エプソンは先頃、ゴルフスイングをスマホで計測・解析できる高精度なセンサーを搭載した『エム・トレーサー・フォー・ゴルフ』に、従来のスイングの解析に加えてパッティングの解析まで対応した新モデル『MT500GP』(価格はオープン。直販サイトでの価格は3万4800円)を発売した。
『MT500GP』は、平均スコア100前後のアベレージゴルファーや、さらにスコアアップを目指す上級者に向けたスイング解析システム。同社が開発した高性能型小型・軽量センサー(慣性計測ユニット:IMU)をゴルフクラブやパターに装着し、スイングすることで解析に必要となる詳細なデータを正確に計測。
計測されたデータは、専用ソフトウェアをインストールしたスマホやタブレットに高速無線で転送され、表示された解析結果から自分のスイングやパッティングを正しく知ることができ、改善ポイントを把握できる。
パッティング解析については、5つの解析機能で3D画面表示を行い、視覚的に分かりやすく結果を確認することが可能。解析結果を専用ソフトウェア上でスコア化して表示するので、より高いスコアを目指してモチベーションが高まるという。
また、特筆すべき点は、パッティングの距離の選択によってスコアの難易度がかわったり、手持ちのパタータイプ(10種類)を設定したりできるので、より正確に芯をとらえたパッティングができているかを確認できるという。
サイズは、幅50×奥行き27×高さ16㎜で、重さは15g。内蔵バッテリーの動作時間は約4時間となる。本体には、USBケーブルやストラップ、スイング・パター共通の装着用アタッチメント(L/M/Sサイズ各1個)が付属される。
また、既存の『MT500G』『MT500GⅡ』ユーザー向けには、2種類の有償アップグレードを用意。
1つめは、AppStore、GooglePlayから「エム・トレーサー・フォー・パター」をダウンロードし、アプリ内課金処理をする方法。費用は5000円(税込み)となり、8月31日までの期間限定で無料お試しキャンペーンを実施しているという。オプションのパター用アタッチメント(1080円/税込み)、ケース(3218円/税込み)は別売りとなる。
2つめは、ウェブや電話で申し込みを行う方法。申し込み後、エプソンが既存製品を引き取り、アップグレード作業を実施して届けてくれるという。費用は1万800円(税込み)で、パター用アタッチメント、ケースが含まれる。なお、アップグレードサービスの申し込みは、12月29日までを予定しているという。
同社は今後、協賛契約したレッスンプロ3名(中井学、石井忍、堀尾研二)の技術協力により、サービス面の強化を図っていく。
『エム・トレーサー・フォー・ゴルフ』ホームページ:<a href="http://www.epson.jp/products/msensor/" target="blank">http://www.epson.jp/products/msensor/</a>
問い合わせはエプソンインフォメーションセンターへ、050~3155~8280。
*文中の『MT500GP』の本体価格表記は「税抜き」です。