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    ハッシュタグ「フィッティング」記事一覧

    ■5月27日(木) さて、今回はS・ランクン選手のドライバーのシャフトについてです。 プロ転向は15歳と早く2016年台湾ツアー、2017年と2018年は中国女子ツアーで2年連続の賞金女王となり、2018年度JLPGAのQTを受験。2019年度からJLPGAで活動を開始し、7月の「ニッポンハムレディスクラシック」で優勝して、さすがとの評価を得ました。 しかしながら同年から日本での食事になれずに、徐々に体重を落として成績も振るわなくなりました。 S・ランクン選手を支えるPING のツアーチームも懸命のサポート体制で復活を支えていますが、コロナに翻弄されて思うような結果を出せずに、2020~2021年シーズンも体力回復とトレーニングを通じて徐々に飛距離も戻りつつある状況です。 本人は優勝の実績があるシャフトを使い続けていますが、まだまだ優勝時の体力とヘッドスピードに戻っていないために、もう少し楽に操れるシャフトを試すことになりました。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/07/21070602.jpg" alt="" width="472" height="314" class="aligncenter size-full wp-image-67646" /> 優勝時のシャフトは、世界のトッププロにも使用実績の多い三菱の『ディアマナBF50S』と、女子にはかなりハードなシャフトでした。しかしながら、現在ではもう少しゆったり振れるシャフトとして日本シャフトの『レジオフォーミュラーMB +』を選定して試すことになりました。結果的には現在の状態ではゆったり振れる『レジオフォーミュラーMB +』の方がミスが少なそうです。 両社のシャフトの共通点は緩やかに全体がしなって、インパクトに向かって素早くしなり戻りするタイプで、このようなタイプのシャフトは慣性モーメントの大きな『PING G410』のヘッドとのマッチングは非常に良いと思います。今後しばらくはエースシャフトの『ディアマナBF50S』と併用することとなりそうです。 自分にとってフィーリングの合う振りやすいシャフトとの出会いは貴重な結果をもたらしてくれますが、S・ランクン選手の場合のように体力が極端に落ちる場合には、同じようなフィーリングで少し楽に振れるシャフトに助けてもらうのも重要なことです。 一般ユーザーにとっても健康寿命が延びた現代では、大病をしなければ80歳までは十分に楽しめるゴルフですが、年齢による体力の低下や、残念にも大病をした場合は今回のような対応が必要と考えます。 この場合に優先するのは、 ①同一重量のシャフトで少ししなりやすいフレックスを考慮する ②上記で難しいかなと思ったときにはじめてシャフト重量を軽くする <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/07/21070603.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-67647" /> その時の注意点ですが、シャフト重量をいきなり軽くすると、「手打ちになりやすい」「バックスイングが浅くなる(筋肉が引き延ばされなくなる)」「総重量が軽くなることで重心を外した場合に当たり負けを起こしやすい」といったことも起こりやすくなるので注意が必要です。
    (公開)2021年07月11日
    今回はビーヒット狭山スタジオからクラフトで使用している工具類の報告をさせていただきます。 基本的にはどこでも同じ目的の工具を使用していると思われますが、当社の使用機器の説明をいたします。 <strong>■バランス計</strong> 三光精衡所製(スイングバランサー)/バランス式で内部にバネを使用している計器より温度変化の影響を受けにくいことで使用。 <strong>■シャフトカッター</strong> アルク社製(カッティングマイスター)/このモデルは作業が比較的早い、薄刃で切れ味鋭いという利点があります。屋外で使用するなら鉄筋カッターでも代用可能。 <strong>■シャフト抜器</strong> ゴルフシステムワークス製/締め付けハンドルが長いので加熱時間短くできる。 <strong>■ソケットミルダー</strong> ゴルフシステムワークス製/作業数が多い場合には絶対必要。 <strong>■振動数計</strong> 三光精衡所社製/一応の目安として必要。経験上、先調子では硬く 手元調子では軟らかい数値が出る。 <strong>■MOI計測器</strong> ゴルフメカニクス社製/慣性モーメントでクラブ開発が行われ、ヘッドに装着するシャフトの評価が可能。また、近年のアイアン用シャフトでもクラブの振りやすさを評価する意味でも必要。 <strong>■ロフトライゲージ</strong> フォーティーン社製/あくまで目安として使用。 <strong>■グリーンゲージ</strong> フォーティーン社製/各クラブの正確な数字は、このグリーンゲージなくては計測できない。ただし人による計測値変化あり。 <strong>■ツアーパターゲージ</strong> ミッチェル社製/パターのロフト・ライ調整はこのような器具がないと厳しい。 <strong>■グリッピングバイス</strong> ゴルフメカニクス製/シャフトを簡単に固定できシャフト抜き、やすり掛け、ヘッド装着等が簡易。 <strong>■接着剤</strong> セメダイン社製/610、611 <strong>■ソケット打ち込み工具</strong> <strong>■その他</strong> ドリル刃、平型リーマ、超硬ドリル、超硬エンドミル/アイアンのヘッド重量調整、チタンドライバーのネック内部の切削などによるフェースアングル、ロフト・ライ角などの調整。 特別に目新しいものはありませんが、近年の距離測定器を使用したフィッティングでは、ヘッドスピードに合わせた打ち出し角度の調整やスピン数のコントロールが必要で、ウッドのグルー充填機も必需品となってきています。 また、MOI計はクラブの評価を「振りやすい」「振り切れる」「うまく打てない」「振りづらい」原因を探るための計測器としてはぜひあったほうが良いと思われます。 近年は、パターに対するリシャフトや慣性モーメント増大のニーズに対応する為にもパターの計測器はぜひ用意したいものです。距離測定器もシャフトやヘッドの評価にはぜひ必要です。昨今では「スカイトラックMC-300」など、価格の安いものも出ているので、ぜひ活用したいものです。
