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    ハッシュタグ「ローグ」記事一覧

    <strong>やさしさで、飛距離で、EPICを超えなければ意味がない</strong>-。 「エピック」の大ヒットから1年、キャロウェイの新製品「ローグ」のキャッチフレーズだ。 ローグの特徴はフェース裏側に装着された「2本の柱」<strong>ジェイルブレイクテクノロジー</strong>の継承と進化で、やさしくボールを拾えてハイドローで飛ばせるところにあるという。 エピックからどう進化したのか? 今回は日本仕様の「ROGUE STARドライバー」と「GBB EPIC STARドライバー」を永井プロに打ち比べてもらった。   1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 ローグの見た目の印象は ローグとエピックは、構えた印象が違いますね。ヘッド体積(460㎤)と長さ(45.75インチ)は同じですが、ローグはエピックよりも明らかに投影面積が大きいですし、ライ角が少しフラットに感じます。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/epic-rogue.jpg" alt="左:エピック、右:ローグ" width="788" height="525" class="size-full wp-image-42703" /> 左:エピック、右:ローグ   <h2>ローグ試打インプレッション</h2> ローグを実際に打って最初に感じるのは、ヘッドとシャフトのバランスの良さ。ヘッドは直進的に真っすぐ動く挙動が強いのですが、シャフトはしなり戻りが強く左を向きやすい。ヘッドで方向性を出してシャフトでボールを捉まえる。このバランスがいいから振れば自然にハイドローになります。 あと、ボールがフェースに喰いついて弾くので初速が速いですね。想定ターゲットをイメージしてヘッドスピード(HS)40前後で打ちましたが、クラブの加速感が予想以上に強かったので、HSも上がりました。 こういった特徴を一言で表現すると、<strong>究極の吊るしクラブ</strong>といえるのではないでしょうか。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/rogue2.jpg" alt="ローグ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-42766" /> ショップで試打せず購入、朝イチのティーグランドでビニールを剥がして打っても簡単にナイスショットが出てしまう。打ち手が何もする必要がない、オートマチックなドライバーですね。 アベレージを中心に、こういったモデルを求める人はかなり幅広い。プロでもオートマチックにハイドローを打ちたい人はいるので、シャフトの硬度を選べば武器になりそうです。 唯一、ローグが合わない人は、自分でクラブを操作してインテンショナルなボールを打ちたい人で、そういう人にはエピックの方がいい。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/rogue-epic1.jpg" alt="ローグ・エピック試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-42761" /> 実際、エピックのヘッドはローグのヘッドよりもアップライトなライ角も含めてドローが打ちやすい。こういったヘッドにはしなり戻りが強いタイプよりも挙動が大人しいシャフトの方が合いますし、クラブの操作性も高まります。 また、弾道を細かくカスタマイズしたい時には、重心距離の可変ができるので、出球の方向を変えずに曲がり幅が調整できる。インテンショナルなボールを打ちたい人が好む機能性がかなり搭載されています。   <h2>ローグとエピックを打ち比べ</h2> 永井プロに製品対象者のHSに合わせてローグとエピックをそれぞれテストしてもらった。 <h3>ローグスタードライバー試打データ</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/rogue1.jpg" alt="ローグスタードライバー試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-42756" /> まずはローグの製品対象者であるHS40弱ほどでテストしてもらった。クラブの振り抜きが良いため、HSが想定以上に上がった。 エピックよりも<strong>ボール初速が出やすく高弾道になりやすい。</strong>やさしく飛ばせることがデータでも実証された。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/rogue_data.jpg" alt="ローグ試打データ" width="788" height="525" class="size-full wp-image-42691" /> 試打ドライバー:ローグスタードライバー(10.5度、FUBUKI 40 R)     <h3>エピックスタードライバー試打データ</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/epic1.jpg" alt="エピックスタードライバー試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-42757" /> 続いてエピックの製品対象者であるHS45前後に合わせてテストしてもらったデータ。 