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  • 月刊GEW12月号 「飛ばないボール」ゴルフ市場への影響は如何に?

    ハッシュタグ「グリップ」記事一覧

    ヨネックスは9月下旬、本来は廃棄されるはずの茶殻を配合したグリップ『茶殻配合グリップ』を発売する。 同グリップは伊藤園の「茶殻」を有効活用する独自のアップサイクルの取組み「茶殻リサイクルシステム」とコラボしたもので、素材に茶殻リサイクル材を使用。消臭・抗菌機能を実現している。エンドキャップ先端にはお茶を連想させるディープグリーンを採用する。 実際に手に取るとほんのりお茶の良い香りがし、清潔感がある。またグリップすると手への吸着力も感じられる不思議な握り心地だ。 近年SDGsが叫ばれているが、ゴルフ業界、特にゴルフ用品メーカーは対応が遅れている。そんな中、今作のようなエコ素材を活用したグリップを同社が発売することは、用品メーカーのSDGsの具体例として価値がある。同グリップはカスタムや単品販売にも対応予定。販売現場においても、性能だけでなく開発の背景を伝えることでゴルファーの所有感も高まりそうだ。 ■製品概要 素材:エラストマー(合成樹脂)、茶殻リサイクル材 原産地:日本 スペック:口径60、重量50g 価格:1650円 発売日:9月下旬
    (公開)2024年08月13日
    ゴルフグリップは、ゴルファーとクラブの唯一の接点だ。エラストマー素材を使用したゴルフグリップは他にもあるが、wellmxsが展開する『ウェルミックス』グリップは、人間工学的なグリップ設計をもとに作られた「世界にひとつだけのグリップ」がコンセプト。なかでもフラッグシップモデルの『ハイパー』は上下196種類に及ぶツートンカラーマッチにより、デザイン性だけでなくプレイヤーの飛距離向上と正確な方向性にもこだわっている。 その『ハイパー』をはじめ、『スーパー』、『ゴルファー』の3タイプを永井延宏プロが徹底検証を行った。 <h2>まずは動画で</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/GKSSaxqD15A?si=CEoW6U40Lmwcqj8z" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> <h2>Hyper 各1本3800円</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_1619.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="aligncenter size-full wp-image-82386" /> 6重射出構造でグリップの部位別硬度を変え、プレイヤーの最適なグリップ感と正確性を実現するフラッグシップモデル。高硬度コア構造物は市販品比で30%以上高い特殊硬度のエラストマー素材で構成。パターンデザインが加工された外部カバーはソフトな材質を採用し汚れにくいのも特筆される。表面部分はウェーブパターンが施され緻密に計算された摩擦面積を形成している。汗や雨に濡れた劣悪な環境でも排水性能に優れる全てのパターンが連結されて流れるデザインをあしらっている。 「『ハイパー』は左手と右手部分のパーツが分かれ、硬度を変えていますが、特に左手のしっかりさが伝わってきます。また、シャフトをダイレクトに握っているような感覚やクラブが離れていく力を感じます。それに対して、自分が引っ張っていく方向へ制御しやすい印象があります。また、上下196種類のカラーバリエーションから選べるので、オンリーワンを好むゴルファーにとって朗報といえるでしょう」(永井プロ談) <h2>Super 同2400円</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_1615.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="aligncenter size-full wp-image-82387" /> ボリュームゾーンに位置し、グリップ表面に採用されたソフトエラストマーと内部の強力なコア構造物が結合したDuplex構造を採用。また、上下の2段階を通じてトルクが強く発生する部位には、より硬度を高めたパターンデザインが反映されており、インパクト時のトルク抑制に繋げている。 「左手と右手フィーリングの違いを明らかに感じますので、インパクト前後に左と右の拳が入れ替わる印象です。技術的に左と右が同じ方向に動いてしまうというのは、あまり良い動きになりません。インパクト付近から左右の拳が前後・左右・上下と三次元に入れ替わっていくとクラブが心地よく動いてくれます。左手と右手のフィーリングの違いというのが、無意識に良いスイングへ働きかけてくれます」(永井プロ談) <h2>Golfer 同1800円</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_1631.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="aligncenter size-full wp-image-82388" /> エントリーモデルだが、『Hyper』『SUPER』など同社のすべての製品に適用される先端5軸金型加工技術により製作。独創的なエンボスパターンと特殊エラストマー素材を通じて耐久性とグリップ力を両立。 「表面加工は左右の切り替えのないタイプで、全体的にエンボス加工が施され凹凸感がかなりありますね。しっかり感があり、シャフトをダイレクトに引っ張っていける。軽量のアイアンスチールシャフトに装着して打ちましたが、グリップごとグーッと引っ張っていける感じがありました。どちらかというと軽量スチールは中間部分の中折れが気になるんです。でもこのグリップだと、密着度が非常に高いため、身体の左サイド方向に引っ張っていけて、ドロー系のボールが入りやすい。一体感のある証で、身体の動きとリンクしやすく、3タイプの中では、どちらかというとソフトフィール」(永井プロ談) <h2>総括</h2> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> 今回の試打を通じて、エラストマーググリップのイメージが大きく変わりました。「ウェルミックス」はひとくちで言うとコードグリップのような位置づけですね。ラバーのコードグリップというのは、非常にしっかり感がありますが、エラストマー素材の特徴であるフィーリングの良さに剛性感を加えています。 私は『スーパー』が気に入りましたが、左手と右手のフィーリングが明らかに違うんですね。それがスイング中に作用して、結果的に手元の動きがスムーズになる仕組みです。特に短いクラブで重要になってくるのが球の操作性で、ショートゲームでは、タッチやフィーリングに繋がってきます。小さな動きでも、右と左が別方向に動くということが意識しやすいので、距離感も合わせやすいと思います。 3タイプすべてに共通するのが、手とグリップ、そしてシャフトとの一体感です。シャフトを直接操作しているようなレスポンスの良いグリップで、それがエラストマー素材で完結できている。『ウェルミックス』は、エラストマーグリップの新しい世界を開いたといっていいでしょう。 日本ウェルミックス お問い合わせ:TEL042-578-9282  <a href="http://wellmxs-japan.co.jp" rel="noopener noreferrer" target="_blank">wellmxs-japan.co.jp</a>
    (公開)2024年08月07日
    スーパーストロークが大きく進化している。それを具現化したのが『ZENERGY』(ゼナジー) シリーズ。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/style.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82076" /> フラットな正面に丸型の「TOUR」、五角形の「FLATSO」、そしてピストル形状の「PISTOL」がラインアップし、サイズ、カラー展開も豊富だ。 今回は永井延宏プロがそれらを代表して『TOUR2.0』装着パターをテックポートを変えながらテスト。その実力を検証した。 さらに、『ゼナジー』合計10種類(モデル、サイズ別)のグリップに対して、永井延宏プロがワンコメでヘッド、ゴルファーとの相性などを説明する。 <h2>まずは動画で</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/ijXLlUDS58g?si=2lSVT712IgjL54Wy" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> <h2>バランスポイントを変えて手元の緩みを解消できる</h2> <strong>テックポート25g装着で試打検証</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/teckport25.jpg" alt="" width="788" height="282" class="alignnone size-full wp-image-82061" /> 振り心地が変わりますね。少しだけ重心が体に近づいた感があります。手元を止めて体の動きでストロークをしていくといった動きと相性が良いですね。自然に振りが小さくなっていきます。 <strong>テックポート50g装着で試打検証</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/teckport50.jpg" alt="" width="788" height="170" class="alignnone size-full wp-image-82063" /> 50gを装着すると、確実にクラブの総重量はアップしているにも関わらずヘッドを軽く感じますね。それがいわゆるバランスポイントが手元に来て、手元が静かに動かせそうなので、高速グリーンなどでデリケートなタッチを出すのに合いそうな感じがしますね。 <strong>テックポート75g装着で試打検証</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/teckport75.jpg" alt="" width="707" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82065" /> 75gの「テックポート」になると、それ自体に長さがありますので、右手で握るところまでウエイトが入ってきている感じです。そうなると左右のグリップの中にウエイトがあるという感覚で、それを動かしている感覚。ショートパッドで手元が流れない。 <h2>三つの形状~モデル・サイズ別評価~</h2> <strong>フロントがフラットの円筒型で、握りやすく方向が出しやすい「TOUR」シリーズは、Tour 1.0、Tour 2.0、Tour 3.0、そしてTour 5.0の4つのサイズ展開で、エンハンストスパイン™テクノロジーと新しいマルチゾーンテクスチャリングを組み合わせたツアーシリーズ。</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/tour.jpg" alt="" width="719" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82067" /> TOUR1.0   ブレードパターなど、シャープなパターとの相性GOOD。 TOUR2.0   相性の良いヘッドは、ずばりネオマレットです。 TOUR3.0   ノーテーパー感が強くなり、機械的にストロークしたいゴルファーへ。 TOUR5.0   手元側の重量だけでも結構感じるので、大型マレットにはオススメ。 <strong>独特の五角形「Flatso」形状は、5つのエッジを備えた幅広でフラットなフロント形状で方向が出しやすいモデル。</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/flatso.jpg" alt="" width="931" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82069" /> FLATSO1.0   自然とアドレスの腕の形が5角形になり、フラット面を意識してストロークするから、フェースバランス、センターシャフトのパターに相性抜群。 FLATSO2.0   五角形をリアルに感じ、より下から支える感じで、デリケートな高速グリーン向け。 FLATSO3.0   五角形というよりボックス型。丸型を感じるようなデザインのパターと合わせるとイメージが出しやすい。 <strong>オーソドックスなピストル形状を現代風にアレンジし、左手(バットエンド側)が、ピストル形状でしっかりと握ることができ、右手(チップ側)はノーテーパーテクノロジーにより余計な動きを抑制。</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/pistol.jpg" alt="" width="788" height="425" class="alignnone size-full wp-image-82070" /> PISTOL TOUR   ピストル型は左手の下から持つような添え手部分が特徴。重心距離の長いL字パターなどと相性が良い。 PISTOL1.0   グリップ側面の平行感と下から左手を添える感じは、クローグリップのゴルファー向け。 PISTOL2.0   左手にグリップがスッポリ入り、手がロックされる感覚。パター、ゴルファーを選ばないマルチなグリップ。 <h2>スーパーストローク 4つのテクノロジー</h2> <strong>ノーテーパー テクノロジー</strong> スーパーストロークの特許技術である「ノーテーパー テクノロジー」は、バットエンドとチップエンドの幅がほぼ一定で、テーパーしていない(先細りしていない)形状。この形状より、手首の余計なローテーションや動きを抑え、パターストロークを安定。 <strong>テックポート</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/teckport.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82077" /> グリップにウエイトを装着してカウンターバランスの効果を得たり、自分好みの重量に変えられる「テックポート」が多くのモデルに採用。 <strong>新スパインテクノロジー</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/spine.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82072" /> グリップの下側に沿って改善されたエンボス加工されたリッジを持ち、インパクト時にフェースを固定するのが容易になるように設計。 <strong>新マルチゾーンレイヤー</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/multi.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82074" /> グリップの側面はソフトなポリウレタン製アウターレイヤーからのフィードバックと快適性を最適化するために、高感度エリアにテクスチャーを意図的に配置したデザイン。 お問い合わせ:ライト株式会社 TEL03-3918-3175 <a href="https://golflite.co.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://golflite.co.jp/</a>