    (公開)2020年11月20日
    今シーズンはコロナウイルスの影響もありトーナメントでの取材ができないため、最近のアイアンのクラブセッティングの傾向についてお話しをさせていただくことといたします。 アイアンクラブのセッティングでは、多くのプレーヤーが7~PWまでとかアイアンが得意なプレーヤーでも5~PWの組み合わせが主流となってきました。LPGAツアーでは7~PWが本当に多いです。UTの登場がクラブセッティングに大きな変化をもたらしたのです。 一方、男子プロやトップアマでも6~PWの組み合わせと、その上の番手は別のヘッドモデルのアイアンを組み合わせたり、アイアン型のUTといったセッティングが目立ってきています。 従来のように3~PWを使用して同一シャフトを入れたらどうなるのか? <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/08/nagase2.jpg" alt="大型MOIヘッドを操作するシャフト選びはバラバラでも良い!?" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-63367" /> もちろんロングアイアン(特に#3、#4)が打ちにくいのは承知の上で検証します。テストはヨネックス『CB501アイアン』の3~PWで行いました。 『モーダス125 S』で組みましたが、6~PWは本当に素晴らしい感覚なのに、同一シャフトでは#5アイアンあたりからシャフトが少し柔らかくヘッドコントロールがままならない感覚が出てきます。 あくまでも同一ヘッドですが、念のためアイアン型UTと組み合わせたキャロウェイ『APEX PRO(モーダス125SとダイナミックゴールドAMT X100)』を参考に、#3、4、5を同一ヘッドにもかかわらず『AMT X100』に入れ替えました。 すると、同一シャフトの時とは別物のように振りやすくなります。これはバランス、振動数、また総重量を合わせた場合でもわからない感覚なのです。ただし、ヨネックスのマッスルバックタイプでは、このようなことにはならずに同一シャフトでもOKなのです。 クラブヘッドの慣性モーメントの大きさが予想以上にシャフトの負担になると思われます。 最近の慣性モーメントの大型化を目指したヘッドをコントロールするシャフト選びは難しいです。同一モデルのヘッドでもシャフトが長くなる番手では、別物のUTを組むんだ、といった判断が必要なのではと思っています。 長い番手のアイアンは、UTだと考えて通常より軽く硬いシャフトでフィッティングすることも重要です。この際、クラブの振りやすさを数字で表せるMOI計の使用もプレーヤーの立場に立てば重要な指標数字だと考えています。
    (公開)2020年08月10日
    <strong>6月4日(木)東京ゴルフスタジオ(東京都三鷹市)</strong> 今回は今季からクラブ契約がフリーとなった原江里菜プロの登場です。東京ゴルフスタジオはツアーコーチの森守洋氏が主催するインドアスタジオで、こちらでは森コーチが指導する原江里菜プロ、堀琴音プロ、山口すず夏プロ、福田真未プロを含め多くの選手が練習する環境です。 原プロは、身長164㎝と恵まれた体格を持ち、その体格を生かしたスイングで定評がある選手ですが、アームローテーションを使ってダウンブローにターフを取るスイングの為、比較的重心距離の短いヘッドがコントールしやすいのでは? と考えスタートしています。 選んでいただいたのはヨネックスCB301アイアンで比較的コンパクトなヘッドで、重心距離は昨年まで使用のものより短くなります。当初は原プロ本人の希望もあり65g台のカーボンとNS850でテストを開始し、最終的にはやはりクラブの重さをうまく使えるスイングなのでNS950NEO(R)でセッティングし微調整をしています。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/nagase2.jpg" alt="アームローテーションを使う原江里菜プロは重心距離の短いヘッドで操作性向上" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-63072" /> アイアンがうまくハマったおかげで、次にUT#4、#5も使用してすっかり気に入って使用をしていただいています。今回はアイアンの微調整もあったのですが、原プロ本人の希望もありヨネックスGT2 435ドライバーもテストを開始させていただきました。ヨネックスGT2 435はGT2の455と比べてもコンパクトでディープフェースの設計ですが、重心距離が比較的短いため自分でヘッドをコントロールしたい原プロにはピッタリのタイプです。 シャフトはテスト中ですが三菱DIAMANA-Dリミテッドを選択。原プロの練習を見させてもらいながらも、森プロと話しましたが、「重心距離の短いクラブのおかげで、スイングが変わってきました。従来よりスムーズに振れるので、余計な曲がりは出にくいはずです」とのコメントでした。 今回のようにツアーコーチとセッティングを試せるのは正解に早くたどり着けるので助かります。 今回、原プロに提案したクラブセッティングは女子プロの標準とは違っていると考えていますが、やはり、選手のスイングを考慮して、気持ちよくスムーズにスイングできるフィッティングが、大きなポイントかな? と思いました。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/nagase3.jpg" alt="アームローテーションを使う原江里菜プロは重心距離の短いヘッドで操作性向上" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-63073" /> ★ヘッド挙動画像 原プロは自分でアームローテーションを積極的に使うため、写真のようにインパクトに向かうときにフェースが開いて、シャフトのトゥダウンがおこったところを、インパクトでフェースローテーションを入れたいようです。 この感覚は長年先が動くシャフトを使ってきたためで、先端があまり動かないシャフトの選択で少しスイングがシンプルになり、スムーズさが増したようです。
    (公開)2020年07月19日
