「当社のウエア類を含めたソフトグッズビジネスは、クラブビジネスと同等の売上規模を誇ります。13年は、軽量でイエローカラーを全面に押し出した『アディゼロ』が大ヒットし、若年層から高齢者まで幅広いゴルファーに受け入れられました。『アシュワース』については、地道に売上を伸ばしていますが、まだまだ認知が足りません。14年はグローバル規模で商品全体をグレードアップ。かつてないプロモーションを行いますので、楽しみにしていてください」――。
と、グッズビジネスは推定200億円規模にまで拡大をみせる。
14SSのアディダスゴルフは、①アディゼロ、②ストリート、③コア、④アディピュアの4ラインで展開。「アディゼロ」のイメージカラーは、ソーラーブルーで、ホワイトカラーとのコーデによりクリーンなイメージを訴求。一方の「ストリート」は、カジュアルをイメージする。"大人が楽しめる"をコンセプトに、ワッペンをあしらったデザインを特長とする。そして、アディダスゴルフのベーシックラインに位置する「コア」は、機能面に特化したラインとなるが、新機能『クライマチル』導入に踏み切った。
「『クライマチル』はゴルフを含むすべてのアディダスブランドで展開される新機能です。接触冷感テクノロジーで、チタン配合の熱伝導性の高い素材と背中のヒートゾーンにアルミニウムシルバードットを配置。目に見える機能といえ、高い接触冷感性を生み出します。通気性については、メッシュ並みの特殊な編み組織により優れた通気性を確保してほり、吸汗速乾性を一層向上させました」(TMaGアパレル プロダクトクリエイション星正彦プロダクトマネージャー)――。
これ以外にも可動域の屈曲性を高める独自の縫製技術「シームコンストラクション」など多数の機能が盛り込まれた。
直営店専用のアディピュアは、高付加価値を訴求。新たにライムカラーを取り入れた。
今SSで3シーズン目となる『アシュワース』は、日本企画を強化。従来比率25%→75%へアップし、リピート率を上げる方針。ショートパンツの拡充を行うほか、価格帯も見直す。従来の高価格帯ラインに加え、6000円台のシャツなどの廉価帯「ツアー」を新たに展開する。既に契約プロのF・カプルス、J・ローズなどトーメント用は、ビッグロゴを採用中だが、プロパーへの採用を決めた。
なお、動画ニュースでは当日の展示会のもようとMD担当者による企画ポイントを収録した。
登壇者:ソフトグッズプロダクトマーケティング村田和弘ディレクター、TMaGアパレル プロダクトクリエイション星正彦プロダクトマネージャー、アシュワースプロダクト小田川悠一マネージャー