国産の皮革製ヘッドカバー『ハグカバーズ』(価格:1セット4万円~)を販売するコマース・プランニング・オフィスは先頃、設立1周年を機にOEM事業を始めた。
同社は今年2月のジャパンゴルフフェア(JGF)に初出展し、皮革や帆布を使用したヘッドカバーを展示して業界デビューを果たしている。松村由貴社長に話を聞こう。
「JGFでは多くのゴルフ愛好家から高評価を頂きました。当社の製品は、皮革職人が一品ずつ心を込めて製作するハンドメイドです。 使うほど手に馴染み、革の良さを感じられる国内生産のヘッドカバーとして昨年8月に発売。今年8月で累計150セットを販売しました」
デザインは、4モデルで約30種類(オリジナル、プレミアム、ワンオフ、カスタムオーダー)、1セット5個(ドライバー、FW×2、UT×2)が基本セット。皮革は中厚で中張度のものを厳選し、伸縮の少ない背部側を上部、伸縮性のある腹部側を下部の挿入口に使用するなど、工夫を凝らしているのが特徴だ。同社が掲げるOEM事業の強みは何か? この点について、松村社長が次のように説明する。
「OEMを海外生産で行う場合のデメリットとして、コミュニケーションや品質管理、生産ロットの問題があります。その点当社は、企画から生産、販売まで一貫して国内生産だから、企画力や提案力、品質面で自信があります。うちの得意技は、最低ロットで10セット、場合によってはセット物ではなく、ドライバー50個でも受注できる小回りのよさでしょう」
オーダーは、①企画→②デザインの打ち合せ→③コストの打ち合せ→④サンプル作成→⑤量産という流れで、ヘッドカバーの納期は企画から量産まで2~3ヶ月。顧客対象は、ゴルフ専門店や工房、ゴルフ場や練習場のインショップなどだという。
「初年度の目標は1000個以上の注文を頂くこと。流通サイドの負担を軽減する、期間限定の『委託販売』も行う予定です」
小売店や専門店が新たな利益を望める商材となるか?
問い合わせはコマース・プランニング・オフィスへ、<a href="http://hugcovers.com" target="_blank">http://hugcovers.com</a>。