記者発表冒頭では、日本ナイキゴルフのGMに9月1日付けで着任したサイモン・パークヒル氏が抱負を語った。
「全世界のゴルフ市場は分岐点を迎えている。その中で、日本の消費者は品質やディテール、機能などへのこだわりが強く、ブランドのプレミアムな体験と繋がっていると感じています。その意味で、ナイキは『スウッシュ』で全世界の人々と繋がっており、信頼性の高いブランドを目指すと共に、ゴルフ市場でもリーダーとなって牽引していきたい」
「VAPOR」シリーズのラインアップは、ドライバー3機種、FW2機種、UT1機種、アイアン3機種。記者発表では、ドライバーとアイアンの説明に終始した。
「VAPOR」シリーズのドライバーは、上級者向けの『フレックス』、中上級者向け『プロ』、全方位の『スピード』の3機種。共通のテクノロジーは、①ソールのキャビティバッグ、②キャビティ内のリブである「フライビーム」、③ソールの溝「新コンプレッションチャネル」、④弾道調整機能「フレックスロフト2・0」だ。
『フレックス』ドライバーはそのほかに、重心深度調整機能「フレックスフライト」を搭載。レジンで成型されたキャビティ部に、両端の重量が異なる棒状の「フライポッド」を入れ替えることで、浅重心と深重心を選択してスピン量を選択するシステム。また、キャビティの凹部に2本のリブ「フライビーム」をデザイン。ヘッド全体を強固に固定することで、余分な振動を軽減してインパクト時のエネルギー伝達効率を向上させたという。
全ドライバーに共通する「フレックスロフト2・0」は、アダプターの重量を30%軽量化。「新コンプレッションチャネル」は、インパクト時に圧縮されたエネルギーをフェースに伝えて、オフセンターヒットでも高い反発性能を発揮。ミスヒットによる初速の軽減を抑制する構造とされる。
そのほか、『プロ』ドライバーは460cm3の洋梨形状、『スピード』は460cm3の丸形形状。両モデルには「フレックスフライト」は搭載されていないものの、現状では多くのツアープロが使用するモデルとして注目されている。
尚、動画は記者発表の模様を収録した。
商品の問い合わせはナイキジャパンへ、0120~6453~77。