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    ハッシュタグ「ゴルフ場」記事一覧

    前回は、バブル時代にゴルフ場の開発ラッシュが起きた背景を説明した。バブル崩壊から30年以上経った今、日本のゴルフ場はピークから約300コース消えてしまい、2100コース台に減少している。なぜ、そのような事態に陥ったのかを2回に分けて考察しよう。 表層的には、バブル経済の崩壊が引き金をひいた。これにより「預託金」の償還に耐えられず、次々と白旗を挙げ、法的整理に陥ったゴルフ場を外資系ファンドが傘下に収めた。そのことは誰でも知っているが、ゴルフビジネスに携わる者としては、より深く当時の経緯を知っておく必要があるだろう。 まず、ゴルフ場が減った理由を理解するには、会員権制度の仕組みを知る必要があると筆者は考える。そこで、日本で主流となった「預託金制会員権」について説明しよう。 そもそもゴルフ倶楽部は同好の士が集まる「仲良しクラブ」であり、営利目的ではないという性格をもっていた。そのため草創期は「社団法人」または「任意団体」として次々と誕生した経緯がある。 社団法人制は、ゴルフ倶楽部が社会的にみても法的にみても、一個の独立した団体として組織化されなければならなかった。その法形成に添う形として社団制を採用したのだが、1966年(昭和41)以降、ゴルフ場会社は社団法人として認可されなくなった。 その理由は、本来、民法上の社団法人は公益性と非営利性が設立許可の条件であり、主務官庁である文部省(現・文部科学省)は、一部の会員だけがゴルフを通じて親睦を楽しむことを目的とするゴルフ倶楽部の公益性に疑問を抱いたからである。以後、新しく開業するゴルフ場は「株主会員制」に移行するケースとなり、一方でその手続きよりも簡素でゴルフ場側の裁量権の強い「預託金制」会員権が主流となって今日に至る。 そのためゴルフ会員権を購入するときは「入会金」とは別に、ゴルフ場会社に期限付きで預ける「預託金」を合わせて払うことになった。この預かり金を開発コストに充てる形で、ゴルフ場会社は次々とゴルフ場を造っていったわけだ。 もう少し細部に踏み込もう。会員権を発行するゴルフ場側の事情についてである。 <h2>完成までの筋書き</h2> ゴルフ場開発は、ゴルフ場になりそうな場所(田んぼ・畑・山林等)を探して事前立地承認許可を取り付ける。その上で国土法(当時の申請手続き)に則り土地を取りまとめ、森林法など段階に応じた個別法をクリアしていく。最終的に大規模開発の許可を取得してゴルフ場を造成するが、長ければ7~8年を要するケースもあった。複数の地権者が絡む場合、それぞれ複雑な思惑が介在する。農業を続けたい家と断念する家。あるいは隣家の土地よりも高く買ってもらいたいなど、人間の欲も当然ある。それらを取りまとめる作業にも時間が費やされる。 土地がまとまり許可が下りると、田んぼや畑などの土地が初めて価値を生み、ゴルフ場としての評価を得る。ところが途中で頓挫すると、集めた土地は田んぼや畑などのほかに転用できず(開発行為が認められない)虫食いの土地を得ただけで終わってしまう。そんな土地に価値があるはずもなく、ゴルフ場会社が考えたくもない最悪のシナリオになるわけだ。 このようなリスクが付きまとう用地買収(地上げ)の資金を銀行が貸してくれるはずはない。したがって、ゴルフ場開発には①自己資金、②不動産等を担保にする、③ゼネコンからの債務保証で〝ノンバンク〟などからの資金調達……。以上を併用するなどして、用地買収を進めるのが一般的だ。 晴れて大規模開発の許可が下り、ゴルフ場ができる段階で、初めて銀行からの融資が受けられる。銀行によるノンバンク資金の肩代わりで、この「肩代わり資金」を会員募集によって集めた預託金で弁済する。これが一連の筋書きである。 まとめると、ゴルフ場の開発資金は、最初は手ガネとノンバンクからの融資で調達し、その後銀行からの資金に入れ替えて、最後に預託金で銀行からの借り入れを弁済する。このプロセスからわかるように、土地・建物を含むゴルフ場開発資金は最終的に、全て会員からの預託金で賄う形となるわけだ。 <h2>会員権神話</h2> 日本経済は1986年からバブルに沸き返り、それと同一歩調で第三次ゴルフブームが起きた。ちなみに第一次ゴルフブームは1957年、「カナダカップ」(現ワールドカップ、於・霞ヶ関CC)で中村寅吉・小野光一組が優勝したことに始まっている。第二次ブームはその9年後。ジャック・ニクラウス、アーノルド・パーマー、ゲーリー・プレーヤーのビッグ3が来日した1966年以後である。日本では「和製ビッグ3」と呼ばれた杉本英世、河野高明、安田春雄が人気を博した。 1980年代の第三次ブームはA・O・N(青木功、尾崎将司、中嶋常幸)が、それぞれ違う個性と強さで注目を浴びた。前回触れたプラザ合意による急激な円高とバブル経済の台頭で、企業の接待交際費が潤沢となりゴルフ市場が潤った。 この時期、ゴルフの熱気と土地神話、さらに狭い日本の国土におけるゴルフ場の希少性から「会員権神話」が生まれた。ゴルフ会員権の価値は上がる一方で、絶対に下がらない!という神話である。 この神話にゴルフ場開発会社も麻痺していき、極端な施策としては、預託金に据え置き期間を設けず、会員の退会と引き換えに返還することを会則に定めるところも増えていった。本来預託金は、償還時期を迎えるまでゴルフ場会社の手元に置いておくはずの資金だが、預託金を返して欲しいのであれば、 「どうぞ退会してください。いつでもお返しいたします!」 と、一転して強気の態度に変わったのだ。なぜなら、退会した会員の数だけ「枠」が空けば、それを高値に付け替えて、新たに募集できるからだ。横暴な根拠、すなわち会員権神話に基づく預託金の返還だった。 が、間もなくシッペ返しが襲ってくる。バブル崩壊で押し寄せたのは、ゴルフ場の経営難を懸念する会員から起こされた預託金返還請求の嵐であった。 「いつでも返します」の強気が一転、日本中のゴルフ場が預託金返還の波に呑まれ、ゴルフ場業界の崩壊を招く。好況時には誰も想像できなかった……。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年12月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2025年01月21日
    ゴルフの技術やスコアの良し悪しは評価に直結するものではありません。当たり前の話ですが、まず『人として』どうなのか、なのです。マウント取ったり、ニギりの無理強いをしてはいけません。ゴルフが上手くてもなんにも偉くありません。ゴルファーにとっての最高の賛辞は「また行きましょう」と言われること。そのために避けるべきは『へぼ』じゃなく『やぼ』。ゆめゆめ油断なさらぬよう。 【楽しくなけりゃ遊びじゃない】 難しいことで有名なコースで開催されたコンペ。そこは距離も長い。うーん、難しいのと長いのと、どっちかにしてもらわないと、飛ばない女子には辛いのよ。なぜならパーオンしない限りバーディーチャンスにはつかないから。つまり、ミスは加算される一方でスコアを減らせるチャンスが訪れないってこと。さらにグリーンまわりが難しいときた日には寄せワンの望みも薄く、万事休す。 それなのにスタート前に飛ばし屋の幹事が「男性はブルー、女性はゴールドティーから」とのたまった。いくら後から「まあ赤でもいいですけどね」と言われても最初に指定されたら自分から「じゃあ赤で」とは言いづらい。老若男女いろんな人が参加するコンペは競技ではない。遊びです。ずっと真剣モードでは親睦を深める余地もない。そんなの意味ある?これね、女性だけの問題じゃないんです。シニアの男性だって中級者の男性だって辛い。飛ばないハンデがどれほどのものか、飛ばし屋の幹事はもっと想像力を働かせなきゃダメです。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2025年1月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2025年01月14日
