブの「ロフト角測定基準」に関するガイドラインⅡ(図2)フェース中心の決定 【アイアン系】(図1)フェース中心の決定 【ウッド系】

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