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    ハッシュタグ「グリップ」記事一覧

    佐々木製作所が2025年2月14日、グリップ市場へ新規参入を果たした。国内一貫生産を武器に成型機をはじめ混合機や乾燥機など6000万円を投じた自社工場「SASAKI FACTORY」(茨城県北茨城市)を訪問し、同社の佐々木謙彦社長に話を聞いた。 まずは動画で <iframe width="788" height="488" src="https://www.youtube.com/embed/OAYXJ6FvFWM?si=INSnAB5-Cxarulrt" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> <h2>ゴルフサバイバル覇者・飯島早織プロも愛用する「GMASTER」グリップ</h2> 「永年培った射出成型技術を応用し、自社開発したゴルフグリップが遂に完成しました。一人でも多くのゴルファーに使ってもらいたいですね」 そう語るのは佐々木製作所の佐々木謙彦社長。2月14日、エラストマー素材の『GMASTER(ジーマスター)』で、群雄割拠のグリップ市場に参入した。 同社は1973年、謙彦社長の父・佐々木謙一氏がプラスチック加工で創業した。現在は自動車やバイクの緩衝部品はじめ、エレベーターのローラ製造が主力だ。23年の売上は約6億5000万円、社員数は42名。他にも和菓子・餅類製造販売の佐々木食品が関連会社に連ね、看板商品の『揚げもち』は月産130万本の人気商品だとか。とはいえ、製造業ならではの悩みを抱えていたようで、 「OEM製造は、指示されたものを指示通りに納めて成立するスタイルです。生産量が増えれば恩恵を受けられ、案件をこなしていくことで製造技術のノウハウを蓄積できるメリットがあります。一方で受託量に左右されるため利益がなかなか安定しません。自社ブランドの確立は、喫緊の課題でした」 と話す。 <h2>総工費6000万円を投じグリップ工場を新設</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-87261" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/04/0K7A5316.jpg" alt="" width="788" height="525" /> そこで、2年前に佐々木社長が4名の社員を中心にゴルフ事業部を新設。なぜ、ゴルフ業界に進出することになったのだろうか。 「私の強みは、33年のゴルフ経験です。知識、技術、人脈に加えてゴルフ愛があります。ゴルフ事業にはずっと関心を持っていて、今回のプロジェクトは、会社と私の2つの強みを掛け合わせた自社開発品へのチャレンジです」 と、前置きしてこう続ける。 「得意分野である生産・生産管理・品質管理を活かしつつ、50種類以上の材料を試してオリジナルエラストマーを材料メーカーと開発しました。さらにゴルフに情熱を持ちながらも⾧年数千種類もの工業用部品の設計・材料開発に携わってきた技術者を招聘。試作品のテストを含めると発売まで2年の歳月を費やしました」 佐々木社長は高校ゴルフ部出身で、HDCP1.1の腕前ということもあり、生産・品質の強みと設計技術を活かしゴルフとの親和性を見出した。 <img class="alignnone size-full wp-image-87302" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/04/sasaki_OEM-scaled.jpg" alt="" width="2560" height="1920" />GMASTER OEM Ver. 既存の工場敷地内に新工場(約40坪)も竣工。総工費6000万円を投じる力の入れようで、 「県内には、エラストマーグリップのメーカーや金型製造の経験がある企業はありません。でも、茨城県には優秀な企業がたくさんあります。製品のモデリングを今橋製作所(日立市)に、金型製作をいがり産業(笠間市)にお願いしました。量産体制も整い最大で月産5万本の製造が可能です」 <h2>クラフトマンにも寄り添うGMASTER 特殊加工技術でOEMにも注力</h2> そして、メイドイン茨城の技術により発売に漕ぎ着けたのが、オリジナルエラストマーを使用した『GMASTER』で、チェッカープレートより着想した機能的なデザインは、雨や高湿度下でのプレーにおいてもグリップ力をキープ。装着性にも拘っており、 「あらゆるグリップメーカーを研究し、実際に使用するゴルファーだけでなく、グリップ交換を行うクラフトマンが装着しやすい寸法・設計と自負してます。我々グリップメーカーにとってのお客様は、使用するプレイヤーと販売店ですが、クラフトマンにも寄り添っています」 <img class="size-full wp-image-87263" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/04/196A1425.jpg" alt="" width="788" height="525" /> GMASTER(ジーマスター) スタンダードサイズの重量は49g±1g、独自のマルチロゴカラーを施した3色を含めた全9色を投入。価格は1980 円。後発ゆえに製品の差別化が課題だが、ロゴ部分に独自性を打ち出しており、 「通常のグリップですと、刻印してから着色を行いますが、『GMASTER』では逆に文字が立体的に浮き上がるよう特殊加工を施しています。周辺を若干凹ませて、ロゴ部分はグリップ外周からはみ出さないよう設計にも配慮しました。特許申請中で、ブランド名や店名などオリジナルで名入れが可能です」 ロゴの色は単色以外も可能で、ロゴデータがあれば、調整後5分程度でサンプルが完成。即日サンプルが出せるという。また、通常よりも版代コストを大幅に削減できるメリットを活かし、OEM製造にも注力する方針だ。 ロゴやパッケージなど、ブランドに関わる全てのデザインはアートディレクターの池崎哲也氏が担い、販売代理店は、BIRTHに決まった。 今後、ミッドサイズグリップを今夏までの発売を目指していて、パター用グリップも開発中。さらにパターアライメント練習器具『GMASTER KAIZEN』(特許申請中)の量産化へ向け現在最終の詰めを急いでいる。 〝メイドイン茨城〟で地方創生も担う佐々木製作所の夢ファクトリーが動き出した。 お問い合わせ:株式会社BIRTH info@gmaster-golfgrip.com <a href="https://gmaster-golfgrip.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://gmaster-golfgrip.com/</a> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/04/0Z9A9874.jpg" alt="佐々木謙彦社長" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-87260" />
    (公開)2025年04月27日
    ヨネックスは9月下旬、本来は廃棄されるはずの茶殻を配合したグリップ『茶殻配合グリップ』を発売する。 同グリップは伊藤園の「茶殻」を有効活用する独自のアップサイクルの取組み「茶殻リサイクルシステム」とコラボしたもので、素材に茶殻リサイクル材を使用。消臭・抗菌機能を実現している。エンドキャップ先端にはお茶を連想させるディープグリーンを採用する。 実際に手に取るとほんのりお茶の良い香りがし、清潔感がある。またグリップすると手への吸着力も感じられる不思議な握り心地だ。 近年SDGsが叫ばれているが、ゴルフ業界、特にゴルフ用品メーカーは対応が遅れている。そんな中、今作のようなエコ素材を活用したグリップを同社が発売することは、用品メーカーのSDGsの具体例として価値がある。同グリップはカスタムや単品販売にも対応予定。販売現場においても、性能だけでなく開発の背景を伝えることでゴルファーの所有感も高まりそうだ。 ■製品概要 素材:エラストマー(合成樹脂)、茶殻リサイクル材 原産地:日本 スペック:口径60、重量50g 価格:1650円 発売日:9月下旬
    (公開)2024年08月13日
    ゴルフグリップは、ゴルファーとクラブの唯一の接点だ。エラストマー素材を使用したゴルフグリップは他にもあるが、wellmxsが展開する『ウェルミックス』グリップは、人間工学的なグリップ設計をもとに作られた「世界にひとつだけのグリップ」がコンセプト。なかでもフラッグシップモデルの『ハイパー』は上下196種類に及ぶツートンカラーマッチにより、デザイン性だけでなくプレイヤーの飛距離向上と正確な方向性にもこだわっている。 その『ハイパー』をはじめ、『スーパー』、『ゴルファー』の3タイプを永井延宏プロが徹底検証を行った。 <h2>まずは動画で</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/GKSSaxqD15A?si=CEoW6U40Lmwcqj8z" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> <h2>Hyper 各1本3800円</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_1619.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="aligncenter size-full wp-image-82386" /> 6重射出構造でグリップの部位別硬度を変え、プレイヤーの最適なグリップ感と正確性を実現するフラッグシップモデル。高硬度コア構造物は市販品比で30%以上高い特殊硬度のエラストマー素材で構成。パターンデザインが加工された外部カバーはソフトな材質を採用し汚れにくいのも特筆される。表面部分はウェーブパターンが施され緻密に計算された摩擦面積を形成している。汗や雨に濡れた劣悪な環境でも排水性能に優れる全てのパターンが連結されて流れるデザインをあしらっている。 「『ハイパー』は左手と右手部分のパーツが分かれ、硬度を変えていますが、特に左手のしっかりさが伝わってきます。また、シャフトをダイレクトに握っているような感覚やクラブが離れていく力を感じます。それに対して、自分が引っ張っていく方向へ制御しやすい印象があります。また、上下196種類のカラーバリエーションから選べるので、オンリーワンを好むゴルファーにとって朗報といえるでしょう」(永井プロ談) <h2>Super 同2400円</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_1615.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="aligncenter size-full wp-image-82387" /> ボリュームゾーンに位置し、グリップ表面に採用されたソフトエラストマーと内部の強力なコア構造物が結合したDuplex構造を採用。また、上下の2段階を通じてトルクが強く発生する部位には、より硬度を高めたパターンデザインが反映されており、インパクト時のトルク抑制に繋げている。 「左手と右手フィーリングの違いを明らかに感じますので、インパクト前後に左と右の拳が入れ替わる印象です。技術的に左と右が同じ方向に動いてしまうというのは、あまり良い動きになりません。インパクト付近から左右の拳が前後・左右・上下と三次元に入れ替わっていくとクラブが心地よく動いてくれます。左手と右手のフィーリングの違いというのが、無意識に良いスイングへ働きかけてくれます」(永井プロ談) <h2>Golfer 同1800円</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_1631.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="aligncenter size-full wp-image-82388" /> エントリーモデルだが、『Hyper』『SUPER』など同社のすべての製品に適用される先端5軸金型加工技術により製作。独創的なエンボスパターンと特殊エラストマー素材を通じて耐久性とグリップ力を両立。 「表面加工は左右の切り替えのないタイプで、全体的にエンボス加工が施され凹凸感がかなりありますね。しっかり感があり、シャフトをダイレクトに引っ張っていける。軽量のアイアンスチールシャフトに装着して打ちましたが、グリップごとグーッと引っ張っていける感じがありました。どちらかというと軽量スチールは中間部分の中折れが気になるんです。でもこのグリップだと、密着度が非常に高いため、身体の左サイド方向に引っ張っていけて、ドロー系のボールが入りやすい。一体感のある証で、身体の動きとリンクしやすく、3タイプの中では、どちらかというとソフトフィール」(永井プロ談) <h2>総括</h2> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> 今回の試打を通じて、エラストマーググリップのイメージが大きく変わりました。「ウェルミックス」はひとくちで言うとコードグリップのような位置づけですね。ラバーのコードグリップというのは、非常にしっかり感がありますが、エラストマー素材の特徴であるフィーリングの良さに剛性感を加えています。 私は『スーパー』が気に入りましたが、左手と右手のフィーリングが明らかに違うんですね。それがスイング中に作用して、結果的に手元の動きがスムーズになる仕組みです。特に短いクラブで重要になってくるのが球の操作性で、ショートゲームでは、タッチやフィーリングに繋がってきます。小さな動きでも、右と左が別方向に動くということが意識しやすいので、距離感も合わせやすいと思います。 3タイプすべてに共通するのが、手とグリップ、そしてシャフトとの一体感です。シャフトを直接操作しているようなレスポンスの良いグリップで、それがエラストマー素材で完結できている。『ウェルミックス』は、エラストマーグリップの新しい世界を開いたといっていいでしょう。 日本ウェルミックス お問い合わせ:TEL042-578-9282  <a href="http://wellmxs-japan.co.jp" rel="noopener noreferrer" target="_blank">wellmxs-japan.co.jp</a>