    (公開)2024年07月11日
    ティエムシーエンタープライズが展開するゴルフブランド『SUSAS(スウサス)』は8月、標準モデルから樹脂硬度を10度抑えた『SUSAS utm VA』を全国の取扱店にて発売した。 従来、同社グリップ主要製品の樹脂硬度は50度(標準)、55度(少々硬め)、60度(硬め)のラインアップとなっていたが、多くの幅広いゴルファーからのフィードバックを得て改良。初のソフトタイプが誕生した。また他社グリップではソフトタイプの多くの製品が太め、重量50g以上の製品が多い中、同製品は標準の太さで重量は46gと微軽量帯になっているため、ジュニアからシニア層まで幅広いゴルファーにマッチしやすいモデルとなっている。 なお色はスカイブルーとグレーの2色で、バックラインの有無を選択できる。価格は1本1980円(税込)
    (公開)2023年09月20日
    『JOPグリップ』というグリップを知っているだろうか? 独自の開発思想で多くのツアープロを勝利に導いたグリップだ。そんな同社から新たにアイアン・ウッド用のグリップが登場した。 ゴルファーに起きているスイングのエラーとクラブの動きの特徴を徹底的に研究し、独自の形状と構造に落とし込んだ、その名も『ZUNDO』(ずんどう)という新モデル。 そこでグリップに精通する、「ソクラテス永井」こと永井延宏プロが『ZUNDO』を徹底試打&解説する。 <h2>【動画】永井延宏が『ZUNDO』を試打</h2> まずは永井プロによる『ZUNDO』の試打&解説を動画で観てもらいたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/ayl9EYEiOYs" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <h2>遠心力に負けない『JOPグリップ』の構造</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP5.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78333" />   <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> 独自のコンセプトを形にしたパター用グリップで多くのツアープロに愛用された『JOPグリップ』。そのJOPがアイアン・ウッド用のグリップも展開していました。そこにはパター同様、オリジナルのコンセプトが入っています。 特徴としては80g台、100g台、130g台と重量級のグリップになっており、ともするとカウンターバランスと思われがちですがそうではありません。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP3.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78329" /> グリップ単体のバランスポイントを中心に配置し、グリップのテーパーをなくして、全体の肉厚を変えないようにすることで、クラブ全体のバランスポイントが手元寄りにくるような構造にこだわっています。それによって特にトップの位置での左手の収まりや、フェースコントロールのしやすさに寄与しています。 私もよくレッスンで生徒さんに「引っ張りっこ」という表現を使うのですが、クラブのバランスポイントを感じ、クラブを振った時の遠心力に負けないようにクラブコントロールをすることがゴルフスイングにおいては重要です。その意味でもJOPグリップの構造はゴルフスイングの仕組みにリンクしていると言えそうです。 <h2>右手の滑りにくさ&どこでグリップしても同じ握り心地を実現</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP2.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78328" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> そして、そのコンセプトを踏襲し、52gとスタンダードな重量帯として発売したのが今作の『ZUNDO』(ずんどう)です。 早速『ZUNDO』をグリップしてみましたが、ファーストインプレッションとしては、表面にしっとり感がありつつ手に吸いついてくるような感覚があります。それとやはり寸胴形状で右手が太くなっており、右手の滑りにくさを感じるので、手汗や雨でグリップ表面が濡れている場合でも安心感があります。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP4.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78330" /> 実際にプロゴルファーでも寸胴形状になるようにテープの下巻きを変えている方もいます。しかし通常のグリップでテーパーをなくすようにするとなると、おそらく下巻きが4~5枚は必要で、グリップ本来の重量が見えなくなってしまいます。その意味でも、今作のようにグリップがそれをカバーしてくれて、さらに肉厚も均等でグリップ単体のバランスもほぼ中央にきているというのは非常に信頼感が高いと思います。 それとやはりノンテーパー形状なので、左右の手に均等に力が入るのと、ショートアイアンやウエッジでクラブを短く持った時の握り心地に差がありません。 <h2>味方ができた!</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/ZUNDO6.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78336" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> まずアイアンを試打しましたが、1発撃っただけで「味方ができたな!」という感じです。スイング中のクラブヘッドのうねりや遠心力に対して、手元のお友達感が非常に強いんですね。 そこで2発目は自分のお友達的な『ZUNDO』を信頼して、一緒にグッとクラブを押し込んでいけたので、厚いインパクトで自分のイメージ通りの弾道が出ました。 一般的なテーパー形状のグリップだと、どうしてもグリップエンド支点という感覚が出てしまい、ヘッドがグッと動いた時に右手がコントロールできなくなってしまいます。 グリップエンドに支点ができると、どうしてもクラブが振り子的に動き、遠心力でクラブがどんどん体から逃げてしまう。そうなると腰が前に出てフェースが開く。それをいかに手元で戻そうとしても言うことを聞きません。 それに対して今作はグリップ全体が塊となって自分の体のコアとリンクしてくれる。そうするとよく私が「X型」と呼んでいるのですが、自分を中心にクラブが交差するような現代的なスイングの形が作りやすい。 言い換えるとグリップを縦ではなく横に動かすイメージが作りやすい感じです。その意味で信頼感のあるグリップだと言えます。 <h2>ドライバー軌道を大谷翔平打法に導く</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP7.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78367" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> 続いてドライバーでも試打してみましたが、なるほど!という感じで、また一つ新しいヒントがグリップから入ってきました。 というのも、通常のグリップに比べて今作は右手の重量感があるので、その重さがクラブを理想的なトップの位置に連れて行ってくれる感覚があります。 そしてダウンスイングでは、今度はその重さがテコのように働いて、グリップエンドを上に引き上げながらインパクトを迎える動きが作りやすく、クラブ全体が自然とアッパー軌道に入ってきます。 実はこれは大谷翔平選手のスイング動作からヒントを得て、現在私が研究している動きにリンクするものがあります。ドライバーらしいアッパー軌道でエネルギーが伝わりやすい、まさに大谷選手を彷彿とさせるスイングに勝手にグリップが導いてくれるという感じがします。 『ZUNDO』は通常のグリップとは違う感覚で、それでいて重量をスタンダートに合わせてくれているのでクラブに合わせやすい。私も是非実践で試してみたいと思わされるモデルです。
    (公開)2023年08月18日
    ゴルファーに有益で且つ、リーズナブルなプロダクトを展開するトライアル。その同社が中国の製造工場と共同で開発。試打会でのゴルファーの声から凸形状の開発が始まった。それが『ダイヤカットグリップ極』(ルール適合)だ。エラストマーグリップという衝撃吸収の素材もさることながら、そのグリップ表面のダイヤモンド型の凹凸で、フィット感が抜群。強く握らないことで多くのメリットをゴルファーに提供している。そのグリップを、ギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが徹底検証した。 <h2>まずは動画で 現代的なシャロースイングにも最適</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/dNN8T80vuJo" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <h2>凹凸がゴルファーに働きかける熟した果実のような柔らかさ</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/trial_mainsub.jpg" alt="" width="1000" height="113" class="aligncenter size-full wp-image-78170" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> 素材はエラストマーということでしっとり感がありますね。グリップ口径は60で、重量は50gと標準的です。形状はやや細身ということですが、この「ダイヤモンドカット」の凹凸の高さの分、細身の感触はないですね。そして、この凹凸がゴルファーの手に触って来てくれる、グリップの方からゴルファーに働きかけてくれる。そんなフィーリングがありますから、ゴルファー自身がグリップに圧を積極的にかけていくイメージではないです。 イメージ的には熟したフルーツを手にのせているようで、熟したフルーツは強く握らないですよね。そんなソフトなフィーリングを感じます。 そのような第一印象ですから、想像できるのは軟らかさによってスイング中の力みが抑制できたり、凹凸による引っかかりでグリッププレッシャーを強くしなくてもクラブをしっかり振ることができると思います。その意味では非力なゴルファーや最近衰えを感じるゴルファーにも最適だと想像できます。 <h2>引っかかりがあるけど空間もある高い衝撃吸収力も大きな特徴</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1073.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78177" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> 打ってみると印象通りで、スイング中にグリッププレッシャーを強めたり弱めたりすることなく、スムーズにスイングできたと思います。「ダイヤモンドカット」が手のひらに引っかかるのですが、必要以上に嚙みつかない、そんなフィーリングです。言い換えると、手との密着感はあるものの、手の中に空間を残したままスイングできると表現した方がよいでしょう。その空間が衝撃吸収の役割を果たしていて、打感がソフトな感じも伝わってきたので、オフセンターヒット時の違和感などを軽減していると思います。 ですので、強く握らずともクラブをボールに向かって動かすことができて、エラストマー素材とのバランスの良さで、インパクト時のエネルギーロスもありませんね。 <h2>FWが苦手なゴルファーに最適シャローなスイングも実現</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/2308select_trial_sub2.jpg" alt="" width="788" height="586" class="aligncenter size-full wp-image-78171" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> レッスンで想像できるのは、フェアウェイウッドが苦手なゴルファーですね。FWの課題として感じるのは、打ちやすい、振りやすいということで動きすぎるシャフトが装着されていることです。シャフトが動きすぎるとソールがフラットに芝と接触せず、トップが起きてしまいます。そうなると、あまり動かない=硬いシャフトを装着したい。力みがちになってしまいます。そのようなゴルファーには最適なグリップだと思います。 それに加えて、先ほど話しました手もとの空気感ですが、これは現代的なスイングであるシャローなスイングを実現できそうです。空間があるということ、強く握らないで良いということは、トップでの切り返しで、クラブが後方に倒れる余裕があるということです。それによってクラブが少し寝てシャローなスイングをする準備ができます。そんな効果もありますから、単に非力なゴルファーだけではなく、FWが苦手なゴルファーだけでもなく、現代的なスイングに挑戦する上級者にも様々な効果を提供してくれるグリップと言えるでしょう。 価格 1本1980円(税込み) 2023年9月発売 ダイヤカットグリップ極 お問い合わせ:トライアル  電話072―964-0090  info@azrof.jp
    (公開)2023年08月08日
    ムジークがグリップを発売して10年。工房では定番となりつつあるが、そのひとつの特長が、モデル問わず、雨や汗に強く滑らないことだという。 そこで今回は、「ツアーブラック」「レベル4コード」「タッキーラバー」を永井延宏プロが実験。単なる試打に留まらず、そのグリップを水で濡らして打ってもらった。その結果とは? 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/IpY8Fu1W8RM" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2022年11月18日
