グリップインターナショナルは先ごろ、インポートゴルフウエアブランド「CHERVO(シェルボ)」及び「J.リンドバーグ」の2016年秋冬コレクションの展示受注会を実施した。
同社によれば、最近のゴルフウエア販売におけるアウター需要に変化が生じているとのこと。同社執行役員でインポートブランド事業部の建川一郎部長がこう話す。
「以前は中綿系のブルゾンの需要が高かったが、最近ではミドルレイヤードのアウターが人気。当社でもそれに併せてMDを変化させています」
ブランド別に見ていくと、「シェルボ」では、ラインアップを「CHECK EVERYWERE」「WARM VENETIAN PAISLEY」「POIS EXPLOSION」の3つにグルーピングし、展開していく模様。各グループのモチーフには、アイビー的なトラッドさを醸し出す大胆なチェック柄、オリエンタルムードを感じさせるペイズリー柄、暖かみを感じさせるタッチのドット柄が採用されており、独特のカラーリングで温かみのあるウエアラインアップは必見。
一方の「J.リンドバーグ」は、16年SSより、ゴルフ、スキーに加え、アクティブラインをスタートさせる。これは本国スウェーデンがスポーツ総合ブランド化を図ることを発表したためで、日本ではアクティブラインの要素を厳選して、今後のラインアップに加えていく姿勢を見せている。
また注目のポイントは価格の見直し。約15%の値下げを敢行予定で、シンプルなポロシャツに至ってはこれまで1万3000円だったが、1万円に価格改定を行う。これは販売網の拡大を見据えたものと言えそうだ。
なお売上については、「シェルボ」はレディスに伸び悩んだものの、前年並みなのに対し、「J.リンドバーグ」は既存店ベースで約20%増となっており、ライセンス商品を中心に、着実にファンを増やしている模様。スタイリングが変化しているゴルファーのマインドに応えられるウエアを提供できるかが、今後の鍵を握りそう。
問い合わせはグリップインターナショナルへ、03‐6408‐8686。