注目すべきはローグよりもミート率は低いものの、キャリーが出ている点。中・上級者が欲する打点を少し外しても強い弾道を打ちたいというニーズに応えるデータだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/epic_data.jpg" alt="エピック試打データ" width="788" height="525" class="size-full wp-image-42692" /> 試打ドライバー:GBB エピックスター(9.5度、スピーダー エボリューション for GBB EPIC S)   <h2>動画で解説</h2> <iframe src="https://www.youtube.com/embed/Rae0mT2UgYM?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>   以上、永井プロにローグとエピックの違いを解説してもらった。どちらを買おうか悩んでいる人は是非とも参考にしていただきたい。   お問い合わせは下記まで。 <dl> <dt>キャロウェイゴルフお客様ダイヤル</dt> <dd>TEL:0120-300-147</dd> <dd><a href="https://www.callawaygolf.jp" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.callawaygolf.jp</a></dd> </dl>  
    (公開)2018年03月19日
    昨年大ヒットを記録したエピックの発売から一年。キャロウェイゴルフの新作『ローグ』が2月23日にいよいよ発売されます。 今回は先月1月9日に都内で行われたローグ発表会の模様を写真で振り返りたいと思います。 <a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_37670">キャロウェイの新ドライバーROGUE(ローグ)はエピックの後継機種じゃない!</a> <a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_40718">キャロウェイ庄司副社長がローグとエピックの違いを語る</a>   入り口からローグ感満載 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue1-2.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41419" /> ローグのカラーは「青」ということで、入り口からローグカラーを前面に押し出した装飾で取材陣を向かい入れます。 ジェイルブレイクテクノロジーをイメージしているのでしょうか、大きな柱が目立ちますね。   <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue1-1.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41282" /> 会場の全体はこんな感じ。   <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue1-3.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41435" /> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue2-4.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41435" /> 会場脇にローグのフルラインナップが並べられています。   <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue5-2.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41446" /> ローグにはドライバーだけでなく、フェアウェイウッドとユーティリティにもジェイルブレイクテクノロジーが搭載されています。   <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue6-1.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41447" /> 会場後方には3つの試打ブース。    <h2>発表会がスタート</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue4-1.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41285" /> 司会はフリーアナウンアサーの皆藤慎太郎さん。   <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue3-1.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41284" /> キャロウェイゴルフ、アレックス・ボーズマン社長が冒頭に日本語であいさつ。   <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue7-1.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41452" /> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue8.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41453" />   <h2>深堀圭一郎、上田桃子、石川遼が登場</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue5-1.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41286" /> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue7.jpg" alt="キャロウェイ ローグ発表会" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-41288" /> キャロウェイスタッフプレイヤーの深堀圭一郎、上田桃子、石川遼がトークショーでローグの印象を語っていました。 石川遼いわく「ローグはエピック以上の衝撃」とのこと。 以上、ローグ発表会の模様をお伝えしました。発売は2月23日です。   ▼ゼクシオ10の発表会と見比べてみよう▼ <a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_37670">キャロウェイの新ドライバーROGUE(ローグ)はエピックの後継機種じゃない!</a> <a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_40718">キャロウェイ庄司副社長がローグとエピックの違いを語る</a>
    (公開)2018年02月22日
    フェース面裏側に「二本の柱」を搭載したジェイルブレイク構造の第2弾となる『ローグ』が2月23日、発売される。同社は2月2日からドライバーとFWを中心に試打クラブを店頭に供給。その1週間後にアイアンも順次支給するなど、前景気を煽っている。 昨春発売した『エピック』は、構造の斬新さや大量宣伝の効果もあって、久々の大ヒットを記録した。その勢いを絶やさず「より幅広いゴルファーに使ってもらえる機能を満載したのが『ローグ』です」と庄司明久副社長は話す。 とはいえ、基本構造は『エピック』と同様だけに、「斬新さ」や「驚き」という面で『ローグ』の起爆力は弱くなる。どのように訴求しようと考えているのか。同社は日夜会議を重ね、細部の詰めを急いでいる。 ローグとエピックの違いとは <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue3.jpg" alt="キャロウェイ ローグ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-40794" /> 「フェアウェイウッドとユーティリティにもジェイルブレイクテクノロジーが入ったのが一つ。もう一つはエピックよりもやさしくして、アベレージゴルファーにも使ってもらえるように設計したのがローグです」 <h2>ローグのターゲット層は</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue2.jpg" alt="キャロウェイ ローグ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-40796" /> 「おかげさまで『エピック』は、ドライバー市場のシェア2割強を獲得しました。でも、残り7割強のマーケットがある。多くのゴルファーがスライスに悩んでいるわけですが、『ローグ』はこの層に向けてスライスを解消し、飛距離を伸ばすコンセプト。願わくば『エピック』と同等以上の成果をあげたいですね」 庄司副社長の皮膚感では、日本のゴルファーの7割がスライスに悩んでいると見る。してみると『ローグ』は、「スライス撲滅ドライバー」といえるかもしれない。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/02/rogue4.jpg" alt="キャロウェイ ローグ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-40798" /> 20年ほど前に『Sヤード』というドライバーが一世を風靡した。スライス撲滅を合言葉に、強いフック角で直進性を高めたもの。時計の服部セイコー(当時)がゴルフ市場参入の名刺代わりに発売し、当初は「異形」が嫌われたが、口コミで効果が広がって、大ヒットを記録している。 往時に比べて、設計・製造技術が飛躍的に進歩した現在。『ローグ』は複雑な内部構造で、ゴルファーが違和感を覚えることなくスライス撲滅に寄与できるとか。そのあたりを、しつこく聞いた。なお、このインタビューの詳細は月刊ゴルフ用品界3月号で掲載予定。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/hV6Miex2eQU?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2018年02月13日
