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    ハッシュタグ「ファーストティ」記事一覧

    アコーディア・ゴルフは、ザ・サザンリンクス ゴルフクラブ(沖縄県島尻郡八重瀬町)において、10月5日に県内初となる『ファーストティ』イベントを開催した。事前募集で集まった地元の小学生21名が参加。保護者が見守る中、自然豊かなゴルフ場でゴルフを通して楽しく学んだ。 参加した子どもたちの半数以上がクラブを握ること、クラブでボールを打つことが初めての子どもたちだったが、同プログラム認定のコーチ・アシスタントコーチとともにショットやパッティング、コース体験などのプログラムを大いに楽しんだ。また、当日のテーマである「尊敬」に基づいて、ボールを上手く打てた時には大きな声で「ナイスショット!」と声をかけるなど、互いに優しく親切に行動することや、フェアウェイで目土をしてゴルフコースに感謝を表すなど、リスペクトの大切さを学んだ。 ザ・サザンリンクスゴルフクラブでは、これまでも地元教育委員会などと連携し、ゴルフ場見学会やゴルフ体験イベントなどを通じて児童・生徒との交流を続けており、ゴルフやゴルフ場に興味を持ってもらうきっかけ作りを行っている。 今回の『ファーストティ』イベントをきっかけに、今後益々地域との連携や次世代育成に貢献できればと考えている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/11/firsttee2.jpg" alt="" width="788" height="591" class="aligncenter size-full wp-image-84024" /> また、沖縄初の『ファーストティ』開催ということで、沖縄を代表する同社アドバイザリー契約の宮里美香からメッセージが届いた。 「ファーストティのプログラムが、私の地元沖縄で開催されることになり、とても嬉しく思います。たくさんの子供達に、ゴルフを楽しみながら多くのことを学んでもらい、人生の糧にして欲しいと思います」 次世代育成に理解が深い宮里美香だからこその励みになるメッセージだった。
    (公開)2024年12月01日
    前日までの雨が嘘のような快晴で、絶好のゴルフ日和となった3月27日、有馬カンツリー倶楽部(兵庫県三田市)にて「YMCAしろがねこども館」の学習イベントがはじめて開催された。 きっかけは、弊社が加盟している一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)が参画している文部科学省の「土曜学習応援団」プログラムを通じてのことだった。 「土曜学習応援団」とは、土曜日をはじめとして夏休み、冬休み、平日の授業や放課後等を対象に、地域や学校からの要請を受けて、多様な経験や技能を持つ民間企業・団体・大学などが学習プログラムを提供。子供たちの豊かな学びを支えながら、地域の特色や魅力ある教育活動を推進していく取り組みだ。2012年より、文部科学省が活動を開始したもの。 この取り組みに対し、「ゴルフ界はウェルビーイングな社会の実現に貢献する」というビジョンを掲げているNGKが、①生涯にわたって運動・スポーツを継続する子供の増加と体力の向上、②誰もがスポーツに参画できる社会の実現、を目的に【みどりの体験学習教室「ゴルフ場で自然を学ぼう」】という教育プログラムで参画しているため、今回のイベント開催に至った。 今回連絡をいただいたYMCAしろがねこども館のアフタースクールでは、学童保育として、平日の放課後や夏休み、春休みなどに小学生を預かり、適切な教育、遊びを通じて安心して過ごせる環境を提供されている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_5582.jpg" alt="" width="800" height="534" class="aligncenter size-full wp-image-82644" /> また、楽しみながら取り組める社会体験プログラムなども積極的に行い、子どもたちが自ら「したい」「学びたい」気持ちを伸ばすように努められている。様々なプログラムを通じて、指導員のサポートのもと、子どもたちが小集団の中で様々な影響を受けながら 互いに認め合い、達成感を得る。そのような体験を重ねることで、子どもたちの健全な内面の育成を目指されている。 その流れで今回は、春休みのビッグイベントとしてゴルフ体験に白羽の矢が立ったわけだ。 <h2>ファーストティとの相性</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_5690.jpg" alt="" width="800" height="534" class="aligncenter size-full wp-image-82646" /> 春休みや夏休みで学校が休みの間は、平日の早朝から夕方遅くまで、毎日子どもたちを預かっている。そのため日々、子どもたちの新たな学びを作るために試行錯誤が行われている。そうした学童保育のご苦労について、わずかではあるが理解することができた。 今回のプログラムは、NGKの【みどりの体験学習教室「ゴルフ場で自然を学ぼう」】ということではあったが、弊社が以前から行っているファーストティプログラムを活用することにした。 時間は午前11時から午後2時まで。プログラムは午後1時までに終了し、その後芝生の上で持参のお弁当を食べて、30分程度芝生で自由に遊んで終了といった内容である。 参加した37名の小学生に怪我や事故はなく、とても楽しいイベントとなったようである。また、指導員の方々にもご満足いただき、「ぜひ次回もお願いします」という言葉を残して帰られた。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_5735.jpg" alt="" width="800" height="534" class="aligncenter size-full wp-image-82645" /> 今回、ファーストティプログラムを活用したのは、以前から学童保育と親和性があると考えていたからである。ファーストティはアメリカで発祥し、広く受け入れられている。ゴルフの技術指導に偏ることなく、礼儀や誠実、スポーツマンシップなどナインコアバリュー(9つの徳目)を重視するのが特徴で、学校教育や放課後教育に活用されている。現在も積極的にOB・OGのボランティアが参加して、子どもたちを事件や事故から防ぐ放課後の安全な見守り活動の一翼を担っている。 ゴルフを通じて子どもたちの健全な人格形成を図り、「ライフスキル(生きていく上で必要な能力)」や、人生の価値を教えることを目的とした教育プログラムであり、YMCAアフタースクールの目的とも一致している。 今回、YMCAの学童保育イベントとして協同し、これまで考えてきたことが確信に変わった。 普段の平日の放課後保育に活用することはまだ難しいかもしれないが、今回のように春休みや夏休みの定期屋外プログラムでは、ファーストティプログラムを通じ、ゴルフが学童保育に一役買うことは間違いない。ウェルビーイングな社会に向けて、ゴルフの可能性を広げたい。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年6月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年09月08日
    アコーディア・ゴルフは、ゴルフを通じて子どもたちに豊かな人生の価値観、健全な人間形成を促進する「ファーストティ」プログラムのイベントを、東京相武カントリークラブ(東京)にて開催した。 昨年9月のクラブハウス建て替えリニューアル後、初めての開催となった東京相武カントリークラブには、計19名の子どもたちが参加。3月にも同様のプログラムイベントを同ゴルフ場にて予定している。 アコーディア・ゴルフは「ファーストティ」活動に賛同し、2016年より運営コースにおいてプログラムを開催。現在までに計9施設、のべ1800名を超える子どもたちが参加している。 また春休み期間には「アコーディア・キッズ」に登録したジュニアゴルファー(18歳未満)が全国のアコーディア・ゴルフ運営ゴルフ場と練習場を特別料金で利用できる、ジュニア応援サービスを実施する。一人でも多くの子どもたちがゴルフというスポーツに触れながら、大自然と緑に囲まれた中で楽しく過ごして学べる機会を提供していく。 【ACCORDIA GOLF×First Tee 今後の開催予定】 開催日:3月23日(土) 場所:東京相武カントリークラブ 定員:小学生22名、 開催時間:14時~16時40分 参加費:無料(初回参加時のみヤーデージブック代1000円が必要)  詳細、参加申し込みは下記。 <a href="https://www.accordiagolf.com/thefirstteejapan/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.accordiagolf.com/thefirstteejapan/</a> 【アコーディア・キッズ 詳細】 「アコーディア・キッズ」に登録したジュニアゴルファー(18歳未満)に限り、全国のアコーディア・ゴルフ運営ゴルフ場と練習場において、各ゴルフ場が定めた春休みと夏休みの期間中、特別料金で利用できる。 詳細はWEBサイトまで。 <a href="https://www.accordiagolf.com/accordiakids/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.accordiagolf.com/accordiakids/</a>