    (公開)2024年08月07日
    スーパーストロークが大きく進化している。それを具現化したのが『ZENERGY』(ゼナジー) シリーズ。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/style.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82076" /> フラットな正面に丸型の「TOUR」、五角形の「FLATSO」、そしてピストル形状の「PISTOL」がラインアップし、サイズ、カラー展開も豊富だ。 今回は永井延宏プロがそれらを代表して『TOUR2.0』装着パターをテックポートを変えながらテスト。その実力を検証した。 さらに、『ゼナジー』合計10種類(モデル、サイズ別)のグリップに対して、永井延宏プロがワンコメでヘッド、ゴルファーとの相性などを説明する。 <h2>まずは動画で</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/ijXLlUDS58g?si=2lSVT712IgjL54Wy" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> <h2>バランスポイントを変えて手元の緩みを解消できる</h2> <strong>テックポート25g装着で試打検証</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/teckport25.jpg" alt="" width="788" height="282" class="alignnone size-full wp-image-82061" /> 振り心地が変わりますね。少しだけ重心が体に近づいた感があります。手元を止めて体の動きでストロークをしていくといった動きと相性が良いですね。自然に振りが小さくなっていきます。 <strong>テックポート50g装着で試打検証</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/teckport50.jpg" alt="" width="788" height="170" class="alignnone size-full wp-image-82063" /> 50gを装着すると、確実にクラブの総重量はアップしているにも関わらずヘッドを軽く感じますね。それがいわゆるバランスポイントが手元に来て、手元が静かに動かせそうなので、高速グリーンなどでデリケートなタッチを出すのに合いそうな感じがしますね。 <strong>テックポート75g装着で試打検証</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/teckport75.jpg" alt="" width="707" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82065" /> 75gの「テックポート」になると、それ自体に長さがありますので、右手で握るところまでウエイトが入ってきている感じです。そうなると左右のグリップの中にウエイトがあるという感覚で、それを動かしている感覚。ショートパッドで手元が流れない。 <h2>三つの形状~モデル・サイズ別評価~</h2> <strong>フロントがフラットの円筒型で、握りやすく方向が出しやすい「TOUR」シリーズは、Tour 1.0、Tour 2.0、Tour 3.0、そしてTour 5.0の4つのサイズ展開で、エンハンストスパイン™テクノロジーと新しいマルチゾーンテクスチャリングを組み合わせたツアーシリーズ。</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/tour.jpg" alt="" width="719" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82067" /> TOUR1.0   ブレードパターなど、シャープなパターとの相性GOOD。 TOUR2.0   相性の良いヘッドは、ずばりネオマレットです。 TOUR3.0   ノーテーパー感が強くなり、機械的にストロークしたいゴルファーへ。 TOUR5.0   手元側の重量だけでも結構感じるので、大型マレットにはオススメ。 <strong>独特の五角形「Flatso」形状は、5つのエッジを備えた幅広でフラットなフロント形状で方向が出しやすいモデル。</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/flatso.jpg" alt="" width="931" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82069" /> FLATSO1.0   自然とアドレスの腕の形が5角形になり、フラット面を意識してストロークするから、フェースバランス、センターシャフトのパターに相性抜群。 FLATSO2.0   五角形をリアルに感じ、より下から支える感じで、デリケートな高速グリーン向け。 FLATSO3.0   五角形というよりボックス型。丸型を感じるようなデザインのパターと合わせるとイメージが出しやすい。 <strong>オーソドックスなピストル形状を現代風にアレンジし、左手(バットエンド側)が、ピストル形状でしっかりと握ることができ、右手(チップ側)はノーテーパーテクノロジーにより余計な動きを抑制。</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/pistol.jpg" alt="" width="788" height="425" class="alignnone size-full wp-image-82070" /> PISTOL TOUR   ピストル型は左手の下から持つような添え手部分が特徴。重心距離の長いL字パターなどと相性が良い。 PISTOL1.0   グリップ側面の平行感と下から左手を添える感じは、クローグリップのゴルファー向け。 PISTOL2.0   左手にグリップがスッポリ入り、手がロックされる感覚。パター、ゴルファーを選ばないマルチなグリップ。 <h2>スーパーストローク 4つのテクノロジー</h2> <strong>ノーテーパー テクノロジー</strong> スーパーストロークの特許技術である「ノーテーパー テクノロジー」は、バットエンドとチップエンドの幅がほぼ一定で、テーパーしていない(先細りしていない)形状。この形状より、手首の余計なローテーションや動きを抑え、パターストロークを安定。 <strong>テックポート</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/teckport.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82077" /> グリップにウエイトを装着してカウンターバランスの効果を得たり、自分好みの重量に変えられる「テックポート」が多くのモデルに採用。 <strong>新スパインテクノロジー</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/spine.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82072" /> グリップの下側に沿って改善されたエンボス加工されたリッジを持ち、インパクト時にフェースを固定するのが容易になるように設計。 <strong>新マルチゾーンレイヤー</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/multi.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-82074" /> グリップの側面はソフトなポリウレタン製アウターレイヤーからのフィードバックと快適性を最適化するために、高感度エリアにテクスチャーを意図的に配置したデザイン。 お問い合わせ:ライト株式会社 TEL03-3918-3175 <a href="https://golflite.co.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://golflite.co.jp/</a>
    (公開)2024年07月11日
    ティエムシーエンタープライズが展開するゴルフブランド『SUSAS(スウサス)』は8月、標準モデルから樹脂硬度を10度抑えた『SUSAS utm VA』を全国の取扱店にて発売した。 従来、同社グリップ主要製品の樹脂硬度は50度(標準)、55度(少々硬め)、60度(硬め)のラインアップとなっていたが、多くの幅広いゴルファーからのフィードバックを得て改良。初のソフトタイプが誕生した。また他社グリップではソフトタイプの多くの製品が太め、重量50g以上の製品が多い中、同製品は標準の太さで重量は46gと微軽量帯になっているため、ジュニアからシニア層まで幅広いゴルファーにマッチしやすいモデルとなっている。 なお色はスカイブルーとグレーの2色で、バックラインの有無を選択できる。価格は1本1980円(税込)
    (公開)2023年09月20日
    『JOPグリップ』というグリップを知っているだろうか? 独自の開発思想で多くのツアープロを勝利に導いたグリップだ。そんな同社から新たにアイアン・ウッド用のグリップが登場した。 ゴルファーに起きているスイングのエラーとクラブの動きの特徴を徹底的に研究し、独自の形状と構造に落とし込んだ、その名も『ZUNDO』(ずんどう)という新モデル。 そこでグリップに精通する、「ソクラテス永井」こと永井延宏プロが『ZUNDO』を徹底試打&解説する。 <h2>【動画】永井延宏が『ZUNDO』を試打</h2> まずは永井プロによる『ZUNDO』の試打&解説を動画で観てもらいたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/ayl9EYEiOYs" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <h2>遠心力に負けない『JOPグリップ』の構造</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP5.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78333" />   <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> 独自のコンセプトを形にしたパター用グリップで多くのツアープロに愛用された『JOPグリップ』。そのJOPがアイアン・ウッド用のグリップも展開していました。そこにはパター同様、オリジナルのコンセプトが入っています。 特徴としては80g台、100g台、130g台と重量級のグリップになっており、ともするとカウンターバランスと思われがちですがそうではありません。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP3.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78329" /> グリップ単体のバランスポイントを中心に配置し、グリップのテーパーをなくして、全体の肉厚を変えないようにすることで、クラブ全体のバランスポイントが手元寄りにくるような構造にこだわっています。それによって特にトップの位置での左手の収まりや、フェースコントロールのしやすさに寄与しています。 私もよくレッスンで生徒さんに「引っ張りっこ」という表現を使うのですが、クラブのバランスポイントを感じ、クラブを振った時の遠心力に負けないようにクラブコントロールをすることがゴルフスイングにおいては重要です。その意味でもJOPグリップの構造はゴルフスイングの仕組みにリンクしていると言えそうです。 <h2>右手の滑りにくさ&どこでグリップしても同じ握り心地を実現</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP2.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78328" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> そして、そのコンセプトを踏襲し、52gとスタンダードな重量帯として発売したのが今作の『ZUNDO』(ずんどう)です。 早速『ZUNDO』をグリップしてみましたが、ファーストインプレッションとしては、表面にしっとり感がありつつ手に吸いついてくるような感覚があります。それとやはり寸胴形状で右手が太くなっており、右手の滑りにくさを感じるので、手汗や雨でグリップ表面が濡れている場合でも安心感があります。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP4.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78330" /> 実際にプロゴルファーでも寸胴形状になるようにテープの下巻きを変えている方もいます。しかし通常のグリップでテーパーをなくすようにするとなると、おそらく下巻きが4~5枚は必要で、グリップ本来の重量が見えなくなってしまいます。その意味でも、今作のようにグリップがそれをカバーしてくれて、さらに肉厚も均等でグリップ単体のバランスもほぼ中央にきているというのは非常に信頼感が高いと思います。 それとやはりノンテーパー形状なので、左右の手に均等に力が入るのと、ショートアイアンやウエッジでクラブを短く持った時の握り心地に差がありません。 <h2>味方ができた!</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/ZUNDO6.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78336" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> まずアイアンを試打しましたが、1発撃っただけで「味方ができたな!」という感じです。