    今回はクラブ契約フリーで日本を代表する飛ばし屋、葭葉ルミ選手のクラブフィッティングです。 葭葉プロは今季夏場以降に徐々にクラブを従来のものから、新しいクラブに入れ替え、今ではパターを含むほとんどを変更いたしました。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/nagase2.jpg" alt="葭葉ルミ選手のクラブフィッティング" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60083" /> ウッド系は「オノフ」「ロッディオ」、アイアンは「ヨネックス」、ウエッジは「テーラーメイド」、パターは「オデッセイ」です。ウッド系のシャフトは三菱ケミカルの『テンセイ CK Pro オレンジ』、UTは「クレージー」、アイアンは日本シャフトの『モーダス105S』のセッティングです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/nagase3.jpg" alt="葭葉ルミ選手のクラブフィッティング" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60084" /> クラブ契約フリーの葭葉プロにとっては色々なクラブを試せそうなのですが、やはり自分の基準となるクラブのセッティングがあって初めて、他のクラブとの比較ができるとのこと。 色々なクラブを次から次と試すゴルファーにとっては頭の痛い話だと思いますね。さて、クラブ選びの基準ですが、 <ol> <li>ボールが捕まるモデルであること。重心距離が自分に合っていること。あまり重心距離が長いとコントロールしづらい。</li> <li>ボールの高さが出せること。グリーンで止まり、もちろんスピンレートも関係あります。</li> <li>番手間の距離がうまく作れるクラブセッティングであること。距離差を作ることがクラブセッティングの大前提。</li> </ol> となっています。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/nagase4.jpg" alt="葭葉ルミ選手のクラブフィッティング" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60085" /> 今回採用のセッティングでは「オノフ」のウッド類と「ヨネックス」のアイアン、「テーラーメイド」のウエッジとなりましたが、全メーカーをテストしたのではなく、葭葉プロが信頼を寄せるメーカー数社からのテストによるものとなりました。 クラブを使用する立場のプロと、クラブを提供、セッティングを行うメーカーレップの信頼関係が重要となります。 これは自分たちのクラブ選びや相談にも当てはまる重要なポイントです。 ※葭葉プロのクラブセッティングは10月16日時点のものです。
    (公開)2019年12月10日
    慣性モーメントの大型化したクラブヘッドに対応するため、シャフトに大きな変化が起きています。 その中で今回は、スチールシャフト、カーボンシャフトの中でもユーティリティ、アイアン、パターのシャフトの新たな変化について報告します。 まず初めにスチールシャフトにカーボンをコンポジットしたタイプで、それぞれのクラブに対応する形で登場しました。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/ns-ishibashi.jpg" alt="日本シャフト ツアー担当・石橋氏" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-59977" /> 日本シャフトのツアー担当・石橋氏は、 「当社で提案するのはUT用のシャフトです。従来のUT用スチールシャフトの難点はうまく硬さが出せないことでした。一方、カーボンシャフトでは硬さは出せるもの、クラブの入射角が上から入りすぎた場合に縦距離が合わないなど、長所と短所が見えていました。現在のUTは単なるお助けクラブの域を超え、グリーンを点で狙える精度が求められており、必然的にカーボンのメリットとスチールのメリットを生かしたコンポジットシャフトの必要性が出てきました」 パターシャフトでは全世界でツアープロのシェアが高いオデッセイのストロークラボ用のシャフトがあります。このシャフトはパターの慣性モーメントを高めるべく、ヘッド、シャフト、グリップを含め総合的に開発された商品です。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/odeysseay.jpg" alt="オデッセイのストロークラボ用シャフト" width="788" height="525" class="size-full wp-image-59974" /> オデッセイ ストロークラボ用シャフト シャフトの軽量化だけではなく慣性モーメントのコントロールに寄与し、打感も損なわない仕様です。 キャロウェイゴルフ・オデッセイパター担当の本杉氏は、「スチールシャフトより硬い、スチールとカーボンのコンポジットシャフトですが、選手の感想は打感が柔らかいという表現が多くなっています。これはカーボン素材の振動減衰性による効果で、撓り感まで感じているようですが、実際には硬いシャフトの効果でボールの転がりもスムーズになります」 ヨネックスではパター専用のシャフトでスチールとカーボンのコンポジットシャフト「スチールコア」を提案。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/yonex.jpg" alt="ヨネックス スチールコアシャフト" width="788" height="525" class="size-full wp-image-59975" /> ヨネックス スチールコアシャフト ヨネックス・ゴルフ事業部の大益氏によれば、 「スチールとカーボンのコンポジットシャフトは、スチールシャフトより硬く、トルクが高くストロークが安定し、距離と方向性のバラつきが軽減されます。シャフトのハジキ感が優れ、ボールの転がりが滑かになり、カップに届かないケースが少なくなるようです」 最後に三菱ケミカルでは、異なる性質のカーボンを複合成型して打感の向上と球の転がりのスムーズさを追求した商品を展開中。