    (公開)2024年03月04日
    有馬カンツリー倶楽部(兵庫県三田市)が2018年8月より、小学生を対象に毎月「ファースト・ティ」ゴルフ教室に取り組んでいることは以前この誌上で紹介した。 「ファースト・ティ」とは、1997年に活動を開始した米国フロリダ州に本部を置く団体で、全世界で200以上の支部、1000か所以上の施設で、累計1500万人以上の子どもたちが参加しているゴルフレッスンプログラムである。 日本でも特定非営利活動法人ファースト・ティ・ジャパンを本部とし、全国12か所のゴルフ場で活動している。 このレッスンの目的は人間性を育むことであり、ゴルフの技術指導は最優先事項ではない。ゴルフを通じて子どもたちの健全な人間形成を図り、「ライフスキル」(生きていく上で必要な能力)の学習を目的とした教育プログラムである。 さて、有馬CCで約5年近く活動を続けているが、最近では参加者が10人に満たないことが多くなっていた。なかなか地元の子どもたちや保護者への認知が広まらず、新規参加者が増えない状況が続いている。地元兵庫県三田市行政の子ども課外活動に協力しているが、それだけでは足りないように感じていた。 そんなことを悶々と思い悩んでいた2023年1月、地元のいちご生産農家「原田いちごファーム」の代表である原田社長と懇意になり、何か一緒にイベントをやろうということになった。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2372.jpg" alt="" width="1104" height="1129" class="aligncenter size-full wp-image-78711" /> さっそく今年の春休みに「いちご狩り」とファースト・ティの体験コラボを企画した。ファースト・ティの有馬CC教室は、毎月第2・第4土曜日に開催している。そこで3月25日の土曜日に、コラボ企画を実施しようということになった。 企画の中身は、まず「原田いちごファーム」に現地集合して約40分のいちご狩りを体験、その後有馬CCに移動してファースト・ティのゴルフ体験教室を実施するもの。午後0時50分頃からスタートして、移動時間約30分を挟み、午後4時30分にイベント終了のスケジュール。 募集期間は約2か月と短く、大々的な広報もできず、お互いのサイトやSNSでの発信を精力的におこなう程度だったが、結果は子ども28名、大人と合わせて約60名と、想定を大きく超えて盛況だった。 <h2>複数の「コト消費」</h2> 当日の天気が危ぶまれたが、何とか雨は降らず、大盛況の中イベントを終えることができた。各家庭でスムーズに移動していただいたので、時間内にすべてのカリキュラムを終えることができた。 「いちご狩り」と「ゴルフ」には接点が何もないように思うが、結果として共に「体験」というキーワードがアピールポイントとなったように思う。春休みに家族が近場で複数のあそび体験ができる、いわゆる複数の「コト消費」が一度に楽しめるといったことが、訴求ポイントとなったのではないだろうか。 コト消費とは商品を所有したり、サービスを利用することによって得られる経験や体験を重視する消費行動のことである。現代のレジャー思考には欠かせない大切な要素となっている。 18ホールラウンドのゴルフプレーは、一日の大半を要する。そのためゴルフをもっと普及させるためには、9ホールプレーなど短時間で終えられる柔軟なゴルフが必要であると、近年声高に言われている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2497.jpg" alt="" width="1200" height="800" class="aligncenter size-full wp-image-78712" /> ゴルフを始める人々にはそうしたことが障壁をなくすひとつの要素となるだろう。しかし、それだけでは足りないのではないだろうか。ゴルフに要する時間が短くなっただけでゴルフへの新規参入者が増えるとは考えにくい。 せっかくゴルフを短時間で終えることができるのである。その他の時間の有効活用もあわせて提案していくことが、新規参入者を呼び込むきっかけになるかもしれない。今回のイベントの成功で、そう考えるようになった。 ゴルフ場のある地域までわざわざやってくるのである。その地域でしか味わえない美味しいものや体験なども紹介できれば、ゴルフだけではなく、複数のさらに楽しい経験が得られるかもしれない。