スイング中のクラブヘッドのうねりや遠心力に対して、手元のお友達感が非常に強いんですね。 そこで2発目は自分のお友達的な『ZUNDO』を信頼して、一緒にグッとクラブを押し込んでいけたので、厚いインパクトで自分のイメージ通りの弾道が出ました。 一般的なテーパー形状のグリップだと、どうしてもグリップエンド支点という感覚が出てしまい、ヘッドがグッと動いた時に右手がコントロールできなくなってしまいます。 グリップエンドに支点ができると、どうしてもクラブが振り子的に動き、遠心力でクラブがどんどん体から逃げてしまう。そうなると腰が前に出てフェースが開く。それをいかに手元で戻そうとしても言うことを聞きません。 それに対して今作はグリップ全体が塊となって自分の体のコアとリンクしてくれる。そうするとよく私が「X型」と呼んでいるのですが、自分を中心にクラブが交差するような現代的なスイングの形が作りやすい。 言い換えるとグリップを縦ではなく横に動かすイメージが作りやすい感じです。その意味で信頼感のあるグリップだと言えます。 <h2>ドライバー軌道を大谷翔平打法に導く</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP7.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78367" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> 続いてドライバーでも試打してみましたが、なるほど!という感じで、また一つ新しいヒントがグリップから入ってきました。 というのも、通常のグリップに比べて今作は右手の重量感があるので、その重さがクラブを理想的なトップの位置に連れて行ってくれる感覚があります。 そしてダウンスイングでは、今度はその重さがテコのように働いて、グリップエンドを上に引き上げながらインパクトを迎える動きが作りやすく、クラブ全体が自然とアッパー軌道に入ってきます。 実はこれは大谷翔平選手のスイング動作からヒントを得て、現在私が研究している動きにリンクするものがあります。ドライバーらしいアッパー軌道でエネルギーが伝わりやすい、まさに大谷選手を彷彿とさせるスイングに勝手にグリップが導いてくれるという感じがします。 『ZUNDO』は通常のグリップとは違う感覚で、それでいて重量をスタンダートに合わせてくれているのでクラブに合わせやすい。私も是非実践で試してみたいと思わされるモデルです。
    (公開)2023年08月18日
    ゴルファーに有益で且つ、リーズナブルなプロダクトを展開するトライアル。その同社が中国の製造工場と共同で開発。試打会でのゴルファーの声から凸形状の開発が始まった。それが『ダイヤカットグリップ極』(ルール適合)だ。エラストマーグリップという衝撃吸収の素材もさることながら、そのグリップ表面のダイヤモンド型の凹凸で、フィット感が抜群。強く握らないことで多くのメリットをゴルファーに提供している。そのグリップを、ギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが徹底検証した。 <h2>まずは動画で 現代的なシャロースイングにも最適</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/dNN8T80vuJo" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <h2>凹凸がゴルファーに働きかける熟した果実のような柔らかさ</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/trial_mainsub.jpg" alt="" width="1000" height="113" class="aligncenter size-full wp-image-78170" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> 素材はエラストマーということでしっとり感がありますね。グリップ口径は60で、重量は50gと標準的です。形状はやや細身ということですが、この「ダイヤモンドカット」の凹凸の高さの分、細身の感触はないですね。そして、この凹凸がゴルファーの手に触って来てくれる、グリップの方からゴルファーに働きかけてくれる。そんなフィーリングがありますから、ゴルファー自身がグリップに圧を積極的にかけていくイメージではないです。 イメージ的には熟したフルーツを手にのせているようで、熟したフルーツは強く握らないですよね。そんなソフトなフィーリングを感じます。 そのような第一印象ですから、想像できるのは軟らかさによってスイング中の力みが抑制できたり、凹凸による引っかかりでグリッププレッシャーを強くしなくてもクラブをしっかり振ることができると思います。その意味では非力なゴルファーや最近衰えを感じるゴルファーにも最適だと想像できます。 <h2>引っかかりがあるけど空間もある高い衝撃吸収力も大きな特徴</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1073.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78177" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> 打ってみると印象通りで、スイング中にグリッププレッシャーを強めたり弱めたりすることなく、スムーズにスイングできたと思います。「ダイヤモンドカット」が手のひらに引っかかるのですが、必要以上に嚙みつかない、そんなフィーリングです。言い換えると、手との密着感はあるものの、手の中に空間を残したままスイングできると表現した方がよいでしょう。その空間が衝撃吸収の役割を果たしていて、打感がソフトな感じも伝わってきたので、オフセンターヒット時の違和感などを軽減していると思います。 ですので、強く握らずともクラブをボールに向かって動かすことができて、エラストマー素材とのバランスの良さで、インパクト時のエネルギーロスもありませんね。 <h2>FWが苦手なゴルファーに最適シャローなスイングも実現</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/2308select_trial_sub2.jpg" alt="" width="788" height="586" class="aligncenter size-full wp-image-78171" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> レッスンで想像できるのは、フェアウェイウッドが苦手なゴルファーですね。FWの課題として感じるのは、打ちやすい、振りやすいということで動きすぎるシャフトが装着されていることです。シャフトが動きすぎるとソールがフラットに芝と接触せず、トップが起きてしまいます。そうなると、あまり動かない=硬いシャフトを装着したい。力みがちになってしまいます。そのようなゴルファーには最適なグリップだと思います。 それに加えて、先ほど話しました手もとの空気感ですが、これは現代的なスイングであるシャローなスイングを実現できそうです。空間があるということ、強く握らないで良いということは、トップでの切り返しで、クラブが後方に倒れる余裕があるということです。それによってクラブが少し寝てシャローなスイングをする準備ができます。そんな効果もありますから、単に非力なゴルファーだけではなく、FWが苦手なゴルファーだけでもなく、現代的なスイングに挑戦する上級者にも様々な効果を提供してくれるグリップと言えるでしょう。 価格 1本1980円(税込み) 2023年9月発売 ダイヤカットグリップ極 お問い合わせ:トライアル  電話072―964-0090  info@azrof.jp
    (公開)2023年08月08日
    ムジークがグリップを発売して10年。工房では定番となりつつあるが、そのひとつの特長が、モデル問わず、雨や汗に強く滑らないことだという。 そこで今回は、「ツアーブラック」「レベル4コード」「タッキーラバー」を永井延宏プロが実験。単なる試打に留まらず、そのグリップを水で濡らして打ってもらった。その結果とは? 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/IpY8Fu1W8RM" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2022年11月18日
    「ABILES」といえば、スポーツ選手を中心に心の不安や迷い、そしてコンディションを整えるアクセサリーが有名だ。 その「ABILES」がゴルフ用に発売している『ABILES GOLFグリップ』。「ABILES」 の特徴である「テラヘリックス」の照射したグリップ。その性能は如何に? 今回は『ABILES GOLFグリップ』をギアの賢者・永井延宏プロが検証した。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 『ABILES GOLFグリップ』の製品特徴 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_6773.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-67128" /> 製品特徴は以下の通りだ。 ■アビリスが独自開発したテラヘリックスは共振作用と優れた浸透性を持つ広帯域波動を照射した技術 ■身に着けるだけで心身のバランスを整え、集中力が必要な場面でも最大限のパフォーマンスを引き出す <h2>『ABILES GOLFグリップ』を動画で解説</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/tv_DP8tf0ho" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <h2>永井延宏プロの一押しポイント</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_6779.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-67129" /> まず、グリップとしてはラバーベースのグリップで、テーパー形状も均一で左手と右手の太さに違和感がなく、振りやすいグリップだと思います。 そしてABILES の特徴である「テラヘリックス」の照射 ということですが、握ったフィーリングで通常のラバーグ リップよりもしっとりとした感触ですね。その鉱石系の効果ということで言えば、プロ野球選手のトレーナーが、鉱 石を練り込んだクリームを使ってマッサージなどをしていると聞いたことがあります。短時間で選手の体の状態を向 上させる効果があるらしいです。 そのクリームを使ってラウンドしたこともありますが、実際にプレーして、特に試合などで心の迷いや不安を検証してみたいですね。 今回は『ABILES GOLFグリップ』を装着したドライバ ーを試打してみましたが、トータル飛距離も279.4ヤード。 ミート率は1.47で、まだまだ余裕がある状況での飛距離ですから、ABILES の特徴である「テラヘリックス」の効果 があったのかもしれませんね。 <h2>商品概要【ABILES GOLFグリップ】</h2> 『ABILES GOLFグリップ』に新技術「テラヘリックス」を採用した新感覚グリップ。ベストな状態で競技に臨んでいるのに、結果が出ない、プレッシャーなどの精神的ストレスで、目にみえない波動の狂いが原因。身に着けるだけで心身のバランスを整え、最大限のパフォーマンスを引き出す。 価格:2200円。 <h2>お問い合わせ</h2> ㈱ヤマトコーポレーション アビリス事業部  TEL 054-639-7635
    (公開)2021年05月29日
    10月、新たなパターグリップがゴルフプライドから発売された。その名も『<strong>PRO ONLY CORD(プロ・オンリー コード)</strong>』。 現在でも多くのプレーヤーが愛用している伝統的なグリップ形状がある。その伝統的な形状を継承した『プロ・オンリー』のコードタイプだ。『プロ・オンリー』同様、3つの形状で、様々なパッティングスタイルに対応。コードが入っているため、ゴルフプライドのしっとりした手触りに、ザラザラ感が加わった。 今回は、カリスマフィッターである鹿又芳典氏に試打して頂いた。 <h2>Golf Pride『プロ・オンリー コード』試打インプレッション</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/11/golf-pride4.jpg" alt="Golf Pride『プロ・オンリー コード』形状、肌触り、剛性感を兼ね備えた新基準" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-64662" /> <strong>10月に発売された『プロ・オンリー コード』です。触った第一印象はどうですか。</strong> 鹿又:いいですねぇ~。グリップって柔らかく握りたいけど、緩めたくない。手の内側で締まった感じは欲しいけど、強くは握りたくない。手の平は敏感なので、肌触りは重要なんです。その感触を作る要素は、形状、表面の質感です。 その点『プロ・オンリー コード』は、柔らかいのに、ザラついて、尚且つ剛性感を強く感じます。手の内で締まったフィーリングがありながら、柔らかさと強さ、ザラつきが同居しているので、ゆったりとした握りでも締まったグリップホールドが可能ですね。 <strong>グリップって感じ方は人それぞれですが。</strong> 鹿又:そうですね。握り方も違いますしね。ただ、ゴルファーのグリッププレッシャーって状況によって一定ではないですよね。そのプレッシャーに対して、対応できる。 それは必要最低限の力で握ってもザラつきで締まった感があるし、強く握っても剛性感があるので違和感がありませんね。ある意味、道具から「こんな感じに握って」と矯正されていない。プレーヤーの感じるプレッシャーをそのまま受け入れてくれますね。 <h2>ソフトだけどソリッド感 3タイプでど真ん中が見つかる</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/10/proonlycord3.