    ワークスが発売する『パーフェクトプロ』グリップの専門店・工房での評価が高まっている。昨今のグリップ市場は、多数のメーカーから多種多様なモデルが販売されている。どのモデルも機能性やデザインに工夫を凝らしたもので、ゴルファーはどのモデルが自分に一番合うのか、ちょっと悩んでしまう状況だ。 そんな中、グリップを知り尽くすショップのクラフトマンが強く薦めているのが『パーフェクトプロ』だ。『パーフェクトプロ』の良さは様々ある。「ラバー特有の握り心地の良いフィーリングが長持ちする」「ラバーなのに発色がきれい」などがその一例になるが、機能性や利便性という点でも評価する声が聞こえる。 「まず、お客さんのグリップを交換する時は、好みの太さを聞きます。『この太さでいいなら、これに近づけます』という感じになります。ただ、お客さんの中には少し細くしたい太くしたいという要望があるので、それに応じてグリップを引っ張って細くしたり、詰めて太くしたりするんです。この調整は樹脂系のグリップはでき難いのですが、ラバーはしやすい。特に『パーフェクトプロ』のラバータイプはすごく調整がしやすいので重宝しています」(フジゴルフの塩﨑敏伸氏) <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/1ad2545d4ce6eab1b7c283bdf736119e.jpg" alt="" width="788" height="80" class="aligncenter size-full wp-image-62602" /> グリップの商品力で大切なのがフィーリングといわれる。その中でも太さは最も重要な要素だ。その太さを個々の顧客の手にフィットさせやすいというのはクラフトマンにとっては使い勝手がいい。その辺りも『パーフェクトプロ』が工房や専門店から好まれる理由になるだろう。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/b1b1e7119a2f27744eb1b0ad458ef01d.jpg" alt="" width="788" height="80" class="aligncenter size-full wp-image-62603" /> <h3>シャフトと振動数のマッチングを図れる</h3> &nbsp; もう一つ、『パーフェクトプロ』をゴルファーにカスタマイズする上で重宝しているのが、シャフトの振動数とのマッチングと語る工房もある。「例えば、ハードヒッター向けにしっかりしたシャフトを組む場合はコードを装着することでクラブの振動数が変わり、さらにしっかり感が出るんです。特に、ダウンスイングの切り返しが速い人には合いますし、逆に切り返しがゆっくりな人には柔らかいラバーを挿すことで、さらにそのフィーリングが出しやすくなります」(ワラニモの戸田秀一氏) 一般的に振動数はシャフト単体で語られることが多いが、グリップとのマッチングで変化させ、ゴルファーのスイングにカスタマイズさせるというのは顧客満足度を高める一つの技といえる。 そんなクラフトマンの技術を支えているという『パーフェクトプロ』の良さも見逃せない。ちなみに、同店では『Xホールドブラック』が売れ筋というが、その中でもロゴも黒く塗りつぶした 『ブラック×ブラック』は、その質感も含めてカッコよさが際立つとユーザーから好評を得ているという。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/50491b34f780bc1f5326f2401bcdb570.jpg" alt="" width="515" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62604" /> 昨今、ヘッドやシャフトにマット仕上げを採用するメーカーも増えているが、 『ブラック×ブラック』を装着することで、質感の良さが際立ちそう。こういったデザイン性も顧客の満足度を高めるはずだ。
    (公開)2020年05月29日
    パーフェクトプロから発売される『Xホールド ブラックシリーズ』。ABRという衝撃吸収に優れた合成ゴムを使用したグリップだ。 今回はラバー・ハーフコード・コードの3種類を、豊富な試打経験を持つギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロにそれぞれ打ち比べてもらった。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro3.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-57691" /> ラバータイプですが、とても手にしっとりとなじむとともに、表面に施されたXパターンがほどよく手に引っかかります。 形状的には、左手部分から右手部分に緩やかなテーパーがあるので左手よりも右手が少し細くなりますが、テーパーに均一感があるので、アプローチのような小さいショットでも体幹を活かした柔らかいショットが打てそうですね。 そして、ハーフコードはちょうどグリップの真ん中でラバーとコードが分かれているので、左右の手の役割分担がハッキリとイメージできます。特に、バックスイングでコッキングを入れやすいフィーリングがあるので、クラブを上手くさばくといったイメージが湧きやすいタイプです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro6.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 永井プロ解説" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-57699" /> そして、最後はコード。これはベースのラバー全面にコードをつけたタイプなのでフィーリングは少しドライ。こういったタイプは掌ではなく指の関節でしっかり持つイメージが湧きます。 よって、スイングも身体全体の骨格を意識して飛ばしていくイメージが強くなるので、厚いインパクトに結びつくでしょう。では、その性能をアマチュアテスター(GEWの片山三将記者)とともに、もっと掘り下げていきましょう。 <h2>アマチュアテスターが3タイプを打ち比べ、その結果は?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro5.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 試打検証" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-57693" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:まずラバーですが、握った感じはどうですか。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:ピタッときます。硬すぎず柔らかすぎず、グリップのテンションも丁度いい感じです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro_rubber.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 ラバー試打検証" width="788" height="525" class="size-full wp-image-57696" /> Xホールド ブラックシリーズ ラバー <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:何というか、体温に馴染む感じがありますよね。では、打ってみてどうですか。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:いい弾道です。もう、このまま使えそうです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:ファーストタッチの信頼感が、そのまま結果に表れましたね。では、続いてハーフコードですが、グリップした感じはどうですか。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro_half-cord.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 ハーフコード試打検証" width="788" height="525" class="size-full wp-image-57694" /> Xホールド ブラックシリーズ ハーフコード <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:ハーフコードは初めてですが、最初に左手のコード部分をグリップすると明らかにラバーとは違う感じで、何か「しっかりと握れ!」とグリップが自分へ信号を送っている気がします。そして、右手はラバーと同じなのでしっとりとやさしく握れます。では、打ってみます。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:確かに左手は、すごくしっかりします。全然ズレません。また、右手はソフトに握れるので、スイング中ずっとグリップのテンションが変わらず、右手が変に悪戯する感じもありません。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:今スイングを見ていましたが、ダウンスイングの時にラバーよりも左手でクラブをさばく、タメがしっかり入った感じが出ていました。手元のフィーリングの違いが、スイングテンポや切り返しを変えた印象ですね。さて、最後にコードですが、握った感じはどうですか。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro_-cord.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 コード試打検証" width="788" height="525" class="size-full wp-image-57695" /> Xホールド ブラックシリーズ コード <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:あ~、もう全然違います。左手はハーフコードと同じようにしっかり握る意識が強くなりますし、右手もラバーとは違い、ワッグルしてもグリップがズレる感じが一切ありません。では、打ってみます。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro4.jpg" alt="パーフェクトプロ 片山試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-57692" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:左手と右手が同じテンションで握れるのでグリップに一体感が出ました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:さぁ、3タイプ打ちましたが、何が一番良かったですか。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:けっこう悩むんですけど、ハーフコードです。理由は先ほど永井プロも言ってましたが、左右の手の役割が明確に分かりやすいこと。実際、スイング中も左右の手のフィーリングがすごく伝わってくるので、ミスした時の原因も分かりやすい。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro_katayama.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 片山試打データ" width="788" height="525" class="size-full wp-image-57697" />  右に打ち出してハイドローで目標方向よりも若干左サイドに落下。左右の手の役割がしっかりしているのでタメが作りやすく、厚いインパクトで打ち抜けた。結果、飛距離も186ヤードまで伸ばせた。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:自分に入ってくるフィードバックが違うんですね。今回3タイプ打ってもらいましたが、まずラバーのタイプは、ABRのフィーリングがスッと馴染むという感じ。肌感でいえば、こう「血」(体温)に馴染むといったところですね。 これと対極なのがコード。硬さというかドライ感が出てくるので、これは「骨」に反応してくると思いました。 そして、丁度そのあいのこがハーフコード。「骨」と「血」に双方働きかけてくれる。そんな身体との相性で3つのタイプから選べば、よりいい相棒が見つかりそうです。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/LXLpuXs7UUQ?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>パーフェクトプロ『X HOLD ブラックシリーズ』 製品概要</h2> <ul> <li>素材:ABR(合成ゴム)</li> <li>カラー:レッド/オレンジ/イエロー/Eグリーン/スカイブルー/ブルー/ピンク/パープル</li> <li>重量:ラバー(49g±2g)/ハーフコード(50g±2g)/コード(50g±2g)</li> <li>価格:オープン価格</li> </ul>
    (公開)2019年06月26日
    一説では、グリップ交換をしたことがないゴルファーは全体の8割に上るという。グリップはクラブとゴルファーをつなぐ唯一の接点であるだけではなく、クラブを操作する上で重要なパーツだ。 それにも関わらず、ほとんどの人がグリップに無頓着で交換できることを知らないゴルファーもいるという。 まずは、その辺りの事情について、埼玉県熊谷市の練習場「カゴハラゴルフクラブ」に店舗を構える「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」の村田拓亮副店長に話を聞いてみた。 ツルツルのグリップを使い続ける人も <img class="aligncenter size-full wp-image-52389" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro6.jpg" alt="ゴルフパートナー 村田副店長" width="788" height="525"> 「グリップを交換するタイミングやそもそもグリップの重さを知らないゴルファーの方もけっこういます。実際、古いクラブの人も多いですし、ツルツルになっている方も目立ちます。 だから、当店ではグリップを交換する目安のサンプルをショップに置いて、それと自分のグリップを握り比べてもらうことで交換のタイミングを告知しています」 サンプルのツルツルグリップを握ってみたが、かなり滑る。これではグリップを相当強く握らないとクラブをコントロールできないことが実感できる。グリップの重要性をゴルファーに知らせるいい試みだ。 <h2>グリップ交換会でゴルファーの背中が押せる</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52387" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro4.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> ゴルファーがグリップを交換する意識が低いのは、業界が告知不足という面もあるだろう。そこで重要なのが、グリップメーカーとショップがタイアップするグリップ交換会だ。 先述の村田副店長は、「交換会はグリップの重要性をお客様に意識してもらういい機会です。実際、うちのお店は毎月200~300本のグリップを交換、ショップの中ではその販売本数は多い方だと思いますが、やはりメーカーさんとタイアップでグリップ交換会を実施すると、販売本数はグッと上がります」 やはり、交換会は重要でグリップが気になっているゴルファーに気づいてもらういい機会になっているという。 そこで、同店はさらに顧客へのグリップ交換を促すために、あるモデルに着目した。それがワークスから発売されている『パーフェクトプロ』だ。 <h2>実際にスタッフが使用しているので顧客へ薦めやすい</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52386" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro3.