キャロウェイ2018年度第一四半期、記録的好業績を発表

キャロウェイ2018年度第一四半期、記録的好業績を発表
キャロウェイゴルフは4月26日、同社2018年度第一四半期(1-3月)業績を発表した。 2018年度第一四半期純売上高は4億300万ドルで、前年同期比対比9,400万ドル(31%)増で、1株あたり収益は0.38ドルから0.65ドルに増加している。これらの記録的財務業績は、全ての営業分野及び全主要地域に於ける売上増によってもたらされたもの。 2018年度第一四半期売上高の対前年伸長率は次の通り: 品種別伸長率:ウッド+19.7%、アイアン+61.3%、パター+23.8%、ゴルフボール+13.9、その他用品+35.3% 地域別伸長率:米国内+31.9%、欧州+14.8%、日本+49.0%、その他アジア+35.0%、その他海外+7.5% この予想を上回る第一四半期業績結果により、同社は2018年度年間売上見込みを、当初の11億1,500万ドル-11億3,500万ドルから、11億7,000万ドル-11億8,500万ドルに上方修正している。 また同時に2018年度年間1株あたり収益見込みも、当初の0.64-0.70ドルから0.77-0.82ドルへと上方修正している。 この2018年度第一四半期好業績について、キャロウェイゴルフ社CEO社長のチップ・ブリューワー氏は「2018年度は強力なスタートだった。新製品ローグシリーズのウッド及びアイアン、同様に新クロームソフトゴルフボールを含む全製品ラインを通した売上高が強力なスタートを見せ、同時に好ましい外国為替レート及び市場環境が有利に働いてくれた。 その結果として当社の税引き前利益(EBITDA)は第一四半期を通して95%増加した。世界的なビジネス環境は、全ての主要地域からの、売上好調で計画以上の成果を上げているという報告のように依然強力だ。第一四半期は一般的に、新しいゴルフシーズンのための最初のセルインを表すものと関心をもっているので、如何に当社のビジネスが成果をあげているか全体的に満足しており、今年残りの期間についても、慎重ながらも楽観視している」と語っている。 (キャロウェイリリース 4/26より)  

翻訳者トム河北のワンコメント

一週間ほど前の米国経済紙サイトで、4月半ばにキャロウェイゴルフの株価がダウンしたのは、米国ゴルフ用品市場が、春先の悪天候のため、第一四半期のラウンド数が前年比22%ダウン、需要が7%ダウンしたことによるものとの観測があったが、同社の発表によると、ラウンド数減退にもかかわらず、2018年度第一四半期ゴルフクラブの需要は旺盛で、前年比9.5%(3月単月では20.7%)も伸びた(ボール需要は横這い)とのことだ。 それによりゴルフクラブ市場で高いシェア(26.2%)を持つキャロウェイゴルフの売上が、新製品効果もあり大きく伸びたと思われる。この発表により、同社株価は再び上昇することだろう。