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-64552" /> <strong>試打した印象はどうですか。</strong> 鹿又:ソリッド感が出ますね。パターやショートゲームなど感性が求められ強くインパクトしないショットでは、上級者はソリッドな打感を求めます。そのソリッドな打感が情報として使い手自身に伝わる。その意味でも好印象です。 <strong>『プロ・オンリー コード』は3タイプの形状がありますね。</strong> 鹿又:スタンダードな形状の中に、細かな特徴があって、どの形状でも違和感がありません。それでいて、使い手がド真ん中だと感じる形状を網羅している。 細かいラウンドやテーパー、角の形状などが作りこまれているから、繊細な手の平にマッチするのだと思います。 <h2>より実践的なパッティングに『プロ・オンリー コード』</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/11/golf-pride2.jpg" alt="Golf Pride『プロ・オンリー コード』形状、肌触り、剛性感を兼ね備えた新基準" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-64660" /> <strong>一方で太グリップのトレンドもありますが、『プロ・オンリー コード』はミッドサイズ。その点については。</strong> 鹿又:そうですね。ソフトで太いグリップが流行して、好まれる傾向も強くなった。ただ、万能ではありません。それで違和感があったゴルファーに対応できるのがミッドサイズの『プロ・オンリー コード』だと思います。ソリッドなグリップは絶対必要なんです。 <strong>大型マレットにはソフトで太目のグリップが流行です。いわゆる鈍感なヘッドに鈍感なグリップ。これはどうですか?</strong> 鹿又:鈍感+鈍感は、グリーンが平らで真っ直ぐ打つだけなら良いと思います。しかし、グリーンは傾斜がある。 パッティングは機械的になれないし、絶対に感性が必要です。一方で敏感なヘッド+敏感なグリップもありますね。その対極のちょうど真ん中に『プロ・オンリー コード』があると思います。 その意味では、ヘッドが鈍感でも敏感でも『プロ・オンリー コード』の対応力は幅広いですね。より実践的なパターに合うのが『プロ・オンリー コード』です。 <strong>敏感+敏感はどうですか。</strong> 鹿又:実は『プロ・オンリー コード』のサイズ感がミソで、敏感により過ぎない。昔ながらの細いグリップ、それから今は太グリップが市場では多いですよね。その意味で、新たな『プロ・オンリー コード』のサイズ感がパターグリップのスタンダードになりますよ。 <strong>ゴルフプライドにはパターグリップの種類も多いですね。</strong> 鹿又:そうですね。多様性のひとつですよね。ゴルファーはわがままで、且つ、同じフィーリングは続きません。 鈍感+鈍感に違和感を感じ始めることもある。それに対応するための選択肢のひとつが『プロ・オンリー コード』です。多様性の中から選んでいくものですから。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/Eme4JzFmGLU?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>
    (公開)2020年11月04日
    住友ゴムグループのダンロップスポーツマーケティングは、スリクソンブランドから思いっきり振って飛ばしたいゴルファー向けに、シリコンプリントを使用した全天候型のゴルフグローブ『GGG-S026』を2020年7月17日に発売した。 このグローブの最大の特徴は、ダイヤ柄のシリコンプリントが強いグリップ力を発揮するという点だ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/srixon-ggg2.jpg" alt="シリコングリップでさらに飛ばそう!『GGG-S026』を新発売" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-62991" /> 「ダイヤ型は縦・横・斜めと全方向からの力に対してグリップ力を発揮します。さらに、指の部分には横ラインのパターンのシリコンプリントもあり、2種類のシリコンプリントで驚愕のグリップ力を実現します」(同社) グリップはスイング中に様々な方向から力が加わるが、天候からもその動きは大きく左右される。特にこれから夏にかけては湿気が多くなるので、グリップの滑りやすさも気になるところだ。 一方、グローブのグリップ力が強いと飛距離が出るという説もあるが、その解説をダンロップゴルフスクールの三野博孝ヘッドコーチ(上達メソッド開発担当)にしてもらう。 「アマチュアゴルファーの多くの方は、飛ばしたい、うまく当てたいという強い思いから、手、腕、肩にかけて必要以上の力みが見られます。特にグリップを強く握りすぎる傾向があり、結果的にミスやロスが生じています。また、滑りやすいグローブを使っているために、スイングを狂わせているケースもよく目にします。グローブのグリップ力が強いことで、手や肩を脱力しやすくなります。それが腕をしなやかに使ったのびのびとした良いスイングを引き出します。スイング軌道とリリースポイントがより最適化されてヘッドスピードやミート率が上がります。結果、飛距離や正確性があがることになりますね。」 なるほど。グローブ自体のグリップ力が高ければ、ゴルファーが必要以上に力を入れなくてもグリップがズレない。だから、結果的にスイングがスムーズになり飛距離も出るというわけだ。 普段、グローブは何でもいいと思っているゴルファー、そして同じモデルしか使わないゴルファーも多い。そんな人たちに「これは滑りません。なぜなら~」と説明すれば、きっと興味を持ってくれるはず。一度、店頭でその販促効果を試してほしいニューグローブといえるのではないか。 また、同社では同日発売のドライバー飛距離を徹底追求したゴルフボール『スリクソンX2』ボールと合わせて使用することで、気持ちよく振り切ることができ、飛距離アップが期待とも説明している。 ■製品概要 <ul> <li>素材:(甲)合成皮革、(掌)合成皮革+シリコンプリント</li> <li>サイズ:21~26㎝</li> <li>カラー:ホワイト、ブラック</li> <li>メーカー希望小売価格/1600円+税     </li> <li><img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/srixon-ggg1.jpg" alt="シリコングリップでさらに飛ばそう!『GGG-S026』を新発売" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-62990" />原産国:インドネシア</li> </ul>
    (公開)2020年07月21日
    ロッディオを展開するスポーツライフプラネッツは6月24日、『カデログリップ 2×2 PENTAGON DUO UTタイプ(下巻テープ装着)』を発売した。 2つの特徴を持った次世代グリップで、Pentagon加工でスリップ防止。クリアエラストマーとカラーエラストマーを圧着させることで汚れからデザインを守り、Pentagon型の溝加工によりあらゆる方向へのスリップを防止して強いグリッピングを実現しているという。 そして圧巻なのがカラーバリエーション。ロゴカラー10色、ボディカラー2色の全20種類を用意。カラーバリエーションは以下の通り。 ■ホワイト/スチールシルバー ■ホワイト/メディテリアンブルー ■ホワイト/ブラッドオレンジ ■ホワイト/リーフグリーン ■ホワイト/ミッドナイトヴィオラ ■ホワイト/オペラマジェンタ ■ホワイト/アクアブルー ■ホワイト/モルトゴールド ■ホワイト/ピアノブラック(今夏発売) ■ホワイト/パールホワイト(今夏発売) ■ブラック/スチールシルバー ■ブラック/メディテリアンブルー ■ブラック/ブラッドオレンジ ■ブラック/リーフグリーン ■ブラック/ミッドナイトヴィオラ ■ブラック/オペラマジェンタ ■ブラック/アクアブルー ■ブラック/モルトゴールド ■ブラック/ピアノブラック(今夏発売) ■ブラック/パールホワイト(今夏発売) すべてのモデルがスペックは共通で、重量48g±2g、バックライン有/無を用意。 このグリップはエラストマーの2層構造となっており、装着などで注意も必要。メーカーによると、 「エラストマー素材は溶剤に決して強くないため溶けやすくなります。特に揮発性の高いシンナー、ベンジンの使用は避けてください。ホワイトガソリンの使用を推奨しておりますが、使用状況によっては、ホワイトガソリンでも溶けてしまうことがありますので、表面に溶剤が付着した際は、強く拭き取らないでください」 としている。
    (公開)2020年07月17日
    ワークスが発売する『パーフェクトプロ』グリップの専門店・工房での評価が高まっている。昨今のグリップ市場は、多数のメーカーから多種多様なモデルが販売されている。どのモデルも機能性やデザインに工夫を凝らしたもので、ゴルファーはどのモデルが自分に一番合うのか、ちょっと悩んでしまう状況だ。 そんな中、グリップを知り尽くすショップのクラフトマンが強く薦めているのが『パーフェクトプロ』だ。『パーフェクトプロ』の良さは様々ある。「ラバー特有の握り心地の良いフィーリングが長持ちする」「ラバーなのに発色がきれい」などがその一例になるが、機能性や利便性という点でも評価する声が聞こえる。 「まず、お客さんのグリップを交換する時は、好みの太さを聞きます。『この太さでいいなら、これに近づけます』という感じになります。ただ、お客さんの中には少し細くしたい太くしたいという要望があるので、それに応じてグリップを引っ張って細くしたり、詰めて太くしたりするんです。この調整は樹脂系のグリップはでき難いのですが、ラバーはしやすい。特に『パーフェクトプロ』のラバータイプはすごく調整がしやすいので重宝しています」(フジゴルフの塩﨑敏伸氏) <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/1ad2545d4ce6eab1b7c283bdf736119e.jpg" alt="" width="788" height="80" class="aligncenter size-full wp-image-62602" /> グリップの商品力で大切なのがフィーリングといわれる。その中でも太さは最も重要な要素だ。その太さを個々の顧客の手にフィットさせやすいというのはクラフトマンにとっては使い勝手がいい。その辺りも『パーフェクトプロ』が工房や専門店から好まれる理由になるだろう。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/b1b1e7119a2f27744eb1b0ad458ef01d.jpg" alt="" width="788" height="80" class="aligncenter size-full wp-image-62603" /> <h3>シャフトと振動数のマッチングを図れる</h3> &nbsp; もう一つ、『パーフェクトプロ』をゴルファーにカスタマイズする上で重宝しているのが、シャフトの振動数とのマッチングと語る工房もある。「例えば、ハードヒッター向けにしっかりしたシャフトを組む場合はコードを装着することでクラブの振動数が変わり、さらにしっかり感が出るんです。特に、ダウンスイングの切り返しが速い人には合いますし、逆に切り返しがゆっくりな人には柔らかいラバーを挿すことで、さらにそのフィーリングが出しやすくなります」(ワラニモの戸田秀一氏) 一般的に振動数はシャフト単体で語られることが多いが、グリップとのマッチングで変化させ、ゴルファーのスイングにカスタマイズさせるというのは顧客満足度を高める一つの技といえる。 そんなクラフトマンの技術を支えているという『パーフェクトプロ』の良さも見逃せない。ちなみに、同店では『Xホールドブラック』が売れ筋というが、その中でもロゴも黒く塗りつぶした 『ブラック×ブラック』は、その質感も含めてカッコよさが際立つとユーザーから好評を得ているという。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/50491b34f780bc1f5326f2401bcdb570.jpg" alt="" width="515" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62604" /> 昨今、ヘッドやシャフトにマット仕上げを採用するメーカーも増えているが、 『ブラック×ブラック』を装着することで、質感の良さが際立ちそう。こういったデザイン性も顧客の満足度を高めるはずだ。
    (公開)2020年05月29日