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> 「当店のグリップタイプ別の販売構成比はラバーが8割、エラストマーが2割です。圧倒的にラバーの比率が高いのはシニアのお客様が多いことも理由です。 そこでラバーでも人気の『パーフェクトプロ』の交換会を初めて企画、ワークスさんに打診しました。 今まではメーカーからの働きかけで交換会を実施していたのですが、これからは自主的に店舗からメーカーへ依頼しようということになり、その一回目に『パーフェクトプロ』を選びました。 『パーフェクトプロ』だった理由は、当店のスタッフの大半が『パーフェクトプロ』を使っていること、そして練習場のティーチングプロも同モデルのユーザーなので生徒さんにも薦めやすいと考えました。 実をいうと私も『パーフェクトプロ』を使用しています。まず、グリップ力がいいですし滑らない。これに加えて、持ちがいいこともお客様に薦めやすいポイントだと思っています」 そこで同店はワークスに連絡、12月10日に『パーフェクトプロ』の交換会を実施することが決まった。以降、同店では顧客へ交換会開催の旨を説明、予約を取り始めたが、その注文本数に驚いたのはワークスだった。 「予約で100本の注文が入りました。これは初めてのことです。当社は年間10回ほど交換会を実施していますが、交換本数は一日平均50本ほど。それが予約で倍ですから嬉しい悲鳴です」 一方、注文を取った「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」では、顧客にグリップの状態を確認するだけではなく、スイング時に肘への負担がないかなども尋ね、違和感があるようなら『グリップ交換してみませんか?』といった問いかけも行ったという。 そういった心配りが予想以上の注文につながったのだろう。そして、今回多かったのが、セットでまとめて交換する人が目立ったことだ。通常、試しにドライバーやウエッジなど単品から交換、良ければ他の番手を換えるケースが多い。 セットを換えるということは、店頭でグリップを触ってみて、そのフィーリングを気に入った人が多かったということだろう。 <h2>一日155本の交換は過去最高記録</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52388" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro5.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> クラブセット12本をゴソッと代えた野口春正さんは、「丁度すり減ってきたので交換を決めました」と前置き、次のように話す。 「まず、練習場からの薦めがあったことがきっかけですが、メーカーも来るというので色々と話を聞きながら換えようと思いました。今回は『Xホールドブラックラバー』に差し替えました。 少し右手の部分が細くなっているタイプは初めてですが、丁度いいですね。左手もしっかり握れますし、しっとりしたフィーリングもいい。 そんな理由で12本ゴソッと換えました。セット全部替えたのは初めてですよ」とかなり気に入った様子だ。今回は予約注文が100本、そして当日交換分が55本の計155本を交換したが、ワークスの交換会では過去最高記録だったという。 <img class="size-full wp-image-52385" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro2.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店 「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」と『パーフェクトプロ』のグリップ交換会は、成功事例といえるだろう。 まず、ショップが交換の意義をしっかりとゴルファーに伝えたこと。そして、スタッフ自らが気に入って使用しているので顧客への説得力がついたこと。 さらに、メーカーのスタッフが現場でゴルファーの声を聞きながらコンサルティングしたこと。このプロセスが三位一体となり、顧客満足度を高めた。 こういった活動が少しでも増えれば、8割のゴルファーが未経験というグリップの市場風景も大きく変わってくるのではないか。
    (公開)2019年01月09日
    群雄割拠のグリップ市場へ映文舎ゴルフ事業部が新規参入。11月上旬に発売した『LADAR GRIP(ラダーグリップ)』(1800円)を永井プロに試打してもらった。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 エラストマー素材を採用した、背面の溝が「はしご型」になっているのが特徴的ですね。 多くのアマチュアゴルファーは「抜ける」ことへの恐怖心から、グリップを必要以上に強く握ってしまいます。ラダーグリップは視覚的にも「抜けにくい」と感じさせるデザインにすることで、やさしくソフトに握ることを促しますが、その性能は? LADAR GRIPスタンダード バックライン有り <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip1.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51496" /> エラストマー素材の吸い付く感じがグローブをしていても伝わってきます。右手も馴染み、確かにラダー部分に指が引っかかります。 バックライン有ですが、小指がしっかりコンタクトしてくれるので、クラブの重さをしっかり感じながらスイングできました。この部分は安心感に繋がりますから、スイング中もタイミングが非常にとりやすい。自分のイメージで焦ることなくスイングできますね。 <h2>LADAR GRIPスタンダード バックライン無し</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip6.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51503" /> 続いて、バックライン無を打ってみました。60、58両方ありますが、ウエッジでテストしてみたいと思います。 バックラインはありませんが、しっかりホールドしてくれますね。左手の小指から伝わってくる情報は、バックライン有と同様で、これは「ラダー形状」の影響が大きいといえます。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip4.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51499" /> ウエッジらしいバリエーションといえ、クラブを開いたり、閉じたりした時でもフェースの向きを感じやすいと感じました。つまり操作性に優れるグリップといえます。 <h2>LADAR GRIPライト60・58 バックライン有り・無し</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip5.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51501" /> ラダーグリップは、カーボンシャフト装着のアイアン用に42gの軽量タイプ『ライト』を用意。60・58の2タイプを実際に打ってみましたが、全体のバランスは軽量シャフトの性能を一切邪魔していません。 他社製品の中には、同モデルでグリップを軽量にすると細くなったり、長さが短くなってしまうモノがありますが、『ラダーグリップ』はサイズをしっかりキープ。 シニアは力が弱くなったとしても、手が小さくなるわけではありません。そういった部分にもきちんと対応していて、軽量で肉厚感があるグリップを求める方には「ライトM58」をお勧めします。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip3.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51498" /> 「ライト」でもラダー部分のコンタクトはフェース向きを感じやすいので、クラブのトータルバランスを崩さずに、情報が伝わってきます。カーボンシャフト愛用のシニアゴルファーへ『ラダーグリップ』を推奨すれば、バランスを変えずに交換が可能です。 <strong>シニア層を手厚くカバーする</strong>グリップといえるでしょう。 <h2>クラフトマンのテクニックが活かせる『ラダーグリップ』</h2> ラダーグリップのコンセプトとして、工房のクラフトマンの技術を引き出す、というのがあります。 『ラダーグリップ』の重量は、スタンダードで47gの設定。他社製品は50gが一般的ですが、3gの余剰重量により下巻きやバランス、総重量を調整することが可能です。 さらにフックめ、ウィークめに挿したいときは、先端にダイヤのマークが2ヶ所入っていますので、左右にズラせばバックライン調整の目安にもなります。ゴルファーの目線には感じさせない一方、クラフトマン向けに工夫が施されているのが分かります。 「LADER」のロゴを背面に配置しているのはそのためで、ゴルファーの目線にも配慮。新進気鋭なグリップの登場です。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/OQv3a_xk8H4?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>ラダーグリップ</h2> スタンダードモデル(47g)、軽量のライト(42g)をラインアップ。両モデルともM60・M58があり、内径の識別がエンドキャップのデザインでできるのも◎。バックラインあり、無しはもちろん、カラーはブラック・ブルー・レッドの3色展開。 ※バックライン無しはブラックのみの展開(ブルー、レッドは来年1月発売予定)。 <ul> <li>発売元:株式会社映文舎(ゴルフ事業部) TEL:03-3823-2789</li> <li>販売代理店:株式会社渡辺製作所 TEL:03-5604-3361</li> <li><a href="http://www.ladargrip.jp/" rel="noopener" target="_blank">http://www.ladargrip.jp/</a></li> </ul>
    (公開)2018年11月28日
    <strong>No.1グリップメーカーであるGolf Pride。</strong> いうまでもなく世界最高峰のツアーで戦うツアープロが絶大な信頼をよせる『ツアーベルベット』をはじめ、ツアーではその『ツアーベルベット』を凌ぐ勢いの使用率を誇る『MCCⓇ』シリーズ。 そして『MCCⓇ』の基本性能に加え、ツアーのフィードバックから利き手の力みを抑えてパワーの伝達効率を向上させるためにグリップ下部を下巻き4枚の厚さに設計した『MCCⓇ・プラス4』など、その商品構成に死角はないだろう。 <h2>永井プロも『CP2™』を絶賛</h2> もちろん、ツアーユースだけではなく、老若男女のアマチュアゴルファーのゴルフ技術を向上させる商品も開発している。その代表格が「未体験のソフトフィーリングが生む絶妙のフィット感」と謳う<strong>『CP2™』</strong>。 グリップの世界基準ともいわれる『ツアーベルベットラバー』に比べ、約35%もソフトな新素材を採用したグリップだが、柔らかさによるねじれ抑制のために、グリップエンドから長さ6・35㎝に「コントロールコア」を搭載して操作性も両立している。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/nagai.jpg" alt="永井プロ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50954" /> 以前、『CP2™』を試打したティーチングプロ・永井延宏氏は、「『コントロールコア』のおかげで、スイング中の切り返しでも嫌なトルク感はありません」と、『コントロールコア』を絶賛。 そして、そのソフトなフィーリングには、「握り心地はとにかくソフト。しかし、スイング中の手の中で暴れるような柔らかさではありません。密着度が高く、皮膚感覚を味わえるグリップ」と、『CP2™』の性能を高く評価している。 ただ、その評価は個人による評価であり、柔らかいフィーリングもまた、心象でしかないといえるだろう。 <h2>グリップ衝撃吸収力の実証実験</h2> ゴルフプライドを展開する日本フェィウィックは、第三者機関の協力を経て、グリップの衝撃吸収力(振動吸収力)をテスト。その驚くべき結果とは? 計測したグリップは下記の6つ。   <dl> <dt>CP2™</dt> <dd><img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/sya1-CP2_Wrap_STANDARD.jpg" alt="CP2_Wrap" width="788" height="86" class="alignnone size-full wp-image-50856" /> </dd> <dd>『CP2™』は『ツアーベルベット』と比較して約35%ソフトな新素材を採用したモデル。Golf Pride史上最もソフトなグリップ。雨や汗にも強く、しっとりと手に馴染み、いままでにないソフトなフィーリングを実現。</dd> </dl>   <dl> <dt>MCC®</dt> <dd><img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/MCC-Wweb-1.jpg" alt="ゴルフプライド MCC" width="788" height="86" class="alignnone size-full wp-image-50947" /></dd> <dd>グローブで装着した手で握る部分はコード、素手で握る部分はラバーと2種類の機能を融合させたハイブリッドグリップ。グリップエンド側にベルベットコードを採用することで、全天候でもすべりにくく、しっかりとしたホールド感を向上。また、シャフト側は柔らかいラバーを採用し、快適性とコントロール性を実現。</dd> </dl>   <dl> <dt>MCC®・プラス4</dt> <dd><img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/golf-pride_mcc4.jpg" alt="ゴルフプライド プラス4" width="788" height="86" class="alignnone size-full wp-image-50948" /></dd> <dd>MCCの特性に加え、グリップ下部をテーパーレス形状にすることで下巻きテープ4枚重ねたと同様の太さを実現。利き手の力みを抑えてパワー伝達を高めるため、ツアーフィードバックのもと生まれたグリップ。</dd> </dl>    <dl> <dt>エラストマー系A社</dt> <dd>ディンプルを交互に配列した標準タイプ。3次元立体成型と独自のグラデーションで、密着度を高め、ゴルファーの感性に応えるホールド感を提供。</dd> </dl>   <dl> <dt>エラストマー系B社</dt> <dd>雨や汗にも強い全天候型で絶妙なしっとり感とソフトなフィーリングが特長。縦ブレを抑える表面加工をデザインし、飛距離アップに寄与。</dd> </dl>   <dl> <dt>エラストマー系C社</dt> <dd>ソフトな握り心地でグリップ力のある太めサイズのグリップ。売れ筋モデルの性能を両立したグリップ。</dd> </dl> <h2>ゴム性グリップは振動吸収力が高い!