    前回は、私がゴルフ界を歩んできた道程と、千代田カントリークラブ(茨城)の「リコンセプト」について簡単に触れた。本稿はその続き。 1982年、財界の6大グループ(前号参照)が会員となって、「選ばれし者」のみが集う高級ゴルフ場の千代田CCが開場した。千代田CCの会員権は当初、県内の平均的な価格(300万円)で発売されたが、高級ゴルフ場にリコンセプトするには会員を少数に抑える必要があった。そこで、すでに会員権を買っていた人に全額返還し、少数会員制として新価格を発表した。初回の募集は2500万円からであった。 この価格は、用地買収に関わる金利込みの費用と、造成・建築費などの総額を法人会員の総数550社で割ったもので、リコンセプト前の価格の8倍強に高騰している。 なぜ、このようなことが成功に結びついたのか? 事情を理解するためには、時代背景を見る必要があるだろう。 当時、プラザ合意(1985年)があった。ニューヨークのプラザホテルで行われた先進5か国蔵相会議で、ドル高を是正し、米国の貿易赤字を軽減するのが目的だった。これにより1㌦235円が、翌年には150円台まで円の価値が急騰する。同時に金融緩和や、行き場を失った資金が土地や株式投資、会員権市場に流れ込む。千代田CCの新価格による会員募集は当初苦戦したものの、6大系列企業の入会が進むにつれて勢いを増し、高級路線は成功した。 その後、当時筆者が勤めていたSTTは、前回触れた旧・梓カントリークラブ(現・プレステージカントリークラブ)を189億円で落札(1986年)するという、今思えばとんでもない落札劇を演じたわけだが、その伏線には千代田CCの成功があったと言える。 旧・梓CCの落札額を「189億円」に決めた根拠はこうだ。まず、千代田CC(18ホール、16万坪)の用地買収に約10年の歳月を費やした。その結果坪当たりの買取額は約3万円となり、この3万円を旧・梓CC(36ホール、60万坪)にもそのまま当てはめた。「60万坪×3万円=180億円」。これに、絶対に落札できるプラス9億円を乗せて189億円。そのような理屈だったと聞いている。 その後、許認可を取得し、さらに造成・建築費が掛かる。それだけの大金を投じても、千代田CCの成功例から「必ず売れる」と経営陣は踏んだのだろう。事実、旧・梓CC改め「プレステージCC」の会員権は、順調に売れた。 千代田CCとプレステージCCの成功は、社会的にも大きな注目を集めた。ゴルフ場を媒介にして、会員権という「紙切れ」を刷れば、未完成のゴルフ場でも青田売りでき、莫大な投下資金を短期で回収できる。デベロッパーが大挙してゴルフ場開発に乗り出し、日本全国で造成ラッシュの夜明けを迎えた。 高額会員権購入のカラクリ <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/01/2411iijima2.jpg" alt="" width="1000" height="665" class="size-full wp-image-84659" /> 千代田CC ゴルフ場開発ラッシュの背景には、金融機関の存在が大きかった。プラザ合意後、日本の金融機関は貸付先の獲得に苦慮していたが、そこに会員権の販売と、その購入資金を一体化して融資する手法が編み出されて野火のように燃え広がった。 日本の狭い国土を考えればゴルフ場の数には限界があり、希少性の高いゴルフ会員権は株よりも確実に儲けられる投資対象と考えられた。80年代半ばからバブルへと向かう道程で、人々は争うようにゴルフ会員権を購入したのだ。 そのカラクリはこうだった。 まず、銀行とゴルフ場開発会社が提携ローンを締結する。その上で銀行は、会員権購入者を顧客から探し出し、金を貸して購入させる。借金の担保は、購入する会員権の「預託金」に質権を設定する。つまり、銀行は会員権を担保に金を貸し、その会員権は株式同様値上がりするから、銀行としてはノーリスクで新規融資先を獲得できる。まさに夢のような連鎖だった。 一方で、借入をして会員権を買う者にもメリットがあった。少ない入会金を自己資金(取得会員権の20%前後)で用意できれば、残りの資金は実質無担保(持ち込み担保)で融資を受けられるため、中には2口申し込み、会員権の値上がりを見計らって1口を売却。その売却益で2口分の借金を完済できた。 <h2>1口はタダで手元に残った! </h2> 濡れ手に泡、とはこのことである。ゴルフ場会社、金融機関、購入者の三者が潤う「三方良し」の構造だ。 銀行が、簡単に会員権の購入資金を貸してくれる。むしろ、貸し付けるネタとしてゴルフ場は便利な存在だったから、2000万円、3000万円、4000万円、5000万円…と、会員権価格は高騰した。ゴルフ場開発会社はその金額に見合う設備の豪華さを競い合った。 <h2>豪華絢爛なクラブハウス</h2> 一番わかりやすいのはクラブハウスである。「バブル仕様」のクラブハウスは大きな空間に豪華なシャンデリアなど、今となれば空調費やクリーニングコストも大変だが、当時はお構いなしにひたすら豪奢を競っていた。第二はメンバーの数を少なくすること。第三は接待用に向いた交通至便なロケーションの確保。以上がバブルコースの3要件だった。 プレー料金は接待交際費で落とせるため、高額会員権のバブルコースは「接待用」として、企業が購入する法人会員権も多かった。社用ゴルフの全盛期は、プレーも食事もお土産も豪華であるほど喜ばれた。 1986年、国内ゴルフ場数は1538コース。それが5年後の1991年には1926コースに激増している。この間、デベロッパーやゴルフ場開発会社は、都心から近くて平坦な地形を必死に探した。土地の買収コストが跳ね上がり、都心近郊に土地がなくなると、買収範囲を地方へ広げていった。 同時に、ゴルフ場開発は乱開発・自然破壊だと糾弾される。それも一因となって首都圏近郊の開発許認可は次々凍結されてゆく。東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨と新規開発が禁じられた。 ちなみに、今年になって山梨県は開発凍結の解除を発表したが、その理由はリニア建設を見据え、民間による適切な投資・開発を促し、県土の強靱化と高付加価値な複合施設の建設で、県の財政力を高めるためと説明している。いずれにせよ、様々な利害関係者が金儲けとゴルフを結びつけて開発に邁進、ピークの2002年には2460コースを記録している。 その後バブル経済の崩壊や自然災害等で減少し、2023年度は2123コース。ピークから300コース以上減っている。とはいえ、最多のアメリカに次ぎ、カナダやイギリスと肩を並べる数のゴルフ場が日本の狭い国土で運営されている。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年11月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2025年01月10日
    連載の初回となった9月号では、弊社の成り立ちを中心に執筆しましたが、本号では経営戦略の基本となる考え方を述べてまいります。 弊社は、福岡(ザ・クラシックGC、西日本CC)と佐賀(佐賀クラシックGC)で計3つのゴルフ場を経営しております。本社を置く福岡県は、福岡市を筆頭に人口が増え続けている街がいくつかあります。その要因は大学等の教育機関の充実、空港や新幹線駅へのアクセスの良さ、天神ビックバンや博多コネクテッドの二大プロジェクトの推進等で九州他県からの流入人口が多いことが挙げられます。 ザ・クラシックゴルフ俱楽部からは車で40分(距離30km)で中心地の福岡市中央区天神に辿り着きます。この街は近年、リッツカールトン福岡の開業に始まり、国内最大規模のシャネルの出店や、東京に次いでグーグルが支店設置を発表する等、将来性を感じさせる事業が次々と展開されています。 しかし、福岡県全体としては、2010年から人口減少傾向に入り、2020年は509万人、2030年には495万人と推測され、同年の65歳以上割合は30.4%(日本の地域別将来推計人口2018年より)と推計されています。このような状況を受け、近年弊社は地元やその近隣の「小商圏」のシェア獲得に加え、関東や関西等の「大商圏」から顧客誘引を図ることが経営課題となっています。 小商圏対応と大商圏対応 ゴルフ場の売上高は端的に、 「商圏内ゴルフ人口×獲得シェア×一人当たり消費金額」 で表せます。そこで、競合対策を打ってシェア獲得に励み、ショップやレストランでもう一品の提案をして客単価アップに努めますが、そもそもの母数となる目の前のゴルフ人口が減れば売上の維持・拡大は見込めません。従来は小商圏対応としてメンバーやコンペ幹事など、地元のお客様への密着軸(個人名での呼びかけやハレの日のお祝いなど)を磨き、売上の基盤とすることで十分でしたが、2015年前後より、減少する小商圏内人口に危機感を覚え、関東や関西などの大商圏からゴルファーを誘引し、自然減する客数を補う必要性を感じてきました。 このような単純な思考により、大商圏対応として、プロのトーナメントを開催し、全国的な知名度と価値を上げる運営に舵を切り始め、目安として、小商圏の売上を8割・大商圏の売上を2割に設定しています。大商圏優先に走りすぎると、コロナや災害時で来場者が激減するため、このような配分を考えています。 <h2>日本シニアOPと日本女子OP</h2> 福岡には、客単価4万円のにぎり鮨を提供する名店がいくつかあります。そのカウンターに並ぶのは地元の顧客に加えて東京や大阪の富裕層です。その一方で、大衆食堂に目を向ければ、地元の顧客が主な客層となります。つまり、単価が取れる、換言すれば付加価値のあるお店にならなければ、商圏拡大は見込めないということです。 弊社のザ・クラシックGCでは、経営課題として商圏拡大に取り組んでおり、その戦術として、2017年に日本シニアオープン、2020年に日本女子オープンを誘致して、「メジャートーナメントコース」という肩書きを全国のゴルファーに訴求しました。写真映えするような海も見えず、歴史が浅く、日本のトップ100選にも入っていないコースでは、この方法しか思いつかなかったというのが正直なところです。しかし、トーナメント誘致後の2018年頃から現在まで、毎年2000万~3000万円の売上伸長があり、一定の成果が確認できます。 全国のお客様を誘引する商圏拡大の手段としては、有料広告を打ったり、代理店と提携したりと、様々な取り組みが考えられますが、弊社は広告予算を設けていないため、トーナメントのようなニュースバリューのあるコンテンツをつくり、結果として広く伝わるオーガニックな宣伝広報を心掛けています。 <h2>入会動機の最大化と客層の最大化</h2> 先ほど、ゴルフ場の売上高は「商圏内ゴルフ人口×獲得シェア×一人当たり消費金額」で表されると書きましたが、弊社にはもうひとつ、参考にしている式があり、それは、 「入会動機の最大化×客層の最大化」 です。弊社はこれまで、年商2億円程度の小さなコースから10億円に達する大型コースを経営してきましたが、その「年商差」はこの式で説明できます。年商が小さなコースは入会動機が少なく・客層が狭い。年商が大きなコースは、入会動機が多様にあり・客層も広い。簡単に例を述べれば、 年商2億円のコースは、 <strong>入会動機</strong><br /> 1)メンバーフィで安くプレイできる <strong>客層</strong> 1)初心者 一方で年商10億円のコースは、 <strong>入会動機</strong> 1)メンバーフィで安くプレイできる 2)館内設備に鉄板焼やサウナがあり充実している 3)国内提携コースがあり、ゴルフ旅が充実する 4)トーナメントを開催しており、ステータスを感じられる <strong>客層</strong> 1)初心者 2)中級者 3)上級者(トップアマ) 4)エリートプロゴルファー となります。下に三角形の図を載せましたが、ゴルフ場の売上を伸ばすためには、この三角形を大きくすること(底辺:入会動機×高さ:客層)だと考えています。【底辺拡大】として、ゴルフを安くプレイする以外にいかに入会メリットを提示できるか。【高さ】として、初心者もなんとか挑戦することができ、セッティングに応じてエリートプロゴルファーも満足できるコースの汎用性を、いかに高めるかが弊社のもう一つの経営課題となります。 ハザードが多すぎる、全ホール砲台でグリーンが小さくパーオンできない等、難易度を高めすぎると「もう二度と来ない」と言われてしまうので、中途半端と評価されてしまうこともありますが、商売としてはコースの汎用性はとても大切だと考えています。 本稿に記したことの実践として、2028年の日本女子オープン誘致や、スコットランドの造成家による2年間のコース改修、他のグループコースにおいてもプロツアーのホストに立候補しております。九州という中央から離れた街で、このような挑戦をすることはとても難しいと感じていますが、挑戦は最大の防御という言葉を胸に、ゴルフ事業に邁進してまいります。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年11月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2025年01月05日
    クラシックマネジメントグループ株式会社で取締役副社長兼総支配人を務める谷水大祐と申します。弊社は九州を中心にザ・クラシックゴルフ俱楽部、佐賀クラシックゴルフ倶楽部、西日本カントリークラブを運営しており、福岡市内ではトラックマンを装備したインドアゴルフスクール&レンジ「Golf Days」の運営等を行う独立系の中小法人です。 関連会社にはスポーツタレントのエージェント・マネジメント業務を行うCMGスポーツマーケティング株式会社があり、代表取締役を務めております。清水大成プロ、後藤未有プロ、菅楓華プロ、リハナプロらトップアスリートの後方支援が主業務となります。 実は、前職でコンサルティングファームに在籍していた2017年に、本誌で「異業種から学ぶゴルフ界再考術」というタイトルで執筆経験があります。机上でゴルフ界を考えていた時代です。 現在はゴルフ場の現場で飲食の調理以外、ほぼすべての業務に従事して四苦八苦の日々。自然相手のゴルフ場経営は思い通りにならないのが常であり、当連載でも机上論ではなく、現場に基づく挑戦記を執筆してまいります。 タイトルの「上を向いて歩こう」は、ゴルフ場の価値を如何に高めるかを意識したものです。弊社のザ・クラシックGCは2020年「日本女子オープン」を開催し、2028年も開催予定。佐賀クラシックGCはJLPGA認定コースとなりますが、これらも価値向上の一環にほかなりません。 <h2>当社の始まり</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/12/202409tanimizu2.jpg" alt="" width="1000" height="612" class="aligncenter size-full wp-image-84347" /> 当社は、私の曽祖父である谷水信夫が、1961年に京都と滋賀の境の山頂で小さなゴルフ場を開発したことに始まります。 信夫は1912年和歌山に生まれ、戦前は大阪で小さな鉄工所を営み、その後空襲被害の少なかった京都に移りました。京都ではお米のポン菓子の製造機業を展開し、当時珍しかった割賦販売で、関西では8割近いシェアを獲得したとの記録があります。食料危機の改善を見越した信夫は、娯楽の時代を予見して、映画館や旅館業へと事業転換しています。 1957年、霞ヶ関カンツリー俱楽部で開催されたカナダカップを信夫は現地で観戦します。中村寅吉・小野光一組がサム・スニードら世界の名手を抑えて優勝した瞬間、ゴルフブームの到来を予感して、帰りの電車でゴルフ場の開発を決意したそうです。 1961年、滋賀県の山頂で県内2例目のゴルフコースとして皇子山カントリークラブ(設計 谷水信夫)を開場。ゴルフ場としては土地が狭く、開発工事を引き受けてくれる業者もおらず、大学でゴルフをしていた二代目谷水雄三との二人三脚でゴルフ場を設計しました。苦労して資金を調達し、信夫の個人資金も投じて、18ホール・5200ヤード弱のコースを造り上げました。(※2021年皇子山CCは他社へ譲渡) <h2>関西から九州の地へ</h2> その後、銀行から広大な土地の情報を聞き付け、九州の開発に着手。1975年、福岡県北部に西日本CC(設計 ゲーリー・プレーヤー)を開場。1990年には同じく福岡県北部の丘陵地にザ・クラシックGC(設計 鈴木正一/改造 ベンジャミン・ウォレン)を、6年後には姉妹ブランドの佐賀クラシックGC(設計 中村享治)を開場します。いずれも「接待型」がコンセプトで、サービスや食事、館内の設えにこだわりました。 社内に「感動創造課」を設置したところに、弊社の経営方針の一端が表れています。お客様のおもてなしを第一に考える専門部署で、リッツカールトンのゴールドスタンダードに憧れを抱きながら、お客様の心に残るコミュニケーションに注力するのが同課の役割。 近隣には古賀GCや門司GC等、著名設計者による名門があります。歴史があり、確固たる会員組織の団結があり、ゴルフリテラシーも高い。一方で参入する立場の弊社としては、当時の名門が着目しなかったホテルのようなきめ細かいサービスで対抗する、カウンターポジションを目指したのです。 1991年にバブルが崩壊し、1週間に1件ゴルフ場が倒産する時代に突入します。弊社も会員権の償還対応で経営難に陥りました。幸い、事業清算をすることなく代をつないできましたが、ゴルフ業界を取り巻く環境は楽ではありません。人口減少やクラブハウスの老朽化、多様なスポーツの出現等、ゴルフ場業態の好転要素はなかなか見当たりません。 <h2>垂直軸が「背骨」になる</h2> このような状況下、依存する親会社もなく、ゴルフ場単体で商いをしている弊社は、戦略軸の見直しを真剣に行っています。多くの同業者が様々な策を講じていると思いますが、弊社の場合はゴルフ場としての「本筋」(垂直軸)を伸ばすことにこだわっています。 ザ・クラシックGCではメジャー大会の誘致や海外設計家によるコース改修等、本筋を重視。私は前職のコンサル時代に菓子業界を中心に歩きましたが、本筋重視は当時の経験とも重なります。 菓子業の「垂直軸」は美味しいお菓子をつくることです。「水平軸」にはイベントを通じた地域交流や感動接客もありますが、そもそもお菓子がマズければ成果は期待できません。背骨があるから肋骨が機能するという考え方です。 ゴルフ場も同じではないでしょうか。サービスを磨き、交流イベントを行うことも非常に大事だと思いますが、本筋であるゴルフコースを磨かなければ、その他の努力は報われにくいと考えられます。業界のリーダーではない弊社の立場で、このようなことを書くのは気がひけますが、激動のゴルフ場市場を60年以上生きてきた中で肝に銘じていることです。 連載では、小さな会社が女子のメジャー大会誘致に挑戦した戦略的経緯や、スコットランドのデザイン会社と2年間のコース改修プロジェクトを行った体験記等を共有させて頂きます。ゴルフ産業がゴルファーを魅了しつづけ、異業種に負けない市場となることを皆様と目指してまいります。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年9月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年12月15日
