PGA・オブ・アメリカとトップゴルフがゴルフ振興で提携
PGA・オブ・アメリカと世界的ゴルフエンターテイメント企業であるトップゴルフ(Topgolf)は、全米のトップゴルフ拠点でのPGA所属ゴルフプロフェッショナルのキャリア機会促進を支援するために戦略的提携を行った。加えて、トップゴルフは、ゴルフへの参加を促進するユニークなファンサービスを企画、PGA・オブ・アメリカの選手権大会に提供すると共に、PGAジュニアリーグゴルフの促進を行う。
PGA・オブ・アメリカのCEO、ピート・ビバッカ氏は、
「トップゴルフの楽しく愉快なコンセプトは、急速にゴルフに対して非伝統的で新しい世代を魅了している。我々(PGA・オブ・アメリカ)としては、PGAのプロフェッショナル達が、この成長の助けになることを誇りに思う。ゴルフを成長させることに加えて、トップゴルフのエキサイティングな拡大は、全米のPGAプロフェッショナルのために、傑出した機会を示している」と話している。
PGAのキャリアサービスは、全米のゴルフ業界プロフェッショナルに対して、トップゴルフでの雇用機会を促進することになっており、可能なポジションには、営業ディレクター、インストラクション・ディレクター、リードインストラクター、営業マネージャー、飲食サービスマネージャー他が含まれる。
なお、トップゴルフはオープンする各拠点に約500人を採用するが、それには3人までのプロゴルフインストラクターが含まれている。
地域のトップゴルフ拠点は、PGA・オブ・アメリカのイベントに協力してファンサービスを展開する。
トップゴルフは、13歳以下の少年少女にゴルフの楽しさを学ばせるための楽しい社会的な活動、PGAジュニアリーグについてもゴルフプロフェッショナル達を支援することになる。
トップゴルフの”Youth Play It Forward”(前からプレー)プログラムが、全てのPGAジュニアリーグ参加者が使用できるように作られ、PGAジュニアリーグのキャプテン達は自分のチームのためにゲームを無償でアレンジすることが出来る。
さらに、PGAとトップゴルフはリードエキジビション社(展示会企画業者)と協力し、公式PGAマーチャンダイズショーのプログラムも開発する。
トップゴルフラスベガス店は8月14日、新しいPGAの試打会場として提供され、業界交流、クラブ試打、商品展示、打球コンテスト及び参加者表彰の場として使用される予定だ。
トップゴルフエンターテイメントグループの会長でCEOのエリック・アンダーソン氏は、
「トップゴルフはPGA・オブ・アメリカと提携できてわくわくしている。この提携はトップゴルフの、顧客のゴルフ能力改善を助け、同時に彼等に施設内での楽しさを通して、PGAオブ・アメリカのイベントを紹介することによるゴルフ振興への継続努力を示している」と話している。
(PGA.com 8/2記事より)
翻訳者トム河北のワンコメント
米国で急速に伸びているインドアゴルフ方式ゴルフエンターテイメント トップゴルフは、このところのゴルフ参加人口低迷に反し、若い世代に受け入れられ、新しいゴルフライフとして定着し、新しいゴルフの形として拡大を続け、最近はメキシコ、カナダへも進出している。
一方、1916年に創立され100年以上の歴史を持ち、28,000人以上の男女ゴルフプロフェッショナルを抱えるPGA・オブ・アメリカだが、ゴルフ参加人口の減少による不況で、会員プロフェッショナルが雇用問題で苦境に立たされていた。
この提携により、会員に対する雇用機会が増えると同時に、新しいタイプのゴルファー達をコースに誘う新しい糸口になりそうで、米国ゴルフ人口拡大にも有効な提携となりそうだ。