    昨年12月、JPNゴルフより発売されたのが米国発の『Sense Golf Grip(センスゴルフグリップ)』。このグリップのひとつの特徴は、グリップ形状が四角形だということだろう。断面が縦長の「R1グリップ」と正方形の「S1グリップ」の2タイプを用意。フェース面と平行に装着することで、目標方向を手の平で感じながらストロークができる。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/1-2.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62559" /> そして最大の特徴は、パターのバランスを最適化するための『S.A.W.システム』(Sliding Adjustable Weight System)だろう。シャフト内に挿入するカーボンファイバーロッドにスライド可能なウエイト(10~30gの3種類)を装着。付属のねじ回しで簡単にウエイト位置をスライドさせて調整することで、最適なウエイトバランスを実現できる革新的なシステムだ。今回は、ギアの賢者でもあるソクラテス・永井延宏プロが『センスゴルフグリップ』を試打、その性能を紐解いていく。アシスタントはGEW吉村が務めた。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/aSPgkDtewR8" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <div class="voice"> <figure class="image"> <img src="https://vgf.gew.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/photo_nagai.jpg" alt="Image"> <figcaption class="name">永井延宏プロ</figcaption> </figure> <div class="comment"> <div class="triangle"></div> 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 </div> </div> <h3>フェース開閉の緩みがなくなり安定したストロークを実現</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/JPNgolf_gripend.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62562" /> <strong>永井</strong> まず、長方形の『R1』の形状についてですが、サイズは正方形の『S1』よりも大きく感じます。実際、打ってみると左右の面がフェースの向き、方向性に対する情報をゴルファーに提供してくれます。注目すべき点は、利き手の親指の付け根の部分(舟状骨)ですが、グリップをした時に、この形状の影響で緩みません。通常のグリップであれば、ヘッドの重心特性によってフェースの開閉があり、親指の付け根部分が緩むことがあります。それが『センスゴルフグリップ』では起きにくい。ヘッドのトルクを制御することができるグリップと言えるでしょう。 <strong>G</strong> 握り方も変わりますか? <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/IMG_2479.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62563" /> <strong>永井</strong> そうですね。通常のパターグリップは下から手の平にグリップを載せるようにグリップしますが、『センスゴルフグリップ』は、両手の親指の付け根部分が締まり、上から握るイメージです。利き手と反対の手は方向性をイメージさせてくれて、利き手は緩まずしっかりストロークさせてくれます。 <strong>G</strong> 『S1』の形状はどうですか? <strong>永井</strong> はい。『S1』は細身なので、両手とも親指の付け根部分に加え、指の関節にピッタリフィットする。なので、利き手と反対の手が方向性をイメージするというよりは、両手とも同じ効果で、前腕の2本の骨もロックされる感覚があり、より緩みのないストロークを実現できそうです。 <h3>ウエイト位置でストロークのフィーリングが変わる</h3> <strong>G</strong> それでは、実際にウエイトの位置を調整しながら、どのような効果があるのか検証しましょう。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/4-1.jpg" alt="" width="788" height="525" class="size-full wp-image-62564" /> ウェイトをグリップエンド側に装着した場合 <strong>永井</strong> まずは、ウエイトをグリップエンド側(R1、30g)に装着した場合です。やはりカウンターバランスを感じやすく、大型ヘッド、マレット型のヘッドとの相性が良いと思いますね。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/3-2.jpg" alt="" width="788" height="525" class="size-full wp-image-62565" /> ウェイトをグリップの先端側に装着した場合 <strong>G</strong> 次にグリップのチップ側にウエイトを装着した場合です。 <strong>永井</strong> 通常のグリップであれば、利き手の下にウエイトが位置します。打ってみると、クラブ全体の中で、グリップ下部の重量とヘッドの重量がリンクして、バックスイングのタイミングがスムーズに始動できるウエイト位置だと思います。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/2-2.jpg" alt="" width="788" height="525" class="size-full wp-image-62566" /> グリップを利き手の位置(グリップの中間地点)に装着した場合 <strong>G</strong> そして、利き手の位置にウエイトを固定したケースです。 <strong>永井</strong> はい。一番利き手のタッチを出しやすいのが、利き手部分にウエイトを配置したケースです。クラブ全体の慣性モーメントを感じやすい位置で、手先を使わないストローク、長尺パターでストロークしているようなイメージです。 <strong>G</strong>最後にウエイト無しでも試打してみてください。 <strong>永井</strong> そうですね。これまで装着したウエイトは30gでカーボンロッドの重量もありましたので、かなり軽くなりました。その意味ではヘッドの重みを感じながら、ストロークできるイメージです。 <h3>パッティングはパター全体の重量を感じることが重要</h3> <strong>G</strong> それぞれのウエイト位置で全く違うストローク、フィーリングがありましたが、ウエイトの調整、活用方法を教えてください。 <strong>永井</strong> パッティングで重要なのはクラブをストロークするというよりは、「重さ」をストロークするということです。同じ重量のペットボトルで考えるとわかりやすいですが、ペットボトルは固まり感がありますが、重さで考えれば同じです。ただ、クラブは長い棒の先にヘッド(重量)があるから、棒の先(ヘッド)でボールを小突くイメージが出てしまいます。 <strong>G</strong> その通りですね。棒の先で何とか打とうとします。 <strong>永井</strong> そうです。その小突く動作がタッチと勘違いしているゴルファーが多い。本来は、「重さ」がどの程度動くのか? パターの重量をエネルギーとしてボールへ伝えることがパッティングでも重要です。  さらに『センスゴルフグリップ』の場合、形状によって手元が緩まない特徴があります。グリップエンドとヘッドの動きが同期していれば無駄なフェースの開閉は起きにくい。『センスゴルフグリップ』の場合は、グリップエンドとヘッドの動きが同期しやすいグリップと言えるでしょう。パターのストロークにとって大変効果的なテクノロジーだと思います。 <h3>ウエイト位置でインパクトロフトが変わり転がりに変化</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/IMG_2477.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-62567" /> <strong>G</strong> ウエイト位置はどうですか? <strong>永井</strong> はい。基本的にはゴルファーそれぞれによって違う手元側の動くリズムやタイミングによって、ウエイト位置をマッチさせていくのが調整方法の考え方です。 <strong>G</strong> 具体的には? <strong>永井</strong> そうですね。ポイントは手元がスッと動くウエイトの位置です。また、ウエイトの位置によって、ボールの転がりが変わってくるはずです。重量も3タイプ(10g、20g、30g)あって、様々な位置に配置できます。それによってインパクトロフトも変わるので、ボールの転がり方を基準に最適な場所を見つけるのも楽しいと思いますよ。 <h3>価格</h3> 『R1グリップ』 7500円 『S1グリップ』 7000円  ※それぞれにS.A.W.システム同梱 『S.A.W.システム』 6000円 〈ルール適合〉 <h3>永井延宏のおすすめポイント</h3> 『センスゴルフグリップ』は単なるウエイト位置が変更できるグリップというだけではく、レッスンと深い繋がりが持てるグリップです。パターのストロークの仕組みを理解できるし、重さの使い方、フェースのブレによるミスがなぜ起きるのか。それを理解しながらウエイトを調整することでストロークが安定してパッティング技術が向上します。  パターに悩むゴルファーの多くがパターを新たに購入しますが、パターを購入しても技術は向上しません。それならレッスン料と考えて『センスゴルフグリップ』を使うことがコスパも高いと思います。また、スーパーストロークのテックポートとの互換性があるので、現在同グリップを使用している方はS.A.W.システム(単体)を購入してみてもよいと思います。
    (公開)2020年05月27日
    <strong>世界#1グリップメーカーのゴルフプライド。</strong> その背景には多くのゴルファーにマッチする様々なテクノロジーを搭載した豊富な商品構成がある。 その中で、主軸となるテクノロジーを搭載したグリップ、そしてロングセラーのグリップを、ギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが検証。さらに、GEWの記者4人がフィッティング。スイングや弾道に及ぼす効果を検証した。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/golfpride.jpg" alt="ゴルフプライドの豊富なラインアップそれぞれの機能を生かしてゴルファー別の悩みを解決" width="788" height="201" class="aligncenter size-full wp-image-59939" /> テストしたのは、グリップ下部がテーパーレス形状の「プラス4」から『ツアーベルベット・プラス4』(スタンダードサイズ、ミッドサイズ)。バックラインを強調した「ALIGN」から『MCCアライン』(前同)。ゴルフプライド史上最もソフトな「CP2」から『CP2 Wrap』(前同)、そしてロングセラーの『ツアーベルベット』『MCC』。性能評価とゴルファーとの相性はいかに。 GolfPrideの豊富なラインアップでゴルファー別の悩みを解決する <iframe src="https://www.youtube.com/embed/L4Yao3XotKs?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>グリップフィッティングで4人の弾道、スイングが変わる</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/golfpride2.jpg" alt="グリップフィッティングで4人の弾道、スイングが変わる" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-59933" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:『ツアーベルベット』は、形状も癖がなく表面のしっとり感はゴム素材ならでは。サイズなども豊富で、スイングからのレスポンスも抜群。グリップ市場では基準となるグリップです。 次に『MCC』ですが、左右のセパレート感、利き手部が軟らかく、エンド側が硬い素材。グローブへのフィット感が特長です。手首のコックでクラブを捌く人には、タイミングが取りやすい。この2モデルはGEWではBさんに合いそうです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/golfpride_tour-velvet.jpg" alt="ツアーベルベット/下: MCC" width="788" height="320" class="size-full wp-image-59944" /> ツアーベルベット/下: MCC <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">B記者</span>:悩みは利き手の握り方を迷うことです。『ツアーベルベット』なら、左右の手がピタッと自然にフィットし、一体感が抜群で、インパクト時の衝撃吸収が強い。あと、カサカサな手でも触感の良さが伝わります。 一方『MCC』は、左手をしっかり握らされる。利き手は力みがちですが、左手リードで厚いインパクトが打てそうです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:試打結果は、『ツアーベルベット』はドロー系、『MCC』ではフェード系と、Bさんの場合は弾道が変わります。グリップがもたらす効果が発揮されています。 <h2>リラックス効果と息吹を与え体の重心も下がる『CP2』</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/golfpride4.jpg" alt="リラックス効果と息吹を与え体の重心も下がる『CP2』" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-59935" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:次に「CP2」シリーズからは『CP2 Wrap』。軟らかい触感で、グリップすると押し返してくれ、プレー中の緊張、力みの軽減やリラックス効果、スイングに息吹を与えてくれます。 グリップの力加減が適正化され、軽く振って飛ばせるグリップで、より効果が出るのがミッドサイズです。相性が良いのはCさんですね。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/golfpride_cp2.jpg" alt="CP2 Wrap STANDARD SIZE/下: 同上 MID SIZE" width="788" height="320" class="size-full wp-image-59943" /> CP2 Wrap STANDARD SIZE/下: 同上 MID SIZE <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">C記者</span>:最近の悩みはダウンスイングで左足が伸びて浮き上がることです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:精神的にも身体的にも緊張すると余計に体が浮き上がることがあります。 