</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/golf-pride-data2.jpg" alt="ゴルフプライド グリップの衝撃吸収力 実証実験" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50953" /> 今回試験に協力を求めたのは、地方自治体が運営する工業試験場。試験方法は落錘型衝撃試験という方式で、「CEAST9350」という落錘衝撃試験機を使用。 落錘させる物体は、先端が直径20mm半球状のロードセル(棒状の物体・1.3kg)に加重物(0.72kg)を加え計2.02kgの加重に設定。30cm上部より、グリップを円柱状ではなく切って開いた状態で固定し、グリップの表面中央部に落錘させ、その衝撃を計測。各グリップに3回の落錘試験を行い、簡易的に衝撃の最小値、最大値、平均値を計測した。 対象グリップはGolf Prideの『CP2™Wrap』、『MCCⓇ』、『MCCⓇ・プラス4』、そして現在市場で販売が好調な3社のエラストマー系グリップの計6種類。すべて50g前後のグリップを試験した。 まずはグラフ①を見てみよう。その衝撃のピーク(最大値)のみをグラフ化したのが下記のグラフ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/golf-pride-data1.jpg" alt="ゴルフプライド 実験データ" width="788" height="279" class="aligncenter size-full wp-image-50943" /> この計測値は単位N(ニュートン)で表され、同じ加重で同じ高さから落錘された場合の衝撃のピークで、この数値が小さい方が、衝撃を吸収したと考えることができる。 一目で分かるのが、ゴム性グリップにこだわりを見せるGolf Prideの『CP2™Wrap』、『MCCⓇ』、『MCCⓇ・プラス4』が衝撃の最大値が押し並べて低い点にある。 『MCCⓇ』に関しては、衝撃吸収力という点において最大値がエラストマー系A社商品に僅かに劣るものの、エラストマー系B社とC社の商品と比較して、衝撃吸収力が高いといえるだろう。『CP2™Wrap』と『MCCⓇ・プラス4』においては、エラストマー系グリップ3社と比較して衝撃の最大値は圧倒的に低い計測数値となった。衝撃吸収力に限っては、ゴム性グリップの優れた特性が証明されたといえるだろう。 もちろん、この結果は最大値であるし、衝撃吸収力の優劣を識別するための実証実験で、その他の性能を考慮した実験ではないことを断っておく。 ちなみに最大値が最小だった『CP2™Wrap』は211.6468N、最大値が最大だったエラストマー系C社のグリップは280.6683Nと大きく差が開いている。 <h2>衝撃を最大限に吸収するGolf Prideのゴム性グリップ</h2> 次のグラフを見て頂こう。実証実験での最小値だけを抜き出してグラフ化した。ここでの最小値は「実験中、最も衝撃を吸収した時の計測値」であり、つまり平均値とは別に今回の試験中で最も衝撃を吸収した際のグリップを表しているといえるだろう。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/g2-1.jpg" alt="ゴルフプライド 実験" width="788" height="290" class="aligncenter size-full wp-image-50690" /> 最も低い計測値を表したのは、『CP2™Wrap』で、203.401Nだった。これは後述するエラストマー系C社のグリップに比べ約50Nも低い計測値となり、圧倒的に衝撃吸収力が高いことが伺える。 『CP2™Wrap』に次ぐ低い数値を計測したのは『MCCⓇ・プラス4』で、206.149N。『CP2™Wrap』とは僅か2.748ポイントの差で、ほぼ同等の高い衝撃吸収力を持ち合わせているといっても過言ではないだろう。 一番衝撃を吸収しなかった際の最大値で、エラストマーA社に僅差で及ばなかった『MCCⓇ』は、最小値では234.552Nと逆転した。 結果、『CP2™Wrap』、『MCCⓇ』、『MCCⓇ・プラス4』の3機種は総じて、最も衝撃を吸収した際の計測値で低い値を示しており、衝撃吸収力が高いという結論に達した。 一方で、エラストマー系グリップは、最小値はエラストマー系B社が240.049N、エラストマー系A社が240.966N、エラストマー系C社は251.960Nと、一番衝撃を吸収した数値でも、Golf Prideのグリップより衝撃吸収力が低い結果となっている。 <h2>平均でも一番衝撃を吸収するのは『CP2™Wrap』だった</h2> 次のグラフを見て頂こう。今回は同じ実証実験の結果から平均値をグラフ化した。縦軸はN(ニュートン)で横軸は時間だが、0.0063mm秒刻みで1万6000個のデータを取得、それをグラフ化したものだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/g.jpg" alt="ゴルフプライド 実験" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50709" /> 『CP2™Wrap』は赤い曲線、『MCCⓇ・プラス4』は緑の曲線、『MCCⓇ』は青い曲線で表した。また、エラストマー系A社はピンクの曲線、エラストマー系B社は黒の曲線、エラストマー系C社は黄色の曲線で示している。 グラフから読み取れる第一印象としてエラストマー系グリップの3社の共通点は、衝撃を与えた直後の早い段階から衝撃が最大値に到達し、長い時間を掛けて収束に向かうことだろう。比較的、一気に強烈な衝撃を受けているということになる。 次に青い曲線でグラフ化された『MCCⓇ』の曲線を見てみよう。まず、エラストマー系C社のグリップより振動吸収力は高いものの、エラストマー系A社、B社とさほど変わらない振動吸収力といえるだろう。ただし、衝撃が頂点を迎えるタイミングはエラストマー系C社のグリップより幾分遅く、緩やかなスピードで収束していく。 一方のエラストマー系グリップだが、平均値ではエラストマー系A社のピンク色の曲線が一番穏やかな曲線を描いており、平均値でも『MCCⓇ』を僅かに上回る結果を表している。しかし、その収束は『MCCⓇ』より時間がかかっており、この場合は衝撃による振動がグリップ内に滞留していることが予想される。その傾向はエラストマー系B社のグリップも同じような曲線を描いており、同様の分析結果が導き出せそうだ。 平均値で最も衝撃吸収力が低い結果となったのが、エラストマー系C社の黄色の曲線だ。先の最小値では251.960Nだったが最大値では唯一301.436Nと300Nを超える結果となった。   <h2>ゴルフプライドは手首、肘への衝撃を緩和する!?</h2> 繰り返すが今回の試験は簡易的な試験であり、落錘試験がすべてではないが、プロフェッショナルの指導の元で試験は行われた。 その点を前提として先述の結果から導き出されるのは、ゴム製にこだわったGolf Pride製品は、押し並べて今回の試験において衝撃吸収力が高いことが判明した。その意味するところとは? 日本フェィウィックの大久保光彦氏に聞いた。 「同じグリップであっても、振動吸収力が高いことで、インパクト時に手首や肘にかかる負担は大幅に緩和されるはずです。特に今回の試験における『CP2™Wrap』は、非常に衝撃吸収力が高い。 特にキャリアの長いシニアゴルファーには、今後もゴルフを長い年月にわたり楽しんで頂くために、ソフトフィーリングで衝撃吸収力の高い『CP2™』シリーズが最も適しているといえるでしょう。 また柔からいグリップは、力みをなくしスムーズなスイングに導きます。その点では幅広いゴルファーに大きな恩恵が得られるグリップです」 世界初のラバー製グリップを開発以来、常にゴルフグリップで世界をリードしてきたGolf Pride。ゴルファーが遭遇するかもしれないケガや故障にまで対応できるかもしれない『CP2™』シリーズは、ゴルファー年齢の長寿化にも大きく寄与することだろう。
    (公開)2018年10月30日
    「グリップはゴルフを握る」――。こう語るのは、エイジシュート22回を誇るゴルフ歴60年の塩田正さん(85歳)だ。ゴルフのあらゆる結果はグリップの握り方で決まると大ベテランは結論づける。 塩田さんに代表されるように、ゴルフのキャリアが長い人ほどグリップの重要性を知っている。ただ、その反面、齢を重ねるとどうしても手のトラブルが出てきて、思うようなグリップが出来なくなるという人が多い。 そこで今回、シニアゴルファーを代表する塩田さんに高齢者の手の悩みを聞き、それを解決するグリップの選び方をワークスから発売される『perfect pro(パーフェクトプロ)』を例にとって語ってもらった。 まず、はじめに同氏に最近のゴルフの悩み、そしてゴルフが思うようにならない原因の一つとなる高齢者特有の手の悩みについて語ってもらった。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/per2.jpg" alt="Perfect pro(パーフェクトプロ) 塩田さん試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48444" /> <h2>70歳を超えると手の悩みが増える</h2> <strong>最近、ゴルフはいかがですか。</strong> 「まず、一番悩んでいるのは飛距離が出ないことです。もう、どうしたらいいのか、そんなことばかり考えてちょっとゴルフを楽しむというよりは苦痛なところが出てきました。その苦しい部分をどう克服してもっと伸ばしていくのか、この辺りを常に考えているんです」 <strong>右手にサポーターをはめていますが…。</strong> 「バネ指です。もう3回目ですが、曲げようとしても自分の意識とは違って勝手に動いてしまう。こうやって、ゆっくり伸ばそうとしてもパッと跳ねちゃうんですね。今のところゴルフはできるのですが、これが酷くなると痛くてクラブが握れなくなるようです。 今は、トップにクラブを上げた時、右手の親指にクラブが乗りますが、その時にちょっと痛い。だから少し兆候があるんですね。この悩みがフィット感のいいグリップで解決できればいいと思うんですがね」 <strong>シニア、特に70歳を超えるとどういった手の悩みが出てくるんですか。</strong> 「70歳を超えると10年、20年、30年とゴルフをやっている人が多いんです。私はもう60年やっていますが、70歳を超えた時に手の脂っ気がなくなり、手が乾いてくるんですね。 そして、私の指ですが中指が人差し指の方に傾いちゃってます。あと、指が掌側に曲がって真っすぐ伸びなかったりと知らず知らずに70歳を過ぎるとこういった障害が出てきます。 それがゴルフにどう影響するかということですが、クラブはヘッドがけっこう重くて効いています。重いモノを振り下ろして最高のスピードのところでボールに当たるから凄い衝撃です。 この衝撃に対して、グリップの緩み、カサカサ感などが出てしまうと手が耐えられないのです。 また、ダウンスイングの時に少しクラブの軌道が変わるとか、もうほんの少しですが、こういったことが起きてきて、それがヘッドスピードを弱めたりフェースの向きを変えたりと間違った動きを引き起こす。 飛距離が落ちる原因になっていると感じています」 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/PUOiYCwRmYU?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>パーフェクトプロを試してもらう</h2> 高齢による手の悩みが飛距離の出ない原因の一つと塩田さんは語る。特に、手の緩みによるインパクトでの当たり負けなどが深刻なようだ。そこで手に吸い付くようなフィーリングと定評がある『パーフェクトプロ Xライン ラバー』を試してもらった。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/per4.jpg" alt="Perfect pro(パーフェクトプロ) 塩田さん試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48445" /> <strong>どうですか。</strong> 「ものすごく、フィット感がありますね。今までのグリップは左手も右手もどこかモジモジするんですよね。あと、今までのグリップだと握ると右手の親指が痛くなるのですが、それをあまり感じないですね。指も隙間なく握れる感じがします。 特に右手の親指と人差し指で作るV字の感じが違いますね。今まではこの形が決まらない間にクラブを振り上げる感覚がありましたけど、このグリップを構えてみて、若い時に真剣勝負の大会に出ていたような、そんな握り方が出来てアドレスもスッと構えられました。ちょっと自分でもビックリしています」 <strong>本当にアドレスがピタッと決まってますね。</strong> <h2>飛距離が180ヤードから199ヤードに伸びた</h2> そして、グリップがしっくりする間にドライバーを打ってもらったが…。 「そうですね、手元がしっかりしてインパクトで手が流れずピタッと止まるからヘッドが加速します。こういう飛びの方程式がちょっと出た感じがしました。私は最近ドライバーで180ヤード行けば飛んでる方ですが、初めて200ヤードに1ヤード足りない199ヤードが出ました。これでワンランク上がって、200ヤードも期待できそうです。 我々のような高齢者の掌は乾いていたり、指が曲がってしまったような障害もある。こういう人には、『パーフェクトプロ』のように手に密着したグリップの方が絶対にいい。高齢者の人はこれに早く気が付いてほしいです。 そうすれば、私が今打ったように20ヤードの飛距離アップが果たせるかもしれない。もっと手元がしっかりすれば飛距離が伸びることに注目してほしいですね」 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/QirON3XxAI0?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <!--nextpage--> <h2>手の握力が弱った人には『パーフェクトプロ Xホールド』の方がいい</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/per6.jpg" alt="Perfect pro(パーフェクトプロ) 塩田さん試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48446" /> 手に吸い付くようなフィット感のある『パーフェクトプロ Xライン ラバー』で手元がしっかりしたことで普段よりも20ヤード近く飛ばした塩田さん。かなりグリップを気に入ったようだ。 フィット感の高いグリップが高齢者の手の緩みを解決しそう。そこで『パーフェクトプロ Xライン ラバー』よりもさらにフィット感を高めたという『パーフェクトプロ Xホールド ラバー』を試してもらった。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/per3.jpg" alt="Perfect pro(パーフェクトプロ) 塩田さん試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48447" /> <strong>商品名の「HOLD」に象徴されるように、さらに手に密着するタイプということですが、いかがですか。</strong> 「あっ、これはちょっと我々(高齢者)にはいいかもしれませんね。しっとり感はこっちの方があります。このXの文字(表面デザイン)がさらに大きくなっているので、筋肉が落ちて握力が弱くなっている高齢者には、このグリップは最適だと思います。 