    連載を始めるにあたり、私のゴルフ業界におけるバックグラウンドを紹介する。 特段ゴルフが好きでも、興味があったわけでもなく、税理士の次男として生まれた筆者は将来、 税理士になるものと思っていた。そのため高校卒業後の2年間、大原簿記学校の税理士本科へ進学した。 1年が経った頃、兄が税理士になることを決めたため、自分は兄とは別のビジネスの世界に入ることを決意したのだが、専門学校卒ゆえ学歴の壁は高く「学歴不問、能力主義、幹部候補生募集」の3要素を備えるベンチャー企業を探すことにした。その企業が、たまたまゴルフを生業とする千成グループ(後のSTTグループ)だった。入社は1983年。以後41年間、ゴルフ業界に携わっている。 <h2>幹部候補生研修</h2> オーナー社長のポリシーは「幹部候補生たるものは現場を知らずして幹部になれるか!」であった。そのため入社式直後の合同研修を終えるとすぐ、現場であるゴルフ場へ配属された。同社は当時、千成ゴルフクラブ(栃木)と千代田カントリークラブ(茨城)の2コースを保有・運営しており、同期は2班に別れて各コースで研修に入った。 筆者の配属先は千代田CC(18ホール)だった。当時13番ホール横の林の奥にプレハブ小屋があり、3DKの間取りに同期4人の生活が始まる。2人は各1人部屋、残りの2人は相部屋となるが、毎週くじ引きで部屋変えをして、プライベート空間を楽しんだ。 まず、コース管理課に配属され、地下足袋にヘルメット姿で来る日も来る日も芝草刈り……。誰でもできる手押しモアによるラフ刈りから始まり、グリーン刈りや3連モアを乗りこなす技術を、約5か月掛けて習得。次にハウス内に配置されてポーター、ハウスメンテナンス、ウエーター、フロント、事務所等、あらゆる部署を体験した。今思えばありがたい経験ではあった。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/12/tiyoda.jpg" alt="" width="1000" height="795" class="aligncenter size-full wp-image-84284" /> 筆者は生まれも育ちも東京である。本社が「六本木」だったことも入社動機のひとつで、夜の街をビシッとスーツを決めて闊歩する、そんな淡い期待もあったのだが、実際は芝刈りの毎日で「俺はこんなところで何をしてるのか?」と悩んだ一時期もあった。しかし、とにかく忙しく、幹部候補生として同期に負けたくない!との想いが支えとなってやりきった。同期はいつの間にか去ってしまい、3DKを一人で過ごす。 約1年後、本社配属の辞令が下り、経理部に入る。経歴書に簿記1級・珠算2級・販売士3級等の記載があったからだろう。 <h2>プレステージCCの誕生</h2> 入社3年後の1986年7月。倒産した旧・梓ゴルフ倶楽部(36ホール)を189億円で落札した。この落札を機に財務部が設立され、筆者はそこに抜擢される。資金繰りの専門部署が必要だったからだ。 今も鮮明に覚えているのは、決済の場に小切手を用意したときの光景である。チェックライターで小切手をタイピングする際、当時のチェックライターは99憶台の桁しかなく、手書きで「金壱佰八拾九億圓也」と書き込んだ。それを三井信託銀行丸の内支店の応接室に持参・決済したときは、さすがに緊張した。 この旧・梓GCの敷地は約60万坪の規模であった。オリジナルのゴルフ場の姿は山岳コースで、パー3ホールでは、パターで転がして崖から落とした方がグリーンに乗る確率が高いほど、無理のある地形とコースレイアウトだった。 敷地内には3つの山があり、その山をすべてダイナマイトで粉砕。大量の土砂を谷に埋め、まったく新しいコースに造り変えた。名称も「プレステージカントリークラブ」に変更して、1988年7月に再オープン。グループとしては千成GC、千代田CC、グランドスラムCCに次ぐ4番目のコースとなった。 プレステージCCが会員を募集した80年代後半は「青田売り」ができた時代である。青田売りとは、未完成のゴルフ場の会員権を売ることで、バブル時代、ゴルフ場の乱立につながった一因と言える。 プレステージCCの初回販売価格は特別縁故募集で1口2500万円であった。コンセプトは、法人接待用の高級ゴルフ場で、上場企業又はそれに準ずる企業の役員以上が「記名人」になれる、という高飛車な姿勢で販売した。 振り返れば、隔世の感がある。 落札に際し、三井信託銀行を幹事行として、他ノンバンク7社から合計189億円の資金調達をしたのだが、この時(1985年)の長期プライムレートは7.5%で、これにスプレッドレート(上乗せ金利)で約9%という高金利での資金調達。ゼロ金利時代では考えられない利率の借入で落札したことになる。 <h2>リコンセプトの実体験</h2> このプレステージCCを落札する前に、自社で千代田CCを完成していた。千代田CCのコンセプトは「法人向けの財界サロン」で、入会制限が厳しく、一部上場企業の役員以上しか記名人になれなかった。 千代田CCの初代理事長には三井物産の現役社長が就かれた。そのため二木会(三井グループ)系列はもちろん、白水会(住友グループ)、三菱金曜会(三菱グループ)、芙蓉会(芙蓉グループ)、三水会・みどり会(三和グループ)、三金会(第一勧銀グループ)という6大グループが選ばれて入会したのである。 日本を動かす錚々たる顔ぶれが集ったが、このコンセプトメイクの背景には、三井物産会長が当時話した、 「これからは大衆の芋を洗うような混みあったゴルフ場ではなく、人数を絞り、選ばれし者のみが入場を許されるコースが必要だ」 とのアドバイスがあったからだと聞いている。アドバイス前、千代田CCの会員権は茨城県の平均相場に近い300万円で売り出していたが、アドバイス後に会員権の購入者に全額返還をして、一旦リセットした経緯がある。コンセプトを作り直すことで、異なるゴルフ場に生まれ変わる。筆者が「リコンセプト」に関わる原体験であった。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年10月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年12月03日
    PGMは、スマートフォン用「PGMアプリ」に新たにスコア履歴が確認できる「スコア丸」の機能を追加した。 「スコア丸」は、PGMのゴルフ場で、カートナビに入力したスコアが、自動で アプリから確認できる機能。過去、当日のスコアだけではなく、ベストスコア・平均スコア、当日のゴルフ場ごとのスコアランキングが確認できるようになっている。一部のゴルフ場では、ラウンド中、カートナビにスコアを登録すると、そのままアプリにも反映されるため、アプリ上でスコア入力をする必要がなく、簡単に利用することが出来る。 また、「スコア丸」に先行してPGMのゴルフ場でラウンドするとゴルフ場のロゴマーク入り「ラウンドマーカー」や、各種サービス利用で「スペシャルマーカー」が獲得できる「ラウンドマーカー」機能も搭載。アプリ上でコレクションができ、獲得マーカー数・ラウンド数の全国ランキングや、エリア内ゴルフ場のラウンドマーカーを全て獲得すると「COMPLETE(コンプリート)」マークが表示される等、コレクション意欲をそそる機能になっている。 ■PGMアプリの主な機能 1)スマートチェックイン機能 2)予約機能 3)PGMポイント残高や PGM Web ステイタスの確認機能 4)プッシュ通知機能 5)ラウンドマーカー機能 6)「スコア丸」機能 詳細は下記WEBサイトまで。 <a href="https://booking.pacificgolf.co.jp/app/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://booking.pacificgolf.co.jp/app/</a>
    (公開)2024年11月05日
    静ヒルズカントリークラブ(茨城県常陸大宮市)で生まれた、ゴルフとキャンプを掛け合わせて非日常を満喫するプラン「ゴルキャン」。昨年大好評だったこの企画が、今年はグレードアップして開催する。 新・アウトドアレジャー「ゴルキャン」は、地元食材を使った贅沢BBQに加え、今年はビールサーバーも完備。お酒を飲みながら焚き火を囲み、戦略性の高いゴルフコースをプレー。2日間を大満喫できるフルコースプランを組数限定、特別価格で提供する。開催日は10月から12月上旬までの週末。キャンプをした後に翌日ラウンド、またはラウンドをした後にキャンプの2パターンが設定されているため、日程は確認が必要。また、宿泊はテント泊もしくはホテル泊を選ぶことができる。 【ゴルキャン 料金】 最大5万7200円がキャンペーン価格で4万8700円。 1)ゴルフ18Hプレー(セルフ、バック差額あり) 2)手ぶらキャンプ 3)練習施設使い放題(ドライビングレンジ、Par3コース、アプローチ練習場、パター練習場) 4)朝昼夜3食付き(夜はBBQ、サーバードリンク5杯まで無料、朝食ビュッフェ) 詳細と申し込みは左記WEBサイトまで。 <a href="https://hillsgolf.jp/shizuhotel/news/240830-1/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://hillsgolf.jp/shizuhotel/news/240830-1/</a>
    (公開)2024年10月17日