地域観光の目的も、そういったものではないだろうか。 有馬カンツリー倶楽部では、これからも地元事業者や体験施設との楽しい連携企画をもっともっと増やしていきたいと思う。 <h2>三田で遊ぼう!家族で参加!いちご狩り&ファースト・ティ</h2> 開催日時 3月25日 12:50~ 集合場所 原田いちごファーム(三田市尼寺) 対象 5才頃~中学生のお子様と、ご家族の皆様 費用 こども 3,500円(いちご狩りとゴルフ体験) おとな 2,500円(いちご狩りのみ) 当日のスケジュール 12:55 いちご狩り開始(40分間) 13:45 移動(有馬カンツリー倶楽部へ) ※車で約20分 14:30 ファーストティプログラム開始 16:30 イベント終了 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年6月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2023年09月17日
    GEW読者の皆様なら「ドライブ・チップ&パット」というジュニア競技をご存じの方も多いと思う。その名の通り、ドライバーの飛距離とチップとパットの正確性を点数化して競うゲームである。 7歳から15歳を対象とし、5万人以上の子どもたちがアメリカ全州の予選大会に参加。厳しい予選を勝ち抜いた男女各40名が決勝大会に進出し、決勝会場はあのオーガスタ・ナショナルGCで、マスターズ開幕直前の日曜日に開催される。 「ドライブ・チップ&パット」はマスターズ委員会、USGA(全米ゴルフ協会)、PGA・オブ・アメリカによって2015年に第1回が開催されて以来、新しいエキサイティングなジュニアゴルフ競技として年々参加者が増えているという。 参加者の取りまとめは、全米でジュニアゴルフ育成プログラムを管理運営するFirst Tee(ファースト・ティ)が行っている。 参加する子どもたちの全員がプロゴルファーを目指すわけではない。予選会では、自分のゴルフクラブを持っていない子どもたちでもレンタルして参加できる。人間形成を学ぶことを趣旨とするファースト・ティに沿うよう門戸は広い。 「ドライブ・チップ&パット」と名称は異なるが、その日本版として「DAP(ドライブ・アプローチ・パット)チャレンジ2022 U‐15」が2022年に初めて開催された。競技方式は「ドライブ・チップ&パット」と基本的には同じで、性別と年齢別にカテゴリーを分け、ドライブはティーイングエリアから40ヤード幅での飛距離、アプローチではピンから10~15ヤード地点からの残距離、パットはグリーン上の1・8m、4・5m、9mの3カ所から残距離をそれぞれ点数化し、その合計得点をカテゴリー内で競う。 <h2>ZOZOの会場で決勝開催</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/02/image0-3.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-75905" /> 「DAP チャレンジ2022 U-15」は、ファースト・ティ・プログラムを日本で管理運営するNPO法人ファースト・ティ・ジャパンが主催となって企画がはじまった。 予選会は普段からファースト・ティ教室を開催している有馬カンツリー倶楽部(兵庫県)、真駒内カントリークラブ(北海道)、北谷津ゴルフガーデン(千葉県)、大相模カントリークラブ(神奈川県)の4会場で実施することが決められた。 以前より「日本版DAPがやりたい!」とファースト・ティ本部事務局とは話してきたが、具体的な開催概要を記した企画書をいただいたのは2022年7月のこと。このとき、米国の決勝大会同様に、日本で唯一のPGAツアーであるZOZOチャンピオンシップ直前の10月9日(日)に、同大会会場のアコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブで決勝大会が行われることが記されており、夢のある大会になるかもしれないと思えることができた。 4つの地区予選会で各カテゴリー1位の選手は習志野CCでの決勝大会への出場資格を得ることも記されていた。 すでに時間的猶予はないが、子どもたちのことを考えると予選会は夏休み中にやるべきと考え、有馬CCでの予選会は2022年8月21日(日)と決めた。 日本ではまったく初めての競技であり、ジュニアに限定されていることもあって競技に対する認知度は低い。約1か月と時間も限られているので参加者募集が大変困難だった。 結果として、有馬CCでの予選会には13名の子供たちが参加。普段行っているファースト・ティ教室からは9名、大会を聞きつけた一般の参加者は4名だった。 