1. 知られざる名品、スネルゴルフ

知られざる名品、スネルゴルフ

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ワールドトピックス

近年のゴルフ用品業界不況については多くのメディアで伝えられているが、中には例外もあるもので、どうやらスネルゴルフ(Snell Golf)もその一つのようだ。

この会社の創業者はゴルフ業界に25年の経験を持つ。彼はかつてタイトリストで働いており、同社在職中は最初のProV1を始め多くの同社ゴルフボールの開発にも携わっていたそうだ。彼はその後、テーラーメイドゴルフで18年のキャリアを費やし、同社在勤中は40の米国特許も取得したそうだ。テーラーメイドで彼が開発に携わったのはバーナー、ヌードル、ロケットボールズ、プロジェクト(a)なども含まれているのだそうだ。近年のゴルフ用品業界不況については多くのメディアで伝えられているが、中には例外もあるもので、どうやらスネルゴルフ(Snell Golf)もその一つのようだ。

この会社の創業者はゴルフ業界に25年の経験を持つ。彼はかつてタイトリストで働いており、同社在職中は最初のProV1を始め多くの同社ゴルフボールの開発にも携わっていたそうだ。彼はその後、テーラーメイドゴルフで18年のキャリアを費やし、同社在勤中は40の米国特許も取得したそうだ。テーラーメイドで彼が開発に携わったのはバーナー、ヌードル、ロケットボールズ、プロジェクト(a)なども含まれているのだそうだ。

スネル氏は2015年3月に独自のショップを立ち上げたことで、ゴルフ業界には未だ開発の余地があることを気づかせたようだ。

スネル氏は最近、当時を振り返り「自分はむしろよちよち歩きをするつもりで、数人の友人とこのビジネスを始めたのだ」と打ち明け「それが思ったより速く立ち上がり、数回にわたって在庫が品切れになるほどだった」と話している。

スネル氏によると、2016年度の売上は前年比420%アップを記録したとのこと。2015年度が創業の年であり売上高がさほどではなかったにしろ大幅な成長であったことには間違いない。

スネルゴルフは直接消費者に販売しており、その初期からの成功は彼の努力を証明している。何故、スネル氏はこの厳しい競争市場の中で成功することが出来たのだろうか?

現在、ゴルフボール市場の半分以上はタイトリストがシェアを占めており、キャロウェイが着実に自己の地位を築いている。ナイキは最近ゴルフボール市場からの撤退を発表している。

スネル氏は「性能分野が成長を促進する。そしてその噂が伝わることにより加速する」と話す。彼の会社の利点は、いかなるツアープロとも契約していないことだ。これが最終的に小売価格に影響するのだ。

スネル氏は「当社には昨年3人のプレーヤーからボールを使いたいとの電話があった。それには一人25万ドルの費用がかかるが、彼等は更に10人のプレーヤーを集めてくれると約束してくれた」と述懐している。しかしながらこの費用追加を消費者につけ回すことは彼の望むところではなかった。

スネル氏は「当社は急ぎすぎないように、間違いを起こさないように気を配った」と言い、そして全米で75~90コースでメンバーが製品を気に入ってくれて、コースのショップに置いてくれるところが増加していった。

「当社としては、卸売価格でプロに売ることを提案し、彼等はそこからマージンを得ることが出来る」とスネル氏は話す。そしてオンラインやクレジットカードベースによる清算は一切行わなかった。

最近流行りのインターネットを利用すること無しには、スネルゴルフの消費者へ直接販売する方針は達成出来なかったかも知れない。今やソーシャルメディア(SNS)は多くの人々の生き方に染みついている。人の噂は今までよりずっと速く広がっていく。

性能に関する噂が伝わって市場が出来ることは良くあるが、ゴルフでは普及していなかった。スネル氏は「ゴルフは直接消費者に行く業界ではなかったが、今のアメリカにはある」と話す。
ツアー性能のゴルフボールを、直接消費者に安い価格で販売するという彼の方針は成功したようだ。(GolfBiz.net WSG Daily Pulse 10/12)

長引くゴルフ業界不況に大手メーカーが苦戦する中、新たなノウハウでシェアを築こうとする中小メーカーの努力が伝わってくる話だ。

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トム河北(翻訳者)

トム河北(翻訳者)

長年ゴルフ用品メーカーに勤務、商品企画、広報宣伝、海外業務を担当。退職後はその経験を活かし、主にゴルフ用品に関連する執筆活動を開始。最近は海外ゴルフ関係ニュースの翻訳、ゴルフ用品関連座談会司会、海外メーカー来日時のインタビューなどでゴルフ専門媒体に協力している。

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