    いつもは子どもや学生に向けた「ゴルフチャレンジ」について書く機会が多いのだが、今号は、有馬カンツリー倶楽部が加盟している地元兵庫県三田市ゴルフ協会の新規プロジェクトについて紹介したい。 2024年7月より、三田市ゴルフ協会加盟のゴルフ場七か所をプレーしてめぐる『ゴ朱印めぐり』プロジェクトを始めた。「ゴルフ」と「御朱印」を掛けたわかりやすいネーミングである。 当コースのほか、有馬冨士カンツリークラブ、神戸三田ゴルフクラブ、サングレートゴルフ倶楽部、三田ゴルフクラブ、三田レークサイドゴルフクラブ、千刈カンツリー倶楽部の7か所のゴルフ場を七福神の神様になぞらえ、オリジナルの朱印シールを専用ゴ朱印帳に貼って収集していくスタンプラリーである。 近年、寺社の御朱印だけでなく、「御城印(お城)」「御船印(船舶)」「御湯印(温泉)」「御鉄印(鉄道)」「御翔印(空港)」など様々な御朱印があり、流行しているが、ゴルフ場やゴルフについては、まだ行われていないようだったので、全国に先駆けてゴルフ場専用の「ゴ朱印」と専用のオリジナル「ゴ朱印帳」を考案。三田市ゴルフ協会の新たなプロジェクトとして実施するもの。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/09/20240628_130451.jpg" alt="" width="1000" height="1012" class="aligncenter size-full wp-image-83234" /> このプロジェクトの実施で、三田市へのマイクロツーリズム及びインバウンドツーリズムの活性に一石を投じ、地元地域の振興に寄与していくことを目的としている。そのため「ゴ朱印帳」にはゴルフ場の情報だけでなく、近隣の観光スポットやグルメスポットも掲載している。 ゴ朱印帳は、初版1000部限定とし、販売価格は原価ギリギリの1100円(税込み)。 また各ゴルフ場でプレー時にゴ朱印帳を持参の方のみ、無料で「ゴ朱印」シールをお渡しする。すべてのゴルフ場をプレーした場合には、満願シールも配布する。 <h2>評価は「数値」だけ?</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/09/20240623_0922002.jpg" alt="" width="1000" height="666" class="aligncenter size-full wp-image-83235" /> 三田市ゴルフ協会の会長は元三田市長が担っているが、実際に協会の運営を担っているのは7か所のゴルフ場支配人である。事務局は現在有馬カンツリー倶楽部にある。そのため、本プロジェクトについてもゴルフ場及び発案した当クラブが中心となって進めている。 地域振興及び協会の取り組みの活性のために実施するプログラムではあるが、「ゴ朱印」には、もうひとつ目的があった。 それは、市内7か所のゴルフ場それぞれの個性を差別化して可視化することである。 ポータルサイトによるゴルフ予約が一般化している現在、ゴルフ場を決める3大要因はすべて「数値」である。 1つ目に「価格」、2つ目に「最寄りインターチェンジからの距離や時間」、3つ目は「口コミなどの評価ポイント」である。いずれも数値でのみ判断され、ゴルフ場が本当に伝えたいそれぞれの特徴がなかなか伝わらない。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/09/VideoCapture_20240628-165331.jpg" alt="" width="1000" height="978" class="aligncenter size-full wp-image-83236" /> そこで、「ゴ朱印帳」を制作するにあたり、お互いのゴルフ場を比較しながら、他のゴルフ場にはない特徴を引き出し、それを掲載してゴルファーに知っていただく。そうすることで、同じ市内でも特徴が異なるゴルフ場を見つけて「次はここに行ってみよう!」と思ってもらえるかもしれない。そうしたものを作りたかった。 近隣ゴルフ場の特徴を理解し、自社のゴルフ場の特徴との差別化を明確にする。そうすることで、近隣ゴルフ場同士が「数値」のみで競争する原理から脱却し、近隣同士がお互いで送客し合う方向に舵を切る。このような工夫を重ねることで、地域全体に多くのゴルファーを引き寄せることができるのではないかと考えている。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年8月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年09月29日
    名峰筑波山を眺望する霞ヶ浦畔のなだらかな南丘陵地に位置する『JGM霞丘ゴルフクラブ(茨城県稲敷市)』は、2024年2月よりリニューアル工事をスタートし、この度完全リニューアルオープンとなった。 エントランスやフロント、ロビー、レストラン、ロッカールームに至るまで、開放感と清潔感のあるデザインを採用し、フロントにはアクセントとなるグリーンの絨毯がその日のゲストを出迎える。 さらにLINEを含む新しい予約システムや自動チェックインの導入など、より幅広いゴルファーが来場しやすいゴルフ場へと生まれ変わった。 【JGM霞丘ゴルフクラブ 概要】  ・住所:〒300-0623 茨城県稲敷市四筒2002 ・電話:029-894-2112 ・アクセス:圏央道稲敷ICより約15分/稲敷東ICより約10分
    (公開)2024年09月24日
    前日までの雨が嘘のような快晴で、絶好のゴルフ日和となった3月27日、有馬カンツリー倶楽部(兵庫県三田市)にて「YMCAしろがねこども館」の学習イベントがはじめて開催された。 きっかけは、弊社が加盟している一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)が参画している文部科学省の「土曜学習応援団」プログラムを通じてのことだった。 「土曜学習応援団」とは、土曜日をはじめとして夏休み、冬休み、平日の授業や放課後等を対象に、地域や学校からの要請を受けて、多様な経験や技能を持つ民間企業・団体・大学などが学習プログラムを提供。子供たちの豊かな学びを支えながら、地域の特色や魅力ある教育活動を推進していく取り組みだ。2012年より、文部科学省が活動を開始したもの。 この取り組みに対し、「ゴルフ界はウェルビーイングな社会の実現に貢献する」というビジョンを掲げているNGKが、①生涯にわたって運動・スポーツを継続する子供の増加と体力の向上、②誰もがスポーツに参画できる社会の実現、を目的に【みどりの体験学習教室「ゴルフ場で自然を学ぼう」】という教育プログラムで参画しているため、今回のイベント開催に至った。 今回連絡をいただいたYMCAしろがねこども館のアフタースクールでは、学童保育として、平日の放課後や夏休み、春休みなどに小学生を預かり、適切な教育、遊びを通じて安心して過ごせる環境を提供されている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_5582.jpg" alt="" width="800" height="534" class="aligncenter size-full wp-image-82644" /> また、楽しみながら取り組める社会体験プログラムなども積極的に行い、子どもたちが自ら「したい」「学びたい」気持ちを伸ばすように努められている。様々なプログラムを通じて、指導員のサポートのもと、子どもたちが小集団の中で様々な影響を受けながら 互いに認め合い、達成感を得る。そのような体験を重ねることで、子どもたちの健全な内面の育成を目指されている。 その流れで今回は、春休みのビッグイベントとしてゴルフ体験に白羽の矢が立ったわけだ。 <h2>ファーストティとの相性</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_5690.jpg" alt="" width="800" height="534" class="aligncenter size-full wp-image-82646" /> 春休みや夏休みで学校が休みの間は、平日の早朝から夕方遅くまで、毎日子どもたちを預かっている。そのため日々、子どもたちの新たな学びを作るために試行錯誤が行われている。そうした学童保育のご苦労について、わずかではあるが理解することができた。 今回のプログラムは、NGKの【みどりの体験学習教室「ゴルフ場で自然を学ぼう」】ということではあったが、弊社が以前から行っているファーストティプログラムを活用することにした。 時間は午前11時から午後2時まで。プログラムは午後1時までに終了し、その後芝生の上で持参のお弁当を食べて、30分程度芝生で自由に遊んで終了といった内容である。 参加した37名の小学生に怪我や事故はなく、とても楽しいイベントとなったようである。また、指導員の方々にもご満足いただき、「ぜひ次回もお願いします」という言葉を残して帰られた。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_5735.jpg" alt="" width="800" height="534" class="aligncenter size-full wp-image-82645" /> 今回、ファーストティプログラムを活用したのは、以前から学童保育と親和性があると考えていたからである。ファーストティはアメリカで発祥し、広く受け入れられている。ゴルフの技術指導に偏ることなく、礼儀や誠実、スポーツマンシップなどナインコアバリュー(9つの徳目)を重視するのが特徴で、学校教育や放課後教育に活用されている。現在も積極的にOB・OGのボランティアが参加して、子どもたちを事件や事故から防ぐ放課後の安全な見守り活動の一翼を担っている。 ゴルフを通じて子どもたちの健全な人格形成を図り、「ライフスキル(生きていく上で必要な能力)」や、人生の価値を教えることを目的とした教育プログラムであり、YMCAアフタースクールの目的とも一致している。 今回、YMCAの学童保育イベントとして協同し、これまで考えてきたことが確信に変わった。 普段の平日の放課後保育に活用することはまだ難しいかもしれないが、今回のように春休みや夏休みの定期屋外プログラムでは、ファーストティプログラムを通じ、ゴルフが学童保育に一役買うことは間違いない。ウェルビーイングな社会に向けて、ゴルフの可能性を広げたい。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年6月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年09月08日
