『ダイナミックゴールド スピナー』は、新たな溝規制の影響からボールのスピン量減少や打ち出し角の増大などを抑える新設計のウエッジ専用スチールだ。
シャフト重量は『ダイナミックゴールド』と同等レベルというが、スピン量を最大1000回転増加させ、打ち出し角を平均1・5度低くしたことで、高スピン低弾道(同社比)を実現しているという。同社では、「溝規制にあっても従来品と変わらないパフォーマンスが出せます」と強調、シャフトで止めるという新機軸を打ち出した。
外観デザインも独特で、中央部がくびれた斬新なフォルムを採用。シャープな機能美を演出しているともいう。
USPGAツアーには4月に開催されたマスターズから、JGTOには5月末から供給をスタートしたが、米プレイヤーズ選手権で同モデルを使用した選手がすでに優勝を果たすという実績も挙げている。
日本での発売は今秋を予定し、製品スペックなどの詳細は発売時に発表するとのこと。同社はすでに『ライフル スピナー』や『ダイナミックゴールド ツアーイシュー』のウエッジ専用モデルなどを販売している。今回の『ダイナミックゴールド スピナー』のラインアップ追加で、ウエッジ用スチール=トゥルーテンパーというイメージを高めるのが狙いか。