    キャロウェイゴルフが2月に発売する『ROGUE(ローグ)』について、庄司明久副社長が質問に答えた。 「『ローグ』は『エピック』の技術を継承していますが、後継モデルではありません」 2本の柱「ジェイルブレイク」を継承しながらも、幅広いゴルファーに対応できるよう様々な工夫を凝らしたという。 ドライバーヘッドで『スター』『スタンダード』『サブゼロ』の3機種に加え、フェアウェイウッドからアイアン、レディスも投入する総合展開。ドライバー以外にも進化した「ジェイルブレイク」を搭載したことが特筆される。 アイアンをテストした石川遼が、 <strong>「(7番で)25ヤードも余計に飛ぶ。ブレンダン・ジョーンズになった気分!」</strong> と驚けば、上田桃子も、 <strong>「なんか、進化してる。替えます、これに替えます!」</strong> と即決するなど、契約プロの評価は高かった。 『ローグ』のキャッチフレーズは「『エピック』を超えろ」――。しかし、新作が旧作を潰してしまうのは悩ましい話。このあたり、庄司副社長はどのように考えているのだろう。同氏に話を聞いてみた。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/8Kp5vw-_lj4?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2018年01月11日
    先頃、最年少で選手会長に選ばれた石川遼がしみじみと話した。 「『エピック』の発売から1年後、これを超えなきゃ意味がないというキャッチフレーズで発表された『ローグ』ですが、(商品開発は)本当に厳しい世界だと思います。試打の数字面だけではなく、選手にいいフィーリングを与えてくれる。素晴らしい製品になってますね」 開発の苦労に思いを馳せて、大人のコメントを披露した。 <img class="aligncenter size-full wp-image-37694" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue11.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> キャロウェイゴルフは1月9日、新製品発表会を都内の展示会場で開催した。登壇者は石川遼、上田桃子、深堀圭一郎の3選手で、冒頭のコメントはその時のもの。昨年末から噂にはなっていたが、この日、ついにヴェールを脱いだ。 新製品は2月23日から順次発売される『ROGUE(ローグ)』シリーズで、『ローグ』には反逆者、荒くれ者などの意味があるという。転じて「ワルかっこいい」とのニュアンスを込めて、市場に一石を投じる構え。ドライバーは『GBB EPIC(エピック)』の発売から1年後、アイアンは7ヶ月後という短サイクルだ。 米本社のチップ・ブリューワーCEOは、ビデオレターでこう話した。 「当社には長期債務がありません。利益を積極的に再投資できる体質であり、今回の新製品にも様々な機能を盛り込みました」 <img class="aligncenter size-full wp-image-37689" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue9.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> 『ローグ』の特徴はフェース面裏側に装着された「2本の柱」、ジェイルブレイクの継承と進化で、やさしくボールを拾えてハイドローで飛ばせるところにあるという。 ドライバーは日本仕様の『スター』と限定モデルの『スタンダード』及び『サブゼロ』の3機種、その他フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン(2機種)、レディスモデルの総合展開となる。 ローグはエピックと別物 <img class="aligncenter size-full wp-image-37683" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue3.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> 『ローグ』のキャッチフレーズは「『エピック』を超えろ」というものだけに、その後継機種と見られていたが、実際には別系統のモデルだという。同社がこれまで行ってきた商品サイクルを踏襲すれば、今年は『XR』の発売年になるはずだが、これを見送って『ローグ』の投入に踏み切った。 『エピック』は『GBB』(グレートビッグバーサ)の系統だが、『ローグ』はその系統に属さない単独ブランドの位置づけとなる。つまり、今後『XR』は隔年発売のサイクルから外れ、限定モデルとしてスポット的に発売されることも考えられる。『エピック』と『ローグ』を二枚看板とし、『XR』は市況に合わせて臨機応変に登場するピンチヒッター。そんな役割を担う可能性もある。庄司明久副社長の説明を聞こう。 「『XR』の位置づけはコメントを控えますが、『ローグ』は『エピック』の後継モデルではなく、独立した新製品であることを強調したいですね。ジェイルブレイクを継承していること、あるいは『エピックを超えろ』と訴求していることから、『エピック』の後継機種と思われるかもしれませんが、まったく違います。 『エピック』は中上級者向けに一番飛ぶクラブを目指して発売し、想像以上に売れましたが、スペック的にカバーできないアベレージ層もいたわけです。