しかし、この4名はみんな強者で、世界大会で優勝している選手など日本を代表するジュニアゴルフの選手が参加してくれた。 競技時間は2時間程度。最初は戸惑いからか、感情を表情に出す子は少なかったが、それでも時間が進むにつれてミスショットを悔しがったり、パットでのカップインには小さくガッツポースがでたりという姿が見られるようになった。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0721.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-75908" /> そして10月9日の決勝大会では、各地区から総勢30名の選手が年齢カテゴリーごとの日本一を目指して競いあった。 決勝大会の最中、ZOZOチャンピオンシップに出場するC.T.パン選手(台湾)が練習の手を止めて大会に駆けつけ、子どもたちにサインや記念撮影などの交流をしてくれるという思いがけないプレゼントがあった。PGAツアーで1勝しているパン選手については、2021年東京オリンピックで7人のプレーオフを勝ち抜いて銅メダルを獲得したことを覚えている人は多いだろう。 第1回目となるDAPチャレンジは様々な問題を残しつつ、何とか無事に終了することができた。次回開催までに問題解消に向けてしっかり検討し、有馬CCで行う予選会も含め、本部にはしっかりとした大会基盤をつくっていただきたいと願う。 新しいゴルフ大会のひとつとして、本格的にゴルフを始めていない子どもたちにも積極的に門戸を広げていきたい。そうすることで、ゴルフと子どもたちの架け橋になるような大会に成長させていきたいと考えている。 そして将来、日本のDAP決勝で優勝した子どもたちを米国の「ドライブ・チップ&パット」へ参加させ、さらにはオーガスタ・ナショナルGCでの決勝大会へ送り出すことを夢みている。 <hr> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2022年12月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://www.gew.co.jp/magazine">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2023年02月15日
    有馬カンツリー倶楽部(兵庫県三田市)は2016年から、大学一般教養科目の体育でゴルフを履修する学生にコース体験をさせる「Gちゃれ」を開催。これまで5つの大学に対応してきた。また、新型コロナによるパンデミック下の今夏も、甲南大学の「Gちゃれ正課授業」を昨年に続き開催。感染防止及び熱中症の対策を万全にすることで、何とか開催にこぎつけた。 当連載では過去3回にわたり「Gちゃれ」について書いてきたが、今号は趣向を変えて当ゴルフ場で取り組んでいる「ファースト・ティ・プログラム」を取り上げる。この活動についてご存じの方も多いと思われるが、簡単に説明しよう。 ファースト・ティは米フロリダ州に本部を置き、1997年にプログラムを開始して以降、アメリカをはじめニュージーランド、カナダのゴルフ場や学校、軍施設で展開し、全世界で200以上の支部、1000ヵ所以上の施設で、累計1500万人以上の子どもが参加しているゴルフレッスンプログラムである。 このレッスンの目的は人間性を育むことであり、技術的指導は最優先事項ではない。ゴルフを通じて子どもたちの健全な人間形成を図り、「ライフスキル」(生きていく上で必要な能力)の学習を目的とした教育プログラムだ。 定義するライフスキルは「ナインコアバリュー」(9つの重要な価値観)と呼ばれ「正直」「誠実」「スポーツマンシップ」「尊敬」「自信」「責任」「忍耐」「礼儀」「判断」から構成。ゴルフの練習やプレーにおけるシーンの中で、気づかせ、学ばせるのが特徴だから、競技ジュニアとは一線を画す。 有馬カンツリー倶楽部では、2018年8月より小学生を対象に毎月教室を開き、これまでに延べ1000人を超える子どもたちが参加している。 また、2019年10月からは、地元兵庫県三田市の「健やか育成課」が進める課外学習プログラムに参画し、地元の子どもたちを対象にファースト・ティ・ゴルフ体験教室を開いている。地域の各小学校区PTA等からの依頼を受けて開催を決定する流れである。 <h2>「おどおど」から「キラキラ」</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/IMG_8903.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-70140" /> 2020年はコロナ禍で夏休みの予定がなくなった子どもたちに、3密を回避できる屋外学習として、多くのPTA等から依頼を受けて開催し好評を博した。 