    アコーディア・ゴルフは、「和木ゴルフ倶楽部(山口県玖珂郡和木町)」および「蜂ヶ峯ゴルフガーデン(山口県玖珂郡和木町)」を取得し、アコーディア・グループ入りすることを発表した。 「和木ゴルフ倶楽部」は、1995年開場のゴルフ場。山陽自動車道岩国ICおよび大竹ICから約9kmと恵まれたアクセスに位置する。ゴルフ場がある和木町は山口県の最も東に存在し広島県に隣接することから、広島市中心部からも約60分で到着。設計者は数多くの名門ゴルフ場を手掛け、池によるレイアウトを巧みに取り入れることから「水の魔術師」と呼ばれた小林光昭氏。特にOUTコースはその傾向が顕著に表れており、約半数のホールで池が配置され、ゴルファーの目も楽しませるレイアウトになっている。また、全体的には誰もがラウンドし易いフラットな造りながら、随所に自然を活かした傾斜を取り入れ、池やバンカーを巧みに配置することで、ゴルファーの技量に応じた各々の戦略が要求されるコースになっている。 「蜂ヶ峯ゴルフガーデン」は、和木ゴルフ倶楽部に隣接するゴルフ練習場で、自然を活かした設計と実践に即した設備を備えた西日本有数の施設。300ヤードを超えるフィールドに、バンカーおよびアプローチ練習場を兼ね揃えており、和木ゴルフ倶楽部の来場者はもちろんのこと、近隣ゴルファーにも利用されており、開場以来多くのゴルファーの実力向上の一翼を担っている。 和木ゴルフ倶楽部および蜂ヶ峯ゴルフセンターは、取得後、アコーディア・ゴルフブランドでの運営を予定しており、「ACCORDIA GOLFポイントプログラム」を活用することで、近隣ゴルファーがより気軽に利用できるようになる。 なお、引き渡しは10月1日の予定。 【和木ゴルフ倶楽部 概要】 ・ゴルフ場名:和木ゴルフ倶楽部 ・住所:〒740-0062 山口県玖珂郡和木町瀬田蜂ヶ峯424-3 ・開場日:1995年10月 ・設計者:小林 光昭 ・ホール数:18ホール・Par72 ・コースレート:74.8 ・グリーン:ベント ・練習場:10打席/330ヤード 【蜂ヶ峯ゴルフガーデン 概要】 ・ゴルフ練習場名:蜂ヶ峯ゴルフガーデ  ン ・住所:〒740-0062 山口県玖珂郡和木町瀬田徳年318 ・規模:66打席/330ヤード
    (公開)2024年08月31日
    日本政府が掲げる「新しい資本主義の実現」の名の下に、人的資本経営への注目が集まっている。 人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方※1である。高校時代にラグビー部で育った私としては、強い個人の集積が強いチームであるが、真に強いチームは個を強く育てられるチームである、という信念がある。 ゴルフ場経営を承継した際、「個を強く育てられる」環境がないゴルフ場が多いことに驚いた。ゴルフ場運営において必要なホスピタリティや、コース管理などの教育環境はあったとしても、広義では「新しい機会」が少なく、結果的に情報や繋がりが更新されていないと感じた。 その結果、「お客様を待つ」ことはできても「自ら出ていく」ことに対して不得手になる悪い循環となっているのではないか。ゴルフ界に吹いたコロナバブルが明け、地力が求められる今こそ、「待つ」のではなく「出ていく」姿勢が求められる。そのためには「強い個人」が必要であり人的資本への投資が必要だ。 セブンハンドレッドではこれまで様々なイベントや取り組みを通じ、ゴルフ業界内外の方と弊社のスタッフが交わる機会を創出してきた。言わば、地力が付く実地研修。その力をさらに促進するために、積極的に外に出る姿勢を持ち、多様な機会と出会いを通じて成長を促す『ゴルフをつなげる30人』プログラムに参加してもらった。 「つなげる30人」とは、地域内の行政、企業、NPOなど異なるセクターのキーマン30人を毎年集め、まるで「街の同級生」のようなフラットなつながりを作り、互いのリソースを持ち寄りながら地域が良くなるためのアイデアや企画を約半年かけて形にしていく取組みである※2。「ゴルフ」に特化した「ゴルフをつなげる30人」では上記に加え、①ゴルフマーケットの成長・発展、②フラットなコミュニティ創造、③ゴルフ産業にイノベーションを、④社会的インパクトの実現、を目指す取り組みだ。その学びの様子を、参加した当クラブ・総務部企画開発部門の加藤里奈さん(入社1年目)から提出された参加レポートを一部抜粋する形で追ってみたい。 <h2>ゴルフをつなげる30人に参加して</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_7317.jpg" alt="" width="1000" height="750" class="aligncenter size-full wp-image-82423" /> 著名なプロゴルファーに会えるかもという期待(笑)を胸に、東京への電車旅を決心しました。当初は「遠いな」と思い、「自分より偉い人が来るかもしれない」という不安もありましたが、非常に楽しい時間を過ごすことができました。 情報発信やゴルフ場のイベントを企画する役割を担う中で、認知度が高まらない悩みを共有した際に、私たちが行っている地域のイベントやフットゴルフについても、高い意識を持つ集団内でさえ認知されていないことを知りました。また、ゴルフ場の予約方法や、時間に縛られるシステムなど、古い慣習に対して疑問をぶつけられることで色々と考えることも多かったです。 一方で他の参加者から「遊びのツールとしてもっと身近になってほしいが、それでいて格式は保ってもらいたい」という意見もあり、議論が様々な角度でされることがとても新鮮でした。全体として、企業の代表というより、同級生のように気軽に話せる雰囲気があり、友達感覚でゴルフについて深く語り合えたのが非常に良かったです。それぞれの団体がどのような活動をしているのかを理解する良い機会となりました。   このような感想を聞き、ゴルフ場の「のびしろ」を感じたのは私だけだろうか。自社の具体的な活動について話し、フィードバックを得て活動を見直す機会になったことは勿論だが、企業の枠組みを超えて気兼ねなく話し合いを出来るつながりをゴルフ場のスタッフが持てたことで広がる事業性は大きい。 僕の考える強い個人は「優秀」なことよりも、自社内では考えつかない創造的な解決策を探求できる「友達」を持っていることだと思う。そのためには「待つ」ではなく、「出ていく」こと。新しい情報や繋がりを持つことを応援する必要がある。人材投資を積極的に行うことが、今後のゴルフ場の「のびしろ」だ! <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/golf30.jpg" alt="" width="788" height="722" class="aligncenter size-full wp-image-82424" /> 注釈 1 経済産業省(2024).「人的資本経営 ~人材の価値を最大限に引き出す」経済産業省. https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinteki_shihon/index.html,2024年4月19日 2 加生健太郎(2024).「つなげる30人とは」一般社団法人つなげる30人. https://www.project30.or.jp/,2024年4月19日 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年5月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年08月11日