クラブ重量を感じながらワッグルすると、手の中で『CP2』の柔らかさが押し返してくれて呼吸のリズムも整います。胸部、腹部が広がり、重心も下がる傾向があります。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">C記者</span>:ミッドサイズでは体全体の重心が下がった分、体の回転で打てました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:その点も『CP2』の柔らかさ、重量感の効果ですね。 <h2>パラレルな「プラス4」は体と同調してグリップ速度が向上</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/golfpride5.jpg" alt="パラレルな「プラス4」は体と同調してグリップ速度が向上" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-59936" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:ツアープロからの要望で利き手部分もパラレル形状の「プラス4」シリーズから『ツアーベルベット・プラス4』です。 利き手が支点になり、体と同調してゾーンで打つイメージが沸きやすい。体と同調するのでグリップのスピード感が向上。体を大きく使うゴルファーに合いそうで、その意味ではDさんですね。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/golfpride_tour-velvet4.jpg" alt="ツアーベルベット・プラス4 STANDARD SIZE 下: 同上 MID SIZE" width="788" height="320" class="size-full wp-image-59945" /> ツアーベルベット・プラス4 STANDARD SIZE 下: 同上 MID SIZE <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">D記者</span>:最近は振り遅れや利き手の使いすぎが悩みですね。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:「プラス4」は利き手部分が太い分、利き手に対する情報量が多く、利き手の力みも軽減され、パラレルな形状で、グリップの速度も上がり振り遅れを軽減します。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">D記者</span>:打ってみると利き手に無駄な力が入らない。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:パラレル形状によるグリップの速度が、ワンピースなスイングを生み出して、力みがなくなり振り遅れを軽減していますね。 <h2>「アライン」で握り方を再認識フェース操作で弾道が変化</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/golfpride3.jpg" alt="「アライン」で握り方を再認識フェース操作で弾道が変化" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-59934" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:次に『ALIGN』のシリーズから『MCCアライン』です。特長はグリップ背面の可視化された「アライン」で、手の中で引っ掛かりを感じやすい。 明確にグリップ、ヘッドの位置を再確認する機能で、自然と指が引っ掛かるグリップ。スイングの切り返しで、アラインが引っ掛かりタメができます。結果的に飛距離が出やすい。相性が良いのはEさんですね。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/golfpride_mcc.jpg" alt="MCCアライン MID SIZE/下: 同上 STANDARD SIZE" width="788" height="320" class="size-full wp-image-59942" /> MCCアライン MID SIZE/下: 同上 STANDARD SIZE <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">E記者</span>:飛ばない、方向が安定しないのが悩みですね。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:ゴルフはインパクト時にヘッドが当たり負けないことが大事。ミート率が低い人は、少しグリッププレッシャーが強くないと当たり負けします。そこで「アライン」に手を引っ掛けると当たり負けしにくい。 スイング中のヘッドの重心を感じやすいのも「アライン」の特長。また、インパクトでフェースが開く人は、「アライン」を絞る感じで打つことも「アライン」ならできますよ。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">E記者</span>:少しだけフェースが戻り、少しだけ強弾道になったようです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:フェースコントロールが「アライン」によって改善された結果ですね。 総評 ゴルフプライドの豊富なグリップを活用すれば、様々なゴルファーの悩みを解決でき、スイングや弾道も変わることが分かりました。その意味で気軽にできるグリップ交換から始めて、プレーを楽しんでもらいたいですね。 <strong>日本フェィウィック(ゴルフ営業部)</strong> TEL:03-6262-6176 <a href="http://www.golfpride.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">http://www.golfpride.jp/</a>
    (公開)2019年11月20日
    パーフェクトプロから発売される『Xホールド ブラックシリーズ』。ABRという衝撃吸収に優れた合成ゴムを使用したグリップだ。 今回はラバー・ハーフコード・コードの3種類を、豊富な試打経験を持つギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロにそれぞれ打ち比べてもらった。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro3.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-57691" /> ラバータイプですが、とても手にしっとりとなじむとともに、表面に施されたXパターンがほどよく手に引っかかります。 形状的には、左手部分から右手部分に緩やかなテーパーがあるので左手よりも右手が少し細くなりますが、テーパーに均一感があるので、アプローチのような小さいショットでも体幹を活かした柔らかいショットが打てそうですね。 そして、ハーフコードはちょうどグリップの真ん中でラバーとコードが分かれているので、左右の手の役割分担がハッキリとイメージできます。特に、バックスイングでコッキングを入れやすいフィーリングがあるので、クラブを上手くさばくといったイメージが湧きやすいタイプです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro6.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 永井プロ解説" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-57699" /> そして、最後はコード。これはベースのラバー全面にコードをつけたタイプなのでフィーリングは少しドライ。こういったタイプは掌ではなく指の関節でしっかり持つイメージが湧きます。 よって、スイングも身体全体の骨格を意識して飛ばしていくイメージが強くなるので、厚いインパクトに結びつくでしょう。では、その性能をアマチュアテスター(GEWの片山三将記者)とともに、もっと掘り下げていきましょう。 <h2>アマチュアテスターが3タイプを打ち比べ、その結果は?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro5.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 試打検証" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-57693" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:まずラバーですが、握った感じはどうですか。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:ピタッときます。硬すぎず柔らかすぎず、グリップのテンションも丁度いい感じです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro_rubber.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 ラバー試打検証" width="788" height="525" class="size-full wp-image-57696" /> Xホールド ブラックシリーズ ラバー <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:何というか、体温に馴染む感じがありますよね。では、打ってみてどうですか。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:いい弾道です。もう、このまま使えそうです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:ファーストタッチの信頼感が、そのまま結果に表れましたね。では、続いてハーフコードですが、グリップした感じはどうですか。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro_half-cord.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 ハーフコード試打検証" width="788" height="525" class="size-full wp-image-57694" /> Xホールド ブラックシリーズ ハーフコード <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:ハーフコードは初めてですが、最初に左手のコード部分をグリップすると明らかにラバーとは違う感じで、何か「しっかりと握れ!」とグリップが自分へ信号を送っている気がします。そして、右手はラバーと同じなのでしっとりとやさしく握れます。では、打ってみます。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:確かに左手は、すごくしっかりします。全然ズレません。また、右手はソフトに握れるので、スイング中ずっとグリップのテンションが変わらず、右手が変に悪戯する感じもありません。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:今スイングを見ていましたが、ダウンスイングの時にラバーよりも左手でクラブをさばく、タメがしっかり入った感じが出ていました。手元のフィーリングの違いが、スイングテンポや切り返しを変えた印象ですね。さて、最後にコードですが、握った感じはどうですか。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro_-cord.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 コード試打検証" width="788" height="525" class="size-full wp-image-57695" /> Xホールド ブラックシリーズ コード <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:あ~、もう全然違います。左手はハーフコードと同じようにしっかり握る意識が強くなりますし、右手もラバーとは違い、ワッグルしてもグリップがズレる感じが一切ありません。では、打ってみます。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro4.jpg" alt="パーフェクトプロ 片山試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-57692" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:左手と右手が同じテンションで握れるのでグリップに一体感が出ました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:さぁ、3タイプ打ちましたが、何が一番良かったですか。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">片山</span>:けっこう悩むんですけど、ハーフコードです。理由は先ほど永井プロも言ってましたが、左右の手の役割が明確に分かりやすいこと。実際、スイング中も左右の手のフィーリングがすごく伝わってくるので、ミスした時の原因も分かりやすい。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/perfect-pro_katayama.jpg" alt="パーフェクトプロ『Xホールド ブラックシリーズ』 片山試打データ" width="788" height="525" class="size-full wp-image-57697" />  右に打ち出してハイドローで目標方向よりも若干左サイドに落下。左右の手の役割がしっかりしているのでタメが作りやすく、厚いインパクトで打ち抜けた。結果、飛距離も186ヤードまで伸ばせた。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:自分に入ってくるフィードバックが違うんですね。今回3タイプ打ってもらいましたが、まずラバーのタイプは、ABRのフィーリングがスッと馴染むという感じ。肌感でいえば、こう「血」(体温)に馴染むといったところですね。 これと対極なのがコード。硬さというかドライ感が出てくるので、これは「骨」に反応してくると思いました。 そして、丁度そのあいのこがハーフコード。「骨」と「血」に双方働きかけてくれる。そんな身体との相性で3つのタイプから選べば、よりいい相棒が見つかりそうです。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/LXLpuXs7UUQ?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>パーフェクトプロ『X HOLD ブラックシリーズ』 製品概要</h2> <ul> <li>素材:ABR(合成ゴム)</li> <li>カラー:レッド/オレンジ/イエロー/Eグリーン/スカイブルー/ブルー/ピンク/パープル</li> <li>重量:ラバー(49g±2g)/ハーフコード(50g±2g)/コード(50g±2g)</li> <li>価格:オープン価格</li> </ul>
