マスターズ初優勝パトリック・リードのクラブセッティング 用具契約はフリー

2018年度のマスターズを制し、198万ドル(約2億1,000万円)の賞金を獲得したパトリック・リードは、特定のメーカーとの用具契約はしていなかった。
彼がマスターズ優勝時に使用していたクラブセッティングは下記の通り(米国ゴルフ誌発表WITBより)
ドライバー:ピン G400 LST (10度)
3番ウッド:ナイキ VR Pro Ltd. Edition(15度)
ドライビングアイアン:タイトリスト 716 T-MB (3アイアン)
アイアンセット:キャロウェイ X Forged 2013(4アイアン)、キャロウェイ MB-1(5-PW)
ウェッジ:Artisan(51度、56度)、タイトリスト Voley SM5(61度)
パター:オデッセイ White Hot Pro 3
ゴルフボール:タイトリスト Pro V1
一般的に、トップツアープロの多くは、特定の用具メーカーとクラブやボールの使用契約を結び、特定ブランドを使用し宣伝することにより多額の契約金収入を得ている。
ところが今年のマスターズチャンピオン、パトリック・リードは、2017年にキャロウェイとの契約期限が切れて以来、今年はそのような特定の用具スポンサー企業と契約をしていなかったのだ。
マスターズ優勝後のメディア訪問でCNBCに立ち寄ったリードは、インタビューで、何故彼が一般的ではない用具スポンサーなしを選んだのかを尋ねられ、今や優勝により巨額な賞金を手にした彼は、自分がとったその戦略に自信を持って次のように答えた。
「自分は今年なにか違うことを試してみたかった。業界には多くの素晴らしいメーカーがあるが、もし契約をすればそれにしばられ、全て同じ(ブランドの)用具を使わなければならなくなる。1社のメーカーが完全にマッチする14本のクラブや、完全にマッチするボールを作ってくれるとは信じがたい」と話し、
「だから今年はナイキとウェア契約を結びながら、用具(クラブ、ボール)の方は自分が望むものを使った。
そして自分に完全にフィットする14本のクラブとボールを選ぶことが出来た」と話している。マスターズ優勝で自分のミックスドセットの効果を証明したリードに対し反論は出来ないだろうあ。(Golf.com 4/10 他より)