    鹿沼グループは8月、鹿沼72カントリークラブ(栃木県鹿沼市)において、地域のこども向けイベント「こどもピッツァ作り体験」を開催する。 同イベントは過去に4回開催しており、予約と同時に満員になるほどの好評イベントだ。 今回は日数を増やし、5日間開催することで多くのこどもたちに参加してもらいたいと考えている。 オリジナルのピッツァを作りながらシェフから貴重な食育アドバイスを聞くこともでき、ドリンク・ドルチェ食べ放題。こどもたちのあふれる笑顔間違いなし! 同イベントは鹿沼市教育委員会の後援で実施している。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/IMG_0188.jpg" alt="" width="1000" height="788" class="aligncenter size-full wp-image-82179" /> 【こどもピッツァ作り体験 概要】 ・開催日:8月10日・11日・15日・16日・17日 ・時間:14時受付開始、14時30分開始 ・会場:鹿沼72カントリークラブ(栃木県鹿沼市楡木町1475 ) ・参加費:2000円(子供1名各日 20名限定) *ピッツァ 1 枚・ドリンクバー・ドルチェ食べ放題付 ・対象年齢:3歳~15歳。未就学児の方には保護者1名同伴必須 ・応募期間:7月21日~28日まで。電話又はフォームより応募(希望者多数の場合は抽選)  ・発表:7月30日~31日 ・後援 : 鹿沼市教育委員会 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/IMG_0122.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="aligncenter size-full wp-image-82180" />
    (公開)2024年07月24日
    兵庫県三田市ゴルフ協会は、市内の全7か所のゴルフ場と協力して、それぞれのゴルフ場を七福神の神様になぞらえたオリジナル朱印シールを集めるスタンプラリーを7月1日より開始した。 近年、神社だけでなく、「御城印(お城)」、「御船印(船舶)」、「御湯印(温泉)」など、様々な御朱印が存在、流行している。そこで、三田市ゴルフ協会では新規プロジェクトとして、全国に先駆けてゴルフ場専用の「ゴ朱印」を考案。三田市内7つのゴルフ場をめぐる専用のオリジナルゴ朱印帳を製作し販売する。 スタンプラリーは、専用ゴ朱印帳を持参して各ゴルフ場でプレーをすると、ゴ朱印シールを獲得できる。一つ目のゴルフ場でプレーした日(発願日)から2年以内に7枚のシールを集めると、満願成就シールと三田市内ゴルフ場のどこでも利用できる割引券がもらえる。 このプロジェクトの実施により、三田市へのマイクロツーリズム及びインバウンドツーリズムによる地域振興に寄与していきたいと考えている。 <strong>■ ゴ朱印参加・販売所ゴルフ場</strong> 1)有馬カンツリー倶楽部 福禄寿「良縁や人間関係の悩みにご利益」 <a href="https://www.arimacc.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.arimacc.jp/</a> 2)有馬冨士カンツリークラブ 大黒天「勝負に強く、スコアアップにご利益」 <a href="https://rfgr.jp/arimafuji/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://rfgr.jp/arimafuji/</a> 3)神戸三田ゴルフクラブ 布袋尊「夫婦・家族円満にご利益」 <a href="https://www.kobesanda-gc.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.kobesanda-gc.com/</a> 4)サングレートゴルフ倶楽部 毘沙門天「因縁を断ち切って福をもたらす(苦手克服)」 <a href="https://www.sungreat.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.sungreat.jp/</a> 5)三田ゴルフクラブ 寿老人「身体健全、健康長寿にゴ利益」 <a href="https://sanda-golf.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://sanda-golf.com/</a> 6)三田レークサイドカントリークラブ 恵比寿「大漁満足感があがりコンペ入賞にもゴ利益」 <a href="https://www.sanda-lake.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.sanda-lake.com/</a> 7)千刈カンツリー倶楽部 弁財天「ゴルフ技術の向上にゴ利益」 <a href="https://sengaricc.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://sengaricc.com/</a> ■専用ゴ朱印帳 初版発行1000部限定。1部1650円(定価)→1100円
    (公開)2024年07月08日
    スギタクレストとビッグシーエフは、7月1日から8月31日の期間限定で、グランピング施設『セレスト山東』において「ビッグシーエフ×セレスト山東コラボキャンペーン」を開催。大人4名以上の宿泊で、「ちょっと贅沢な気分をBBQ満足プラン」または「但馬牛と地場食材BBQプラン」のいずれかを利用すると、ビールサーバー生ビール10リットル分の無料プレゼントキャンペーンを実施する。 セレスト山東は朝来山東カントリークラブ(兵庫県朝来市)内にあるグランピング施設。1棟貸しで最大10名まで宿泊可能。アジアンリゾートを彷彿させる室内は、ハンモックやテーブルサッカー、広々とした浴室があり、屋外空間には、パターゴルフやモルック、ファイヤーピットでの焚火、充実した設備でのBBQが楽しめる。宿泊とセットでゴルフのラウンドやフットサル場をお得に利用することも可能だ。 また、セレスト山東の宿泊者を対象に、試験的にフットゴルフ体験を夏休み期間限定で実施する。フットゴルフはサッカーボールを使って、ゴルフ場に作られたホールをゴルフとほぼ同じルールでプレーする大人から子供まで楽しめるスポーツ。広大なゴルフ場の天然芝で、サッカーボールを蹴る爽快感は格別だ。 【フットゴルフ体験】 期間:7月20日~年8月31日 コース数:5ホール 料金:1人1100円 詳細は下記WEBサイトまで。 <a href="https://sugitagroup.wixsite.com/celeste-santo" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://sugitagroup.wixsite.com/celeste-santo</a>
    (公開)2024年07月05日
    アコーディア・ゴルフの『取手桜が丘ゴルフクラブ(茨城県取手市』は、クラブハウスの改装工事が完了。6月1日にリニューアルオープンした。 リニューアルテーマは「緑と心のオアシスでレッツスイング」。緑色をベースとしたカラーを使い、癒しの空間“オアシス“を提供することで、来場したゴルファーが体も心もリフレッシュできるひと時を過ごせるよう、明るく清潔感溢れるクラブハウスに生まれ変わった。 特に女性のロッカーやトイレ、浴室、パウダーコーナーなどは、女性にとって心地よい空間を提供するため、重点的に刷新している。 ●主な改装場所 《共有ゾーン》 フロント、ロビー、プロショップ、ラウンジ、クラブハウス外側、レストラン、コンペルーム 《男女セパレートゾーン》 浴室、脱衣所、パウダーコーナー、ロッカールーム、トイレ アコーディア・ゴルフでは、施設老朽化の解消や陳腐化したデザインの見直しを図り、開場から30年以上経過したゴルフ場を中心にクラブハウスのリニューアルを進めている。 <a href="https://reserve.accordiagolf.com/golfCourse/ibaraki/toride/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">取手桜が丘ゴルフクラブ</a>
    (公開)2024年06月29日
    <h2>インバウンド対策への危機感</h2> 長いコロナ禍のトンネルを抜け、国内外の旅行が回復の兆しだ。日本においても海外からの旅行客・通称〝インバウンド〟の需要が増えていると肌で感じられる。 僕は、栃木県のセブンハンドレッドクラブを経営しているが、ここで地域振興・観光需要喚起の取り組みが認められ、2022年より(公社)栃木県観光物産協会において「とちぎ観光地づくり委員」として職務を頂いた。地域観光では「今だけ・ここだけ・あなただけ」が求められ、地域の特色を活かした個性的な取り組みが求められる上、「インバウンド」への対策・需要掘り起こしが当然の施策となる。 一方、日本のゴルフ業界はどうだろうか。海外のゴルファーを積極的に受け入れる、英語対応のための社員教育を行う事業者はまだまだ少ないように感じる。日本のゴルフ人口が減少していると叫ばれるにも関わらず、ゴルフ業界が日本人に重きを置いてビジネスを考えていることに危機感があった。そこで、2023年2月に宮崎県で行われた「アジアゴルフツーリズムコンベンション2023(AGTC2023)」に参加をしてきた。 <h2>ゴルフツーリズム最前線</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/06/2024061604.jpg" alt="" width="1000" height="750" class="aligncenter size-full wp-image-81757" /> 遅すぎた。