月刊ゴルフ用品界2017年8月号
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リレー連載 我が大学のゴルフ授業 第8回三重大学では、教育学部の保健体育コースの実技として、「ゴルフ」が実施されていますが、授業開講の関係で、3年に1回の開講 教員養成課程の学生を対象としているので、いずれは児童や生徒にゴルフを教える機会があるかもしれないという前提で授業を実施しています。そのため、スインルの勉強となります。2つ目は、グラウンドでのゴルフボールを用いたショートアイアンまたはウェッジの打球練習です。スイング作りやアプローチの練習を中心に授業をします。雨の日は、実験室で弾道測定器(Golf Swing Better Plesio ディテクト製)を用いたショットの測定も実施しています。3つ目は、大学から歩いて5分のところにゴルフ練習場がありますのでウッド(ドライバー、スプーン等)やアイアン(ミドルアイアン・ショートアイアン)を用いて、打球練習を実施します。保健体育コースの学生ですので、パワーがあり、時にはゴルフ練習場でクラブを飛ばしたり、ドライバーを折ったりとアクシデントが発生しますが、ゴルフの難しさと楽しさを充分に体験していると思います。となっています。教養教育においては、ゴルフはこのところ開講されていません。今回は保健体育コースの専門のゴルフの授業を紹介させていただきます。授業は3つの部分からなっています。1つ目はスナッグゴルフを用いて、その成り立ちや方法を学習して、体育館での基本的な練習をします。その後、陸上競技場と野球場を用いて、スナッグゴルフの9ホール(パー36)のコースを設定しラウンドを実施します。陸上競技場のトラック部分をハザード(川か池)、外に行った場合はOBの処置をすることにより、実際のゴルフのラウンドでのルーグ理論やエチケット、マナーについても授業内容として取り入れて、学生に伝えて行きたいと思っています。スナッグゴルフは、ゴルフの導入として優れた教材であり、いつでも、どこでも、だれでもの標語通り、小学校や中学校等の学校現場で実施できるものと思います。また、ゴルフでのファーストティープログラムは、子供たちにライフスキルを獲得させるのに有効なものであるといわれています。学生たちが教員になった時には、是非、ゴルフの授業を学校現場で実施してくれるようになることを願っています。  現状では、ゴルフの開講がカリキュラムの関係で、3年に1回の実施となっています。もう少し開講の回数を増やすことができたらと思いますが、教員養成学部のグラウンドでの打球練習の様子スナッグゴルフのラウンドの様子現状を考えますと縮小はあっても増加はできない状況ですので、現状維持でも大変な状況です。また、毎週1回の授業ですので、ゴルフコースに行くことができないのが残念です。やはり、ゴルフはゴルフコースでラウンドをすることによって、初めてゴルフの本質に触れることができると思いますので、何とかラウンド体験ができればと思います。「Gちゃれ」のようなすばらしい企画ができてきておりますので、東海地区でも是非進められればと考えております。 学校教育の場でゴルフを実施していくことは、まだまだハードルが高い状況であると思います。特にラウンドするとなると、大学の授業でもかなり大変な状況で、今後、小・中・高校等の体育の授業で実施していくには、まだまだ壁は厚いと思います。しかしファーストティープログラムにも示されているようにゴルフは子供たちの教育の側面において大変有効な教材と思います。多くの学校で取り入れられて、世代を超えた交流が進んでいけばと願っています。87

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