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/diamana.jpg" alt="三菱ケミカル ディアマナパターシャフト" width="788" height="525" class="size-full wp-image-59976" /> 三菱ケミカル ディアマナパターシャフト カーボン素材のメリットを最大限生かして重量をスチールより重くする方向で展開している三菱ケミカル・ツアー担当の伊藤氏によれば、 「選手の使用感でも新垣選手が柔らかい打感とスイング中のしなり感を評価していましたが、実際にはスチールより硬いカーボンでも振動減衰性により、このような評価が多くなるようです。従来のスチールシャフトに比べても球の転がりがよくなります」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/carbon-shaft.jpg" alt="パターシャフト" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-59978" /> ゴルフクラブ製造に必要な素材・製法の進化により、クラブヘッドはより大きな慣性モーメントを求めて開発され、そのヘッドをコントロールするシャフトにも大きな変化が起きているように感じます。 シャフト重量にあまり制限のない、パターとUT用のシャフトに大きなメリットを生かせるタイプのものが増えていますが、今後は価格が求めやすくなれば、アイアン用のシャフトの可能性を感じます。
    (公開)2019年11月28日
    2000年からフィッティングサービスをスタートしているミズノ。No.1フィッティングメーカーを目指している同社は昨年9月、「ミズノプロ」シリーズのアイアンを発売。 それに伴い、新たに「ミズノ パフォーマンスフィッティング(MPF)システム」が構築され、新開発のフィッティングツール「シャフトオプティマイザー3D」を導入して、短時間で正確なフィッティングを提供している。 3球打てば分かるミズノのフィッティングで弾道は変わるのか? 試してみた。 <h2>シャフトオプティマイザー3Dとは?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/2IMG_1282.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42941" /> まず、フィッティングで使用される「シャフトオプティマイザー3D」を説明しよう。 ヘッドのついたクラブにセイコーエプソン社のスイングセンサー「Mトレーサー」が搭載されたミズノ専用のフィッティングツールで、ヘッドピート、スイングテンポ、トゥダウン量、前ぞり角、しなり係数、インパクトライ角、シャフトリーン角、アタック角、フェーストゥパス角の9項目が一振りで計測される。 その計測結果がアプリと即時に連動されて、ミズノが提唱するゴルファー個々が持つというスイングDNAが導き出される。まずはシャフトの適正が分かってくるというわけだ。 <h2>アイアンでボールが左に引っ掛かる</h2> 今回フィッティングを担当してくれたのが、上原剛クラブチーフフィッター。まずは「シャフトオプティマイザー3D」で3球の試打を行う。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/6IMG_1123.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42947" /> 悩みはアイアンでの左の引っかかり。フィッティングすることで、左の引っかかりは修正できるのか? そして、その結果は? 「まず、7番の平均のヘッドスピードが34.2m/sで、平均より少し速いと思われます。それで、それぞれ9項目が数値で表示されます」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/3IMG_3988.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42943" /> 「『シャフトオプティマイザー3D」で分かる事のひとつ目がスイングテンポですね。スイング中のトップでのシャフトのたわみ量を表しています。数位置的には4で、たわみ量は少し少ない。ややゆっくり目のスイングテンポということが分かります。次に、スイングテンポに良いとか悪いというのはなく、スイングテンポがゆっくりのゴルファーは、比較的柔らかく軽量のシャフトが打ちやすい傾向にあります」 「2つ目はトゥダウン方向のインパクト時のしなり量です。数値は3で、平均よりも少し少なめです。手元側があまり硬いシャフトではない方が、合う可能性を示していますね」 ここでひとつ分かることは、筆者の場合、先調子より手元調子がよりスイングにマッチしていることが分かる。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/4IMG_3989.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42945" /> 「3つ目は前ぞり角です。インパクト時のシャフトの飛球線方向への反る角度です。ボールの打ち出し方向に影響がある数値です。数値は6(平均値は3)で、球が上がりやすい傾向にありますので、ボールを拾い上げるような先調子のシャフトは必要ないですね」 「4つ目はスイング中のシャフトのしなり度合いで、平均値の4でした。これが少ない方はタメを作るゴルファーで、数値が大きいとリリースが速いゴルファーということが分かります」 <h2>その結果、推奨されるシャフトは?</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/5IMG_1168.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42946" /> 試打結果はアプリに即時に反映されて、推奨シャフトは⑪ダイナミックゴールド105R300、②モーダス3TOUR105R、③ダイナミックゴールド105S200、④KBS C-TAPER Rとなった。 また、先の4項目以外の5項目から、推奨ヘッドは①ヘッドサイズは少し大きめ、②ネックタイプはストレート、③形状はディープキャビティ、④ライアックは1~2度アップライトということに。②→④→①→③の順番で、ヘッドは『ヘッドは『ミズノプロ518』を選択して再度3球ずつ試打。 <h2>一目瞭然のミート率</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/dd47913d6ca3fc8c92ff106ce9f5bbd2.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42949" /> ショットマーカーをアイアンのフェースに貼って、各シャフトで3球ずつ試打。その結果は一目瞭然で、シャフトは③のダイナミックゴールド105S200に決定! <h2>時間短縮のミズノパフォーマンスフィッティングシステム</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/8IMG_1215.jpg" alt="ミズノの新フィッティングを試してみた" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-42950" /> このミズノパフォーマンスフィッティングシステム(MPF)の凄いところは、3球試打でドライバーからウエッジまでの最適仕様が分かることだ。ドライバーフィッティングやウエッジフィッティングでも3球の試打で推奨スペックが導き出される。 今回フィッティングを担当してくれた上原氏によれば、 「ミズノがこれまでフィッティングを行った3万人のビッグデータの解析で、クラブ長が1インチ長くなれば、ヘッドスピードが1m/s増加することが実証されています。仮にドライバーの推奨クラブ長が42.25インチだとして、アイアンのHSが34.2m/sで長さ36.25インチと決まれば、ドライバーとアイアンの長さの差は9インチ。1インチ1m/sなので、ドライバーの推定HSは43.2m.sと想定できます」 現在、このMPFは約350店舗のミズノカスタムフィッティングショップでサービスが提供されており、この度4月に発売される「ミズノプロ Ti18」も、その推奨データに加味されることになる。 <iframe width="788" height="525" src="https://www.youtube.com/embed/W4VgfV8D7qY?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> 動画は今回のフィッティングの様子を収録した。 問い合わせはミズノへ、0120-320-799。
    (公開)2018年03月20日
    たった3球打つだけで、約2万4000通りの組み合わせから最適なスペックを弾き出すという。 クラブのフィッティングといえば、何種類ものクラブを数十発も打ち、体力の消耗で安定したスイングが難しくなることもあったが、そんな心配はご無用というのがこのシステム。 今年7月に開業した「ブリヂストンゴルフガーデン東京」(東京・丸の内)で体験できる。省エネ時代の「最速フィッティング」、その全貌を紹介しよう。 <hr /> ブリヂストンスポーツは東京、横浜、名古屋、大阪、福岡の5箇所にフィッティング施設の「ブリヂストン・ゴルファーズストア」を運営しており、多くのスイングデータを蓄積してきた。 そのデータと現代のビッグデータ解析を絡ませたのが、3球の試打で2万4000通りのヘッドとシャフトの組み合わせから最適スペックを導く「スイングシミュレーションシステム」だ。 親会社のブリヂストン総合研究所と5年の歳月を掛けて共同開発したという。 弾道計測器の「トラックマン」と、スイング中のシャフト挙動を映像で確認できる「Mトレーサー」を使用して、スイングデータを取得。これを基に、先述したシステムが仮想試打を行って、弾道予測をしてくれる。 その手順を動画にまとめたので、まずは視聴してもらいたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/Lr4mf5SpDC8?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>        というわけで、ゴルファーの①スイング軌道差、②シャフトのしなり戻りのタイミング、③フェースローテーション、④インパクト直前のフェース角、⑤軌道差を測り、同社公認のマスターフィッターが「熟練の目」で最適なモデルを判断してくれる。 特筆されるのは、システムが仮想試打した60パターンのヘッド×シャフトの結果が画面に表示されると、ヘッドスピード、初速、バックスピン量、サイドスピン量、キャリー、トータル飛距離が一目瞭然になることだ。 つまり、ゴルファーは瞬時に丸裸となる。 その際、開発者の石川達也氏(基礎技術開発部)によれば、最新技術とヒトの融合がもっとも大事なのだという。 「我々開発陣はゴルフの腕に自信がありませんから、日々、現場のマスターフィッターとTV電話で会議をしています。 現場で膨大な数のゴルファーと会話し、フィッティングを重ねてきたマスターフィッターの意見は何より重要。このシステムは、彼らのリアルな声を反映させることが肝になるのです」 <h2>最後は人間が判断する</h2> このような話は同社に限ったものではない。 現在、フィッティング施設としては国内最先端とみられる「トゥルースペックゴルフ」(東京・六本木)でフィッティングを行う服部大哲氏も同じ意見だ。 同社はクラブと身体にモーションキャプチャーを付け、クラブの挙動を360度、1㎜単位で計測するが、 「最先端の技術は、ゴルファーの特性をデータ的に可視化するだけなので、大事なのはヒトであるフィッターがデータをどのように判断するかです。 身体にセンサーを付けた時、関節の動きが細かく見えすぎるので、データの料理法はフィッター次第といえるでしょう」 「料理法」は、事前にゴルファーと話し合い、悩みや目指すゴルフスタイルなどを熟知することによって決まる。つまり、最新のフィッティング術は、ヒトとITをどれだけ高いレベルで融合できるかがカギになる。 クラブ開発はこれまで、高反発ヘッドや長尺シャフトなど、物性としての飛距離性能が研究されてきた。 ところが、ITの進歩によってスイングとクラブの相性が即座にわかるようになり、「吊るし」と呼ばれる完成品の販売から、パーツを自在に組み合わせるカスタマイズが市民権を得始めた。 その際に不可欠なのがフィッティング。 フィッティングワールドがどこまで進化するか、興味津々。
    (公開)2017年10月18日