『パーフェクトプロ Xライン ラバー』よりも『パーフェクトプロ Xホールド ラバー』の方がしっかり感やソフト感があると思うので、特別に手が乾くとか指が細くて長い。また、トップで必要以上に手首を曲げる人などはこっちのグリップが最適だと感じます。 グリップの密着感というのはフィーリングだけではなく、アドレスで構えたフェースの向きをスイング中に保てるかどうかにもかかってきます。これはボールを曲げない必要条件です。また、上体の巻き上げと巻き戻しの動きにグリップの密着感が重要な役割を果たしている。 こういったことにもっと注目すれば、握力が弱くなったシニア、特に70歳以上の人でもインパクトがしっかりしてボールも強く捉えられます。それがヘッドスピードのアップにもつながるので飛距離アップが期待できるでしょう」 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/29xW1nWkYU4?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>昔のコードと違ってとても柔らかい</h2> やはり、密着性の高いグリップの方が高齢者の手にはフィットし、正しいスイング、力強いインパクトにつながることを塩田さんは確信したようだ。 そして、もう一つ検証したのが、コードタイプのグリップだ。ゴルファーの中にはラバーよりもコードを好む人もいる。そこで『パーフェクトプロ Xホールド コード』も試してもらった。昔コードを使ったこともあると懐かしむ塩田さんだが、果たして結果は? <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/per5.jpg" alt="Perfect pro(パーフェクトプロ) 塩田さん試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48448" /> <strong>『パーフェクトプロ Xホールド コード』は、コードグリップの中でも人気のモデルです。昔のコードグリップとは隔世の感もあると思いますが、どうですか。</strong> 「昔コードグリップを使ったことはありますが、その頃のコードとは全く違いますね。フィット感もいいですし、一般的なコードのようなザラザラ感もありません。 それでいて、しっかりと握れるので手元がキチンとしてヘッドも走ります。これはかなり期待できるグリップですし、コード好きのシニアの人も多いので、みんなに紹介したいくらいです」 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/msJyi15eW4o?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>パーフェクトプロは高齢者の手の負担が少なくスキルも上がる</h2> 「今回、『パーフェクトプロ Xライン ラバー』、『パーフェクトプロ Xホールド ラバー』、『パーフェクトプロ X ホールド コード』の3タイプをテストしましたが、共通しているのは今まで経験したことがないようなフィット感ですね。 表面にXという文字がズラッと並んでいますが、このデザインがポイントになってしっくりすると思いました。このグリップを使えば、高齢者の手の負担が少なくなりますし、飛距離や方向性などスキルも上がるんじゃないか。そんなことを大いに期待できると感じました。 昔から『グリップはゴルフを握る』と言われますが、正にこのグリップはゴルフを握っているかもしれません。さらにいいスコアを目指そうという高齢者の人達は一度試してほしいですね」 ゴルフ歴60年、エイジシュート22回を誇る塩田さんが、改めてグリップの重要性を感じたという。塩田さんのように手に悩みを持つ高齢者の方は、是非一度自分のグリップをチェックしてみてはいかがだろうか。フィット感を変えるだけで全く違うゴルフの世界が広がるかもしれない。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/SJKmkKn6YXc?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>パーフェクトプロ Xライン ラバー</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/x-line-rubber-color.jpg" alt="パーフェクトプロ Xラインラバー" width="788" height="340" class="aligncenter size-full wp-image-43815" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60/M60R</li> <li>重量:49g±2g</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ホワイト、ブラック</li> </ul>   <h2>パーフェクトプロ Xライン コード</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/x-line-code-color.jpg" alt="パーフェクトプロ Xライン コード" width="788" height="360" class="aligncenter size-full wp-image-43837" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60/M60R</li> <li>重量:50g±2g</li> <li>カラー:レッド、Eグリーン、ブルー、スカイブルー、ブラック</li> </ul>   <h2>パーフェクトプロ Xホールド ラバー</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/x-hold-rubber-color.jpg" alt="パーフェクトプロ Xホールド ラバー" width="788" height="380" class="aligncenter size-full wp-image-43818" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60/M60R</li> <li>重量:49g±2g</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ピンク、ブラック、ブラック×ブラック</li> </ul>   <strong>Xホールド ラバー ミッドサイズ</strong> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60R</li> <li>重量:52g±2g</li> <li>カラー:レッド、ブルー、ブラック</li> </ul>   <h2>パーフェクトプロ Xホールド コード</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/x-hold-cord-color.jpg" alt="パーフェクトプロ Xホールド コード" width="788" height="380" class="aligncenter size-full wp-image-43820" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60/M60R</li> <li>重量:50g±2g</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ピンク、ブラック、ブラック×ブラック</li> </ul>   <h2>パーフェクトプロ Xホールド ハーフコード</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/x-hold-half-cord-color.jpg" alt="パーフェクトプロ Xホールド ハーフコード" width="788" height="380" class="aligncenter size-full wp-image-43821" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60/M60R</li> <li>重量:50g±2g</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ピンク、ブラック、ブラック×ブラック</li> </ul> ▼パーフェクトプロ製品カタログ電子版はこちら <a href="https://www.gew.co.jp/web_catalog/2018perfectpro" rel="noopener" target="_blank">https://www.gew.co.jp/web_catalog/2018perfectpro</a>
    (公開)2018年09月05日
    ゴルフクラブはヘッド、シャフト、グリップの3パーツからなっており、グリップはこれまで地味な存在に過ぎなかったが、にわかに注目を集めはじめた。さる80代のゴルファーがこう話す。 「年をとると手がカサカサするようになってね。だからぼくは、しっとりしたグリップが好きなんだ」 クラブとヒトの唯一の接点。それだけにグリップは大事なパーツといえるだろう。 地味だけど凄いグリップの力。その実力を多角的に検証しよう。 春先に起きた珍事 今春、一部のゴルフ専門店でちょっとした異変が起きていた。スポーツ量販チェーン・ヒマラヤの江崎隆夫チーフマネージャーがこう話す。 「クラブメーカーを含めた売上のトップ10に、グリップメーカーが入っているんです。これは珍しい傾向といえるでしょうね」 当然だろう。グリップの販売単価は2000円前後で、1本数万円のクラブとは比較にならないほど安い。それが、クラブメーカーの一角を崩して上位10社に入ったというから、驚くのも当然だ。 同様のコメントはヒマラヤに限った話ではなく、大手量販店のゴルフ5やヴィクトリアゴルフからも聞かれるなど、にわかに注目を集めている。 理由は、グリップの販売価格の上昇だ。販売本数は各店とも微減傾向にあるのだが、グリップ業界の巨人と呼ばれる『ゴルフプライド』を筆頭に各社とも高機能グリップを打ち出して、販売単価は上向きだという。 その一方、店頭での販売本数が鈍化したのは、ネット利用者が増えたこともある。ネットでグリップだけを購入し、これを店頭に持ち込んで組み替える。交換工賃は専門店の「グリップ売上」に計上されるから、販売本数は微減だが売上は右肩上がりというわけだ。 <h2>推計1300万本のアフター市場</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/grip2.jpg" alt="ゴルフ グリップ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47984" /> そもそも、国内市場にはどれぐらいのグリップが流通しているのだろう? この点に興味がわくのだが、実は正確な調査データはない。 代理店を通さない並行輸入や、これを仕入れて組み替える工房は個人店が多いため、数を捕捉できないのが実情だ。 そもそもグリップは「OEM需要」と「アフター需要」に大別される。前者はクラブメーカーが完成品につけて出荷するもので、こちらは数量が把握しやすい。問題は後者のアフター需要で、上記の理由から実態はわかりにくい。 グリップメーカーにしてみれば、大口需要が見込めるクラブメーカーは上顧客だが、その分単価は安くなる。そこで、カスタム需要の盛り上がりもあり、工房に高付加価値のグリップを売り込む傾向が強くなった。「アフター市場」が大きくなるほど実態が見え難くなるわけだ。 ただし、類推はできるだろう。カラーグリップの先鞭をつけたイオミックの古東義崇専務によれば、 「当社のアフター市場向けのグリップは、150万本程度の出荷量です。さらに調査会社の推計によれば、我々の国内シェアは1割弱となっています。だとすれば、国内のアフターグリップ市場は1500万本ほどになるわけですが」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/iomic.jpg" alt="iomic" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47995" /> そこでGEWは、国内の主なグリップメーカーにアフター用の出荷量と推計シェアを尋ねてみた。その結果、イオミックが推計する1500万本よりは少なく、「1300万本前後」の市場規模が妥当と考えられる。 この「1300万本」の市場を巡り、様々なメーカーが売り込み合戦を行っている。最大手のゴルフプライドを筆頭にイオミック、STM、ジオテック、ワークス、ウィン、スーパーストローク、ムジークなど十数社が、細長いゴム棒を懸命に売り込んでいる。酷暑の中、営業マンの苦労が察せられる。 <h2>グリップは意外に儲かる</h2> グリップの平均売価は、ウッド・アイアン用で1500円程度、パター用が3500円といったところで、有賀園ゴルフの有賀史剛社長によれば、 「交換の工賃は1本300円ほどで、グリップ自体は定価販売です。一見小さな売上ですが、長い目で見れば利益を確保できます。近年、クラブを自分用に組み立てるカスタムが注目を集めており、この傾向に照らせばグリップは市場活性化の起爆剤になるでしょう」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/grip-ko.jpg" alt="グリップ交換作業" width="788" height="525" class="size-full wp-image-47990" /> グリップ交換作業 クラブは割引合戦が常態化しているが、グリップは「定価販売」が通用するという。専門店がグリップに注力する一因だ。 それだけに、グリップメーカーの売り込み合戦は熾烈を極める。地味な部品だが、その性能を専門店に認識させ、ゴルファーに伝える作業が求められる。 その際、代表的な手法が「グリップ交換会」で、これに注力するのがSTMだ。同社の設立は2013年、プラスチック加工業を営むキンジョという会社が母体。樹脂系素材のエラストマーを使用した「異硬度二構造」という特徴を掲げてグリップ市場へ参入した。中村常務が参入当時を振り返る。 「当初は量販店に持ち込んでも、まったく相手にされませんでした。最大の課題は知名度の低さです。これを解決するためにプロとも契約しましたが、取引店は増えなかったのです。 そこで、自分たちでゴルファーに直接アピールしようとなりました。直接現場に出向いて、グリップ交換会を実施する。よければ買ってくださいと、直販にシフトしたのです」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/stm.jpg" alt="stm s-1" width="788" height="197" class="size-full wp-image-47979" /> STM S-1グリップ ゴルファーのグリップへの関心は薄い。それたけに、直接性能を体感してもらう施策が重要だった。 その足掛かりは、ゴルフ場運営大手のアコーディア・ゴルフだったという。まず、アコーディア系列の練習場2ヶ所に持ち込み、それぞれ2日間の交換会で各100本以上販売した。同社の戦略が面白いのはここからで、 「交換会で得た利益をすべてショップに還元したのです。グリップ交換は利益が取れる、そのことを売場に意識させたかった」 以来、同社は交換会に注力する。現在は年間150回で、3人の営業マンが常時1000本の在庫を営業車に積んで東奔西走。