    (公開)2019年06月26日
    (公開)2019年04月12日
    一説では、グリップ交換をしたことがないゴルファーは全体の8割に上るという。グリップはクラブとゴルファーをつなぐ唯一の接点であるだけではなく、クラブを操作する上で重要なパーツだ。 それにも関わらず、ほとんどの人がグリップに無頓着で交換できることを知らないゴルファーもいるという。 まずは、その辺りの事情について、埼玉県熊谷市の練習場「カゴハラゴルフクラブ」に店舗を構える「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」の村田拓亮副店長に話を聞いてみた。 ツルツルのグリップを使い続ける人も <img class="aligncenter size-full wp-image-52389" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro6.jpg" alt="ゴルフパートナー 村田副店長" width="788" height="525"> 「グリップを交換するタイミングやそもそもグリップの重さを知らないゴルファーの方もけっこういます。実際、古いクラブの人も多いですし、ツルツルになっている方も目立ちます。 だから、当店ではグリップを交換する目安のサンプルをショップに置いて、それと自分のグリップを握り比べてもらうことで交換のタイミングを告知しています」 サンプルのツルツルグリップを握ってみたが、かなり滑る。これではグリップを相当強く握らないとクラブをコントロールできないことが実感できる。グリップの重要性をゴルファーに知らせるいい試みだ。 <h2>グリップ交換会でゴルファーの背中が押せる</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52387" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro4.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> ゴルファーがグリップを交換する意識が低いのは、業界が告知不足という面もあるだろう。そこで重要なのが、グリップメーカーとショップがタイアップするグリップ交換会だ。 先述の村田副店長は、「交換会はグリップの重要性をお客様に意識してもらういい機会です。実際、うちのお店は毎月200~300本のグリップを交換、ショップの中ではその販売本数は多い方だと思いますが、やはりメーカーさんとタイアップでグリップ交換会を実施すると、販売本数はグッと上がります」 やはり、交換会は重要でグリップが気になっているゴルファーに気づいてもらういい機会になっているという。 そこで、同店はさらに顧客へのグリップ交換を促すために、あるモデルに着目した。それがワークスから発売されている『パーフェクトプロ』だ。 <h2>実際にスタッフが使用しているので顧客へ薦めやすい</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52386" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro3.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> 「当店のグリップタイプ別の販売構成比はラバーが8割、エラストマーが2割です。圧倒的にラバーの比率が高いのはシニアのお客様が多いことも理由です。 そこでラバーでも人気の『パーフェクトプロ』の交換会を初めて企画、ワークスさんに打診しました。 今まではメーカーからの働きかけで交換会を実施していたのですが、これからは自主的に店舗からメーカーへ依頼しようということになり、その一回目に『パーフェクトプロ』を選びました。 『パーフェクトプロ』だった理由は、当店のスタッフの大半が『パーフェクトプロ』を使っていること、そして練習場のティーチングプロも同モデルのユーザーなので生徒さんにも薦めやすいと考えました。 実をいうと私も『パーフェクトプロ』を使用しています。まず、グリップ力がいいですし滑らない。これに加えて、持ちがいいこともお客様に薦めやすいポイントだと思っています」 そこで同店はワークスに連絡、12月10日に『パーフェクトプロ』の交換会を実施することが決まった。以降、同店では顧客へ交換会開催の旨を説明、予約を取り始めたが、その注文本数に驚いたのはワークスだった。 「予約で100本の注文が入りました。これは初めてのことです。当社は年間10回ほど交換会を実施していますが、交換本数は一日平均50本ほど。それが予約で倍ですから嬉しい悲鳴です」 一方、注文を取った「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」では、顧客にグリップの状態を確認するだけではなく、スイング時に肘への負担がないかなども尋ね、違和感があるようなら『グリップ交換してみませんか?』といった問いかけも行ったという。 そういった心配りが予想以上の注文につながったのだろう。そして、今回多かったのが、セットでまとめて交換する人が目立ったことだ。通常、試しにドライバーやウエッジなど単品から交換、良ければ他の番手を換えるケースが多い。 セットを換えるということは、店頭でグリップを触ってみて、そのフィーリングを気に入った人が多かったということだろう。 <h2>一日155本の交換は過去最高記録</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52388" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro5.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> クラブセット12本をゴソッと代えた野口春正さんは、「丁度すり減ってきたので交換を決めました」と前置き、次のように話す。 「まず、練習場からの薦めがあったことがきっかけですが、メーカーも来るというので色々と話を聞きながら換えようと思いました。今回は『Xホールドブラックラバー』に差し替えました。 少し右手の部分が細くなっているタイプは初めてですが、丁度いいですね。左手もしっかり握れますし、しっとりしたフィーリングもいい。 そんな理由で12本ゴソッと換えました。セット全部替えたのは初めてですよ」とかなり気に入った様子だ。今回は予約注文が100本、そして当日交換分が55本の計155本を交換したが、ワークスの交換会では過去最高記録だったという。 <img class="size-full wp-image-52385" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro2.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店 「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」と『パーフェクトプロ』のグリップ交換会は、成功事例といえるだろう。 まず、ショップが交換の意義をしっかりとゴルファーに伝えたこと。そして、スタッフ自らが気に入って使用しているので顧客への説得力がついたこと。 さらに、メーカーのスタッフが現場でゴルファーの声を聞きながらコンサルティングしたこと。このプロセスが三位一体となり、顧客満足度を高めた。 こういった活動が少しでも増えれば、8割のゴルファーが未経験というグリップの市場風景も大きく変わってくるのではないか。
    (公開)2019年01月09日
    群雄割拠のグリップ市場へ映文舎ゴルフ事業部が新規参入。11月上旬に発売した『LADAR GRIP(ラダーグリップ)』(1800円)を永井プロに試打してもらった。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 エラストマー素材を採用した、背面の溝が「はしご型」になっているのが特徴的ですね。 多くのアマチュアゴルファーは「抜ける」ことへの恐怖心から、グリップを必要以上に強く握ってしまいます。ラダーグリップは視覚的にも「抜けにくい」と感じさせるデザインにすることで、やさしくソフトに握ることを促しますが、その性能は? LADAR GRIPスタンダード バックライン有り <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip1.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51496" /> エラストマー素材の吸い付く感じがグローブをしていても伝わってきます。右手も馴染み、確かにラダー部分に指が引っかかります。 バックライン有ですが、小指がしっかりコンタクトしてくれるので、クラブの重さをしっかり感じながらスイングできました。この部分は安心感に繋がりますから、スイング中もタイミングが非常にとりやすい。自分のイメージで焦ることなくスイングできますね。 <h2>LADAR GRIPスタンダード バックライン無し</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip6.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51503" /> 続いて、バックライン無を打ってみました。60、58両方ありますが、ウエッジでテストしてみたいと思います。 バックラインはありませんが、しっかりホールドしてくれますね。左手の小指から伝わってくる情報は、バックライン有と同様で、これは「ラダー形状」の影響が大きいといえます。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip4.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51499" /> ウエッジらしいバリエーションといえ、クラブを開いたり、閉じたりした時でもフェースの向きを感じやすいと感じました。つまり操作性に優れるグリップといえます。 <h2>LADAR GRIPライト60・58 バックライン有り・無し</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip5.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51501" /> ラダーグリップは、カーボンシャフト装着のアイアン用に42gの軽量タイプ『ライト』を用意。60・58の2タイプを実際に打ってみましたが、全体のバランスは軽量シャフトの性能を一切邪魔していません。 他社製品の中には、同モデルでグリップを軽量にすると細くなったり、長さが短くなってしまうモノがありますが、『ラダーグリップ』はサイズをしっかりキープ。 シニアは力が弱くなったとしても、手が小さくなるわけではありません。そういった部分にもきちんと対応していて、軽量で肉厚感があるグリップを求める方には「ライトM58」をお勧めします。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip3.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51498" /> 「ライト」でもラダー部分のコンタクトはフェース向きを感じやすいので、クラブのトータルバランスを崩さずに、情報が伝わってきます。カーボンシャフト愛用のシニアゴルファーへ『ラダーグリップ』を推奨すれば、バランスを変えずに交換が可能です。 <strong>シニア層を手厚くカバーする</strong>グリップといえるでしょう。 <h2>クラフトマンのテクニックが活かせる『ラダーグリップ』</h2> ラダーグリップのコンセプトとして、工房のクラフトマンの技術を引き出す、というのがあります。 『ラダーグリップ』の重量は、スタンダードで47gの設定。他社製品は50gが一般的ですが、3gの余剰重量により下巻きやバランス、総重量を調整することが可能です。 さらにフックめ、ウィークめに挿したいときは、先端にダイヤのマークが2ヶ所入っていますので、左右にズラせばバックライン調整の目安にもなります。ゴルファーの目線には感じさせない一方、クラフトマン向けに工夫が施されているのが分かります。 「LADER」のロゴを背面に配置しているのはそのためで、ゴルファーの目線にも配慮。新進気鋭なグリップの登場です。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/OQv3a_xk8H4?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>ラダーグリップ</h2> スタンダードモデル(47g)、軽量のライト(42g)をラインアップ。両モデルともM60・M58があり、内径の識別がエンドキャップのデザインでできるのも◎。バックラインあり、無しはもちろん、カラーはブラック・ブルー・レッドの3色展開。 ※バックライン無しはブラックのみの展開(ブルー、レッドは来年1月発売予定)。 <ul> <li>発売元:株式会社映文舎(ゴルフ事業部) TEL:03-3823-2789</li> <li>販売代理店:株式会社渡辺製作所 TEL:03-5604-3361</li> <li><a href="http://www.ladargrip.jp/" rel="noopener" target="_blank">http://www.ladargrip.jp/</a></li> </ul>