    ミズノは4月8日、ミズノカスタムフィッティング店専用モデルとして『JPX FT-1』フォージドアイアン(1本2万2000円~)を発売した。全国117店のミズノカスタムフィッティング店と同社直営のみで販売される限定モデルで、ターゲットはフィッティング未経験者や初中級者で、フィッティング販売を啓蒙するモデルという位置づけだ。   ヘッドの機能は、キャビティ内のウエーブ構造によるインパクト時の余計な振動を抑えた打感の良さがあげられる。大型キャビティながらも軟鉄鍛造のマイルドな打感も特徴だ。また、トップエッジを薄くすることでスクエアに構えやすいシャープなフォルム。『JPX 850』シリーズよりもワイドなスイートエリア、低重心を可能にしたワイドソールによりストロングロフトながら、高弾道を実現しているのも特筆される。 装着シャフトは、カーボン4タイプ、スチール3タイプが標準で用意されているが、その他のシャフトやグリップも別注で対応する。販売店はゴルフ5以外の量販店や地方の有力専門店。ミズノのフィッティング理論「スイングDNA」を深く理解して、フィッティング販売に積極的な流通で販売される。 問い合わせはミズノへ、0120-320-799。
    (公開)2016年04月18日
    ミズノは2月19日、履き心地に加えスイング中のスムーズな体重移動とシャープなフォルムを追求したゴルフシューズ『GENEM 006 Boa』(オープン、予想店頭価格は2万5000円前後)を発売する。スイング中の足の動きに追従して変形する新構造「D-フレックスグルーブ構造」を採用したGENEMシリーズの最上位機種という位置づけだ。 「D―フレックスグルーブ」は、アウトソールを左右に横断する形で大きな屈曲溝を配した構造で、縦方向に加え、横方向の屈曲性を高めている。スイング中の足の動きに追従して変形することで、力が地面にダイレクトに伝わり、安定したスイング動作をサポートするという。 また、スイング中の足の動きを解析し、運動中の足とシューズの一体感を高めた同社独自のアッパー構造「ダイナモーションフィット構造」を採用。アッパー側面部(甲被部)にホールド性を高める素材とアッパーパターンを採用し、運動中の足のブレを抑制している。 そして、この『006 Boa』から新ラストを採用している。2013年のシリーズ発売以来のラストの改良で、日本のゴルファーの求める履き心地はそのままに、アッパー部(甲被部)の爪先部分を長くしたラストを採用することでシャープなフォルムを追求した。 同シリーズは日本のゴルファー約2万人の足型データを元に、履き心地を追求したゴルフシューズで、累計約7万足を販売。軽量の「ネクスライト」、安定性を追求した「ヴァラー」と履き心地を追求した「GENEM」の3シリーズがこれで完成したことになる。今後同社は、シューズの販売、マーケティング戦略もフィッティングをキーとして展開し、No.1フィッティングカンパニーを目指して行く構えだ。 問い合わせはミズノへ、0120-3230―799。
    (公開)2016年02月15日
    クールクラブス(CC)は5月7日、都内ゴルフ練習場「スイング碑文谷」(目黒区碑文谷)内に、パター専門のフィッティングスタジオを併設したショップ及びリペアスタジオをオープンした。 さらに、同社の創業者であるマーク・ティムズ氏が長年夢見てきたシャフト専用のテスティング機器『S3(Shaft Simulation System)』を同ショップ内に設置。 『S3』は、今年1月に米国で開催された「PGAショー」で、話題となった最新テスティング機器。新スタジオ開設について、CCジャパンの平野義裕イベントマネージャーは次のようにコメント。 「米国では誰もが知っている『CC』ですが、国内ではまだ一部のゴルフファンにしか知られておりません。さらにブランド認知を高めるため、このたび『スイング碑文谷』のクラブハウス1階フロント横という好立地に新スタジオをオープンいたしました。 ここでは、パターフィッティングを身近に体験していただける環境を提供すると共に、レアなパターも含め、選りすぐりのゴルフ関連アイテムなども販売していきます。また、同練習場1階打席中央には、『CCリペアショップ』もオープン。当社独自のクラブビルディング技術を活かしたクラブリペアを提供いたします。 そして、今回アジア初上陸となりました『S3』を活用し、さらにフィッティング、ビルディング技術を高め、すべてのゴルファーに最高のクラブを提供することが当社の目標です」 さらに、最新機器『S3』の特徴を平野マネージャーは次のように語る。 「『S3』は、世界でも類をみない唯一のシャフトテスティング機器で、シャフトの性能を左右する5つの要素、①真っ直ぐかどうか、②硬さ、③ゆがみ、④振動数、⑤トルクについて、複数のパラメーターで計測・分析します。作業時間はわずか2分程度で、精密に分析。連続操作が可能で、個々のシャフトの特性を完全にデータ化できる、まさに夢のような機器が完成しました」 ちなみに、同練習場2階の『CC目黒スタジオ』では、これまで通り、ドライバーやFW、UT、アイアン、パターのクラブフィッティングを実施。インドアのみならず、屋外打席を利用したアウトドアフィッティングも可能だという。店舗概要は以下の通り。 店名:COOL CLUBS 住所:東京都目黒区碑文谷5‐14‐8 スイング碑文谷1F(※『CC目黒スタジオ』は2F) 営業時間:10時~19時 定休日:なし TEL:03~6712~2304
    (公開)2015年05月08日
    『jBEAM』ブランドのクラブを製造・販売するジェージーイーは本日、ブランドファンの熱い要望に応え、都内足立区竹の塚に『jBEAM ゴルフ フィッティング スタジオ』をオープンした。 工房とオフィス(2階)を兼ねた同スタジオは、東武伊勢崎線竹ノ塚駅から徒歩10分の好立地。30坪とゆったりした1階には、ラウンジ、工房、そして最新の弾道計測器(ディテクト社製)を装備した試打席も完備。「ドラコン選手の高速インパクトの撮影も可能」という高速度カメラを駆使しながらベテランのクラブフィッターが個々のゴルファーに最適なフィッティングを施してくれる。 このスタジオの特徴は、他にもある。その一つが、根強いファンを持つ『jBEAM』の全製品が試打できること。マニアから人気の『BM435シリーズ』をはじめ、その後継機種となる『同535』、そして『GLORIOUS(グロリアス)』といった最新モデルのテストが可能。その場で気に入れば、すぐにクラブを組み立ててくれるところもユーザーフレンドリーだ。 そして、もう一つ魅力的なのが、石川遼プロ、福田真未プロなどのコーチとしても知られるドラコン選手、山崎泰宏プロのスイングレッスンが受けられること。同氏が毎週2回(基本的に水・木曜日)スタジオに常駐、完全予約制で30分5000円の特別レッスンを施してくれる。同氏のドラコンエキスが注入されたジェージーイーとのコラボドライバー『jBEAM ZY11』の試打クラブも常備。全国15店舗でしか販売しないレアモデルが試せるかもしれない。また、4月中旬には山崎プロとイオミックが飛ばしのために共同開発したという同ブランドのオリジナルグリップの販売も予定しているという。 ゴルフファンにとっては、ちょっとした秘密基地になりそうなフィッティングスタジオ。ベテランフィッターとドラコンプロから、普段聞けない「ゴルフよもやま話」も楽しめそうだ。 ■店舗概要 ・住所:東京都足立区竹の塚4-9-10 ・電話:03-3860-7050 ・営業時間:10時~19時30分 ・定休日:日・祝日
