共栄ゴルフプロダクツは4月中旬、ウエッジのバックソールに9カ所のウエイトを装着して打ち出し角を操作する『Z1 WEDGE』(ヘッド単価2万2000円)を発売した。重量調整のウエイトはステンレス製が0・7g、アルミ製が0・2gで、これらの組み合わせで重心移動が可能なウエッジだ。
ウエッジ本体はヌケを重視したソール形状に、フェースの開閉時に違和感のないデザインを採用。リーディングエッジに丸みを帯びさせることで、フェースを開いた時でも極度に開いて見えないよう工夫されている。また、フェース上部は厚みがあり、重心が高いことからフルショットでのインパクトでもロフトが変わりづらく、スクエアが長く保たれることからスピンの掛かりやすい設計が施されている。この重心高も、先のウエイトで調整できることから工房の商材として重宝されそうだ。
ロフトラインアップは52度、58度の2種類。仕上げは、ダブルニッケル+クロムメッキサテン仕上げと黒染めタイプが用意されている。昨今、工房商材としてウエッジのバリエーションが増加中。各メーカーとも差別化に必死だが、バックフェースで重量配分操作というのも大きな特徴といえるだろう。
問い合わせは共栄ゴルフプロダクツ、03―6452-5825。