そこで、さらに幅広いゴルファーに対応すべく『ローグ』の立ち上げとなったのです」 同氏が殊更に「別系統」を強調するにはワケがある。それは、二枚看板の隔年発売を鮮明に打ち出したいからだ。 かつて、多くのメーカーが複数のブランドを展開していたが、現在は「2ブランド政策」に切り替えている。代表的なのが『ゼクシオ』と『スリクソン』を交互に発売する住友ゴム工業(ダンロップスポーツ)で、『ツアーワールド』と『ビジール』の本間ゴルフも同様だ。 ひとつの機種を毎年モデルチェンジすると「新味」が出ない。そこで、商品サイクルを2年間に設定するわけだが、2年目は売上が大幅に落ちる。これをカバーするために別のブランドを立ち上げて、双方の隔年発売で収益の安定化を図る試み。その先鞭をつけたのが高価格帯のアベレージモデル『ゼクシオ』と、松山英樹を起用するアスリートモデルの『スリクソン』で、2年目の落ち込みを克服。以後、業界では「2ブランド政策」が定着している。 今回の『ローグ』も同様で、『エピック』との隔年発売で経営の安定化を図る狙いがある。庄司副社長が「まったく別」と強調するのはそのためだ。 同社にとって最大の懸念は、『ローグ』が『エピック』の後継モデルと思われることだろう。そのような印象を与えると、両者が自社競合を起こしかねず、「2ブランド政策」が揺らぐ可能性もあるからだ。 「両モデルはまったく違います。たしかに『ローグ』はジェイルブレイクを踏襲していますが、開発面でも様々な進化を実現しており、幅広い層に対応できる商品に仕上がりました」(庄司副社長) &nbsp; <img class="aligncenter size-full wp-image-37690" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue10.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> <h2>ローグの印象</h2> 実際にはどうなのか。ティーチングプロでフィッターの関雅史氏に試打の印象を聞いてみた。 「『ローグ』は『エピック』のマイナーチェンジか?  いえ、まったく別のクラブといえますね。特に『ローグ』のドライバーは低スピンの高弾道で、球が前に伸びていく力強さがあります。 特に違うのは打音ですよ。『ローグ』は『エピック』よりも低いしっかりした音になっており、想像ですが、カーボンクラウンの接着法やソールデザインの工夫によって『エピック』とは異なる音を実現したのではないか。ですから、『エピック』とはまったくの別モデルとして成立すると思いますね」 <h2>記者も試打でハイドローを実感</h2> そこで筆者も『ローグ』のドライバー、FW、UT、アイアンの順に試打してみた。まず、ドライバーだが、『GBB EPIC』と比べると、キャロウェイの説明にあった通り、クラウンがトウ&amp;ヒール方向に長く、後方にも広がったワイドボディ感がある。それと『GBB EPIC』よりも明らかにシャローフェースになっているので、構えた時にフェースが見えてボールが上がりそうな印象もある。 実際に打ってみると、ボールのつかまりがいい。特に、ヒール側に約2gのソールウェイトを装着したドローバイアス設計の『ローグ スター』だと、ダウンスイングでフェースローテーションが強いから、自分でボールをつかまえにいかなくても自然とボールがつかまる。一般的に慣性モーメントが大きいヘッドだとフェースが一度開くと戻すのが難しく、そのまま右にすっぽ抜けることが多いが、『ローグ スター』はフェースが戻ってくるのでプッシュアウトが出にくい。最適重量配分設計がこの辺りに出ているのか。いずれにしろ、フェースの開き癖があるスライサーは一度試すべきかもしれない。 あと、今回はFWとUTにも「2本の柱」を搭載したが、とにかく弾きがいい。特に、UTは想像以上のハイドロ―が出た。一般的にUTは、ボールがつかまり過ぎるとド引っ掛けで大きなミスにつながりやすいクラブだが、『ローグ』のUTはフェースが被り過ぎないので打ち出しが高く、ラインも左へずれ難い。スライサーにもいいと思うが、フェースが被って左へ低く巻き込んでしまうようなミスが出やすい人にもいいかもしれない。 そして、最後にアイアンだが、とにかく見た目からして「飛び系」だ。7番でロフト27度のストロングロフト。さすがに、やさしさと安心感を求めるゴルファー向けなのでマッスルやセミキャビティを好むユーザーは対象外になるだろうが、とにかく飛ぶ。7番で190ヤードが出た。ただ、一般的にフェース薄めでちょっと硬さが手に残る「飛び系」に比べると、フィーリングがソフト。フェースの裏にウレタンを入れていることが手応えのある打感につながっているとのこと。腕前に関係なく、「アイアンは打感が一番」とフィーリングを追求するゴルファーには、一度打ってほしいモデルだ。 <h2>キャロウェイ開発担当者に聞く</h2> では、具体的にどのような工夫が凝らされているのか。このあたりの詳細を同社開発担当の寺門広樹シニアマネージャーに聞いてみた。以下、一問一答で要約しよう。 <strong>『ローグ』で採用した「ジェイルブレイク」は『エピック』の進化版ということだが、その内容を具体的に。</strong> 「大きな特徴は『2本の柱』の形状です。『ローグ』の柱は中央部を削った砂時計型で、これにより柱部分の重さを25%軽減できました。軽量化を目指したのは、『ローグ』は『エピック』よりもやさしいデザインを目指したためで、シャローフェースで投影面積を大きく見せることが必要だった。