    (公開)2015年03月23日
    当日はM・ジョーンズ氏、そして、同氏がコーチを務めるブラッド・ケネディ選手が来日。両人の略歴を紹介すると、M・ジョーンズ氏は1968年生まれ、オーストラリア出身。1992年にプロ転向、現在は最新テクノロジー(測定機材)を使用し、各個人のスイング、体力などを分析し、各個人に合わせたゴルフフィットネスとスイング指導を併用。決してひとつのスイングメソッドを押し付けない、シンプルかつ各選手の長所を活かしたゴルフ指導で、プロツアー選手を含め数多くの生徒が成果を上げている。 一方、B・ケネディ選手は1974年生まれ、オーストラリア出身。プロ転向後は母国のオーストラリアのみならず、欧州やアジアでもプレー。2011年から日本ツアーにも参戦しているので、ご存知のムキも多いだろう。B・ケネディ選手はプロ転向16年目。国内外合わせて5勝をマークしている。だが、初勝利をあげたのは5年前で、それまでのおよそ10年間は、 「どうしたら勝てるのか分からなかった。だけど、5年前、マイケルと出会ってから練習の質や考え方が変わった」――。 とケネディ選手は語る。これを受け、ジョーンズ氏は、 「ブラッドが勝つために必要だったのは、スイングではなく、気持ちの問題。自信やアグレッシブさが彼には足りなかった。だから、まずはブラッドとコミュニケーションをとることに多くの時間を費やしたよ。彼の心の中になにがあるのか? 不安やプレッシャーを与えているのは何なのか? を見極め、自信を取り戻すことが先だった」 「マイケルが主宰するクリニックでは、スイング面はもちろん、フィジカル、メンタルまで、チーム5名で僕のゴルフを支えてくれている。自分に必要だったものがここにはすべてあったよ。これまでバラバラだったものが、ひとつになった感じで、『勝ちたい』という欲が、心の底から湧いてきた感じだ」(ケネディ選手) 実際、マイケル氏が主宰するクリニックでは、基礎体力など足りない部分を強化しながら、プレッシャーのかかる実践的な練習を実施しているという。 「1mの円に5球連続で入れないと終われないアプローチ練習、トラックマンを使って距離を打ち分ける練習など、実践的でプレッシャーのかかる練習を約25項目行っている。これは、球数を多く打つのではなく、集中力を高め、いかに練習の質を向上させるかがカギ」(マイケル氏) 「とにかく、マイケルは面倒見がよく、なぜこの練習をやるのか? など、明確にきちんと話してくれる。だから、納得して練習することができる。特に試合で緊張する場面では、いかに質の高い練習をしているかが重要。常に勝つための準備をしているから、自信もあるし、試合で緊張する場面がきても100%、ショットに集中できるようになった」(ケネディ選手) 選手を育てるためには、スイングの修正はもちろん、コミュニケーション、練習の質がとにかく重要とマイケル氏は説明。最後に日本のゴルファーに上達のアドバイスを、 「私の日本のアマチュアゴルファーに対する印象は、とにかく球数を打ち過ぎということかな。ただ打つのではなく、目的をもって、1球1球集中することが大切。だから、500球やみくもに打つよりも、50球を集中して打った方が間違いなく上達する」(マイケル氏) 「まずは自分の欠点を見つめなおすこと。アマチュアゴルファーの7割以上は、ショートゲームが得意じゃないんじゃないかな(笑)? 爽快なドライバーショットの練習もいいけど、ゴルフプレーのなかで発生する様々なショットをイメージして練習してほしい」(ケネディ選手) なお、クールクラブスでは、今後、M・ジョーンズ氏参画のゴルフクリニックを国内で展開する予定だとか。同社のカワバタ・志伸社長は、 「クラブフィッティング、レッスン以外にも、フィジカルやメンタル、コースマネジメントなどが学べるゴルフクリニックの展開を視野に入れています。ご期待ください」――。 ちなみに、M・ジョーンズ氏は流暢な日本語を話すので、英語が話せなくても安心してレッスンが受けられる。日本校のスタートがいまから楽しみだ。
    (公開)2014年10月24日
    同店舗は、「スイング碑文谷」のクラブハウス2階に併設。施設内にはクラブフィッティング用打席が1つ、パターフィッティング用打席が1つ完備されている。   「お陰さまで当スタジオも日本に初出店してから1年半ほど経ち、フィッティングした人数はトータルで1000人を超えました。今回、オープンした新店舗は、ゴルフ練習場併設という強みを活かし、インドアのみならずアウトドアフィッティングが可能なことも大きなメリットだと考えております。ぜひ一度お試しください」(同社)   同スタジオでは、世界中の有名ゴルフクラブヘッド・シャフトメーカーと提携し、ドライバーからパターに至るまで、世界中のクラブヘッド・シャフトの中からベストチョイスを提案するシステムを構築。米国ではフィル・ミケルソンをはじめ、200名以上のツアー選手のクラブフィッティングを手掛けており、2000名以上のアマチュアゴルファーにも利用されているという。新店舗の詳細は以下の通り。   【名称】 クール・クラブス スイング碑文谷店   【住所】 東京都目黒区碑文谷5‐14‐8 スイング碑文谷2F   【TEL】 03~6452~4022   【営業時間】 平日:11時~20時 土日祝:10時~20時   【料金】 ドライバー、FW、アイアン、パターのうち1種類を選択:1時間/1万500円 フルフィッティング(ドライバー、FW、アイアン、パター):4時間/3万1500円
    (公開)2012年07月17日
