パーシモンを彷彿させるFWで、試打テストでは60歳台女性が5番ウッドで200ヤード越えを果たしたというから、工房でも新たな顧客層の開拓に一役買いそうだ。
今回発売されるのは、3番ウッドの『C2FW3』と5番ウッドの『C2FW5』。ともにメーカー小売価格はヘッド単体で3万7800円と割安で、すでにマックスソウルゴルフのドライバーを商材として扱う工房から予約注文が殺到している。
コンセプトは、ずばり"ボールが上がり、距離が出る"。そのためにアベレージゴルファーが苦手とするFWを徹底的に研究し、フェースプログレションと重心位置に拘った。さらに、どのようなライからでも高い弾道をイメージできるよう、ソールの地面との接触面積も縮小。フェースにはDAT55を採用して、カップフェース構造を用いることなく、スイートスポットを拡大するために全面開口フェース構造を採用している。
同社代表でもあり開発者の豊島慶輔氏が説明する。
「アベレージゴルファーがクラブ14本中で最も苦手なのがFW。球が上がらない、飛ばないとなれば使う頻度も減り結局使わなくなります。球が上がって飛距離が安定することだけでも大きなメリットがあり、そこを重点的に今回のFWは開発しました」――。
豊島氏はパーシモン時代からのクラブ職人。数字を開発の起点に据えないのが、マックスソウルゴルフのコンセプト。一発の飛びより安定したFWで、新たな顧客層を開拓できる商材となりそうだ。
問い合わせはマックスソウルゴルフへ、045~337~0781。