■ゼクシオが3部門でトップ
「ドライバー」、「FW&UT」、「アイアン」の3部門で年間ランキング首位を獲得したのは、ダンロップスポーツの『ゼクシオ』シリーズだった。11年12月に発売となった7代目ゼクシオだが、年間を通じて安定感をキープ。FW&UT部門以外は一度も首位を明け渡すことなく12カ月間王座を守り続けた。
そのFW&UT部門では、総合2位のテーラーメイドゴルフ『ロケットボールズ』シリーズがゼクシオを猛追した。特に6月以降は独走態勢に入り、メーカー在庫がなくなるほど需要が急増。人気ぶりを伺わせた。
アイアン部門は、ミズノ『MP』シリーズが2位と大健闘。養老モデルが市場で認知された証しといえ、契約のルーク・ドナルドが11年度の賞金王(USPGA)に輝くなど波に乗った1年だった。
ウエッジ部門ではアクシネットの『VOKEY』シリーズが首位。フォーティーン『RM‐11』は僅か30P差で届かず次点に甘んじた。
パター部門では、アクシネットの『スコッティ・キャメロン』が、同部門を初制覇。長らく首位に君臨したキャロウェイゴルフ『オデッセイ』は2位へ陥落した。一連のリストラの影響により、オデッセイのツアーレップがアクシネットへ移籍したことが大きな要因だ。ツアー使用率が逆転し、6月以降はこれに連動する形で店頭でもS・キャメロンの動きが顕著だった。
最後にボール部門。昨年は石川遼効果で、ダンロップスポーツ『スリクソン』シリーズが首位を奪取した経緯がある。12年はアクシネットの『プロV1』シリーズが返り咲き、今季国内男子ツアーの開幕から最終戦まで年間使用率42%、2位メーカーの使用率24%を大きく上回った。また、勝利数でも、25戦中勝率6割の15勝と圧倒的な結果を残している。
順位 ★DRIVER
1 XXIO Series
2 ROCKETBALLZ Series
3 INPRES X Series
4 PHYZ Series
5 GLOIRE
順位 ★FW & UT
1 XXIO Series
2 ROCKETBALLZ Series
3 XXIO Series(UT)
4 PHYZ Series
5 ONOFF ARMS Series
順位 ★IRON SET
1 XXIO Series
2 MP Series
3 INPRES X Series
4 ONOFF Series
5 PHYZ Series
順位 ★WEDGE
1 VOKEY Series(TVD/SM/FORGED含む)
2 RM-11
3 MP Series
4 Cleveland WEDGE Series
5 Callaway FORGED Wedge
順位 ★PUTTER
1 SCOTTY CAMERON Series
2 ODYSSEY WHITE ICE Series
3 ODYSSEY METAL-X Series
4 ODYSSEY PROTYPE Series
5 ODYSSEY BLACK Series
順位 ★BALL
1 PRO V1 Series
2 XXIO Series
3 SRIXON Series
4 X-01 Series
5 V10 Series