クレイジーは現在、豊島大樹社長を含めて従業員19名。新会社への事業譲渡は社員の雇用を守りつつ、商標を含む知財権、取引先、生産設備等が移管される。レッドウォールジャパンの白石伸生社長は、「今後数億円の投資を予定しており、3年計画で売上高6億円、経常利益2億円程度を目指したい。素材メーカー2社は支援に前向きで、商品企画については新たなデザイナーを入れる考えもある。付加価値の高いニッチ製品に特化して、百貨店などの流通を再構築したい」と意欲を語った。
前社長の逮捕をきっかけに経営難に陥ったクレイジー。新ブランドを『クレイジーTOKYO』にする案も浮上しており、マイナスイメージの払しょくに注力していく。