これによってアドレス時に安心感が得られるでしょう。 それと、『エピック』はクラウンとソールがカーボンですが、『ローグ』はカーボンクラウンにチタンソールの組み合わせです。チタンのほうがカーボンよりも重いので、その分、他の部分での軽量化が必要でした」 <strong>進化したジェイルブレイクは何g軽量化しているのか。</strong> 「1本の柱について0.75g軽くしたので、2本で1.5gです。これに加えて、フェースの中央部と周辺部の厚みを変えることで、フェース部分での軽量化も図っています。 その結果、余剰重量をヘッド全体に再配分できたので、『エピック』よりもトウ・ヒール方向、そして後方部のワイドボディ化(体積は460㎝³=エピックと同じ)も遂げています。見た目にもやさしく、ボールがつかまって上がりやすいデザインを実現しました」 <img class="aligncenter size-full wp-image-37687" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue7.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> <h2>石川遼「ローグはエピック以上の衝撃」</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-37684" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue4.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ) 石川遼コメント" width="788" height="525" /> 投影面積の拡大、そしてフェースアングルをややフックにするなどでボールが楽につかまるのが『ローグ』の持ち味だという。ドライバーをテストした石川遼は、 「『エピック』のボール初速が75.7m/sだったのに対して、『ローグ』は76.0m/s。ボール初速は若干のアップでしたが、フィーリングがソフトということも含めて、数字以上の完成度の高さを感じます。 見た目、打ったフィーリングともに高いドローが打てる工夫もしているので、スライスで悩む人やボールが上がらない人には是非おススメしたいですね」 <h2>ローグのドライバーヘッドは3機種</h2> 『ローグ』のドライバーヘッドは、ボールがつかまる順に3タイプある。『スター』(ヒールウェイト2g装着)、『スタンダード』(後方ウェイト5g装着)、そして『サブゼロ』(前方2g、後方10gウェイト装着)がそれ。 装着シャフトも40g台の『FUBUKI』、50g台の『スピーダー エボリューション』、60g台の『ディアマナ』を改良したオリジナルデザインに仕上げるなど、『エピック』のスペックでは難しかったゴルファーがやさしく飛ばせる選択肢も増やしている。 なお、ドライバーの価格は『FUBUKI』装着モデルが7万5000円、『スピーダー エボリューション』装着が9万2000円など、『エピック』と同価格を継承。 さらに、『ローグ』のFW、UTにはドライバー同様、ジェイルブレイクを搭載するなど、昨年ヒットの原動力となったボール初速のアップによる飛距離追求モデルとして推奨する。 <img class="aligncenter size-full wp-image-37686" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue6.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> <img class="size-full wp-image-37688" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/rogue8.jpg" alt="キャロウェイ ROGUE(ローグ)" width="788" height="525" /> フェアウェイウッドとユーティリティにもジェイルブレイクテクノロジーが搭載される 果たして、『エピック』以上のヒットを飛ばせるか。前出の庄司副社長は、 「『エピック』は欧米、韓国でトップ、日本でも金額ベースでトップになり、ドライバーのシェア2割を超えましたが、それで満足していません。残り7割の市場がありますから、謙虚かつ貪欲に攻めていきたいと思います」 ライバル商品は特に見当たらないという庄司副社長。アベレージからプロ・上級者まで、『ローグ』と『エピック』の二枚看板で市場を席巻する目論みだ。 <h2>発売は2月23日</h2> なお、発売日は『ローグ スタードライバー』と『ローグ セブゼロドライバー』が2月23日、『ローグ ドライバー』は4月発売予定となっている。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/H31JnLyK8pw?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <a href="https://www.gew.co.jp/news/maker-news/g_40848">写真で振り返る新製品発表会 キャロウェイ「ローグ」</a>
    (公開)2018年01月09日

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