ただ、まだ間に合う。そんな感覚を得たのが、商談会に臨んでの率直な気持ちだった。海外のバイヤー(旅行代理店等のゴルフツアーを組む人々)からすれば、英語で対応してもらえない、メンバーシップ中心で閉鎖的なコースも多く、日本のゴルフ場は未開拓な市場との認識が強くある。 だからこそ新規参入の余地はあるとホッとする一方、ゴルフ業界の端くれに居る者として「コレで良いのか?」という強い違和感を覚えた。 前述したように、日本の旅行業界では観光以上に「文化体験」や地元の食材を使った「グルメ体験」などカスタマイズされた様々な体験・付加価値を提供している。その中にゴルフは入っていない……。 何とも言えない気持ちを持ち帰り、社内のメンバーと共有すると、さらに衝撃の言葉が相次いだ。「英語が喋れない」「どうサービスしたらいいか分からない」という意見や「海外の方はマナーが悪い」「タトゥーをしているのではないか」などの偏見も相まって「インバウンドを受け入れたくない」というスタッフが大半だったのだ。 <h2>期せずして訪れた転機</h2> このままではセブンハンドレッドクラブは取り残されてしまう、という危機感の中、当コースでフットゴルフの国際大会が開催された。海外からの選手たちは、気難しくストレスを感じさせる外国人というスタッフの想像を見事に裏切り、みんなフレンドリーで、一気にスタッフの考えが変わってしまった。 「意外と良い人たちでした!」「私、ハローって言っちゃいました!」―。スタッフから笑顔の報告を受けるたびに「あぁ、今まで機会がなかっただけなんだな」と思うに加え、異文化への耐性づくりが足りなかったと反省した。 日本人でも「ゴルフをしない人」は、ゴルフ場スタッフにしてみればある種の「インバウンド」と言えるだろう。更に海外からのお客様となれば未知の世界。こういった心理的な壁を打破しなければ、日本のゴルフインバウンドの夜明けはないと、自社での取り組みを通じて今更ながら反省している。 <h2>インバウンドゴルフ挑戦の加速</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/06/2024061605.jpg" alt="" width="788" height="556" class="aligncenter size-full wp-image-81758" /> ゴルフ場でのフットゴルフ大会を含めて「世界一何でもできるゴルフ場」を目指し、挑戦を続ける我々に立ち止まる時間はない。 2023年度は日本政府観光局(JNTO)からオファーを頂き、海外バイヤーのセブンハンドレッドクラブ視察ツアーを得た。正直、インバウンド対策も英語対応もしていない中で不安だらけだったが、ツアーの感想は「エクセレント!」。英語が出来なくても、受け入れようとするホスピタリティやおもてなし、何よりコースの中の「松林」の風景が素晴らしいと評価された。 我々にとっては「いつもの・おなじみの」風景が、海外からの来訪者には「ここだけ・あなただけ」になることが驚きだった。「何事もやってみなきゃわかんないよ」と、シタリ顔で社員に言っていた自分が恥ずかしい。僕を含めて、インバウンドはとにかく実践あるのみ。2024年度は栃木でインバウンドゴルフ新興の中心となるべく、精進したい。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年3月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年06月16日
    有馬カンツリー倶楽部(兵庫県三田市)では、2016年から大学体育ゴルフ授業の「Gちゃれ」を毎年行っていることを、誌面上で何度もご紹介してきた。 この授業プログラムを開発し、そして推進しているのが一般社団法人 大学ゴルフ授業研究会(北徹朗代表・武蔵野美術大学教授)だ。多くの大学でゴルフが教材とされているものの、その大半は学内での打ちっ放しで完結するカリキュラムとなっており、ゴルフ場の楽しさを体験できない。そこで、受講学生が正課教育(大学体育)で学んだ知識や技術を、課外教育(ゴルフコース)に接続するコースデビュープログラムとして、「Gちゃれ」が位置付けられている。 当クラブでは、大学ゴルフ授業研究会の承認を得、連携している大学授業の状況により、ゴルフコースで実施する正課教育も「Gちゃれ」と拡大解釈している。 毎夏に「集中講義」として開催している甲南大学と追手門学院大学がその対象だ。「集中講義」とは、夏休み期間などの短期間に集中して授業が行われ、単位が付与される授業のことである。 大学体育では、スキー授業合宿などで集中講義が実施される例が多い。これと同様に甲南大学と追手門学院大学では、3日間のゴルフ合宿によって1単位が付与される正課授業が行われ、近隣の施設で宿泊しながら有馬CCでゴルフ授業を実施している。 ただし、3日間だけではカリキュラムの時間数が不足するので、大学内での座学やゴルフ部施設、学外にある近隣練習場でのゴルフ練習などで事前授業が行われている。 以前、当クラブで始めるにあたって、大学の担当教授に授業の目標を質問したことがあり、 「できることなら18ホールをプレーさせることを目標にしたい」 ということだった。 有馬CCでの授業は、両大学ともに、当クラブのゴルフコーチが講師となって授業を進めている。 講師として進めていく上で、弊社で定めていたミッションがある。 「初心者学生に対し、どのようにゴルフを教えれば、ゴルフ場でゴルフを楽しませることができるか、ゴルフを好きになれるか」 である。 <h2>試行錯誤をつづける</h2> ただし、大学の先生とゴルフ場側では、ミッションや目的に乖離がある。当クラブ以外にも「Gちゃれ」を受け入れているゴルフ場はあるが、特に近年は全国的に入場者が堅調なため、初心者の学生にコースを開放することが難しい。ゴルフ場が全面協力して、授業のペースを優先しながらプレー環境を提供することは困難という事情もあり、先生方は目標について、妥協せざるを得ないケースもあった。  そんな中、「Gちゃれ」をはじめて6年が過ぎ、弊社のミッションもある程度データが揃ってきたため、2023年の「Gちゃれ正課授業」より新たなミッションを加えることになった。 「いかにして集中授業の3日間で、18ホールをプレーラウンドできるまで成長させられるか」 ようやく、先生方の授業目標と合致するに至ったのである。 2023年8月に甲南大学14名、9月に追手門学院大学23名がそれぞれ受講、新たなミッションの完遂を目指して動き出した。 一般ゴルファーに交じったプレーラウンドのため、当然プレーペースは守らなければならない。最終組のスタート後に3ホール程度のプレーとは異なり、ハーフプレー2時間10分が目標と、通常と同じペースである。この間、初心者がいかに楽しくプレーできるかを念頭に、弊社コーチ陣は試行錯誤。まだまだクリアすべき課題はたくさんあるが、なんとか多くの組が18ホールを完走することができた。 技量に応じて柔軟にルールを設定したり、スクランブル競技形式などを用いてチームで進めたりなど様々な工夫を重ねながら、初心者が18ホールを、周囲に迷惑をかけることなく、しかもゴルフを楽しめることがもっとも大事。よりスムーズな方法が確立すれば、ゴルファー育成に役立つだけに、もっともっと様々な方法にトライしていきたいと思う。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年4月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年06月09日
    川奈ホテルは、3月31日まで、3月に卒業を控えている学生とコロナ禍で卒業旅行に行けなかった2020年以降に卒業した人向けに、『クラシカル体験ツアー付き卒業旅行プラン』を販売。川奈ホテルの歴史やロケーション、魅力を味わう特別なプランになっている。 今回のプランには、新婚旅行で訪れたマリリン・モンローがルームサービスで2回も注文したとされるオムライスをコース仕立てで用意。さらに特典として富士コースのカートでの周遊や86年の歴史に触れるホテルの館内案内、旬の苺を使ったパティシエ自信作のパフェなどを用意している。 宿泊者自身の申込みはもちろん、両親からのプレゼントとして渡せるよう、招待券での販売も行う。卒業生向けのプランだが、卒業生が一人でもいれば利用可。女子旅、母娘旅、家族旅で憧れの川奈に行ってみてはいかがだろうか。 <strong>【クラシカル体験ツアー付き卒業旅行プラン 概要】</strong> 販売期間:3月29日まで 宿泊期間:3月3日~4月5日 対象:2020年以降の大学・専門学校卒業生および同行者 料金:1人3万9500円(1室2名利用時、1日限定3組、1組3名まで) 除外日:金曜日、土曜日、祝前日 内容:1泊2食付き(オーシャンビュースーペリアツイン確約、特典付き) 特典:ゴルフコース体験ツアー、ホテル館内案内、特製スイーツセットサービス、ビリヤード1時間無料 申込方法:1)宿泊者本人/事前予約制、予約はホテル予約への電話受付のみ(宿泊日5日前まで)。2)招待券お申込み/事前入金制、申し込みはホテル予約への電話受付のみ(宿泊日7日前まで) 予約申込:0557-44-6060 (川奈ホテル予約直通)
    (公開)2024年02月09日