交換会は単に販売だけではなく、製品に対するゴルファーの声を直接聞けることも利点だという。 この点に同調するのがイオミックの古東専務である。 「消費者からグリップへの要望や改良点が聞けることは、開発にとって重要です。当社では年間60回ほど交換会を開催して、ブランドのファンを増やしています」 <h2>グリップ在庫6000本の工房</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/golf-remix.jpg" alt="CRAFT SHOP GOLF REMIX" width="788" height="525" class="size-full wp-image-47987" /> CRAFT SHOP GOLF REMIX グリップの重要性をアピールするショップも増えている。千葉県の工房、ゴルフリミックスは専門量販店も顔負けの物量作戦を展開。月間のグリップ交換量はなんと1000本にもなるのだとか。藤田典紀代表によれば、 「グリップの取引メーカーは約20社で、600種類を10本ずつとして6000本程度を在庫しています。ここまで大量に扱っている工房は珍しいと思いますが、その目的はゴルファーの選択肢を広げるだけではなく、工房の敷居を下げる狙いもあるんですよ」 ゴルフ工房は、初心者にとって敷居が高い。特に女性ゴルファーにとっては「怖そうなおじさんがエプロンつけて働いてる」と奇異に映る面もあるようで、心理的な圧迫感は否めない。銀座の高級寿司店と同様、入ったらいくらとられるかわからない、そんな不安感が顧客の広がりを抑制する。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/golf-remix2.jpg" alt="GOLF REMIX店内" width="788" height="525" class="size-full wp-image-47988" /> GOLF REMIX店内 藤田代表は、そんな疑念を払拭するためにグリップ交換を活用しているという。どういったことか? 「工房の初心者にはまず、低料金のグリップ交換から提案します。グリップを換えるだけで打ちやすくなる。そのことを実感してもらえれば、工房への認識も変わるでしょう。 千葉県はゴルフ銀座ですからね、研修生あがりのレッスンプロが多いんですよ。当店は20名ほどのレッスンプロと密な関係を築いて生徒を送客してもらっています。まずはグリップ交換を体験して、慣れてからクラブ販売につなげるという流れです」 「エプロンのおじさん」から高いクラブを売りつけられそう。そんな不安を払拭するには「工房慣れ」してもらう必要がある。低価格のグリップ交換は、その意味で最適な商材だとか。 <h2>ドライバーより儲かる?</h2> 長い目でみれば、価格競争に陥り難いグリップ交換は利益が計算できるビジネスといえる。まとまった量を捌ける専門量販店にしてみれば、地味ながら利益が計算できる商売だ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/grip3.jpg" alt="ゴルフ グリップ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47993" /> 前出の有賀園ゴルフは交換工賃300円だが、仮に月間1000本を交換すれば30万円、年間360万円の「純利」という見方もできる。 それがどれくらい魅力的なのか。たとえば1本5万円のドライバーを粗利2割で売った場合、1万円が手元に残る。するとグリップ交換で得られる360万円の利益は、ドライバー360本分の販売量に相当する。交換工賃は「技術料」だから、値引きを求めるゴルファーもいないだろう。 さらにグリップ自体も定価販売となれば、その粗利も加わるためかなりの利益を稼げるわけだ。専門店が重視するのも頷ける。 ただし、もっとも重要なのはグリップの性能アップ。いくらカスタム流行りの傾向とはいえ、グリップの性能が優れていなければ交換するメリットはない。この点、どうなっているのだろうか。実は、各社ともオリジナリティを発揮するために様々な工夫を凝らしている。 <h2>高性能グリップの実情</h2> グリップは地味な部品だが、ゴルファーとクラブをつなぐ唯一の接点であり、重要なパーツに位置づけられる。そのため各社の開発は素材、構造、デザイン等で差別化を図り、他社と優位性を競っている。 『ゴルフプライド』のグリップを輸入販売する日本フェィウィックは昨年10月、「アライン技術」を搭載した製品『アライン』を発売した。 野球ボールには制球するための盛り上がったライン(縫い目)がある。これと同じ盛り上がりをグリップの裏面に施したのが「アライン技術」で、従来のグリップに比べて表面硬度が50%高い専用素材(ファーマーマテリアル)を採用したとか。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/golf-pride.jpg" alt="GOLF PRIDE アライングリップ" width="788" height="300" class="size-full wp-image-47981" /> GOLF PRIDE アライングリップ これにより方向性と操作性が高まると同社は主張している。 また、樹脂系素材のグリップに先鞭をつけたイオミックは『Xグリップ』と『Stacky』を主力製品にしている。同社は豊富な色遣いでグリップをおしゃれに仕上げた実績があるが、実は独自の計測器を開発するなど構造の研究にも余念がない。 そのひとつが「グリップトルク計測器」だ。グリップには肉厚があり、スイング中、シャフトに接着された内側と手で握る外側がねじれ(トルク)てしまう。 そのトルク量を測定した結果、インパクト時のグリップの平均的なトルクは0.4~0.6mmであるとして、独自の算式で、0.1mmねじれると100m先の着弾地点で1.33mのブレが生じることがわかった。製品開発にはこの点をフィードバックさせたという。 一方、STMの『S-1』は「異硬度二層構造」を採用したもの。1層目に399個の星型を配した「土台」を設け、高硬度素材の採用でインパクト時のねじれを軽減させた。 星型の土台は滑りの軽減に役立つもので、2層目の表面は硬度の柔らかい素材でフィット感を改善。エラストマーを使った2層構造は素材の性質により、金型の成型が難しいため、金型メーカーの選定には苦労したという。 また、ワークスが販売する『パーフェクトプロ』は振動吸収性に優れた合成ゴムの「ABR」を採用し、インパクト時の衝撃を25%緩和できたという。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/perfectpro8.jpg" alt="パーフェクトプロ" width="788" height="525" class="size-full wp-image-43839" /> パーフェクトプロ 以上はほんの一例だが、各社とも独自路線で他社との違いを訴求している。 30年以上前の話だが、タイヤ各社は「黒くて丸いゴム製品」をブランド化するために、ブリヂストンが『レグノ』、横浜ゴムは『アドバン』など「スポーティなタイヤ」を意欲的に投入した。横浜ゴムはゴルフ市場へ参入する際、アドバンチームから人材を選抜して「プロギア」を立ち上げた経緯がある。 シャフトもかつて、クラブのパーツに過ぎなかったが、藤倉ゴム工業の『スピーダー』や日本シャフトの『950』がブランド化に成功して、付加価値商品に仕上げている。クラブメーカーのカタログには、シャフト各社の「ブランド製品」が掲載され、好みのシャフトを装着できることを謳っている。 換言すれば、クラブメーカーはシャフトメーカーの「ブランド力」に期待する面が大きいわけだ。 今、グリップ各社も同様の道を志向する。クラブメーカーの発表会ではシャフトの性能に言及するケースが多いのだが、グリップに触れることはほぼ皆無で、存在感はまだまだ薄い。しかし、部品からブランド製品に脱皮すれば成長の余地はまだまだある。カギは、グリップの重要性をどれだけ認識させられるかだ。
    (公開)2018年08月15日
    アメリカ生まれのラバーグリップ<strong>『PURE GRIP(ピュアグリップ)』</strong>と、飛び性能を引き出す二層構造グリップ<strong>『ROYAL GRIP(ロイヤルグリップ)』</strong>を永井プロに検証してもらいました。2つのグリップの実力は?   1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞   PURE GRIP(ピュアグリップ) <h3>工房の腕が発揮できる本当にニュートラルなラバーグリップ</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/fdr4.jpg" alt="FDR PURE GRIP(ピュアグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44992" /> 『ピュアグリップ』は、握った印象がとてもソフトですね。モチッとした質感で手に吸い付くようなフィーリングなので、使用者を選ばない。上級者から初心者までどんなタイプのゴルファーでも自然に握れますし、スイングの大敵である「力み」も解消できそうです。 『ピュアグリップ』の最大の特徴は溶剤を必要とせず、エアコンプレッサーで装着できること。一般的に溶剤を使うと固まるまで待たなければいけませんが、『ピュアグリップ』は装着後すぐにクラブが振れます。お客様にとっては直ぐに打つことができるので、満足度が高められます。 そしてもう一つの特徴が、グリップエンドが、一般的なものよりも細いこと。グリップエンドが太いと握るところが決まってしまうのですが、このモデルのように細ければ自分で持つ長さを調整できます。自分のフィーリングで握れるニュートラルなグリップなので、工房でもそれぞれの顧客に合わせやすく、店主の腕を発揮しやすいモデルともいえます。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/fdr1.jpg" alt="FDR PURE GRIP(ピュアグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44983" /> また、色も原色に近いポップなカラーなので、番手で色を変えるのも楽しそう。ドライバーは燃える赤で飛ばし、アイアンはクールなブルーで冷静にグリーンを捉える。そして、ウエッジはグリーン周りの小技をイメージさせる緑など、ショット毎に自分の意識とグリップのカラーをリンクさせるのも面白いでしょう。 <ul> <li>両面テープ/溶剤不要。エアーで装着しその場で使える。</li> <li>素材:合成ゴム</li> <li>サイズ:0.600ラウンド</li> <li>重量:48g±2g(ホワイトは52g±2g)</li> <li>色:ホワイト、グリーン、ブルー、グレー、レッド、ブラック</li> <li>価格:1500円+税</li> </ul> ※今回テスト、画像掲載しているのは『PURE PRO』モデル。表面にラジアルパターンを施した『DTX』や、パター用の「MIDSIZE PUTTER」も発売中。   <iframe src="https://www.youtube.com/embed/5W2YMlVxBaY?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>   <h2>ROYAL GRIP(ロイヤルグリップ)</h2> <h3>フェースローテーションをすごく実感できる繊細なグリップ</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/fdr3.jpg" alt="FDR ROYAL GRIP(ロイヤルグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44991" /> 『ロイヤルグリップ DL(デュアルレイヤー)』は、一層目(内側)を硬く二層目(外側)をソフトにして低トルクとソフトなフィーリングを実現。一層目の硬い素材をスタビライザーとして表面(二層目)に出すことで、柔らかい二層目の動きを抑制し、スイング中に余計なトルクが発生しないのが特徴だ。 実際に打ってみると、すごくしっかりしています。スイング中にグリップが捻じれないので、フェースが開いたり閉じたりといったクラブの挙動を直に感じます。自分がどういうスイングをしているのか、そのフィードバックが明確です。 例えば、ダウンスイングでフェースを開いたと感じればフェースを戻す。逆にフェースが閉じれば開くなど、スイング中のミスも修正できるわけです。グリップが自分のスイングで何が起きているのかを教えてくれるセンサーみたいな感じですね。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/fdr2.jpg" alt="FDR ROYAL GRIP(ロイヤルグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44984" /> 『DL』は、しっかり握れるので非力なゴルファーにもオススメできます。手元の感覚が繊細になるのでまずはウエッジに装着してほしい。きっとボールをしっかりと捉える手の感覚が習得できるはずです。 <ul> <li>構造:二層構造</li> <li>素材:エラストマー樹脂</li> <li>サイズ:0・600(バックライン有/無)</li> <li>重量:48g±1g</li> <li>色:ブラック/ブルー、ブラック/イエロー、ブラック/オレンジ、ブラック/ホワイト、ブラック/レッド</li> <li>価格:1850円+税</li> </ul>   <iframe src="https://www.youtube.com/embed/9q8O023iqb4?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>商品のお問い合わせ</h2> <strong>株式会社FDR</strong> TEL:フリーダイヤル0120-000-813(フラッグ内) <a href="http://fdrgolf.co.jp" rel="noopener" target="_blank">http://fdrgolf.co.jp</a>
    (公開)2018年06月27日