プログラムは、午後2時頃から90分ないしは120分とし、土日祝を中心に開催日を決めている。 主にゴルフ場のドライビングレンジをホームグラウンドとし、内容によっては、後半の時間に1番ホール等コースの空いたホールを利用してレッスンを行う。プラスチック製の スナッグゴルフとジュニア用ゴルフクラブを使うが、道具はゴルフ場ですべて用意している。 プログラムは、毎回コーチが詳細を決めるが、その内容は主に「アイスブレイク」という挨拶からはじまり、今日のテーマについて話し合う。その際に安全やレッスンのルールについて子どもたちに伝える。 次にウォーミングアップだが、ここでは様々な遊びを用意している。ドッジボールを使う「キャッチボール」や「長縄跳び」、夏は「水風船投げ」、さらに斜面を利用してダンボールに乗った「芝滑り」や「竹馬」もする。大人には懐かしい遊びかもしれないが、今時の子どもたちには経験のない新鮮な遊びのようで歓喜の声が響きわたる。 そしていよいよゴルフのレッスンだが、ドライビングレンジでは、チップショットとドライビングショット。その日の子どもたちのレベルに合わせて、スナッグゴルフの「ランチャー」を使うか、ジュニア用ゴルフクラブを使うか決めている。 チップショットは様々な「的」を用意して得点を競いながら進めている。時間があるときは練習グリーンに移動してパット練習も行う。 次に、ドライビングレンジ全体を使って、スナッグゴルフによる模擬ラウンドを行ったり、1番ホールなどコースに移動して実際のゴルフプレーを行うが、ここではチームを決めて協力して前に進むことを学ぶ。 最後に「ラップアップ」。これは学校でいう「ホームルーム」のことだ。今日のテーマについてレッスン中にどんなことができたか、また普段の生活ではそのテーマについて、どんなことが考えられるのかをみんなで話し合う。ファースト・ティ・プログラムでは、この時間が一番大切な時間といえる。 レッスンプログラムの流れは以上である。子どもたちのエピソードなどは次号以降、機会があれば書かせていただくが、このプログラムを開催するたびに、子どもの表情や行動の変化を見るのがとても楽しいと感じている。 わずか120分で、「おどおど」「もじもじ」から「キラキラ」した目と「ワーワー」に変わるのである。ゴルフ場で子どもたちが大騒ぎしながら楽しむ光景はあまり見られないのではないだろうか。 この話をするときに必ず聞かれるのが、「会員から子どもたちにクレームはないの?」だが、これまでにただの一度もない。 <h2>ファースト・ティ有馬教室のレッスンルール</h2> 1)プレーヤーから必ず「セーフティゾーン」として約3メートル離れて、自分の順番を待つこと。 2)ゴルフクラブは杖のようにヘッドを手元にする「ケインスタイル」で持つこと。 3)他人のショットには必ず声をかけること。良いショットには「ナイスショット!」、ミスショットには「ドンマイ」。 4)打順を交代するときは必ず「ハイタッチ」すること。※コロナ禍の現在は中止。 5)コーチは絶対に子どもたちを怒らない。 <hr> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2021年10月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://www.gew.co.jp/magazine">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2022年01月23日
    アコーディア・ゴルフは、ゴルフを通して子どもたちに豊かな人生の価値観や健全な人格形成を促進することを目的とした「ファースト・ティ」プログラムを、2021年11月より同社施設において再開した。 「ファースト・ティ」は 1997 年にアメリカで生まれ、全世界で 1500万人以上が参加する教育プログラムだ。 「礼儀」や「自信」、「スポーツマンシップ」などといった「ナイン・コア・バリュー」と呼ばれる 9 つの重要な価値観をプログラムから学んでいく。 同社は次世代を担う子どもたちが生きていくために必要な能力(ライフスキル)向上の手助けを目的としたプログラムの活動に賛同し、2016 年度よりスポンサーとして協賛してきた。 2019 年には同社のゴルフ場およびゴルフ練習場合計 6 カ所でプログラムを実施している。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/ft2.