    (公開)2018年11月28日
    <strong>No.1グリップメーカーであるGolf Pride。</strong> いうまでもなく世界最高峰のツアーで戦うツアープロが絶大な信頼をよせる『ツアーベルベット』をはじめ、ツアーではその『ツアーベルベット』を凌ぐ勢いの使用率を誇る『MCCⓇ』シリーズ。 そして『MCCⓇ』の基本性能に加え、ツアーのフィードバックから利き手の力みを抑えてパワーの伝達効率を向上させるためにグリップ下部を下巻き4枚の厚さに設計した『MCCⓇ・プラス4』など、その商品構成に死角はないだろう。 <h2>永井プロも『CP2™』を絶賛</h2> もちろん、ツアーユースだけではなく、老若男女のアマチュアゴルファーのゴルフ技術を向上させる商品も開発している。その代表格が「未体験のソフトフィーリングが生む絶妙のフィット感」と謳う<strong>『CP2™』</strong>。 グリップの世界基準ともいわれる『ツアーベルベットラバー』に比べ、約35%もソフトな新素材を採用したグリップだが、柔らかさによるねじれ抑制のために、グリップエンドから長さ6・35㎝に「コントロールコア」を搭載して操作性も両立している。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/nagai.jpg" alt="永井プロ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50954" /> 以前、『CP2™』を試打したティーチングプロ・永井延宏氏は、「『コントロールコア』のおかげで、スイング中の切り返しでも嫌なトルク感はありません」と、『コントロールコア』を絶賛。 そして、そのソフトなフィーリングには、「握り心地はとにかくソフト。しかし、スイング中の手の中で暴れるような柔らかさではありません。密着度が高く、皮膚感覚を味わえるグリップ」と、『CP2™』の性能を高く評価している。 ただ、その評価は個人による評価であり、柔らかいフィーリングもまた、心象でしかないといえるだろう。 <h2>グリップ衝撃吸収力の実証実験</h2> ゴルフプライドを展開する日本フェィウィックは、第三者機関の協力を経て、グリップの衝撃吸収力(振動吸収力)をテスト。その驚くべき結果とは? 計測したグリップは下記の6つ。   <dl> <dt>CP2™</dt> <dd><img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/sya1-CP2_Wrap_STANDARD.jpg" alt="CP2_Wrap" width="788" height="86" class="alignnone size-full wp-image-50856" /> </dd> <dd>『CP2™』は『ツアーベルベット』と比較して約35%ソフトな新素材を採用したモデル。Golf Pride史上最もソフトなグリップ。雨や汗にも強く、しっとりと手に馴染み、いままでにないソフトなフィーリングを実現。</dd> </dl>   <dl> <dt>MCC®</dt> <dd><img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/MCC-Wweb-1.jpg" alt="ゴルフプライド MCC" width="788" height="86" class="alignnone size-full wp-image-50947" /></dd> <dd>グローブで装着した手で握る部分はコード、素手で握る部分はラバーと2種類の機能を融合させたハイブリッドグリップ。グリップエンド側にベルベットコードを採用することで、全天候でもすべりにくく、しっかりとしたホールド感を向上。また、シャフト側は柔らかいラバーを採用し、快適性とコントロール性を実現。</dd> </dl>   <dl> <dt>MCC®・プラス4</dt> <dd><img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/golf-pride_mcc4.jpg" alt="ゴルフプライド プラス4" width="788" height="86" class="alignnone size-full wp-image-50948" /></dd> <dd>MCCの特性に加え、グリップ下部をテーパーレス形状にすることで下巻きテープ4枚重ねたと同様の太さを実現。利き手の力みを抑えてパワー伝達を高めるため、ツアーフィードバックのもと生まれたグリップ。</dd> </dl>    <dl> <dt>エラストマー系A社</dt> <dd>ディンプルを交互に配列した標準タイプ。3次元立体成型と独自のグラデーションで、密着度を高め、ゴルファーの感性に応えるホールド感を提供。</dd> </dl>   <dl> <dt>エラストマー系B社</dt> <dd>雨や汗にも強い全天候型で絶妙なしっとり感とソフトなフィーリングが特長。縦ブレを抑える表面加工をデザインし、飛距離アップに寄与。</dd> </dl>   <dl> <dt>エラストマー系C社</dt> <dd>ソフトな握り心地でグリップ力のある太めサイズのグリップ。売れ筋モデルの性能を両立したグリップ。</dd> </dl> <h2>ゴム性グリップは振動吸収力が高い!</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/golf-pride-data2.jpg" alt="ゴルフプライド グリップの衝撃吸収力 実証実験" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50953" /> 今回試験に協力を求めたのは、地方自治体が運営する工業試験場。試験方法は落錘型衝撃試験という方式で、「CEAST9350」という落錘衝撃試験機を使用。 落錘させる物体は、先端が直径20mm半球状のロードセル(棒状の物体・1.3kg)に加重物(0.72kg)を加え計2.02kgの加重に設定。30cm上部より、グリップを円柱状ではなく切って開いた状態で固定し、グリップの表面中央部に落錘させ、その衝撃を計測。各グリップに3回の落錘試験を行い、簡易的に衝撃の最小値、最大値、平均値を計測した。 対象グリップはGolf Prideの『CP2™Wrap』、『MCCⓇ』、『MCCⓇ・プラス4』、そして現在市場で販売が好調な3社のエラストマー系グリップの計6種類。すべて50g前後のグリップを試験した。 まずはグラフ①を見てみよう。その衝撃のピーク(最大値)のみをグラフ化したのが下記のグラフ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/golf-pride-data1.jpg" alt="ゴルフプライド 実験データ" width="788" height="279" class="aligncenter size-full wp-image-50943" /> この計測値は単位N(ニュートン)で表され、同じ加重で同じ高さから落錘された場合の衝撃のピークで、この数値が小さい方が、衝撃を吸収したと考えることができる。 一目で分かるのが、ゴム性グリップにこだわりを見せるGolf Prideの『CP2™Wrap』、『MCCⓇ』、『MCCⓇ・プラス4』が衝撃の最大値が押し並べて低い点にある。 『MCCⓇ』に関しては、衝撃吸収力という点において最大値がエラストマー系A社商品に僅かに劣るものの、エラストマー系B社とC社の商品と比較して、衝撃吸収力が高いといえるだろう。『CP2™Wrap』と『MCCⓇ・プラス4』においては、エラストマー系グリップ3社と比較して衝撃の最大値は圧倒的に低い計測数値となった。衝撃吸収力に限っては、ゴム性グリップの優れた特性が証明されたといえるだろう。 もちろん、この結果は最大値であるし、衝撃吸収力の優劣を識別するための実証実験で、その他の性能を考慮した実験ではないことを断っておく。 ちなみに最大値が最小だった『CP2™Wrap』は211.6468N、最大値が最大だったエラストマー系C社のグリップは280.6683Nと大きく差が開いている。 <h2>衝撃を最大限に吸収するGolf Prideのゴム性グリップ</h2> 次のグラフを見て頂こう。実証実験での最小値だけを抜き出してグラフ化した。ここでの最小値は「実験中、最も衝撃を吸収した時の計測値」であり、つまり平均値とは別に今回の試験中で最も衝撃を吸収した際のグリップを表しているといえるだろう。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/g2-1.jpg" alt="ゴルフプライド 実験" width="788" height="290" class="aligncenter size-full wp-image-50690" /> 最も低い計測値を表したのは、『CP2™Wrap』で、203.401Nだった。これは後述するエラストマー系C社のグリップに比べ約50Nも低い計測値となり、圧倒的に衝撃吸収力が高いことが伺える。 『CP2™Wrap』に次ぐ低い数値を計測したのは『MCCⓇ・プラス4』で、206.149N。『CP2™Wrap』とは僅か2.748ポイントの差で、ほぼ同等の高い衝撃吸収力を持ち合わせているといっても過言ではないだろう。 一番衝撃を吸収しなかった際の最大値で、エラストマーA社に僅差で及ばなかった『MCCⓇ』は、最小値では234.552Nと逆転した。 結果、『CP2™Wrap』、『MCCⓇ』、『MCCⓇ・プラス4』の3機種は総じて、最も衝撃を吸収した際の計測値で低い値を示しており、衝撃吸収力が高いという結論に達した。 一方で、エラストマー系グリップは、最小値はエラストマー系B社が240.049N、エラストマー系A社が240.966N、エラストマー系C社は251.960Nと、一番衝撃を吸収した数値でも、Golf Prideのグリップより衝撃吸収力が低い結果となっている。 <h2>平均でも一番衝撃を吸収するのは『CP2™Wrap』だった</h2> 次のグラフを見て頂こう。今回は同じ実証実験の結果から平均値をグラフ化した。縦軸はN(ニュートン)で横軸は時間だが、0.0063mm秒刻みで1万6000個のデータを取得、それをグラフ化したものだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/g.jpg" alt="ゴルフプライド 実験" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50709" /> 『CP2™Wrap』は赤い曲線、『MCCⓇ・プラス4』は緑の曲線、『MCCⓇ』は青い曲線で表した。また、エラストマー系A社はピンクの曲線、エラストマー系B社は黒の曲線、エラストマー系C社は黄色の曲線で示している。 グラフから読み取れる第一印象としてエラストマー系グリップの3社の共通点は、衝撃を与えた直後の早い段階から衝撃が最大値に到達し、長い時間を掛けて収束に向かうことだろう。比較的、一気に強烈な衝撃を受けているということになる。 次に青い曲線でグラフ化された『MCCⓇ』の曲線を見てみよう。まず、エラストマー系C社のグリップより振動吸収力は高いものの、エラストマー系A社、B社とさほど変わらない振動吸収力といえるだろう。ただし、衝撃が頂点を迎えるタイミングはエラストマー系C社のグリップより幾分遅く、緩やかなスピードで収束していく。 一方のエラストマー系グリップだが、平均値ではエラストマー系A社のピンク色の曲線が一番穏やかな曲線を描いており、平均値でも『MCCⓇ』を僅かに上回る結果を表している。しかし、その収束は『MCCⓇ』より時間がかかっており、この場合は衝撃による振動がグリップ内に滞留していることが予想される。その傾向はエラストマー系B社のグリップも同じような曲線を描いており、同様の分析結果が導き出せそうだ。 平均値で最も衝撃吸収力が低い結果となったのが、エラストマー系C社の黄色の曲線だ。先の最小値では251.960Nだったが最大値では唯一301.436Nと300Nを超える結果となった。   <h2>ゴルフプライドは手首、肘への衝撃を緩和する!?</h2> 繰り返すが今回の試験は簡易的な試験であり、落錘試験がすべてではないが、プロフェッショナルの指導の元で試験は行われた。 その点を前提として先述の結果から導き出されるのは、ゴム製にこだわったGolf Pride製品は、押し並べて今回の試験において衝撃吸収力が高いことが判明した。その意味するところとは? 日本フェィウィックの大久保光彦氏に聞いた。 「同じグリップであっても、振動吸収力が高いことで、インパクト時に手首や肘にかかる負担は大幅に緩和されるはずです。特に今回の試験における『CP2™Wrap』は、非常に衝撃吸収力が高い。 特にキャリアの長いシニアゴルファーには、今後もゴルフを長い年月にわたり楽しんで頂くために、ソフトフィーリングで衝撃吸収力の高い『CP2™』シリーズが最も適しているといえるでしょう。 また柔からいグリップは、力みをなくしスムーズなスイングに導きます。その点では幅広いゴルファーに大きな恩恵が得られるグリップです」 世界初のラバー製グリップを開発以来、常にゴルフグリップで世界をリードしてきたGolf Pride。ゴルファーが遭遇するかもしれないケガや故障にまで対応できるかもしれない『CP2™』シリーズは、ゴルファー年齢の長寿化にも大きく寄与することだろう。
    (公開)2018年10月30日