    1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 WINNグリップの『スパイラルプラス』にホワイト/レッドの新色が追加しました。ルール不適合ではありますが、この凹凸のラップタイプのグリップが、どのような機能を持って、どのようなゴルファーに効果的なのか? それを検証したいと思います。 試打した印象 アドレスしてボールに向き合った瞬間に、この凸部分の柔らかさ、厚みが、グリップすると押し返すような感触です。そのような特徴をもったグリップとゴルファーが、グリップを握ったりワッグルするなどショット直前の動作の中で、その凸部の適度な柔らかさや反発力で、余計な力みが排除されますので、良いイメージを持ってスイングを始動することができましたね。 よく例えられることですが、骨でグリップを握るという言葉があります。言い換えると、関節または骨格でグリップを握るということです。一方で筋肉でグリップを握る場合は、グリップを強く握ってしまい、これが力みに繋がるということで、力みのないグリップが骨で握るグリップです。 この『スパイラルプラス』は、骨格で握るグリッピングに自動的に誘ってくれます。それに加え、スイングが始まると遠心力でグリップに負荷がかかりますが、それがスイングの何処のポジションで負荷がかかっているのか、どのポジションで強く握り過ぎているのかが分かるグリップです。そのような意味ではスイングが向上するグリップだと思いますよ。 <h2>どのようなゴルファーにオススメ?</h2> この凹凸の部分が手の平に引っ掛かりますから、握力の弱いゴルファーや力むゴルファーには最適です。また、グリップを強く握り過ぎてグリップの摩耗が激しいゴルファーなどには、原因を追及するために活躍しそうなグリップです。 それに加え、ほぼ触らないグリッピングや触っている程度の握りで十分機能するグリップですから、アプローチウエッジなどに装着して、様々な力加減で「寄せ」を磨くには最高のグリップではないでしょうか。そのような意味では、ゴルファーにとって『スパイラルプラス』の活用方法は、スコアアップに繋がりそうですね。 外見的にもインパクトがありますから、13本全部交換するのはゴルファーにとって勇気が要ることかもしれません。ですから、まず、アプローチウエッジ1本から装着してみるというのも、ゴルフが上達して楽しくなる第一歩だと思います。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/PRHdBMdpLSQ?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>商品データ</h2> 日本市場専用モデルのウッド・アイアン用グリップ『スパイラル プラス』に新色ホワイト/レッドが追加発売される。特長は商品画像の通りで、ラップ式だがその中央が盛りあがっており、その高さは2mm。 米ウィン社は近年、釣竿用グリップの製造販売にも乗り出しており、釣竿用グリップ『コンツアー』をヒントに日本主導で開発されたのが『スパイラル プラス』というわけだ。その特徴は、手の引っ掛かる凹凸感だろう。 重量は48g±2g、サイズは内径 0.60、素材はドライETXで、柔らかさや衝撃吸収力などは、通常のウィングリップと同様で、軽く握ることで体全体の力が抜けて、一体感の生みスイングを安定させるという。 <h2>商品のお問い合わせ ブロッサム</h2> TEL:03-5470-1582 <a href="http://www.blossom-trade.com" target="_blank">http://www.blossom-trade.com</a>
    (公開)2017年11月09日
    ゴルフプライドを展開する日本フェィウィックは10月から順次、『MCCALIGN』の『MCC Plus4 ALIGN』をスタンダードサイズ、ミッドサイズをそれぞれ発売する。 グリップの裏面に注目してもらいたのが、このグリップ。「ALIGNテクノロジー」と呼ばれる、独自のパフォーマンス素材で作られた稜線(盛り上がった線)がグリップ裏面に配してあり、グリップを握る際に毎回同じように手を添えることが可能という画期的なグリップだ。 この「ALIGNテクノロジー」は4つの特徴から形づくられているが、その盛り上がり自体を「レイズドリッジ」(下記)と呼び、これによってクラブフェースが何処を向いているのかが分かる仕組みになっている。 <a href="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I01.jpg"><img class="wp-image-32272 size-thumbnail" src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I01-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a> レイズドリッジ その「レイズドリッジ」は、その他の部分のゴム素材より、硬さが約50%も硬い「ファーマー・マテリアル」(下記)という素材で「レイズドリッジ」自体を強烈にアピール。 <a href="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I02.jpg"><img class="wp-image-32275 size-thumbnail" src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I02-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a> ファーマー・マテリアル 加えて、「レイズドリッジ」の両側には溝「CARVED CHANNEL」(下記)が刻まれており、ゴルフクラブにグリップを装着した際に感触が際立つように設計されている。 <a href="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I03.jpg"><img class="size-thumbnail wp-image-32280" src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I03-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a> 「レイズドリッジ」両側の溝「CARVED CHANNEL」 そして最後のテクノロジーが「マイクロ・ダイヤモンド・テクスチャー」。これは盛り上がり部分「レイズドリッジ」に施されたパターンで、グリップを握った際に食いつき感と一貫した手のポジションを提供するデザインだ。 <a href="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I04.jpg"><img class="size-thumbnail wp-image-32281" src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I04-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a> マイクロ・ダイヤモンド・テクスチャー 『MCC ALIGN』と『MCC Plus4 ALIGN』は、ともにスタンダードサイズとミッドサイズをラインアップしているが、クラブを短く持つ場合もあるウエッジなどは、グリップした時に右手部が細くならない『MCC Plus4 ALIGN』を選ぶなど、クラブの用途に合わせてその太さを選択可能だ。 テスト試打を行ったゴルフ工房「ゴルフマジック」代表の鹿又芳典氏は、「MCC ALIGN」を絶賛しており、 「こんなにも手の中で緩まずにフィットするグリップは初めて!」と太鼓判を押している。さらに、 「フィット感が高いので、余計なチカラを入れることなく軽く握ることができます。軽く握ることができれば力まないから、クラブを速く振ることもできるし、バンカーショットやラフからのショットのような抵抗を感じるショットでも、フェースのコントロールがしやすい。オススメのグリップです」と付け加えている。 <img class="aligncenter wp-image-32282 size-medium" src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I05-300x93.jpg" alt="" width="300" height="93" /> 10月より順次店頭にお目見えするので、まずはゴルフショップで「MCC ALIGN」を握ってみよう。 商品の問い合わせは日本フェィウィック・ゴルフ営業部へ、03-6262-6176。
    (公開)2017年10月26日
    ローズマークグリップの日本代理店であるテイクバックはこのほど、『ROSEMARK GRIP 1・38』を発売した。 六角形のパターグリップで、知る人ぞ知るグリップ。人間の手の平の関節にフィットするような形状で、ヘキサゴン理論に基づく六角形デザインが、手、指、手のひら、指関節に完璧にフィット。 グリップに余計な力が加わらないことで「テンションフリーストローク」(緊張しないストローク)を実現。安定したパッティングストロークと高い再現性をもたらすという。 世界No1プレーヤーになったリディア・コが使用したことで注目を浴びたグリップだ。 今回はそのシリーズに『1・38』が追加発売。1・38というのは、グリップの太さをグリップエンドの縦の長さで測ったサイズ。単位はインチで、1・38は縦の長さが約3・5㎝。これまでの『1・25』は約3・2㎝、『1・52』は3・8㎝だから、中間のサイズということになる。また長さも『1・25』そして『1・52』ともに約28㎝だったのに対し、『1・38』は約33㎝と比較的長いグリップという位置づけだ。 これまでの『1・52』は、その太さで直線的なストロークを導き、ストロークの高い再現性をサポートするグリップ。一方の最も細い『1・25』は、その細さから伝わる打感のフィードバックをゴルファーが感じ取れるとグリップとして展開していた。その間となる『1・38』は打感と操作性を融合したモデルとして展開していく。 カラーラインアップはブラック/シルバー、オレンジ/ホワイト、パープル/ホワイトの3色を展開する。価格は1本4800円と高額だが、アイアンなどのグリップを複数本交換するより、パターグリップ1本のグリップ交換が、リスクも少なく、チャレンジしやすい。世界No 1プレーヤーを支えた「ローズマークグリップ」を試す価値はありそうだ。
    (公開)2017年09月11日
    悲願の全英オープン制覇を成し遂げたジョーダン・スピース。その14本すべてに装着されているのが、近年ツアーでも勢いを増しているスーパーストローク。 スイングクラブには『S-Tech』(黒、写真は青)、そしてパターには『FLATSO1.0』を装着し、通算11勝目、メジャー2勝目となる価値ある勝利を成し遂げている。 スーパーストロークが知名度を上げたのは日米のツアーで使用され、その独特の極太グリップが多くの勝利に貢献したことでメディアに取り上げられることが多くなった。 パター用の多層構造グリップが独特の柔らかさと、太さによる手首の余計な動きを抑制する特性がプロ・アマ問わず、多くのゴルファーに受け入れられている。 <img src="https://www.gew.co.jp/news/wp-content/uploads/sites/5/2017/07/170724Y3.jpg" alt="" width="651" height="155" class="aligncenter size-full wp-image-28690" /> 最近ではパター用グリップのサイズバリエーションも増加し、様々なゴルファーに受け入れられるとともに、ラバー製スインググリップ『S-Tech』、多層巻きウレタン系スインググリップ『クロスコンフォート』もラインアップし、パター用だけではなくスインググリップも脚光を浴びている。 今回のジョーダン・スピースの全英制覇によって、さらに注目されそうだ。 商品の問い合わせは販売代理店スポーツティエムシーへ、03-3769-5021。 <a href="http://www.superstrokejapan.com/" target="_blank">スーパーストロークwebサイト</a>
    (公開)2017年07月24日
    永井延宏プロがWINN グリップ WINN プロ Xを徹底検証! その評価は? 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 チェックポイント <ul> <li>使うパターヘッドはシャープか、大型か?</li> <li>右手、左手の仕事量でサイズを選ぶ</li> <li>流行のパッティングスタイルならミッドサイズ</li> </ul> <h2>ヘッド形状、ヘッドからの情報取得量で選べる4サイズの『ブロッサム/WINN PRO X』</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/1706winn_1.jpg" alt="ブロッサム WINN グリップ WINN プロ X" width="650" height="433" class="aligncenter size-full wp-image-936" /> まずは見た目がビビットで、デザイン性に富んでいますね。 最初に試打したのが、スタンダードサイズです。スタンダードサイズはピストル形状が一番分かり易い形状で、左右の手の仕事の役割が違います。 左手の握る部分がやや細身で、左手で支えて、右手でストロークするゴルファーに最適。また、ヘッドサイズはコンパクトでフィーリングを感じやすいようなヘッド形状のパターに装着することで、インパクト時の打感、振動を感じながらストロークできるグリップです。   次にミッドサイズです。ミッドサイズもピストル形状ですが、サイズアップしたことで側面のアーチが緩やかになります。それによって左右の手のフィーリングの違いも少なくなってくるサイズです。 このグリップではスタンダードサイズのグリップより、ヘッドサイズの許容範囲が広くなります。具体的にはマレット形状のパター、フェースバランスのパターなどにもマッチします。 また、グリップ側面の左右形状に差異が無いことで、クロスハンドやクロウグリップなど、最近トレンドのグリップにも対応するでしょう。   次にオーバーサイズです。オーバーサイズからグリップ正面のフラット度合いが強くなりますね。 スクエア感も強調されており、手元の情報(面や線)を感じやすい形状ですので、ラインを出す、フェース面をコントロールするなどパターの方向性の操作を、手元の情報で行いたいゴルファーにとって、オーバーサイズの形状が生きてくると思います。   最後にウルトラビッグサイズです。オーバーサイズを大きくしたグリップですが、このウルトラビッグサイズは太・軽なグリップです。もちろん、フラットな面を感じますので、オーバーサイズと同様に手元の情報でパターをコントロールする。それに加え、距離も手元の情報で操作するグリップという位置づけですね。 総合的には、ターゲットとなるゴルファー、使うパターが明確で、フィッティングしやすいグリップです。 <iframe width="788" height="443" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/jOmOfXQJxGw?rel=0&amp;controls=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>商品データ</h2> 4月下旬、ウィングリップの日本代理店であるブロッサムは2013年に発売した『WINN PRO X』に新色・新サイズを追加した。 『WINN PRO X』は、「より速いグリーン、より少ないストロークアクション」との考えから、数多くのツアープロを指導してきた世界No.1コーチのブッチ・ハーモン氏と共同開発したモデルで、太グリップ・ノンテーパー形状というのが特長だった。 今回の追加ラインアップは、形状もピストル型になった。サイズは、スタンダード(M8-WPX/55g±2.5g)、ミッドサイズ(68-WPX/74g±3.5g)、オーバーサイズ(78-WPX/75g±3.5g)、ウルトラビッグサイズ(J8L-WPX/53g±2.5g)と4モデルを用意。 素材はDRY-ETXを採用して全天候対応型で、吸着力と滑り防止パフォーマンスを提供し、ショック吸収性を携えた柔らかく、クッション性の高い手触りが特長。さらに、形状的にはピストル形状に加え、グリップ正面がよりフラットになり、ターゲットに合わせやすい形状になっている。 ■価格 スタンダードサイズ:3800円 ミッドサイズ:3900円 オーバーサイズ:4100円 ウルトラビッグサイズ:4800円 <h2>商品のお問い合わせ ブロッサム</h2> TEL:03-5470-1582 <a href="http://www.blossom-trade.com" target="_blank">http://www.blossom-trade.com</a>
    (公開)2017年06月23日