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-69888" /> 新型コロナウイルス感染症の影響により 2020年3月より開催を見合わせていたが、作秋以降の感染状況が落ち着きを見せていることもあり、11 月より美濃関カントリークラブ(岐阜県関市)、成田ゴルフ倶楽部(千葉県成田市)、山の原ゴルフクラブ(兵庫県川西市)、相武カントリー倶楽部(東京都八王子市)の 4 カ所において再開した。 1 年8か月ぶりの開催となった 11 月 27 日(土)には、相武カントリー倶楽部に 13 人の子どもたちが参加した。当日のテーマである「尊敬」に基づき、ファースト・ティより認定を受けた同社コーチらとともに友だちへ「ナイスショット」と声を掛けたり、ゴルフコースに目土をしたりするなど、リスペクトすることの大切さを学んだという。 同社は、 「今後も一人でも多くの子どもたちがゴルフに触れながら、ゴルフを通じた人間形成を促進する機会を増やすため、新型コロナウイルス感染症対策に十分配慮し、各地で定期的にプログラムを実施していく予定です」  としている。
    (公開)2022年01月02日
    「ほかのジュニア育成と大きく違うのは『9つの徳目』を骨子にしていることです。正直、忍耐、思い遣りなどを、ゴルフを通じて教育する。ゴルフはあくまで手段に過ぎず、目的は人格形成。米国ではこのプログラムを通じ、非行少年が更生した例が多数あります」(渡邊一美理事)――。 世界最大のジュニアゴルフ教育プログラム「ザ・ファースト・ティ(以下TFT)」がいよいよ日本で活動を開始。昨年10月、NPO法人ファーストピース(氏家正道理事長)が米国The First Teeとチャプター契約(日本支部認証)したもので、呼称も「ザ・ファースト・ティ・オブ・ジャパン」へ変更する予定だという。 その国内初のプログラムが4月11日、大相模CC(神奈川県)で行われ、小学生から高校生までの男女6名、ボランティア9名が参加。1プログラム9回を基本に、以下『プレーヤー』、『パー』、『バーディー』、『イーグル』、『エース』の計5ステップで構成される。 当日は、2クラスに分かれて礼儀を骨子としたゴルフ教室を実施。第二部はパッティンググリーンへ移動し、グリーン上でのマナーとスナッグゴルフを用いてレッスンを行った。約2時間のプログラム終了後は、保護者及びボランティア向けのロックアップを開催。今後、ボランティアの組織化を図りながら全国へ普及させる構え。 ヘッドコーチの古屋浩氏は元々、県立厚木北高校の英語教諭でゴルフ部顧問を歴任。教え子には女子プロの斉藤愛璃、吉田弓美子がいる。定年退職後はTFTへ本腰を入れるため、本場米国へ2回足を運んでもいる。コーチトレーニングを受けてレベル1の資格を得ている。 「定年後も3年間は教員として残れたのですが、公務員だからアルバイトは一切禁止。TFTの活動に専念するため、スパっとやめちゃった。ゴルフが好きなんでしょうね(笑)。技術指導はインストラクターが行いますが、TFTはあくまでも教育プログラム。我々はスコアといった結果でなく、プロセスに重点を置いています。なので、指導は教員経験者でないと伝えられない部分もある。理想ですか? TFTを受講したヤングボランティアたちが次の子供たちの面倒を見ること。そういったプログラムも将来的に考えています」 米TFTはこれまでに、世界のゴルフ場や学校など700ヵ所以上で累計1000万人以上の子供の参加実績がある。日本版は果たして? 第二回は5月18日、東名CCでの開催を予定。 次に渡辺一美理事との一問一答を再現しよう。 TFTジャパンの現状と計画について。 「活動は寄付に頼りますが、現状ではスポーツ関連企業1社から1000万円を頂きました。どうにか初年度の事務費とコーチのトレーニング費用は賄えそうです。3年後には国内12コース、参加者1万人を目指したい」 参加料金の設定は? 「料金設定は未定ですが、大相模CC、東名CCの実施をモデルケースとして検証しながら3回目以降、有料化に踏み切りたい」 日本でTFTを定着させるには? 「日本と同様、米国のゴルフ産業も下降気味ですが、TFTが下支えの助けになっている。経済的理由で、続けたくても続けられない人には奨学金制度を設けるなど、その成功を参考にしながら、日本でも根付かせたいと思っています。そのためには活動資金が必至で、米国ではジョンソン&amp;ジョンソンをはじめ大企業が大口スポンサーに名を連ねている。個人の寄付も多く、活動が認知されている。翻って、日本ではほとんど知られていない。まずは、現場でどういったことを行っているか? 撮影したVTRを持参してスポンサー周りを行っていきたい。併せて賛助会員も募っていく。スポンサー、ボランティアにご協力頂ける方を現在募集中です」―-。
    (公開)2015年04月24日

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