    同社は、このサービスを千葉県内の3つの運営ゴルフ場(東千葉カントリークラブ、富士OGMゴルフクラブ市原コース、きみさらずゴルフリンクス)を対象に、申し込みの受付を開始。クラブの製作の流れは以下の通り。   ①サービス対象ゴルフ場に「ラウンドフィッティング&カスタムクラブ製作」の申し込みとプレーの予約をする。   ②同社のプロクラブフィッター同伴のもと、コンピューターでは測定しきれない実際のスイングや弾道、飛距離などの特徴・特性を分析・診断。   ③ラウンド後は、同診断結果をもとに、最適なクラブ仕様を決定。   ④その後、OGMの工房にてカスタムクラブの製作に入り、最短10日で自宅に配送となる。   なお、同サービスのフィッティング料は無料となるが、プレー料金とクラブ製作代は別途必要。   問い合わせはOGMへ、03~5487~0562。   ラウンド・予約等に関する問い合わせは各ゴルフ場へ(東千葉カントリークラブ0475~54~2681、富士OGMゴルフクラブ市原コース0436~96~1211、きみさらずゴルフリンクス0438~53~6100)。
    (公開)2012年04月20日
      なお、同イベントのスタートイベントとして、ロッテ葛西ゴルフ(東京都江戸川区)において同社アドバイザリースタッフを招いたフィッティングイベントを3月3日に開催。惜しまれながらも昨シーズン引退を表明した米山みどりをはじめ、菊池純、近藤孝宣ら同社契約プロによるレッスン会、ドラコン競技で活躍中の安楽拓也、岡部健一郎らによるドラコンイベントなど充実した内容で実施するとのこと。イベントの詳細は以下の通り。   【フィッティング大作戦スタートイベント概要】 場所:ロッテ葛西ゴルフ 日時:2012年3月3日(土)、12:00~17:00 ◆イベント内容 各打席において、フィッティング・レッスン会・試打会など様々なイベントを実施。参加費は無料。 ・ドラコンイベントコーナー ・レッスン会コーナー ※菊池純、米山みどり、近藤孝宣、川久保百代、永田富佐子によるレッスン ・ジュニア専用コーナー ・レディス専用コーナー ・フィッティングコーナー ・試打会コーナー ◆抽選会 フィッティング・試打会・レッスン会などに参加した方、抽選チケットを持参の方が当日参加できる豪華プレゼントが当たる抽選会を開催。抽選チケットはロッテ葛西ゴルフ及び、関東地区のヨネックスゴルフ用品取扱店に設置されているとのこと。 ◆販売コーナー ゴルフウエア、ゴルフシューズ、アクセサリーなどヨネックスゴルフ用品を販売。   以上が同イベントの詳細となる。今回のスタートイベントは、同社単独で合計16打席を使用するという力の入れようだ。ジュニアから上級者まで満足のいく一本がきっとみつかる、そんなイベントになりそう。入場も無料とのことなので、行かない手はない!?   問い合わせはヨネックスへ、03~3833~3526。
    (公開)2012年02月14日
      同施設はこれまで、ミズノゴルフスクールの1施設として活用していた。今回の「パフォーマンスフィッティングセンター」はエスポート同様、レッスンとフィッティングの融合施設としてサービスを提供する場となる。フィッティング内容は、シャフトオプティマイザーを活用した最適シャフト診断と、インターチェンジャブルシャフトシステムを活用して最適クラブの試打・確認というのがメインのフィッティングとなる。   また、レッスンではエスポート同様、ツアープロのレッスンもイベント的に開催。オープン当日は、同社契約の藤井かすみプロが2回に分けてレッスン会、常駐する渡辺光哉フィッター兼クラフトマンが2日間に分けてスペシャルフィッティング会を行っている。   施設概要は以下の通り。 ■住所:愛知県名古屋市昭和区福江3丁目7-80名古屋グリーン倶楽部内 ■営業時間:10時~19時※第1・第3火曜日、年末年始は定休日 ■スタッフ:渡辺光哉フィッター兼クラフトマン(常駐) ■価格:3000円   問い合わせ・予約受付はミズノカスタムフィッティングコールセンターへ、 0120~193~072。
    (公開)2010年09月09日
    これにより選択可能なカラーは、ヘッド計13色、シャフト計11色となり、カラーバリエーションの組み合わせは全143通りとなる。   同システムは、顧客それぞれのニーズに応じ、全10種類のヘッドと、全15種類のシャフトの中から選択。さらに、ヘッド・シャフトともに好みのカラーリングが選べるというシステムだ。   今回追加したグラデーションカラーの加工は、下地を塗ってから外側に色づけしていく工法。通常のカラーリングより工程が多いうえ、全てのグラデーションを均一にするため、高度な技術が要求される。同社酒田工場の職人「匠」がヘッド、シャフト単体をそれぞれ手作業で色づけするこだわりも見せる。   そして、これを可能にするのが同社の開発した「トライアングルジョイント」。わずか1分でヘッドとシャフトを脱着できるもので、セレクトオーダーにも導入した。   なお、同システムは『BERES』シリーズ3S・4Sグレード以上が対象。   問い合わせは本間ゴルフへ、03~5419~3252。
    (公開)2010年07月14日
      具体的にはフィッティング・シミュレーションソフト『エヌフライト』を新たに導入。実際の弾道をレーダーが直接追尾しデータを計測する計測器『フライトスコープ』との組合せで、ほぼ誤差のないリアルなデータを画面に再現。導き出された数値から最適なスペックのクラブが提供できる環境が整った。   また、専用打席には、幅4・5m×高さ3m(200インチ相当)の巨大スクリーンを設置。プロジェクターから映し出される打球を迫力の画面でリアルに体感出来るという。さらには左打席の常設やフィッターの増員など東日本最大級の同社フィッティング施設として充実の内容になったといっても良いだろう。 問い合わせはピンゴルフジャパンへ、03~5916~1812。
    (公開)2009年10月02日
    ピンゴルフジャパンは7月1日、オークラゴルフ練習場内(東京都世田谷区)に設置していた「ピンフィッティングスタジオ」を本社オフィス内に移転し営業を開始する。オークラゴルフ練習場内の施設は6月28日までの営業となる。   新フィッティングスタジオの概要は以下の通り。 営業開始:7月1日 住所:東京都北区浮間1-2-27 ピンゴルフジャパン本社2階 特設フィッティング施設 営業時間:10時~18時※完全予約制 定休日:土日祝日 フィッティング予約:03~5426~8620
    (公開)2009年06月08日