エプソンはこのたび、大好評のゴルフスイング解析システム『M‐Tracer(エム・トレーサー) For Golf』の専用スイング版アプリをバージョンアップさせた「M‐Tracer For Golf2」の無料配信をスタート。同社によれば、さらなるスコアアップを支援する上達システムへと進化させたという。
『M‐Tracer』は、2014年4月の初代モデル「MT500G」の発売以来、累計4万台以上の販売実績を誇るヒット商材。アマチュアやプロゴルファーの400万を超える膨大なスイングデータを蓄積しているという。今回のバージョンアップにより、このビッグデータを活かしたスイング診断、アドバイス機能がさらに充実。また、スイング後、すぐにその場で、スマートフォン(スマホ)上で確認できるようになったという。
さらに、画面デザインも一新。より使い勝手、理解のしやすさが向上して、アベレージゴルファーや上級者のみならず、初心者や機械操作の苦手なシニア層や女性まで、幅広いゴルファーにオススメのスイング解析システムとなった。まずは、主な新機能「スイング診断・アドバイス機能」の強化について紹介する。
同機能は、400万を超えるスイングのビッグデータからタイプやレベルを分類し、具体的な解説を交えながら診断することが可能。気になる診断内容はというと、スイングタイプを225分類、スイングレベルを1万5000分類してくれるというから驚きだ。
これまでは、Webブラウザ経由での利用のみだったが、アプリ対応したことにより、スマホ上ですぐに確認できるようになった。そのほか、ドライバーに加え、新たにアイアン(5I~9I)にも対応。また、パター版で好評な解析結果のスコア化にも対応しているので、練習時モチベーションがさらに向上しそうだ。
続く、「画面デザインリニューアル」は、初期画面の「結果解析」タブに重点項目であるヘッドスピードやフェース角、クラブパスなどをまとめ、スイングデータの概要を最初に確認することが可能。必要に応じて、詳細な項目(ナチュラルアンコック、リズム、Vゾーンなど)を「原因解析」タブで解析できるという。
また、「データ一覧」画面では、スイングにおけるさまざまなデータをひとつの画面で確認することが可能(ヘッドスピード、フェース角、クラブパスなど)。さらに、事前に設定することで、気になる解析データひとつをスイング直後に音声とともに、自動表示する「自動データ表示」機能も搭載しているという。
3つめの新機能「動画連携」は、データ計測時に撮影したスイング動画を、スマホ上で確認することが可能。これにより、従来のスイング軌道に加え、自身のスイング動画を紐づけて確認することができるから、アドレスからスイング中、フィニッシュまでの身体の動きが一目瞭然で分かるようになった。
そして、他にはない新機能として、アドレス時とインパクト時の「ハンドアップ量(手元の浮き)」を数値化。いままで感覚でしか確認できなかったデータが数値化されたことで、新たな改善のきっかけを創出。
周知の通り、『M‐Tracer』は、同社開発の高性能小型・軽量センサー(慣性計測ユニット:IMU)をゴルフクラブやパターに装着し、スイングすることで、解析に必要となる詳細なデータを、高精度に計測するシステム。
計測されたデータは、専用アプリをインストールしたスマホやタブレット端末に「Bluetooth」で転送され、グラフや画像で確認することが可能。自分のスイングやパッティングを正しく知ることができるとともに、改善ポイントと目標数値を簡単に把握することが可能になっている。
まさに同製品は、手軽に、そして明確に、スイング改善をサポートしてくる"My パーソナルコーチ"といえるだろう。
問い合わせはエプソン販売(広報)へ、03‐5919‐5286。