シーモアパターはこのほど、完全ゼロトルクを実現したという『Private Reserve SBx』と『Private Reserve SKx』を発売した。
この「ゼロトルク」という言葉が意味するのは、ストローク中にフェースが自然にスクエアに戻ることを狙ったバランス設計であり、特にパッティングの安定性に直結する要素。SeeMoreは、従来から〝ターゲットラインに対してスクエアにスタートし、ヒッティングゾーンでスクエアに戻る〟という設計哲学を持っており、それがまさにこの新モデルで〝ゼロトルク〟という次元へと昇華されているという。
特許技術「ライフルスコープ・テクノロジー・アライメント・システム(RST)」を搭載し、アドレス時からクラブヘッドの向きをターゲットに正しくセットすることで、ストローク開始からフェースが理想の位置にある状態をサポート。これにより、スイング軌道のブレやフェースのねじれによるミスを大きく抑えることが期待される。
『SBx』、『SKx』の違いとして、まず形状によるアプローチの違いがある。『SKx』は丸みを帯びたモダンなデザインで、ナチュラルなアークを描くストロークを好むゴルファーに向けており、スポーツカーのような雰囲気も漂わせるアグレッシブなデザイン。一方、『SBx』は長方形で角張ったフォルムを持ち、「まっすぐ引いてまっすぐ出す」イメージのストロークに適したモデルで、洗練された印象を与えるスタイルだ。
その設計には、削り出しのアルミニウムボディと削り出しステンレススチールフェースの一体型デザインを採用。これがゼロトルク設計における「フェース遷移」という重要な要素を具現化しており、打感・操作性・バランス感のトータル向上に貢献している。
新モデルは、100%米国製のミルド加工が施され、カリフォルニア州およびテネシー州にあるSeeMoreの工場で製造されている点も注目に値する。質実剛健な仕上がりが期待できるうえ、見た目の高級感だけでなく、精度・耐久性も高水準で担保されているという。
また、仕上げや視覚的なパターンも複数展開されており、さらにカスタムショップを通じてユーザーの好みに応じたビジュアルオプションも提供されるということで、まさに〝選ぶ楽しみ〟も備えた一品だ。
価格は、どちらの標準価格も7万2600円から。
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